JP2018034235A - 通信システムおよび通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェアラブルロボットのユーザを非常事態から迅速に守ることが可能な仕組みを提供する。【解決手段】ウェアラブルロボットに関するステータス情報に基づいて前記ウェアラブルロボットに関する非常事態を検出する検出部と、前記非常事態の検出により得られる非常事態情報および前記ウェアラブルロボットに関する位置情報を通信する通信部と、通信により得られる前記非常事態情報または前記位置情報に基づく処理を実行する処理部と、を備える通信システム。【選択図】図3

Description

本発明は、通信システムおよび通信装置に関する。
近年、歩行動作または手足の曲げ伸ばし動作などの人の動作を補助する動作補助装置が知られている。動作補助装置は、人体に装着して用いられるため、ウェアラブルロボットとも呼ばれる。ウェアラブルロボットは、ユーザの手足の動きに合わせて作動することによって、ユーザの動作を補助する。例えば、ウェアラブルロボットは、身体の関節部分に対応して配置される回転軸を中心に回動可能なアーム部材を備え、アクチュエータによってアーム部材を回転させることによって、アーム部材が固定された身体の部分の動作を補助する。かかるウェアラブルロボットは、例えば、身体障害者または高齢者だけでなく、健常者の動作を補助する装置としても、様々な場面で使用され得る。
ここで、ウェアラブルロボットを含む様々な装置について、装置を使用するユーザが非常事態に陥った際に助けを得られることが望まれる。例えば、特許文献1では、緊急ボタンを有する緊急警報モジュールおよび携帯電話を備え、緊急ボタンの押下に応じて携帯電話により通話が提供されまたは緊急メッセージが送信される電子アシスタントに係る発明が開示されている。
また、特許文献1では、バイオセンサからの信号に応じてユーザの状態が分類され、分類されたユーザの状態が緊急状態を示す場合、上述したように携帯電話による通話の提供または緊急メッセージの送信が行われる旨が開示されている。さらに、特許文献2では、脈拍などの人体の生理情報に係る信号および加速度センサなどにより検出される活動状態に係る信号のうちの少なくとも1つが変化したときのみ、無線通信を介して信号処理により得られるデータを基地局に送信するシステムが開示されている。
特開2005−500598号公報 特開2002−133555号公報
しかし、特許文献1および2で開示される技術に代表される従来技術では、非常事態に陥るユーザを迅速にサポートすることが困難となるおそれがあるという問題があった。例えば、従来技術では、携帯電話による通話または基地局へのデータの送信により非常事態の発生は第三者に通知されるが、ユーザの所在が不明である場合には、通知をうけた第三者はユーザを捜索しなければならない。その結果、ユーザの救助に時間がかかるおそれがある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ウェアラブルロボットのユーザを非常事態から迅速に守ることが可能な仕組みを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ウェアラブルロボットに関するステータス情報に基づいて前記ウェアラブルロボットに関する非常事態を検出する検出部と、前記非常事態の検出により得られる非常事態情報および前記ウェアラブルロボットに関する位置情報を通信する通信部と、通信により得られる前記非常事態情報または前記位置情報に基づく処理を実行する処理部と、を備える通信システムが提供される。
また、前記ウェアラブルロボットに関するステータス情報は、前記ウェアラブルロボットのステータス情報を含み、前記ウェアラブルロボットに関する非常事態の検出は、前記ウェアラブルロボットの非常事態の検出を含んでもよい。
また、前記ウェアラブルロボットの非常事態の検出は、前記ウェアラブルロボットの故障またはバッテリに関する電力量の低下の検出を含んでもよい。
また、前記ウェアラブルロボットに関するステータス情報は、前記ウェアラブルロボットのユーザのステータス情報を含み、前記ウェアラブルロボットに関する非常事態の検出は、前記ユーザの非常事態の検出を含んでもよい。
また、前記ユーザのステータス情報は、センサ情報を含み、前記ユーザの非常事態の検出は、前記センサ情報に基づく前記ユーザの生体状態、運動状態または姿勢の検出を含んでもよい。
また、前記ユーザの非常事態の検出は、入力装置に対する前記ユーザの操作の検出を含んでもよい。
また、前記位置情報は、前記ウェアラブルロボットの位置情報を含んでもよい。
また、前記位置情報は、前記通信システムと接続される外部装置により取得され、前記外部装置から通信を介して提供される位置情報を含んでもよい。
また、前記通信システムは、前記検出部と、前記非常事態情報および前記位置情報を送信する送信部と、を有する第1通信装置を備えてもよく、前記第1通信装置は、前記ウェアラブルロボットと一体的に設けられてもよい。
また、前記位置情報は、前記非常事態が検出された時点における位置情報を含んでもよい。
また、前記検出部はさらに、前記位置情報に基づいて前記非常事態を検出してもよい。
また、前記通信部は、前記位置情報の要求を受信し、前記要求に応じて前記位置情報を送信してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ウェアラブルロボットに関するステータス情報に基づいて前記ウェアラブルロボットに関する非常事態を検出する検出部と、前記非常事態の検出により得られる非常事態情報および前記ウェアラブルロボットに関する位置情報を送信する通信部と、を備える通信装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、ウェアラブルロボットのユーザを非常事態から迅速に守ることが可能な仕組みが提供される。
