JP2018042006A - 画像処理方法、画像処理装置、および撮像装置 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、および撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】滑らかな全焦点画像を得ることができ、かつ、参照すべきでない撮影画像に存在する不要な輝度値が全焦点画像に現れることもない画像処理方法、画像処理装置、および撮像装置を提供する。
【解決手段】まず、焦点位置を変化させつつ撮影した複数の撮影画像について、画素ごとに鮮鋭度を算出する。次に、座標毎に、参照すべき撮影画像の番号である画像参照値を決定する。続いて、座標毎に、画像参照値と鮮鋭度とに基づいて輝度値を算出する。その際、各座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値に対して、周囲の座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値を反映させる。その後、算出された輝度値を組み合わせて、全焦点画像を生成する。これにより、滑らかな全焦点画像が得られる。また、画像参照値自体は変更しない。したがって、参照すべきでない撮影画像の画素に存在する不要な輝度値が、全焦点画像に現れることはない。
【選択図】図8

Description

本発明は、複数の撮影画像に基づいて全焦点画像を生成する画像処理方法、画像処理装置、および撮像装置に関する。
特許文献1には、細胞を高解像度で撮影することによって、細胞の培養状態を観察する装置が記載されている。特許文献1の装置は、容器内に培養液とともに保持された細胞を、カメラで撮影する。このような装置では、1回の撮影で、培養液中の全ての細胞に焦点を合わせることが難しい場合がある。このため、カメラの焦点位置を変えて複数回の撮影を行い、得られた複数の画像を合成することによって、全体に焦点が合ったような全焦点画像を生成する。
特開2016−14974号公報 特開2010−20758号公報
全焦点画像は、複数の撮影画像の焦点が合った部分を繋ぎ合わせることによって生成される。このため、画像の繋ぎ目において輝度値にムラが生じやすい。この点について、特許文献2には、平滑化により、滑らかな全焦点画像を生成する技術が記載されている。特許文献2の画像処理装置では、撮影した複数の画像のうち、画素ごとに参照すべき画像の番号を「第1の参照値」として決定している。また、この「第1の参照値」を平滑化することによって、「第2の参照値」を算出している。そして、「第2の参照値」に基づいて、滑らかな全焦点画像を生成している。
しかしながら、特許文献2の方法では、参照値自体を平滑化するため、平滑化した後の「第2の参照値」に基づいて、本来参照すべきでない画像が参照される場合がある。例えば、「第1の参照値」が1から5に切り替わる箇所では、平滑化により「第2の参照値」が3となる場合がある。このとき、本来参照すべきでない3番の画像に異物が映っていると、その異物が全焦点画像に現れてしまうこととなる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、全焦点画像内の画像参照値が切り替わる箇所において、輝度値を滑らかに変化させることができ、かつ、参照すべきでない撮影画像に存在する不要な輝度値が全焦点画像に現れることもない画像処理方法、画像処理装置、および撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、複数の撮影画像に基づいて全焦点画像を生成する画像処理方法であって、a)焦点位置を光軸に沿って変化させつつ対象物を撮影することにより、複数の撮影画像を取得する工程と、b)前記複数の撮影画像に含まれる各画素について、鮮鋭度を算出する工程と、c)前記複数の撮影画像の互いに対応する画素の間で、鮮鋭度を比較することにより、全焦点画像の各座標の輝度値として参照すべき前記撮影画像の番号である画像参照値を決定する工程と、d)座標毎に、前記画像参照値と前記鮮鋭度とに基づいて輝度値を算出する工程と、e)算出された輝度値を組み合わせて、全焦点画像を生成する工程と、を有し、前記工程d)では、各座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値に対して、周囲の座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値を反映させる。
