JP2018042013A - 守衛端末装置、アクセスポイント、無線通信装置および送信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】周囲の無線通信装置から干渉を受ける際に、干渉信号を減らし、通信効率の向上を図る。【解決手段】無線端末装置と無線通信を行うアクセスポイント101と共に使用される守衛端末装置102a〜102dであって、媒体予約を行うための信号を出力し、前記媒体予約を行うための信号を無線送信する漏洩同軸ケーブル104a〜104dを備える。漏洩同軸ケーブル104a〜104dは、アクセスポイント101の通信範囲の一部に配置される。【選択図】図1
Description
本発明は、無線通信技術に関し、特に、守衛端末装置、アクセスポイント、無線通信装置および送信方法に関する。
免許不要の周波数帯であるアンライセンスバンドを利用した無線ネットワークとして、IEEE802.11の無線LAN(Local Area Network)が普及している。無線LANシステムでは、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access / Collision Avoidance)方式により他の無線LANシステムなどとアンライセンスバンドを共用する。
家庭などにおいて、無線LANを構築し、プライベートなネットワークとして利用されたり、店舗、ショッピングモール、スタジアムなどの商業施設において、無線LANを構築し、顧客に開放したり、その商業施設の業務に利用されたりもしている。
また、移動体無線通信網を介してインターネットなどへのアクセスが可能な、携帯型の無線LANのアクセスポイント(基地局)や、無線LANのアクセスポイントとして機能するテザリング機能を有するスマートフォンなどの携帯電話端末も普及している。
アンライセンスバンドを利用した無線ネットワークは多くの人に自由に使用される可能性があり、商業施設等の特定の空間内で使用する場合においても他人から干渉を受ける可能性があるため、この干渉を低減するための様々な媒体予約手段が検討されている(例えば、非特許文献1)。
また、媒体予約については、CSMA/CA環境下でネットワーク管理情報を送る媒体を確保する手段として同様のことが提案されている(例えば、特許文献1)。
棟田淳哉, 宮本伸一, 三瓶政一, 姜聞杰, "集中制御型無線LANシステムにおける高効率媒体予約手法の提案, " 信学技報, RSC2014-263, Dec. 2014.
しかしながら、ある程度広い空間において、非特許文献1に記載されている技術を用いて守衛端末によるガード範囲を設ける場合、図16に示すようにアクセスポイント1001の周りに数多くの守衛端末1002a〜1002f(図16の例では6つ)を配置し、ガード範囲(破線で記載した範囲)を設定しなければならない。守衛端末の数を制限し、広いガード範囲設定する場合は、1つの守衛端末が担当するガード範囲を広く設定することになり、アクセスポイント1001のサービスエリア外に守衛端末1002a〜1002fが送信する信号が到達することになり、電波の有効利用の観点から好ましくない。アクセスポイント1001のサービスエリア外へ到達する信号を最小限にするために、守衛端末1002a〜1002fの外側にモニタリング端末1003a〜1003f(図16の例では6つ)を配置し、守衛端末1002a〜1002fが送信する信号をモニタし、モニタリング端末が受信した守衛端末の信号強度をモニタリング端末にフィードバックし、守衛端末1002a〜1002fの送信電力を適正化する技術も示されているが、この場合モニタリング端末の数は守衛端末の数と同等程度必要になる。十分な数のモニタリング端末を用意できない場合、守衛端末1002a〜1002fの送信電力が適切に設定できないことがあるという問題がある。
また、所望のガード範囲が図16に例示したような円形に近い形状であれば、同じような間隔で守衛端末を配置していくことで均一に近い特性のガード範囲を設定することができるが、所望のガード範囲が矩形やいびつな形状の多角形のような範囲である場合や、特定の隣接範囲のガードを行わない場合は守衛端末の配置が難しくなり、場合によっては所望のガード範囲が設定できないという問題がある。
また、非特許文献1に記載されている技術では図17に例示したようにネットワークに所属しない他端末に対する媒体予約を行うため、アクセスポイント1001は定期的にCTSパケットを送信する。アクセスポイント1001のサービスエリアから少し離れた他端末に対しても媒体予約をするために、守衛端末1002a〜1002fからもNAVを設定するためのCTSパケットを順次送信する。この場合、数多くのCTSパケットを送信するために必要な時間によって、通信に使用できる時間が減るという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、周囲の無線通信装置から干渉を受ける際の通信効率の向上を図ることができる守衛端末装置、アクセスポイント、無線通信装置および送信方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の一態様に係る守衛端末装置は、無線端末装置と無線通信を行うアクセスポイントと共に使用される守衛端末装置であって、媒体予約を行うための信号を出力する制御部と、前記媒体予約を行うための信号を無線送信する漏洩同軸ケーブルと、を備える。
本発明の一態様によれば、守衛端末に備えられた漏洩同軸ケーブルから媒体予約のための信号を送信することによって、アクセスポイントに接続されていない無線端末装置の送信機会を減らし、通信効率の向上が可能となる。また、媒体予約のための信号によって予約された時間を短縮することで、通信効率の向上が可能となる。また、アクセスポイントが使用する周波数チャネルに隣接する周波数チャネルに媒体予約信号を送信することで干渉信号を減らし、通信効率の向上が可能となる。
以下、本発明の実施の形態による無線通信技術について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本実施例を適用する無線通信システムの一例の概要を図1に示す。この無線システムは一つのアクセスポイント101と、4つの守衛端末102a〜102d、4つのモニタリング端末103a〜103d、4つの守衛端末102a〜102dのそれぞれに接続された漏洩同軸ケーブル(Leaky CoaXial cable、LCX)104a〜104d、4つのモニタリング端末103a〜103dのそれぞれに接続された漏洩同軸ケーブル105a〜105dから構成される。アクセスポイント101と守衛端末102a〜102d、モニタリング端末103a〜103dはそれぞれが無線を利用して通信することができる。
本実施例を適用する無線通信システムの一例の概要を図1に示す。この無線システムは一つのアクセスポイント101と、4つの守衛端末102a〜102d、4つのモニタリング端末103a〜103d、4つの守衛端末102a〜102dのそれぞれに接続された漏洩同軸ケーブル(Leaky CoaXial cable、LCX)104a〜104d、4つのモニタリング端末103a〜103dのそれぞれに接続された漏洩同軸ケーブル105a〜105dから構成される。アクセスポイント101と守衛端末102a〜102d、モニタリング端末103a〜103dはそれぞれが無線を利用して通信することができる。