本発明の各実施形態に係るウェアラブルロボットの例を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信システムの機能構成の例を概略的に示すブロック図である。 同実施形態に係る通信システムにおけるウェアラブルロボットのステータス情報に基づいて非常事態情報が送信される場合の処理の例を概念的に示すシーケンス図である。 同実施形態に係る通信システムにおけるユーザのステータス情報に基づいて非常事態情報が送信される場合の処理の例を概念的に示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信システムの機能構成の例を概略的に示すブロック図である。 同実施形態に係る通信システムにおける位置情報の要求に応じた位置情報の送信処理の例を概念的に示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る第1通信装置、第2通信装置のハードウェア構成を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、説明の便宜上、第1および第2の実施形態に係る第1通信装置100を、第1通信装置100−1および第1通信装置100−2のように、末尾に実施形態に対応する番号を付することにより区別する。なお、これは、ウェアラブルロボットシステム10および第2通信装置200についても同様である。
<1.はじめに>
まず、図1を参照して、本発明の各実施形態に係るウェアラブルロボット20について説明する。図1は、本発明の各実施形態に係るウェアラブルロボット20の例を説明するための図である。
ウェアラブルロボット20は、歩行動作または階段昇降動作などの左右の脚の前後運動の動作を補助する装置であり、いわゆる外骨格ロボットとも呼ばれる。ウェアラブルロボット20は、装着部と、回転アクチュエータと、アーム部と、センサと、制御ユニットとを備える。ウェアラブルロボット20は、図1に示したように腰装着部および大腿部装着部によりユーザに装着される。そして、ウェアラブルロボット20は、制御ユニットがセンサからの信号に基づいてユーザの意図、状態またはユーザ周辺の環境を判定し、判定結果に応じて回転アクチュエータにアーム部を回動させることにより、ユーザの動きを補助する。
このように、ウェアラブルロボットはユーザの動きを補助してくれるため、ユーザが身体障害者または高齢者であっても監督者または介護者などの保護者なしで行動することができるようになる。他方で、保護者が傍にいない場合、ユーザは非常事態に陥ったときに助けを求めることが困難となりかねない。これに対し、従来のウェアラブルロボットは、ユーザの非常事態に対して助けを求めることをサポートする機能を有していなかった。
そこで、本発明では、ウェアラブルロボット20から得られる情報に基づいて非常事態を検出し、検出により得られる情報(以下、非常事態情報とも称する。)と位置情報とを通信する通信システムおよび当該通信システムを実現するための通信装置を提案する。これにより、ウェアラブルロボット20のユーザを非常事態から迅速に守ることが可能となる。
<2.本発明の第1の実施形態>
次に、本発明の第1の実施形態について説明する。第1の実施形態では、ウェアラブルロボット20に関する非常事態および位置が通信を介して第三者に通知される。
<2.1.システム構成>
まず、図2を参照して、本実施形態に係る通信システムの構成について説明する。図2は、本実施形態に係る通信システムの機能構成の例を概略的に示すブロック図である。
図2に示したように、本実施形態に係る通信システムは、第1通信装置100−1、ウェアラブルロボット20、位置情報取得装置30および第2通信装置200−1を備える。第1通信装置100−1、ウェアラブルロボット20および位置情報取得装置30は、一体的に設けられ、ウェアラブルロボットシステム10−1を形成する。第1通信装置100−1および位置情報取得装置30は、ウェアラブルロボット20に取付けられ、電気信号線などの有線を介して物理的に接続される。なお、第1通信装置100−1および位置情報取得装置30は、無線通信を介してウェアラブルロボット20と論理的に接続されてもよい。また、第1通信装置100−1および位置情報取得装置30は、ウェアラブルロボット20に内蔵されてもよい。
また、ウェアラブルロボットシステム10−1すなわち第1通信装置100−1と第2通信装置200−1とは、遠隔地に配置され、通信を介して接続される。具体的には、第1通信装置100−1と第2通信装置200−1とは、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)を介して接続される。例えば、第1通信装置100−1は、セルラ通信(例えばGSM(Global System for Mobile Communications)方式または4G(Generation)方式の通信)または有線通信を用いて第2通信装置200−1と接続される。また、第1通信装置100−1は、セルラ電話機または無線通信ルータなどのインターネットに接続されるネットワークゲートウェイ装置と近距離無線通信(例えばBluetooth(登録商標)またはWi−Fi(登録商標))を用いて接続することにより、第2通信装置200−1と接続されてもよい。このように、第1通信装置100−1と第2通信装置200−1との通信が公衆ネットワークを介して行われることにより、専用ネットワークを用いる場合に比べてコストを低減することができる。
(第1通信装置)
第1通信装置100−1は、検出部101および通信部102を備える。
検出部101は、ウェアラブルロボット20に関するステータス情報に基づいてウェアラブルロボットに関する非常事態を検出する。具体的には、検出部101は、ウェアラブルロボット20のステータス情報に基づいてウェアラブルロボット20の非常事態を検出する。ウェアラブルロボット20のステータス情報としては、ウェアラブルロボット20のハードウェアまたはソフトウェアの故障またはバッテリに関する電力量の低下などの障害情報がある。バッテリに関する電力量の低下は、蓄電量の低下(すなわち残量の低下)または蓄電能力の低下(すなわちバッテリの劣化)を含む。例えば、検出部101は、ウェアラブルロボット20から提供される情報が障害情報であるかを判定する。そして、検出部101は、提供される情報が障害情報であると判定されると、ウェアラブルロボット20について非常事態が発生した旨を示す非常事態情報を生成する。生成された非常事態情報は、通信部102に提供される。
