JP2018033099A - 無線通信装置、方法およびプログラム - Google Patents

無線通信装置、方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018033099A
JP2018033099A JP2016166006A JP2016166006A JP2018033099A JP 2018033099 A JP2018033099 A JP 2018033099A JP 2016166006 A JP2016166006 A JP 2016166006A JP 2016166006 A JP2016166006 A JP 2016166006A JP 2018033099 A JP2018033099 A JP 2018033099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
communication device
information
wireless
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016166006A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6480389B2 (ja
Inventor
浩利 矢野
Hirotoshi Yano
浩利 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2016166006A priority Critical patent/JP6480389B2/ja
Publication of JP2018033099A publication Critical patent/JP2018033099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6480389B2 publication Critical patent/JP6480389B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】スキャンの頻度が低い状態でも接続可能な通信装置への接続を速やかに行うことを可能にする。
【解決手段】第一の通信装置との第一の通信を行い、第二の通信装置との第二の通信を行うとともに、前記第一の通信を行っておらず、かつ、前記第二の通信が使用している無線チャネルを使用する前記第一の通信装置を検出し、前記第一の通信の前記無線チャネルを順次変更して前記第一の通信装置を探索し、いずれかの前記第一の通信装置との前記第一の通信を確立したとき、前記第一の通信を確立した前記第一の通信装置の第一の情報を含む履歴情報を履歴記憶部へ記憶させ、前記第一の通信装置の前記検出がされたとき、前記履歴情報に基づいて前記第一の通信を試行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、接続可能な通信装置を探索する、無線通信装置、方法およびプログラムに関する。
モバイルルータを屋外で使用するとき、多くの場合、モバイルルータは広いエリアで利用可能な携帯電話回線を経由してインターネットへの接続を行う。しかし、携帯電話回線は無線LAN(Local Area Network)回線に比べて速度が遅い傾向がある。また、通信量がひと月の上限値に達すると、帯域制限により高速通信を利用できなくなる場合が多い。
これに対し、無線LAN回線は、利用可能なエリアは限られるが、速度や通信量の制限がない。そのため、利用可能な無線LANアクセスポイントがモバイルルータの周囲に設置されている場合には、無線LAN回線を利用することが望まれている。また、公衆無線LANを使用可能な場合には、モバイルルータの接続先を携帯電話回線から公衆無線LANアクセスポイントへ素早く切り替えることが望まれている。
モバイルルータが無線LAN回線に接続するためには、接続可能な無線LANアクセスポイントが周囲に存在しているかどうか検出する必要がある。一般的には、この検出には、無線チャネル(周波数)を順次変更し、接続可能な無線LANアクセスポイントが各無線チャネルに存在しているかどうか探索する方法(スキャン)が用いられる。
無線LANアクセスポイントの検出を素早く行うためには、スキャンの頻度を高くする必要がある。しかし、スキャンの頻度を高くすると、消費電力が増加してしまう。逆にスキャンの頻度を低くすると、消費電力は低減できるが、周辺の無線LANアクセスポイントの検出が遅くなる。
一方、モバイルルータの中には、一つの無線LANデバイスで、WAN(Wide Area Network)に接続するためのクライアント機能と、自身がアクセスポイントとして動作するためのアクセスポイント機能の、二つの仮想インタフェースを実現しているものがある。このような構成では、一般的には、二つのインタフェースで別々の無線チャネルを使用することができない。そのため、クライアント機能が上述のスキャンを行うと、アクセスポイント機能で使用する無線チャネルも一時的に変更され、モバイルルータに無線LAN端末が帰属していた場合、無線LAN端末の通信が一時的に切断されてしまう。
このように、消費電力や通信切断の観点からは、スキャンの頻度を低くすることが望ましいが、スキャンの頻度を低くすると、周辺の無線LANアクセスポイントの検出が遅くなる問題がある。
接続先の無線LANアクセスポイントを素早く切り替える方法としては、特許文献1に、ハンドオーバの際に、過去のハンドオーバ前後の無線LANアクセスポイントの情報に基づいて切り替えを行う方法が記載されている。
特開2007−306510号公報
しかし、特許文献1に記載の方法は、過去のハンドオーバ前後の無線LANアクセスポイントの情報に基づいて無線LANアクセスポイントを切り替えるため、接続している無線LANアクセスポイントがない状態では利用できない。そのため、この方法は、携帯電話回線から無線LAN回線への切り替えには利用できない。
本発明の目的は、スキャンの頻度が低い状態でも接続可能な通信装置への接続を速やかに行うことを可能にする、無線通信装置、方法およびプログラムを提供することにある。
上述の問題を解決するために、本発明の無線通信装置は、第一の通信装置との第一の通信を行う第一の通信部と、第二の通信装置との第二の通信を行うとともに、前記第一の通信を行っておらず、かつ、前記第二の通信が使用している無線チャネルを使用する前記第一の通信装置を検出する第二の通信部と、前記第一の通信の前記無線チャネルを順次変更して前記第一の通信装置を探索し、いずれかの前記第一の通信装置との前記第一の通信を確立したとき、前記第一の通信を確立した前記第一の通信装置の第一の情報を含む履歴情報を履歴記憶部へ記憶させるスキャン部と、前記第一の通信装置の前記検出がされたとき、前記履歴情報に基づいて前記第一の通信を試行する制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の無線通信方法は、第一の通信装置との第一の通信を行い、第二の通信装置との第二の通信を行うとともに、前記第一の通信を行っておらず、かつ、前記第二の通信が使用している無線チャネルを使用する前記第一の通信装置を検出し、前記第一の通信の前記無線チャネルを順次変更して前記第一の通信装置を探索し、いずれかの前記第一の通信装置との前記第一の通信を確立したとき、前記第一の通信を確立した前記第一の通信装置の第一の情報を含む履歴情報を履歴記憶部へ記憶させ、前記第一の通信装置の前記検出がされたとき、前記履歴情報に基づいて前記第一の通信を試行することを特徴とする。
また、本発明の無線通信プログラムは、コンピュータに、第一の通信装置との第一の通信を行う第一の通信機能と、第二の通信装置との第二の通信を行うとともに、前記第一の通信を行っておらず、かつ、前記第二の通信が使用している無線チャネルを使用する前記第一の通信装置を検出する第二の通信機能と、前記第一の通信の前記無線チャネルを順次変更して前記第一の通信装置を探索し、いずれかの前記第一の通信装置との前記第一の通信を確立したとき、前記第一の通信を確立した前記第一の通信装置の第一の情報を含む履歴情報を履歴記憶部へ記憶させるスキャン機能と、前記第一の通信装置の前記検出がされたとき、前記履歴情報に基づいて前記第一の通信を試行する制御機能とを実現させることを特徴とする。
本発明の無線通信装置、方法およびプログラムにより、スキャンの頻度が低い状態でも接続可能な通信装置への接続を速やかに行うことが可能になる。
本発明の第一から第四の実施形態の無線通信装置の構成例を示す図である。 本発明の第一から第四の実施形態の無線通信装置の動作例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の無線通信システムの構成例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の無線通信装置の効果を示す図である。 本発明の第二の実施形態の無線通信装置の動作例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の無線通信装置の位置関係の例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の無線通信装置の履歴情報の例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の無線通信装置の動作例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の無線通信装置の動作例を示す図である。 本発明の第四の実施形態の無線通信装置の位置関係の例を示す図である。 本発明の第四の実施形態の無線通信装置の履歴情報の例を示す図である。 本発明の第四の実施形態の無線通信装置の動作例を示す図である。 本発明の各実施形態のハードウェア構成例を示す図である。
