JP2018038317A - 熱接着性フィルタおよびその製造方法 - Google Patents

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律雄 萬道
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Abstract

【課題】遮菌性と透気性、透湿性を両立でき、かつ強い接着力で他の部材に熱圧着でき、しかも製造条件の調整が容易で、製造コストが低い熱接着性フィルタを提供する。
【解決手段】透気性の紙基材と、前記紙基材の少なくとも一方の面に設けられた熱接着粒子層とを備え、前記熱接着粒子層は、熱接着性粒子を主成分とすると共に、下記接着補助剤を含有することを特徴とする熱接着性フィルタ。
接着補助剤:酸変性ポリオレフィン樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、酸変性塩素化ポリオレフィン樹脂、及びアクリル変性塩素化ポリオレフィン樹脂から選ばれる1種以上の樹脂。
【選択図】なし

Description

本発明は他の部材と熱接着可能で、外気中の埃や菌の侵入を防いで、浄化された空気を透過する機能を有する熱接着性フィルタと、その製造方法に関する。
シイタケ、マイタケ等の食用菌類の栽培方法の一つとして、菌床用袋と呼ばれる樹脂シート製の袋の中で栽培を行う菌床栽培がある。菌床栽培では、開封状態の菌床用袋の中に培地を入れ、高圧蒸気滅菌等により培地を滅菌して冷却した後、無菌室内で培地に育種菌を植え付けて、菌床用袋を封止する。その後、育種菌に適した温湿度に保たれた環境に菌床用袋を入れて栽培が行われている。
栽培中は、食用菌類の生長のために外気から菌床用袋内に酸素と水分を供給する必要があるが、食用菌類の生長を阻害する雑菌や育種菌以外の菌糸の侵入を防ぐ必要がある。そのため、菌床用袋としては、袋本体に通気孔が形成され、その通気孔を覆うようにフィルタが接着されたものが用いられている。
菌床用袋のフィルタは、熱圧着によって袋本体に接着される。そのため、従来フィルタとしては、熱接着可能な多孔性のプラスチックシートや、樹脂製の不織布が用いられていた(例えば特許文献1)。
しかし、雑菌等の侵入防止と透気性、透湿性を両立させた高性能の樹脂製フィルタを得ようとすると、原料や製造条件の調整が難しく、製造コストが嵩むという問題があった。
雑菌等の侵入防止と透気性、透湿性を両立しやすい材質としては紙がある。しかし、紙それ自体を、袋本体と熱圧着して接着することはできない。
紙基材に熱接着層を設ければ熱接着が可能となるが、紙基材の全面に熱接着層を設けると、紙基材の透気性、透湿性が失われる。また、熱接着層を紙基材の表面にドット状又は網状に設ければ、透気性、透湿性をある程度確保できるが、袋本体との接合部分に隙間が生じて雑菌等の侵入防止効果や接着強度が不充分となる。
紙基材の菌床用袋との接合部分のみに熱接着層を設けることで、雑菌等の侵入防止効果や接着強度を保つことできるが、熱接着層の部分塗布やフィルタ貼合時の位置合わせ等が必要となるため、製造工程が複雑となりコストが嵩むという問題がある。
一方、滅菌包装体の分野では、容易に開封できるように剥離可能に熱圧着でき、しかも透気性基材の全面に塗布しても透気性を確保できる熱接着層が求められている。例えば、特許文献2には、ポリエチレン系微粒子を含む熱接着層を形成した滅菌包装体が開示されている(特許文献2)。
しかし、菌床用袋の通気口のフィルタは、袋本体から容易に剥離してはならず、強固に接着させる必要がある。通常、菌床用袋では、袋本体とフィルタの熱圧着は、1〜2mm程度の狭い幅で行われるため、特に強い接着力が求められる。そのため、特許文献2の熱接着層を紙基材の表面に形成して、菌床用袋の通気口のフィルタにすることもできない。
特開2005−124524号公報 特開平1−153471号公報
上記事情に鑑みて、本発明は、遮菌性と透気性、透湿性を両立でき、かつ強い接着力で他の部材に熱圧着でき、しかも製造条件の調整が容易で、製造コストが低い熱接着性フィルタを提供することを課題とする。
上記の課題を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
