JP2018041008A - 表示装置 - Google Patents

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JP2018041008A
JP2018041008A JP2016176227A JP2016176227A JP2018041008A JP 2018041008 A JP2018041008 A JP 2018041008A JP 2016176227 A JP2016176227 A JP 2016176227A JP 2016176227 A JP2016176227 A JP 2016176227A JP 2018041008 A JP2018041008 A JP 2018041008A
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美彩 渋谷
Misa Shibuya
美彩 渋谷
輝子 石川
Teruko Ishikawa
輝子 石川
悠樹 ▲高▼橋
悠樹 ▲高▼橋
Yuki Takahashi
忠慈 牧野
Tadashige Makino
忠慈 牧野
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Abstract

【課題】使用者が付加される情報を整理でき、情報の認識性を向上させることが可能な表示装置を提供する。【解決手段】使用者に風景と重ねて所定の情報を含む表示画像を視認させるヘッドマウントディスプレイ装置100である。制御部10は、使用者前方に奥行き方向の位置が異なる複数の表示ゾーンを仮想的に設定し、注視位置検出部20からの注視位置情報に基づいて使用者が注視している表示ゾーンを特定し、通信部60を介してクラウドサーバ200から特定した前記表示ゾーンに関連付けられた情報を示す画像情報を取得して、特定した前記表示ゾーンの奥行き位置と前記表示画像のうち少なくとも特定された前記表示ゾーンに関連付けられた前記情報の結像位置とが一致するように結像位置調整部80を駆動させるとともに、表示器70に取得した前記画像情報に応じて前記表示画像を表示させる。【選択図】図2

Description

本発明は、使用者に風景と重ねて所定の情報を含む表示画像を視認させる表示装置に関する。
従来より、使用者に風景と重ねて虚像を視認させる透過型のヘッドアップディスプレイ(Head Mounted Display;HMD)装置が知られている(例えば特許文献1参照)。HMD装置は、頭部に装着する表示装置であり、表示器からの表示光を投射光学系や導光体などを用いて使用者に投射し、使用者に表示光が示す表示画像の虚像を視認させるものである。使用者は、HMD装置による虚像を前方の実風景を重ねて視認することができる。また、HMD装置は、拡張現実(Augmented Reality;AR)と称される技術を適用することができる。すなわち、表示画像として実風景に関連するAR画像を表示することで、実風景に情報を付加することができる。
また、HMD装置として、使用者が視認する虚像の結像位置を変更可能な技術が特許文献2及び3に開示されている。特許文献2に開示される技術は、虚像距離制御手段によって表示パネルと拡大光学部材の間隔を機械的に切り換えることで虚像の結像位置を変更するものである。また、特許文献3に開示される技術は、一対の表示駆動部からの表示光により形成される像の射出領域を移動させることで画像処理によって虚像の結像位置を変更するものである。
特開2014−119786号公報 特開平10−262165号公報 特開2015−32131号公報
前述したように、透過型のHMD装置は、虚像によって実風景と重ねて情報を提供することができるものであるが、使用者の視界に常時虚像が視認されるため、視認される情報が多くなると使用者にとって煩わしく、使用者が情報を整理できずに各情報の認識性が低下するという問題点があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、使用者が付加される情報を整理でき、情報の認識性を向上させることが可能な表示装置を提供することを目的とする。
本発明の表示装置は、前述の課題を解決するために、使用者に風景と重ねて所定の情報を含む表示画像を視認させる表示装置であって、
使用者の注視位置を検出する注視位置検出部と、