なお、ウェアラブルロボット20のステータス情報は、ウェアラブルロボット20の動作ログまたは温度情報などであってもよい。例えば、検出部101は、提供される動作ログからハードウェアまたはソフトウェアの故障を検出し、または温度情報からオーバヒートまたは火災の発生を検出する。そして、検出部101は、ウェアラブルロボット20の故障またはオーバヒートを示す非常事態情報を生成する。
また、検出部101は、ウェアラブルロボット20のユーザのステータス情報に基づいてユーザの非常事態を検出する。ユーザのステータス情報としては、センサ情報がある。検出部101は、ウェアラブルロボット20から提供されるセンサ情報に基づいて、ユーザの生体状態、運動(キネマティック)状態または姿勢を判定する。そして、検出部101は、判定結果に基づいてユーザの非常事態を検出する。例えば、センサ情報としては、脈拍、呼吸、発汗もしくは筋電位などを測定する生体センサ、加速度、速度もしくは角速度などを測定する慣性センサまたは撮像のためのカメラセンサなどのセンサから得られるセンサ信号がある。検出部101は、提供されるセンサ信号をフィルタリングおよびパターンマッチングなどの解析技術を用いて解析することにより、身体の異常(例えば疾病の発症または負傷)、動作の異常(例えば転倒または長時間の不動)またはユーザの周辺の異常(例えば事故の発生)を検出する。そして、検出部101は、検出されたユーザの異常を示す非常事態情報を生成する。なお、センサ情報を用いた非常事態の検出に機械学習が利用されてもよい。また、複数の種類のセンサ情報が非常事態の検出に用いられてもよい。また、非常事態情報は、センサ信号の加工(例えばフィルタリングまたはサンプリング)により得られる情報であってもよい。このようなセンサ情報は、図2に示すセンサ21により生成されてよい。
また、検出部101は、ウェアラブルロボット20から提供されるユーザ入力情報に基づいてユーザの非常事態を検出する。具体的には、検出部101は、ウェアラブルロボット20に備えられる入力装置に対するユーザの操作を検出する。例えば、検出部101は、ウェアラブルロボット20から緊急ボタンの押下に応じた情報が提供されると、緊急ボタンをユーザが押下した旨を検出する。そして、検出部101は、ユーザが助けを求めていることを示す非常事態情報を生成する。なお、入力装置への入力は、緊急用の入力装置への入力のほか、通常の入力装置(例えばキーボードまたはタッチスクリーン)への入力であってもよい。
通信部102は、第2通信装置200−1の通信部201と通信する。具体的には、通信部102は、非常事態情報およびウェアラブルロボット20に関する位置情報を第2通信装置200−1へ送信する。例えば、通信部102は、非常事態情報が検出部101から提供されると、提供される非常事態情報を第2通信装置200−1へ送信する。また、通信部102は、位置情報取得装置30からウェアラブルロボット20の位置情報が取得されると、位置情報を第2通信装置200−1へ送信する。非常事態情報および位置情報は、専用の信号を用いて送信されるほか、音声呼出、電子メールまたはSNS(Social Networking Service)などの既存技術を用いて送信されてもよい。また、通信部102は、非常事態情報の提供を機に、第2通信装置200−1との通話、電子メールまたはSNSなどのための通信を開始してもよい。
なお、通信部102は、非常事態が検出された時点における位置情報と非常事態情報とを送信してもよい。また、通信部102は、非常事態情報と位置情報とを1つの信号として送信してもよい。例えば、通信部102は、非常事態情報が検出部101から提供されると、位置情報が既に取得されている場合、取得済みの位置情報と非常事態情報とが格納される信号を第2通信装置200−1へ送信する。また、通信部102は、非常事態情報が検出部101から提供された際に、位置情報が未取得である場合、位置情報が取得された後に、上述の信号を送信する。通信部102は、位置情報が未取得である場合、位置情報を位置情報取得装置30へ要求してもよい。また、通信部102は、位置情報が古い場合(例えば、取得から所定の時間経過している場合)、位置情報を要求してもよい。
また、通信部102は、さらにウェアラブルロボット20に関するステータス情報を第2通信装置200−1へ送信してもよい。例えば、通信部102は、ウェアラブルロボット20から提供される障害情報または動作ログなどのウェアラブルロボット20のステータス情報またはセンサ情報などのユーザのステータス情報を第2通信装置200−1へ送信する。
(ウェアラブルロボット)
ウェアラブルロボット20は、ウェアラブルロボット20に関するステータス情報を第1通信装置100−1へ提供する。具体的には、ウェアラブルロボット20は、ハードウェアおよびソフトウェアの動作を監視し、障害情報および動作ログを生成する。また、ウェアラブルロボット20は、図2に示したようにセンサ21を備え、センサ21からセンサ信号を取得する。また、ウェアラブルロボット20は、上述した入力装置を備え、入力装置からユーザ入力情報を取得する。そして、ウェアラブルロボット20は、生成された障害情報もしくは動作ログ、または取得されたセンサ信号もしくはユーザ入力情報を第1通信装置100−1へ提供する。例えば、ウェアラブルロボット20に備えられる制御ユニットおよび通信モジュールが上述した処理を実行する。
(位置情報取得装置)
位置情報取得装置30は、位置情報を生成する。具体的には、位置情報取得装置30は、地理的位置を示す情報を生成し、生成された情報を第1通信装置100−1へ提供する。例えば、位置情報取得装置30は、GPS(Global Positioning System)情報を生成する。なお、位置情報は、GPS情報に限定されず、ウェアラブルロボット20またはユーザの位置が特定可能な他の情報であってもよい。例えば、位置情報は、住所、地名または建物名などの他の情報であってもよい。また、位置情報取得装置30は、固着される通信装置との通信を介して当該他の情報を取得してもよい。また、位置情報は、位置の変化が把握される情報であってもよい。例えば、位置情報は、所定の時間内に生成された位置情報の集合、または所定の時間内の位置の変化を示すトラッキング情報であってよい。
(第2通信装置)
