JP2018037800A - 端末装置、通信装置、及び通信システム - Google Patents

端末装置、通信装置、及び通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018037800A
JP2018037800A JP2016168427A JP2016168427A JP2018037800A JP 2018037800 A JP2018037800 A JP 2018037800A JP 2016168427 A JP2016168427 A JP 2016168427A JP 2016168427 A JP2016168427 A JP 2016168427A JP 2018037800 A JP2018037800 A JP 2018037800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
communication
unit
signal
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016168427A
Other languages
English (en)
Inventor
友昭 水田
Tomoaki Mizuta
友昭 水田
和生 土橋
Kazuo Dobashi
和生 土橋
古屋 智英
Tomohide Furuya
智英 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016168427A priority Critical patent/JP2018037800A/ja
Publication of JP2018037800A publication Critical patent/JP2018037800A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

【課題】複数の伝送路の間でのクロストークに起因した伝送品質の低下を抑制する。【解決手段】親機10は、伝送路61を介して制御装置40と通信する第1伝送処理部12と、第1伝送処理部12から送信される送信信号の送信出力を制御する制御部11とを備える。親機10の制御部11は、制御装置40が自機以外の第2通信端末(親機10又はロビーインターホン30)から受信する受信信号の受信信号強度の最小値と、ノイズの強度とのSN比に基づいて、第1伝送処理部12からの送信信号の送信出力を調整する。ここで、ノイズの強度は、第1伝送処理部12から送信された送信信号の、自機以外の第2通信端末が接続された伝送路へのクロストークによって発生する。【選択図】図2

Description

本発明は、端末装置、通信装置、及び通信システムに関し、とくに、複数の伝送路を用いて通信を行う通信システムに用いられる端末装置、通信装置、及びそれらを備える通信システムに関する。
従来、集合住宅の集合玄関に設置される集合玄関機と、集合住宅の複数の住戸にそれぞれ設置される複数の居室親機と、集合玄関機及び居室親機を制御する制御機とを備えた集合住宅インターホン装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の集合住宅インターホン装置では、制御機(通信装置)に集合玄関ライン(第1伝送路)を経由して集合玄関機(第1通信端末)が接続され、制御機に住戸ライン(第2伝送路)を経由して複数台の居室親機(第2通信端末)が接続されている。
特開2014−195221号公報
上述したような従来の集合住宅インターホン装置において、制御機の近傍で、集合玄関ラインと住戸ラインとが近接して配線されると、集合玄関ラインと住戸ラインとの間でクロストークが発生し、クロストークに起因して伝送品質が低下する可能性がある。
本発明の目的は、複数の伝送路の間でのクロストークに起因した伝送品質の低下を抑制できる端末装置、通信装置、及び通信システムを提供することにある。
本発明の一態様の端末装置は、通信装置と第1通信端末と第2通信端末とを備えた通信システムに用いられる。前記第1通信端末は、前記通信装置に第1伝送路を介して接続されて前記通信装置と通信する。前記第2通信端末は、前記通信装置に第2伝送路を介して接続されて前記通信装置と通信する。前記端末装置は、前記通信システムの前記第1通信端末として用いられる。前記端末装置は、前記第1伝送路を介して前記通信装置と通信する通信部と、前記通信部から送信される送信信号の送信出力を調整する制御部とを備える。前記制御部は、前記通信装置が前記第2通信端末から受信する受信信号の受信信号強度の最小値と、ノイズの強度とのSN比に基づいて、前記送信信号の送信出力を調整するように構成される。前記ノイズは、前記通信部から送信された送信信号の前記第2伝送路へのクロストークによって前記第2伝送路に発生する。
本発明の一態様の通信装置は通信システムに用いられる。前記通信システムは、前記通信装置と、前記通信装置に第1伝送路を介して接続されて前記通信装置と通信する第1通信端末と、前記通信装置に第2伝送路を介して接続されて前記通信装置と通信する第2通信端末とを備える。前記通信装置は、前記第1伝送路に接続される第1通信部と、前記第2伝送路に接続される第2通信部と、制御部とを備える。前記制御部は、前記第1通信部が受信した受信信号の受信信号強度に基づいて、前記第1通信端末から送信された送信信号の前記第2伝送路へのクロストークによって前記第2伝送路に発生するノイズの強度を求める。前記制御部は、前記第2通信部が受信した受信信号の受信信号強度の最小値と、前記ノイズの強度とに基づいて、前記第1通信端末から送信される送信信号の送信出力の調整値を決定する。前記制御部は、前記送信信号の送信出力の調整値を前記第1通信部から前記第1通信端末へ送信させる。
本発明の一態様の通信システムは、複数の伝送路が接続された通信装置と、前記複数の伝送路にそれぞれ接続された複数の端末装置とを備える。前記複数の端末装置のそれぞれは、前記複数の伝送路のうち対応する伝送路を介して前記通信装置と通信する通信部と、前記通信部から送信される送信信号の送信出力を調整する制御部とを備える。前記端末装置の前記制御部は、前記複数の伝送路のうち自機が接続された伝送路以外の別の伝送路において前記通信装置が受信する信号の受信信号強度の最小値と、ノイズの強度とのSN比に基づいて、前記送信信号の送信出力を調整する。前記ノイズは、自機の送信信号の前記別の伝送路へのクロストークによって発生する。
本発明によれば、複数の伝送路の間でのクロストークに起因した伝送品質の低下を抑制できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムのシステム構成図である。 図2Aは、同上の通信システムに用いられる住戸親機のブロック図である。図2Bは、同上の通信システムに用いられるロビーインターホンのブロック図である。図2Cは、同上の通信システムに用いられる制御装置のブロック図である。 図3Aは、同上の通信システムで用いられる第1通信信号及び第2通信信号の他の周波数帯域の説明図である。図3Bは、同上の通信システムで用いられる第3通信信号の周波数帯域の説明図である。 図4は、同上の通信システムにおいて2つの伝送路の間でクロストークが発生した場合の説明図である。 図5は、同上の変形例に係る通信システムのシステム構成図である。
以下に説明する実施形態は、本発明の種々の実施形態の一つに過ぎない。本発明の実施形態は、下記実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外も含み得る。また、下記の実施形態は、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態の通信システムは、図1、図2A、図2Bに示すように、複数の伝送路(伝送路61a,61b,62)が接続された制御装置40と、複数の伝送路にそれぞれ接続された複数の端末装置(インターホン親機10、ロビーインターホン30)とを備える。この通信システムでは制御装置40が通信装置であり、制御装置40に複数の端末装置が接続されている。複数の端末装置のそれぞれは、通信部(第1伝送処理部12、伝送処理部32)と、制御部(制御部11,31)とを備える。通信部は、複数の伝送路のうち対応する伝送路を介して制御装置40と通信する。制御部は、通信部から送信される送信信号の送信出力を調整する。また、端末装置の制御部は、受信信号強度の最小値と、ノイズの強度とのSN比に基づいて、送信信号の送信出力を調整する。ここで、「受信信号強度の最小値」とは、複数の伝送路のうち自機が接続された伝送路以外の1以上の伝送路で制御装置40が受信する信号の受信信号強度の最小値である。また、「ノイズの強度」とは、複数の伝送路のうち受信信号強度が最小となる伝送路への自機の送信信号のクロストークによって発生するノイズ(クロストークノイズ)の強度である。