本願の第2発明は、第1発明の画像処理方法であって、前記工程d)では、各座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値に対して、周囲の座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値を、前記鮮鋭度が高いほど影響が大きくなるような重みづけで反映させる。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の画像処理方法であって、前記工程d)では、各座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値に対して、周囲の座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値を、距離が近いほど影響が大きくなるような重み付けで反映させる。
本願の第4発明は、第2発明または第3発明の画像処理方法であって、前記重み付けに、ガウシアン関数を用いる。
本願の第5発明は、第1発明から第4発明までのいずれか1発明の画像処理方法であって、前記対象物は細胞である。
本願の第6発明は、複数の撮影画像に基づいて全焦点画像を生成する画像処理装置であって、焦点位置を光軸に沿って変化させつつ対象物を撮影することにより取得された複数の撮影画像を記憶する画像記憶部と、前記複数の撮影画像に含まれる各画素について、鮮鋭度を算出する鮮鋭度算出部と、前記複数の撮影画像の互いに対応する画素の間で、鮮鋭度を比較することにより、全焦点画像の各座標の輝度値として参照すべき前記撮影画像の番号である画像参照値を決定する画像参照値決定部と、座標毎に、前記画像参照値と前記鮮鋭度とに基づいて輝度値を算出する輝度値算出部と、算出された輝度値を組み合わせて、全焦点画像を生成する全焦点画像生成部と、を有し、前記輝度値算出部は、各座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値に対して、周囲の座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値を反映させる。
本願の第7発明は、第6発明の画像処理装置であって、前記輝度値算出部は、各座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値に対して、周囲の座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値を、前記鮮鋭度が高いほど影響が大きくなるような重みづけで反映させる。
本願の第8発明は、第6発明または第7発明の画像処理装置であって、前記輝度値算出部は、各座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値に対して、周囲の座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値を、距離が近いほど影響が大きくなるような重み付けで反映させる。
本願の第9発明は、第7発明または第8発明の画像処理装置であって、前記重み付けに、ガウシアン関数を用いる。
本願の第10発明は、第6発明から第9発明までのいずれか1発明の画像処理装置であって、前記対象物は細胞である。
本願の第11発明は、撮像装置であって、第6発明から第10発明までのいずれか1発明の画像処理装置と、前記対象物を撮影するカメラと、前記対象物に向けて光を照射する投光部と、前記カメラの焦点位置を光軸に沿って変化させる移動機構と、を有する。
本願の第1発明〜第5発明によれば、全焦点画像内の、画像参照値が切り替わる箇所において、輝度値を滑らかに変化させることができる。特に、本発明では、工程c)において決定された画像参照値を変更することなく、各座標の輝度値を、互いに滑らかに変化するように算出できる。このため、参照すべきでない撮影画像の画素に存在する不要な輝度値が、全焦点画像に現れることはない。
特に、本願の第4発明によれば、ガウシアン関数の係数を任意に設定することによって、重み付けの度合いを調整できる。
本願の第6発明〜第11発明によれば、全焦点画像内の、画像参照値が切り替わる箇所において、輝度値を滑らかに変化させることができる。特に、本発明では、画像参照値決定部が決定した画像参照値を変更することなく、各座標の輝度値を、互いに滑らかに変化するように算出できる。このため、参照すべきでない撮影画像の画素に存在する不要な輝度値が、全焦点画像に現れることはない。
特に、本願の第9発明によれば、ガウシアン関数の係数を任意に設定することによって、重み付けの度合いを調整できる。