前記表示画像を示す表示光を出射する表示器と、
外部サーバと通信可能な通信部と、
前記通信部を介して前記外部サーバから取得した前記情報を示す画像情報に応じて前記表示画像を前記表示器に表示させる制御部と、
前記表示光によって使用者に視認される前記表示画像の少なくとも一部の結像位置を調整可能な結像位置調整部と、を備え、
前記制御部は、使用者前方に奥行き方向の位置が異なる複数の表示ゾーン仮想的に設定し、前記注視位置検出部からの注視位置情報に基づいて使用者が注視している表示ゾーンを特定し、前記通信部を介して前記外部サーバから特定した前記表示ゾーンに関連付けられた情報を示す画像情報を取得して、特定した前記表示ゾーンの奥行き位置と前記表示画像のうち少なくとも特定した前記表示ゾーンに関連付けられた前記情報の結像位置とが一致するように前記結像位置調整部を駆動させるとともに、前記表示器に取得した前記画像情報に応じて前記表示画像を表示させ、
前記外部サーバにおいて、前記表示ゾーンの全てに関連付けられて警告状態に関する情報が格納されている、
ことを特徴とする。
本発明は、使用者が付加される情報を整理でき、情報の認識性を向上させることが可能となる。
本発明の第一の実施形態であるヘッドマウントディスプレイ装置の概観を示す図である。 同上ヘッドマウントディスプレイ装置の電気的構成を示すブロック図である。 同上ヘッドマウントディスプレイ装置を装着した使用者が車両に搭乗した状態を示す図である。 同上ヘッドマウントディスプレイ装置において仮想的に設定される表示ゾーンと表示ゾーンに関連付けられた情報の一例を示す図である。 同上ヘッドマウントディスプレイ装置における表示処理を示すフローチャート図である。 同上ヘッドマウントディスプレイ装置の表示例を示す図である。 同上ヘッドマウントディスプレイ装置の他の表示例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は下記の実施形態(図面の内容も含む。)によって限定されるものではない。下記の実施形態に変更(構成要素の削除も含む)を加えることができるのはもちろんである。また、以下の説明では、本発明の理解を容易にするために、公知の技術的事項の説明を適宜省略する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置(以下、HMD装置ともいう)100の概観を示す図であり、図2はHMD装置100の電気的構成を示す図である。
HMD装置100は、制御部10と、注視位置検出部20と、撮像部30と、位置情報取得部40と、状態情報取得部50と、通信部60と、表示器70と、結像位置調整部80と、を備える。
HMD装置100は、使用者Uの頭部に装着される眼鏡型の表示装置である。HMD装置100は、クラウドサーバ(外部サーバ)200と無線通信で接続され、HMD装置100とクラウドサーバ200とからなる表示システムを構成している。クラウドサーバ200には、使用者Uの個人情報や身体情報などの生体情報や、地図情報、後述する第1、第2の表示ゾーンZ1、Z2にそれぞれ関連付けられた各種情報を示す画像情報がネットワーク通信によって蓄積されている。HMD装置100は、後述する表示処理によって、クラウドサーバ200から任意の画像情報を受信して各種情報を示す表示画像を表示し、表示画像を示す表示光を図示しないレンズや光学部材などを介して使用者Uの眼に入射させ、使用者Uに前方の風景と重ねて表示画像(虚像)を視認させる。
制御部10は、例えばマイクロコンピュータからなり、制御部10が実行する処理(HMD装置100全体の制御など)を実際に行うCPU(Central Processing Unit)と、CPUのメインメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)と、制御部10に後述の処理などを実行させる各種プログラムを格納するROM(Read Only Memory)と、制御部10に入出力される情報(信号)をCPU用にデジタル変換したり出力用にアナログ変換したりする各種変換器と、を備える。制御部10は、CPUに加えて、制御部10が行う処理の一部をCPUに代わって実行するための各種専用回路(例えば、画像処理回路など)を備えても良い。