[1]透気性の紙基材と、前記紙基材の少なくとも一方の面に設けられた熱接着粒子層とを備え、
前記熱接着粒子層は、熱接着性粒子を主成分とすると共に、下記接着補助剤を含有することを特徴とする熱接着性フィルタ。
接着補助剤:酸変性ポリオレフィン樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、酸変性塩素化ポリオレフィン樹脂、及びアクリル変性塩素化ポリオレフィン樹脂から選ばれる1種以上の樹脂。
[2]前記紙基材を構成するパルプのJIS P 8121−2:2012に規定されるフリーネスが、300〜700mLである[1]に記載の熱接着性フィルタ。
[3]前記紙基材の坪量が15〜200g/mである[1]または[2]に記載の熱接着性フィルタ。
[4]前記紙基材が湿潤紙力増強剤を含む[1]〜[3]の何れか一項に記載の熱接着性フィルタ。
[5]前記熱接着粒子層の乾燥塗工量が1〜20g/mである[1]〜[4]の何れか一項に記載の熱接着性フィルタ。
[6]前記熱接着粒子層は、粒子径が1〜30μmの範囲にある熱接着性粒子を主成分とする[1]〜[5]の何れか一項に記載の熱接着性フィルタ。
[7]前記熱接着性粒子は、エチレン(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エステル重合体、ポリエチレンおよびポリブテンから選択される1種または2種以上の樹脂を主成分とする、[1]〜[6]の何れか一項に記載の熱接着性フィルタ。
[8]前記熱接着粒子層が、さらに、前記熱接着性粒子(I)以外の熱接着性樹脂を含み、前記熱接着性粒子(I)以外の熱接着性樹脂が、エチレン(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エステル重合体、ポリエチレンおよびポリブテンから選ばれる1種以上を主成分とする[1]〜[7]の何れか一項に記載の熱接着性フィルタ。
[9]透気性の紙基材の少なくとも一方の面に、熱接着性粒子と下記接着補助剤を含む熱接着粒子層用塗液を塗布乾燥して熱接着粒子層を形成する熱接着性フィルタの製造方法であって、
前記熱接着粒子層用塗液の乾燥固形分に占める前記熱接着性粒子の割合が50質量%以上であることを特徴とする熱接着性フィルタの製造方法。
接着補助剤:酸変性ポリオレフィン樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、酸変性塩素化ポリオレフィン樹脂、及びアクリル変性塩素化ポリオレフィン樹脂から選ばれる1種以上の樹脂。
本発明の熱接着性フィルタは、遮菌性と透気性、透湿性を両立でき、かつ強い接着力で熱圧着でき、しかも製造条件の調整が容易で、製造コストが低い。
[熱接着性フィルタ]
本発明の熱接着性フィルタは、透気性の紙基材と、この紙基材の少なくとも一方の面に設けられた熱接着粒子層とを備えている。
本発明の熱接着性フィルタは、紙基材のJIS P 8117:2009に規定される王研式透気度(以下単に「王研式透気度」という。)は、5〜50秒であることが好ましく、5〜30秒であることがより好ましく、5〜20秒であることがさらに好ましい。
王研式透気度が好ましい上限値以下であることにより、空気や水蒸気を透過させやすい。また、王研式透気度が好ましい下限値以上であることにより、雑菌等の侵入を防止するフィルタを容易に製造できる。
(紙基材)
紙基材としては、透気性の紙基材を用いる。紙基材の王研式透気度は、5〜50秒であることが好ましく、5〜30秒であることがより好ましく、5〜20秒であることがさらに好ましい。
紙基材の王研式透気度が好ましい上限値以下であることにより、熱接着性フィルタの透気性を確保しやすい。また、紙基材の王研式透気度が好ましい下限値以上であることにより、遮菌性に優れた紙基材を容易に製造できる。
紙基材の王研式透気度は、主として叩解度により調整できる。また、紙基材の坪量や、紙基材を構成するパルプの種類によっても調整できる。
紙基材を構成するパルプとしては、木材パルプ、非木材パルプ等が挙げられる。木材パルプとしては、針葉樹パルプ、広葉樹パルプ等が挙げられる。透気度を低くしやすい点から、紙基材を構成するパルプ全体の50質量%以上が広葉樹パルプであることが好ましく、80質量%以上が広葉樹パルプであることがより好ましい。
