JP2018042068A - 受信機および無線通信装置 - Google Patents

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隼也 松野
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Hidenori Okuni
英徳 大國
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Masanori Furuta
雅則 古田
板倉 哲朗
Tetsuro Itakura
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    • H04L7/0016Arrangements for synchronising receiver with transmitter correction of synchronization errors

Abstract


【課題】簡易な構成で受信信号の検出精度を向上する。
【解決手段】受信機は、無線信号を受信する受信部と、受信部の出力信号から、一部の期間が重複するように時間をずらした複数の設定区間のそれぞれにて、受信信号を検出する信号検出部と、信号検出部で検出された受信信号に基づいて復調処理を行う復調部と、を備える。信号検出部は、受信部の出力信号を複数の設定区間においてそれぞれ平滑化する平滑化部と、平滑化された信号のレベルを閾値と比較した信号を出力する比較部と、比較部で平滑化された信号と閾値とを比較するたびに、平滑部で平滑化した信号を初期化する初期化部と、を有する。復調部は、比較部にて閾値以上と判定された、平滑化された信号に基づいて復調処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、受信機および無線通信装置に関する。
無線信号の有無を検出する手法として、包絡線検波が最も一般的である。包絡線検波の一般的な実装方法は、入力信号をまず2乗するか、又は絶対値を取り、ローパスフィルタを通すものである。ローパスフィルタの時定数が十分に大きければ、入力信号の高周波成分の大半を除去でき、平滑化された出力信号を得ることができる。よって、平滑化された信号と任意の基準信号との大小を比較することで、信号の有無を判定できる。
しかしながら、入力信号の振幅が大きく変動する場合、時定数が十分に大きなローパスフィルタで包絡線検波を行うと、ローパスフィルタの出力信号レベルが小さくなり、受信信号の検出精度が低下してしまう。
特開2016−39503号公報
本発明の実施形態は、簡易な構成で受信信号の検出精度を向上可能な受信機および無線通信装置を提供するものである。
本実施形態によれば、無線信号を受信する受信部と、
前記受信部の出力信号から、一部の期間が重複するように時間をずらした複数の設定区間のそれぞれにて、受信信号を検出する信号検出部と、
前記信号検出部で検出された受信信号に基づいて復調処理を行う復調部と、を備え、
前記信号検出部は、
前記複数の設定区間における前記受信部の出力信号をそれぞれ平滑化する平滑化部と、
前記平滑化された信号のレベルを閾値と比較した信号を出力する比較部と、
前記比較部で前記平滑化された信号と前記閾値とを比較するたびに、前記平滑部で平滑化した信号を初期化する初期化部と、を有し、
前記復調部は、前記比較部にて前記閾値以上と判定された、前記平滑化された信号に基づいて復調処理を行う、受信機が提供される。
第1の実施形態による受信機の概略構成を示すブロック図。 受信される無線信号の信号レベルが散発的に変化する例を示す波形図。 2乗出力信号を示す波形図。 2乗出力信号を平滑化した波形図。 2乗出力信号の1周期内の一部の区間で平滑化処理を行う例を示す波形図。 2つの信号検出サブ処理にて平滑化処理を行った波形図。 3つの信号検出サブ処理にて平滑化処理を行った波形図。 図1の受信機が行う信号検出処理の処理手順を示すフローチャート。 図8の第1サブ処理と第2サブ処理の詳細な処理手順を示すフローチャート。 第2の実施形態による受信機の概略構成を示すブロック図。 第2の実施形態による受信機が行う信号検出処理の処理手順を示すフローチャート。 第3の実施形態による受信機の概略構成を示すブロック図。 図12の受信機の処理動作を示すフローチャート。 第4の実施形態による受信機の概略構成を示すブロック図。 第4の実施形態による受信機が行う信号検出処理の処理手順を示すフローチャート。 図15のステップS33の第2信号検出部による信号検出処理の処理手順を示すフローチャート。 第5の実施形態による受信機の概略構成を示すブロック図。 第5の実施形態による受信機が行う処理手順を示すフローチャート。 第6の実施形態による受信機の概略構成を示すブロック図。 