JP2018037019A - 情報処理装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷ジョブの送信中に省電力状態に移行した場合でも、画像形成装置で余分な印刷が行われることを抑制する情報処理装置を提供する。
【解決手段】本発明の情報処理装置は、プリンタドライバで生成された印刷ジョブをスプールするスプーラから前記印刷ジョブを受信し、前記印刷ジョブを制御して画像形成装置に送信する仮想デバイスを備える情報処理装置である。前記仮想デバイスは、前記情報処理装置が省電力状態に移行する場合、前記印刷ジョブのうち受信済のデータの処理を一時停止する一時停止手段と、前記情報処理装置が前記省電力状態から復帰した後、前記印刷ジョブのうち未受信のデータを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記データに、前記印刷ジョブの末尾を示す情報が含まれない場合、前記印刷ジョブを削除する削除手段と、を備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、仮想デバイスを備える情報処理装置、仮想デバイスの制御方法、およびプログラムに関する。
従来、情報処理装置から画像形成装置を利用する際、プリンタドライバと共にOSに組み込まれる「ランゲージモニタ」と呼ばれるモジュールが用いられることが知られている。ランゲージモニタは、スプーラと画像形成装置との間の通信を制御する通信制御モジュールであり、例えばスプーラから印刷ジョブを受信し、印刷ジョブを制御して画像形成装置に送信する。
ランゲージモニタには、スプーラにスプールされる印刷ジョブの状態と、画像形成装置の状態とを取得することにより、本来画像形成装置で管理される印刷ジョブを、情報処理装置で管理する機能を備えるものがある。特許文献1には、スプーラにスプールされる印刷ジョブがキャンセルされることに応じて、対応する印刷ジョブを情報処理装置側で破棄するランゲージモニタについて記載されている。
ところで、近年Version4ドライバ(以下「V4ドライバ」と記す)と呼ばれるプリンタドライバが普及している。V4ドライバを使用する印刷システムでは、ランゲージモニタをスプーラの出力先として組み込むことができない仕様となっている。そのため、V4ドライバ環境においてランゲージモニタによる機能を利用したい場合、スプーラから印刷ジョブを受信し、印刷ジョブを制御して画像形成装置に送信する仮想デバイスを用いる方法がある。仮想デバイスにランゲージモニタ機能を持たせることにより、V4ドライバ環境においても、情報処理装置で印刷ジョブを管理することができる。
特開2002−222069号公報
しかし、仮想デバイスにおけるランゲージモニタ(以下「仮想デバイスランゲージモニタ」と記す)は、OSが提供するスプーラとの通信を直接行うことができないため、スプーラにスプールされる印刷ジョブの状態変化に応じた対処ができなかった。より詳細には、情報処理装置が省電力状態に移行することにより、スプーラから送信中の印刷ジョブがキャンセルされた場合、仮想デバイスランゲージモニタは、スプーラから送信中の印刷ジョブがキャンセルされたことを認識することができなかった。キャンセルされるまでに送信された印刷ジョブは、情報処理装置が省電力状態から復帰した後にも、仮想デバイスおよび画像形成装置が受信可能な状態で残っているため、画像形成装置で余分な印刷が行われてしまっていた。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、情報処理装置が印刷ジョブの送信中に省電力状態に移行した場合でも、画像形成装置で余分な印刷が行われることを抑制することを目的とする。
本発明の情報処理装置は、プリンタドライバで生成された印刷ジョブをスプールするスプーラから前記印刷ジョブを受信し、前記印刷ジョブを制御して画像形成装置に送信する仮想デバイスを備える情報処理装置であって、前記仮想デバイスは、前記情報処理装置が省電力状態に移行する場合、前記印刷ジョブのうち受信済のデータの処理を一時停止する一時停止手段と、前記情報処理装置が前記省電力状態から復帰した後、前記印刷ジョブのうち未受信のデータを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記データに、前記印刷ジョブの末尾を示す情報が含まれない場合、前記印刷ジョブを削除する削除手段と、を備える。
本発明の情報処理装置は、印刷ジョブの送信中に省電力状態に移行した場合でも、画像形成装置で余分な印刷が行われることを抑制することができる。
従来技術の情報処理装置において、プリンタドライバと共に使用されるモジュール群を示す模式図である。 従来技術の情報処理装置において、ランゲージモニタが印刷ジョブを制御する処理手順を示すフローチャートである。 実施形態における印刷システムの概略構成を示すブロック図である。 実施形態におけるV4ドライバのソフトウェア機能構成を示すブロック図である。 実施形態における仮想デバイスサービスのソフトウェア機能構成を示すブロック図である。 実施形態における情報処理装置および画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施形態において、ハイバネーション移行時に仮想デバイススプーラが実行する処理手順を示すフローチャートである。 実施形態において、ハイバネーション復帰時に仮想デバイススプーラが実行する処理手順を示すフローチャートである。 実施形態において、ハイバネーション復帰時に仮想デバイスランゲージモニタが実行する処理手順を示すフローチャートである。 実施形態の印刷システムにおいて、印刷ジョブの状態遷移を示す図である。 実施形態の印刷システムにおいて、印刷ジョブの状態遷移を示す図である。 従来技術の印刷システムにおいて、印刷ジョブの状態遷移を示す図である。
本実施形態における情報処理装置の構成を説明する前に、従来技術における情報処理装置の構成について、図1を参照して説明する。図1は、従来技術の情報処理装置100が備える印刷システムにおいて、プリンタドライバと共に使用されるモジュール群を示す模式図である。
