JP2018040080A - 衣服 - Google Patents
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Abstract
Description
最初に、本実施の形態の基本的概念について説明する。本実施の形態は、概略的に、着用者が医療業務、看護業務、又は介護業務に従事する際に着用する衣服に関するものである。
次に、本実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、本実施の形態に係る衣服の構成について説明する。図1は、本実施の形態1に係る衣服の構成を示す正面図である。図2は、図1の衣服の背面図である。図3は、図1の衣服の右側面図である。以下の説明では、図1のX方向を左右方向(着用者から見た方向を基準とするものとし、−X方向を右方向、+X方向を左方向)、図3のY方向を前後方向(+Y方向を前方向、−Y方向を後方向)、図1のZ方向を上下方向(+Z方向を上方向、−Z方向を下方向)と称する。図1から図3に示すように、衣服1は、衣服本体10、第1右側ポケット部21、第1左側ポケット部22、第2右側ポケット部23、第2左側ポケット部24、第3ポケット部25、第4ポケット部26、及び襟口部調節部30を備えている。
衣服本体10は、衣服1の基本構造体であり、図1から図3に示すように、着用者の上半身を覆うことが可能な略中空状体にて形成されている。以下では、説明の都合上、衣服本体10を5つの領域に区分して説明する。すなわち、この衣服本体10は、着用者の腹を覆う前身頃11と、着用者の背中を覆う後身頃12と、着用者の右上腕を覆う右袖部13と、着用者の左上腕を覆う左袖部14と、襟口部16から立ち上げられた襟部15とに区分する。また、前身頃11及び後身頃12の各々の下端部を裾口部17と称し、右袖部13及び左袖部14の各々の先端部を袖口部18と称する。また、衣服本体10の側面のうち、着用者の肌面に対向する側の側面を衣服内側面と称し、着用者の肌面に対向する側とは反対側の側面を衣服外側面と称する。このように構成された衣服本体10の材質(具体的には、衣服本体10における後述する各種の非通気部及び通気部以外の部分の材質)は任意であるが、例えば、着用者が動きやすい材質で形成されることが望ましく、一例として、軽量且つ伸縮性を有する公知の織物素材や、表地をポリエステル材とし、裏地を綿材(又はキュプラ材)とした公知の多層ニット素材、又はこれらを組み合わせたもの等にて形成されている。
第1右側ポケット部21及び第1左側ポケット部22は、収容物を収容するための第1ポケット部である。ここで、「収容物」とは、第1右側ポケット部21又は第1左側ポケット部22(あるいは、第2右側ポケット部23、第2左側ポケット部24、第3ポケット部25、第4ポケット部26)に収容されるものであり、例えば、医療用PHS、携帯電話、介護器具、文具等を含む概念である。図1に示すように、第1右側ポケット部21は、前身頃11の衣服外側面のうち着用者における胴部の右側方と対応する部分に設けられており、第1左側ポケット部22は、前身頃11の衣服外側面のうち着用者における胴部の左側方と対応する部分に設けられている。これら第1右側ポケット部21及び第1左側ポケット部22は、例えば、衣服本体10と略同一の材質である公知の織物素材を前身頃11に対して縫着等にて固定することで、全体として略袋状体に形成されている(第2右側ポケット部23、第2左側ポケット部24、第4ポケット部26も同様とする)。
第2右側ポケット部23及び第2左側ポケット部24は、収容物を収容するための第2ポケット部である。このうち、第2右側ポケット部23は、図1に示すように、第1右側ポケット部21の衣服外側面の一部(図1では、第1右側ポケット部21の下方部分)を覆うように設けられており、第2左側ポケット部24は、第1左側ポケット部22の衣服外側面の一部(図1では、第1左側ポケット部22の下方部分)を覆うように設けられている。