ウェルプレートの一例を示す斜視図である。 撮像装置の構成を示した図である。 制御部と、撮像装置内の各部との接続を示したブロック図である。 制御部内において実現される機能を、概念的に示したブロック図である。 撮影処理の流れを示したフローチャートである。 1つのウェルの断面図である。 1つのウェルにおいて撮影された5つの撮影画像を示した図である。 全焦点画像の生成手順を示したフローチャートである。 画像参照値の分布の例を示した図である。 鮮鋭度の分布の例を示した図である。 全焦点画像の例を示した図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.撮像装置の構成>
図1は、撮像装置1にセットされるウェルプレート9の一例を示す斜視図である。ウェルプレート9は、複数のウェル(窪部)91を有する略板状の試料容器である。ウェルプレート9の材料には、例えば、光を透過する透明な樹脂が使用される。図1に示すように、複数のウェル91は、ウェルプレート9の上面に、規則的に配列されている。各ウェル91内には、培養液92とともに、撮影対象物となる複数の細胞93が保持される。なお、上面視におけるウェル91の形状は、図1のような円形であってもよく、矩形等の他の形状であってもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係る撮像装置1の構成を示した図である。この撮像装置1は、ウェルプレート9内の複数の細胞93を、カメラ40の焦点位置を変化させつつ複数回撮影し、得られた複数の撮影画像を合成して、観察用の合成画像(全焦点画像)を生成する装置である。
撮像装置1は、例えば、医薬品の研究開発分野において、医薬品の候補となる化合物を絞り込むスクリーニング工程に、使用される。スクリーニング工程の担当者は、ウェルプレート9の複数のウェル91に、濃度や組成の異なる化合物を添加する。そして、撮像装置1において、ウェルプレート9の各ウェル91内の細胞93の画像を取得する。その後、得られた画像に基づいて、細胞93の培養状態を比較・分析することにより、培養液92に添加された化合物の効用を検証する。
ただし、撮像装置1は、IPS細胞やES細胞等の多能性幹細胞の研究・開発において、細胞の分化などを観察するために用いられてもよい。
図2に示すように、本実施形態の撮像装置1は、ステージ10、投光部20、投光部移動機構30、カメラ40、焦点移動機構50、カメラ移動機構60、および制御部70を備えている。
ステージ10は、ウェルプレート9を保持する載置台である。撮像装置1内におけるステージ10の位置は、少なくとも撮影時には固定される。ステージ10の中央には、上下に貫通する矩形の開口部11が設けられている。また、ステージ10は、開口部11の縁に、環状の支持面12を有する。ウェルプレート9は、開口部11に嵌め込まれるとともに、支持面12によって水平に支持される。したがって、各ウェル91の上部および下部は、ステージ10に塞がれることなく露出する。
投光部20は、ステージ10に保持されたウェルプレート9の上方に配置されている。投光部20は、LED等の光源を有する。後述する撮影時には、投光部20内の光源が発光する。これにより、投光部20から下方へ向けて、光が照射される。なお、投光部20は、ウェルプレート9に向けて光を照射するものであればよい。したがって、投光部20の光源自体は、ウェルプレート9の上方から外れた位置に配置され、ミラー等の光学系を介して、ウェルプレート9に光が照射される構成であってもよい。
投光部移動機構30は、ステージ10に保持されたウェルプレート9の上面に沿って、投光部20を水平に移動させる機構である。投光部移動機構30には、例えば、モータの回転運動をボールねじを介して直進運動に変換する機構が用いられる。撮像装置1は、投光部移動機構30を動作させることにより、各ウェル91の上方位置に、投光部20を配置することができる。なお、図2では、投光部20の移動方向として、矢印a1の1方向のみが示されている。しかしながら、投光部移動機構30は、投光部20を、ウェルプレート9の上面に沿って2方向(図2中の左右方向および奥行き方向)に移動させるものであってもよい。
カメラ40は、ステージ10に保持されたウェルプレート9の下方に配置されている。カメラ40は、レンズ等の光学系41と、CCDやCMOS等の撮像素子42とを有する。後述する撮影時には、投光部20からウェルプレート9の一部分へ向けて光を照射しつつ、カメラ40が、ウェルプレート9の当該一部分を撮影する。これにより、ウェルプレート9内の細胞93の画像を、デジタルデータとして取得することができる。取得された撮影画像は、カメラ40から制御部70へ入力される。