情報処理装置100では、Microsoft(登録商標)社が提供するWindows(登録商標)OSが動作し、同じくMicrosoft社が提供するVersion3ドライバ(以下「V3ドライバ」と記す)がOSに組み込まれている。アプリケーション101から印刷を指示するコマンドを受信すると、V3ドライバ102は、印刷ジョブを生成する。V3ドライバ102は、Windows標準スプーラ103、ランゲージモニタ104を経由して印刷ジョブを画像形成装置200に送信する。従来技術において、ランゲージモニタ104はV3ドライバ102と共にOSに組み込まれ、Windows標準スプーラ103と画像形成装置200に接続される出力ポートとの間の通信経路に介在させることができる。
ランゲージモニタ104は、Windows標準スプーラ103から受信した印刷ジョブを画像形成装置200に送信するだけではなく、情報処理装置100で印刷ジョブを管理可能とすることができる。具体的には、ランゲージモニタ104は、Windows標準スプーラ103から受信した印刷ジョブを、Windows標準スプーラ103にスプールされる印刷ジョブと対応付けて管理する。そして、ランゲージモニタ104は、Windows標準スプーラ103にスプールされる印刷ジョブの状態が変化することに応じて、その状態の変化に応じた処理を、自身が管理する対応する印刷ジョブに対して行う。
ランゲージモニタ104による印刷ジョブの制御の一例を、図2のフローチャートを参照して説明する。図2は、ランゲージモニタ104のスプーラ監視の処理手順を示すフローチャートである。図2の処理は、情報処理装置100内部の不図示の記憶部に記憶されているプログラムを、不図示のCPUが読み出して実行することにより実現される。なお、以降で記す記号Sは、フローチャートにおけるステップであることを意味する。図3以降のフローチャートにおいても同様である。
S201において、ランゲージモニタ104は、OSが提供するI/Fを介してWindows標準スプーラ103にスプールされる印刷ジョブの状態を確認する。
S202において、ランゲージモニタ104は、Windows標準スプーラ103にスプールされる印刷ジョブ群のうち、キャンセルされた印刷ジョブがあるか否かを判定する。キャンセルされた印刷ジョブがある場合(S202:YES)、S203において、ランゲージモニタ104は、ランゲージモニタ104が管理し、キャンセルされた印刷ジョブに対応する印刷ジョブをキャンセルする。S203が終了すると、本フローチャートによる処理を終了する。一方、キャンセルされた印刷ジョブがない場合(S202:NO)、再びS201の処理に戻る。
Windows標準スプーラ103に保持される印刷ジョブは、ディスプレイに表示されるユーザインターフェース(UI)からの指示によってキャンセルされる他、情報処理装置100が省電力状態に移行することに応じてキャンセルされる場合がある。省電力状態は、作業中のデータがメモリ(RAM)に保持されるスリープ状態や、作業中のデータがディスク(HDD)に保存される休止状態などがあるが、以下、情報処理装置がハイバネーションによる休止状態に移行/復帰する場合を例に説明する。
情報処理装置100がハイバネーションによる休止状態に移行した場合、Windows標準スプーラ103は、休止状態からの復帰後に、送信が中断された印刷ジョブをキャンセルし、印刷ジョブを最初から送信し直す。図2のフローチャートで説明した通り、ランゲージモニタ104は、Windows標準スプーラ103に保持される印刷ジョブのキャンセルに応じて、ランゲージモニタ104自身が管理し、キャンセルされた印刷ジョブに対応する印刷ジョブをキャンセルする。
このように、V3ドライバ102と共に使用されるランゲージモニタ104は、スプーラにスプールされる印刷ジョブの状態が変化することに応じて、その状態の変化に応じた処理を、自身が管理する対応する印刷ジョブに対して行うことができる。この結果、ハイバネーションによる休止状態から復帰した後、ランゲージモニタ104は、送信が中断された印刷ジョブをキャンセルすることにより、画像形成装置200で余分な印刷が行われることを抑制することができる。
近年Version4ドライバ(以下「V4ドライバ」と記す)と呼ばれるプリンタドライバが普及している。V4ドライバを使用する印刷システムでは、ランゲージモニタをスプーラの出力先として組み込むことができない仕様となっている。そのため、V4ドライバ環境においてランゲージモニタによる機能を利用したい場合、スプーラから印刷ジョブを受信し、印刷ジョブを制御して画像形成装置に送信する仮想デバイスを用いる方法がある。仮想デバイスにランゲージモニタ機能を持たせることにより、V4ドライバ環境においても、情報処理装置で印刷ジョブを管理することができる。
しかしながら、仮想デバイスランゲージモニタは、OSが提供するスプーラとの通信を直接行うことができないため、スプーラにスプールされる印刷ジョブの状態変化に応じた対処ができなかった。より詳細には、情報処理装置が省電力状態に移行することにより、スプーラから送信中の印刷ジョブがキャンセルされた場合、仮想デバイスランゲージモニタは、スプーラから送信中の印刷ジョブがキャンセルされたことを認識することができなかった。キャンセルされるまでに送信された印刷ジョブは、情報処理装置が省電力状態から復帰した後にも、仮想デバイスサービスおよび画像形成装置が受信可能な状態で残っているため、画像形成装置で余分な印刷が行われてしまっていた。
以上説明した通り、情報処理装置が印刷ジョブの送信中に省電力状態に移行した場合、V4ドライバを使用する印刷システムにおいては、画像形成装置で余分な印刷が行われてしまうという課題が生じていた。上記課題を解決するための手法について、以下の実施形態で説明する。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらに限定する趣旨のものではない。
[実施形態]
図3は、本実施形態に係る印刷システム1の概略構成を示すブロック図である。印刷システム1は、V4ドライバを使用する印刷環境である。図3において実線で表される矢印は、印刷ジョブがやり取りされることを示している。図3において点線で表される矢印は、印刷ジョブ以外のデータがやり取りされることを示している。アプリケーション301、Windows標準スプーラ302、ステータスウィンドウ303、V4ドライバ400、仮想デバイスサービス500は、情報処理装置300のOS上で動作するモジュール群を構成する。
アプリケーション301は、情報処理装置300のOSにインストールされ、ユーザが目的に応じて利用するソフトウェアである。ユーザはアプリケーション301を用いて印刷を指示することができる。