第2通信装置200−1は、通信部201および処理部202を備える。
通信部201は、第1通信装置100−1の通信部102と通信する。具体的には、通信部201は、非常事態情報およびウェアラブルロボット20に関する位置情報を第1通信装置100−1から受信する。例えば、通信部201は、非常事態情報または位置情報が第1通信装置100−1から受信されると、処理部202に受信された非常事態情報および位置情報を提供する。
処理部202は、非常事態情報または位置情報に基づいて処理を実行する。具体的には、処理部202は、提供される非常事態情報または位置情報に基づいて出力を行う。例えば、処理部202は、非常事態情報に基づいて、ウェアラブルロボット20またはユーザについての非常事態が発生した旨または非常事態の内容を示す画像または音声を表示部または音声出力部(いずれも図示せず。)に出力させる。また、処理部202は、位置情報に基づいて、ウェアラブルロボット20またはユーザの位置を示す画像または音声を表示部または音声出力部に出力させる。非常事態の内容を示す画像はテキストを含んでよく、非常事態の内容を示す音声はテキストの読上げであってよい。
<2.2.処理の流れ>
次に、本実施形態に係る通信システムの処理の流れについて説明する。まず、図3を参照して、ウェアラブルロボット20のステータス情報に基づいて非常事態情報が送信される場合の処理の流れについて説明する。図3は、本実施形態に係る通信システムにおけるウェアラブルロボット20のステータス情報に基づいて非常事態情報が送信される場合の処理の例を概念的に示すシーケンス図である。
位置情報取得装置30は、定期的に位置情報を第1通信装置100−1へ提供する(ステップS501、S508)。具体的には、位置情報取得装置30は、定期的に位置情報を取得し、取得される位置情報を第1通信装置100−1へ提供する。
第1通信装置100−1は、位置情報を第2通信装置200−1へ送信する(ステップS502、S509)。具体的には、通信部102は、位置情報の提供に応じて、提供される位置情報を第2通信装置200−1へ送信する。なお、通信部102は、位置情報が提供された際に通信が可能である場合、位置情報を溜めることなく位置情報を第2通信装置200−1へ送信する。また、位置情報が提供された際に通信が可能でない場合は、通信部102は、通信が可能となるまで位置情報を保持してもよく、保持された位置情報が送信される前にさらに位置情報が提供されたときには位置情報を更新してもよい。
ウェアラブルロボット20は、定期的にウェアラブルロボット20のステータス情報を提供する(ステップS503)。具体的には、ウェアラブルロボット20は、障害が発生していない場合は、正常に動作いている旨を示す情報または動作ログを第1通信装置100−1へ提供する。なお、障害が発生した場合にのみ、ステータス情報が提供されてもよい。
ここで、ウェアラブルロボット20において、故障が発生したり、またはウェアラブルロボット20の使用中にバッテリ残量が閾値以下に低下したりすることを想定する(ステップS504)。この場合、ウェアラブルロボット20は、障害情報を含むウェアラブルロボット20のステータス情報を第1通信装置100−1へ提供する(ステップS505)。具体的には、ウェアラブルロボット20は、ハードウェアもしくはソフトウェアの故障を示す障害情報またはバッテリ残量の低下を示す障害情報を第1通信装置100−1へ提供する。
次に、第1通信装置100−1は、ウェアラブルロボット20のステータス情報からウェアラブルロボット20の非常事態を検出する(ステップS506)。具体的には、検出部101は、ウェアラブルロボット20から提供されるステータス情報が障害情報であるかを判定する。提供されるステータス情報が障害情報であると判定されると、検出部101は、ウェアラブルロボット20の非常事態情報を生成する。
そして、第1通信装置100−1は、非常事態情報を第2通信装置200−1へ送信する(ステップS507)。具体的には、検出部101は、生成した非常事態情報を通信部102に提供し、通信部102は、提供された非常事態情報を送信する。図3の例では、非常事態情報と位置情報とはそれぞれ異なる信号に格納されるデータとして送信される。
第2通信装置200−1は、非常事態情報と位置情報とに基づいて処理を実行する(ステップS510)。具体的には、第2通信装置200−1は、受信された非常事態情報および位置情報に基づいて処理を実行する。なお、第2通信装置200−1は、非常事態情報のみを用いて処理を実行してもよく、位置情報のみを用いて処理を実行してもよい。
次に、図4を参照して、ユーザのステータス情報に基づいて非常事態情報が送信される場合の処理の流れについて説明する。図4は、本実施形態に係る通信システムにおけるユーザのステータス情報に基づいて非常事態情報が送信される場合の処理の例を概念的に示すシーケンス図である。なお、上述した処理と実質的に同一である処理については説明を省略する。
位置情報取得装置30は、定期的に位置情報を第1通信装置100−1へ提供し(ステップS601)、第1通信装置100−1は、提供された位置情報を第2通信装置200−1へ送信する(ステップS602)。
ウェアラブルロボット20は、定期的にセンサ情報を取得し(ステップS603)、センサ情報を含むユーザのステータス情報を提供する(ステップS604)。具体的には、ウェアラブルロボット20は、ユーザの生体状態、運動状態または姿勢の検出に用いられるセンサ情報をセンサ21から取得し、取得されたセンサ情報を第1通信装置100−1へ提供する。
次に、第1通信装置100−1は、ユーザのステータス情報からユーザの非常事態を検出する(ステップS605)。具体的には、検出部101は、ウェアラブルロボット20から提供されるセンサ情報からユーザの身体の異常、動作の異常またはユーザの周辺環境の異常の有無を判定する。異常が発生していると判定されると、検出部101は、ユーザの非常事態情報を生成する。
そして、第1通信装置100−1は、非常事態情報および位置情報を第2通信装置200−1へ送信する(ステップS606)。具体的には、検出部101は、生成した非常事態情報を通信部102に提供し、通信部102は、非常事態情報と既に入手済みの位置情報とを送信する。図4の例では、非常事態情報および位置情報は同一の信号に格納されるデータとして送信される。