第6の実施形態による受信機が行う処理手順を示すフローチャート。 第7の実施形態による受信機の概略構成を示すブロック図。 第8の実施形態による受信機の概略構成を示すブロック図。 第9の実施形態による受信機の概略構成を示すブロック図。 第9の実施形態による受信機が行う処理手順を示すフローチャート。 第10の実施形態による無線通信装置の概略構成を示すブロック図。 ホスト装置であるPCと周辺機器であるマウスとの間で無線通信を行う例を示す図。 ウェアラブル端末とホスト装置との間で無線通信を行う例を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態による受信機1の概略構成を示すブロック図である。図1の受信機1は、受信部2と、信号検出部3と、復調部4とを備えている。
受信部2は、無線信号を受信する。無線信号の周波数帯域や変調方式は特に問わない。受信部2は、局部発振器5と、ミキサ6と、ローパスフィルタ(LPF)7とを有する。ミキサ6は、無線信号と局部発振信号をミキシングして、ベースバンド信号を生成する。ローパスフィルタ7は、ベースバンド信号に含まれる不要周波数成分を除去する。
信号検出部3は、受信部2の出力信号から、一部の期間が重複するように時間をずらした複数の設定区間のそれぞれにて、受信信号を検出する。期間の設定方法については、後述する。信号検出部3の詳細構成は後述する。復調部4は、信号検出部3で検出された受信信号に基づいて復調処理を行う。
信号検出部3は、平滑化部8と、比較部9と、初期化部10とを有する。平滑化部8は、複数の設定区間における受信部2の出力信号をそれぞれ平滑化する。なお、設定区間の数に特に制限はない。比較部9は、平滑化された信号のレベルを閾値と比較した信号を出力する。より詳細には、比較部9は、閾値以上の平滑化された信号を出力する。例えば、閾値以上の平滑化された信号が複数個ある場合には、そのうちの最大の信号を比較部9は出力する。初期化部10は、比較部9で平滑化された信号と閾値とを比較するたびに、平滑部で平滑化した信号を初期化する。復調部4は、比較部9から出力された信号に基づいて復調処理を行う。より具体的には、復調部4は、比較部9にて閾値以上であると判定された平滑化信号を用いて復調処理を行う。
図2〜図7は信号検出部3が設定する複数の設定区間を説明する図である。図2は受信される無線信号の信号レベルが散発的に変化する例を示している。この無線信号の2乗出力信号は、図3に示すように、信号レベルの変化を絶対値で表した信号になる。この2乗出力信号をローパスフィルタ7に通して平滑化すると、図4の実線曲線に示すように、信号レベルが小さくなり、受信信号の検知精度が低下してしまう。
そこで、図5は2乗出力信号の1周期内の一部の区間で平滑化処理を行う例を示している。例えば、区間Aは2乗出力信号の信号レベルがゼロ以上であるため、平滑化信号レベルは大きくなる。ところが、区間Bは2乗出力信号の信号レベルがゼロであるため、平滑化信号レベルはゼロになる。また、区間AとBを合わせた区間Cは、区間Aの平滑化信号レベルの約半分になる。
このように、図5の例の場合、区間Aで平滑化処理を行えば、最も受信信号レベルが大きくなることがわかる。しかしながら、実際には、受信される無線信号の振幅が大きくなる時刻は不明である。そこで、本実施形態では、平滑化処理を行う設定区間を、一部を重複させながらずらして、各設定区間ごとに平滑化処理を行って、受信信号レベルが閾値以上になる設定区間を検索する。本実施形態では、設定区間を指定して平滑化処理を行うことを信号検出サブ処理と呼ぶ。
図6は2つの信号検出サブ処理(以下、第1サブ処理と第2サブ処理)にて平滑化処理を行う例を示す図である。第1サブ処理では、時刻t0から区間Dごとに平滑化処理を行う。第2サブ処理では、時刻t0から所定時間が経過した時刻t1から区間Aごとに平滑化処理を行う。図4では、時刻t0からt1までの所定時間を無線信号の周期の1/4に設定した例を示している。
第1サブ処理における区間Dは、2乗出力信号の信号レベルが0以上になる期間とずれているため、平滑化信号の信号レベルはそれほど大きくならない。一方、第2サブ処理における区間Aは、2乗出力信号の信号レベルが0以上になる期間と合致しており、平滑化信号の信号レベルは最大となる。このように、平滑化処理を行う設定区間を一部重複させながらずらすことで、受信信号レベルができるだけ大きくなるような設定区間を比較的容易に検出できる。