V4ドライバ400は、アプリケーション301から印刷を指示するコマンドを受信すると、印刷を指示するコマンドに従い印刷ジョブを生成するソフトウェアである。
Windows標準スプーラ302は、PC(Personal Computer)などの情報処理装置300にインストールされているOS(本実施形態ではMicrosoft Windowsとする)の印刷用スプーラである。本実施形態において、Windows標準スプーラ302は、受信した印刷ジョブを一時的に保持しておき、それらを受信した順番に一つずつ仮想デバイスサービス500に送信する。具体的には、ループバック方式の通信を用いて、仮想デバイスサービス500に印刷ジョブが送信される。本実施形態のWindows標準スプーラ302は、いかなる印刷ジョブも仮想デバイスサービス500へ送信する。また、Windows標準スプーラ302は、印刷ジョブの送信中にハイバネーションが発生し印刷ジョブの送信が中断された場合、ハイバネーション復帰後に、送信が中断された印刷ジョブをキャンセルし、印刷ジョブを最初から送信し直す。
ステータスウィンドウ303は、画像形成装置600、700の状態(ステータス)の表示や、設定の受付などを可能とするソフトウェアである。ステータスウィンドウ303は、RPC(Remote Procedure Call)クライアント機能を有しており、RPCを用いて仮想デバイスサービス500との通信を行う。ステータスウィンドウ303は、仮想デバイスサービス500に対して画像形成装置の状態情報の取得を命令し、仮想デバイスサービス500から取得した状態情報に基づいて情報処理装置300のディスプレイ(不図示)にステータスの表示を行う。さらに、ステータスウィンドウ303は、仮想デバイスサービス500に対して画像形成装置600,700の機種情報の取得を命令し、仮想デバイスサービス500から取得した機種の表示を行う。本実施形態では、機種情報は製品名とする。このように、仮想デバイスサービス500に画像形成装置600、700の状態情報などの取得を命令し、取得した状態情報を情報処理装置300のディスプレイに表示するステータスウィンドウ303は、表示制御手段として機能すると言える。
仮想デバイスサービス500は、V4ドライバ400、Windows標準スプーラ302、ステータスウィンドウ303に対して物理的な画像形成装置であるかのように動作するエミュレーターソフトウェアである。V4ドライバ400、Windows標準スプーラ302、ステータスウィンドウ303と、仮想デバイスサービス500との通信は、情報処理装置300に組み込まれたWindowsのネットワーク機能を利用する。
画像形成装置600、700は、受信した印刷ジョブに基づいて、用紙などの記録媒体に印刷を行う。画像形成装置600、700は機種情報を保持する。本実施形態では、機種情報は製品名とする。
図4は、本実施形態において、V4ドライバ400のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。
従来、情報処理装置のOS上で動作するV3ドライバは、Win32と呼ばれるアプリケーションプログラミングインターフェース(以下「API」と記す)を介してアプリケーション101からOS(プリンタドライバを含む)の機能を呼び出していた。そして、V3ドライバは、Devmodeと呼ばれるバイナリデータを印刷設定用のデータとして使用していた。Win32APIを利用するアプリケーションは、GDI(Graphic Device Interface)を呼び出して、描画を行っていた。V4ドライバが、V3ドライバと同等のUIを使用するためには、Printer Extensionと呼ばれるソフトウェアが情報処理装置300にインストールされる必要がある。UI制御部401は、ユーザがアプリケーション301を用いて印刷を行う場合、Printer ExtensionがインストールされていればPrinter ExtensionのUIを表示し、そうでなければOS標準のUIを表示する。
印刷設定管理部402は、Printer ExtensionのUIやOS標準のUIにおいて表示される印刷設定項目と、各項目におけるデフォルト値と、UIに入力された値と、をそれぞれ管理する。V4ドライバにおいて、印刷設定は、Print Ticketと呼ばれる、XML(eXtensible Markup Language)をベースとした新しい印刷設定フォーマットによって管理される。V4ドライバにおけるXMLは、V3ドライバにおけるDEVMODE構造体をベースにする印刷設定に代わって登場したものである。
デバイス情報取得部403は、印刷ジョブ生成部404が印刷ジョブを生成するために必要な画像形成装置の情報を取得する。本実施形態の場合、デバイス情報取得部403は、仮想デバイスサービス500の仲介により画像形成装置600、700の情報を取得する。デバイス情報取得部403はRPCクライアント機能を有し、仮想デバイスサービス500と通信を行うことにより、それぞれ画像形成装置600、700の情報を取得することができる。
印刷ジョブ生成部404は、デバイス情報取得部403から取得した画像形成装置の情報と、アプリケーション301から送信された印刷設定と、印刷設定管理部402が管理する印刷設定項目の値とに応じてレンダリング等を行う。レンダリング後の画像データと、アプリケーション301から送信された印刷設定とから印刷ジョブが生成される。印刷ジョブ生成部404は、レンダリング後の画像データに加えて、印刷設定項目の値や、印刷ジョブの先頭/末尾を示す情報など、印刷ジョブに関する各種情報を印刷ジョブの中に埋め込むことができる。印刷ジョブ生成部404が受信するデータ形式は、XPS(XML Paper Specification)である。Win32APIを利用するアプリケーションが、GDIを呼び出すとOS内部で自動的にXPSに変換され、XPSドライバ(本実施形態ではV4ドライバ400)が呼び出される。WPF(Windows Presentation Foundation)アプリケーションから印刷を行う場合、そのままXPSドライバが呼び出される。
PDL変換部405は、印刷ジョブ生成部404によって生成された印刷ジョブを、送信先の画像形成装置が対応するPDL(Page Description Language)形式に変換する。
デバイスIF部406は、Windows標準スプーラ302に印刷ジョブを送信する。