この通信システムでは、端末装置の制御部が、受信信号強度の最小値と、ノイズ(クロストークノイズ)の強度とのSN比に基づいて、送信信号の強度を調整している。したがって、端末装置の制御部が、制御装置40で受信信号のSN比が確保されるように、送信信号の強度を調整すれば、自機が接続された伝送路以外の伝送路への送信信号のクロストークによる干渉を低減できる。よって、この通信システムでは、複数の伝送路の間でのクロストークに起因した伝送品質の低下を抑制することができる。
以下では、図1に示すような集合住宅用のインターホンシステム1を例に、通信システムの一形態を説明する。
インターホンシステム1は、図1に示すように、複数台のインターホン親機10と、複数台のインターホン子機20と、ロビーインターホン30と、制御装置40とを備えている。以下では、説明の便宜上、インターホン親機10を「親機10」と略称し、インターホン子機20を「子機20」と略称する。
複数台の親機10は、それぞれ集合住宅の複数の住戸100に設置されている。複数台の子機20は、それぞれ複数の住戸100の外玄関に設置されている。ロビーインターホン30は、集合住宅の共同玄関(ロビー)200に設置されている。制御装置40は、集合住宅の管理室などの共用部に設置されている。
ここで、制御装置40には、複数系統(図1の例では2系統)の伝送路61a,61bと、伝送路62とが接続されている。伝送路61aは、制御装置40に接続された幹線6aと、幹線6aの複数の分岐点にそれぞれ設けられた複数の分岐器50と、幹線6aに複数の分岐器50を介してそれぞれ接続される複数の分岐線7とで構成されている。同様に、伝送路61bは、制御装置40に接続された幹線6bと、幹線6bの複数の分岐点にそれぞれ設けられた複数の分岐器50と、幹線6bに複数の分岐器50を介してそれぞれ接続される複数の分岐線7とで構成される。複数の親機10の各々は分岐線7と分岐器50とを介して幹線6a又は幹線6bに接続されている。したがって、複数の親機10の各々は、伝送路61a又は伝送路61bを介して制御装置40に接続される。ロビーインターホン30は、伝送路62を介して制御装置40に接続される。また、複数の子機20の各々は、複数の親機10のうち同じ住戸100に設けられた親機10に伝送路63を介して接続されている。なお、以下の説明において伝送路61aに接続される親機10と伝送路61bに接続される親機10を区別して説明する場合は、伝送路61aに接続された親機10を親機10aと記載し、伝送路61bに接続された親機10を親機10bと記載する。
ここで、伝送路61a(幹線6a及び分岐線7)と、伝送路61b(幹線6b及び分岐線7)と、伝送路62と、伝送路63との各々は、それぞれツイストペア線である。つまり、伝送路61a,61b,62,63の各々は2線式であるが、以下では、伝送路61a,61b,62,63の各々を構成する二線(ツイストペア線)を1本と数える(図面上も、1本の線として表す)。
次に、親機10、ロビーインターホン30、及び制御装置40の各々の機能について説明を行う。
まず、複数の親機10(10a,10b)について図2Aに基づいて説明する。なお、複数の親機10の構成及び機能は同様であるから、以下では、複数の親機10のうち1つの親機10について構成及び機能を説明する。
親機10は、制御部11と、第1伝送処理部12(通信部)とを備えている。また、親機10は、第2伝送処理部13と、通話処理部14と、マイクロホンMC1と、スピーカSP1と、A/D変換器15と、D/A変換器16と、映像処理部17と、表示部18と、操作部19とを備えている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)及びメモリ等のハードウェアと、CPUで実行されるソフトウェア(プログラム)とで構成されている。制御部11は、第1伝送処理部12、第2伝送処理部13、通話処理部14及び映像処理部17を制御するように構成されている。
第1伝送処理部12は、制御装置40の第1伝送処理部42(図2C参照)との間で、伝送路61(61a又は61b)を介して通信を行うように構成されている。
第1伝送処理部12は、通話処理部14からの音声信号を含む通信信号を生成するように構成されている。第1伝送処理部12は、生成した通信信号を上りの通信信号S1として、伝送路61を介して制御装置40の第1伝送処理部42へ送信する。また、第1伝送処理部12は、制御装置40の第1伝送処理部42から送信された通信信号を下りの通信信号S2として、第2伝送路62を介して受信するように構成されている。第1伝送処理部12は、受信した下りの通信信号S2を復調して音声信号及び映像信号を復元するように構成されている。なお、本実施形態では、第1伝送処理部12及び第2伝送処理部13の変調方式は、直交周波数分割多重方式(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)である。また、第1伝送処理部12は、受信信号の受信信号強度を測定する機能を備えている。
第1伝送処理部12で復元された音声信号(デジタルの音声信号)は、通話処理部14に入力される。第1伝送処理部12で復元された映像信号(デジタルの映像信号)は、映像処理部17に入力される。
なお、本実施形態では、親機10の第1伝送処理部12から制御装置40の第1伝送処理部42へ伝送される通信信号が、親機10から制御装置40へ伝送される上りの通信信号S1に該当する。また、制御装置40の第1伝送処理部42から親機10の第1伝送処理部12へ伝送される通信信号が、制御装置40から親機10へ伝送される下りの通信信号S2に該当する。つまり、親機10と制御装置40との間で伝送される通信信号については、親機10から制御装置40に送信される通信信号が「上り」であり、制御装置40から親機10に送信される通信信号が「下り」である。
第2伝送処理部13は、通話処理部14からの音声信号を含む通信信号S5を生成するように構成されている。また、第2伝送処理部13は、生成した通信信号S5を、伝送路63を介して、子機20へ送信するように構成されている。また、第2伝送処理部13は、子機20から送信された通信信号S5を、伝送路63を介して受信するように構成されている。第2伝送処理部13は、子機20から受信した通信信号S5を復調して音声信号及び映像信号を復元するように構成されている。第2伝送処理部13で復元された音声信号(デジタルの音声信号)は、通話処理部14に入力される。第2伝送処理部13で復元された映像信号(デジタルの映像信号)は、映像処理部17に入力される。
マイクロホンMC1で集音された音声は、マイクロホンMC1により電気信号(アナログの音声信号)に変換される。このアナログの音声信号は、A/D変換器15によりデジタルの音声信号に変換される。A/D変換器15で変換されたデジタルの音声信号は、通話処理部14に入力される。
D/A変換器16は、通話処理部14から入力される音声信号(デジタルの音声信号)をアナログの音声信号に変換する。D/A変換器16で変換されたアナログの音声信号はスピーカSP1に入力され、スピーカSP1から音声が出力される。