[第一の実施形態]
本発明の第一の実施の形態について説明する。
図1に本実施形態の無線通信装置10の構成例を示す。本実施形態の無線通信装置10は、第一の通信部11、第二の通信部12、スキャン部13、履歴記憶部14および制御部15により構成される。
第一の通信部11は、第一の通信装置との第一の通信を行う部分である。第二の通信部12は、第二の通信装置との第二の通信を行う部分である。また、第二の通信部12は、第一の通信を行っておらず、かつ、第二の通信が使用している無線チャネルを使用する第一の通信装置を検出する部分である。
スキャン部13は、第一の通信の無線チャネルを順次変更して第一の通信装置を探索する部分である。また、スキャン部13は、いずれかの第一の通信装置との第一の通信を確立したとき、第一の通信を確立した第一の通信装置の第一の情報を含む履歴情報を履歴記憶部14へ記憶させる。
制御部15は、第一の通信装置の検出がされたとき、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する部分である。
このように無線通信装置10を構成することによって、無線通信装置10は、第一の通信装置を探索し、いずれかの第一の通信装置との第一の通信を確立したとき、履歴情報を履歴記憶部14へ記憶させる。履歴情報は、第一の通信を確立した第一の通信装置の第一の情報を含む。そして、第一の通信を行っておらず、かつ、第二の通信が使用している無線チャネルを使用する第一の通信装置を検出したとき、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する。これにより、無線通信装置10は、第二の通信を行いながら第一の通信装置を検出し、過去の探索の履歴情報に基づいて第一の通信を試行することが可能になる。そのため、スキャンの頻度が低い状態でも接続可能な通信装置への接続を速やかに行うことが可能になる。
次に、図2に本実施形態の無線通信装置10の動作の例を示す。
スキャン部13は、第一の通信の無線チャネルを順次変更して第一の通信装置を探索する(ステップS101)。そして、スキャン部13は、いずれかの第一の通信装置との第一の通信を確立したとき(ステップS102でYES)、第一の通信を確立した第一の通信装置の第一の情報を含む履歴情報を履歴記憶部14へ記憶させる(ステップS103)。
制御部15は、第一の通信を行っておらず、かつ、第二の通信が使用している無線チャネルを使用する第一の通信装置の検出がされたとき(ステップS104でYES)、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する(ステップS105)。
このように動作することによって、無線通信装置10は、第一の通信装置を探索し、いずれかの第一の通信装置との第一の通信を確立したとき、履歴情報を履歴記憶部14へ記憶させる。履歴情報は、第一の通信を確立した第一の通信装置の第一の情報を含む。そして、第一の通信を行っておらず、かつ、第二の通信が使用している無線チャネルを使用する第一の通信装置を検出したとき、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する。これにより、無線通信装置10は、第二の通信を行いながら第一の通信装置を検出し、過去の探索の履歴情報に基づいて第一の通信を試行することが可能になる。そのため、スキャンの頻度が低い状態でも接続可能な通信装置への接続を速やかに行うことが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第一の実施形態では、無線通信装置は、第一の通信装置を探索し、いずれかの第一の通信装置との第一の通信を確立したとき、履歴情報を履歴記憶部へ記憶させる。そして、第一の通信を行っておらず、かつ、第二の通信が使用している無線チャネルを使用する第一の通信装置を検出したとき、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する。そのため、スキャンの頻度が低い状態でも接続可能な通信装置への接続を速やかに行うことが可能になる。
[第二の実施形態]
次に、本発明の第二の実施の形態について説明する。本実施形態では、第一の実施形態の無線通信装置10について、より具体的に説明する。
まず、図3に本実施形態の無線通信システムの構成例を示す。本実施形態の無線通信システムは、無線通信装置10、第一の通信装置20、第二の通信装置30により構成される。
第一の通信装置20は、無線通信装置10と無線通信が可能な装置であり、本実施形態では、無線通信の親機であるとする。たとえば、無線LANのアクセスポイント等がこれに該当する。第二の通信装置30は、無線通信装置10と無線通信が可能な装置であり、本実施形態では、無線通信の子機であるとする。たとえば、携帯電話やスマートフォンなど、無線LANを利用可能な無線端末がこれに該当する。
無線通信装置10は、第一の通信装置20および第二の通信装置30と無線通信が可能な装置である。本実施形態では、無線通信装置10は、第一の通信装置20(親機)とクライアントモードで通信し、第二の通信装置30(子機)とアクセスポイントモードで通信する。たとえば、モバイルルータなどが無線通信装置10に該当する。また、第一の通信装置20に接続できないときに携帯電話回線に接続するように無線通信装置10を構成することも可能である。
次に、図1を用いて、本実施形態の無線通信装置10の構成例について説明する。
第一の通信部11は、第一の通信装置20(親機)との第一の通信を行う部分である。本実施形態では、第一の通信部11は、クライアントモードで第一の通信装置20と第一の通信を行うものとする。
第二の通信部12は、第二の通信装置30(子機)との第二の通信を行う部分である。本実施形態では、第二の通信部12は、アクセスポイントモードで第二の通信装置30と第二の通信を行うものとする。また、第二の通信部12は、第一の通信を行っておらず、かつ、第二の通信が使用している無線チャネルを使用する第一の通信装置20を検出する部分である。
第二の通信部12が第二の通信を行っているとき、無線通信装置10に帰属中の第二の通信装置30との第二の通信の無線信号以外に、第二の通信と同じ無線チャネルを利用している第一の通信装置20の無線信号も受信することが可能である。そのため、第一の通信部11の無線チャネルを切り替えてスキャンを行わなくても、第二の通信と同じ無線チャネルを利用している第一の通信装置20については検出することができる。
なお、第一の通信部11が第二の通信部12と同じ無線チャネルで第一の通信を行っている場合、第一の通信を行っている第一の通信装置20についても第二の通信部12で検出できる。しかし、すでに第一の通信を行っている第一の通信装置20については新たに検出不要なため、第二の通信部12では、第一の通信を行っていない第一の通信装置20を検出する。
スキャン部13は、第一の通信の無線チャネルを順次変更して第一の通信装置20を探索(スキャン)する部分である。また、スキャン部13は、いずれかの第一の通信装置20との第一の通信を確立したとき、第一の通信を確立した第一の通信装置20の第一の情報を含む履歴情報を履歴記憶部14へ記憶させる。
本実施形態では、スキャン部13は、第一の情報として、第一の通信装置20の識別情報と無線チャネルの情報を履歴記憶部14へ記憶させる。また、スキャン部13は、識別情報としては、たとえば、ESSID(Extended Service Set Identifier)およびBSSID(Basic Service Set Identifier)を記憶させる。ESSIDだけでなくBSSIDも使用するのは、ESSIDは同じESSIDを持つ装置が他に存在する可能性があるのに対し、BSSIDは同じBSSIDを持つ装置が他に存在しないためである。
制御部15は、第一の通信装置20の検出がされたとき、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する部分である。本実施形態の制御部15は、第一の通信部11との第一の通信を行っていない第一の通信装置20を第二の通信部12が検出したとき、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する。
たとえば、制御部15は、第二の通信部12が検出した第一の通信装置20の情報(第三の情報)が履歴情報の第一の情報にあるとき、第一の情報に基づいて第一の通信を試行する。より具体的には、制御部15は、第二の通信部12が検出した第一の通信装置20の識別情報が履歴情報の第一の情報にあるとき、検出した第一の通信装置20に対するプローブリクエストを第一の通信部11に送信させる。このとき、第一の通信部11は、第二の通信で使用している無線チャネルと同じ無線チャネルでプローブリクエストを送信する。
このようにすると、無線通信装置10が移動して、過去に接続したことがある第一の通信装置20を第二の通信部12が検出したとき、その第一の通信装置20との第一の通信を試行することになる。これにより、第二の通信で使用している無線チャネルを使用する接続可能な第一の通信装置20を速やかに検出し、第一の通信を試行することが可能になる。
このように無線通信装置10を構成することによって、無線通信装置10は、第一の通信装置を探索し、いずれかの第一の通信装置との第一の通信を確立したとき、履歴情報を履歴記憶部14へ記憶させる。履歴情報は、第一の通信を確立した第一の通信装置の第一の情報を含む。そして、第一の通信を行っておらず、かつ、第二の通信が使用している無線チャネルを使用する第一の通信装置を検出したとき、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する。これにより、無線通信装置10は、第二の通信を行いながら第一の通信装置を検出し、過去の探索の履歴情報に基づいて第一の通信を試行することが可能になる。そのため、スキャンの頻度が低い状態でも接続可能な通信装置への接続を速やかに行うことが可能になる。