第2通信装置200−1は、非常事態情報と位置情報とに基づいて処理を実行する(ステップS607)。なお、当ステップにおいて行われる処理すなわちユーザの非常事態に係る非常事態情報を用いて行われる処理は、ウェアラブルロボット20の非常事態に係る非常事態情報を用いて行われる処理(ステップS510の処理)と同一であってもよく、異なってもよい。
<2.3.第1の実施形態のまとめ>
このように、本発明の第1の実施形態によれば、通信システムは、ウェアラブルロボット20に関するステータス情報に基づいてウェアラブルロボット20に関する非常事態を検出し、当該非常事態の検出により得られる非常事態情報およびウェアラブルロボット20に関する位置情報を通信し、通信により得られる非常事態情報または位置情報に基づく処理を実行する。
このため、ユーザまたは第三者の手を煩わせることなく、ウェアラブルロボット20に関する非常事態を第三者に伝えることができる。さらに、位置情報が伝えられることにより、ウェアラブルロボット20またはユーザを発見することが容易となる。従って、ウェアラブルロボット20のユーザを非常事態から迅速に守ることが可能となる。特に、ユーザが身体障害者または認知症患者である場合には、ユーザが非常事態に正しく対処することが困難である。そのため、ユーザの保護者に非常事態の発生およびユーザの位置が伝えられることにより、ユーザが保護者なしで活動していた場合であっても、ユーザを迅速に保護することができる。また、実際に発生した非常事態だけでなく、これから発生するおそれがある非常事態が検出される場合にも第三者への通知が行われることにより、非常事態の発生を予防することが可能となる。
また、上記ウェアラブルロボット20に関するステータス情報は、ウェアラブルロボット20のステータス情報を含み、上記ウェアラブルロボット20に関する非常事態の検出は、ウェアラブルロボットの非常事態の検出を含む。このため、ウェアラブルロボット20の非常事態を第三者が迅速に把握することができる。特に、第三者がユーザの保護者などである場合には、ウェアラブルロボット20の非常事態からユーザを迅速に救助することができる。また、第三者がウェアラブルロボット20の管理者である場合には、ウェアラブルロボット20の非常事態に迅速に対処することができる。
また、上記ウェアラブルロボット20の非常事態の検出は、ウェアラブルロボット20の故障またはバッテリに関する電力量の低下の検出を含む。このため、ウェアラブルロボット20が正常に動作していないこと、または正常に動作しなくなるおそれがあることを第三者に伝えることができる。従って、ウェアラブルロボット20の安全性を高めることが可能となる。
また、上記ウェアラブルロボット20に関するステータス情報は、ウェアラブルロボット20のユーザのステータス情報を含み、上記ウェアラブルロボット20に関する非常事態の検出は、ユーザの非常事態の検出を含む。ここで、ウェアラブルロボット20自体は正常に動作している場合であっても、ユーザに異常が発生するおそれがある。そこで、ユーザの非常事態の発生を第三者に通知することにより、ウェアラブルロボット20を利用するユーザの安全性をさらに高めることができる。
また、上記ユーザのステータス情報は、センサ情報を含み、上記ユーザの非常事態の検出は、当該センサ情報に基づくユーザの生体状態、運動状態または姿勢の検出を含む。このため、ユーザの状態をより正確にまたはより詳細に把握することができる。従って、非常事態の検出についての正確性を向上させることができ、第三者への通知の内容または頻度などを適正化することが可能となる。
また、上記ユーザの非常事態の検出は、入力装置に対するユーザの操作の検出を含む。このため、ユーザの意図に応じて非常事態情報を第三者に通知することができる。従って、助けを所望するユーザをより確実に保護することが可能となる。
また、位置情報は、ウェアラブルロボット20の位置情報を含む。このため、ウェアラブルロボット20の位置が第三者に通知されることにより、第三者はウェアラブルロボット20を装着するユーザの位置を把握することができる。従って、位置を第三者に伝える手段を有していないユーザの迅速な保護が可能となる。
また、通信システムは、ウェアラブルロボット20に関するステータス情報に基づいてウェアラブルロボット20に関する非常事態を検出する検出部と、非常事態情報および位置情報を送信する送信部と、を有する第1通信装置100−1を備える。そして、第1通信装置100−1は、ウェアラブルロボット20と一体的に設けられる。このため、第1通信装置100−1とウェアラブルロボット20とが公衆ネットワークを介して通信することなく、情報提供を実現することができる。従って、ウェアラブルロボット20から提供される情報が漏えいするおそれを抑制でき、情報の安全性を確保することが可能となる。また、第1通信装置100−1が非常事態を検出することにより、公衆ネットワークに流れるデータ量を低減することができる。従って、通信帯域の圧迫の回避ひいては通信衝突のおそれを低下させることが可能となる。
また、位置情報は、非常事態が検出された時点における位置情報を含む。ここで、ウェアラブルロボット20を装着するユーザは移動することが想定される。そのため、非常事態が検出された時点よりも過去に取得された位置情報の示す位置と異なる位置にユーザが移動しているおそれがある。それにより迅速なユーザの保護が困難となりかねない。そこで、非常事態が検出された時点における位置情報が第三者に通知されることにより、ユーザの迅速な発見を手助けすることができる。
<2.4.変形例>
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。なお、本実施形態は、上述の例に限定されない。以下に、本実施形態の変形例について説明する。
本実施形態の変形例として、通信システムは、位置情報に基づいて非常事態を検出してもよい。具体的には、検出部101は、ウェアラブルロボット20の位置情報に基づいてユーザの非常事態を検出する。例えば、検出部101は、提供される位置情報の示す位置の変化に基づいてユーザに関する異常を検出する。詳細には、位置情報の示す位置が所定の時間変化しない場合、検出部101は、ユーザの異常を検出する。