通話処理部14は、音声スイッチ及びエコーキャンセラを備え、第1伝送処理部12又は第2伝送処理部13からの音声信号と、A/D変換器15からの音声信号とを処理(信号処理)するように構成されている。A/D変換器15からの音声信号は、通話処理部14で処理された後、通話処理部14から、第1伝送処理部12又は第2伝送処理部13へ出力される。ここで、音声信号は、送信先がロビーインターホン30である場合、第1伝送処理部12へ出力され、送信先が子機20である場合、第2伝送処理部13へ出力される。これにより、親機10では、ハウリング及びエコーを抑制することが可能となり、良好なハンズフリー通話を実現できる。
映像処理部17は、第1伝送処理部12と第2伝送処理部13との少なくとも一方からの映像信号に基づいて、映像を表示部18に表示させるように構成されている。表示部18は、例えば、液晶ディスプレイである。
操作部19は、住戸100の利用者(例えば住戸100の居住者)の操作を受け付ける。操作部19は、タッチパネル又は複数の押ボタンを有する入力装置を備えている。操作部19は、入力装置が操作されたときに、操作に応じた操作信号を、制御部11へ出力するように構成されている。
次に、ロビーインターホン30について図2Bに基づいて説明する。
ロビーインターホン30は、制御部31(制御部)と、伝送処理部32(通信部)とを備えている。また、ロビーインターホン30は、通話処理部33と、マイクロホンMC2と、スピーカSP2と、A/D変換器34と、D/A変換器35と、撮像部36と、操作部37とを備えている。
制御部31は、CPU及びメモリ等のハードウェアと、CPUで実行されるソフトウェア(プログラム)とで構成されている。制御部31は、伝送処理部32、通話処理部33及び撮像部36を制御するように構成されている。
伝送処理部32は、制御装置40の第2伝送処理部43(図3C参照)との間で、伝送路62を介して通信を行うように構成されている。
伝送処理部32は、音声信号、映像信号や呼出信号を含む通信信号を生成するように構成されている。伝送処理部32は、生成した通信信号を、上りの通信信号S3として、伝送路62を介して制御装置40の第2伝送処理部43へ送信するように構成されている。また、伝送処理部32は、制御装置40の第2伝送処理部43から送信された通信信号を、下りの通信信号S4として、伝送路62を介して受信するように構成されている。伝送処理部32は、受信した通信信号を復調して音声信号を復元するように構成されている。本実施形態では、伝送処理部32の変調方式は直交周波数分割多重方式である。また、伝送処理部32は、受信信号の受信信号強度を測定する機能を備えている。
なお、ロビーインターホン30と制御装置40との間で伝送される通信信号については、ロビーインターホン30から制御装置40に送信される信号が「上り」であり、制御装置40からロビーインターホン30に送信される信号が「下り」である。
マイクロホンMC2で集音された音声は、マイクロホンMC2によりアナログの音声信号(電気信号)に変換される。このアナログの音声信号は、A/D変換器34によりデジタルの音声信号に変換される。A/D変換器34で変換されたデジタルの音声信号は、通話処理部33を介して伝送処理部32に入力される。
D/A変換器35には、伝送処理部32で復元された音声信号(デジタルの音声信号)が通話処理部33を介して入力され、入力された音声信号をアナログの音声信号に変換する。D/A変換器35で変換されたアナログの音声信号はスピーカSP2に入力され、スピーカSP2から音声が出力される。
撮像部36は、来訪者を撮像するように構成されている。撮像部36は、固体撮像素子と、レンズと、信号処理回路とを備えている。固体撮像素子は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサである。信号処理回路は、固体撮像素子の出力信号から、例えばYUVフォーマットのデジタルの映像信号を生成し、生成した映像信号を伝送処理部32へ出力するように構成されている。
操作部37は、来訪者の操作を受け付ける。操作部37は、押ボタンを備えている。操作部37は、押ボタンが押されたときに、住戸100内の居住者を呼び出すための呼出信号を制御部11へ出力するように構成されている。制御部11は、操作部37からの呼出信号を、伝送処理部32へ出力するように構成されている。
次に、制御装置40について図2Cに基づいて説明する。
制御装置40は、制御部41と、第1伝送処理部42と、第2伝送処理部43とを備えている。
制御部41は、CPU及びメモリ等のハードウェアと、CPUで実行されるソフトウェア(プログラム)とで構成されている。制御部41は、第1伝送処理部42及び第2伝送処理部43を制御するように構成されている。制御部41のメモリには、データテーブルが記憶されている。データテーブルは、各住戸100の親機10に割り当てられたアドレスと当該住戸100の住戸番号とを対応付けたテーブルである。
第1伝送処理部42は、伝送路61(61a又は61b)を介して、親機10の第1伝送処理部12に接続されており、親機10の第1伝送処理部12との間で通信を行うように構成されている。
第2伝送処理部43は、伝送路62を介して、ロビーインターホン30の伝送処理部32に接続されている。
第2伝送処理部43は、ロビーインターホン30の伝送処理部32から送信された通信信号を、上りの通信信号S3として、伝送路62を介して受信するように構成されている。第2伝送処理部43は、受信した通信信号に含まれた住戸番号、音声信号や映像信号を、制御部41へ出力するように構成されている。また、第2伝送処理部43は、制御部41からの音声信号を変調して通信信号を生成するように構成されている。第2伝送処理部43は、生成した通信信号を、下りの通信信号S4として、ロビーインターホン30の伝送処理部32へ送信するように構成されている。なお、第1伝送処理部42及び第2伝送処理部43はそれぞれ受信信号の受信信号強度を測定する機能を備えている。
制御部41は、第2伝送処理部43から取得した住戸番号に対応付けられたアドレスの親機10を呼び出すように構成されている。例えば、制御部41は、該当するアドレスの親機10を呼び出すための呼出信号を、第1伝送処理部42へ出力するように構成されている。また、制御部41は、第2伝送処理部43から取得した音声信号や映像信号を、第1伝送処理部42へ出力するように構成されている。
第1伝送処理部42は、制御部41からの呼出信号、音声信号や映像信号を含む通信信号を生成するように構成されている。第1伝送処理部42は、生成した下りの通信信号S2を、伝送路61(61a又は61b)を介して親機10の第1伝送処理部12へ送信するように構成されている。また、第1伝送処理部42は、親機10の第1伝送処理部12から送信された上りの通信信号S1を、伝送路61(61a又は61b)を介して受信するように構成されている。第1伝送処理部42は、受信した上りの通信信号S1に含まれた音声信号を、制御部41へ出力するように構成されている。制御部41は、第1伝送処理部42からの音声信号を、第2伝送処理部43へ出力するように構成されている。
次に、本実施形態のインターホンシステム1で使用される信号の周波数帯域について説明する。
インターホンシステム1では、図3Aに示すように、伝送路61を伝送される通信信号S1,S2では、上りの通信信号S1の周波数帯域H1と、下りの通信信号S2の周波数帯域H2とが重ならないように、通信信号S1,S2の周波数帯域が割り振られている。上りの通信信号S1の周波数帯域H1は、例えば、2MHz以上、かつ、10MHz未満の周波数帯域である。下りの通信信号S2の周波数帯域H2は、例えば、17MHz以上、かつ、28MHz未満の周波数帯域である。
また、図3Bに示すように、伝送路62を伝送される通信信号S3,S4では、上りの通信信号S3の周波数帯域H3と、下りの通信信号S4の周波数帯域H4とが重ならないように、通信信号S3,S4の周波数帯域が割り振られている。上りの通信信号S3の周波数帯域は、例えば、2MHz以上、かつ、14.3MHz未満の周波数帯域である。下りの通信信号S4の周波数帯域は、例えば、14.3MHz以上、かつ、28MHz未満の周波数帯域である。