制御部10は、図1に示すように、使用者Uの前方に奥行き方向の異なる第1、第2の表示ゾーンZ1、Z2を仮想的に設定している。
第1の表示ゾーンZ1は、最も手前側に位置する表示ゾーンであり、第2の表示ゾーンZ2は、第1の表示ゾーンZ1よりも奥行き側に位置する表示ゾーンである。
各表示ゾーンZ1、Z2の奥行き位置は、任意に設定されるものであるが、図3に示すように、使用者Uが車両Cの運転席に座って車両C前方を見た状態を例に挙げると以下のように設定することができる。すなわち、第1の表示ゾーンZ1は、ステアリングC1よりも奥行き側のインパネC2付近を奥行き位置とする。第2の表示ゾーンZ2は、インパネC2よりも奥行き側の、フロントガラスから視認できる使用者Uから15m先の風景付近を奥行き位置とする。なお、以上の説明は、第1、第2の表示ゾーンZ1、Z2の奥行き位置の例を説明したものであって、第1、第2の表示ゾーンZ1、Z2は、車両の各部と重なる部分にのみ設定されるものではなく、使用者Uの顔が向いている先に設定される。
前述のように、クラウドサーバ200には、第1、第2の表示ゾーンZ1、Z2に関連付けられた情報を示す画像情報が格納されている。図4は表示ゾーンZ1、Z2に関連付けられた情報の一例を示すものである。第1の表示ゾーンZ1及び第2の表示ゾーンZ2は、第1、第2の表示ゾーンZ1、Z2の双方、第1の表示ゾーンZ1、第2の表示ゾーンZ2の順に優先度が高い情報が関連付けられている。すなわち、第1の表示ゾーンZ1を基準として、より優先度の低い情報が第2の表示ゾーンZ2に関連付けられており、より優先度が高い情報が第1、第2の表示ゾーンZ1、Z2双方、すなわち全ての表示ゾーンに関連付けられている。第1の表示ゾーンZ1には、2番目に優先度の高い(優先度「中」)、例えば使用者Uの状態(心拍数、脈拍、脳波など)や使用者Uが搭乗する車両C(使用者Uと共に移動する移動体の一例)の状態(走行速度、エンジン回転数、残燃料など)といった使用者U及び使用者と共に移動する移動体に関する情報(第1の情報)が関連付けられている。第2の表示ゾーンZ2には、最も優先度の低い(優先度「低」)、例えば周辺の店舗情報や経路案内情報、ヒヤリハット情報といった風景に対して所定の位置関係を持って重畳して情報を付加するAR情報(第2の情報)が関連付けられている。第1、第2の表示ゾーンZ1、Z2の双方には、最も優先度の高い(優先度「高」)、例えば使用者Uの体調不良や車両Cの故障などの警告情報といった緊急度の高い警告状態に関する情報(第3の情報)が関連付けられている。
注視位置検出部20は、視線検出や眼軸測定により使用者Uの注視位置を検出するものである。視線検出の場合は、CCDカメラなどで使用者Uの眼を撮像し、画像処理技術のパターンマッチング処理によって注視位置として使用者Uの視線方向を検出する。眼軸測定の場合は、使用者Uの眼球に超音波を照射し、眼の水晶体前面、後面、網膜前面までの距離をエコーの伝搬時間から算出することによって、眼軸長(角膜、前房、水晶体、硝子体の組織の軸長を含んだ眼の角膜前面から網膜前面までの長さ)及び水晶体厚を測定し、その測定結果から注視位置として使用者Uの焦点位置を検出する。注視位置検出部20は、使用者Uの注視位置情報を制御部10に送信する。
撮像部30は、例えばCCDカメラなどからなり、使用者U前方の風景を撮像するものである。撮像部30は、使用者U前方の風景を撮像した撮像情報(風景画像情報)を制御部10に送信する。
位置情報取得部40は、例えばGPSアンテナを含み、使用者Uの現在位置を取得するものである。位置情報取得部40は、使用者Uの現在位置を示す位置情報を制御部10に送信する。
状態情報取得部50は、使用者Uの状態を検出する各種センサや使用者Uと共に移動する移動体(車両C)と接続され、使用者Uの状態を示す使用者状態情報や移動体の状態示す移動体状態情報を取得し、制御部10に送信する。なお、使用者Uの状態としては、例えば心拍数、脈拍、脳波などが挙げられる。また、移動体が車両Cである場合、移動体の状態としては、走行速度、エンジン回転数、残燃料、走行距離などが挙げられる。
通信部60は、クラウドサーバ200との間で無線通信を行う送信部及び受信部からなり、制御部10からの注視位置情報、後述する注視表示ゾーン情報、撮像情報、位置情報、状態情報等の各種情報をクラウドサーバ200に送信し、クラウドサーバ200から画像情報を受信し、制御部10に送信する。