また例えば、検出部101は、提供される位置情報が特定の位置を示す場合にユーザの非常事態を検出する。詳細には、位置情報の示す位置が海岸、河川、山岳または汚染地域などの危険地域内または近傍である場合、検出部101は、ユーザの異常を検出する。なお、検出部101は、ステータス情報および位置情報の両方を用いて非常事態を検出してもよい。
このように、本実施形態の変形例によれば、通信システムは、位置情報に基づいて非常事態を検出する。ここで、ウェアラブルロボット20はユーザの動作を補助する装置であるため、ユーザは移動しやすくなる。他方で、移動先が危険をはらんでいるおそれもある。そこで、位置情報から推定される非常事態について第三者に通知が行われることにより、非常事態に陥っているユーザの保護の確実性を高めることができる。また、未だ発生していない非常事態についても事前に対処することができる。なお、第2通信装置200−1において位置情報に基づく非常事態の検出が行われてもよい。
<3.本発明の第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、第2通信装置200−2から送信される位置情報要求に応じて第1通信装置100−2は位置情報を第2通信装置200−2へ送信する。
<3.1.システム構成>
まず、図5を参照して、本実施形態に係る通信システムの構成について説明する。図5は、本実施形態に係る通信システムの機能構成の例を概略的に示すブロック図である。なお、第1の実施形態の構成と実質的に同一である構成については説明を省略する。
図5に示したように、本実施形態では、位置情報取得装置30は、ウェアラブルロボットシステム10−2の外部に設けられる。例えば、位置情報取得装置30は、単体で設けられてもよく、ユーザが保持するスマートフォンなどの他の通信装置内に設けられてもよい。そのため、位置情報は、通信を介して位置情報取得装置30から直接的にまたは間接的に提供される。
(第1通信装置)
第1通信装置100−2の備える検出部101は、第1の実施形態と実質的に同一であるため説明を省略する。
通信部102は、第2通信装置200−2から送信される信号を受信する。具体的には、通信部102は、受信機能を有し、位置情報の要求を第2通信装置200−2から受信する。例えば、通信部102は、位置情報要求信号を第2通信装置200−2から受信する。
また、通信部102は、第2通信装置200−2からの位置情報の要求に応じて位置情報を第2通信装置200−2へ送信する。具体的には、通信部102は、第2通信装置200−2から受信される位置情報の要求に応じてウェアラブルロボット20の位置情報を第2通信装置200−2へ送信する。例えば、通信部102は、位置情報取得装置30から位置情報が取得されると、記憶部に記憶させる。そして、通信部102は、第2通信装置200−2から位置情報要求信号が受信されると、記憶部から位置情報を取得し、取得された位置情報を第2通信装置200−2へ送信する。
なお、通信部102は、第2通信装置200−2からの位置情報の要求に応じて、位置情報取得装置30へ位置情報の提供を要求してもよい。また、位置情報の送信先は、第2通信装置200−2以外の装置であってもよい。例えば、位置情報要求信号に位置情報の送信先を示す情報が格納され、当該情報の示す位置情報の送信先へ位置情報が送信されてよい。
(第2通信装置)
第2通信装置200−2は、通信部201および処理部202に加えて、入力部203を備える。
通信部201は、第1通信装置100−2へ信号を送信する。具体的には、通信部201は、送信機能を有し、位置情報の要求を第1通信装置100−2へ送信する。例えば、通信部201は、処理部202からの指示に基づいて位置情報要求信号を第1通信装置100−2へ送信する。
処理部202は、外部入力に基づいて通信制御処理を実行する。具体的には、処理部202は、入力部203から提供される入力情報に基づいて通信部201に位置情報の要求を送信させる。例えば、処理部202は、入力部203から提供される入力情報が位置情報の要求を示す場合、通信部201に位置情報要求信号の送信を指示する。
入力部203は、外部入力を受け付ける。具体的には、入力部203は、ユーザによる入力を受け付け、入力情報を生成する。例えば、入力情報は、ユーザの入力内容を示すインデックス情報またはテキスト情報などであってよい。入力情報は、処理部202に提供される。
<3.2.処理の流れ>
次に、本実施形態に係る通信システムの処理の流れについて説明する。図6を参照して、位置情報の要求に応じた位置情報の送信処理について説明する。図6は、本実施形態に係る通信システムにおける位置情報の要求に応じた位置情報の送信処理の例を概念的に示すシーケンス図である。なお、第1の実施形態の処理と実質的に同一である処理については説明を省略する。
位置情報取得装置30は、定期的に位置情報を第1通信装置100−2へ提供し(ステップS701、S707)、第1通信装置100−2は、提供された位置情報を記憶する(ステップS702)。具体的には、通信部102は、位置情報取得装置30から位置情報が提供されると、提供された位置情報を記憶部に記憶させる。なお、複数の時点の位置情報が記憶されてもよい。
第2通信装置200−2は、ユーザからの入力を受け付ける(ステップS703)。具体的には、入力部203は、第2通信装置200−2へのユーザによる入力を受け付け、入力情報を生成する。
次に、第2通信装置200−2は、位置情報の要求を第1通信装置100−2へ送信する(ステップS704)。具体的には、処理部202は、入力部203から入力情報が提供されると、入力情報が位置情報の要求を示す場合、位置情報要求信号を通信部201に送信させる。
位置情報の要求を受信した第1通信装置100−2は、位置情報を第2通信装置200−2へ送信する(ステップS705)。具体的には、通信部102は、位置情報要求信号が受信されると、記憶部から位置情報を取得する。そして、通信部102は、取得された位置情報が格納される信号を第2通信装置200−2へ送信する。なお、複数の位置情報が記憶されている場合、複数の位置情報が第2通信装置200−2へ送信されてもよく、複数の位置情報の加工により得られる位置情報(例えば移動経路情報)が第2通信装置200−2へ送信されてもよい。