すなわち、伝送路61,62を伝送される通信信号では、上りの通信信号S1,S3の周波数帯域H1,H3と、下りの通信信号S2,S4の周波数帯域H2,H4とが重ならないように、通信信号S1〜S4の周波数帯域が割り振られている。したがって、2つの伝送路が近接して配線されている場合に、一方の伝送路における上りの通信信号S1,S3の他方の伝送路へのクロストークによって、他方の伝送路における下りの通信信号S2,S4が影響を受ける可能性が低減される。同様に、近接して配線された2つの伝送路において、一方の伝送路における下りの通信信号S2,S4の他方の伝送路へのクロストークによって、他方の伝送路における上りの通信信号S1,S3が影響を受ける可能性が低減される。これにより、2以上の伝送路が近接して配線されている場合に、2つの伝送路間で上りの通信信号S1,S3のクロストークが発生したとしても、クロストークにより発生したノイズが下りの通信信号S2,S4に与える影響は少ない。同様に、2つの伝送路間で下りの通信信号S2,S4のクロストークが発生したとしても、クロストークにより発生したノイズが上りの通信信号S1,S3に与える影響は少ない。したがって、上りの通信信号S1,S3と、下りの通信信号S2,S4との間では、クロストークに起因した伝送品質の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態では親機10と制御装置40との間で伝送される通信信号S1,S2の周波数帯域と、親機10と子機20との間で伝送される通信信号S5の周波数帯域とが重ならないように、通信信号S1,S2,S5の周波数帯域が割り振られている。図3Aに示すように、通信信号S5の周波数帯域は、例えば、10MHz以上、かつ、17MHz未満の周波数帯域である。したがって、親機10において、分岐線7(伝送路61)と伝送路63とが近接して配線されたために、分岐線7と伝送路63との間でクロストークが発生したとしても、クロストークに起因した伝送品質の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、親機10又はロビーインターホン30と制御装置40との間の通信において、下りの通信信号S2,S4の周波数帯域が、上りの通信信号S1,S3の周波数帯域よりも中心周波数の高い周波数帯域である。そのため、親機10又はロビーインターホン30から制御装置40に送信される上りの通信信号S1,S3よりも、制御装置40から親機10又はロビーインターホン30に送信される下りの通信信号S2,S4において、高速化を図ることができる。
ところで、本実施形態では、伝送路61,62に伝送される下りの通信信号S2,S4は周波数帯域が重なっており、伝送路61,62に伝送される上りの通信信号S1,S3も周波数帯域が重なっている。したがって、近接して配線された2以上の伝送路のうち、一の伝送路から別の伝送路へのクロストークによって、下りの通信信号S1,S3同士、上りの通信信号S2,S4同士がそれぞれ干渉する可能性がある。
本実施形態のインターホンシステム1では、制御装置40に、複数本の伝送路61(61a,61b)と伝送路62とが接続されており、制御装置40の近傍では複数本の伝送路61,62が近接して配線される。一方、複数本の伝送路61,62は、制御装置40から離れると、親機10やロビーインターホン30の設置位置に応じて分かれて配線される。したがって、伝送路61,62のうち近接する2つの伝送路間のクロストークは、制御装置40の近傍で発生する可能性が高いと想定される。
ここで、制御装置40から送信される下りの通信信号S1,S3は、制御装置40の近傍では信号レベルが十分大きいため、クロストークによるノイズが発生したとしても、SN比が十分確保できる。したがって、制御装置40から送信される下りの送信信号S2,S4については、クロストークによる干渉は考慮しなくてもよい。
一方、制御装置40の第1伝送処理部42及び第2伝送処理部43がそれぞれ受信する上りの通信信号S1,S3の受信信号強度は、制御装置40と端末装置(親機10又はロビーインターホン30)との距離に応じて低下する。とくに、伝送路61(61a又は61b)に複数台の親機10が接続されている場合、制御装置40と親機10との間の距離などに応じて上りの通信信号S1が減衰するため、送信元の親機10に応じて制御装置40での受信信号強度が異なると想定される。よって、複数台の親機10の各々は、制御装置40からの距離が短いほど、当該親機10からの送信信号が制御装置40によって受信される場合の受信信号強度が大きくなり、クロストークによって他の伝送路に発生するノイズも大きくなると想定される。また、複数台の親機10の各々は、制御装置40からの距離が遠いほど、当該親機10からの送信信号が制御装置40によって受信される場合の受信信号強度が小さくなり、他の伝送路からのクロストークノイズによる影響が大きくなると想定される。よって、伝送路61,62を含む2以上の伝送路のうち一の伝送路から別の伝送路へのクロストークによって上りの通信信号S1,S3同士が干渉する可能性がある。
そこで、本実施形態のインターホンシステム1では、親機10及びロビーインターホン30の制御部11,31が、送信信号の他の伝送路へのクロストークによる干渉が抑制されるように送信信号の送信出力を調整している。
ここで、図4に示すように、伝送路61bに接続された親機10bの制御部11が、第1伝送処理部12からの送信信号の送信出力を調整している場合を例に説明する。この場合、親機10bが、クロストークによる干渉が抑制されるように、第1伝送処理部12からの送信出力を制御する第1通信端末となる。そして、親機10bが第1通信端末である場合、親機10bが接続されている伝送路61bが第1伝送路となる。また、親機10bが接続されている伝送路61bとは異なる伝送路61a,62が第2伝送路となり、第2伝送路に接続された親機10a及びロビーインターホン30が第2通信端末となる。なお、図4ではロビーインターホン30を省略して図示している。
親機10bの制御部11は、自機が接続された伝送路61b以外の伝送路61a,62で制御装置40が受信する信号の受信信号強度の最小値をメモリから読み出す。集合住宅においては、制御装置40からロビーインターホン30までの距離に比べて、制御装置40から最も遠い位置にある親機10までの距離の方が長くなると想定される。したがって、伝送路61a,62において受信信号強度が最小になるのは、伝送路61aに接続された親機10aであると想定されるので、親機10bの制御部11は、伝送路61aで制御装置40が受信する信号(図4のS11)の受信信号強度の最小値を取得する。ここで、受信信号強度の最小値は、インターホンシステム1の設計時などに親機10と制御装置40との配線長などに基づいて設定可能であり、本実施形態では、各親機10の制御部11のメモリに、受信信号強度の最小値があらかじめ設定されている。したがって、本実施形態では、親機10bの制御部11は、メモリから受信信号強度の最小値を読み出すことによって、受信信号強度の最小値を取得する。
また、親機10bの制御部11は、自機の送信信号(図4のS12)の伝送路61aへのクロストークによって発生したクロストークノイズ(図4のN1)の強度を取得する。
例えば、親機10bの第1伝送処理部12は、第1伝送処理部12からの送信信号(上りの通信信号S1,S3)を受信した制御装置40から、制御装置40の第1伝送処理部42が上記の送信信号を受信したときの受信信号強度を測定した結果を受信する。親機10bの制御部11は、第1伝送処理部12が受信した受信信号強度の測定結果に、あらかじめ設定された減衰量(マイナスの値)を加えることで、自機の送信信号の他の伝送路へのクロストークによって発生するノイズの強度を求めている。つまり、親機10bの制御部11は、自機の送信信号が制御装置40によって受信される場合の受信信号強度を制御装置40から取得し、この受信信号強度に所定の減衰量を加えることで、ノイズの強度を求めている。
ここで、「所定の減衰量」は、2つの伝送路の一方から他方へのクロストークが発生した場合に、一方の伝送路に流れる通信信号の大きさと、他方の伝送路に発生したノイズの大きさとの間に生じる減衰量を、測定するなどして求めておいた値である。このように、親機10bの制御部11は、自機の送信信号が制御装置40によって受信される場合の受信信号強度に所定の減衰量を加えることで、クロストークノイズの強度を簡易的に求めることができる。