表示器70は、例えばTFT型の液晶表示器や有機EL表示器からなり、所定の表示画像を表示して、表示画像を表す表示光を出射するものである。
結像位置調整部80は、使用者Uに視認される表示画像の少なくとも一部の結像位置を変更可能とするものである。具体的には、一例として、表示器70から使用者Uまでの表示光の光路長を変更するべく、表示器70を移動させて表示器70と図示しないレンズとの間の距離を変更可能とするモータなどから構成される。また、表示器70とレンズとの間に光学部材が設けられる場合は、この光学部材の位置を変更するものであってもよい。さらに、結像位置の調整として、画像処理を行うものであってもよく、左右の視差によって結像位置を変更するために左右の眼に入射させる画像の位置を調整するものや、任意の焦点距離で画像が鮮明に視認されるように画像をぼかして表示するものであってもよい。この場合、制御部10が結像位置調整部80を兼ねても良い。したがって、結像位置の調整、変更には使用者Uの錯覚による場合も含む。
次に、図5を用いてHMD装置100の注視位置に基づく通常表示処理について説明する。
まず、ステップS101において、制御部10は、注視位置検出部20から使用者Uの注視位置を示す注視位置情報を取得する。なお、情報の取得には、受信する場合のほか受信した情報に基づいて算出する場合を含む。
次に、ステップS102において、制御部10は、注視位置情報に基づいて第1、第2、第3の表示ゾーンZ1、Z2、Z3のうちから、使用者Uが注視している表示ゾーン(以下、注視表示ゾーンともいう)を特定する。具体的に、制御部10は、奥行き位置が最も注視位置に近い表示ゾーンを注視表示ゾーンに特定する。なお、注視位置情報に基づいて、注視表示ゾーンがないと判断する場合を含んでもよい。
また、ステップS103において、制御部10は、撮像部30から使用者U前方の風景を撮像した撮像情報を取得する。
また、ステップS104において、制御部10は、位置情報取得部40から使用者Uの現在位置を示す位置情報を取得する。
また、ステップS105において、制御部10は、状態情報取得部50から使用者U及び使用者Uと共に移動する移動体の状態を示す使用者状態情報及び移動体状態情報(以下、まとめて状態情報ともいう)を取得する。
ステップS106において、制御部10は、ステップS102で決定した注視表示ゾーンを示す注視表示ゾーン情報、ステップS101、S103〜S105で取得した注視位置情報、撮像情報、状態情報を通信部60を介してクラウドサーバ200に送信する。
HMD装置100(の通信部60)からこれらの情報を受信したクラウドサーバ200は、受信した注視表示ゾーン情報及び各種情報に基づいて、自身に蓄積される画像情報から特定された表示ゾーンに関連付けられた情報を示す画像情報を抽出する。具体的に、注視表示ゾーンが第1の表示ゾーンZ1である場合、クラウドサーバ200は、抽出する情報の種別を第1の表示ゾーンZ1に関連付けられた「使用者U及び移動体に関する情報」及び「緊急度の高い警告状態に関する情報」とし、さらに、状態情報に基づいて表示するべき画像情報(例えば状態情報の値や程度を表す数字、文字、図柄など、及び/または使用者Uの体調不良や移動体の故障、不調を報知する文字、図柄など)を抽出する。また、注視表示ゾーンが第2の表示ゾーンZ2である場合、クラウドサーバ200は、抽出する情報の種別を第2の表示ゾーンZ2に関連付けられた「風景に重畳するAR情報」及び「緊急度の高い警告状態に関する情報」とし、さらに、注視位置情報、撮像情報及び位置情報に基づいて表示するべき画像情報(例えば、使用者Uの注視位置周辺の店舗情報、道路に重畳する経路案内マーク、現在位置周辺のヒヤリハット情報、及び/または使用者Uの体調不良や移動体の故障、不調を報知する文字、図柄など)を抽出する。クラウドサーバ200は、抽出した画像情報をHMD装置100に送信する。
次に、ステップS107において、制御部10は、通信部60を介してクラウドサーバ200が抽出した画像情報を受信する。なお、HMD装置100は、クラウドサーバ200から各表示ゾーンZ1、Z2に関連付けられた情報を示す画像情報の一部を予め受信して内部の記憶部(図示しない)に格納しておき、ステップS102で決定した注視表示ゾーンを示す注視表示ゾーン情報、ステップS101、S103〜S105で取得した注視位置情報、撮像情報、状態情報に基づいて前記記憶部から注視表示ゾーンに関連付けられた情報のうち表示するべき画像情報を読み出してもよい。