アクセスポイント101、守衛端末102a〜102d、モニタリング端末103a〜103dの一構成例の機能ブロック図を図2に示す。501は通信するユーザデータの管理と、他のブロックを制御することで以下の説明で示されるフローを実行する制御部、502は通信データの変復調を行い、送信データをRF信号に変換し、またはRF信号から受信データを復調するトランシーバ部、503はトランシーバ部502から出力されるRF信号を送信し、また、他の装置から送信されたRF信号を受信してトランシーバ部に入力するアンテナ部、504はトランシーバ部502が処理している信号の一部を利用し、受信信号の品質を測定する品質測定部である。
守衛端末102a〜102dに接続されたLCXから送信された信号を、復調可能な強度で受信できる範囲の一例を図3で説明する。守衛端末102aに接続されたLCXから送信された信号が受信できる範囲を104aで、守衛端末102bに接続されたLCXから送信された信号が受信できる範囲を104bで、守衛端末102cに接続されたLCXから送信された信号が受信できる範囲を104cで、守衛端末102dに接続されたLCXから送信された信号が受信できる範囲を104dで示している。守衛端末104a〜104dのそれぞれの送信出力を変えると、範囲104a〜104dのそれぞれの大きさが変化する。また、守衛端末102a〜102dに接続されたLCXの配置により範囲104a〜104dの形状を変えることができる。また、LCXの特性(漏洩特性)を変えることで範囲104a〜104dを変えることができる。LCXの特性を部分的に変え、範囲を変えることも可能である。
モニタリング端末103a〜103dが、所定の送信出力で送信された端末を検知することができる範囲を図4で説明する。モニタリング端末103aが所定の送信出力で送信された端末を検知できる範囲を105a、モニタリング端末103bが所定の送信出力で送信された端末を検知できる範囲を105b、モニタリング端末103cが所定の送信出力で送信された端末を検知できる範囲を105c、モニタリング端末103dが所定の送信出力で送信された端末を検知できる範囲を105dで示す。これらの範囲105a〜105dは、モニタリング端末103a〜103dに接続されたLCXの配置によって変えることができる。また、LCXの特性を変えることでこれらの範囲を変えることができる。
アクセスポイント101と守衛端末102a〜102d、モニタリング端末103a〜103dは無線LAN、IEEE802.11のDCF(Distributed Coordination Function)プロトコルを通信の際に使用する。DCFプロトコルはCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)方式の一種であるCSMA/CAは送信に先立ってキャリアセンスを行い、その後衝突回避のためにランダムバックオフを用いる方式で、更に隠れ端末問題を解決するためにRTS(Request To Send、送信要求とも言う)/CTS(Clear To Send、送信許可とも言う)の交換を伴う場合があり、IEEE802.11のDCFではRTS/CTS交換を含めた形で使用している。
DCFプロトコルによる通信の一例を、図5を用いて説明する。図5は、AP(Access Point、アクセスポイント、無線制御装置とも言う)が2つのSTA(STAtion、無線端末装置、端末装置とも言う)と通信を行っており、STA1からAPへ、その直後にSTA2からAPへ通信が行われる場合の一例についてタイミングチャートを用いて示したものである。まずSTA1はAPまたはいずれかのSTAの送信801が終了するのを待つ。送信終了後更にDIFS(Distributed coordination function InterFrame Space)時間802待ち、RTS 803をAPに対して送信する。DIFSはDCF(Distributed Coordination Function)のための待ち時間で、後述するSIFSより長い基本時間が設定され、更にランダムバックオフ時間が加えられた時間となる。
このRTS 803の送信時に、以降の所定の時間は他のSTAの送信を行わせないためにNAV (Network Allocation Vector) (NAV1 820)をセットする。NAVは送信禁止時間、媒体予約時間とも言い、CTSの送信とデータの送信、更にそれに対するACK(ACKnowledge、確認応答とも言う)の送信に必要な時間がセットされ、NAVを受信した他のSTAはセットされている時間の間送信を禁止される。APはRTS 803が正常に受信できた場合、どのSTAも無線リソースを使用していないものとしてSIFS(Short InterFrame Space)時間804待ち、CTS 805をSTA1に対して送信する。
SIFSはAP、STAが次の送信を行うための最小規定時間で、ACKや、RTS、CTSなどの重要なパケットを送信する際に、他のSTAなどに割り込まれないために規定されている時間である。DCFアクセスを開始するためのDIFS等はこのSIFSより長い時間が規定されており、重要なパケットを優先させて送信することが可能となる。このCTS 805の送信時に、APもNAVをセットする。APがセットするNAVはRTS 803にセットされていた時間からRTS 803の送受信に必要な時間を引いた値、つまりRTS 803でセットされた値と実質的に同じ値がセットされる。これによりRTSを受信できなかったSTAについても実質的に同じNAVを得ることが可能となる。
続いてCTS 805を受信したSTA1は送信権を得たものとしてSIFS時間806待った後、DATA1 807をAPに対して送信する。DATA1 807を受信したAPは、SIFS時間808、待って、ACK1 809をSTA1に送信する。ACK1を受信したSTA1はDATA1 807の送信が完了したと判断し、以降の送信を行わない。STA2はNAV1 820の時間を待つと共にSTA1とAP間の通信を受信し、全ての送信が終了したタイミングからDIFS時間810、待ってRTS 811をAPに対して送信する。このRTS 811の送信時にはCTSの送信とデータの送信、更にそれに対するACKの送信に必要な時間をNAV2 821としてセットする。APはRTS 811が正常に受信できた場合、どのSTAも無線リソースを使用していないものとしてSIFS時間812、待ち、CTS 813をSTA2に対して送信する。CTS813の送信時には、先と同様にRTSの受信に要した時間を引き、実質的にNAV2と同様の時間をNAVとしてセットする。CTS 813を受信したSTA2は送信権が得られたものとしてSIFS時間814、待った後にDATA2 815をAPに対して送信する。
DATA2 815を正常に受信したAPはSIFS時間816、待って、STA2に対してACK2 817を送信する。ACK2 817を受信したSTA2は送信が完了したものと判断し、以降の送信を行わない。この後はDIFS時間818経過すると、他のDCFアクセス819が可能となる。以上のような手順により、DCFプロトコルではパケットの衝突を回避し、複数のSTA間のデータ送信を可能としている。
本実施形態では、アクセスポイント101と守衛端末102a〜102d、モニタリング端末103a〜103d、ならびにアクセスポイント101に接続する他のSTAのそれぞれが通信する場合は、守衛端末102a〜102dから送信された、もしくは守衛端末102a〜102dに対して送信したNAVを無視したDCFプロトコルを使用する。つまり、守衛端末102a〜102dがアドレスに含まれているNAVの期間は、アクセスポイント101に接続していない他の端末からは媒体が使用されているように判断され、アクセスポイント101に接続している端末からは媒体が空いている時間として判断されるため、守衛端末102a〜102dによって媒体が予約された形となる。
