JP2018033032A - 電波利用システム、測定システム、電波クラウド、及び電波利用方法 - Google Patents

電波利用システム、測定システム、電波クラウド、及び電波利用方法 Download PDF

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【課題】電波の受信状態の変動があっても安定して電波発信源からの電波の受信を継続することができる。
【解決手段】実施形態によれば、電波利用システムは、複数の測定システムと電波クラウドを有する。測定システムは、方位測定装置と信号監視装置と電波クラウド連接装置とを有する。方位測定装置は、電波データと方位データを生成する。信号監視装置は、監視対象とする信号出現を監視し、信号出現の発生時間を示す時間情報と信号の周波数を示す周波数情報を生成する。電波クラウド連接装置は、電波データと方位データとを電波クラウドに出力して蓄積させると共に、時間情報と周波数情報を含む電波データ取得要求を電波クラウドに出力する。電波クラウドは、複数の測定システムから出力された電波データと方位データを時間経過に沿って記憶するクラウド装置を有する。電波クラウドは、電波データ取得要求に応じた電波データを電波クラウド連接装置に出力する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電波利用システム、測定システム、電波クラウド、及び電波利用方法に関する。
従来より、電波発信源の方位を複数の測定システム等で測定し、その電波発信源の位置を特定するシステムが知られている。この種のシステムでは、複数の測定システム等が同一の電波に着目し、同一の周波数または周波数帯を継続して受信するとともに、それぞれにリアルタイムに電波発信源の方位を測定し、その測定結果を用いて電波発信源の位置を特定している。
特開平10−307178号公報
しかしながら、リアルタイムでの位置特定では、複数の測定システムが各自で測定した電波を利用して、位置の特定に必要な所望の信号を検出している。通常、測定システムによる電波の受信状態は、電波発信源の移動や天候などの周囲の電波受信環境等によって大きく変動する。このため、頻繁に電波受信品質の劣化が生じることもあり、所望する信号の検出自体や検出した信号からの復号が困難となる。よって、電波の受信状態が著しく悪化した測定システムが発生すると、電波発信源からの電波を継続して受信することができない可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、電波の受信状態の変動があっても安定して電波発信源からの電波の受信を継続することができる電波利用システム、測定システム、電波クラウド、及び電波利用方法を提供することである。
実施形態によれば、電波利用システムは、互いに離間して設置された複数の測定システムと、前記複数の測定システムと接続された電波クラウドを有する。前記測定システムは、方位測定装置と信号監視装置と電波クラウド連接装置とを有する。方位測定装置は、空中線装置により受信された電波を複数の周波数帯に分類し、前記周波数帯毎の電波データと、前記電波データに対応する方位データを生成する。信号監視装置は、監視対象とする信号出現を監視し、信号出現の発生時間を示す時間情報と信号の周波数を示す周波数情報を生成する。電波クラウド連接装置は、前記電波データと前記方位データとを前記電波クラウドに出力して蓄積させると共に、前記時間情報と前記周波数情報を含む電波データ取得要求を電波クラウドに出力する。前記電波クラウドは、前記複数の測定システムの前記電波クラウド連接装置から出力された前記電波データと前記方位データを時間経過に沿って記憶するクラウド装置を有する。電波クラウドは、前記電波クラウド連接装置から出力された前記電波データ取得要求に応じて、前記時間情報と前記周波数情報に対応する、前記複数の測定システムにより蓄積された前記電波データを、前記電波データ取得要求元の前記電波クラウド連接装置に出力する。
本実施形態における電波利用システムの構成を示すブロック図。 本実施形態における電波発信源と複数の測定システムとの関係を示す図。 本実施形態における電波クラウドに蓄積される電波選択情報の一例を示す図。 本実施形態における電波クラウドに蓄積される電波選択情報の一例を示す図。 本実施形態における電波クラウド連接装置の動作について示すフローチャート。 本実施形態における電波クラウドの動作について示すフローチャート。 本実施形態における電波データ取得要求情報と最適電波データ取得要求情報の一例を示す図。 本実施形態における電波クラウド連接装置が取得した電波データの一例を示す図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における電波利用システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、電波利用システムは、複数の測定システム1(1−1,1−2,1-3,…,1−n)と電波クラウド4を有する。