そして、親機10bの制御部11は、受信信号強度の最小値と、ノイズの強度とのSN比に基づいて、第1伝送処理部12からの送信信号の送信出力を調整する。ここで、制御部11のメモリには、クロストークによる干渉が所定の許容範囲に収まるようなSN比の閾値があらかじめ設定されている。親機10bの制御部11は、受信信号強度の最小値とノイズの強度とのSN比が、所定の閾値よりも高くなるように、第1伝送処理部12からの送信信号の送信出力を調整している。
これにより、当該親機10bが接続されている伝送路61bとは別の伝送路61aに接続された親機10aでは、クロストークノイズの影響を受けにくくなり、クロストークによる通信品質の低下を抑制できる。また、インターホンシステム1では、2つの伝送路間で生じるクロストークを低減できるので、クロストークノイズによって映像や音声が乱れたり、クロストークノイズによって映像や音声が途切れるのを抑制することができる。
なお、親機10bの制御部11が、第1伝送処理部12からの送信信号の送信出力を低下させると、自機の送信信号が制御装置40で受信される受信信号強度が低下することになる。そのため、親機10bの制御部11は、当該親機10bからの送信信号が制御装置40によって受信される場合の受信信号強度が所定の下限値よりも高くなるように、送信出力を所定の最小出力レベル以上とするのが好ましい。
ところで、親機10bの制御部11は、自機が接続された伝送路61b以外の伝送路61a,62における受信信号強度の最小値を、制御部11のメモリから読み出しているが、受信信号強度の最小値を他の方法で取得してもよい。例えば、親機10bの制御部11は、制御装置40の第1伝送処理部42及び第2伝送処理部43で実際に測定された受信信号強度の最小値を、制御装置40と通信することによって制御装置40から取得してもよい。
また、親機10bの制御部11は、自機の送信信号を制御装置40が受信したときの受信信号強度の測定結果を制御装置40から受信し、この受信信号強度を用いてクロストークによるノイズの強度を求めているが、他の方法でノイズの強度を求めてもよい。例えば、親機10bの第1伝送処理部12が伝送路61bに通信信号を送信した場合に、複数の伝送路61,62のうち送信元の親機10bが接続された伝送路61b(第1伝送路)以外の伝送路61a,62(第2伝送路)にクロストークノイズが発生する。このとき、制御装置40の第1伝送処理部42は、第2伝送路に発生したクロストークノイズを受信でき、このクロストークノイズの受信信号強度を測定することができる。制御装置40の制御部41は、第1伝送処理部42から通信信号の送信元の親機10bに、ノイズの強度の測定結果を送信させる。送信元の親機10bの第1伝送処理部12が、制御装置40からノイズの強度の測定結果を受信すると、制御部11は、制御装置40から受信したノイズの強度の測定結果を用いてSN比を求めることができる。このように、親機10bの制御部11は、自機が送信した通信信号よるクロストークノイズの強度を制御装置40が測定した結果を用いてSN比を求めているので、SN比をより正確に評価できる。
また、本実施形態では、制御装置40の第1伝送処理部42が送信する通信信号の信号強度は一定であり、親機10の制御部11及びロビーインターホン30の制御部31には制御装置40での送信出力があらかじめ設定されていてもよい。親機10bの第1伝送処理部12は、制御装置40から伝送路61bを介して受信する信号の受信信号強度を測定すれば、受信信号強度から制御装置40での送信出力を減算することで、制御装置40と親機10bとの間の減衰量を求めることができる。したがって、親機10bの制御部11は、このようにして求めた減衰量を、第1伝送処理部12から通信信号を送信するときの送信出力に加えることで、自機からの送信信号が制御装置40によって受信される場合の受信信号強度を推定することできる。そして、親機10bの制御部11は、自機からの送信信号が制御装置40によって受信される場合の受信信号強度に、所定の減衰量を加えることで、ノイズの強度を求めてもよい。この場合、親機10bの制御部11は、制御装置40から受信信号強度やノイズの強度などを受信するために通信を行う必要が無く、親機10bのみでクロストークによるノイズの強度を求めることができる。
なお、本実施形態のインターホンシステム1では、親機10aにおいても、親機10bと同様に送信信号の送信出力を調整しており、その説明は省略する。
また、本実施形態のインターホンシステム1では、ロビーインターホン30においても、親機10と同様に送信信号の送信出力を調整している。ロビーインターホン30の制御部31は、伝送処理部32からの送信信号の他の伝送路へのクロストークによる干渉が抑制されるように、伝送処理部32からの送信信号の送信出力を調整する。
具体的には、ロビーインターホン30の制御部31は、2以上の伝送路61で制御装置40が受信する信号の受信信号強度の最小値を取得する。例えば、制御部31のメモリには、インターホンシステム1の設計に応じて想定される受信信号強度の最小値があらかじめ設定されている。制御部31は、メモリから受信信号強度の最小値の設定値を読み出すことで、受信信号強度の最小値を取得する。
また、ロビーインターホン30の制御部31は、複数の伝送路61のうち受信信号強度が最小となる親機10が接続された伝送路への自機の送信信号のクロストークによって発生したノイズの強度を取得する。例えば、ロビーインターホン30の制御部31は、制御装置40から受信した自機の送信信号の受信信号強度に、所定の減衰量を加えることによって、クロストークによるノイズの強度を取得する。
そして、ロビーインターホン30の制御部31は、受信信号強度の最小値と、ノイズの強度とのSN比に基づいて、伝送処理部32からの送信信号の送信出力を調整する。
ここで、制御部31のメモリには、クロストークによる干渉が所定の許容範囲に収まるようなSN比の閾値があらかじめ設定されている。ロビーインターホン30の制御部31は、受信信号強度の最小値とノイズの強度とのSN比が、所定の閾値よりも高くなるように、伝送処理部32からの送信信号の送信出力を調整する。なお、ロビーインターホン30の制御部31が、伝送処理部32からの送信信号の送信出力を調整する調整方法は、親機10の制御部11が、第1伝送処理部12からの送信信号の送信出力を調整する調整方法と同様であるのでその説明は省略する。
この場合、ロビーインターホン30が、クロストークによる干渉が抑制されるように、伝送処理部32からの送信出力を制御する第1通信端末となる。そして、ロビーインターホン30が第1通信端末である場合、ロビーインターホン30が接続されている伝送路62が第1伝送路となる。また、ロビーインターホン30が接続されている伝送路62とは異なる伝送路61a,61bが第2伝送路となり、第2伝送路に接続された親機10a,10bが第2通信端末となる。
(変形例)
以下に、上記実施形態の変形例を列記する。なお、以下に説明する変形例の各構成は、上記実施形態で説明した各構成と適宜組み合わせて適用可能である。
上記の実施形態では、端末装置である親機10又はロビーインターホン30が送信出力を調整しているが、制御装置40が端末装置の送信出力を調整してもよい。
例えば、制御装置40が、伝送路61bに接続された親機10bの送信出力を調整する場合について以下に説明する。この場合、親機10bが接続された伝送路61bが第1伝送路となり、親機10a及びロビーインターホン30がそれぞれ接続された伝送路61a,62が第2伝送路となる。また、親機10bと通信する第1伝送処理部42が第1通信部となり、親機10a及びロビーインターホン30とそれぞれ通信する第1伝送処理部42及び第2伝送処理部43が第2通信部となる。
制御装置40の第1伝送処理部42及び第2伝送処理部43は、伝送路61a及び伝送路62を介して受信する通信信号の受信信号強度を測定している。制御部41は、親機10bが接続された伝送路61b以外の伝送路61a,62において受信信号強度の最小値を求める。