次に、ステップS108において、制御部10は、ステップS102で特定した注視表示ゾーンの奥行き位置と表示画像の結像位置とが一致するように結像位置調整部80を駆動させる。なお、表示画像の一部について結像位置の調整が可能である場合は、表示画像のうち決定した注視表示ゾーンに関連付けられた情報(受信した画像情報に応じた部分)についてのみ結像位置を調整してもよい。
次に、ステップS109において、制御部10は、表示器70にステップS106でクラウドサーバ200から受信した画像情報に応じて表示画像を表示させる(表示画像を更新させる)。
以上の処理を繰り返し実行することによって、HMD装置100は、使用者Uの注視位置に応じて、注視位置に関連する情報を虚像として使用者Uに視認させることができる。これにより、使用者Uが注視している位置に関連する情報が自動的に切り換えて表示されるため、使用者Uが付加される情報を容易に整理でき、情報の認識性を向上することができる。
図6は、使用者Uが車両Cを運転している場合のHMD装置100の表示例を示すものである。なお、図6では使用者Uに視認される表示画像の虚像を示している。図6(a)は、注視表示ゾーンが第1の表示ゾーンZ1である場合の例を示す。図6(a)に示す例では、使用者U及び移動体に関する情報として、車両Cの走行速度(60Km/h)と使用者Uの脈拍(80bpm)を示す表示画像V1が表示器70に表示され、その表示画像V1の虚像が使用者Uに視認される。図6(b)は、注視表示ゾーンが第2の表示ゾーンZ2である場合の例を示す。図6(b)に示す例では、風景に重畳するAR情報として、経路案内マーク(矢印マーク)と駐車場マーク(「P」を含むアイコン)を示す表示画像V2が表示器70に表示され、その表示画像V2の虚像が使用者Uに視認される。図6(c)は、注視表示ゾーンが第1の表示ゾーンZ1である場合の他の例を示す。図6(c)に示す例では、使用者U及び移動体に関する情報として、車両Cの走行速度(60Km/h)と使用者Uの脈拍(80bpm)を示し、また、緊急度の高い警告状態に関する情報として、残燃料の減少(警告状態)を報知するテキストメッセージ(「燃料減少。給油してください。」なる文字)を示す表示画像V3が表示器70に表示され、その表示画像V3の虚像が使用者Uに視認される。この例のように、表示器70に表示させる表示画像に緊急度の高い警告状態に関する情報が含まれる場合、制御部10は、ステップS101で取得した注視位置情報に基いて、緊急度の高い警告状態に関する情報(この例では「燃料減少。給油してください。」なる文字)が使用者Uの注視位置P近傍に位置するように表示器70に表示画像V3を表示させる。本実施形態においては、制御部10は、注視位置情報と表示器70に表示される表示画像における緊急度の高い警告状態に関する情報の位置とから、その少なくとも一部が使用者Uの注視位置Pを含む注視領域Eの内側に位置するように表示器70に表示画像を表示させる。なお、緊急度の高い警告状態に関する情報としては、上述のテキストメッセージのほか、使用者Uの視線を警告状態に関する方向(燃料計や視界に含まれない障害物の方向など)に誘導する誘導コンテンツ(矢印などのマーク)であってもよい。
図7は、表示器70に表示させる表示画像に緊急度の高い警告状態に関する情報とそれ以外の他の情報とが含まれる場合のHMD装置100の表示例を示すものである。なお、図7の各例では、注視ゾーンは第2の表示ゾーンZ2であるものとする。図7においては、使用者Uに視認される表示画像の虚像を示している。図7(a)に示す例では、他の情報である風景に重畳するAR情報(経路案内マーク(矢印マーク)及び駐車場マーク(「P」を含むアイコン))に、緊急度の高い警告状態に関する情報(残燃料の減少を報知するテキストメッセージ(「燃料減少。給油してください。」なる文字))が使用者U側となるように重なり、かつ緊急度の高い警告状態に関する情報が風景に重畳するAR情報よりも強調されている表示画像V4が表示器70に表示され、その表示画像V4の虚像が使用者Uに視認される。