第3ポケット部25は、収容物を収容するためのものである。この第3ポケット部25は、図2に示すように、後身頃12の衣服外側面のうち第2右側ポケット部23に対応する部分に設けられている。この第3ポケット部25は、例えば、衣服本体10と略同一の材質である公知の織物素材を後身頃12に対して縫着等にて固定することで、全体として略袋状体に形成されている。
第4ポケット部26は、収容物を収容するためのものである。この第4ポケット部26は、図1に示すように、前身頃11の衣服外側面のうち着用者の左胸側に対応する部分に設けられている。
襟口部調節部30は、着用者の衣服1の着脱を容易にするために、襟口部16の大きさを調節するための襟口部調節手段である。この襟口部調節部30は、例えば、公知の調節部材(一例として、線ファスナー等)を用いて構成されており、襟部15の近傍において襟部15から前身頃11に至るように設けられている。
次に、衣服本体10の構成の詳細について説明する。この衣服本体10には、図1から図3に示すように、第1非通気部41、第2非通気部42、第1側方通気部51、第2側方通気部52、第1上方通気部61、第2上方通気部62、第3上方通気部63、第1通気促進部71、第2通気促進部72、及び第3通気促進部73が形成されている。
第1非通気部41及び第2非通気部42は、所定の基準値未満の通気性を有する部分である。ここで、「通気性」とは、空気やその他の気体等を通す性質を意味する。この通気性の程度を示す指標である「通気量(単位時間当たりに通過する空気等の量)」は、本実施の形態では、「JIS L 1096 A法 通気性試験」に規定されている試験方法を用いて測定された通気量(単位=cm3/cm2・sec)であるものとする。また、「所定の基準値」とは、着用者をクーリング(冷却)するために最低限必要な通気量を意味し、一例として、所定の基準値=100cm3/cm2・secであるものとする。
第1側方通気部51及び第2側方通気部52は、所定の基準値以上の通気性を有する部分である。図1に示すように、この第1側方通気部51は、前身頃11における右側方部のうち第1非通気部41よりも下方側の部分に設けられており、具体的には、上記右側方部のうち、着用者の肋骨及び腰骨を含む範囲と対応する部分(一例として、上記右側方部のうち、第1非通気部41の下端部から裾口部17近傍に至る部分)に設けられている。また、第2側方通気部52は、前身頃11における左側方部のうち第2非通気部42よりも下方側の部分に設けられており、具体的には、上記左側方部のうち、着用者の肋骨及び腰骨を含む範囲と対応する部分(一例として、上記左側方部のうち、第2非通気部42の下端部から裾口部17近傍に至る部分)に設けられている。
第1上方通気部61、第2上方通気部62、及び第3上方通気部63は、所定の基準値以上の通気性を有する部分であって、第1側方通気部51又は第2側方通気部52から衣服1の内部に吸気された空気を衣服1の外部に排気するための部分である。第1上方通気部61は、前身頃11、後身頃12、及び右袖部13の各々のうち第1非通気部41よりも上方側の部分に設けられており、具体的には、第1非通気部41の上端部から、右袖部13と前身頃11及び後身頃12との境界部を通って、右袖部13側の袖口部18に至る範囲に、一体的に設けられている。また、第2上方通気部62は、前身頃11、後身頃12、及び左袖部14の各々のうち第2非通気部42よりも上方側の部分に設けられており、具体的には、第2非通気部42の上端部から、左袖部14と前身頃11及び後身頃12との境界部を通って、左袖部14側の袖口部18に至る部分に至る範囲に、一体的に設けられている。また、第3上方通気部63は、後身頃12における第1非通気部41及び第2非通気部42よりも上方側の部分に設けられており、具体的には、後身頃12における着用者の一対の肩甲骨の間に対応する範囲に設けられている。