この効果について、図4を用いてより具体的に説明する。
スキャン間隔が短い無線通信装置50A、スキャン間隔が長い無線通信装置50B、本実施形態の無線通信装置10があり、それぞれ、第一の通信装置20(親機)の圏外から圏外に移動したとする。
このとき、スキャン間隔が短い無線通信装置50Aは、スキャンの間隔が短いため、速やかに第一の通信装置20を発見し、接続することができる。しかし、頻繁にスキャンを行うため、消費電力が大きい。また、一つの無線デバイスを使用して第一の通信装置20および第二の通信装置30(子機)に接続する場合、頻繁にスキャンを行うことにより第二の通信装置30との接続が頻繁に切断される。
スキャン間隔が長い無線通信装置50Bは、消費電力や接続切断の問題を軽減することができるが、第一の通信装置20の圏内に入ったときに、速やかに第一の通信装置20を発見することができない。また、無線通信装置50Bが第一の通信装置20に接続できないときに携帯電話回線に接続する場合、速やかに第一の通信装置20を発見できないため、携帯電話回線に接続している時間が長くなり、携帯電話回線での通信量が多くなる可能性がある。その結果、携帯電話回線の速度制限がかかる可能性がある。
これに対し、本実施形態の無線通信装置10は、スキャン間隔を無線通信装置50Bと同等としても、第二の通信装置30との通信で使用している無線チャネルを第一の通信装置20が使用していれば、速やかに第一の通信装置20を発見することができる。このように、本実施形態の無線通信装置10は、スキャンの頻度が低い状態でも接続可能な通信装置への接続を速やかに行うことが可能になる。
また、本実施形態では、第二の通信で使用している無線チャネルを第一の通信装置20が使用していれば、第一の通信の無線チャネルを変更することなく第一の通信装置20を発見することができる。そのため、一つの無線デバイスを第一の通信と第二の通信で共有する場合でも、第二の通信の切断頻度を低減することが可能になる。また、スキャンを行う場合に比べて切断時間も短縮することが可能になる。
また、本実施形態では、第二の通信で使用している無線チャネルを第一の通信装置20が使用していれば、第一の通信部11の電源がOFFの状態でも第一の通信装置20を発見することができる。そのため、第一の通信と第二の通信が異なる無線デバイスを使用する場合、第二の通信部12が第一の通信装置20を検出してから第一の通信部11の電源をONすることで、消費電力を低減することが可能になる。
また、本実施形態では、第二の通信部12が検出した第一の通信装置20が過去に第一の通信を確立したことがある第一の通信装置20のとき、その第一の通信装置20との第一の通信の確立を試行する。これにより、接続できる可能性が高い第一の通信装置20を第二の通信部12が検出した場合に第一の通信を試行することになり、第一の通信装置20を検出するたびに第一の通信を試行する場合に比べて、消費電力を低減することが可能になる。
また、本実施形態では、第二の通信で使用している無線チャネルを第一の通信装置20が使用していれば、速やかに第一の通信装置20を発見することができる。そのため、GPS(Global Positioning System)等の位置検出デバイスを使用することなく、速やかに移動先の第一の通信装置20を発見することができる。
次に、図2を用いて本実施形態の無線通信装置10の動作例について説明する。
本実施形態では、第二の通信部12の第一の通信装置20の検出動作は、第一の通信部11が第一の通信を行っている第一の通信装置20がないとき、あるいは/および、第一の通信部11が行っている第一の通信の通信品質が劣化しているときに行うものとする。たとえば、無線通信装置10が無線LANアクセスポイントに接続していないとき、あるいは/および、接続中の無線LANアクセスポイントとの通信品質が劣化したときに、他の無線LANアクセスポイントの検出動作を行う。
スキャン部13は、第一の通信の無線チャネルを順次変更して第一の通信装置を探索する(ステップS101)。この探索(スキャン)は、たとえば、第一の通信部11の無線チャネルを順次変更して、第一の通信装置20が送信するビーコン信号を受信したときに、その第一の通信装置20に対してプローブリクエストを送信することで実施することが可能である。
また、本実施形態のスキャン部13は、ステップS101の探索(スキャン)を、ユーザのリクエストによって、あるいは、第一の通信が行われていないときに、所定時間おきに行うものとする。たとえば、無線通信装置10が携帯電話回線と無線LAN回線の両方を利用可能な装置である場合に、スキャン部13は、ユーザのリクエストによって、あるいは、無線LANアクセスポイントに接続していないときに、所定時間おきにスキャンを行う。
そして、いずれかの第一の通信装置20との第一の通信を確立したとき(ステップS102でYES)、スキャン部13は、第一の通信を確立した第一の通信装置20の第一の情報を含む履歴情報を履歴記憶部14へ記憶させる(ステップS103)。
本実施形態では、スキャン部13は、たとえば、第一の通信を確立した第一の通信装置20の識別情報(ESSIDおよびBSSID)と無線チャネルを第一の情報として履歴記憶部14へ記憶させる。
制御部15は、第一の通信を行っておらず、かつ、第二の通信が使用している無線チャネルを使用する第一の通信装置20を第二の通信部12が検出したとき(ステップS104でYES)、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する(ステップS105)。そして、第一の通信装置20との第一の通信が確立すれば、第一の通信部11は、第一の通信装置20と第一の通信を行う。
図5に、本実施形態におけるステップS105のより具体的な例を示す。
本実施形態では、たとえば、ステップS104で検出された第一の通信装置20の識別情報(第三の情報)が履歴情報にあるとき(ステップS201でYES)、その第一の通信装置20との第一の通信を試行する(ステップS202)。第三の情報が履歴情報にないときの動作については、本実施形態では任意である。たとえば、第一の通信部11は、ステップS104で検出された第一の通信装置20への接続を試みても良いし、何も行わなくても良い。
このように動作することによって、無線通信装置10は、第一の通信装置を探索し、いずれかの第一の通信装置との第一の通信を確立したとき、履歴情報を履歴記憶部14へ記憶させる。履歴情報は、第一の通信を確立した第一の通信装置の第一の情報を含む。そして、第一の通信を行っておらず、かつ、第二の通信が使用している無線チャネルを使用する第一の通信装置を検出したとき、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する。これにより、無線通信装置10は、第二の通信を行いながら第一の通信装置を検出し、過去の探索の履歴情報に基づいて第一の通信を試行することが可能になる。そのため、スキャンの頻度が低い状態でも接続可能な通信装置への接続を速やかに行うことが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第二の実施形態では、第一の実施形態と同様に、無線通信装置は、第一の通信装置を探索し、いずれかの第一の通信装置との第一の通信を確立したとき、履歴情報を履歴記憶部へ記憶させる。そして、第一の通信を行っておらず、かつ、第二の通信が使用している無線チャネルを使用する第一の通信装置を検出したとき、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する。そのため、スキャンの頻度が低い状態でも接続可能な通信装置への接続を速やかに行うことが可能になる。
また、本実施形態では、第二の通信で使用している無線チャネルを第一の通信装置20が使用していれば、第一の通信の無線チャネルを変更することなく第一の通信装置20を発見することができる。そのため、一つの無線デバイスを第一の通信と第二の通信で共有する場合でも、第二の通信の切断頻度を低減することが可能になる。また、スキャンを行う場合に比べて切断時間も短縮することが可能になる。
また、本実施形態では、第二の通信で使用している無線チャネルを第一の通信装置20が使用していれば、第一の通信部11の電源がOFFの状態でも第一の通信装置20を発見することができる。そのため、第一の通信と第二の通信が異なる無線デバイスを使用する場合、第二の通信部12が第一の通信装置20を検出してから第一の通信部11の電源をONすることで、消費電力を低減することが可能になる。
また、本実施形態では、第二の通信部12が検出した第一の通信装置20が過去に第一の通信を確立したことがある第一の通信装置20のとき、その第一の通信装置20との第一の通信の確立を試行する。これにより、接続できる可能性が高い第一の通信装置20を第二の通信部12が検出した場合に第一の通信を試行することになり、第一の通信装置20を検出するたびに第一の通信を試行する場合に比べて、消費電力を低減することが可能になる。
また、本実施形態では、第二の通信で使用している無線チャネルを第一の通信装置20が使用していれば、速やかに第一の通信装置20を発見することができる。そのため、GPS等の位置検出デバイスを使用することなく、速やかに移動先の第一の通信装置20を発見することができる。
[第三の実施形態]
次に、本発明の第三の実施の形態について説明する。