図7は3つの信号検出サブ処理(以下、第1〜第3サブ処理)にて平滑化処理を行う例を示す図である。第1サブ処理では、時刻t0から区間Eごとに平滑化処理を行う。第2サブ処理では、時刻t0から第1時間ずらした時刻t1から区間Eごとに平滑化処理を行う。第3サブ処理では、時刻t1から第2時間ずらした時刻t2から区間Eごとに平滑化処理を行う。区間Eの長さは、無線信号の1/2周期よりも短くしている。第1〜第3サブ処理における各区間は一部が重複している。図7の場合、第3サブ処理における区間Eで検出される受信信号レベルが最大となる。このように、サブ処理の数を増すほど、受信信号レベルが最大になる区間を選定しやすくなる。サブ処理の数が少ない場合には、各サブ処理において区間をずらす量を最適化するのに無線信号の複数周期が必要となり、迅速な受信処理が困難になる。
このように、本実施形態による信号検出部3は、それぞれ一部ずつ重複させながらずらした複数の設定区間を用意して、各設定区間ごとに受信信号を平滑化し、複数の設定区間の中で閾値以上の受信信号レベルの信号を検出する。
図8は図1の受信機1が行う信号検出処理の処理手順を示すフローチャートである。図3のフローチャートは、第1サブ処理と第2サブ処理を有する例を示している。まず、時刻t0で第1サブ処理を開始する(ステップS1)。その後、時刻t1になるまで待機し(ステップS2)、第2サブ処理を開始する(ステップS3)。第1サブ処理と第2サブ処理を行った結果、受信信号レベルが閾値を超える信号が最終的に出力される。この信号は、後述するように、復調部4に入力されて、復調処理が行われる。
図8のステップS1における第1サブ処理とステップS3の第2サブ処理の具体的な所定手順は同じである。図9は図8の第1サブ処理と第2サブ処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。まず、初期化部10にて、平滑化部8の出力信号を初期化する(ステップS11)。次に、平滑化部8にて、第1サブ処理または第2サブ処理における設定区間内で受信信号の平滑化処理を行って、平滑化信号を生成する(ステップS12)。次に、比較部9にて、平滑化信号が閾値以上か否かを判定する(ステップS13)。閾値以上と判定された場合は、信号を検出したと判断して図9の処理を終了する。閾値未満と判定された場合は、信号を検出しなかったと判断してステップS11に戻る。
このように、第1の実施形態では、どのタイミングで受信信号が検出されるかわからないため、一部の期間が重複するように時間をずらした複数の設定区間を用意して、各設定区間内で受信信号を平滑化して、閾値と比較するようにしたため、平滑化後の受信信号レベルをできるだけ大きくすることができる。よって、雑音耐性が向上し、受信信号の検出精度がよくなる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、無線信号に含まれる雑音信号に応じて、閾値を調整するものである。
図10は第2の実施形態による受信機1の概略構成を示すブロック図である。図10は、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では、相違点を中心に説明する。図10の受信機1は、信号検出部3の内部に、雑音検出部11と閾値設定部12を有する。この他は、図1の受信機1と共通する。
雑音検出部11は、雑音信号を検出する。閾値設定部12は、雑音信号に基づいて閾値を設定する。
受信部2は、アナログ回路で構成されており、受信部2では、増幅処理やフィルタリング処理が行われる。アナログ回路は、熱雑音を有するため、受信部2の出力信号には、アナログ回路による雑音信号が重畳される。受信された無線信号が微小な場合、雑音との区別が困難で、雑音によって信号検出部3が誤動作をするおそれがある。そこで、本実施形態では、無線信号が入力される前に、受信部2で発生する雑音信号を雑音検出部11で検出する。雑音信号の検出は、計算処理によって求めることができる。より具体的には、雑音検出部11は、雑音信号の平均値と標準偏差を計算する。なお、雑音信号の平均値が既知であったり、計算しなくても推定できる場合は、計算せずにその値を取得してもよい。閾値設定部12は、得られた標準偏差に任意の係数を乗じて平均値を加算して、閾値を生成する。この閾値は、雑音信号が重畳することを念頭に置いた値であり、比較部9で平滑化された信号が閾値以上であれば、雑音よりも信号レベルが大きい信号が検出されたことを示しており、実質的に雑音の影響を回避して、受信信号レベルの大小を判断できる。
図11は第2の実施形態による受信機1が行う信号検出処理の処理手順を示すフローチャートである。まず、雑音検出部11にて雑音信号を検出する(ステップS4)。次に、閾値設定部12にて、検出した雑音信号に基づいて閾値を設定する(ステップS5)。その後は、図8のステップS1〜S3と同様の処理を行って、信号を検出する。
このように、第2の実施形態では、比較部9にて、平滑化された信号と比較される閾値を、雑音に応じた値とするため、雑音の影響を受けずに、信号検出を行うことができる。
(第3の実施形態)