焦点移動機構50は、カメラ40の焦点位置を変化させる機構である。本実施形態の焦点移動機構50は、カメラ40の光学系41に含まれる一部の光学部品を移動させる。これにより、カメラ40の焦点位置を光軸に沿って変化させる。焦点移動機構50は、ウェルプレート9内の細胞93の付近において、カメラ40の焦点位置を、上下に細かく変化させることができる。焦点移動機構50には、例えば、小型のモータが用いられる。
カメラ移動機構60は、カメラ40の姿勢を維持しつつ、カメラ40の水平方向の位置を変化させる機構である。カメラ移動機構60は、カメラ40および焦点移動機構50を、一体として水平に移動させる。カメラ移動機構60には、例えば、モータの回転運動をボールねじを介して直進運動に変換する機構が用いられる。撮像装置1は、カメラ移動機構60を動作させることにより、各ウェル91の下方位置に、カメラ40を配置することができる。なお、図2では、カメラ移動機構60によるカメラ40の移動方向として、矢印a2の1方向のみが示されている。しかしながら、カメラ移動機構60は、カメラ40を、ウェルプレート9の下面に沿って2方向(図2中の左右方向および奥行き方向)に移動させるものであってもよい。
上述した投光部移動機構30と、カメラ移動機構60とは、同期駆動される。これにより、投光部20とカメラ40とは、上面視において、常に同じ位置に配置される。すなわち、投光部20とカメラ40とは、同じ向きに同じ距離だけ移動し、あるウェル91の下方位置にカメラ40が配置されたときには、必ず、そのウェル91の上方位置に投光部20が配置される。
制御部70は、例えば、コンピュータにより構成される。制御部70は、撮像装置1内の各部を動作制御する制御装置としての機能と、カメラ40から入力された複数の撮影画像に基づいて全焦点画像を生成する画像処理装置としての機能と、を有する。図3は、制御部70と、撮像装置1内の各部との接続を示したブロック図である。図3に示すように、制御部70は、上述した投光部20、投光部移動機構30、カメラ40、焦点移動機構50、およびカメラ移動機構60と、それぞれ通信可能に接続されている。
また、図2中に概念的に示したように、制御部70は、CPU等のプロセッサ701、RAM等のメモリ702、およびハードディスクドライブ等の記憶部703を有する。記憶部703内には、撮像装置1内の各部を動作制御するための制御プログラムP1と、カメラ40から入力された複数の撮影画像に基づいて全焦点画像を生成するための画像処理プログラムP2と、が記憶されている。
図4は、制御部70内において実現される機能を、概念的に示したブロック図である。図4に示すように、制御部70は、撮像制御部71と画像処理部72とを有する。撮像制御部71は、制御プログラムP1に従って、投光部20、投光部移動機構30、カメラ40、焦点移動機構50、およびカメラ移動機構60を動作制御する。これにより、ウェルプレート9の各ウェル91に保持された細胞93の撮影処理が進行する。画像処理部72は、カメラ40から入力された複数の撮影画像を、画像処理プログラムP2に従って処理することにより、全焦点画像を生成する。
また、図4に示すように、画像処理部72は、画像記憶部721、鮮鋭度算出部722、画像参照値決定部723、輝度値算出部724、および全焦点画像生成部725を有する。これらの各部が行う具体的な処理については、後述する。
<2.撮影処理について>
続いて、上述した撮像装置1の動作について、説明する。図5は、撮像装置1おける撮影処理の流れを示したフローチャートである。
撮像装置1のステージ10に、ウェルプレート9がセットされて、制御部70に動作開始の指示が入力されると、制御部70の撮像制御部71は、まず、焦点移動機構50を動作させる。これにより、カメラ40の焦点位置を、所定の高さに合わせる(ステップS1)。図6は、1つのウェル91の断面図である。図6に示すように、本実施形態では、カメラ40の焦点位置を5段階(第1焦点位置H1〜第5焦点位置H5)に変更できるものとする。撮影処理の開始時には、まず、最も高い第1焦点位置H1に、カメラ40の焦点を合わせる。
次に、制御部70は、投光部移動機構30およびカメラ移動機構60を、動作させる。これにより、投光部20およびカメラ40を、撮影すべきウェル91の上下に移動させる(ステップS2)。そして、制御部70は、投光部20およびカメラ40を動作させて、当該ウェル91内に保持された細胞93を撮影する(ステップS3)。すなわち、投光部20から下方へ向けて光を照射しつつ、カメラ40による撮影を行う。これにより、当該ウェル91内に保持された細胞93の、第1焦点位置H1における撮影画像が得られる。