アクセスポイント101に接続する端末に対して無視して良いNAVのアドレスを通知する方法は特に限定しない。一例としてアクセスポイント101が定期的に送信するビーコンにvendor specific fieldを用意し、この中に現在動作している守衛端末102a〜102dのアドレスを列挙しても良い。また、アクセスポイント101は、association動作時に接続する端末に対してvendor specific fieldを使用してアクセスポイント101に接続している守衛端末102a〜102dのアドレスを通知しても良い。アクセスポイント101に接続し、守衛端末102a〜102dのアドレスを得た端末装置は、守衛端末102a〜102dが送信するNAVを無視して良い。
また、不明な送信装置から送信されたNAVが残っている時に守衛端末のアドレスが含まれたNAVを受信したときは、NAVがリセットされたものとしても良い。これにより、端末装置は守衛端末102a〜102dによって媒体が予約されたようにふるまうことができる。また、別の一例としてアクセスポイント101は、BSSを識別する情報であるBSS識別情報(BSS color)によって、無視して良いNAVを通知することができる。該BSS識別情報は、PHYヘッダ/MACヘッダ等に明示的に記載されても良いし、変調方式/伝送方式の違いによって暗示的に端末に通知されても良い。これにより、端末装置は守衛端末102a〜102dによって媒体が予約されたようにふるまうことができる。
アクセスポイント101は、守衛端末102a〜102dに対して定期的にNAVを送信させる。この処理フローを、図6を使用して説明する。この処理のスタートはS601で、スタート後S602でキャリアセンスを行い、S603でキャリアセンスした結果でCCA (Clear Channel Assessment)判定を行う。チャネルがクリアと判断した場合はS604に進み、クリアと判断できない場合はS602に戻る。S604で、アクセスポイント101は、守衛端末102aに対し、媒体予約のためのNAVをセットしたCTSパケットを送信する。守衛端末102aに対して送信したことを示すために、送信するCTSパケットのRAフィールドに守衛端末102aのアドレスをセットする。次にS605で、アクセスポイント101はガード信号管理用のタイマを所定の値に設定し、スタートする。
このタイマ満了までの期間をS604でセットしたNAVの期間と同等、またはそれ未満であれば、アクセスポイント101に接続していない端末装置の送信機会を大幅に減らすことが可能となる。このタイマ満了までの期間をS604でセットしたNAVの期間より長くすると、アクセスポイント101に接続していない端末装置に対して送信機会を与えることになる。このタイマの設定をした後、S606に進み、アクセスポイント101は所定の時間待った後、S607に進む。S607ではガード信号管理用のタイマが満了したか判断し、満了していなかった場合はS606に戻り、満了していた場合はS602に戻る。以上の処理を繰り返すことで、アクセスポイント101は守衛端末に対する制御を行う。
次に守衛端末102a〜102dの処理フローを、図7を使用して説明する。このフローを開始するにあたり、守衛端末102a〜102dはアクセスポイント101と通信を行い、どのような順番でNAVを送信するか決めておく。本実施形態では、守衛端末102a、守衛端末102b、守衛端末102c、守衛端末102dの順で送信するものとする。この順でNAVを送信するために、守衛端末102aは、アクセスポイント101に対してRTSを送信していない状態で、アクセスポイント101から送信された守衛端末102a宛てのCTS、言い換えるとRAフィールドに守衛端末102aのアドレスがセットされたCTSを受信した時に、受信したCTSパケットに含まれていたNAVと同じ値をセットしたCTSパケットを守衛端末102bに対して送信する。この時、このCTSパケットのRAフィールドの値を守衛端末102bのアドレスにセットする。
同様に、守衛端末102bがRTSパケットを送信していない状態で、RAフィールドが守衛端末102bのアドレスにセットされたCTSパケットを受信した時は、受信したCTSパケットにセットされていたNAVと同じ値のNAVと、RAフィールドを守衛端末102cにセットしたCTSパケットを送信し、RTSパケットを送信していない状態で守衛端末102cのアドレスがセットされたCTSパケットを受信した守衛端末102cは、受信したCTSパケットにセットされていたNAVと同じ値のNAVと、RAフィールドに守衛端末102dのアドレスをセットしたCTSパケットを送信する。最後にNAV送信を行う守衛端末102dが、RTSパケットを送信していない状態でRAフィールドに守衛端末102dのアドレスがセットされたCTSパケットを受信した時は、受信したCTSパケットをそのまま、つまりRAフィールドが守衛端末102dのアドレスにセットされたCTSパケット、言い換えるとCTStoSelfと同様のCTSパケットを送信する。以上のように守衛端末102a〜102dが受信したCTSパケットを判断した後にCTSパケットを送信することで、全ての守衛端末からアクセスポイント101が設定したNAVを送信する。
また、守衛端末102a〜102dは、モニタリング端末103a〜103dから送信された電力制御コマンドを受け付け、NAVを送信する際の送信電力を変える。モニタリング端末103a〜103dから送信電力の増加を指示された時は、電力制御コマンドを受信した守衛端末は規定上限に達しない限り予め決められた値だけ送信電力を増加する。電力制御コマンドに、送信電力増加量を含めておき、その送信電力増加量だけ送信電力を増加しても良い。この時も変更後の送信電力が規定上限を超える場合は、電力制御コマンドを受信した守衛端末は送信電力の設定を規定値にとどめて良い。同様に守衛端末102a〜102dは、モニタリング端末103a〜103dから電力制御コマンドにより送信電力の低下を指示されたときは送信電力を下げて良い。予め決められた値だけ送信電力を減じても良く、また、電力制御コマンドで指示された値を使用しても良い。また、送信電力の下限値を設定しておき、電力制御の結果、送信電力が下限値を下回る場合は、送信電力を下限値に設定して良い。
これらの処理を含めた守衛端末のNAV送信に関する処理フローの一例を、図7を使用して説明する。守衛端末のこの処理フローはS701から始まる。S702で守衛端末はNAV送信時の送信電力を初期値に設定する。続いてS703で守衛端末はキャリアセンスを行う。S704で守衛端末はキャリアが検出されたか判断し、検出されなかった場合はS703に戻る。キャリアが検出された場合はS705に進み、守衛端末は受信した信号にパケットが含まれているものとして復調を行う。S706で守衛端末がパケットの復調が失敗したと判断した時はS703に戻る。S706で守衛端末がパケットの復調に成功したと判断した場合は、S707で受信したパケットに送信すべきNAVが含まれたCTSパケットかどうかを判断する。CTSパケットに含まれているRAフィールドによってNAVを送信すべきパケットと守衛端末が判断した場合はS708に進み、そうでない場合はS709に進む。
S708で、守衛端末は予め決められたRAフィールドの値と受信したCTSに含まれているNAVの値を利用し、NAVを設定したCTSパケットを送信し、その後S703に戻る。S709で、守衛端末は受信したパケットが電力制御コマンドを含んでいるか判断し、含まれていないと判断した時はS703に戻る。電力制御コマンドが含まれていると判断した時はS710に進み、NAVを含むCTSパケットを送信する際の送信電力を再設定し、S703に戻る。NAV送信に関するフローをこのように動作させることで、守衛端末103a〜103dは先述の動作をすることができる。