非木材パルプとしては、麻パルプ、ケナフパルプ、竹パルプ等が挙げられる。レーヨン繊維やナイロン繊維、その他熱接着繊維など、パルプ繊維以外の材料も副資材として配合することが可能である。
紙基材は、パルプスラリーを主成分とする抄紙原料を抄紙することにより得られる。
パルプスラリーは、木材または非木材の原料チップから、蒸解、洗浄、漂白等の工程を経て得られる。蒸解方法、洗浄方法、漂白方法等に特に限定はない。これらの工程を経て得られたパルプスラリーは、さらに、水の存在下で叩解される。
叩解方法、および叩解装置は特に限定されるものではないが、叩解効率が高いダブルディスクリファイナー(DDR)が好適に使用される。
叩解度は、JIS P 8121−2:2012に規定されるフリーネス(以下、「標準フリーネス」ともいう。)が、300〜700mLとなるように調整されることが好ましい。つまり、紙基材は、標準フリーネスが300〜700mLであるパルプを使用して製造されたものが好ましい。
標準フリーネスは、350〜600mLであることがより好ましく、350〜500mLであることがさらに好ましい。
標準フリーネスが好ましい下限値以上であることにより、紙基材の王研式透気度を低くしやすい。すなわち、紙基材の透気性および透湿性を確保しやすい。また、標準フリーネスが好ましい上限値以下であることにより、地合いムラが少ない緻密なフィルタとなる紙基材が得られる。その結果、遮菌性を低下させるピンホールの発生を抑えることができる。
紙基材は湿潤紙力増強剤を含有することが好ましい。例えば、熱接着性フィルタを菌床用袋のフィルタとして使用する場合、フィルタは菌糸の生育環境である高温高湿環境に長く置かれる。紙基材が湿潤紙力増強剤を含有することによって、使用中にフィルタが破損して遮菌性が失われることを防ぐことができる。
湿潤紙力増強剤としては、ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、植物性ガム、ラテックス、ポリエチレンイミン等を例示することができる。特に、ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂が、幅広いpH領域で使用可能であり、低添加量で高い湿潤紙力が得られることから好ましく用いることができる。
湿潤紙力増強剤に併せて、グリオキサール、ガム、マンノガラクタンポリエチレンイミン、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルアルコール、澱粉、カルボキシメチルセルロース、グアーガム、尿素樹脂等の乾燥紙力増強剤を使用してもよい。
湿潤紙力増強剤および乾燥紙力増強剤は、紙基材製造の抄紙工程において内添剤又は外添剤として添加することが好ましく、内添剤として添加することがより好ましい。
紙基材を構成するパルプの乾燥固形分に対する湿潤紙力増強剤の割合は、0.1〜3.0質量%であることが好ましく、0.2〜2.0質量%であることがより好ましく、0.3〜1.0質量%であることがさらに好ましい。
湿潤紙力増強剤の割合を好ましい下限値以上とすることで、高湿環境下で菌床用袋のフィルタとして使用する際、充分な耐久性を得ることができる。また、湿潤紙力増強剤の割合を好ましい上限値以下とすることで、抄紙機において湿潤紙力増強剤による凝集物が発生し、紙基材に汚れが生じる危険が少なくなる。
紙基材には、歩留向上剤、濾水向上剤、サイズ剤、填料等の抄紙用薬品が必要に応じて添加されていてもよい。
紙基材を構成するパルプの乾燥固形分に対する湿潤紙力増強剤も含めたパルプ以外の成分の割合は、0.5〜10質量%であることが好ましく、1.0〜5.0質量%であることがより好ましく、1.5〜3.0質量%であることがさらに好ましい。
紙基材の坪量は、15〜200g/m2であることが好ましく、30〜150g/m2であることがより好ましく、50〜100g/m2であることがさらに好ましい。紙基材の坪量を好ましい下限値以上とすることにより、雑菌の侵入原因となるピンホールが生じにくい。また、紙基材の坪量を好ましい上限値以下とすることで、紙基材の透気度上昇を抑えることができる。