第1通気促進部71は、着用者の腹と前身頃11における着用者の腹に対応する部分との相互間に形成される隙間の変動量であって、着用者が所定動作を行うことに伴う隙間の変動量を増加させることにより、第1側方通気部51及び第2側方通気部52の通気を促進させるための通気促進手段である。図1に示すように、第1通気促進部71は、前身頃11における腹に対応する部分(具体的には、前身頃11のうち、着用者の腹の上端に対応する部分から裾口部17に至る部分)に設けられており、当該部分の幅(左右方向の長さ)のうち、着用者の腹の幅(左右方向の長さ)に対する余裕部分として形成されている。この場合において、前身頃11の幅(左右方向の長さ)の設定の詳細については、具体的には、前身頃11における第1通気促進部71を含む部分の幅が、衣服1のサイズに関わらず、前身頃11における着用者の胸に対応する部分の幅に対して、1.05倍から1.15倍程度の長さになるように設定している。ただし、これに限られず、例えば、前身頃11の幅は、衣服1の形状や種類等に応じて異なり得ることから、実験結果等に基づいて設定してもよい。
第2通気促進部72は、着用者の右脇部と第1上方通気部61における着用者の右脇部に対応する部分との相互間に形成される隙間の変動量であって、着用者が所定動作を行うことに伴う隙間の変動量を増加させることにより、第1上方通気部61の通気を促進させるための通気促進手段である。第3通気促進部73は、着用者の左脇部と第2上方通気部62における着用者の左脇部に対応する部分との相互間に形成される隙間の変動量であって、着用者が所定動作を行うことに伴う隙間の変動量を増加させることにより、第2上方通気部62の通気を促進させるための通気促進手段である。図1、図2に示すように、この第2通気促進部72は、第1上方通気部61における着用者の右脇部に対応する部分に設けられており、当該部分の幅(左右方向の長さ)のうち、着用者の右脇部の幅(左右方向の長さ)に対する余裕部分として形成されている。また、この第3通気促進部73は、第2上方通気部62における着用者の左脇部に対応する部分に設けられており、当該部分の幅(左右方向の長さ)のうち、着用者の左脇部の幅(左右方向の長さ)に対する余裕部分として形成されている。この場合において、第1上方通気部61における第2通気促進部72を含む部分の幅(左右方向の長さ)や第2上方通気部62における第3通気促進部73を含む部分の幅(左右方向の長さ)の設定の詳細については、具体的には、衣服1のサイズ、形状、又は種類等に応じて異なり得ることから、実験結果等に基づいて設定している。
次に、図1を参照しつつ、第1右側ポケット部21及び第1左側ポケット部22の構成の詳細について説明する。本実施の形態においては、第1右側ポケット部21を、この第1右側ポケット部21によって第1側方通気部51の一部のみが衣服1の外側から覆われる位置(一例として、第1非通気部41の下端部から裾口部17近傍に至る第1側方通気部51のうち、図1においてメッシュ状に描画した部分以外が覆われる位置)に配置している。また、第1左側ポケット部22を、この第1左側ポケット部22によって第2側方通気部52の一部のみが衣服1の外側から覆われる位置(一例として、第2非通気部42の下端部から裾口部17近傍に至る第2側方通気部52のうち、図1においてメッシュ状に描画した部分以外が覆われる位置)に配置している。なお、「衣服1の外側」とは、衣服1よりも前方に位置にいる仮想の観察者が、衣服1の外部から衣服1を見た時の視線方向を意味する。