第二の実施形態の無線通信装置10は、過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置20を第二の通信部12が検出したとき、第一の通信を試行する。しかし、この方法では、第二の通信が使用している無線チャネルと同じ無線チャネルを使用する第一の通信装置20としか第一の通信を試行することができない。
本実施形態では、過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置20の周辺に存在していた第一の通信装置20を第二の通信部12が検出したときにも、過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置20との第一の通信を試行できるようにする。これにより、第二の通信が使用していない無線チャネルを使用する第一の通信装置20に対しても第一の通信を試行することが可能になる。
第二の通信部12が第一の通信装置20を検出し、その第一の通信装置20が過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置20の周辺に存在していた第一の通信装置20である場合、過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置20も発見できる可能性が高い。
そのため、本実施形態の無線通信装置10は、スキャンの際に周辺に存在していた第一の通信装置20の情報も履歴情報として記憶する。そして、過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置20の周辺に存在していた第一の通信装置20を第二の通信部12が検出したとき、過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置20との第一の通信を試行する。
まず、図1を用いて、本実施形態の無線通信装置10の構成例について説明する。第一の通信部11および第二の通信部12については第二の実施形態と同様のため、説明を省略する。
スキャン部13は、第二の実施形態と同様に、第一の通信の無線チャネルを順次変更して第一の通信装置20を探索(スキャン)する部分である。また、スキャン部13は、いずれかの第一の通信装置20との第一の通信を確立したとき、第一の通信を確立した第一の通信装置20の第一の情報を含む履歴情報を履歴記憶部14へ記憶させる。ただし、本実施形態の履歴情報は、第一の情報と、探索で見つけた周辺の第一の通信装置20の第二の情報とを対応付けたものである。
本実施形態では、スキャン部13は、第一の情報および第二の情報として、第一の通信装置20の識別情報と無線チャネルの情報を履歴記憶部14へ記憶させる。また、スキャン部13は、識別情報として、たとえば、ESSIDおよびBSSIDを記憶させる。
たとえば、図6のように、無線通信装置10の周辺に、第一の通信装置20A、第一の通信装置20B、第一の通信装置20Cの3つの第一の通信装置20が存在している状態で、スキャン部13が第一の通信装置20の探索を行ったとする。そして、図7に、スキャン部13が第一の通信装置20A、第一の通信装置20B、第一の通信装置20Cを見つけ、第一の通信装置20Aと第一の通信を確立できたときの履歴情報の例を示す。この場合、スキャン部13は、第一の情報として、第一の通信装置20Aの識別情報(ESSIDおよびBSSID)と無線チャネル(CH)を履歴記憶部14へ記憶させる。また、スキャン部13は、第二の情報として、第一の通信装置20Bおよび第一の通信装置20Cの識別情報と無線チャネルを履歴記憶部14へ記憶させる。
制御部15は、第一の通信部11との第一の通信を行っていない第一の通信装置20を第二の通信部12が検出したとき、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する。
たとえば、制御部15は、第二の通信部12が検出した第一の通信装置20の情報(第三の情報)が履歴情報の第一の情報にあるとき、第一の情報に基づいて第一の通信を試行する。より具体的には、制御部15は、第二の通信部12が検出した第一の通信装置20の識別情報が履歴情報の第一の情報にあるとき、検出した第一の通信装置20に対するプローブリクエストを第一の通信部11に送信させる。このとき、第一の通信部11は、第二の通信で使用している無線チャネルと同じ無線チャネルを使用してプローブリクエストを送信する。ここまでは第二の実施形態と同様である。
本実施形態の制御部15は、さらに、第二の通信部12が検出した第一の通信装置20の情報(第三の情報)が履歴情報の第二の情報にあるとき、第二の情報に対応する第一の情報に基づいて第一の通信を試行する。より具体的には、制御部15は、第二の通信部12が検出した第一の通信装置20の識別情報が履歴情報の第二の情報にあるとき、検出した第一の通信装置20に対応する第一の情報を持つ第一の通信装置20との第一の通信を第一の通信部11に試行させる。
たとえば、図7の履歴情報が履歴記憶部14に記憶されており、第二の通信部12が第一の通信装置20Bを検出したとき、制御部15は、第一の通信装置20Aとの第一の通信を第一の通信部11に試行させる。
このとき、第一の通信部11は、履歴情報の第一の情報に記憶されている無線チャネルを使用してプローブリクエストを送信する。たとえば、図7の履歴情報が履歴記憶部14に記憶されており、第二の通信部12が第一の通信装置20Bを検出したとき、第二の通信部12が使用している無線チャネルは7である。これに対し、第一の通信装置20Aの無線チャネルは1であるため、第一の通信部11は無線チャネル1を使用してプローブリクエストを送信する。そして、第一の通信装置20Aと接続可能であれば、第一の通信部11は無線チャネル1を使用して第一の通信装置20Aと通信を行う。
ここで、第一の通信と第二の通信が一つの無線デバイスを共有しているとき、第一の通信部11が無線チャネルを変更すると、第二の通信部12の無線チャネルも変更される。そのため、第二の通信部12に接続している第二の通信装置30(子機)との接続が切断される。しかし、本実施形態では、プローブリクエストを送信する無線チャネルは一つのため、無線チャネルを変えながらスキャンを行う場合に比べると、第二の通信装置30との通信不可時間を短くすることができる。また、スキャンの間隔を長くすることが可能になるため、通信不可となる頻度を低減することも可能になる。
第一の通信部11が第一の通信を試行して、第一の通信装置20との通信が確立したとき、第一の通信部11は、そのまま第一の通信装置20との通信を行う。このとき、第一の通信部11と第二の通信部12が一つの無線デバイスを共有し、第一の通信部11が無線チャネルを変更した場合には、第二の通信部12と第二の通信装置30(子機)は通信不可状態となっている。そのため、このような場合には、第二の通信部12から第二の通信装置30へ無線チャネルの変更先を通知し、第二の通信部12と第二の通信装置30との接続が速やかに回復するようにすると良い。
第一の通信部11が第一の通信を試行したが、第一の通信装置20との通信を確立できなかったときは、第一の通信部11は、第一の通信を試行する前の状態に無線チャネルを戻す、あるいは、スキャンを行う。ここでスキャンを行うと、過去に第一の通信を確立できた時から第一の通信装置20の無線チャネルが変更されていた場合でも、第一の通信装置20を検出することが可能になる。また、ここでスキャンを行った場合には、無線通信装置10は、履歴情報を最新の状態に更新すると良い。
また、第一の通信装置20との通信を確立できなかったとき、制御部15は、第二の通信部12が検出した第一の通信装置20の第三の情報に該当する第二の情報を履歴情報から削除しても良い。このようにすることで、次に第二の通信部12が同じ第一の通信装置20を検出したときには、第一の通信を試行しないことになるため、何度も第一の通信を試行して失敗することを避けることができる。
このように無線通信装置10を構成することによって、無線通信装置10は、第一の通信装置を探索し、いずれかの第一の通信装置との第一の通信を確立したとき、履歴情報を履歴記憶部14へ記憶させる。履歴情報は、第一の通信を確立した第一の通信装置の第一の情報を含む。そして、第一の通信を行っておらず、かつ、第二の通信が使用している無線チャネルを使用する第一の通信装置を検出したとき、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する。これにより、無線通信装置10は、第二の通信を行いながら第一の通信装置を検出し、過去の探索の履歴情報に基づいて第一の通信を試行することが可能になる。そのため、スキャンの頻度が低い状態でも接続可能な通信装置への接続を速やかに行うことが可能になる。
また、本実施形態の無線通信装置10は、過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置20の周辺に存在していた第一の通信装置20の情報も履歴情報として記憶する。そして、第二の通信部12が過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置20の周辺に存在していた第一の通信装置20を検出したとき、過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置20との第一の通信を試行する。これにより、第二の実施形態の効果に加えて、接続可能な第一の通信装置20を発見できる可能性を向上することが可能になる。
次に、図2を用いて本実施形態の無線通信装置10の動作例について説明する。