紙基材の密度は、0.40〜0.95g/cm3であることが好ましく、0.50〜0.80g/cm3であることがより好ましく、0.60〜0.75g/cm3であることがさらに好ましい。紙基材の密度を好ましい下限値以上とすることにより、遮菌性を低下させるピンホールが生じにくい。また、紙基材の坪量を好ましい上限値以下とすることで、紙基材の透気度上昇を抑えることができる。
(熱接着粒子層)
熱接着粒子層は、熱接着性粒子を主成分とし、かつ特定の接着補助剤を含有する層である。熱接着粒子層は、必要に応じて、熱接着性粒子以外の熱接着性樹脂(以下「熱接着性樹脂(II)」という場合がある。)、およびその他の成分を含むことができる。
<熱接着性粒子>
熱接着粒子層が熱接着性粒子を主成分とするとは、熱接着粒子層の乾燥固形分に占める熱接着粒子層割合が50質量%以上であることを意味する。熱接着粒子層の乾燥固形分に占める熱接着性粒子の割合は、60〜99質量%であることが好ましく、75〜95質量%であることがより好ましい。
熱接着性粒子の割合を50質量%以上、さらには好ましい下限値以上とすることで、熱接着粒子層の通気性および透湿性を維持しやすくなる。また、熱接着性粒子の割合を好ましい上限値以下とし、接着補助剤等を併用することで、相手側部材と良好な接着性を有するフィルタができる。
熱接着粒子層は、粒子径が1〜30μmの範囲にある熱接着性粒子を主成分とすることが好ましく、粒子径が1〜20μmの範囲にある熱接着性粒子を主成分とすることがより好ましく、粒子径が1〜15μmの範囲にある熱接着性粒子を主成分とすることがさらに好ましい。
熱接着性粒子の粒子径が1μm以上であることにより、透気性、透湿性を得やすい。熱接着性粒子の粒子径が好ましい上限値以下であることにより、熱接着粒子層用塗液を、紙基材に塗布する場合に、塗布が容易となる。
熱接着性粒子は、エチレン(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エステル重合体、ポリエチレンおよびポリブテンから選択される1種または2種以上の樹脂を主成分とすることが好ましい。特に、エチレン酢酸ビニル共重合体(以下「EVA」ともいう。)を主成分とすることが、強い接着力が得るために好ましい。
熱接着性粒子が特定の1種以上の樹脂を主成分とするとは、1つの粒子中の特定の1種以上の樹脂の割合が80質量%以上であることを意味する。
熱接着性粒子中のEVAの割合は、80質量%以上であることが好ましく、90質量%以上であることがより好ましく、95質量%以上であることがさらに好ましい。
熱接着粒子層は、特に、下記熱接着性粒子(I)を主成分とすることが好ましい。
熱接着性粒子(I):エチレン酢酸ビニル共重合体を主成分とし、粒子径が1〜30μmの範囲にある粒子。
熱接着性粒子(I)は、EVAを主成分とする粒子の内、粒子径が1〜30μmの範囲にある粒子である。
熱接着性粒子(I)を主成分として含むとは、熱接着粒子層の乾燥固形分に占める熱接着性粒子(I)の割合が50質量%以上であることを意味する。熱接着粒子層の乾燥固形分に占める熱接着性粒子(I)の割合は、60〜99質量%であることが好ましく、75〜95質量%であることがより好ましい。
熱接着性粒子(I)の割合を50質量%以上、さらには好ましい下限値以上とすることで、熱接着粒子層の通気性および透湿性を維持しやすくなる。また、熱接着性粒子(I)の割合を好ましい上限値以下とすることで、充分な量の接着補助剤を配合できる。
熱接着性粒子(I)は、下記熱接着性粒子(Ia)であることが好ましく、下記熱接着性粒子(Ib)であることがより好ましい。
熱接着性粒子(Ia):エチレン酢酸ビニル共重合体を主成分とし、粒子径が1〜20μmの範囲にある粒子。
熱接着性粒子(Ib):エチレン酢酸ビニル共重合体を主成分とし、粒子径が1〜15μmの範囲にある粒子。
熱接着粒子層の乾燥固形分に占める熱接着性粒子(Ia)の割合は50質量%以上であることが好ましく、60〜99質量%であることがより好ましく、75〜95質量%であることがさらに好ましい。
熱接着粒子層の乾燥固形分に占める熱接着性粒子(Ib)の割合は50質量%以上であることが好ましく、60〜99質量%であることがより好ましく、75〜95質量%であることがさらに好ましい。
<熱接着性樹脂>