モニタリング端末103a〜103dは、守衛端末102a〜102dから送信されたNAVの受信強度が所定の範囲に含まれているかどうかを判断し、所定の範囲から外れている場合は守衛端末102a〜102dに対して電力制御コマンドを送信する。モニタリング端末103a〜103dは、電力制御コマンドによって送信電力の増減のみを指示しても良く、送信電力増分/減分を指示しても良い。また、送信電力の絶対値を指示しても良い。モニタリング端末103a〜103dのそれぞれが電力制御コマンドを送信する相手の守衛端末102a〜102dは、最も近い守衛端末としても良い。図1でいえば、モニタリング端末103aが電力制御コマンドを送信する相手は守衛端末102aであり、モニタリング端末103b電力制御コマンドを送信する相手は守衛端末102bであり、モニタリング端末103cが電力制御コマンドを送信する相手は守衛端末102cであり、モニタリング端末103dが電力制御コマンドを送信する相手は守衛端末102dとなる。
これらは一例であり、電力制御コマンドの送信先は一意に決まっていなくても良い。複数のモニタリング端末が複数の守衛端末に対して電力制御コマンドを送信しても良い。例えば、守衛端末の数に対してモニタリング端末の数が多い場合は、複数のモニタリング端末が1つの守衛端末に対して電力制御コマンドを送信しても良い。また守衛端末の数に対してモニタリング端末の数が少ない場合は、1つのモニタリング端末が複数の守衛端末に対して電力制御コマンドを送信しても良い。モニタリング端末が電力制御コマンドを送信する先の守衛端末は、アクセスポイント101などによって予め決められても良く、また、モニタリング端末が受信した信号の強度によって、例えば最も信号強度が強かった守衛端末に対して送信するなどの方法で動的に変更しても良い。モニタリング端末が受信強度を測定する方法は、受信した信号の電力を直接測定しても良いし、NAVを含むCTSパケットのエラーレートを計測して受信強度として使用しても良い。
モニタリング端末の電力制御コマンド処理フローの一例を、図8を利用して説明する。S1201から始まり、S1202でキャリアセンスを行い、モニタリング端末は信号が受信されているか調べる。S1203でモニタリング端末が信号を受信したと判断しなければS1202に戻り、モニタリング端末が信号を受信したと判断した場合はS1204に進む。S1204で、モニタリング端末は受信した信号にパケットが含まれているものとして復調する。S1205で復調したパケットがNAVを含むCTSパケットであるか調べ、CTSパケットでない場合や、復調に失敗した場合はS1202に戻り、CTSパケットであった場合はS1206に進む。S1206では、RAフィールドの値によって受信したCTSパケットが受信強度制御対象から送信されたCTSパケットか判断し、対象外であった場合はS1202に戻り、対象のCTSパケットであった場合はS1207に進む。S1207で、モニタリング端末は測定対象の受信強度を判定し、受信強度が規定範囲内であった場合はS1202に戻り、規定範囲外だった場合はS1208に進む。S1208では測定した受信強度に基づいた電力制御コマンドを、CTSパケットの送信元の守衛端末に対して送信し、S1202に戻る。以上のように動作することで、なんらかの伝搬状況変化、例えば守衛端末付近に大型車両が停車した場合などでも、守衛端末の送信電力の制御が行われ、NAVの到達範囲を制御することが可能となる。
以上の動作の一例をタイミングチャートに表したものが図9である。APはアクセスポイント、GTは守衛端末、MTはモニタリング端末を意味する。アクセスポイント101は間隔Tgで媒体予約のためのNAVを含んだCTSパケットを送信している。図9ではCTSパケットの送信2回分が図示されている。1回目に送信したCTSパケットをCTS1、2回目に送信したCTSパケットをCTS2としている。このCTSパケットに含まれるNAVをTgより長く設定すると、アクセスポイント101に接続していない端末の送信機会を大幅に減らすことができる。CTS1を受信した守衛端末102aは802.11で規定されているSIFS(Short InterFrame Space)経過後にCTS1aを送信する。
モニタリング端末103aはCTS1aの送信強度を測定し、規定内であることを確認して何も送信しない。CTS1aを受信した守衛端末102bは、SIFS経過後にCTS1bを送信する。モニタリング端末103bはCTS1bの送信強度を測定し、規定内であることを確認して何も送信しない。以下同様に、守衛端末102c、102d、モニタリング端末103c、103dも動作する。CTS2についても各機器が同様に動作するが、モニタリング端末103bがCTS2bの送信強度が規定外であったことを検知し、電力制御コマンドを守衛端末102bに対して送信する例を示している。モニタリング端末103bはCTS2dの送信が終了するのを待ち、その後通常のDCFプロトコルでこの電力制御コマンドを送信するためにDIFS間隔、待ち、その後電力制御コマンドを送信する。
本実施の形態では、アクセスポイント101と守衛端末102a〜102d間で、守衛端末102a〜102dがNAVを送信するための制御を端末が通信を行う周波数を用いて行ったが、この制御を別の手段、例えば異なる周波数の無線通信路を使用して行っても良い。また、本実施の形態では複数の守衛端末102a〜102dが順次NAVを送信するが、複数の守衛端末が同時に送信するように制御しても良い。
また、本実施の形態では図1に示したように1つのアクセスポイントと4つの守衛端末、4つのモニタリング端末、守衛端末とモニタリング端末のそれぞれに接続されたLCXから構成される例を説明したが、守衛端末、モニタリング端末を省略し、媒体予約のためのNAVを送信するLCXとモニタのためのLCXを直接アクセスポイントに接続する形態としても良い。このような形態の一例を図10に示す。アクセスポイントは210で、211はNAVを送信するためのLCX、211aはLCX211への給電点、211bは給電点211aとアクセスポイント210を接続する同軸ケーブル、212はモニタのためのLCX、212aはLCX212への給電点、212bは給電点212aとアクセスポイント210を接続する同軸ケーブルである。このような構成ではアクセスポイントと守衛端末間の通信が必要ないため、アクセスポイント210が一度送信するのみで媒体予約が可能となる。図10ではNAVを送信するためのLCX211は線状に配置しているが、網状のLCXを使用し、面的にNAVを送信するように構成しても良い。
以上説明したようにアクセスポイント101、守衛端末102a〜102d、モニタリング端末103a〜103dが動作することで、配置されたLCXを利用して所望の範囲に定期的にNAVを送信し、アクセスポイント101に接続した端末に対して媒体予約の効果を発揮することができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態では、アクセスポイントからの指示だけではなく、守衛端末が能動的にNAVを送信し、また、アクセスポイントが周期的にNAVを送信し続けるのではなく適応的にNAVの送信頻度を制御することで、媒体予約のために必要な無線リソースを減らす構成の一例を説明する。