図5は、本実施形態において、仮想デバイスサービス500のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。仮想デバイスサービス500は、少なくとも1つ以上の仮想デバイスを有する。本実施形態の仮想デバイスサービス500は、画像形成装置600、700にそれぞれ接続される仮想デバイス510、520を有する。仮想デバイスサービス500は、仮想デバイスの登録/削除を受け付ける機能を備える。仮想デバイスサービス500は、不図示のインストーラによって情報処理装置300にインストールされる際に、情報処理装置300が有する受信ポート番号の指定を必要とする。仮想デバイスサービス500は、指定された受信ポート番号と仮想デバイス510、520とをそれぞれ対応付けて管理する。仮想デバイスサービス500は、登録された仮想デバイスを実行する機能を備える。仮想デバイスの実行は、仮想デバイスサービス500が実行された時、または仮想デバイスが新たに登録されたときに行われる。仮想デバイス510は、受信部511、RPCサーバ512、仮想デバイススプーラ513、仮想デバイスランゲージモニタ514、ポートモニタ515から構成される。また、仮想デバイス510は、機種情報を有する。本実施形態において機種情報は製品名であり、仮想デバイス510の仮想デバイススプーラ513に保持される。
受信部511は、仮想デバイス510と対応付けられた受信ポート番号を介してWindows標準スプーラ302から受信した印刷ジョブを、仮想デバイススプーラ513に渡す。
RPCサーバ512は、RPC通信によりステータスウィンドウ303やデバイス情報取得部403などのRPCクライアント機能を有する外部モジュールと仮想デバイススプーラ513との通信を仲介する。
仮想デバイススプーラ513は、受信部511から渡された印刷ジョブを格納するキューを有し、格納した印刷ジョブの管理と、仮想デバイスランゲージモニタ514への送信を行う。なお、本実施形態では、仮想デバイススプーラ513は、一時停止やキャンセルなどの印刷ジョブの状態情報や、印刷ジョブを最後まで受信したか否かを示す印刷ジョブ終了フラグなどの、印刷ジョブに付随する情報を用いて印刷ジョブの管理を行う。また、仮想デバイススプーラ513は、管理下にある印刷ジョブに対して、印刷ジョブに付随する情報の取得や、印刷ジョブの削除要求など、印刷ジョブを制御するためのアクセス手段を提供する。このようなアクセス手段は、仮想デバイスランゲージモニタ514などによって利用される。また、仮想デバイススプーラ513は、RPCサーバ512を介して送信された各種命令の受信、および各種命令への応答を行う。また、仮想デバイススプーラ513は、仮想デバイスランゲージモニタ514への各種命令の送信、および各種命令への応答受付を行う。本実施形態の仮想デバイススプーラ513は、自身が所属している仮想デバイス510の機種情報として、製品名を保持するものとする。さらに、仮想デバイススプーラ513は、OSからのメッセージを受信して、メッセージの種類に応じた動作を行う機能も有する。
仮想デバイスランゲージモニタ514は、印刷ジョブの制御、および、各種情報の管理を行うモジュールであり、仮想デバイススプーラ513から受信した印刷ジョブを、ポートモニタ515を介して画像形成装置600へ送信する。仮想デバイスランゲージモニタ514は、仮想デバイススプーラ513から受信した印刷ジョブを、仮想デバイススプーラ513に保持されている印刷ジョブと対応付けて管理することができる。仮想デバイスランゲージモニタ514は、仮想デバイススプーラ513の印刷ジョブの状態を監視し、仮想デバイススプーラ513における状態の変化に応じて、自身が管理する対応する印刷ジョブの制御を行う。例えば、仮想デバイススプーラ513における印刷ジョブがキャンセルされた場合、仮想デバイスランゲージモニタ514が管理する対応する印刷ジョブについても印刷ジョブのキャンセルが行われる。仮想デバイスランゲージモニタ514は、V4ドライバ400およびステータスウィンドウ303からの命令に応じて、ポートモニタ515を介して、画像形成装置600への各種命令の送信、および、画像形成装置600から情報を取得する。本実施形態において、仮想デバイスランゲージモニタ514は、画像形成装置600の印刷状況、状態情報、設定情報、およびエラー情報などを取得する。また、画像形成装置600と接続された際に、仮想デバイスランゲージモニタ514は、画像形成装置600の製品名を取得することもできる。仮想デバイスランゲージモニタ514は、自身が保持する情報と、画像形成装置600から取得した情報とに基づいて、印刷可否を判定することができる。そして、仮想デバイスランゲージモニタ514は、画像形成装置600がエラー状態であると判断した場合、印刷処理を停止するなどのエラー処理を行う。また、仮想デバイスランゲージモニタ514は、画像形成装置600がエラー状態から復帰したと判断した場合、印刷ジョブの処理を再開することができる。
また、仮想デバイスランゲージモニタ514は、仮想デバイススプーラ513から各種命令を受信し、受信した各種命令に対する応答を行う。例えば、ステータスウィンドウ303から仮想デバイススプーラ513を介して画像形成装置600の状態情報を取得する命令を受信した場合、仮想デバイスランゲージモニタ514は、上記画像形成装置600の状態情報を応答する。
さらに、仮想デバイスランゲージモニタ514は、受信した印刷ジョブを解析することにより、印刷ジョブに関する各種情報を取得することができる。印刷ジョブに関する情報は、例えば印刷時のページ設定(2つ切りなど)や、印刷ジョブを構成するページのページ数などである。
ポートモニタ515は、仮想デバイスランゲージモニタ514と、画像形成装置600との通信の仲介を行う。画像形成装置600は機種ごとに取り扱える通信方式(例えば、LANまたはUSBなど)が異なる場合があり、画像形成装置600に特化した通信処理を行う。仮想デバイス520は、情報処理装置300が使用可能なポートの内、仮想デバイス510と通信を行うポートとは別のポートを介して画像形成装置700と接続されている。仮想デバイス520も仮想デバイス510と同様の動作を行うことができる。仮想デバイス520のソフトウェア機能構成は、仮想デバイス510のものと同じであるため説明を省略する。