次に、図1を参照しつつ、第2右側ポケット部23及び第2左側ポケット部24の構成の詳細について説明する。本実施の形態においては、第2右側ポケット部23を、この第2右側ポケット部23によって第1側方通気部51及び第1右側ポケット部21の各々の一部のみが外側から覆われる位置(一例として、第1非通気部41の下端部から裾口部17近傍に至る第1側方通気部51のうち、図1においてメッシュ状に描画した部分以外が覆われる位置であって、同じく第1非通気部41の下端部から裾口部17近傍に至る第1右側ポケット部21のうち、下側約半分が覆われる位置)に配置している。また、第2左側ポケット部24を、この第2左側ポケット部24によって第2側方通気部52及び第1左側ポケット部22の各々の一部のみが外側から覆われる位置(一例として、第2非通気部42の下端部から裾口部17近傍に至る第2側方通気部52のうち、図1においてメッシュ状に描画した部分以外が覆われる位置であって、同じく第2非通気部42の下端部から裾口部17近傍に至る第1左側ポケット部22のうち、下側約半分が覆われる位置)に配置している。
続いて、このように構成された衣服1の作用を、着用者に主要な動作毎に説明する。この衣服1の作用は、移乗動作に関する作用、立ち座り動作に関する作用、及び腕上げ下げ動作に関する作用に大別される。
まず、移乗動作に関する作用について説明する。移乗動作に関する作用は、着用者が移乗動作を行うことで生じる衣服1の作用を意味する。この移乗動作に関する作用については、以下の通りとなる。すなわち、図6に示すように、着用者が椅子等に座っている要介護者を前屈み状態で腕を伸ばして掴む動作を行うと、第1通気促進部71が垂れ下がることで第1側方通気部51及び第2側方通気部52の各々と着用者の腹との相互間に隙間が生じることにより、上記掴む動作を行う前に比べて、第1側方通気部51及び第2側方通気部52を介して吸気される空気量を増大させることができる。次に、着用者が自己の体を若干起こした状態で要介護者を持ち上げる動作を行うと、上記掴む動作で生じた隙間がなくなることで、第1側方通気部51、第2側方通気部52、第1上方通気部61、第2上方通気部62、第3上方通気部63、又は裾口部17を介して吸気された空気が衣服1の外部に押し出される。これにより、上記押し出された空気を襟口部16、第1上方通気部61、第2上方通気部62、第3上方通気部63、第1側方通気部51、又は第2側方通気部52を介して排気することができる。そして、着用者が要介護者を別の椅子等まで移動させた後、下方に屈むことにより要介護者を別の椅子等に下ろす動作を行うと、上記掴む動作と略同様に、第1側方通気部51及び第2側方通気部52の各々と着用者の腹との相互間に隙間が生じるので、上記持ち上げる動作を行った後に比べて、第1側方通気部51及び第2側方通気部52を介して吸気される空気量を増大させることができる。このような一連の動作により、着用者の胴部や腕部を冷却することができて、着用者の快適性を向上させることが可能になる。
次に、立ち座り動作に関する作用について説明する。立ち座り動作に関する作用は、着用者が立ち座り動作を行うことで生じる衣服1の作用を意味する。この立ち座り動作に関する作用については、以下の通りとなる。すなわち、まず、椅子等に座っている要介護者を着用者が図6に示す前屈み状態で腕を伸ばして掴む動作を行うと、第1通気促進部71が垂れ下がることで第1側方通気部51及び第2側方通気部52の各々と着用者の腹との相互間に隙間が生じるので、上記掴む動作を行う前に比べて、第1側方通気部51及び第2側方通気部52を介して吸気される空気量を増大させることができる。次に、着用者が要介護者を持ち上げながら立ち上がることにより要介護者を立ち上がらせる動作を行うと、上記掴む動作で生じた隙間がなくなることで、第1側方通気部51、第2側方通気部52、第1上方通気部61、第2上方通気部62、第3上方通気部63、又は裾口部17を介して吸気された空気が衣服1の外部に押し出される。これにより、上記押し出された空気を襟口部16、第1上方通気部61、第2上方通気部62、第3上方通気部63、第1側方通気部51、又は第2側方通気部52を介して排気することができる。続いて、着用者が下方に屈むことにより患者等を椅子等に下ろす動作を行うと、上記掴む動作と略同様に、第1側方通気部51及び第2側方通気部52の各々と着用者の腹との相互間に隙間が生じるので、上記立ち上がらせる動作を行った後に比べて、第1側方通気部51及び第2側方通気部52を介して吸気される空気量を増大させることができる。このような一連の動作により、着用者の胴部や腕部を冷却することができて、着用者の快適性を向上させることが可能になる。