本実施の形態では、アクセスポイントからの指示だけではなく、守衛端末が能動的にNAVを送信し、また、アクセスポイントが周期的にNAVを送信し続けるのではなく適応的にNAVの送信頻度を制御することで、媒体予約のために必要な無線リソースを減らす構成の一例を説明する。
本実施の形態では、使用する機器は第1の実施の形態と同様の機器を使用する。守衛端末はアクセスポイントが媒体予約のために定期的に送信するNAVを監視する。守衛端末は、何らかの理由でアクセスポイントが定期的に送信している媒体予約のためのNAVが送信されなかったと判断した場合、キャリアセンスの後に媒体予約のためのNAVを含んだCTSパケットを送信する。この動作の一例を示したタイミングチャートを図11として示す。いずれかの端末により媒体が使用されている状態(斜線で表された部分)によってアクセスポイント101と守衛端末102aが媒体予約のためのNAVを送信できていない状態を示している。守衛端末102bは媒体の使用が終了するのを検知し、その後アクセスポイント101が定期的に送信していたCTSパケットを受信しなかった場合に、媒体の使用が終了してからDIFS間隔後にキャリアセンスを行い、媒体が使用されていないことを確認した後に媒体予約のためのNAVを含んだCTSパケットを送信する。
このCTSパケットに含めるNAVの値は、直前にアクセスポイント101が媒体予約のために使用したNAVの値を使用しても良い。また、アクセスポイント101が定期的に媒体予約のためのNAVを送信した場合のタイミングより遅いタイミングの送信になる場合、または守衛端末がキャリアセンスを行って媒体予約のためのNAVの送信をする場合などでは、守衛端末はアクセスポイント101が使用するNAVの値と異なる値を使用しても良い。他の守衛端末は、第1の実施の形態と同様に動作する。図11の場合では守衛端末102cと守衛端末102dが第1の実施の形態と同様に動作している。
アクセスポイント101は、自身が媒体予約のためのNAVを送信していない状態で守衛端末が媒体予約のためのNAVを送信した場合は、自身が媒体予約のためのNAVを送信した場合と同様のタイミングで媒体予約のためのNAVの送信を再開しても良い。図11では守衛端末102dがNAVを送信した時間から、自身が媒体予約のためのNAVを送信した場合と同様のタイミングを算出してCTS2を送信する例を示している。アクセスポイント101がCTS2を送信した後は、他の守衛端末102a〜102dは第1の実施の形態と同様に動作している。
アクセスポイント101は、アクセスポイント101に接続している端末の通信量が十分に少なく、媒体予約のためのNAVの送信が不要と判断した場合は媒体予約のためのNAVの送信を一時停止しても良い。守衛端末102a〜102dがキャリアセンスにより能動的に媒体予約のためのNAVの送信を行う場合は、アクセスポイント101は守衛端末102a〜102dに対して媒体予約のためのNAVの送信を一時停止することを通知する必要がある。この通知方法は様々方法が使用でき、例えばNAVの値を0にセットしたCTSパケットをアクセスポイント101から1回から数回送信する方法や、電力制御コマンドを利用して各守衛端末102a〜102dに指示する方法などが使用できる。媒体予約のためのNAVの送信が必要になった時は、アクセスポイント101は第1の実施の形態と同様の動作を再開すると、守衛端末102a〜102dは媒体予約のためのNAV送信を識別できるため、こちらも第1の実施の形態と同様に動作を再開することができる。媒体予約のためのNAVの送信が必要な例として、アクセスポイント101に接続している端末の通信量が増えた場合や、アクセスポイント101に接続していない端末の通信量が増えた場合などが考えられる。
以上のように動作することで、アクセスポイントから守衛端末に対する媒体予約のためのNAVの送信指示が失敗した場合でも守衛端末が媒体予約のためのNAVの送信を行うことができ、また、通信頻度が低下して媒体予約の必要がなくなった場合は、媒体予約のためのNAVの送信を一時停止し、必要な時に再開することができる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態では、アクセスポイント101に接続している端末のQoS(Quality of Service)によって、媒体予約のためのNAVの送信を制御する場合の一例について説明する。本実施の形態では、使用する機器は第1の実施の形態と同様の機器を使用する。
本実施の形態では、アクセスポイント101に接続している端末のQoS(Quality of Service)によって、媒体予約のためのNAVの送信を制御する場合の一例について説明する。本実施の形態では、使用する機器は第1の実施の形態と同様の機器を使用する。
アクセスポイント101に接続する端末は2種類考えられ、守衛端末102a〜102dから送信する媒体予約のためのNAVを認識できる端末と、このNAVを媒体予約と認識できず、通常の通信開始のためのNAVと認識する端末に分けられる。守衛端末102a〜102dから送信する媒体予約のためのNAVを認識できる端末にQoSを提供する場合は第1の実施の形態と同様の方法で媒体予約をし、予約した媒体で通信を行うことでQoSの確保が可能となる。しかし、このNAVを媒体予約と認識できず、通常の通信開始のためのNAVと認識する端末は送信機会が得られないと判断する可能性が高く、QoSを満足しない可能性が高くなる。このような端末がアクセスポイント101に接続されている場合は、QoSを提供する端末のためにNAVを短縮する必要がある。
本実施の形態では、媒体予約のために設定しているNAVを短縮する方法として、CF−endパケットを送信する方法と、最後に送信されたCTSパケットのRAフィールドのアドレスに対応する通信装置、以下に示す例の場合は最後にCTSパケットを送信した守衛端末が、他の守衛端末、またはアクセスポイント101などの他の通信装置に対してショートパケットを送信し、相手の通信装置からACKを送信してもらう方法のいずれかを使用する。CF−endパケットを用いる場合の一例を図12Aに、ショートパケットを用いる場合の一例を図12Bに示す。
図12Aの例では、アクセスポイント101と守衛端末102a〜103dがNAV1〜NAV1dを送信する。これらNAV1〜NAV1dの送信は第1、または第2の実施の形態に示した方法で行って良い。これらNAV1〜NAV1dを、CF−endパケット1501によって短縮している。短縮される期間は1502で示された部分である。アクセスポイント101はTg間隔で媒体予約のためのNAVを送信しているので、短縮された期間1502のうち、CTS2を送信するまでの期間1503が他の端末が送信機会を得ることが可能な期間となる。
図12Aでは守衛端末102dがCF−endパケット1501を送信しているが、CF−endパケットは同一BSSのBSSIDを使用できる通信装置であれば同様の効果が得られるため、CF−endパケット1501を送信する装置は守衛端末102d以外の装置でも良い。また、CF−endパケットと同様の効果はCF−end−CF−Ackパケットでも得られるので、こちらを使用しても良い。図12Bの例では、アクセスポイント101と守衛端末102a〜103dがNAV1〜NAV1dを送信する。これらNAV1〜NAV1dの送信は第1、または第2の実施の形態に示した方法で行って良い。これらNAV1〜NAV1dを、守衛端末102cが守衛端末102dに対して送信するAckパケット1512によって短縮している。このACKパケット1512を送信させるために、守衛端末102dは守衛端末103cに対してショートパケット1511を送信している。このショートパケット1511の内容は特に制限されず、NAVの制御以外の制御のために使用しても良い。