また、制御装置40の第1伝送処理部42(第1通信部)が、親機10bから送信された通信信号の受信信号強度を測定すると、制御部41は、親機10bからの受信信号強度に所定の減衰量を加えることで、クロストークによるノイズの強度を推定する。ここで、「所定の減衰量」は、2つの伝送路の一方から他方へのクロストークが発生した場合に、一方の伝送路に流れる通信信号の大きさと、他方の伝送路に発生したノイズの大きさとの間に生じる減衰量を、測定するなどして求めておいた値である。
そして、制御装置40の制御部41は、第2伝送路における受信信号の受信信号強度と、ノイズ(クロストークノイズ)の強度とに基づいて、親機10bから送信される送信信号の送信出力の調整値を決定する。制御部41は、送信信号の送信出力の調整値を第1伝送処理部42から、設定対象の親機10bへ送信させており、設定対象の親機10bの送信出力が調整される。これにより、クロストークによる干渉が抑制されるように、親機10bの送信出力が調整される。
なお、制御装置40の第1伝送処理部42は、親機10bからの送信信号の伝送路61aへのクロストークによって伝送路61aに発生したノイズ(クロストークノイズ)を直接測定してもよい。そして、制御部41は、第2伝送路における受信信号の受信信号強度と、ノイズ(クロストークノイズ)の強度の測定結果とに基づいて、親機10bからの送信出力の調整値を決定してもよい。
上記実施形態では、制御装置40が通信装置であったが、通信装置は制御装置40に限定されない。図5は変形例に係る通信システムのシステム構成図である。変形例に係る通信システムでは、伝送路61bと2系統の伝送路61c,61dとの間に増幅器70が接続されており、この増幅器70が通信装置の機能を備えていてもよい。
増幅器70には、伝送路61bと、2系統の伝送路61c,61dとが接続されている。増幅器70は、伝送路61bから入力される信号を増幅して伝送路61c,61dに出力し、伝送路61c及び伝送路61dの各々から入力される信号を増幅して伝送路61bに出力する中継機能を備えている。ここにおいて、伝送路61cは、増幅器70に接続された幹線6cと、幹線6cの複数の分岐点にそれぞれ設けられた複数の分岐器50と、幹線6cに複数の分岐器50を介してそれぞれ接続された複数の分岐線7とで構成されている。同様に、伝送路61dは、増幅器70に接続された幹線6dと、幹線6dの複数の分岐点にそれぞれ設けられた複数の分岐器50と、幹線6dに複数の分岐器50を介してそれぞれ接続された複数の分岐線7とで構成されている。そして、幹線6cには分岐器50と分岐線7とを介して親機10cが接続され、幹線6dには分岐器50と分岐線7とを介して親機10dが接続されている。親機10c,10dは上記実施形態で説明した親機10(10a,10b)と同様の構成を有しているので、その説明は省略する。
増幅器70には、2系統の伝送路61c,61dが接続されており、増幅器70の近傍で伝送路61cと伝送路61dとが近接して配線されていると、伝送路61cと伝送路61dとの間でクロストークが発生する可能性がある。
したがって、変形例の通信システムにおいても、伝送路61c,61dにそれぞれ接続された親機10c,10dが、上記の実施形態で説明した親機10(10a,10b)と同様の方法で、送信信号の送信出力を調整すればよい。例えば親機10dは、増幅器70が親機10cから受信する受信信号の受信信号強度の最小値と、親機10dから送信された送信信号のクロストークによって伝送路61cに発生するノイズの強度とのSN比に基づいて、送信信号の送信出力を調整すればよい。
また、増幅器70が、上記の変形例で説明した制御装置40と同様に、端末装置の送信出力を調整する機能を備えてもよい。
なお、図5では増幅器70に2系統の伝送路61c,61dが接続されているが、増幅器70には3系統以上の伝送路が接続されていてもよい。増幅器70に接続される伝送路の本数は通信システムの規模などに応じて適宜変更が可能である。また増幅器70に接続された伝送路61c,61dにさらに別の増幅器が接続されていてもよく、別の増幅器が増幅器70と同様に通信装置の機能を備えていてもよい。
また、通信装置は制御装置40及び増幅器70に限定されず、複数系統の伝送路が接続されて複数系統の伝送路のそれぞれに接続された親機10との間で通信を行う機器で通信装置が構成されてもよい。
上記の実施形態において、上りの通信信号S1,S3の周波数帯域、及び下りの通信信号S2,S4の周波数帯域は、上記の実施形態で例示した値に限定されない。上りの通信信号S1,S3の周波数帯域と、下りの通信信号S2,S4の周波数帯域とが重ならなければよく、上りの通信信号S1,S3の周波数帯域と、下りの通信信号S2,S4の周波数帯域とは、適宜変更可能である。
上記の実施形態では、下りの通信信号S2,S4の周波数帯域が、上りの通信信号S1,S3の周波数帯域よりも中心周波数の高い周波数帯域であったが、上りの通信信号とと下り通信信号とで周波数領域が重なっていなければよい。例えば、下りの通信信号S2,S4の周波数帯域が、上りの通信信号S1,S3の周波数帯域よりも中心周波数の低い周波数帯域でもよい。
上記の実施形態に係るインターホンシステム1はロビーインターホン30を備えているが、ロビーインターホン30はインターホンシステム1に必須の構成ではなく、インターホンシステム1はロビーインターホン30を備えていなくてもよい。ロビーインターホン30が無い場合、制御装置40は、複数の親機10のうちいずれか2つの親機10の間の通信を制御する。
インターホンシステム1は、2系統(2本)の幹線6a,6bを含んでいるが、3系統以上(3本以上)の幹線を含んでいてもよい。すなわち、インターホンシステム1は、伝送路61aを3つ以上備えていてもよい。
上記の実施形態に係るインターホンシステム1では、変調方式として、直交周波数分割多重方式を用いているが、これに限らず、例えば、直接拡散方式(DSSS:Direct Sequence Spread Spectrum)等を用いてもよい。
また、インターホンシステム1は、集合住宅に用いられているが、これに限らず、例えば、オフィスビルや病院等、住宅以外の施設に用いられてもよい。
また、本実施形態では通信システムがインターホンシステム1であったが、複数の端末装置と、複数の端末装置と通信する通信装置とを備えた通信システムであれば、インターホンシステム1以外の通信システムでもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の端末装置は、通信装置(制御装置40、増幅器70)と第1通信端末と第2通信端末とを備えた通信システム(インターホンシステム1)の第1通信端末として用いられる。第1通信端末は、通信装置に第1伝送路を介して接続されて通信装置と通信する。第2通信端末は、通信装置に第2伝送路を介して接続されて通信装置と通信する。上記の実施形態では複数の親機10及びロビーインターホン30のいずれかが第1通信端末となり、複数の伝送路61及び伝送路62のうち第1通信端末が接続された伝送路が第1伝送路となる。また上記の実施形態では、複数の伝送路61及び伝送路62のうち第1伝送路以外の伝送路が第2伝送路となり、第2伝送路に接続された親機10又はロビーインターホン30が第2通信端末となる。端末装置は、第1伝送路を介して通信装置と通信する通信部(第1伝送処理部12、伝送処理部32)と、通信部から送信される送信信号の送信出力を調整する制御部(制御部11,31)とを備える。制御部は、通信装置が第2通信端末から受信する受信信号の受信信号強度の最小値と、通信部から送信された送信信号の第2伝送路へのクロストークによって第2伝送路に発生するノイズの強度とのSN比に基づいて、送信信号の送信出力を調整する。
第1の態様によれば、端末装置の制御部が、受信信号強度の最小値と、ノイズの強度とのSN比に基づいて、送信信号の強度を調整している。したがって、端末装置の制御部が、通信装置で受信信号のSN比が確保されるように、送信信号の強度を調整すれば、自機が接続された伝送路以外の伝送路への送信信号のクロストークによる干渉を低減できる。よって、この通信システムでは、複数の伝送路の間でのクロストークに起因した伝送品質の低下を抑制することができる。