本実施形態では、第二の通信部12の第一の通信装置20の検出動作は、第一の通信部11が第一の通信を行っている第一の通信装置20がないとき、あるいは/および、第一の通信部11が行っている第一の通信の通信品質が劣化しているときに行うものとする。たとえば、無線通信装置10が無線LANアクセスポイントに接続していないとき、あるいは/および、接続中の無線LANアクセスポイントとの通信品質が劣化したときに、他の無線LANアクセスポイントの検出動作を行う。
スキャン部13は、第一の通信の無線チャネルを順次変更して第一の通信装置を探索する(ステップS101)。なお、本実施形態のスキャン部13は、ステップS101の探索(スキャン)を、ユーザのリクエストによって、あるいは/および、第一の通信が行われていないときに、所定時間おきに行うものとする。
そして、いずれかの第一の通信装置20との第一の通信を確立したとき(ステップS102でYES)、スキャン部13は、第一の通信を確立した第一の通信装置20の第一の情報を含む履歴情報を履歴記憶部14へ記憶させる(ステップS103)。
本実施形態では、たとえば、スキャン部13は、第一の通信を確立した第一の通信装置20の識別情報(ESSIDおよびBSSID)と無線チャネルを第一の情報として履歴記憶部14へ記憶させる。また、このとき、スキャン部13は、第一の情報と対応付けて、探索で見つけた周辺の第一の通信装置20の第二の情報についても履歴記憶部14へ記憶させる。
制御部15は、第一の通信を行っておらず、かつ、第二の通信が使用している無線チャネルを使用する第一の通信装置20を第二の通信部12が検出したとき(ステップS104でYES)、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する(ステップS105)。そして、第一の通信装置20との第一の通信が確立すれば、第一の通信部11は、第一の通信装置20と第一の通信を行う。
図8に、本実施形態におけるステップS105の具体的な例を示す。
本実施形態では、たとえば、ステップS104で検出された第一の通信装置20の識別情報(第三の情報)が履歴情報の第一の情報にあるとき(ステップS301でYES)、その第一の通信装置20との第一の通信を試行する(ステップS302)。また、ステップS104で検出された第一の通信装置20の識別情報が履歴情報の第二の情報にあるとき(ステップS303でYES)、その第二の情報に対応する第一の情報を持つ第一の通信装置20との第一の通信を試行する(ステップS304)。
ステップS304では、第一の通信部11は、履歴情報の第一の情報の無線チャネルを使用して、第一の通信装置20との第一の通信を試行する。この無線チャネルで第一の通信を確立できなかったときは、さらに、他の無線チャネルに第一の通信装置20が存在しないか探索をしても良い。探索を行った場合には、無線通信装置10は、探索結果によって履歴情報を更新する。
そして、第一の通信装置20との第一の通信が確立すれば、第一の通信部11は、第一の通信装置20と第一の通信を行う。第三の情報が履歴情報にないときの動作については、本実施形態では任意である。たとえば、第一の通信部11は、ステップS104で検出された第一の通信装置20への接続を試みても良いし、何も行わなくても良い。
また、図9のように、ステップS304で第一の通信が確立しなかったときは(ステップS305でNO)、第三の情報に該当する第二の情報を履歴情報から削除しても良い(ステップS306)。
このように動作させることによって、無線通信装置10は、第一の通信装置を探索し、いずれかの第一の通信装置との第一の通信を確立したとき、履歴情報を履歴記憶部14へ記憶させる。履歴情報は、第一の通信を確立した第一の通信装置の第一の情報を含む。そして、第一の通信を行っておらず、かつ、第二の通信が使用している無線チャネルを使用する第一の通信装置を検出したとき、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する。これにより、無線通信装置10は、第二の通信を行いながら第一の通信装置を検出し、過去の探索の履歴情報に基づいて第一の通信を試行することが可能になる。そのため、スキャンの頻度が低い状態でも接続可能な通信装置への接続を速やかに行うことが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第三の実施形態では、第一および第二の実施形態と同様に、無線通信装置は、第一の通信装置を探索し、いずれかの第一の通信装置との第一の通信を確立したとき、履歴情報を履歴記憶部14へ記憶させる。そして、第一の通信を行っておらず、かつ、第二の通信が使用している無線チャネルを使用する第一の通信装置を検出したとき、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する。そのため、スキャンの頻度が低い状態でも接続可能な通信装置への接続を速やかに行うことが可能になる。
また、本実施形態の無線通信装置10は、過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置20の周辺に存在していた第一の通信装置20の情報も履歴情報として記憶する。そして、第二の通信部12が過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置20の周辺に存在していた第一の通信装置20を検出したとき、過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置20との第一の通信を試行する。これにより、第二の実施形態の効果に加えて、接続可能な第一の通信装置20を発見できる可能性を向上することが可能になる。
[第四の実施形態]
次に、本発明の第四の実施の形態について説明する。
第三の実施形態の無線通信装置10は、過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置20の周辺に存在していた第一の通信装置20を第二の通信部12が検出したとき、過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置20への第一の通信を試行している。これに対して、本実施形態の無線通信装置10は、過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置20の周辺に存在していた第一の通信装置20を第二の通信部12が検出し、さらに、信頼度が所定の値より高いときに第一の通信の試行を行う。これにより、接続可能な第一の通信装置20が存在する可能性がより高い状態で第一の通信の試行を行うことが可能になる。
たとえば、図10の位置Aで無線通信装置10がスキャンを行い、第一の通信装置20A、第一の通信装置20B、第一の通信装置20Cを発見し、このうち、第一の通信装置20Aと第一の通信を確立できたとする。また、第一の通信装置20Aは無線チャネル(CH)1、第一の通信装置20Bおよび第一の通信装置20Cは無線チャネル7で動作しているとする。このとき、履歴記憶部14は、図11のような履歴情報を記憶する。
そして、無線通信装置10が別の場所に移動した等により無線通信装置10と第一の通信装置20Aとの接続が切断され、第二の通信装置30(子機)と無線チャネル7で第二の通信を行っている状態で無線通信装置10が位置Bに移動したとする。すると、無線通信装置10の第二の通信部12は、無線チャネル7で第一の通信装置20Cの信号を検出する。
このとき、第三の実施形態の無線通信装置10は、履歴情報を参照し、第一の通信装置20Cに対応する第一の通信装置20Aとの第一の通信を試行する。しかし、第一の通信装置20Aは無線通信装置10の圏外のため、無線通信装置10は第一の通信装置20Aへ接続することができない。
そこで、本実施形態の無線通信装置10は、第二の通信部12が検出した第一の通信装置20の状態から信頼度を算出し、信頼度が所定の値より高いときに、第一の通信を試行する。
まず、図1を用いて、本実施形態の無線通信装置10の構成例について説明する。本実施形態の第一の通信部11、第二の通信部12、スキャン部13および履歴記憶部14については第三の実施形態と同様のため、説明を省略する。
本実施形態の制御部15についても、第三の実施形態とほぼ同様である。第三の実施形態と異なる部分は、第三の情報が履歴情報の第二の情報にあるとき、さらに、信頼度を算出し、信頼度が所定の値より高いときに第二の情報に対応する第一の情報を持つ第一の通信装置20と第一の通信を試行する点である。
次に、信頼度の算出方法の例について二つの例を挙げて説明する。
一つ目の方法は、第二の通信部12が検出した第一の通信装置20の数に基づいて信頼度を算出する方法である。たとえば、第二の通信部12が第一の通信装置20を検出し、その第一の通信装置20の第三の情報が履歴情報の第二の情報にあったとする。このとき、制御部15は、その第二の情報に対応する第一の情報について、当該第一の情報に対応付けられている第二の情報のうち、無線チャネルが第二の通信と同じものの数(a)を確認する。また、当該第一の情報に対応付けられている第二の情報を持つ第一の通信装置20のうち、第二の通信部12が検出している第一の通信装置20の数(b)を確認する。そして、当該第一の情報について、第二の通信部12が検出している第一の通信装置20の数(b)を、当該第一の情報に対応付けられており、第二の通信と同じ無線チャネルの第二の情報の数(a)で割ることにより信頼度を算出する。
たとえば、図10および図11の例において、位置Aで第二の通信部12が第一の通信装置20Bと第一の通信装置20Cを検出した場合には、信頼度は2/2=1となる。また、位置Bで第二の通信部12が第一の通信装置20Cだけ検出した場合には、信頼度は1/2=0.5となる。ここで、所定の値を0.7とすると、無線通信装置10は、位置Aでは第一の通信装置20Aとの第一の通信を試行し、位置Bでは第一の通信装置20Aとの第一の通信を試行しないことになる。