熱接着性粒子以外の熱接着性樹脂である熱接着性樹脂(II)は、エチレン(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エステル重合体、およびポリエチレンおよびポリブテンから選ばれる1種以上を主成分とすることが好ましい。
熱接着性樹脂(II)としては、紙基材との界面等に存在する薄膜状ないしは無定型の熱接着性樹脂が挙げられる。
熱接着粒子層の乾燥固形分に占める熱接着性樹脂(II)と粒子径が1μm未満である熱接着性粒子の合計割合は、2.5〜25質量%であることが好ましく、5.0〜20質量%であることがより好ましく、5.0〜15質量%であることがさらに好ましい。
熱接着性樹脂(II)と粒子径が1μm未満である熱接着性粒子の合計割合を好ましい下限値以上とすることで、相手側部材と強固に熱接着することができる。また、熱接着性樹脂(II)の割合を好ましい上限値以下とすることで、熱接着粒子層の通気性および透湿性を維持しやすくなる。
<接着補助剤>
熱接着粒子層は、接着補助剤を含む。接着補助剤は、酸変性ポリオレフィン樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、酸変性塩素化ポリオレフィン樹脂、およびアクリル変性塩素化ポリオレフィン樹脂から選ばれる1種以上の樹脂である。接着補助剤の中でも酸変性塩素化ポリオレフィン樹脂が好ましい。
接着補助剤は、相手側部材に対する紙基材の接着力を顕著に向上させることができる。相手側の部材として、ポリオレフィン系材料、特にポリプロピレン系材料からなる部材を用いる場合に特に顕著な効果が得られる。
熱接着粒子層の乾燥固形分に占める接着補助剤の割合は、1〜35質量%であることが好ましく、5.0〜20質量%であることがより好ましく、5.0〜15質量%であることがさらに好ましい。
接着補助剤の割合を好ましい下限値以上とすることで、接着力改善効果が期待できる。また、接着補助剤の割合を好ましい上限値以下とすることで、熱接着粒子層の通気性および透湿性を維持しやすくなる。
<その他の成分>
熱接着粒子層は、本発明の効果を損なわない範囲で、その他の成分を含有してもよい。その他の成分としては、たとえば、デンプン、変性デンプン、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビアガム、ジイソブチレン・無水マレイン酸共重合体塩、スチレン・無水マレイン酸共重合体塩等の水溶性高分子化合物、スチレン−ブタジエン共重合体エマルション、ウレタン樹脂、尿素樹脂等の水性高分子化合物、離型剤、消泡剤、分散剤、濡れ剤、有色染料、有色顔料、白色顔料等が挙げられる。これらはいずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を組合わせて用いてもよい。
(接着強度)
熱接着性フィルタを相手側部材に熱接着した後、両者を引き剥がしたときに、熱接着粒子層内で破断して剥離する場合と、紙基材が破断して剥離する場合がある。
熱接着性フィルタが接着された製品の出荷や流通時の検査において、熱接着粒子層内で破断して熱接着性フィルタが剥離した製品が見つかった場合、製造時の接着不良が原因で剥離したものか、運搬時の事故により剥離したものかの判定が困難となる。一方、紙基材内で破断が生じていれば、接着不良が原因でないことは明らかである。
このような製品保障の問題から、熱接着粒子層の強度は、紙基材の強度を上回ることが好ましく、相手側部材を熱接着した後で、相手側部材から熱接着性フィルタを引き剥がしたときに紙基材が破壊するものであることが好ましい。
(作用機序)
本発明の熱接着粒子層中に存在する熱接着性粒子は、粒子形状をある程度保ったまま、粒子の界面で熱接着性粒子同士が接着し、粒子間に空隙が多く存在している。そのため、紙基材の全面に熱接着粒子層が形成されていても、通気性および透湿性が得られる。
熱接着性粒子は、熱接着性フィルタを相手側部材に熱圧着する際に押しつぶされ、熱接着性粒子同士の隙間が消滅する。そのため、熱圧着箇所に隙間が生じ、いわゆる横漏れ等が生じる心配もない。
また、基材が紙であるため、容易に遮菌性と透気性、透湿性を両立でき、かつ製造コストも低い。
本発明では、熱接着粒子層中に接着補助剤を含むことにより、強い接着力が得られる。その理由は、以下のように考えられる。