図12は第3の実施形態による受信機1の概略構成を示すブロック図である。図12の受信機1は、I信号の受信処理を行う第1受信部2aと、Q信号の受信処理を行う第2受信部2bと、信号検出部3と、復調部4とを備えている。
第1受信部2aは、局部発振器5と、第1ミキサ6aと、第1フィルタ7aとを有する。局部発振器5は、I信号を受信するための第1局部発振信号を生成する。第1ミキサ6aは、無線信号と第1局部発振信号とをミキシングして、第1ベースバンド信号を生成する。第1フィルタ7aは、第1ベースバンド信号に含まれる不要周波数成分を除去する。
第2受信部2bは、移相器13と、第2ミキサ6bと、第2フィルタ7bとを有する。移相器13は、第1局部発振信号の位相を90°シフトさせた第2局部発振信号を生成する。第2ミキサ6bは、無線信号と第2局部発振信号とをミキシングして、第2ベースバンド信号を生成する。第2フィルタ7bは、第2ベースバンド信号に含まれる不要周波数成分を除去する。第1受信部2aと第2受信部2bは、それぞれアナログ信号にて受信処理を行う。
図13は図12の受信機1の処理動作を示すフローチャートである。まず、第1受信部2aにて無線信号を受信し、第1信号検出部3aにて信号検出処理を行う(ステップS21)。ステップS21の信号検出処理は、図8および図9と同様の処理手順で行われる。
ステップS21で信号が検出されると、第2受信部2bの受信処理を開始する(ステップS22)。次に、第1受信部2aと第2受信部2bの少なくとも一方で受信された信号の復調処理を行う(ステップS23)。
このように、第3の実施形態では、第1受信部2aにて信号が検出されるまでは、第2受信部2bの受信処理を開始させないため、第2受信部2bでの消費電力を削減できる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、第1受信部2aと第2受信部2bを利用して、雑音による信号の誤検出を防止するものである。
図14は第4の実施形態による受信機1の概略構成を示すブロック図である。図14の受信機1は信号検出部3の内部構成が図12の受信機1とは異なっている。図14の受信機1内の信号検出部3は、第1受信部2aの出力信号から受信信号を検出する第1信号検出部3aと、第2受信部2bの出力信号から受信信号を検出する第2信号検出部3bとを有する。第1信号検出部3aと第2信号検出部3bのそれぞれは、図1と同様の平滑化部8、比較部9および初期化部10を有する。
第4の実施形態による受信機1の概略構成は図12と同様であるため、説明を省略する。第3の実施形態では、信号検出部3にて信号が検出されると、第2受信部2bの受信処理を開始していたが、雑音が多い環境下では、第1信号検出部3aが雑音を誤って信号検出する場合がありうる。そこで、第4の実施形態では、第1信号検出部3aにて信号が検出されると、その後に第2信号検出部3bでも信号が検出された場合に限り、復調処理を行う。
図15は第4の実施形態による受信機1が行う信号検出処理の処理手順を示すフローチャートである。まず、第1受信部2aと第1信号検出部3aを用いて信号検出処理を行う(ステップS31)。ステップS31の信号検出処理は、図8および図9と同様の処理手順で行われる。
ステップS31で信号が検出されると、第2受信部2bの受信処理を開始し(ステップS32)、第2信号検出部3bにて信号検出処理を行う(ステップS33)。ステップS33の処理は、図8および図9と同様の処理手順で行われる。
また、ステップS33の処理に並行して、ステップS31で検出された信号の復調処理を復調部4にて行う(ステップS34)。
次に、第2信号検出部3bにて信号が検出されたか否かを判定し(ステップS35)、信号が検出されると、復調部4による復調処理を継続して行う(ステップS36)。信号が検出されなければ、第2受信部2bによる受信処理を中止し(ステップS37)、復調部4による復調処理も中止して、再度、第1信号検出部3aによる信号検出処理をやり直すべく、ステップS1に戻る。
図16は図15のステップS33の第2信号検出部3bによる信号検出処理の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、一部期間を重複させて設定区間をずらした第1サブ処理と第2処理を行うものである。まず、第1サブ処理では、第2信号検出部3b内の平滑化部8の出力信号を初期化し(ステップS41)、その後に第1サブ処理の設定区間内で平滑化処理を行う(ステップS42)。そして、平滑化信号が閾値以上か否かを判定し(ステップS43)、閾値未満であればステップS41〜S43の処理を繰り返し、閾値以上であれば、図16の処理を終了する。