第2の態様の端末装置は、第1の態様において、通信部(第1伝送処理部12、伝送処理部32)は、通信装置(制御装置40、増幅器70)との間で複数の搬送波を用いて通信を行ってもよい。制御部(制御部11,31)は、複数の搬送波のそれぞれで送信信号の送信出力を調整するように構成されてもよい。
第2の態様によれば、搬送波ごとに所望のSN比が得られるように送信出力を調整することで、搬送波ごとに搬送波対干渉雑音比(CINR)を所望の値以上に保つことができる。
第3の態様の端末装置は、第1又は第2の態様において、通信部(第1伝送処理部12、伝送処理部32)は、通信部からの送信信号を受信した通信装置(制御装置40、増幅器70)から、通信装置が送信信号を受信したときの受信信号強度を測定した結果を受信してもよい。制御部(制御部11,31)は、通信部が通信装置から受信した受信信号強度の測定結果にあらかじめ設定された減衰量を加えることで、ノイズの強度を求めてもよい。
第3の態様によれば、通信装置で受信された信号の受信信号強度の測定結果をもとに、ノイズの強度を求めているので、クロストークによるノイズの強度を正確に推定できる。したがって、複数の伝送路の間でのクロストークに起因した伝送品質の低下を抑制することができる。
第4の態様の端末装置は、第1又は第2の態様において、通信部(第1伝送処理部12、伝送処理部32)は、第2伝送路に発生するノイズの強度を通信装置(制御装置40、増幅器70)から受信してもよい。通信装置は、通信部から送信された送信信号の第2伝送路へのクロストークによって第2伝送路に発生するノイズの強度を測定してもよい。制御部(制御部11,31)は、通信部が通信装置から受信したノイズの強度の測定結果を用いてSN比を求めるように構成されてもよい。
第4の態様によれば、制御部は、通信装置で測定されたノイズの強度をもとにSN比を求めているので、クロストークによるノイズの強度に応じて、精度良く送信出力を制御できる。したがって、複数の伝送路の間でのクロストークに起因した伝送品質の低下を抑制することができる。
第5の態様の端末装置では、第1又は第2の態様において、通信部(第1伝送処理部12、伝送処理部32)が通信装置(制御装置40、増幅器70)から受信した受信信号の受信信号強度を通信部が測定してもよい。制御部(制御部11,31)は、通信部が受信信号強度を測定した結果をもとに、通信部から送信された送信信号が通信装置によって受信される場合の受信信号強度を推定してもよい。そして、制御部は、受信信号強度にあらかじめ設定された減衰量を加えることで、ノイズの強度を求めてもよい。
第5の態様によれば、通信装置から測定結果を受信することなく、端末装置のみで、ノイズの強度を求めることができる。
一態様の通信装置(制御装置40、増幅器70)は通信システム(インターホンシステム1)に用いられる。通信システムは、通信装置と、第1通信端末と、第2通信端末とを備える。第1通信端末は、通信装置に第1伝送路を介して接続されて、通信装置と通信する。第2通信端末は、通信装置に第2伝送路を介して接続されて、通信装置と通信する。
上記の実施形態では複数の親機10及びロビーインターホン30のいずれかが第1通信端末となり、複数の伝送路61及び伝送路62のうち第1通信端末が接続された伝送路が第1伝送路となる。また上記の実施形態では、複数の伝送路61及び伝送路62のうち第1伝送路以外の伝送路が第2伝送路となり、第2伝送路に接続された親機10又はロビーインターホン30が第2通信端末となる。通信装置は、第1伝送路に接続される第1通信部(第1伝送処理部42又は第2伝送処理部43)と、第2伝送路に接続される第2通信部(第1伝送処理部42又は第2伝送処理部43)と、制御部41とを備える。制御部41は、第1通信部が受信した受信信号の受信信号強度に基づいて、第1通信端末から送信された送信信号の第2伝送路へのクロストークによって第2伝送路に発生するノイズの強度を求める。制御部41は、第2通信部が受信した受信信号の受信信号強度と、ノイズの強度とに基づいて、第1通信端末から送信される送信信号の送信出力の調整値を決定する。制御部41は、送信信号の送信出力の調整値を第1通信部から第1通信端末へ送信させる。
これにより、通信装置において第1通信端末の送信出力を調整できるから、第1通信端末において送信出力を決定するために、第2伝送路における受信信号強度の最小値やノイズの強度を求める必要が無く、第1通信端末での処理を少なくできる。
一態様の通信システムは、複数の伝送路61,62が接続された通信装置(制御装置40、増幅器70)と、複数の伝送路61,62にそれぞれ接続された複数の端末装置(親機10及びロビーインターホン30)とを備える。複数の端末装置のそれぞれは、通信部(第1伝送処理部12、伝送処理部32)と、制御部(制御部11,31)とを備える。通信部は、複数の伝送路のうち対応する伝送路を介して通信装置と通信する。制御部は、通信部から送信される送信信号の送信出力を調整する。端末装置の制御部は、複数の伝送路のうち自機が接続された伝送路以外の1以上の伝送路で通信装置が受信する信号の受信信号強度の最小値と、ノイズの強度とのSN比に基づいて、送信信号の送信出力を調整する。このノイズは、複数の伝送路のうち受信信号強度が最小となる伝送路への自機の送信信号のクロストークによって発生する。
これにより、端末装置の制御部が、受信信号強度の最小値と、ノイズの強度とのSN比に基づいて、送信信号の強度を調整している。したがって、端末装置の制御部が、通信装置で受信信号のSN比が確保されるように、送信信号の強度を調整すれば、自機が接続された伝送路以外の伝送路への送信信号のクロストークによる干渉を低減できる。よって、複数の伝送路の間でのクロストークに起因した伝送品質の低下を抑制することができる。
10,10a,10b 親機(端末装置、第1通信端末、第2通信端末)
30 ロビーインターホン(端末装置、第1通信端末、第2通信端末)
61a,61b,62 伝送路(第1伝送路、第2伝送路)
11,31 制御部
12 第1伝送処理部(通信部)
32 伝送処理部(通信部)
40 制御装置(通信装置)
70 増幅器(通信装置)

Claims (7)

  1. 通信装置と、前記通信装置に第1伝送路を介して接続されて前記通信装置と通信する第1通信端末と、前記通信装置に第2伝送路を介して接続されて前記通信装置と通信する第2通信端末と、を備えた通信システムの前記第1通信端末として用いられる端末装置であって、
    前記第1伝送路を介して前記通信装置と通信する通信部と、
    前記通信部から送信される送信信号の送信出力を調整する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記通信装置が前記第2通信端末から受信する受信信号の受信信号強度の最小値と、前記通信部から送信された送信信号の前記第2伝送路へのクロストークによって前記第2伝送路に発生するノイズの強度とのSN比に基づいて、前記送信信号の送信出力を調整するように構成された、
    ことを特徴とする端末装置。
  2. 前記通信部は、前記通信装置との間で複数の搬送波を用いて通信を行っており、
    前記制御部は、前記複数の搬送波のそれぞれで送信信号の送信出力を調整するように構成された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記通信部は、前記通信部からの送信信号を受信した前記通信装置から、前記通信装置が前記送信信号を受信したときの受信信号強度を測定した結果を受信しており、
    前記制御部は、
    前記通信部が前記通信装置から受信した前記受信信号強度の測定結果にあらかじめ設定された減衰量を加えることで、前記ノイズの強度を求めるように構成された、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の端末装置。
  4. 前記通信部は、前記通信部から送信された送信信号の前記第2伝送路へのクロストークによって前記第2伝送路に発生するノイズの強度を前記通信装置が測定した結果を、前記通信装置から受信しており、
    前記制御部は、前記通信部が前記通信装置から受信した前記ノイズの強度の測定結果を用いて前記SN比を求めるように構成された、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の端末装置。