すなわち、接着補助剤を、熱接着性粒子を含む塗液中に添加すると、塗液乾燥後、熱接着性粒子の表面の少なくとも一部が接着補助剤により覆われた状態となる。熱接着性粒子の表面に存在する接着補助剤は、熱接着性フィルタを相手側部材に熱圧着する際、相手側部材の溶融物が熱接着性粒子の粒子間に入り込むことを助ける働きをすると考えられる。その結果、相手側部材の溶融物が熱接着粒子層内により深く浸透することとなり、接着強度が高くなると考えられる。
[熱接着性フィルタの製造方法]
熱接着性フィルタは、透気性の紙基材の少なくとも一方の面に、熱接着性粒子と接着補助剤を含む熱接着粒子層用塗液を塗布乾燥して熱接着粒子層を形成することにより得られる。
(熱接着粒子層用塗液)
熱接着粒子層用塗液の乾燥固形分に占める熱接着性粒子の割合は50質量%以上であり、60〜99質量%であることが好ましく、75〜95質量%であることがより好ましい。
熱接着粒子層用塗液の乾燥固形分に占める接着補助剤の割合、および熱接着性樹脂(II)と粒子径が1μm未満である熱接着性粒子の合計割合は、熱接着粒子層の乾燥固形分に占める各々の好ましい割合と同じである。
熱接着粒子層用塗液中の熱接着性粒子の粒子径は、1〜30μmの範囲内にあることが好ましい。
粒子径が1μm以上である熱接着性粒子は、塗布乾燥の工程を経ても、ほぼそのままの割合で熱接着粒子層中に残りやすい。また、粒子径が30μm以下でれば、紙基材への塗布が容易である。
熱接着粒子層用塗液の乾燥固形分に占める特定の粒子径範囲にある熱接着性粒子の割合を正確に求めるには、コールターカウンターを用い、細孔電気抵抗法で求めた熱接着性粒子原料の粒度分布と、熱接着粒子層用塗液調製に用いた全原料(乾燥固形分)に占める熱接着性粒子原料(乾燥固形分)の配合割合から求めることができる。コールターカウンターとしては、例えば、コールター社製マルチサイザーを使用できる。
粒子系分布が狭く、ほぼ100%の粒子が、特定の粒子径範囲にあることが明らかな熱接着性粒子原料を使用する場合は、熱接着粒子層用塗液の全原料(乾燥固形分)に占める当該熱接着性粒子原料(乾燥固形分)の配合割合から特定の粒子径範囲にある熱接着性粒子の割合を求めてもよい。
熱接着性粒子原料としては、平均粒子径が0.5〜30μmである粒子の分散液を用いることが好ましく、1.0〜20μmである粒子の分散液を用いることがより好ましく、1.0〜15μmである粒子の分散液を用いることがさらに好ましい。
平均粒子径は、コールターカウンター(例えば、コールター社製マルチサイザー)を用い、細孔電気抵抗法で求めた体積平均粒子径である。
熱接着性粒子原料の分散液としては、水が好ましい。
(塗布乾燥)
熱接着粒子層用塗液の塗布方法としては、コーターによる塗布又は印刷機による塗布が挙げられる。
コーターとしては、グラビアコーター、カーテンコーター、ダイコーター、ゲートロールコーター、シムサイザーなどの前計量方式が好ましく、塗工する紙基材への塗液成分の選択吸着が起き難いことから、グラビアコーター、カーテンコーター、ダイコーターがより好ましい。
また、後軽量方式ではあるが、バーコーターは熱接着粒子層用塗液の紙基材への押し込みが強くないため使用することができる。
熱接着粒子層用塗液の塗布後の乾燥は、乾燥後も粒子状態を保持する条件で行う。乾燥温度は、熱接着性粒子の融点を考慮して行う。ただし、乾燥時間によっても塗布面の到達温度が変化するため、適切な乾燥温度を一概に規定することはできない。
なお、熱接着粒子の融点は、粒子を構成する樹脂に占めるエチレン単位と酢酸ビニル単位の比率等によって変化する。
[菌床用袋]
通気孔が形成された袋本体に、その通気孔を覆うように本発明の熱接着性フィルタを熱圧着することにより、菌床用袋を得ることができる。
袋本体の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系材料が好ましい。特にポリプロピレンは、透明度が高く、袋内の観察が容易であることから好ましい。通気孔は、培地に熱接着性フィルタが触れないよう、培地上部の空間に面する位置に設けることが好ましい。
本発明の熱接着性フィルタは、通気孔の周囲に熱圧着するため、通気孔よりも熱圧着幅が確保できる分だけ大きく切り取って使用される。また、形状としては、たとえば通気孔やシール形状が円形であってもフィルタは通気孔をカバーできる大きさの正方形等でもよい。熱圧着幅に特に限定はないが、1〜10mmが好ましく、1〜5mmがより好ましく、1〜3mmがさらに好ましい。