一方、第2サブ処理では、第1サブ処理を開始してから所定時間が経過した後(ステップS44)、第2信号検出部3b内の平滑化部8の出力信号を初期化し(ステップS45)、その後に第2サブ処理の設定区間内で平滑化処理を行う(ステップS46)。そして、平滑化信号が閾値以上か否かを判定し(ステップS47)、閾値未満であればステップS45〜S47の処理を繰り返し、閾値以上であれば、図16の処理を終了する。
このように、第4の実施形態では、第1信号検出部3aで信号が検出されると、その後に第2信号検出部3bでも信号が検出された場合に限り、復調処理を継続する。よって、雑音を受信信号と勘違いして信号検出を行った場合に、復調処理を継続しなくなり、無駄な消費電力を削減できる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、送受信信号の同期を図るものである。
図17は第5の実施形態による受信機1の概略構成を示すブロック図である。図17の受信機1は、図12の受信機1に同期部14を追加したものである。同期部14は、送信機と受信機1との間で無線通信を行う際に、双方の基準クロックを同期させる処理(以下、同期処理)を行う。
図18は第5の実施形態による受信機1が行う処理手順を示すフローチャートである。まず、第1受信部2aと第1信号検出部3aを用いて信号検出処理を行う(ステップS51)。ステップS51の処理は、図8および図9と同様の処理手順で行われる。次に、第2受信部2bと同期部14の動作を開始する(ステップS52)。次に、同期部14にて、第1信号検出部3aで検出された信号の同期処理を行う(ステップS53)。同期処理は、第1受信部2aと第2受信部2bの双方を用いて行われる。
同期処理が終了すると、第2受信部2bと同期部14の動作を停止させて(ステップS54)、第1信号検出部3aで検出された信号の復調処理を復調部4にて行う(ステップS55)。
このように、第5の実施形態では、受信機1の受信タイミングを送信機の送信タイミングに同期させる同期部14を備えているが、第1信号検出部3aで信号が検出された場合に、同期処理を行う期間内だけ、第2受信部2bと同期部14を動作させるため、第2受信部2bと同期部14で消費する電力を最小限に抑えることができる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態は、雑音による信号の誤検出かどうかを確認して、同期処理を継続するか否かを判断するものである。
図19は第6の実施形態による受信機1の概略構成を示すブロック図である。図19の受信機1は、図14の受信機1に同期部14を追加したものである。
第6の実施形態では、第1信号検出部3aが信号を検出すると、第5の実施形態と同様に第2受信部2bと同期部14の動作を開始させるが、第1信号検出部3aが雑音を受信信号と誤って検出する場合もありうるため、第2信号検出部3bでも信号検出処理を行う。そして、第2信号検出部3bで信号が検出された場合のみ、同期処理を継続するようにする。
図20は第6の実施形態による受信機1が行う処理手順を示すフローチャートである。まず、第1受信部2aと第1信号検出部3aを用いて信号検出処理を行う(ステップS61)。信号が検出されると、第2受信部2bと同期部14を起動させて(ステップS62)、第2信号検出部3bにて信号検出処理を行うとともに(ステップS63)、同期部14による同期処理を行う(ステップS64)。
その後、第2信号検出部3bにて信号が検出されたか否かを判定し(ステップS65)、信号が検出された場合は、同期部14による同期処理を継続して行い(ステップS66)、同期処理が終了すると、第2受信部2bと同期部14の動作を停止させる(ステップS67)。その後、復調部4による復調処理を行う(ステップS68)。
一方、ステップS65で、第2信号検出部3bにて信号が検出されなかったと判定されると、第2受信部2bと同期部14の動作を停止させて(ステップS69)、ステップS61に戻る。
このように、第6の実施形態では、第1信号検出部3aにて信号が検出されると、第2受信部2bと同期部14を動作させるとともに、第2信号検出部3bによる信号検出処理を行い、その後に第2信号検出部3bが信号を検出した場合に限り、同期部14による同期処理を継続して、復調部4による復調処理を行う。よって、例えば、雑音によって第1信号検出部3aが信号を誤検出した場合のように、第2信号検出部3bが信号を検出しなかった場合は、第2受信部2b、同期部14および復調部4の動作を停止させるため、消費電力の削減が図れる。
(第7の実施形態)
図21は第7の実施形態による受信機1の概略構成を示すブロック図である。図21の受信機1は、図12の受信機1に第1A/D変換器15と第2A/D変換器16を追加したものである。第1A/D変換器15は、第1受信部2aの出力信号をデジタル信号に変換する。第2A/D変換器16は、第2受信部2bの出力信号をデジタル信号に変換する。信号検出部3は、第1A/D変換器15の出力信号に基づいて信号検出処理を行う。また、復調部4は、第1A/D変換器15と第2A/D変換器16のいずれか一方から出力されたデジタル信号に基づいて復調処理を行う。