続いて、腕上げ下げ動作に関する作用について説明する。腕上げ下げ動作に関する作用は、着用者が腕上げ下げ動作を行うことで生じる衣服1の作用を意味する。この腕上げ下げ動作に関する作用については、以下の通りとなる。すなわち、まず、腕を下げた状態で起立している要介護者の腕を着用者が掴みながら真上に持ち上げる動作を行うと、着用者が図5に示す腕真上上げ起立状態になることにより、第2通気促進部72及び第3通気促進部73が引き延ばされることで第1上方通気部61及び第2上方通気部62の各々と着用者の脇部との相互間に隙間が生じやすくなると共に、着用者の一対の肩甲骨が盛り上がることにより、第3上方通気部63と着用者の背中との相互間に隙間が生じやすくなる。これにより、上記持ち上げる動作を行う前に比べて、第1上方通気部61、第2上方通気部62、及び第3上方通気部63を介して吸気される空気量を増大させることができることできる。また、第1側方通気部51、第2側方通気部52、又は裾口部17を介して吸気された空気が上記隙間及び第3上方通気部63を介して排気されるように通気(煙突効果を利用した通気)しやすくなる。次いで、着用者が持ち上げた要介護者の腕を掴みながら下ろす動作を行うと、着用者が図4に示す腕下げ起立状態になることにより、上記持ち上げる動作で生じた隙間がなくなることで第1側方通気部51、第2側方通気部52、第1上方通気部61、第2上方通気部62、第3上方通気部63、又は裾口部17を介して吸気された空気が衣服1の外部に押し出される。これにより、上記押し出された空気を襟口部16、第1上方通気部61、第2上方通気部62、第3上方通気部63、第1側方通気部51、又は第2側方通気部52を介して排気することができる。このような一連の動作により、着用者の胴部や腕部を冷却することができて、着用者の快適性を向上させることが可能になる。
次に、衣服に関する通気性試験の試験結果について説明する。ここで、「通気性試験」とは、着用対象に取り付けられた衣服に対して風を当てることにより、衣服の通気性を検証する試験である。
まず、マネキンの姿勢状態が前屈み状態である場合の通気試験の試験結果について説明する。図7は、マネキンの姿勢状態が前屈み状態である場合の通気試験の試験結果を示す図、(a)はマネキンの腹側部位に関する図であり、(b)はマネキンの背側部位に関する図である。なお、図7に示すマネキンの測定部位の各々の試験結果は、測定開始時点の温度にそれぞればらつきを有するデータに基づいて得られた結果として説明する(後述する図8、図9の通気試験の試験結果についても同様とする)。
次に、マネキンの姿勢状態が腕水平上げ起立状態である場合の通気試験の試験結果について説明する。図8は、マネキンの姿勢状態が腕水平上げ起立状態である場合の通気試験の試験結果を示す図であり、(a)はマネキンの腹側部位に関する図、(b)はマネキンの背側部位に関する図である。
続いて、マネキンの姿勢状態が腕真上上げ起立状態である場合の通気試験の試験結果について説明する。図9は、マネキンの姿勢状態が腕真上上げ起立状態である場合の通気試験の試験結果を示す図であり、(a)はマネキンの腹側部位に関する図、(b)はマネキンの背側部位に関する図である。
このように本実施の形態によれば、前身頃11における左側方部又は右側方部のうち、着用者の脇部よりも下方側の部分に対応する部分に、第1非通気部41及び第2非通気部42を形成し、前身頃11における左側方部又は右側方部のうち、第1非通気部41及び第2非通気部42よりも下方側の部分に、第1側方通気部51及び第2側方通気部52を形成したので、第1側方通気部51又は第2側方通気部52のみを介して衣服1の内部と外部の相互間で換気を行ったり、第1側方通気部51又は第2側方通気部52を介して吸気した空気を衣服1の襟口部16や袖口部18から排気して換気を行ったりすることができる(煙突効果を利用した通気)。このため、従来のような着用者の首回りのみの冷却とは異なり、着用者の胴部全体を冷却することができ、着用者の快適性を向上させることが可能になる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