続いて、制御部70は、撮影対象となる次のウェル91があるか否かを判断する(ステップS4)。次のウェル91がある場合には(ステップS4においてyes)、投光部移動機構30およびカメラ移動機構60を、動作させる。これにより、投光部20およびカメラ40を、次のウェル91の上下に移動させる(ステップS2)。そして、制御部70は、投光部20およびカメラ40を動作させて、当該ウェル91内に保持された細胞93を撮影する(ステップS3)。
このように、制御部70は、投光部20およびカメラ40の移動(ステップS2)と、撮影(ステップS3)とを繰り返す。これにより、ウェルプレート9の撮影対象となる全てのウェル91について、第1焦点位置H1における撮影画像を取得する。
やがて、未撮影のウェル91が無くなると(ステップS4においてno)、制御部70は、カメラ40の焦点位置を変更するか否かを判断する(ステップS5)。ここでは、5つの焦点位置H1〜H5のうち、まだ撮影を行っていない焦点位置が残っていれば、カメラ40の焦点位置を変更すべきと判断する(ステップS5においてyes)。例えば、第1焦点位置H1における撮影処理が終了すると、制御部70は、次の焦点位置である第2焦点位置H2に、カメラ40の焦点位置を変更すべきと判断する。
カメラ40の焦点位置を変更する場合、制御部70は、焦点移動機構50を動作させて、カメラ40の焦点位置を、変更すべき位置に移動させる(ステップS1)。そして、上述したステップS2〜S4の処理を繰り返す。これにより、ウェルプレート9の各ウェル91について、変更後の焦点位置における細胞93の撮影画像を取得する。
以上のように、制御部70は、カメラ40の焦点位置の変更(ステップS1)と、複数のウェル91についての撮影画像の取得(ステップS2〜S4)とを繰り返す。これにより、ウェルプレート9の複数のウェル91のそれぞれについて、5つの焦点位置H1〜H5で撮影された5つの撮影画像が得られる。
<3.画像処理について>
続いて、カメラ40から入力された複数の撮影画像に基づいて、全焦点画像を生成するための画像処理について説明する。
図7は、図6のウェル91において撮影された5つの撮影画像D1〜D5を示した図である。図7の第1撮影画像D1〜第5撮影画像D5は、それぞれ、図6の第1焦点位置H1〜第5焦点位置H5における撮影画像である。図6に示すように、本実施形態では、ウェル91内のカメラ40の撮影視野内に、2つの細胞93と、1つの異物94とが存在するものとする。以下では、図6中の左側の細胞93を第1細胞931と称し、右側の細胞93を第2細胞932と称する。図7の例では、第1細胞931については、第1撮影画像D1において最も焦点が合っており、第2細胞932については、第5撮影画像D5において最も焦点が合っている。また、第3撮影画像D3には、異物94が映っている。
細胞93の観察は、細胞に焦点が合った合焦点位置で行うことが好ましい。しかしながら、図6のように、1つのウェル91に含まれる複数の細胞93の高さ(光軸方向の位置)が異なる場合、1つの撮影画像Dで、全ての細胞93に焦点を合わせることはできない。このため、この撮像装置1の制御部70は、複数の撮影画像D1〜D5に含まれる画素を組み合わせて、全ての細胞93に焦点が合ったボケの少ない全焦点画像を生成する。
図8は、制御部70による全焦点画像の生成手順を示したフローチャートである。
全焦点画像を生成するときには、まず、制御部70が、上述した撮影処理によって得られた複数の撮影画像D1〜D5を、画像記憶部721に記憶させる(ステップS6)。次に、制御部70の鮮鋭度算出部722が、複数の撮影画像D1〜D5のそれぞれについて、画素毎に、鮮鋭度Sを算出する(ステップS7)。鮮鋭度Sは、その画素付近における画像の明瞭さ(sharpness)を示す指標である。鮮鋭度Sは、例えば、その画素を中心とする一定の領域における画素の輝度変化に基づいて計算される。ただし、鮮鋭度Sに、周辺画素の輝度の分散値、輝度の最大値、輝度の最小値、画素そのものの輝度値などが用いられてもよい。
各撮影画像Dの各画素について、鮮鋭度Sが算出されると、次に、制御部70の画像参照値決定部723が、複数の撮影画像D1〜D6の互いに対応する画素の間で、鮮鋭度Sを比較する。これにより、座標ごとに画像参照値Aを決定する(ステップS8)。画像参照値Aは、全焦点画像の各座標の輝度値として参照すべき撮影画像Dの番号を示すパラメータである。例えば、複数の撮影画像D1〜D5の互いに対応する(同一座標の)画素のうち、最も鮮鋭度Sの高い画素が属する撮影画像がD1であれば、画像参照値Aを「1」とする。