このように、第7の実施形態は、デジタル信号を用いて信号検出処理と復調処理を行うため、信号検出処理と復調処理の精度を向上できる。
(第8の実施形態)
図22は第8の実施形態による受信機1の概略構成を示すブロック図である。図22の受信機1は、図21の受信機1と類似の構成を有するが、図22の受信機1内の第1受信部2aと第1A/D変換器15は、処理精度を可変できるようになっている。信号検出部3で信号が検出される前は、第1受信部2a内の第1フィルタ7aのフィルタリング性能を低下させたり、第1A/D変換器15のA/D変換精度を低下させることで、消費電力の削減を図る。信号検出部3で信号が検出されると、第2受信部2bを動作させるとともに、第1受信部2aと第1A/D変換器15の処理精度を向上させて、高精度で復調処理を行う。これにより、復調精度を低下させることなく、消費電力を削減することができる。
(第9の実施形態)
図23は第9の実施形態による受信機1の概略構成を示すブロック図である。図23の受信機1は、図22の受信機1の構成に加えて、第3受信部2cと第3A/D変換部17とを備えている。第3受信部2cは、信号検出に必要最小限の精度の第3アナログ受信処理を行う。信号検出部3にて信号を検出する前は、第3受信部2cを用いて信号の到来を待ち受ける。
図24は第9の実施形態による受信機1が行う処理手順を示すフローチャートである。まず、信号が検出される前は、第1受信部2aと第2受信部2bの動作を停止させた状態で、第3受信部2cを動作させて(ステップS71)、信号検出部3にて信号検出処理を行う(ステップS72)。信号が検出されると、第1受信部2aと第2受信部2bを動作させて、第3受信部2cの動作を停止させて(ステップS73)、復調処理を行う(ステップS74)。
第8の実施形態では、第1受信部2aと第1A/D変換器15の処理精度を可変できるようにしていたが、処理精度を可変できるようにするには、第1受信部2aと第1A/D変換器15の内部構成が複雑化するおそれがある。これに対して、本実施形態では、信号検出用に第3受信部2cを設けるため、第1受信部2aと第1A/D変換器15の処理精度を可変させる必要がなくなり、受信機1全体の構成を簡略化でき、全体的な消費電力も削減できる。
(第10の実施形態)
上述した第1〜第9の実施形態では、受信機11の構成および動作を説明したが、以下に説明する第10の実施形態では、第1〜第9の実施形態のいずれかの受信機11の構成に加えて、送信機も備えた無線通信装置のハードウェア構成例について説明する。第10の実施形態による無線通信装置内の受信機11は、上述した第1〜第9の実施形態のいずれかで構成されるため、その詳細な説明は省略する。
図25は第10の実施形態による無線通信装置30の概略構成を示すブロック図である。図11の無線通信装置30は、ベースバンド部31と、RF部32と、アンテナ部33とを備えている。
ベースバンド部31は、制御部34と、受信処理部35と、送信処理部36とを有する。ベースバンド部31内の各部は、デジタル信号処理を行う。
制御部34は、例えば、MAC(Media Access Control)層の処理を行う。制御部34は、MAC層よりも上位のネットワーク階層の処理を行ってもよい。また、制御部34は、MIMO(Multi-Input Multi-Output)に関する処理を行ってもよい。例えば、制御部34は、伝搬路推定処理、送信ウェイト計算処理、およびストリームの分離処理などを行ってもよい。
受信処理部35は、図1等に示した信号検出部3や復調部4を有する他に、プリアンブルおよび物理ヘッダの解析などの処理を行う。送信処理部36は、変調部37を有し、デジタル送信信号を生成する。
RF部32は、図1等に示した受信部2と、送信部38を有する。送信部38は、送信帯域の信号を抽出する不図示の送信フィルタと、VCO4の発振信号を利用して送信フィルタを通過後の信号を無線周波数にアップコンバートする不図示のミキサ6と、アップコンバート後の信号を増幅する不図示のプリアンプとを含んでいる。
受信部2と受信処理部35にて受信機1が構成され、送信部38と送信処理部36にて送信機39が構成される。なお、図25は無線通信装置30の一構成例であり、無線通信装置30の内部構成は適宜変更可能である。
図25に示した無線通信装置30は、アクセスポイントや無線ルータ、コンピュータなどの据置型の無線通信装置30にも適用できるし、スマートフォンや携帯電話等の携帯可能な無線端末にも適用できるし、マウスやキーボードなどのホスト装置と無線通信を行う周辺機器にも適用できるし、無線機能を内蔵したカード状部材にも適用できるし、生体情報を無線通信するウェアラブル端末にも適用できる。図25に示した無線通信装置30同士での無線通信の無線方式は、特に限定されるものではなく、第3世代以降のセルラー通信、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、近接無線通信など、種々のものが適用可能である。