上記実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。例えば、衣服本体10における各部は、特記する場合を除いて、上記説明とは異なる形状、方法、及び材質で製造することができる。
衣服1の使用用途に応じて、右袖部13及び左袖部14を省略してもよい。また、例えば、衣服1の製造コストを低減する等のために、第1右側ポケット部21、第1左側ポケット部22、第2右側ポケット部23、第2左側ポケット部24、第3ポケット部25、第4ポケット部26、又は襟口部調節部30の少なくともいずれか1つを省略してもよい。さらに、第1側方通気部51、第2側方通気部52、第1上方通気部61、第2上方通気部62、又は第3上方通気部63の少なくともいずれか1つを省略してもよい。
第1側方通気部51又は第2側方通気部52は、一例として、衣服1の右側方部又は左側方部のうち、着用者の股関節及び坐骨を含む範囲と対応する部分に設けられてもよく、後身頃12に形成されてもよく、あるいは前身頃11及び後身頃12に形成されてもよい。また、上記実施の形態では、側方通気部がメッシュ素材にて形成されていると説明したが、これに限られない。例えば、メッシュ素材と略同様に、通気性及び意匠性を維持することが可能であれば、メッシュ素材に代えて、複数の通気孔を有する織物素材や多層ニット素材にて形成されてもよい(上方通気部も同様とする)。
上記実施の形態では、衣服本体10に第1上方通気部61、第2上方通気部62、第3上方通気部63が形成されていると説明したが、これに限られない。例えば、クーリング効果を向上させるために、前身頃11の襟部15近傍部分に上方通気部をさらに形成してもよい。第3上方通気部63は、一例として、後身頃12における着用者の一対の肩甲骨の一方と対応する部分に設けられてもよい。
上記実施の形態では、衣服本体10に第1通気促進部71、第2通気促進部72、及び第3通気促進部73が形成されていると説明したが、これに限られず、例えば、衣服1の製造コストを低減するために、第1通気促進部71、第2通気促進部72、又は第3通気促進部73の少なくともいずれか1つを省略してもよい。
上記実施の形態では、第2右側ポケット部23が、第1右側ポケット部21の衣服外側面の下方部分を覆うように設けられており、第2左側ポケット部24が、第1左側ポケット部22の衣服外側面の下方部分を覆うように設けられていると説明したが、これに限られない。例えば、第1側方通気部51が、前身頃11における右側方部のうち、第1非通気部41の下端部から着用者の肋骨に対応する部分に至る部分に設けられている場合には、第2右側ポケット部23は、第1側方通気部51の直下に設けられてもよい(なお、第2左側ポケット部24についても同様とする)。このような構成により、第2右側ポケット部23(又は第2左側ポケット部24)に収容物が収容されている場合において、着用者が図6に示す前屈み状態になった場合に、第2右側ポケット部23(又は第2左側ポケット部24)、及び収容物の重みによって第2右側ポケット部23(又は第2左側ポケット部24)の周辺部分が垂れ下がることで対応する側方通気部(第1側方通気部51又は第2側方通気部52)と着用者の腹との相互間に隙間が生じやすくなる。あるいは、第2右側ポケット部23(又は第2左側ポケット部24)に収容物が収容されていない場合において、着用者が前屈み状態になった場合に、第2右側ポケット部23(又は第2左側ポケット部24)の重みによって第2右側ポケット部23(又は第2左側ポケット部24)の周辺部分が垂れ下がることで対応する側方通気部(第1側方通気部51又は第2側方通気部52)と着用者の腹との相互間に隙間が生じやすくなる。よって、着用者が前屈み状態となる動作と他の動作を行うことによってポンピング効果を得ることができるので、クーリング効果をさらに一層向上させることができる。