図9は、図7の5つの撮影画像D1〜D5に基づいて決定される画像参照値Aの分布の例を示した図である。ここでは、理解を容易とするため、画像を構成する画素数は、5×5の25画素とする。図7の例では、画像の中央よりも左上に位置する第1細胞931に、最もピントが合う撮影画像は、第1撮影画像D1である。このため、画像の左上の領域では、第1撮影画像D1に含まれる画素の鮮鋭度Sが高くなる。したがって、図9のように、画像の左上の領域では、画像参照値Aが「1」となる。また、図7の例では、画像の中央よりも右下に位置する第2細胞932に、最もピントが合う撮影画像は、第5撮影画像D5である。このため、画像の右下の領域では、第5撮影画像D5に含まれる画素の鮮鋭度Sが高くなる。したがって、図9のように、画像の右下の領域では、画像参照値Aが「5」となる。
各座標の画像参照値Aが決定されると、続いて、制御部70は、各座標を代表する鮮鋭度Sを決定する。図10は、各座標を代表する鮮鋭度Sの分布の例を示した図である。各座標を代表する鮮鋭度Sには、例えば、その座標の画像参照値Aが示す撮影画像Dにおける鮮鋭度Sが採用される。例えば、図9の左上の領域のように、画像参照値Aが「1」となっている座標については、第1撮影画像D1の当該座標の鮮鋭度Sを、座標を代表する鮮鋭度Sとする。また、図9の右下の領域のように、画像参照値Aが「5」となっている座標については、第5撮影画像D5の当該座標の鮮鋭度Sを、座標を代表する鮮鋭度Sとする。
その後、制御部70の輝度値算出部724が、ステップS8において決定された画像参照値Aと、各撮影画像D1〜D5の輝度値とに基づいて、全焦点画像を構成する各座標の輝度値Vを算出する(ステップS9)。ステップS9では、各座標の画像参照値Aが示す撮影画像Dの当該座標の輝度値に対して、周囲の座標の画像参照値Aが示す撮影画像Dの輝度値を反映させて、全焦点画像の当該座標の輝度値Vを算出する。具体的には、輝度値算出部724は、例えば次の数式(1)を用いて、全焦点画像を構成する各座標の輝度値Vを算出する。
ここで、数式(1)中のV(xn,yn)は、全焦点画像内の座標(xn,yn)における輝度値(算出すべき輝度値)を示す。数式(1)中のk,lは、それぞれ、着目する座標(xn,yn)からの周囲の座標までのx方向およびy方向の距離を示す。数式(1)中のfx,fyは、着目する座標からの考慮に入れる座標の範囲(輝度値を反映させる範囲)を示す。σdは、距離の重み付け係数である。σsは、鮮鋭度Sの重み付け係数である。鮮鋭度S(x、y)は、0〜1の値に正規化されているものとする。
数式(1)は、距離の重み付け量と鮮鋭度Sの重み付け量とを、それぞれガウシアン係数で表現し、それらの掛け合わせを行うことを意味する。すなわち、輝度値算出部724は、着目する座標の輝度値に、周囲の座標の輝度値を、距離および鮮鋭度Sに応じた重み付けで反映させて、全焦点画像の各座標の輝度値Vを算出する。より詳述すると、輝度値算出部724は、まず、各座標について、図9に示される画像参照値Aが示す撮影画像Dの当該座標の輝度値を参照する。そして、その輝度値に対して、周囲の座標の画像参照値Aが示す撮影画像Dの輝度値を反映させる。その際、着目する座標からの距離が近い座標ほど、輝度値を大きく影響させる。また、図10に示される鮮鋭度Sが高いほど、輝度値を大きく影響させる。
その後、制御部70の全焦点画像生成部725が、座標毎に算出された輝度値Vを組み合わせて、全焦点画像を生成する(ステップS10)。図11は、図7の5つの撮影画像D1〜D5に基づいて生成される全焦点画像の例を示した図である。全焦点画像には、異物94が現れることなく、かつ、第1細胞931と第2細胞932とが、共にボケの少ない状態で現れる。
このように、この撮像装置1では、各座標の画像参照値Aが示す撮影画像Dの輝度値に対して、周囲の座標の画像参照値Aが示す撮影画像Dの輝度値を反映させる。このため、全焦点画像内の、画像参照値Aが切り替わる箇所において、輝度値を滑らかに変化させることができる。また、この撮像装置1では、ステップS8において決定された画像参照値自体を変更することなく、各座標の輝度値を、互いに滑らかに変化するように算出できる。このため、参照すべきでない撮影画像Dの画素に存在する不要な輝度値(例えば、第3撮影画像D3に含まれる異物94の輝度値)が全焦点画像に現れることはない。