  5. 前記制御部は、
    前記通信部が前記通信装置から受信した受信信号の受信信号強度を前記通信部が測定した結果をもとに、前記通信部から送信された送信信号が前記通信装置によって受信される場合の受信信号強度を推定し、前記受信信号強度にあらかじめ設定された減衰量を加えることで、前記ノイズの強度を求めるように構成された、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の端末装置。
  6. 通信装置と、前記通信装置に第1伝送路を介して接続されて前記通信装置と通信する第1通信端末と、前記通信装置に第2伝送路を介して接続されて前記通信装置と通信する第2通信端末とを備えた通信システムの前記通信装置であって、
    前記第1伝送路に接続される第1通信部と、前記第2伝送路に接続される第2通信部と、制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第1通信部が受信した受信信号の受信信号強度に基づいて、前記第1通信端末から送信された送信信号の前記第2伝送路へのクロストークによって前記第2伝送路に発生するノイズの強度を求め、
    前記制御部は、前記第2通信部が受信した受信信号の受信信号強度の最小値と、前記ノイズの強度とに基づいて、前記第1通信端末から送信される送信信号の送信出力の調整値を決定し、
    前記制御部は、前記送信信号の送信出力の調整値を前記第1通信部から前記第1通信端末へ送信させる、
    ことを特徴とする通信装置。
  7. 複数の伝送路が接続された通信装置と、前記複数の伝送路にそれぞれ接続された複数の端末装置とを備え、
    前記複数の端末装置のそれぞれは、前記複数の伝送路のうち自機が接続された伝送路を介して前記通信装置と通信する通信部と、前記通信部から送信される送信信号の送信出力を調整する制御部とを備え、
    前記端末装置の前記制御部は、前記複数の伝送路のうち自機が接続された伝送路以外の別の伝送路において前記通信装置が受信する信号の受信信号強度の最小値と、自機の送信信号の前記別の伝送路へのクロストークによって発生したノイズの強度とのSN比に基づいて、前記送信信号の送信出力を調整するように構成された、
    ことを特徴とする通信システム。
JP2016168427A 2016-08-30 2016-08-30 端末装置、通信装置、及び通信システム Pending JP2018037800A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016168427A JP2018037800A (ja) 2016-08-30 2016-08-30 端末装置、通信装置、及び通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016168427A JP2018037800A (ja) 2016-08-30 2016-08-30 端末装置、通信装置、及び通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018037800A true JP2018037800A (ja) 2018-03-08

Family

ID=61567813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016168427A Pending JP2018037800A (ja) 2016-08-30 2016-08-30 端末装置、通信装置、及び通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018037800A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020010077A (ja) * 2018-07-02 2020-01-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 ロビーステーション、ドアホンシステムおよび通信方法
JP2020010076A (ja) * 2018-07-02 2020-01-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 ロビーステーション、ドアホンシステムおよび通信方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020010077A (ja) * 2018-07-02 2020-01-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 ロビーステーション、ドアホンシステムおよび通信方法
JP2020010076A (ja) * 2018-07-02 2020-01-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 ロビーステーション、ドアホンシステムおよび通信方法
JP7122587B2 (ja) 2018-07-02 2022-08-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 ロビーステーション、ドアホンシステムおよび通信方法
JP7122588B2 (ja) 2018-07-02 2022-08-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 ロビーステーション、ドアホンシステムおよび通信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2652737B1 (en) Noise reduction system with remote noise detector
TW201707498A (zh) 用於使用個人通信裝置之虛擬會議系統的方法及系統
EP3416410B1 (en) Audio processing device, audio processing method, and computer program product
JP2018037800A (ja) 端末装置、通信装置、及び通信システム
JP2006304219A (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP2007202116A (ja) 音声伝送システム
CN106936468B (zh) 信号处理方法及装置
JP6765066B2 (ja) インターホンシステム
JP6945158B2 (ja) 通話装置、プログラム及び通話システム
JP5874031B2 (ja) 通話信号処理装置
JP2006304220A (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP6061247B2 (ja) 集合住宅インターホン装置
JP4595419B2 (ja) インターホン装置
JP2017098709A (ja) インターホンシステム
JP4965943B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP4428409B2 (ja) 音声伝送システム
JP2008072631A (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP4039368B2 (ja) インターホン機器
JP2008054251A (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP6276957B2 (ja) インターホンシステム
JP2006279789A (ja) 集合住宅インターホンシステム
JP6097230B2 (ja) 信号バイパス装置
JP4428410B2 (ja) 音声伝送システム
JP2021057679A (ja) 情報端末、インターホンシステム
JP4821508B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170118