このようにすることで、第一の通信装置20Aを発見できる可能性が低い位置Bでは第一の通信装置20Aとの第一の通信の試行を行わないことが可能になる。これにより、消費電力を低減することが可能になる。また、第一の通信と第二の通信が一つの無線デバイスを共有する場合の、第二の通信の切断の頻度を低減することが可能になる。
次に、二つ目の方法について説明する。二つ目の方法は、履歴情報の第二の情報の各々に重みづけを行い、第二の通信部12が検出した第一の通信装置20の重みを合計して信頼度を算出する方法である。
たとえば、履歴情報の第二の情報に、同じ無線チャネルの3つの第一の通信装置20B、第一の通信装置20C、第一の通信装置20Dが記憶されていたとする。そして、それぞれの重みとして0.5、0.3、0.2が記憶されているとする。また、所定の値は0.7とする。ここで、第二の通信部12が第一の通信装置20Bと第一の通信装置20Cを検出した場合、その信頼度は0.5+0.3=0.8となり、所定の値0.7を上回るため、第一の通信の試行を行う。また、第二の通信部12が第一の通信装置20Cと第一の通信装置20Dを検出したときは、信頼度は0.3+0.2=0.5となり、所定の値0.7を下回るため、第一の通信の試行を行わない。
このようにすることで、接続可能な第一の通信装置20に接続できる可能性がより高い状態で第一の通信の試行を行うことが可能になる。
なお、各第一の通信装置20に対する重みについては、たとえば、第一の通信装置20の電源が常時ONではない場合、第一の通信装置20が移動端末である場合などに、その第一の通信装置20の重みを低く設定することが考えられる。
このように無線通信装置10を構成することによって、無線通信装置10は、第一の通信装置を探索し、いずれかの第一の通信装置との第一の通信を確立したとき、履歴情報を履歴記憶部14へ記憶させる。履歴情報は、第一の通信を確立した第一の通信装置の第一の情報を含む。そして、第一の通信を行っておらず、かつ、第二の通信が使用している無線チャネルを使用する第一の通信装置を検出したとき、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する。これにより、無線通信装置10は、第二の通信を行いながら第一の通信装置を検出し、過去の探索の履歴情報に基づいて第一の通信を試行することが可能になる。そのため、スキャンの頻度が低い状態でも接続可能な通信装置への接続を速やかに行うことが可能になる。
また、本実施形態の無線通信装置10は、過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置20の周辺に存在していた第一の通信装置20を第二の通信部12が検出し、さらに、信頼度が所定の値より高いときに第一の通信の試行を行う。これにより、第二および第三の実施形態の効果に加えて、接続可能な第一の通信装置20が存在する可能性がより高い状態で第一の通信の試行を行うことが可能になる。
次に、図12を用いて本実施形態の無線通信装置10の動作例について説明する。本実施形態の無線通信装置10の動作例は、第三の実施形態(図2および図8)とほぼ同様である。本実施形態では、図8のステップS303とステップS304の間で、制御部15が上述の信頼度の算出および判定を行う。他の部分については、第三の実施形態と同様のため、説明を省略する。
図12は、図2のステップS105の、本実施形態における具体的な例である。図8との違いは、ステップS401である。ステップS301およびステップS302については第二および第三の実施形態と同様のため、説明を省略する。
制御部15は、第二の通信部12が検出した第一の通信装置20の第三の情報が履歴情報の第二の情報にあるとき(ステップS303でYES)、上述の信頼度を算出する。そして信頼度が所定の値より高いとき(ステップS401でYES)、第二の情報に対応する第一の情報に基づいて第一の通信を試行する(ステップS304)。
このように動作させることによって、無線通信装置10は、第一の通信装置を探索し、いずれかの第一の通信装置との第一の通信を確立したとき、履歴情報を履歴記憶部14へ記憶させる。履歴情報は、第一の通信を確立した第一の通信装置の第一の情報を含む。そして、第一の通信を行っておらず、かつ、第二の通信が使用している無線チャネルを使用する第一の通信装置を検出したとき、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する。これにより、無線通信装置10は、第二の通信を行いながら第一の通信装置を検出し、過去の探索の履歴情報に基づいて第一の通信を試行することが可能になる。そのため、スキャンの頻度が低い状態でも接続可能な通信装置への接続を速やかに行うことが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第四の実施形態では、第一から第三の実施形態と同様に、無線通信装置は、第一の通信装置を探索し、いずれかの第一の通信装置との第一の通信を確立したとき、履歴情報を履歴記憶部へ記憶させる。そして、第一の通信を行っておらず、かつ、第二の通信が使用している無線チャネルを使用する第一の通信装置を検出したとき、履歴情報に基づいて第一の通信を試行する。そのため、スキャンの頻度が低い状態でも接続可能な通信装置への接続を速やかに行うことが可能になる。
また、本実施形態の無線通信装置は、過去に第一の通信を確立できた第一の通信装置の周辺に存在していた第一の通信装置を第二の通信部が検出し、さらに、信頼度が所定の値より高いときに第一の通信の試行を行う。これにより、第二および第三の実施形態の効果に加えて、接続可能な第一の通信装置が存在する可能性がより高い状態で第一の通信の試行を行うことが可能になる。
[ハードウェア構成例]
上述した本発明の各実施形態における無線通信装置(10)を、一つの情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。なお、無線通信装置は、物理的または機能的に少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現してもよい。また、無線通信装置は、専用の装置として実現してもよい。また、無線通信装置の一部の機能のみを情報処理装置を用いて実現しても良い。
図13は、本発明の各実施形態の無線通信装置を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成例を概略的に示す図である。情報処理装置90は、通信インタフェース91、入出力インタフェース92、演算装置93、記憶装置94および不揮発性記憶装置95およびドライブ装置96を備える。
通信インタフェース91は、各実施形態の無線通信装置が、有線あるいは/および無線で外部装置と通信するための通信手段である。なお、無線通信装置を、少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現する場合、それらの装置の間を通信インタフェース91経由で相互に通信可能なように接続しても良い。
入出力インタフェース92は、入力デバイスの一例であるキーボードや、出力デバイスとしてのディスプレイ等のマンマシンインタフェースである。
演算装置93は、汎用のCPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサ等の演算処理装置である。演算装置93は、たとえば、不揮発性記憶装置95に記憶された各種プログラムを記憶装置94に読み出し、読み出したプログラムに従って処理を実行することが可能である。
記憶装置94は、演算装置93から参照可能な、RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置であり、プログラムや各種データ等を記憶する。記憶装置94は、揮発性のメモリ装置であっても良い。
不揮発性記憶装置95は、たとえば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、等の、不揮発性の記憶装置であり、各種プログラムやデータ等を記憶することが可能である。
ドライブ装置96は、たとえば、後述する記録媒体97に対するデータの読み込みや書き込みを処理する装置である。
記録媒体97は、たとえば、光ディスク、光磁気ディスク、半導体フラッシュメモリ等、データを記録可能な任意の記録媒体である。
本発明の各実施形態は、たとえば、図13に例示した情報処理装置90により無線通信装置を構成し、この無線通信装置に対して、上記各実施形態において説明した機能を実現可能なプログラムを供給することにより実現してもよい。
この場合、無線通信装置に対して供給したプログラムを、演算装置93が実行することによって、実施形態を実現することが可能である。また、無線通信装置のすべてではなく、一部の機能を情報処理装置90で構成することも可能である。
さらに、上記プログラムを記録媒体97に記録しておき、無線通信装置の出荷段階、あるいは運用段階等において、適宜上記プログラムが不揮発性記憶装置95に格納されるよう構成してもよい。なお、この場合、上記プログラムの供給方法は、出荷前の製造段階、あるいは運用段階等において、適当な治具を利用して無線通信装置内にインストールする方法を採用してもよい。また、上記プログラムの供給方法は、インターネット等の通信回線を介して外部からダウンロードする方法等の一般的な手順を採用してもよい。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
第一の通信装置との第一の通信を行う第一の通信部と、
第二の通信装置との第二の通信を行うとともに、前記第一の通信を行っておらず、かつ、前記第二の通信が使用している無線チャネルを使用する前記第一の通信装置を検出する第二の通信部と、