また、本実施形態では、数式(1)のように、距離および鮮鋭度Sの重み付けに、それぞれガウシアン関数を用いている。このため、ガウシアン関数の係数を任意に設定することによって、重み付けの度合いを容易に調節できる。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の数式(1)は、全焦点画像の各座標の輝度値を算出するための計算式の一例である。数式(1)に代えて、他の計算式を用いてもよい。計算式は、各座標の画像参照値Aが示す撮影画像Dの輝度値に対して、周囲の座標の画像参照値Aが示す撮影画像Dの輝度値を反映させるための計算式であればよい。
また、上記の実施形態では、1つのウェル91に対して1つの視野が設定され、当該視野において、焦点位置を変えて撮影を行う場合について説明した。しかしながら、1つのウェル91を複数の視野に分けて、各視野の間でカメラ40を移動させつつ、視野毎に複数の撮影画像Dを取得してもよい。その場合、視野毎に、上記の画像処理を行って全焦点画像を生成し、得られた全焦点画像を合成(タイリング)して、1つのウェル91の画像を生成すればよい。
また、上記の実施形態では、撮影対象物となる細胞93が、ウェルプレート9の複数のウェル91内に保持されていた。しかしながら、細胞93は、ウェルプレート9以外の容器に保持されていてもよい。例えば、細胞93は、シャーレ内に保持されていてもよい。
また、上記の実施形態では、単体の細胞93を撮影対象物としていた。しかしながら、撮影対象物は、複数の細胞が立体的に集合した細胞集塊(スフェロイド)であってもよい。また、撮影対象物は、細胞以外の試料であってもよい。
また、上記の実施形態では、撮影対象物の上方に投光部20が配置され、撮影対象物の下方にカメラ40が配置されていた。しかしながら、撮影対象物の下方に投光部20が配置され、撮影対象物の上方にカメラ40が配置されていてもよい。
また、上記の実施形態では、カメラ40の光学系41に含まれる一部の光学部品を移動させることにより、カメラ40の焦点位置を変化させていた。しかしながら、カメラ40全体を昇降移動させることにより、ウェル91内におけるカメラ40の焦点位置を、光軸に沿って変化させてもよい。また、撮影対象物を保持する容器を昇降移動させることにより、容器に対するカメラ40の焦点位置を、相対的に変化させてもよい。すなわち、本発明における「移動機構」は、カメラ40全体を移動させる機構または容器を移動させる機構であってもよい。
また、上記の実施形態では、細胞93を保持する容器の位置が固定され、投光部20およびカメラ40が水平方向に移動していた。しかしながら、投光部20およびカメラ40の位置を固定して、容器を水平方向に移動させてもよい。ただし、撮影の途中で培養液92中の細胞93が変化すると、複数の撮影画像Dの間で、細胞93の位置がずれやすい。このため、上記の実施形態のように、容器の位置は、固定されていることが好ましい。
また、上記の実施形態では、カメラ40の焦点位置が5段階に変更可能であり、1つの視野について、5つの撮影画像D1〜D5を取得していた。しかしながら、1つの視野について取得する撮影画像Dの数は、2〜4つであってもよく、6つ以上であってもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 撮像装置
9 ウェルプレート
10 ステージ
20 投光部
30 投光部移動機構
40 カメラ
41 光学系
42 撮像素子
50 焦点移動機構
60 カメラ移動機構
70 制御部
71 撮像制御部
72 画像処理部
91 ウェル
92 培養液
93 細胞
94 異物
721 画像記憶部
722 鮮鋭度算出部
723 画像参照値決定部
724 輝度値算出部
725 全焦点画像生成部
A 画像参照値
D1〜D5 撮影画像
H1〜H5 焦点位置
P1 制御プログラム
P2 画像処理プログラム
S 鮮鋭度

Claims (11)

  1. 複数の撮影画像に基づいて全焦点画像を生成する画像処理方法であって、
    a)焦点位置を光軸に沿って変化させつつ対象物を撮影することにより、複数の撮影画像を取得する工程と、
    b)前記複数の撮影画像に含まれる各画素について、鮮鋭度を算出する工程と、
    c)前記複数の撮影画像の互いに対応する画素の間で、鮮鋭度を比較することにより、全焦点画像の各座標の輝度値として参照すべき前記撮影画像の番号である画像参照値を決定する工程と、
    d)座標毎に、前記画像参照値と前記鮮鋭度とに基づいて輝度値を算出する工程と、
    e)算出された輝度値を組み合わせて、全焦点画像を生成する工程と、
    を有し、