付記1の衣服は、着用者が医療業務、看護業務、又は介護業務に従事する際に着用する衣服であり、前身頃と後身頃とを有する上衣を少なくとも備えた衣服であって、前記前身頃又は前記後身頃における左側方部又は右側方部のうち、着用者の脇部よりも下方側の部分に対応する部分に、所定の基準値未満の通気性を有する非通気部を形成し、前記前身頃又は前記後身頃における左側方部又は右側方部のうち、前記非通気部よりも下方側の部分に、前記所定の基準値以上の通気性を有する側方通気部を形成した。
付記1に記載の衣服によれば、前身頃又は後身頃における左側方部又は右側方部のうち、着用者の脇部よりも下方側の部分に対応する部分に、所定の基準値未満の通気性を有する非通気部を形成し、前身頃又は後身頃における左側方部又は右側方部のうち、非通気部よりも下方側の部分に、所定の基準値以上の通気性を有する側方通気部を形成したので、側方通気部のみを介して衣服の内部と外部の相互間で換気を行ったり、側方通気部を介して吸気した空気を衣服の襟口部や袖口部から排気して換気を行ったりすることができる(後述する煙突効果を利用した通気)。このため、従来のような着用者の首回りのみの冷却とは異なり、着用者の胴部全体を冷却することができ、着用者の快適性を向上させることが可能になる。
10 衣服本体
11 前身頃
12 後身頃
13 右袖部
14 左袖部
15 襟部
16 襟口部
17 裾口部
18 袖口部
21 第1右側ポケット部
22 第1左側ポケット部
23 第2右側ポケット部
24 第2左側ポケット部
25 第3ポケット部
26 第4ポケット部
30 襟口部調節部
41 第1非通気部
42 第2非通気部
51 第1側方通気部
52 第2側方通気部
61 第1上方通気部
62 第2上方通気部
63 第3上方通気部
71 第1通気促進部
72 第2通気促進部
73 第3通気促進部
80 調節部
81 ベルト部
81a 切欠部
82 ボタン部
83 雄側調節部
84 雌側調節部
Claims (7)
- 着用者が医療業務、看護業務、又は介護業務に従事する際に着用する衣服であり、前身頃と後身頃とを有する上衣を少なくとも備えた衣服であって、
前記前身頃又は前記後身頃における左側方部又は右側方部のうち、着用者の脇部よりも下方側の部分に対応する部分に、所定の基準値未満の通気性を有する非通気部を形成し、
前記前身頃又は前記後身頃における左側方部又は右側方部のうち、前記非通気部よりも下方側の部分に、前記所定の基準値以上の通気性を有する側方通気部を形成した、
衣服。 - 前記非通気部よりも上方側の部分に、前記所定の基準値以上の通気性を有する上方通気部であって、前記側方通気部から当該衣服の内部に吸気された空気を当該衣服の外部に排気するための上方通気部を形成した、
請求項1に記載の衣服。 - 前記後身頃における前記着用者の一対の肩甲骨の間と対応する部分に、前記上方通気部を形成した、
請求項2に記載の衣服。 - 前記着用者の腹と前記前身頃における前記着用者の腹に対応する部分との相互間に形成される隙間の変動量であって、前記着用者が所定動作を行うことに伴う前記隙間の変動量を増加させることにより、前記側方通気部の通気を促進させるための通気促進手段を、前記前身頃に形成した、
請求項1から3のいずれか一項に記載の衣服。 - 前記隙間の変動量を調節するための調節手段を備えた、
請求項4に記載の衣服。 - 前記側方通気部の一部のみが当該衣服の外側から覆われる位置に、第1ポケット部を設けた、
請求項1から5のいずれか一項に記載の衣服。 - 前記側方通気部及び前記第1ポケット部の各々の一部のみが外側から覆われる位置に、第2ポケット部を設けた、
請求項6に記載の衣服。
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