熱圧着の温度は、熱接着性粒子、熱接着性樹脂(II)および相手側部材の融点以上の温度で行う。融点以上の温度で熱圧着することにより、紙基材と相手側部材とを強固に接着することができると共に、熱接着性粒子が押しつぶされ、熱接着性粒子の間の隙間がなくなることから、紙基材と相手側部材とが、隙間なく接着できる。
具体的には、100〜260℃で圧着することが好ましく、20〜230℃で圧着することがより好ましく、150〜210℃で圧着することがさらに好ましい。
圧着時の圧力および時間は適宜調整される。
[熱接着性フィルタのその他の用途]
本発明の熱接着性フィルタは、菌床用袋の通気口のフィルタとして使用できる他、脱酸素剤、乾燥剤、消臭剤、防虫剤、VOC吸着剤等の薬品包材に使用してもよい。
本発明の熱接着性フィルタが、紙基材の両面に熱接着粒子層を有するものである場合、一対の相手側部材の間に挟んだ状態で熱接着することができる。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。なお、%は特に断りのない限り質量%である。また、原料の「質量部」は、分散媒体を含む質量である。
[実施例1]
(紙基材の製造)
広葉樹クラフトパルプ(LBKP)100質量部のパルプスラリーをレファイナーで叩解して、JIS P 8121−2:2012に準拠して測定されたカナダ標準ろ水度が400mLのパルプスラリーを得た。次いで、該パルプスラリーに内添薬品として絶乾パルプ質量に対し、硫酸バンド0.5%、あらかじめカチオン化澱粉(ピラー3YK、ピラースターチ社製)で分散させたアルケニル無水コハク酸サイズ剤(ファイブラン81K,ナショナルスターチ社製)0.05%、両性ポリアクリルアミド樹脂系紙力増強剤(ポリストロン(登録商標)OFT−3、荒川化学工業社製)0.7%、エピクロルヒドリン系湿潤紙力増強剤(アラフィックス(登録商標)255、荒川化学工業社製)0.4%を添加して抄紙原料を得た。該抄紙原料を長網抄紙機で抄紙して、坪量60g/m2、密度0.7g/cm3、JIS P 8117:2009に準拠して測定される王研式透気度9秒の紙基材を得た。
(熱接着性フィルタの製造)
エチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする熱接着性粒子(ケミパール(登録商標)V−200、平均粒子径7μm、殆どの粒子が粒子径1〜15μmの範囲内であり、全量が本発明における熱接着性粒子(I)に該当するとみなせる。三井化学社製)の40%水分散液22.5質量部、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂エマルジョン(EA−H700、東洋インキ社製)の50%水分散液2.0質量部、接着補助剤として酸変性ポリプロピレン樹脂エマルジョン(ハードレン(登録商標)NZ−1022,東洋紡社製)の31%水分散液3.2質量部、水27.3質量部を混合撹拌して得られた熱接着粒子層用塗液を乾燥後の塗工量が6g/m2となるようにメイヤーバーを用いて塗布し、105℃の乾燥機で1分間乾燥し、熱接着性フィルタを得た。原料処方から計算した熱接着粒子層の乾燥固形分に占める熱接着性粒子(I)の割合は81.9%である。
得られた熱接着性フィルタの熱接着粒子層表面を電子顕微鏡で観察したところ、粒子状の熱接着性粒子を確認できた。
[比較例1]
実施例1の熱接着性フィルタの製造において、接着補助剤を使用せず、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂エマルジョン(EA−H700、東洋インキ社製)の50%水分散液の使用量を4.0質量部とした以外は、実施例1と同様にして熱接着性フィルタを得た。原料処方から計算した熱接着粒子層の乾燥固形分に占める熱接着性粒子(I)の割合は81.8%である。
得られた熱接着性フィルタの熱接着粒子層表面を電子顕微鏡で観察したところ、粒子状の熱接着性粒子を確認できた。
[評価]
上記実施例および比較例で得られた熱接着性フィルタについて下記の評価を行い。結果を表1に示した。
(1)透気度