    前記工程d)では、各座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値に対して、周囲の座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値を反映させる画像処理方法。
  2. 請求項1に記載の画像処理方法であって、
    前記工程d)では、各座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値に対して、周囲の座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値を、前記鮮鋭度が高いほど影響が大きくなるような重みづけで反映させる画像処理方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理方法であって、
    前記工程d)では、各座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値に対して、周囲の座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値を、距離が近いほど影響が大きくなるような重み付けで反映させる画像処理方法。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像処理方法であって、
    前記重み付けに、ガウシアン関数を用いる画像処理方法。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の画像処理方法であって、
    前記対象物は細胞である画像処理方法。
  6. 複数の撮影画像に基づいて全焦点画像を生成する画像処理装置であって、
    焦点位置を光軸に沿って変化させつつ対象物を撮影することにより取得された複数の撮影画像を記憶する画像記憶部と、
    前記複数の撮影画像に含まれる各画素について、鮮鋭度を算出する鮮鋭度算出部と、
    前記複数の撮影画像の互いに対応する画素の間で、鮮鋭度を比較することにより、全焦点画像の各座標の輝度値として参照すべき前記撮影画像の番号である画像参照値を決定する画像参照値決定部と、
    座標毎に、前記画像参照値と前記鮮鋭度とに基づいて輝度値を算出する輝度値算出部と、
    算出された輝度値を組み合わせて、全焦点画像を生成する全焦点画像生成部と、
    を有し、
    前記輝度値算出部は、各座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値に対して、周囲の座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値を反映させる画像処理装置。
  7. 請求項6に記載の画像処理装置であって、
    前記輝度値算出部は、各座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値に対して、周囲の座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値を、前記鮮鋭度が高いほど影響が大きくなるような重みづけで反映させる画像処理装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の画像処理装置であって、
    前記輝度値算出部は、各座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値に対して、周囲の座標の画像参照値が示す撮影画像の輝度値を、距離が近いほど影響が大きくなるような重み付けで反映させる画像処理装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の画像処理装置であって、
    前記重み付けに、ガウシアン関数を用いる画像処理装置。
  10. 請求項6から請求項9までのいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
    前記対象物は細胞である画像処理装置。
  11. 請求項6から請求項10までのいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    前記対象物を撮影するカメラと、
    前記対象物に向けて光を照射する投光部と、
    前記カメラの焦点位置を光軸に沿って変化させる移動機構と、
    を有する撮像装置。
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