図6は、本実施形態における情報処理装置および画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図6の情報処理装置300は、CPU311、RAM312、ROM313、記憶部314、外部接続I/F315、I/F制御部316とを含んで構成される。さらに、各構成部はバス317を介して通信可能に接続されている。CPU311は演算回路からなり、情報処理装置を統括制御する。CPU311はROM313または記憶部314に記憶されたプログラムをRAM312に読み出し、種々の処理を実行する。ROM313は記憶領域としての機能を有し、種々のプログラムが記憶される。記憶部314は例えばHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等により構成されるディスクであり、記憶領域としての機能を有する。外部接続I/F315は、情報処理装置に種々の機器を接続するためのものである。例えば、外部接続I/F315を介して、ディスプレイ、キーボード、マウス等を接続することができる。I/F制御部316は、CPU311の制御に基づいてLANと情報処理装置とのデータの入出力を制御する。なお、I/F制御部316とLANとの接続においては、有線による接続および無線による接続のいずれの形態であってもよい。
図6では、有線LAN(Local Area Network)に接続された画像形成装置600を例に説明する。CPU601は、画像形成装置600の全体の動作を制御する。RAM602は、CPU601の主メモリ、ワークエリア等として機能するとともに、各種データの格納領域としても用いられる。またこのRAM602は、NVRAM(Non-Volatile RAM:不揮発性RAM)領域も備えており、不図示の増設用ソケットにオプションRAMを増設することにより、メモリ容量が拡張される。ROM603は、各種フォントを記憶するフォントROM603a、CPU601により実行される制御プログラム等を記憶するプログラムROM603b、および各種データを記憶するデータROM603cを備える。I/F制御部604は、情報処理装置300との間でデータの送受信を行なうインターフェース(I/F)である。本実施形態では、情報処理装置300とI/F制御部604とが、有線LANによる送受信を行う例について説明するが、ネットワークの接続形態は有線であっても無線であっても構わない。
印刷部I/F605は、プリンタエンジンである印刷部606との画像データの送受信を制御する。外部メモリ609は、外部メモリI/F608を介してアクセスが提供されており、オプションとして接続されるハードディスクドライブ(HDD)、Solid State Disk(SSD)等によって構成される。外部メモリ609は、フォントデータ、フォームデータ等を記憶する。さらに、画像形成装置600で一時的に作成したり、画像形成装置600の外部とやり取りを行うためのファイル610を記憶することもできる。なお、ハードディスク等の外部メモリ609が接続されていない場合には、ROM603のデータROM603cに、情報処理装置300で利用される情報等を記憶することになる。また、この外部メモリ609は、複数備えられていてもよい。例えば、内蔵フォントに加えてオプションフォントデータや、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するために用いられるプログラム等を格納した外部メモリを、画像形成装置600の内部・外部バスに複数接続可能に構成されていてもよい。
操作部607には、ユーザによる操作を受け付け可能な操作パネルが設けられ、操作パネルにはスイッチおよびLED表示器等が配置されている(不図示)。また、操作部607は、不図示のNVRAMを有し、操作パネルからのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。CPU601は、プログラムROM603bに記憶された制御プログラム等に基づき、印刷部I/F605を介して有線LAN経由で印刷部606に画像データを出力する。また、CPU601は、I/F制御部604を介して情報処理装置300と相互に通信を行うことが可能となっている。そして、画像形成装置600は、情報処理装置300から送信される印刷ジョブを受信すると共に、画像形成装置600の情報を情報処理装置300に通知することができる。すなわち、画像形成装置600と、情報処理装置300との間には、双方向通信経路が構成されている。なお、画像形成装置700は、USBI/F経由で情報処理装置300と接続される点以外は、画像形成装置600と同じ構成で実現可能である。実施形態はI/Fの種類を問わないため、画像形成装置700の詳細な説明は省略する。
図7は、本実施形態において、ハイバネーションにより情報処理装置300が休止状態に移行(以後「ハイバネーション移行」とも記す)するときに、仮想デバイススプーラ513が実行する処理手順を示すフローチャートである。図7のフローチャートによる処理は、情報処理装置100のROM313や記憶部314に記憶されているプログラムを、CPU311が読み出して実行することにより実現される。以下の図8、図9のフローチャートにおいても同様である。また、図7のフローチャートによる処理は、仮想デバイススプーラ513が、ハイバネーションを予告するメッセージを、OSから受信部511を介して受信した後に開始される。
S701において、仮想デバイススプーラ513は、受信部511を介して受信中の印刷ジョブが存在するか否かを判定する。受信中の印刷ジョブが存在しない場合(S701:NO)、S702をスキップして本フローチャートによる処理を終了する。受信中の印刷ジョブが存在する場合(S701:YES)、S702に移行する。
S702において、仮想デバイススプーラ513は、受信中の印刷ジョブのうち未受信のデータの処理を一時停止する。S702において、受信中の印刷ジョブのうち未受信のデータの処理が一時停止されると、本フローチャートによる処理を終了する。
ハイバネーション移行前の処理の具体例を、図10(a)を参照して説明する。図10(a)はハイバネーション移行時における印刷ジョブの状態の一例を示している。図10(a)では、V4ドライバ400によって10ページ分のページデータからなる印刷ジョブが生成され、仮想デバイスサービス500、LANを経由して送信された印刷ジョブが、画像形成装置600によって出力される例が示される。