位置情報を受信した第2通信装置200−2は、受信された位置情報に基づいて処理を実行する(ステップS706)。具体的には、処理部202は、通信部201により位置情報が受信されると、受信された位置情報に基づいて第1の実施形態において説明したような処理を実行する。
なお、第1通信装置100−2は、一度位置情報が要求されると、位置情報の要求なしで位置情報を第2通信装置200−2へ送信するように変化してもよい。例えば、通信部102は、第2通信装置200−2から位置情報の要求が受信されると、当該第2通信装置200−2へ位置情報の定期的な送信を開始する(ステップS708)。
<3.3.第2の実施形態のまとめ>
このように、本発明の第2の実施形態によれば、通信システムは、位置情報の要求を受信し、当該要求に応じて位置情報を送信する。このため、通信システムに対する第三者(例えば保護者)の意図に応じて位置情報が送信されることにより、第三者は所望のタイミングでウェアラブルロボット20のユーザの居場所を把握することができる。従って、第三者によるユーザの迅速な保護が可能となる。また、要求に関わらず位置情報が送信される場合に比べて通信量を低減することができる。
また、位置情報は、通信システムと接続される外部装置により取得され、当該外部装置から通信を介して提供される。このため、ウェアラブルロボット20またはウェアラブルロボットシステム10−2内に位置情報取得装置30が備えられない場合であっても、位置情報を取得することができる。従って、ウェアラブルロボット20のまたはウェアラブルロボットシステム10−2の構成要素が削減されることにより、コストの低減が可能となる。
<4.本発明の一実施形態に係る通信装置のハードウェア構成>
以上、本発明の実施形態を説明した。上述した第1通信装置100、第2通信装置200の処理は、ソフトウェアと、以下に説明する第1通信装置100、第2通信装置200のハードウェアとの協働により実現される。
図7は、本発明の一実施形態に係る第1通信装置100、第2通信装置200のハードウェア構成を示した説明図である。なお、第1通信装置100および第2通信装置200のハードウェア構成は実質的に同一であるため、ここでは第1通信装置100を主軸にして説明する。図7に示したように、第1通信装置100は、プロセッサ131と、メモリ132と、内部バス133と、インタフェース134と、入力装置135と、出力装置136と、ストレージ装置137と、接続ポート138と、通信モジュール139とを備える。
(プロセッサ)
プロセッサ131は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムと協働して検出部101、通信部102の一部(および通信部201の一部、処理部202)の機能を実現する。プロセッサ131は、制御回路を用いてメモリ132またはストレージ装置137などの他の記憶媒体に記憶されるプログラムを実行することにより、第1通信装置100の様々な論理的機能を動作させる。例えば、プロセッサ131はCPU(Central Processing Unit)またはGPU(Graphics Processing Unit)であり得る。なお、プロセッサ131は、マイクロプロセッサであってもよい。
(メモリ)
メモリ132は、プロセッサ131が使用するプログラムまたは演算パラメタなどを記憶し、記憶部の機能を実現する。例えば、メモリ132は、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ131の実行において使用するプログラムまたは実行において適宜変化するパラメタなどを一時記憶する。なお、接続ポート138または通信モジュール139などを介して外部のストレージ装置がメモリ132の一部として利用されてもよい。
なお、プロセッサ131およびメモリ132は、CPUバスなどを備える内部バス133により相互に接続されている。また、インタフェース134は、内部バス133と、入力装置135、出力装置136、ストレージ装置137、接続ポート138および通信モジュール139とを接続する。
(入力装置)
入力装置135は、情報を入力するための入力手段と、入力に基づいて入力信号を生成し、当該入力信号をCPU131に出力する入力制御回路と、を備え、入力部203の機能を実現する。例えば、当該入力手段としては、ボタン、スイッチ、レバーおよびマイクロフォンなどがある。入力装置135が操作されることにより、第1通信装置100に対して各種のデータが入力されたり処理動作が指示されたりする。
(出力装置)
出力装置136は、出力信号に基づいて音または光などを出力し、出力部の機能を実現する。例えば、出力装置136は、スピーカおよびヘッドフォンなどの音出力装置、ならびにLED(Light Emitting Diode)などを用いたランプ、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置およびプロジェクタ装置などの表示装置を含む。
(ストレージ装置)
ストレージ装置137は、データ格納用の装置である。ストレージ装置137は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置等を含んでもよい。ストレージ装置137は、CPU131が実行するプログラムや各種データを格納する。
(接続ポート)
接続ポート138は、機器を第1通信装置100に直接接続するためのポートである。例えば、接続ポート138は、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、RS−232Cポート、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)ポートなどであってもよい。接続ポート138に外部機器を接続することで、第1通信装置100と当該外部機器との間でデータが交換されてもよい。
(通信モジュール)
通信モジュール139は、ネットワークに接続するための通信デバイスであり、通信部102の一部(および通信部201の一部)の機能を実現する。例えば、通信モジュール139は、無線LAN(Local Area Network)対応通信デバイスであっても、3GまたはLTE対応通信デバイスであってもよい。また、通信モジュール139は、有線による通信を行うワイヤー通信対応デバイスであってもよい。