また、ショートパケットの送信無しにいずれかの通信装置が守衛端末102dに対してACKパケットを起ってもNAVを短縮することができるので、ACKパケットのみを送信するようにしても良い。ショートパケット1511に設定するDurationフィールドによってもNAVは再設定されるが、ショートパケットに続いてACKが受信されない場合はSIFSの期間待つことが規定されており、短縮時間を明確に規定できない。いずれかの端末にACKを送信させて明示的にNAVを短縮させた方が他の端末に対して送信期間を与える区間1514を明確にできる。
他の通信装置が送信期間を得るための区間1503、1514で送信する通信装置の送信時間は不定であり、何度も長時間の送信が行われるとアクセスポイント101はQoSの確保が難しくなる場合がある。アクセスポイント101は、この区間1503、1514の間に送信を開始する通信装置の送信時間を測定し、提供するQoSが満足できないと判断した場合は、NAVの短縮による区間1503、1514のような他の通信装置に送信機会を与える区間の提供をやめても良い。また、QoSを提供していない時のみ他の通信装置に送信機会を与える区間の提供を行い、QoSを提供する際は他の通信装置に送信機会を与える区間の提供をやめても良い。
以上のように動作することで、提供するQoSの品質を向上させることが可能となる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態では、アクセスポイントに接続されていない端末などの送信によって、アクセスポイントが媒体予約のためのNAVの送信機会を減らしている場合に、他の周波数チャネルで新たに媒体予約を行い、その周波数チャネルで以降の通信を行う場合の一例について説明する。本実施の形態では、使用する機器は第1の実施の形態と同様の機器を使用する。
本実施の形態では、アクセスポイントに接続されていない端末などの送信によって、アクセスポイントが媒体予約のためのNAVの送信機会を減らしている場合に、他の周波数チャネルで新たに媒体予約を行い、その周波数チャネルで以降の通信を行う場合の一例について説明する。本実施の形態では、使用する機器は第1の実施の形態と同様の機器を使用する。
本実施の形態では、アクセスポイント101が媒体予約用のNAVの送信機会が十分に得られないと判断した場合や、モニタリング端末103a〜103dが継続的にアクセスポイント101に接続している端末装置以外の端末装置の送信を検知した場合等に、モニタリング端末103a〜103dに対して現在使用している周波数チャネル以外の周波数チャネルの状態を測定させ、測定させた周波数チャネルのいずれか、例えば最も時間使用率の低い周波数チャネルを選択し、守衛端末102a〜102dに対してその選択した周波数チャネルにおいて媒体予約用のNAVを送信させ、その後モニタリング端末103a〜103dに対してその選択した周波数チャネルを測定し、媒体予約が機能しているか調べ、十分に機能することが確認できた後にアクセスポイント101は、アクセスポイント101に接続している端末とモニタリング端末103a〜103dに対してその選択した周波数チャネルへの移動を通知する。この手順の一例を図13のタイミングチャートを用いて説明する。
アクセスポイント101は、周波数チャネル移動に先立って、モニタリング端末103a〜103dに対して現在使用している周波数チャネル以外の周波数チャネルの測定を指示する。1601aがモニタリング端末103aに対する周波数チャネルの測定指示、1601bがモニタリング端末103bに対する周波数チャネルの測定指示、1601cがモニタリング端末103cに対する周波数チャネルの測定指示、1601dがモニタリング端末103dに対する周波数チャネルの測定指示である。この指示方法は特に指定しないが、一例として、IEEE802.11の測定であるChannel Load Reportの手順を使用しても良い。
これらの測定指示を受けたモニタリング端末103a〜103dは、他の周波数チャネルの測定が終了次第、アクセスポイント101に対して測定結果を報告する。モニタリング端末103aは区間1602aで他の周波数チャネルの測定を行い、測定結果を1603aでアクセスポイント101に通知する。モニタリング端末103bは区間1602bで他の周波数チャネルの測定を行い、測定結果を1603bでアクセスポイント101に通知する。モニタリング端末103cは区間1602cで他の周波数チャネルの測定を行い、測定結果を1603cでアクセスポイント101に通知する。モニタリング端末103dは区間1602dで他の周波数チャネルの測定を行い、測定結果を1603dでアクセスポイント101に通知する。
他の周波数チャネルの測定結果を受け取ったアクセスポイント101は、取得した測定結果から一つの周波数チャネルを選択する。選択する周波数チャネルは媒体予約が機能しやすいものを選択すれば良い。一例としてモニタリング端末103a〜103dから送られてきた各周波数チャネルのChannel Roadの平均値が最も小さい周波数チャネルを選択する方法を用いても良い。その後、その選択した周波数チャネルを、メッセージ1604a〜1604dを用いて守衛端末102a〜102dに通知する。新しい周波数チャネルを通知された守衛端末102a〜102dは、通知された周波数チャネルに移動し、媒体予約用のNAVの送信を開始する。この時、アクセスポイント101は通知された周波数チャネルには移動していないため、守衛端末102a〜102dは自身でキャリアセンスを行い、媒体予約用のNAVの送信を行う。この送信方法は特に指定されないが、一例として第2の実施の形態で示した方法を使用しても良い。
守衛端末102a〜102dに対して周波数チャネルを通知した後、アクセスポイント101はモニタリング端末103a〜103dに対し、守衛端末102a〜102dに通知した周波数チャネルにおける測定を指示する。この測定指示方法は特に指定しないが、一例としてこの周波数チャネルのChannel Load Reportを報告するように指示しても良い。図13では、メッセージ1605aでモニタリング端末103aに対してこの周波数チャネルでの測定を指示し、モニタリング端末103aは指示された周波数チャネルにおいて区間1606aで測定を行い、その後元の周波数チャネルに移動してアクセスポイント101に対して測定結果を1607aで通知する。また、メッセージ1605bでモニタリング端末103bに対してこの周波数チャネルでの測定を指示し、モニタリング端末10bは指示された周波数チャネルにおいて区間1606bで測定を行い、その後元の周波数チャネルに移動してアクセスポイント101に対して測定結果を1607bで通知する。また、メッセージ1605cでモニタリング端末103cに対してこの周波数チャネルでの測定を指示し、モニタリング端末103cは指示された周波数チャネルにおいて区間1606cで測定を行い、その後元の周波数チャネルに移動してアクセスポイント101に対して測定結果を1607cで通知する。また、メッセージ1605dでモニタリング端末103dに対してこの周波数チャネルでの測定を指示し、モニタリング端末103dは指示された周波数チャネルにおいて区間1606dで測定を行い、その後元の周波数チャネルに移動してアクセスポイント101に対して測定結果を1607dで通知する。