緊急度の高い警告状態に関する情報を強調する具体的な方法としては、その表示輝度を他の情報よりも高くする、表示色を異ならせるなど前述の方法が用いられる。図7(b)に示す例では、他の情報である風景に重畳するAR情報(経路案内マーク(矢印マーク)及び駐車場マーク(「P」を含むアイコン))に、緊急度の高い警告状態に関する情報(残燃料の減少を報知するテキストメッセージ(「燃料減少。給油してください。」なる文字))が使用者U側となるように重なり、かつ、風景に重畳するAR情報が緊急度の高い警告状態に関する情報よりも視認性を下げられた表示画像V5が表示器70に表示され、その表示画像V5の虚像が使用者Uに視認される。他の情報の視認性を下げる具体的な方法としては、その表示輝度を緊急度の高い警告状態を示す情報よりも低くする、彩度及び/あるいは明度を下げる、表示をぼかす(ピントをずらす)、一部(例えば緊急度の高い警告状態に関する情報と重なる部分及び周辺部分)あるいは全部を非表示とする、大きさを縮小するなどの方法がある。さらに、図7(c)に示す例の表示画像V6のように、他の情報の視認性を下げる方法として、風景に重畳するAR情報を緊急度の高い警告状態に関する情報と重ならない表示位置に移動させてもよい。
本実施形態におけるHMD装置100は、使用者Uに風景と重ねて所定の情報を含む表示画像V1〜V6を視認させる表示装置であって、使用者Uの注視位置を検出する注視位置検出部20と、表示画像V1〜V6を示す表示光を出射する表示器70と、クラウドサーバ200と通信可能な通信部60と、通信部60を介してクラウドサーバ200から取得した画像情報に応じて表示画像V1〜V6を表示器70に表示させる制御部10と、前記表示光によって使用者Uに視認される表示画像V1〜V6の少なくとも一部の結像位置を調整可能な結像位置調整部80と、を備え、
制御部10は、使用者U前方に奥行き方向の位置が異なる複数の表示ゾーンZ1、Z2を仮想的に設定し、注視位置検出部20からの注視位置情報に基づいて使用者Uが注視している表示ゾーンを特定し、通信部60を介してクラウドサーバ200から特定した前記表示ゾーンに関連付けられた情報を示す画像情報を取得して、特定した前記表示ゾーンの奥行き位置と前記表示画像のうち少なくとも特定した前記表示ゾーンに関連付けられた前記情報の結像位置とが一致するように結像位置調整部80を駆動させるとともに、表示器70に取得した前記画像情報に応じて前記表示画像を表示させる。
これによれば、使用者Uが注視している位置に関連する情報が自動的に切り換えて表示されるため、使用者Uが付加される情報を容易に整理でき、情報の認識性を向上することができる。
また、HMD装置100は、クラウドサーバ200において、表示ゾーンZ1、Z2の全てに関連付けられて警告状態に関する情報が格納されている。
これによれば、使用者Uが注視する位置に応じて優先度の異なる情報が自動的に切り換えて表示されるとともに最も優先度の高い情報については使用者Uが注視する位置に係わらずに表示されるため、使用者Uが付加される情報を容易に整理でき、情報の認識性を向上することができる。
また、HMD装置100において、制御部10は、取得した前記画像情報に応じて前記表示画像を表示器70に表示させる際に、前記注視位置情報に基づいて前記表示画像に含まれる前記警告状態に関する前記情報が使用者Uの注視位置P近傍に位置するように表示器70に前記表示画像を表示させる。
これによれば、使用者Uが付加される情報のうち、最も優先度の高い情報を瞬時に認識することができ、情報の認識性を向上することができる。
また、HMD装置100において、制御部10は、表示器70に前記警告状態に関する前記情報を示す画像情報に応じて前記表示画像を表示させる際に、前記警告状態に関する前記情報が警告状態に関する前記情報以外の情報よりも強調されるように表示器70に前記表示画像を表示させる。
これによれば、優先度の高い情報の判読性をより向上することができる。
また、HMD装置100において、制御部10は、表示器70に前記警告状態に関する前記情報を示す画像情報に応じて前記表示画像を表示させる際に、前記警告状態に関する前記情報以外の情報が前記警告状態に関する前記情報よりも視認性が低くなるように表示器70に前記表示画像を表示させる。
これによれば、優先度の高い情報の判読性をより向上することができる。