JIS P 8117:2009に準じて熱接着性フィルタの王研式透気度を測定した。
(2)熱接着加工後の接着力評価
熱接着性フィルタの熱接着粒子層側と膜厚50μmのポリプロピレンフィルムを重ねて、熱プレス試験機を用いて、熱接着性フィルタの紙基材側から加熱し、加熱温度190℃、プレス圧0.5MPa、プレス時間1秒の条件で熱接着した後、引き剥がした。剥がれ面の状態を観察し、以下の評価基準で評価した。
(評価基準)
○:紙基材が破壊され紙基材の一部がポリプロピレンフィルムに残っている。
△:紙基材とポリプロピレンフィルムとは比較的強固に接着するが、紙基材が材破することなく剥離した。
×:接着しなかった。或いは接着強度が微弱であった。
(3)遮菌性試験
得られたヒートシールシートを日本医療器材工業会のディスポーザブル医療用具包装材料自主規格(日本医療機器産業連合会発行の滅菌医療機器包装ガイドライン(Ver.1.0)中の14〜15頁に記載)に準拠した方法で遮菌性試験を行ない、以下の評価基準で評価した。
○:可視コロニーを認めず。
×:可視コロニーを認める。
Figure 2018038317
表1に示すように、実施例1の熱接着性フィルタは、遮菌性と透気性、透湿性を両立でき、かつ接着補助剤を用いていない比較例1の熱接着性フィルタと比較して強い接着力を有するものであった。

Claims (9)

  1. 透気性の紙基材と、前記紙基材の少なくとも一方の面に設けられた熱接着粒子層とを備え、
    前記熱接着粒子層は、熱接着性粒子を主成分とすると共に、下記接着補助剤を含有することを特徴とする熱接着性フィルタ。
    接着補助剤:酸変性ポリオレフィン樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、酸変性塩素化ポリオレフィン樹脂、及びアクリル変性塩素化ポリオレフィン樹脂から選ばれる1種以上の樹脂。
  2. 前記紙基材を構成するパルプのJIS P 8121−2:2012に規定されるフリーネスが、300〜700mLである請求項1に記載の熱接着性フィルタ。
  3. 前記紙基材の坪量が15〜200g/mである請求項1または2に記載の熱接着性フィルタ。
  4. 前記紙基材が湿潤紙力増強剤を含む請求項1〜3の何れか一項に記載の熱接着性フィルタ。
  5. 前記熱接着粒子層の乾燥塗工量が1〜20g/mである請求項1〜4の何れか一項に記載の熱接着性フィルタ。
  6. 前記熱接着粒子層は、粒子径が1〜30μmの範囲にある熱接着性粒子を主成分とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の熱接着性フィルタ。
  7. 前記熱接着性粒子は、エチレン(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エステル重合体、ポリエチレンおよびポリブテンから選択される1種または2種以上の樹脂を主成分とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の熱接着性フィルタ。
  8. 前記熱接着粒子層が、さらに、前記熱接着性粒子(I)以外の熱接着性樹脂を含み、前記熱接着性粒子(I)以外の熱接着性樹脂が、エチレン(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エステル重合体、ポリエチレンおよびポリブテンから選ばれる1種以上を主成分とする請求項1〜7の何れか一項に記載の熱接着性フィルタ。
  9. 透気性の紙基材の少なくとも一方の面に、熱接着性粒子と下記接着補助剤を含む熱接着粒子層用塗液を塗布乾燥して熱接着粒子層を形成する熱接着性フィルタの製造方法であって、
    前記熱接着粒子層用塗液の乾燥固形分に占める前記熱接着性粒子の割合が50質量%以上であることを特徴とする熱接着性フィルタの製造方法。
    接着補助剤:酸変性ポリオレフィン樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、酸変性塩素化ポリオレフィン樹脂、及びアクリル変性塩素化ポリオレフィン樹脂から選ばれる1種以上の樹脂。
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