アクセスポイント101はメッセージ1607a〜1607dを確認し、守衛端末102a〜102dに指定した周波数チャネルにおける守衛端末102a〜102dの媒体予約の効果が現在使用中の周波数チャネルより高いと判断した場合は、アクセスポイント101に接続している端末に対してメッセージ1608を送信し、守衛端末102a〜102dに対して指定した周波数チャネルへの移動を指示する。周波数チャネルの移動方法は特に指定しないが、一例としてIEEE802.11のChannel Switch messageなどが使用できる。守衛端末102a〜102dに指定した周波数チャネルにおける守衛端末102a〜102dの媒体予約の効果が低いと判断した場合、アクセスポイント101は周波数チャネルの移動を行わない。この時守衛端末102a〜102dが媒体予約用のNAVを送信する周波数チャネルを元に戻す。戻す方法は特に指定しないが、アクセスポイント101が一時的に周波数チャネルを移動して守衛端末102a〜102dに対して周波数チャネルの移動を指示しても良いし、予め設定された時間アクセスポイント101からの信号が無かったときに、守衛端末102a〜102dが元の周波数チャネルに戻ってくるようにしても良い。
以上説明したようにアクセスポイント101、守衛端末102a〜102d、モニタリング端末103a〜103dが動作することで、アクセスポイント101に接続した端末に対して媒体予約の効果を高めることができる。
(第5の実施の形態)
本実施の形態では、守衛端末が媒体予約する周波数チャネルを複数にする一例を説明する。周波数チャネルの間隔に対し、ある周波数チャネルにおいて、通信時に占有する周波数帯域が広い場合、媒体予約用のNAV送信が効果的に働かない場合がある。このような一例は、IEEEE802.11b/g方式のチャネル使用方法であり、この概略を図14Aに示す。周波数チャネルは5MHz間隔で配置されているのに対し、IEEE802.11b方式は約22MHz、IEEE802.11n方式は約20MHzの帯域を占有する。例えばチャネル番号#6を使用して通信を行うと、周波数チャネル#2、#3、#4、#5、#7、#8、#9、#10を使用する他の機器との通信ができないにも関わらず互いに干渉となる。
本実施の形態では、守衛端末が媒体予約する周波数チャネルを複数にする一例を説明する。周波数チャネルの間隔に対し、ある周波数チャネルにおいて、通信時に占有する周波数帯域が広い場合、媒体予約用のNAV送信が効果的に働かない場合がある。このような一例は、IEEEE802.11b/g方式のチャネル使用方法であり、この概略を図14Aに示す。周波数チャネルは5MHz間隔で配置されているのに対し、IEEE802.11b方式は約22MHz、IEEE802.11n方式は約20MHzの帯域を占有する。例えばチャネル番号#6を使用して通信を行うと、周波数チャネル#2、#3、#4、#5、#7、#8、#9、#10を使用する他の機器との通信ができないにも関わらず互いに干渉となる。
このため、周波数チャネル#6で媒体予約用のNAVを送信しても他の周波数チャネルではNAVを認識できず、他の周波数チャネルを使用する端末がキャリアセンスのみで送信を開始する。オーバーラップする帯域が広い周波数チャネルを使用する機器同士の干渉は大きくなるため、隣接する周波数チャネル#5、#7を使用する機器との干渉、次いで周波数チャネル#4、#8を使用する機器との干渉の影響が大きい。本実施の形態ではこれらの影響が大きい周波数チャネルにおいて、媒体予約用のNAVを送信することでこれらの周波数を使用する機器から発生する干渉を減らす。
本実施の形態では、使用する機器は第1の実施の形態と同様の機器を使用する。本実施の形態における制御の一例を、図14Bのタイミングチャートを使用して説明する。アクセスポイント101、並びに守衛端末102a〜102d、モニタリング端末103a〜103d、アクセスポイント101に接続している端末は、区間1701で周波数チャネル#6を使用して通信を行う。この区間1701では第1の実施の形態と同様に、守衛端末102a〜102dが周波数チャネル#6で媒体予約用のNAVを送信しても良い。次に区間1702で守衛端末102a〜102dが周波数チャネル#5で媒体予約用のNAVを送信する。送信の方法は特に指定しないが、一例として第2の実施の形態で示した方法を使用しても良い。以下、周波数チャネル#6以外で媒体予約用のNAVを送信する場合も同様に、一例として第2の実施の形態で示した方法を使用しても良い。続いて区間1703で守衛端末102a〜102dが周波数チャネル#7で媒体予約用のNAVを送信する。
その後、区間1704で、区間1701と同様にアクセスポイント101、並びに守衛端末102a〜102d、モニタリング端末103a〜103d、アクセスポイント101に接続している端末は、周波数チャネル#6を使用して通信を行う。続いて守衛端末102a〜102dは、区間1705で周波数チャネル#4で媒体予約用のNAVを送信し、区間1706で周波数チャネル#8で媒体予約用のNAVを送信する。その後、区間1707で、区間1701と同様にアクセスポイント101、並びに守衛端末102a〜102d、モニタリング端末103a〜103d、アクセスポイント101に接続している端末は、周波数チャネル#6を使用して通信を行う。続いて守衛端末102a〜102dは、区間1708で周波数チャネル#5で媒体予約用のNAVを送信し、区間1709で周波数チャネル#7で媒体予約用のNAVを送信する。以上のフローを繰り返すことで、通信で使用する周波数チャネル#6に隣接した干渉が多い周波数チャネル#4、#5、#7、#8で媒体予約用のNAVを送信することでこれらの周波数チャネルにおける送信機会を減らすことで干渉を減らし、更により干渉が多い周波数チャネル#5、#7で媒体予約用のNAVの送信頻度を増やすことで更に干渉を減らすことができる。
また、周波数チャネルの占有帯域がオーバーラップしない場合においても、隣接する周波数チャネルにおいて媒体予約用のNAVを送信しても良い。これは周波数チャネル配置、周波数チャネル当たりの占有帯域、受信部の性能などの諸要因が関係するが、ある通信装置の近傍において、その通信装置が使用する周波数チャネルに隣接する周波数チャネルで他の通信装置が送信した場合、その隣接する周波数チャネルから妨害を受けることがある。この妨害を減らすために、図14Aおよび図14Bで説明した手順を使用しても良い。一例として、使用する周波数チャネルと周波数当たりの占有帯域が図15Aのように設定されているとする。アクセスポイント101が周波数チャネル#44を使用する場合、周波数チャネル#40、または周波数チャネル#48を使用する他の機器から妨害を受ける可能性がある。媒体予約用のNAVの送信方法の一例として、図14Bに示した手順で、周波数チャネル#6としていた部分を周波数チャネル#44に、周波数チャネル#4や周波数チャネル#5としていた部分を周波数チャネル#40に、周波数チャネル#7や周波数チャネル#8としていたところを周波数チャネル#48と置き換えた手順を使用しても良い。
また、複数の周波数チャネルを束ねて高速化する手法がしばしば用いられるが、この際、複数の周波数チャネルを束ねる通信装置と、複数の周波数チャネルを使用しない通信装置の間で干渉が発生することがある。例えば、図15Bのように2つの周波数チャネルを束ねて使用する場合、周波数チャネル#44に周波数チャネル#48を束ねて使用する機器に対し、周波数チャネル#48を単独で使用する機器が干渉を与える。この干渉を減らすために、周波数チャネル#44に周波数チャネル#48を使用するアクセスポイントが、周波数チャネル#48で媒体予約用のNAVを送信しても良い。また、4つの周波数チャネルを束ねる場合でも同様に、例えば周波数チャネル#44に、周波数チャネル#36、#40、#48を束ねる時に、周波数チャネル#36、#40、#48に対して媒体予約用のNAVを送信しても良い。