図26はホスト装置であるPC41と周辺機器であるマウス42との間で無線通信を行う例を示しており、PC41とマウス42の双方に、図25に示した無線通信装置30が内蔵されている。マウス42は、内蔵バッテリの電力を利用して無線通信を行うが、バッテリを内蔵するスペースは限られているため、できるだけ低消費電力で無線通信を行う必要がある。このため、Bluetooth(登録商標)4.0の規格の中で策定されたBluetooth Low Energyなどの低消費無線通信が可能な無線方式を用いて無線通信を行うのが望ましい。
図27はウェアラブル端末43とホスト装置(例えばPC41)との間で無線通信を行う例を示している。ウェアラブル端末43は、人間の身体に装着されるものであり、図27のように腕に装着するタイプだけでなく、シールタイプなどの身体に貼り付けるものや、眼鏡タイプおよびイヤホンタイプなどの腕以外の身体に装着するものや、ペースメーカなどの身体の内部に入れるものなど、種々のものが考えられる。図27の場合も、ウェアラブル端末43とPC41の両方に、図25に示した無線通信装置30が内蔵されている。なお、PC41とは、コンピュータやサーバなどである。ウェアラブル端末43も、人間の身体に装着されるため、内蔵バッテリのためのスペースが限られているため、上述したBluetooth Low Energy等の低消費電力での無線通信が可能な無線方式を採用するのが望ましい。
また、図25に示した無線通信装置30同士で無線通信を行う場合、無線通信によって送受される情報の種類は特に限定されない。ただし、動画像データのようなデータ量の多い情報を送受する場合と、マウス42の操作情報のようにデータ量の少ない情報を送受する場合とでは、無線方式を変えるのが望ましく、送受される情報量に応じて最適な無線方式で無線通信を行う必要がある。
さらに、図25に示した無線通信装置30同士で無線通信を行う場合、無線通信の動作状態をユーザに報知する報知部を設けてもよい。報知部の具体例としては、例えば、LED等の表示装置に動作状態を表示してもよいし、バイブレータの振動により動作状態を報知してもよいし、スピーカやブザー等による音声情報より動作状態を報知してもよい。
上述した実施形態で説明した受信機11の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、受信機11の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、受信機11の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 受信機、2 受信部、3 信号検出部、4 復調部、5 局部発振器、6 ミキサ、7 ローパスフィルタ、8 平滑化部、9 比較部、10 初期化部、11 雑音検出部、12 閾値設定部、13 移相器、14 同期部、15 第1A/D変換器、16 第2A/D変換器、17 第3A/D変換器

Claims (13)

  1. 無線信号を受信する受信部と、
    前記受信部の出力信号から、一部の期間が重複するように時間をずらした複数の設定区間のそれぞれにて、受信信号を検出する信号検出部と、
    前記信号検出部で検出された受信信号に基づいて復調処理を行う復調部と、を備え、
    前記信号検出部は、
    前記複数の設定区間における前記受信部の出力信号をそれぞれ平滑化する平滑化部と、
    前記平滑化された信号のレベルを閾値と比較した信号を出力する比較部と、
    前記比較部で前記平滑化された信号と前記閾値とを比較するたびに、前記平滑部で平滑化した信号を初期化する初期化部と、を有し、
    前記復調部は、前記比較部にて前記閾値以上と判定された、前記平滑化された信号に基づいて復調処理を行う、受信機。
  2. 前記信号検出部は、
    雑音信号を検出する雑音検出部と、
    前記雑音信号に基づいて前記閾値を設定する閾値設定部と、を有する、請求項1に記載の受信機。
  3. 前記受信部は、
    第1局部発振信号を用いて、前記無線信号のアナログ受信処理を行う第1受信部と、
    前記第1局部発振信号とは位相の異なる第2局部発振信号を用いて、前記無線信号のアナログ受信処理を行う第2受信部と、を有し、
    前記第1受信部は、
    前記第1局部発振信号を生成する局部発振器と、
    前記無線信号と前記局部発振信号とをミキシングして第1ベースバンド信号を生成する第1ミキサと、