<5.むすびに>
以上、本発明の第1の実施形態によれば、ユーザまたは第三者の手を煩わせることなく、ウェアラブルロボット20に関する非常事態を第三者に伝えることができる。さらに、位置情報が伝えられることにより、ウェアラブルロボット20またはユーザを発見することが容易となる。従って、ウェアラブルロボット20のユーザを非常事態から迅速に守ることが可能となる。
また、本発明の第2の実施形態によれば、通信システムに対する第三者(例えば保護者)の意図に応じて位置情報が送信されることにより、第三者は所望のタイミングでウェアラブルロボット20のユーザの居場所を把握することができる。従って、第三者によるユーザの迅速な保護が可能となる。また、要求に関わらず位置情報が送信される場合に比べて通信量を低減することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、第1通信装置100がウェアラブルロボット20に取付けられるとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、第1通信装置100はウェアラブルロボット20と物理的に分離していてもよい。その場合、第1通信装置100とウェアラブルロボット20とは、無線通信を介して接続される。
また、上記の実施形態のフローチャートに示されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的にまたは個別的に実行される処理をも含む。また時系列的に処理されるステップでも、場合によっては適宜順序を変更することが可能であることは言うまでもない。
また、第1通信装置100、第2通信装置200に内蔵されるハードウェアに上述した第1通信装置100、第2通信装置200の各機能構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、当該コンピュータプログラムが記憶された記憶媒体も提供される。
10 ウェアラブルロボットシステム
20 ウェアラブルロボット
30 位置情報取得装置
100 第1通信装置
101 検出部
102 通信部
200 第2通信装置
201 通信部
202 処理部

Claims (13)

  1. ウェアラブルロボットに関するステータス情報に基づいて前記ウェアラブルロボットに関する非常事態を検出する検出部と、
    前記非常事態の検出により得られる非常事態情報および前記ウェアラブルロボットに関する位置情報を通信する通信部と、
    通信により得られる前記非常事態情報または前記位置情報に基づく処理を実行する処理部と、
    を備える通信システム。
  2. 前記ウェアラブルロボットに関するステータス情報は、前記ウェアラブルロボットのステータス情報を含み、
    前記ウェアラブルロボットに関する非常事態の検出は、前記ウェアラブルロボットの非常事態の検出を含む、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記ウェアラブルロボットの非常事態の検出は、前記ウェアラブルロボットの故障またはバッテリに関する電力量の低下の検出を含む、
    請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記ウェアラブルロボットに関するステータス情報は、前記ウェアラブルロボットのユーザのステータス情報を含み、
    前記ウェアラブルロボットに関する非常事態の検出は、前記ユーザの非常事態の検出を含む、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 前記ユーザのステータス情報は、センサ情報を含み、
    前記ユーザの非常事態の検出は、前記センサ情報に基づく前記ユーザの生体状態、運動状態または姿勢の検出を含む、
    請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記ユーザの非常事態の検出は、入力装置に対する前記ユーザの操作の検出を含む、
    請求項4または5に記載の通信システム。
  7. 前記位置情報は、前記ウェアラブルロボットの位置情報を含む、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の通信システム。
  8. 前記位置情報は、前記通信システムと接続される外部装置により取得され、前記外部装置から通信を介して提供される位置情報を含む、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の通信システム。
  9. 前記通信システムは、前記検出部と、前記非常事態情報および前記位置情報を送信する送信部と、を有する第1通信装置を備え、
    前記第1通信装置は、前記ウェアラブルロボットと一体的に設けられる、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の通信システム。
  10. 前記位置情報は、前記非常事態が検出された時点における位置情報を含む、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の通信システム。
  11. 前記検出部はさらに、前記位置情報に基づいて前記非常事態を検出する、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の通信システム。
  12. 前記通信部は、前記位置情報の要求を受信し、
    前記要求に応じて前記位置情報を送信する、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の通信システム。
  13. ウェアラブルロボットに関するステータス情報に基づいて前記ウェアラブルロボットに関する非常事態を検出する検出部と、
    前記非常事態の検出により得られる非常事態情報および前記ウェアラブルロボットに関する位置情報を送信する通信部と、
    を備える通信装置。
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