なお、本実施形態においてはHMD装置100を例に挙げて説明したが、本発明は、表示装置として、表示画像を示す表示光を出射する表示器と、車両に使用者の少なくとも一方の眼の視界を覆うように設置され、前記表示光を前記使用者の眼に入射させる透過性のコンバイナ(表示部材)と、を備える車両用表示装置(非装着型の表示装置)に適用されてもよい。また、本発明は、表示装置として、表示器が使用者の視界を遮るように配置される非透過型の表示装置に適用されてもよい。非透過型の表示装置においては、使用者前方の風景を撮像した風景画像に所定の情報を示す付加画像が重ねられた表示画像が表示器に表示され、レンズや光学部材を介して使用者に表示画像(実像)が視認される。すなわち、本発明における「風景」は実風景のほか風景画像であってもよく、使用者に視認される表示画像は虚像であっても実像であってもよい。
本発明は、使用者に風景と重ねて所定の情報を含む表示画像を視認させる表示装置に好適である。
100 ヘッドマウントディスプレイ装置(HMD装置)
10 制御部
20 注視位置検出部
30 撮像部
40 位置情報取得部
50 状態情報取得部
60 通信部
70 表示器
80 結像位置調整部
C 車両
U 使用者
V1〜V6 表示画像

Claims (4)

  1. 使用者に風景と重ねて所定の情報を含む表示画像を視認させる表示装置であって、
    使用者の注視位置を検出する注視位置検出部と、
    前記表示画像を示す表示光を出射する表示器と、
    外部サーバと通信可能な通信部と、
    前記通信部を介して前記外部サーバから取得した前記情報を示す画像情報に応じて前記表示画像を前記表示器に表示させる制御部と、
    前記表示光によって使用者に視認される前記表示画像の少なくとも一部の結像位置を調整可能な結像位置調整部と、を備え、
    前記制御部は、使用者前方に奥行き方向の位置が異なる複数の表示ゾーン仮想的に設定し、前記注視位置検出部からの注視位置情報に基づいて使用者が注視している表示ゾーンを特定し、前記通信部を介して前記外部サーバから特定した前記表示ゾーンに関連付けられた情報を示す画像情報を取得して、特定した前記表示ゾーンの奥行き位置と前記表示画像のうち少なくとも特定した前記表示ゾーンに関連付けられた前記情報の結像位置とが一致するように前記結像位置調整部を駆動させるとともに、前記表示器に取得した前記画像情報に応じて前記表示画像を表示させ、
    前記外部サーバにおいて、前記表示ゾーンの全てに関連付けられて警告状態に関する情報が格納されている、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御部は、取得した前記画像情報に応じて前記表示画像を前記表示器に表示させる際に、前記注視位置情報に基づいて前記表示画像に含まれる前記警告状態に関する前記情報が前記使用者の注視位置近傍に位置するように前記表示器に前記表示画像を表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記制御部は、前記表示器に前記警告状態に関する前記情報を示す画像情報に応じて前記表示画像を表示させる際に、前記警告状態に関する前記情報が前記警告状態に関する前記情報以外の情報よりも強調されるように前記表示器に前記表示画像を表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、前記表示器に前記警告状態に関する前記情報を示す画像情報に応じて前記表示画像を表示させる際に、前記警告状態に関する前記情報以外の情報が前記警告状態に関する前記情報よりも視認性が低くなるように前記表示器に前記表示画像を表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
JP2016176227A 2016-09-09 2016-09-09 表示装置 Pending JP2018041008A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112558300A (zh) * 2019-09-10 2021-03-26 精工爱普生株式会社 显示系统、记录介质、信息处理装置的控制方法和显示装置

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