    前記第1ベースバンド信号に含まれる不要周波数成分を除去する第1フィルタと、を有し、
    前記第2受信部は、
    前記第1局部発振信号の位相を90°シフトさせた前記第2局部発振信号を生成する移相器と、
    前記無線信号と前記第2局部発振信号とをミキシングして第2ベースバンド信号を生成する第2ミキサと、
    前記第2ベースバンド信号に含まれる不要周波数成分を除去する第2フィルタと、を有し、
    前記信号検出部は、
    前記第1受信部の出力信号から受信信号を検出する第1信号検出部と、
    前記第2受信部の出力信号から受信信号を検出する第2信号検出部と、を有し、
    前記第1信号検出部および前記第2信号検出部のそれぞれは、前記平滑部、前記比較部および前記初期化部を有する、請求項1または2に記載の受信機。
  4. 前記第2受信部は、前記第1信号検出部が受信信号を検出した後、アナログ受信処理を開始する、請求項3に記載の受信機。
  5. 前記復調部は、前記第1信号検出部が受信信号を検出した場合に、前記第2受信部がアナログ受信処理を開始して、前記第2信号検出部が受信信号の検出を開始するのに並行して、前記第1信号検出部が検出した受信信号の復調処理を行い、その後に、前記第2信号検出部が受信信号を検出した場合には、前記復調処理を継続する、請求項4に記載の受信機。
  6. 前記第2受信部は、前記第2受信部がアナログ受信処理を開始しても、前記第2信号検出部が受信信号を検出しなかった場合は、前記第2受信部によるアナログ受信処理を停止し、
    前記復調部は、前記第2受信部がアナログ受信処理を開始しても、前記第2信号検出部が受信信号を検出しなかった場合は、前記復調処理を中止し、
    前記第1受信部は、前記第2受信部がアナログ受信処理を停止した場合には、アナログ受信処理をやり直す、請求項4または5に記載の受信機。
  7. 前記第1受信部の出力信号および前記第2受信部の出力信号の少なくとも一方を送信機の送信信号と同期化する同期処理を行う同期部を備える、請求項3乃至6のいずれか一項に記載の受信機。
  8. 前記同期部は、前記第1信号検出部が受信信号を検出した場合に、前記第2受信部がアナログ受信処理を行うのに並行して、前記第1受信部の出力信号の前記同期処理を行い、その後に、前記第2信号検出部が受信信号を検出した場合に、前記第2受信部の出力信号を前記送信信号に同期化し、
    前記復調部は、前記同期化部で同期化された前記第1受信部の出力信号と前記第2受信部の出力信号との少なくとも一方を復調する、請求項7に記載の受信機。
  9. 前記同期部は、前記第1信号検出部が受信信号を検出した場合に、前記第2受信部がアナログ受信処理を開始して、前記第2信号検出部が受信信号の検出を開始するのに並行して、前記第1受信部の出力信号の前記同期処理を行い、その後に、前記第2信号検出部が受信信号を検出すると、前記同期処理を継続し、前記第2信号検出部が受信信号を検出しなかった場合は、前記同期処理を停止する、請求項7に記載の受信機。
  10. 前記第1受信部内の前記第1フィルタの出力信号をデジタル信号に変換して出力する第1A/D変換器と、
    前記第2受信部内の前記第2フィルタの出力信号をデジタル信号に変換して出力する第2A/D変換器と、を備える、請求項3乃至9のいずれか一項に記載の受信機。
  11. 前記第1受信部は、第1動作モードと、前記第1動作モードよりも消費電力が大きくて前記第1動作モードよりも受信処理精度が高い第2動作モードとを有し、
    前記第1受信部は、前記第1信号検出部にて受信信号が検出されるまでは前記第1動作モードで動作し、受信信号が検出されると前記第2動作モードで動作する、請求項3乃至10のいずれか一項に記載の受信機。
  12. 前記無線信号のアナログ受信処理を行う第3受信部と、
    前記第3受信部の出力信号から受信信号を検出する第3信号検出部と、を備え、
    前記第3受信部および前記第2信号検出部は、受信信号の待受時に起動し、
    前記第1受信部および前記第2受信部は、受信信号の検出後に前記同期処理を行う際に起動し、
    前記第1受信部または前記第2受信部は、前記同期処理後に前記復調処理を行う際に起動する、請求項3乃至10のいずれか一項に記載の受信機。
  13. 無線信号を送受信するアンテナと、
    前記アンテナを介して受信された前記無線信号の受信処理を行う請求項1乃至12のいずれか一項に記載の受信機と、
    前記アンテナを介して送信される前記無線信号の送信処理を行う送信機と、
    前記受信機および前記送信機を制御する制御部と、
    を備える、無線通信装置。
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