前記第一の通信の前記無線チャネルを順次変更して前記第一の通信装置を探索し、いずれかの前記第一の通信装置との前記第一の通信を確立したとき、前記第一の通信を確立した前記第一の通信装置の第一の情報を含む履歴情報を履歴記憶部へ記憶させるスキャン部と、
前記第一の通信装置の前記検出がされたとき、前記履歴情報に基づいて前記第一の通信を試行する制御部と
を備えることを特徴とする無線通信装置。
(付記2)
前記制御部は、前記検出された前記第一の通信装置の第三の情報が前記履歴情報の前記第一の情報にある場合、前記検出された前記第一の通信装置との前記第一の通信の前記試行を行う
ことを特徴とする付記1に記載の無線通信装置。
(付記3)
前記履歴情報は、前記第一の情報と、前記探索で見つけた周辺の前記第一の通信装置の第二の情報とを対応付けたものである
ことを特徴とする付記1あるいは付記2に記載の無線通信装置。
(付記4)
前記制御部は、前記検出された前記第一の通信装置の第三の情報が前記履歴情報の前記第二の情報にある場合、前記第二の情報に対応する前記第一の情報を持つ前記第一の通信装置との前記第一の通信の前記試行を行う
ことを特徴とする付記3に記載の無線通信装置。
(付記5)
前記制御部は、前記検出された前記第一の通信装置の第三の情報が前記履歴情報の前記第二の情報にあり、信頼度が所定の値より高い場合、前記第二の情報に対応する前記第一の情報を持つ前記第一の通信装置との前記第一の通信の前記試行を行う
ことを特徴とする付記3に記載の無線通信装置。
(付記6)
前記制御部は、前記検出された前記第一の通信装置の数あるいは重みに基づいて前記信頼度を算出する
ことを特徴とする付記5に記載の無線通信装置。
(付記7)
前記制御部は、前記第二の情報に対応する前記第一の情報を持つ前記第一の通信装置との前記第一の通信の前記試行で前記第一の通信装置が見つからなかったとき、前記第三の情報を前記第二の情報から削除する
ことを特徴とする付記3から付記6のいずれかに記載の無線通信装置。
(付記8)
前記第二の通信部は、前記第一の通信装置の前記検出を、前記第一の通信を行っていないとき、あるいは/および、前記第一の通信の通信品質が劣化しているときに行う
ことを特徴とする付記1から付記7のいずれかに記載の無線通信装置。
(付記9)
第一の通信装置との第一の通信を行い、
第二の通信装置との第二の通信を行うとともに、前記第一の通信を行っておらず、かつ、前記第二の通信が使用している無線チャネルを使用する前記第一の通信装置を検出し、
前記第一の通信の前記無線チャネルを順次変更して前記第一の通信装置を探索し、いずれかの前記第一の通信装置との前記第一の通信を確立したとき、前記第一の通信を確立した前記第一の通信装置の第一の情報を含む履歴情報を履歴記憶部へ記憶させ、
前記第一の通信装置の前記検出がされたとき、前記履歴情報に基づいて前記第一の通信を試行する
ことを特徴とする無線通信方法。
(付記10)
前記検出された前記第一の通信装置の第三の情報が前記履歴情報の前記第一の情報にある場合、前記検出された前記第一の通信装置との前記第一の通信の前記試行を行う
ことを特徴とする付記9に記載の無線通信方法。
(付記11)
前記履歴情報は、前記第一の情報と、前記探索で見つけた周辺の前記第一の通信装置の第二の情報とを対応付けたものである
ことを特徴とする付記9あるいは付記10に記載の無線通信方法。
(付記12)
前記検出された前記第一の通信装置の第三の情報が前記履歴情報の前記第二の情報にある場合、前記第二の情報に対応する前記第一の情報を持つ前記第一の通信装置との前記第一の通信の前記試行を行う
ことを特徴とする付記11に記載の無線通信方法。
(付記13)
前記検出された前記第一の通信装置の第三の情報が前記履歴情報の前記第二の情報にあり、信頼度が所定の値より高い場合、前記第二の情報に対応する前記第一の情報を持つ前記第一の通信装置との前記第一の通信の前記試行を行う
ことを特徴とする付記11に記載の無線通信方法。
(付記14)
前記検出された前記第一の通信装置の数あるいは重みに基づいて前記信頼度を算出する
ことを特徴とする付記13に記載の無線通信方法。
(付記15)
前記第二の情報に対応する前記第一の情報を持つ前記第一の通信装置との前記第一の通信の前記試行で前記第一の通信装置が見つからなかったとき、前記第三の情報を前記第二の情報から削除する
ことを特徴とする付記11から付記14のいずれかに記載の無線通信方法。
(付記16)
前記第一の通信装置の前記検出を、前記第一の通信を行っていないとき、あるいは/および、前記第一の通信の通信品質が劣化しているときに行う
ことを特徴とする付記9から付記15のいずれかに記載の無線通信方法。
(付記17)
コンピュータに、
第一の通信装置との第一の通信を行う第一の通信機能と、
第二の通信装置との第二の通信を行うとともに、前記第一の通信を行っておらず、かつ、前記第二の通信が使用している無線チャネルを使用する前記第一の通信装置を検出する第二の通信機能と、
前記第一の通信の前記無線チャネルを順次変更して前記第一の通信装置を探索し、いずれかの前記第一の通信装置との前記第一の通信を確立したとき、前記第一の通信を確立した前記第一の通信装置の第一の情報を含む履歴情報を履歴記憶部へ記憶させるスキャン機能と、
前記第一の通信装置の前記検出がされたとき、前記履歴情報に基づいて前記第一の通信を試行する制御機能と
を実現させることを特徴とする無線通信プログラム。
(付記18)
前記制御機能は、前記検出された前記第一の通信装置の第三の情報が前記履歴情報の前記第一の情報にある場合、前記検出された前記第一の通信装置との前記第一の通信の前記試行を行う
ことを特徴とする付記17に記載の無線通信プログラム。
(付記19)
前記履歴情報は、前記第一の情報と、前記探索で見つけた周辺の前記第一の通信装置の第二の情報とを対応付けたものである
ことを特徴とする付記17あるいは付記18に記載の無線通信プログラム。
(付記20)
前記制御機能は、前記検出された前記第一の通信装置の第三の情報が前記履歴情報の前記第二の情報にある場合、前記第二の情報に対応する前記第一の情報を持つ前記第一の通信装置との前記第一の通信の前記試行を行う
ことを特徴とする付記19に記載の無線通信プログラム。
(付記21)
前記制御機能は、前記検出された前記第一の通信装置の第三の情報が前記履歴情報の前記第二の情報にあり、信頼度が所定の値より高い場合、前記第二の情報に対応する前記第一の情報を持つ前記第一の通信装置との前記第一の通信の前記試行を行う
ことを特徴とする付記19に記載の無線通信プログラム。
(付記22)
前記制御機能は、前記検出された前記第一の通信装置の数あるいは重みに基づいて前記信頼度を算出する
ことを特徴とする付記21に記載の無線通信プログラム。
(付記23)
前記制御機能は、前記第二の情報に対応する前記第一の情報を持つ前記第一の通信装置との前記第一の通信の前記試行で前記第一の通信装置が見つからなかったとき、前記第三の情報を前記第二の情報から削除する
ことを特徴とする付記19から付記22のいずれかに記載の無線通信プログラム。
(付記24)
前記第二の通信機能は、前記第一の通信装置の前記検出を、前記第一の通信を行っていないとき、あるいは/および、前記第一の通信の通信品質が劣化しているときに行う
ことを特徴とする付記17から付記23のいずれかに記載の無線通信プログラム。
10 無線通信装置
11 第一の通信部
12 第二の通信部
13 スキャン部
14 履歴記憶部
15 制御部
20 第一の通信装置
30 第二の通信装置
90 情報処理装置
91 通信インタフェース
92 入出力インタフェース
93 演算装置
94 記憶装置
95 不揮発性記憶装置
96 ドライブ装置
97 記録媒体

Claims (10)

  1. 第一の通信装置との第一の通信を行う第一の通信部と、
    第二の通信装置との第二の通信を行うとともに、前記第一の通信を行っておらず、かつ、前記第二の通信が使用している無線チャネルを使用する前記第一の通信装置を検出する第二の通信部と、
    前記第一の通信の前記無線チャネルを順次変更して前記第一の通信装置を探索し、いずれかの前記第一の通信装置との前記第一の通信を確立したとき、前記第一の通信を確立した前記第一の通信装置の第一の情報を含む履歴情報を履歴記憶部へ記憶させるスキャン部と、
    前記第一の通信装置の前記検出がされたとき、前記履歴情報に基づいて前記第一の通信を試行する制御部と
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記制御部は、前記検出された前記第一の通信装置の第三の情報が前記履歴情報の前記第一の情報にある場合、前記検出された前記第一の通信装置との前記第一の通信の前記試行を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記履歴情報は、前記第一の情報と、前記探索で見つけた周辺の前記第一の通信装置の第二の情報とを対応付けたものである
    ことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記制御部は、前記検出された前記第一の通信装置の第三の情報が前記履歴情報の前記第二の情報にある場合、前記第二の情報に対応する前記第一の情報を持つ前記第一の通信装置との前記第一の通信の前記試行を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記制御部は、前記検出された前記第一の通信装置の第三の情報が前記履歴情報の前記第二の情報にあり、信頼度が所定の値より高い場合、前記第二の情報に対応する前記第一の情報を持つ前記第一の通信装置との前記第一の通信の前記試行を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  6. 前記制御部は、前記検出された前記第一の通信装置の数あるいは重みに基づいて前記信頼度を算出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記制御部は、前記第二の情報に対応する前記第一の情報を持つ前記第一の通信装置との前記第一の通信の前記試行で前記第一の通信装置が見つからなかったとき、前記第三の情報を前記第二の情報から削除する