図10(a)に示される通り、Windows標準スプーラ302は、9ページ分のページデータを送信済みであり、9ページ目のページデータは、仮想デバイススプーラ513に送信中である。仮想デバイススプーラ513は、Windows標準スプーラ302から8ページ分のページデータを受信済みであり、6ページ分のページデータを仮想デバイスランゲージモニタ514に送信済みである。このとき、仮想デバイススプーラ513は、受信中の印刷ジョブが存在すると判定し(S701)、受信中の印刷ジョブのうち未受信のデータの処理を一時停止する(S702)。例えば、仮想デバイススプーラ513は、7ページ目以降のページデータを仮想デバイスランゲージモニタ514に送信する処理を一時停止する。
前述の通り、仮想デバイスランゲージモニタ514は、仮想デバイススプーラ513の印刷ジョブの状態を監視し、仮想デバイススプーラ513における状態の変化に応じて、自身が管理する印刷ジョブを制御する。具体的には、仮想デバイススプーラ513が印刷ジョブの処理を一時停止したことに応じて、仮想デバイスランゲージモニタ514も、自身が管理する印刷ジョブの処理を一時停止する。図10(a)に示される通り、仮想デバイスランゲージモニタ514は、5ページ分のページデータを画像形成装置600に送信済みである。このとき、仮想デバイスランゲージモニタ514は、6ページ以降のページデータを画像形成装置600に送信する処理を一時停止する。
図11(a)もハイバネーション移行時における印刷ジョブの状態の一例を示している。図11(a)に示される通り、Windows標準スプーラ302は、10ページ分のページデータを送信済みであり、10ページ目のページデータは、仮想デバイススプーラ513に送信中である。仮想デバイススプーラ513は、Windows標準スプーラ302から9ページ分のページデータを受信済みであり、7ページ分のページデータを仮想デバイスランゲージモニタ514に送信済みである。さらに、仮想デバイスランゲージモニタ514は6ページ分のページデータを画像形成装置600に送信済みである。つまり、図11(a)は、Windows標準スプーラ302が、印刷ジョブの送信を完了した直後にハイバネーションが発生した場合における印刷ジョブの状態を示している。このときも、仮想デバイススプーラ513は、受信中の印刷ジョブが存在すると判定し(S701)、受信中の印刷ジョブのうち未受信のデータの処理を一時停止する(S702)。すなわち、仮想デバイススプーラ513は、8ページ目以降のページデータを仮想デバイスランゲージモニタ514に送信する処理を一時停止する。
図8は、本実施形態において、ハイバネーションにより情報処理装置300が休止状態から復帰(以後「ハイバネーション復帰」とも記す)するときに、仮想デバイススプーラ513が実行する処理手順を示すフローチャートである。
S801において、仮想デバイススプーラ513は、ハイバネーション移行時に、受信中の印刷ジョブが存在していたか否かを判定する。受信中の印刷ジョブが存在していた場合(S801:YES)S802に移行し、受信中の印刷ジョブが存在していなかった場合(S801:NO)、S802〜S806をスキップし本フローチャートによる処理を終了する。
S802において、仮想デバイススプーラ513は、受信が中断された印刷ジョブのうち、未受信のデータを受信する。本実施形態において、Windows標準スプーラ302と、仮想デバイススプーラ513とのデータの送受信は、情報処理装置300内において、Windowsネットワーク機能を用いて仮想的に行われる。9ページ目のページデータ(図10(a))のように、Windowsネットワーク機能により送信中のデータは情報処理装置300の記憶部314に退避されるため、ハイバネーション復帰が行われてもロストしない。
S803において、仮想デバイススプーラ513は、S802で受信したデータを解析する。
S804において、仮想デバイススプーラ513は、S803における解析結果に基づき、受信したデータ内に印刷ジョブの末尾を示す情報が含まれているか否かを判定する。本実施形態では、印刷ジョブの末尾を示す情報として、印刷ジョブの末尾を示すコードである「JC_JOB_END」などが用いられる。印刷ジョブの末尾を示すコードが含まれている場合、仮想デバイススプーラ513は、ハイバネーションによって受信が中断された印刷ジョブについて、印刷ジョブを構成する全てのデータを受信したと認識することができる。受信したデータ内に印刷ジョブの末尾を示す情報が含まれている場合(S804:YES)、S805に移行する。
S805において、仮想デバイススプーラ513は、印刷ジョブの処理の一時停止を解除し、S802で受信が完了した印刷ジョブの処理を再開する。S805の処理を終了すると、本フローチャートによる処理を終了する。
一方、印刷ジョブの末尾を示すコードが含まれていない場合、仮想デバイススプーラ513は、ハイバネーションによって受信が中断された印刷ジョブについて、印刷ジョブを構成する全てのデータを受信していないと認識することができる。受信したデータ内に印刷ジョブの末尾を示す情報が含まれていない場合(S804:NO)、S806に移行する。
S806において、仮想デバイススプーラ513は、印刷ジョブをキャンセルする。例えば、仮想デバイススプーラ513は、ハイバネーション移行前にスプールしていた印刷ジョブを削除する。S806の処理を終了すると、本フローチャートによる処理を終了する。
図9は、本実施形態において、ハイバネーションにより情報処理装置300が休止状態から復帰するときに、仮想デバイスランゲージモニタ514が実行する処理手順を示すフローチャートである。
S901において、仮想デバイスランゲージモニタ514は、仮想デバイススプーラ513の印刷ジョブの処理の状態を取得する。本実施形態では、印刷ジョブの処理の状態として、仮想デバイススプーラ513が印刷ジョブの処理を一時停止しているか否かを示す情報や、仮想デバイススプーラ513が印刷ジョブをキャンセルしたか否かを示す情報などが取得される。
S902において、仮想デバイスランゲージモニタ514は、情報処理装置300および画像形成装置の状態を取得する。本実施形態では、情報処理装置300の状態として、例えばハイバネーション復帰前の休止状態であるか否かの情報や、画像形成装置との通信状態を示す情報などが取得される。同様に、画像形成装置の状態として、例えば印刷ジョブの処理状態を示す情報や、情報処理装置300との通信状態を示す情報などが取得される。