図14Bに示した手順では、隣接する複数の周波数チャネルに対し媒体予約用のNAVを送信するときは、それぞれの周波数チャネル毎に媒体予約用のNAVを送信していたが、複数の周波数チャネルに対して一度に媒体予約用のNAVを送信しても良い。
以上のように動作することで、隣接する周波数チャネルから受ける干渉を低減し、送信機会を多く確保することで通信効率の向上が可能となる。
なお、本発明は、以下の構成を採ることも可能である。すなわち、本発明の一観点によれば、無線端末装置と通信を行うアクセスポイントと共に使用し、漏洩同軸ケーブルを備え、媒体予約のための信号を漏洩同軸ケーブルから送信することを特徴とする守衛端末装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、前記漏洩同軸ケーブルを、アクセスポイントの通信範囲の一部に配置することを特徴とする守衛端末装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、アクセスポイントと守衛端末装置と共に使用し、守衛端末装置が送信する媒体予約信号に含まれているアドレスが所定の値であった場合は媒体予約信号による媒体予約を行わないことを特徴とする無線通信装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、無線端末装置と通信を行うアクセスポイントと共に使用し、守衛端末装置が送信した媒体予約信号による予約時間を短縮する信号を送信することを特徴とする守衛端末装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、無線端末装置と守衛端末装置と共に使用し、守衛端末が送信する媒体予約信号による予約時間を短縮する信号の送信を、アクセスポイントと接続する無線端末装置に提供するQoSによって行うことを特徴とするアクセスポイントが提供される。
また、本発明の他の観点によれば、前記アクセスポイントに接続する無線端末装置のいずれかが媒体予約信号による媒体予約区間を使用しない通信を行った時間によって、前記媒体予約信号による予約時間を短縮する信号の送信を行うことを特徴とするアクセスポイントが提供される。
また、本発明の他の観点によれば、無線端末装置と通信を行うアクセスポイントと共に使用し、アクセスポイントが使用する周波数チャネルに隣接する周波数チャネルに媒体予約信号を送信することを特徴とする守衛端末装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、前記アクセスポイントが使用する周波数チャネルに隣接する周波数チャネルは、アクセスポイントが使用する周波数に束ねて使用する周波数チャネルを含むことを特注とする守衛端末装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、前記アクセスポイントが使用する周波数チャネルに隣接する周波数チャネルは、隣接チャネルから妨害を受ける周波数チャネルであることを特徴とする守衛端末装置が提供される。
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)などの揮発性メモリあるいはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、例えば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んで良い。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサであっても良いし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていても良いし、アナログ回路で構成されていても良い。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明の一態様は、当該技術による新たな集積回路を用いることも可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の一例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、例えば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などの端末装置もしくは通信装置に適用できる。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明の一態様は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
本発明は、無線通信装置に利用可能である。
101…アクセスポイント、102a〜102d…守衛端末、103a〜103d…モニタリング端末、104a〜104d…LCX、105a〜105d…LCX、201…アクセスポイント、211、212…LCX、211a、212a…給電点、211b、212b…給電用ケーブル、501…制御部、502…トランシーバ部、503…アンテナ部、504…品質測定部、1001…アクセスポイント、1002a〜1002f…守衛端末、1003a〜1003f…モニタリング端末
Claims (10)
- 無線端末装置と無線通信を行うアクセスポイントと共に使用される守衛端末装置であって、
媒体予約を行うための信号を出力する制御部と、
前記媒体予約を行うための信号を無線送信する漏洩同軸ケーブルと、を備える守衛端末装置。 - 前記漏洩同軸ケーブルは、前記アクセスポイントの通信範囲の一部に配置される請求項1記載の守衛端末装置。
- 無線端末装置と無線通信を行うアクセスポイントと共に使用される守衛端末装置であって、
前記アクセスポイントまたは前記アクセスポイントと共に使用される他の守衛端末装置が送信した媒体予約信号による予約時間を短縮する信号を送信する守衛端末装置。 - 無線端末装置と無線通信を行うアクセスポイントと共に使用される守衛端末装置であって、
前記アクセスポイントが使用する周波数チャネルに隣接する周波数チャネルに媒体予約信号を送信する守衛端末装置。 - 前記アクセスポイントが使用する周波数チャネルに隣接する周波数チャネルは、前記アクセスポイントが使用する周波数チャネルに束ねて使用する周波数チャネルを含む請求項4記載の守衛端末装置。
- 前記アクセスポイントが使用する周波数チャネルに隣接する周波数チャネルは、隣接チャネルから妨害を受ける周波数チャネルである請求項4記載の守衛端末装置。
- 無線端末装置と無線通信を行うアクセスポイントであって、
自装置の通信範囲内に通信可能な守衛端末装置が存在する場合、前記守衛端末装置が送信する媒体予約信号による予約時間を短縮する信号の送信を、前記無線端末装置に提供するQoSによって行うアクセスポイント。 - 前記無線端末装置のいずれかが媒体予約信号による媒体予約区間を使用しない通信を行った時間に応じて、前記媒体予約信号による予約時間を短縮する信号の送信を行う請求項7記載のアクセスポイント。
- アクセスポイントと無線通信を行う無線通信装置であって、
前記アクセスポイントと共に使用される守衛端末装置が送信した媒体予約信号に含まれているアドレスが所定の値であった場合は、前記媒体予約信号による媒体予約を行わない無線通信装置。 - 無線端末装置と通信を行うアクセスポイントと共に使用され守衛端末装置の送信方法であって、
前記アクセスポイントが使用する周波数チャネルに隣接する周波数チャネルに媒体予約信号を送信する送信方法。
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