    ことを特徴とする請求項3から請求項6のいずれかに記載の無線通信装置。
  8. 前記第二の通信部は、前記第一の通信装置の前記検出を、前記第一の通信を行っていないとき、あるいは/および、前記第一の通信の通信品質が劣化しているときに行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の無線通信装置。
  9. 第一の通信装置との第一の通信を行い、
    第二の通信装置との第二の通信を行うとともに、前記第一の通信を行っておらず、かつ、前記第二の通信が使用している無線チャネルを使用する前記第一の通信装置を検出し、
    前記第一の通信の前記無線チャネルを順次変更して前記第一の通信装置を探索し、いずれかの前記第一の通信装置との前記第一の通信を確立したとき、前記第一の通信を確立した前記第一の通信装置の第一の情報を含む履歴情報を履歴記憶部へ記憶させ、
    前記第一の通信装置の前記検出がされたとき、前記履歴情報に基づいて前記第一の通信を試行する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  10. コンピュータに、
    第一の通信装置との第一の通信を行う第一の通信機能と、
    第二の通信装置との第二の通信を行うとともに、前記第一の通信を行っておらず、かつ、前記第二の通信が使用している無線チャネルを使用する前記第一の通信装置を検出する第二の通信機能と、
    前記第一の通信の前記無線チャネルを順次変更して前記第一の通信装置を探索し、いずれかの前記第一の通信装置との前記第一の通信を確立したとき、前記第一の通信を確立した前記第一の通信装置の第一の情報を含む履歴情報を履歴記憶部へ記憶させるスキャン機能と、
    前記第一の通信装置の前記検出がされたとき、前記履歴情報に基づいて前記第一の通信を試行する制御機能と
    を実現させることを特徴とする無線通信プログラム。
JP2016166006A 2016-08-26 2016-08-26 無線通信装置、方法およびプログラム Active JP6480389B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016166006A JP6480389B2 (ja) 2016-08-26 2016-08-26 無線通信装置、方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016166006A JP6480389B2 (ja) 2016-08-26 2016-08-26 無線通信装置、方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018033099A true JP2018033099A (ja) 2018-03-01
JP6480389B2 JP6480389B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=61303712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016166006A Active JP6480389B2 (ja) 2016-08-26 2016-08-26 無線通信装置、方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6480389B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007306510A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 無線通信端末及び無線通信方法
JP2013191993A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Nec Access Technica Ltd 無線中継装置、無線中継方法および無線中継プログラム
JP2014216956A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 キヤノン株式会社 通信装置、通信方法およびプログラム
JP2016036062A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 富士通株式会社 無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信プログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007306510A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 無線通信端末及び無線通信方法
JP2013191993A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Nec Access Technica Ltd 無線中継装置、無線中継方法および無線中継プログラム
JP2014216956A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 キヤノン株式会社 通信装置、通信方法およびプログラム
JP2016036062A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 富士通株式会社 無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6480389B2 (ja) 2019-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150109983A1 (en) Control Method and Apparatus for Wireless Fidelity Device in Terminal, and Terminal
US8385252B2 (en) Mobile terminal and communication control method
US20140161101A1 (en) Apparatus and method of changing access point in wireless network system
KR20170071592A (ko) 액세스 포인트 보조 로밍
CN105103626A (zh) 无线局域网(wlan)选择规则
US8190150B1 (en) Synchronization of mobile device information in a wireless communication network
JP2006229756A (ja) 無線通信装置及び無線通信ネットワークシステム
JP2012169971A (ja) 通信経路選択装置、通信経路選択方法及びプログラム
EP3220691B1 (en) Network node selection and activation method and apparatus
US9173189B2 (en) Determining WLAN edges
JP2007274152A (ja) ネットワーク切り替え方法および携帯無線端末
JP2017126961A (ja) 通信装置およびその制御方法、通信システム
US9560580B2 (en) Method of managing power of RF circuits and wireless communication device utilizing the same
JP6550928B2 (ja) 管理装置、端末装置、プログラム
JP6480389B2 (ja) 無線通信装置、方法およびプログラム
JP2010028665A (ja) 移動通信システムの無線通信装置
US20140146800A1 (en) Method for operating wireless network, recording medium having the same recorded thereon, and mobile terminal using the same
JP2008227760A (ja) 移動通信システム、制御装置および移動無線端末装置
EP3082376B1 (en) Network device discovery method and network device discovery system
JP6439186B2 (ja) 端末装置、通信方法およびプログラム
JP6096552B2 (ja) 無線通信システム、無線通信端末、無線通信装置及び通信方法
JP4430087B2 (ja) 無線制御装置、通信セル選択方法
JP4325663B2 (ja) 無線端末、無線通信ネットワークシステム及びハンドオーバ方法
JP5957494B2 (ja) WiFi接続システム、WiFi接続端末、WiFi接続方法及びWiFi接続プログラム
JP2006304317A (ja) ハンドオーバ処理方法及び無線通信用携帯端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6480389

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150