S903において、仮想デバイスランゲージモニタ514は、S902で取得した情報処理装置300および画像形成装置の情報に基づき、情報処理装置300と画像形成装置との接続が回復したか否かを判定する。接続が回復したと判定された場合(S903:YES)、S904に移行し、接続が回復していないと判定された場合(S903:NO)、再びS901に戻る。
S904において、仮想デバイスランゲージモニタ514は、S901で取得した印刷ジョブの処理の状態に基づき、仮想デバイススプーラ513の印刷ジョブがキャンセルされたか否かを判定する。仮想デバイススプーラ513の印刷ジョブがキャンセルされている場合(S904:YES)、S907に移行する。一方、仮想デバイススプーラ513の印刷ジョブがキャンセルされていない場合(S904:NO)、S905に移行する。
S907において、仮想デバイスランゲージモニタ514は、自身が管理する印刷ジョブをキャンセルする。すなわち、仮想デバイススプーラ513が印刷ジョブを削除することに応じて、仮想デバイスランゲージモニタ514も、自身が管理する印刷ジョブを削除する。S907の処理を終了すると、本フローチャートによる処理を終了する。
S905において、仮想デバイスランゲージモニタ514は、S901で取得した印刷ジョブの処理の状態に基づき、仮想デバイススプーラ513の印刷ジョブの処理が再開されたか否かを判定する。仮想デバイススプーラ513によって印刷ジョブの処理が再開されている場合(S905:YES)、S906に移行し、再開されていない場合(S905:NO)、再びS901に戻る。
S906において、仮想デバイスランゲージモニタ514は、自身が管理する印刷ジョブの処理を再開する。すなわち、仮想デバイススプーラ513が印刷ジョブの処理の一時停止を解除することに応じて、仮想デバイスランゲージモニタ514も、自身が管理する印刷ジョブの処理の一時停止を解除する。S906の処理を終了すると、本フローチャートによる処理を終了する。
ハイバネーション復帰後の処理の具体例を、図10(b)を参照して説明する。図10(b)はハイバネーション復帰時における印刷ジョブの状態の一例を示している。図10(b)に示される通り、ハイバネーション復帰後、Windows標準スプーラ302は、10ページ目のページデータの送信をキャンセルし、10ページ分のページデータを最初から送信し直す。一方、仮想デバイススプーラ513は、受信が中断された9ページ目のデータを受信する(S802)。しかしながら、9ページ目のページデータには印刷ジョブの末尾を示す情報が含まれていない(S804:NO)。そのため、仮想デバイススプーラ513は、スプールしていた8ページ分のページデータと、S802で受信した9ページ目のページデータとを削除し、印刷ジョブをキャンセルする(S806)。
このとき、仮想デバイススプーラ513が印刷ジョブを削除することに応じて、仮想デバイスランゲージモニタ514も、自身が管理する6ページ分のページデータを削除する(S907)。この結果、仮想デバイスランゲージモニタ514からハイバネーション移行前に送信された5ページ分のページデータと、Windows標準スプーラ302から復帰後に再送信される10ページ分のページデータとに基づく印刷が画像形成装置600で行われる。図10(a)(b)の実施例においては、合計15ページ分の印刷物が出力されることになる。
図11(b)もハイバネーション復帰時における印刷ジョブの状態の一例を示している。図11(b)に示される通り、Windows標準スプーラ302は、ハイバネーション移行前に10ページ分のページデータの送信を完了しているため、印刷ジョブの再送信を行わない。一方、仮想デバイススプーラ513は、受信が中断された10ページ目のデータを受信する(S802)。本実施例では、10ページ目のページデータには印刷ジョブの末尾を示す情報が含まれている(S804:YES)。そのため、仮想デバイススプーラ513は、スプールしていた9ページ分のページデータと、S802で受信した10ページ目のページデータとを含む印刷ジョブの処理を再開する(S805)。
このとき、仮想デバイススプーラ513が印刷ジョブの処理を再開することに応じて、仮想デバイスランゲージモニタ514も、ハイバネーション復帰後に受信する8ページ目以降と合わせて、10ページ分のページデータの処理を再開する(S906)。この結果、ハイバネーションにより受信が中断された印刷ジョブがキャンセルされず、情報処理装置300から送信された10ページ分のページデータに基づいて、10ページ分の印刷が画像形成装置600で行われる。図11(a)(b)の実施例においては、10ページ分の印刷物が出力されることになる。
次に、本実施形態の情報処理装置300によってもたらされる効果を、図12(a)(b)を参照して説明する。図12(a)(b)は従来技術における印刷ジョブの状態遷移の一例を示す図である。
図12(a)はハイバネーション移行時における印刷ジョブの状態の一例を示し、各印刷ジョブの状態は、図10(a)と同じである。すなわち、Windows標準スプーラ302は、9ページ分のページデータを送信済みであり、9ページ目のページデータは、仮想デバイススプーラ513に送信中である。仮想デバイススプーラ513は、Windows標準スプーラ302から8ページ分のページデータを受信済みであり、6ページ分のページデータを仮想デバイスランゲージモニタ514に送信済みである。仮想デバイスランゲージモニタ514は、5ページ分のページデータを画像形成装置600に送信済みである。
図12(b)はハイバネーション復帰時における印刷ジョブの状態を示す図である。図12(b)に示される通り、ハイバネーション復帰後、Windows標準スプーラ302は、10ページ目のページデータの送信をキャンセルし、10ページ分のページデータを最初から送信し直す。従来技術においては、印刷ジョブを構成する全てのデータを受信したか否かの判定(S804)、および、受信が中断された印刷ジョブのキャンセル(S806、S907)が行われない。そのため、仮想デバイススプーラ513は、スプールしていた8ページ分のページデータと、ハイバネーション移行後に受信した9ページ目のページデータとを含む印刷ジョブの処理を再開する。
このとき、仮想デバイススプーラ513が印刷ジョブの処理を再開することに応じて、仮想デバイスランゲージモニタ514も、ハイバネーション復帰後に受信する7ページ目以降と合わせて、9ページ分のページデータの処理を再開する。この結果、Windows標準スプーラ302からハイバネーション移行前に送信された9ページ分のページデータと、ハイバネーション復帰後に再送信される10ページ分のページデータとに基づく印刷が画像形成装置600で行われる。図12(a)(b)の実施例においては、合計19ページ分の印刷物が出力されることになり、本実施形態(図10(a)(b))と比較して4ページ分の印刷物が余分に出力されてしまう。
以上説明した通り、本実施形態の仮想デバイスサービスは、情報処理装置が省電力状態に移行する場合、印刷ジョブのうち受信済のデータの処理を一時停止する。仮想デバイスサービスは、情報処理装置が省電力状態から復帰した後、印刷ジョブのうち未受信のデータに印刷ジョブの末尾を示す情報が含まれない場合、印刷ジョブを削除する。係る構成により、本実施形態の情報処理装置は、印刷ジョブの送信中に省電力状態に移行した場合でも、画像形成装置で余分な印刷が行われることを抑制することができる。
また、上述の実施形態においては、省電力状態は、所定のイベントをトリガとして作業中のデータがディスク(HDDなど)に保存される休止状態である場合を例に説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、別実施形態においては、作業中のデータがメモリ(RAM)に保持されるスリープ状態であっても、上述の実施形態を適用することができる。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (10)

  1. プリンタドライバで生成された印刷ジョブをスプールするスプーラから前記印刷ジョブを受信し、前記印刷ジョブを制御して画像形成装置に送信する仮想デバイスを備える情報処理装置であって、
    前記仮想デバイスは、
    前記情報処理装置が省電力状態に移行する場合、前記印刷ジョブのうち受信済のデータの処理を一時停止する一時停止手段と、
    前記情報処理装置が前記省電力状態から復帰した後、前記印刷ジョブのうち未受信のデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記データに、前記印刷ジョブの末尾を示す情報が含まれない場合、前記印刷ジョブを削除する削除手段と、を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記受信手段によって受信された前記データに、前記印刷ジョブの末尾を示す情報が含まれる場合、前記印刷ジョブの処理を再開する制御手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記仮想デバイスは、
    前記プリンタドライバによる前記画像形成装置の状態情報の取得を仲介し、
    前記プリンタドライバは、前記仮想デバイスを介して取得した前記画像形成装置の状態情報を用いて前記印刷ジョブを生成する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記仮想デバイスは、
    表示制御手段による前記画像形成装置の状態情報の取得を仲介し、
    前記表示制御手段は、前記仮想デバイスを介して取得した前記画像形成装置の状態情報を表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記仮想デバイスは、
    前記スプーラから受信した前記印刷ジョブをスプールする仮想デバイススプーラと、
    前記仮想デバイススプーラから前記印刷ジョブを受信し、前記印刷ジョブを制御して前記画像形成装置に送信する仮想デバイスランゲージモニタと、を含む
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記仮想デバイスランゲージモニタは、
    前記仮想デバイススプーラから受信した前記印刷ジョブを保持する保持手段と、
    前記仮想デバイススプーラにスプールされる前記印刷ジョブの状態情報と前記画像形成装置の状態情報とを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記印刷ジョブの状態情報と前記画像形成装置の状態情報とに基づいて、前記保持手段によって前記仮想デバイスランゲージモニタに保持される前記印刷ジョブを制御する制御手段と、を備える
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記仮想デバイスランゲージモニタは、
    前記仮想デバイススプーラにスプールされる前記印刷ジョブと、前記保持手段によって前記仮想デバイスランゲージモニタに保持される前記印刷ジョブとを対応付けて管理し、
    前記仮想デバイススプーラにスプールされる印刷ジョブの状態が変化することに応じて、当該状態の変化に応じた処理を、前記保持手段によって前記仮想デバイスランゲージモニタに保持される前記印刷ジョブに対して行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記省電力状態は、作業中のデータがメモリに保存されるスリープ状態であるか、または作業中のデータがディスクに保存される休止状態である
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 情報処理装置で動作する仮想デバイスであって、プリンタドライバで生成された印刷ジョブをスプールするスプーラから印刷ジョブを受信し、前記印刷ジョブを制御して画像形成装置に送信する仮想デバイスの制御方法であって、
    前記情報処理装置が省電力状態に移行する場合、前記印刷ジョブのうち受信済のデータの処理を一時停止する一時停止ステップと、
    前記情報処理装置が前記省電力状態から復帰した後、前記印刷ジョブのうち未受信のデータを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信された前記データに、前記印刷ジョブの末尾を示す情報が含まれない場合、前記印刷ジョブを削除する削除ステップと、を備える
    ことを特徴とする制御方法。
  10. コンピュータを、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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