測定システム1−1〜1−nは、互いに離間して設置されており、それぞれの設置場所において測定対象とする全周波数を対象とした電波を受信し、受信した電波を表す電波データと電波の発信源位置の方向を示す方位データとを時間経過に沿って検出する。測定システム1−1〜1−nは、検出した信号に対する分析処理を実行して分析結果を出力する。例えば、測定システム1−1〜1−nは、電波発信源の位置(移動経路)の検出、電波を復号して得られた情報(画像、音声、テキストデータ等)の出力などをすることができる。また、測定システム1−1〜1−nは、自システムで検出された電波データと方位データを電波クラウド4に蓄積し、また他の測定システムにより電波クラウド4に蓄積された電波データと方位データを受信して分析処理をすることができる。
電波クラウド4は、測定システム1−1〜1−nにより検出された電波発信源からの電波に基づく電波データと方位データを蓄積する。また、電波クラウド4は、測定システム1−1〜1−nから送信される電波選択情報を蓄積する。電波選択情報は、測定システム1−1〜1−nのそれぞれにおいて復号対象として検出された電波データの品質を示す情報を含む。電波クラウド4は、測定システム1−1〜1−nから特定の電波データの取得要求(後述する最適電波データ取得要求)があった場合に、蓄積された電波選択情報をもとに、蓄積された電波データから最適な電波データを測定システム1−1〜1−nに代わって選択するために利用する。
図1では、測定システム1−1の詳細な構成を示している。測定システム1−2〜1−nは、測定システム1−1と同様の構成を有しているものとして詳細な説明を省略する。
図1に示すように、測定システム1−1は、アレーアンテナ(空中線装置)A、方位測定装置10、信号監視装置20、分析システム12(電波クラウド連接装置30、方位統計装置40、信頼性算出装置50、音声合成装置60、信号検出装置70、復号装置80、電波選択情報算出装置90、画像化処理装置100、表示・音声再生装置110)、操作装置120を有している。
方位測定装置10は、アレーアンテナAにより受信された、予め設定されたしきい値以上となる受信レベルの全周波数の電波について、複数の周波数番号1,2,…,p毎の周波数帯に分類し、周波数帯毎の電波データと、各電波データに対応する周波数番号毎の方位データを生成して電波クラウド連接装置30に出力する。電波データは、周波数番号毎の周波数対域内の電波の受信状況や受信された電波の諸元等を示す。方位データは、アレーアンテナAにより受信された電波の発信源位置の方向を示す。
信号監視装置20は、アレーアンテナAにより受信された、予め設定されたしきい値以上となる受信レベルの全周波数の電波について、全周波数の電波から監視対象とする信号出現を監視し、信号出現の検出時には信号出現の時間(信号が発生した開始時刻と信号が消失した終了時刻)を示す時間情報と、信号の周波数を示す周波数情報を生成して、電波クラウド連接装置30に出力する。
分析システム12は、アレーアンテナAにより受信された電波に電波データと方位データ、及び電波クラウド4から受信される他の複数の測定システムにおいて検出された電波データと方位データをもとに、例えば所望する信号の出現を監視するための分析処理を行う。分析システム12は、例えば特定された電波発信源の位置情報の出力、及び監視対象の電波の復調結果の画像表示/音声出力等を出力する。
電波クラウド連接装置30は、方位測定装置10からの電波データ及び方位データを電波クラウド4に出力する。また、電波クラウド連接装置30は、例えば操作員等の操作に応じた操作装置120からの方位測定要求、音声再生要求などの処理要求を受けた場合に、処理に必要な電波データ及び方位データを電波クラウド4から取得するために、電波クラウド4に対して電波データ取得要求及び方位データ取得要求を出力する。また、電波クラウド連接装置30は、信号監視装置20から時間情報と周波数情報を入力して、信号検出装置70の信号検出モード(比較処理モード、高速処理モード)に応じて、電波データ取得要求もしくは最適電波データ取得要求を電波クラウド4に出力する。また、電波クラウド連接装置30は、電波選択情報算出装置90において電波データを検出するために利用した、電波の品質に関係する各種の情報を含む電波選択情報(例えば、信号長、信号品質、信号速度誤差、中心周波数誤差、ビット誤り数、復号誤り数)を電波クラウドに出力する。
方位統計装置40は、電波クラウド連接装置30から方位測定装置10及び他の測定システム1−1〜1−nで検出した電波の方位データを受信し、統計処理により電波発信源の位置候補と、それぞれの位置候補の確度を算出し、信頼性算出装置50に出力する。
信頼性算出装置50は、方位統計装置40から電波発信源の位置候補及び確度を入力し、各位置候補の信頼性を算出すると共に電波発信源の位置を示す位置情報を特定する。
音声合成装置60は、信頼性算出装置50により特定された位置情報に基づき、位置情報が示す電波発信源からの電波(複数の測定システム1により検出された電波データ)を合成し、合成された電波データを復号することで音声データ(復号結果)を生成して画像化処理装置100に出力する。
信号検出装置70は、方位測定装置10により生成され、電波クラウド連接装置30に入力される電波データをもとに信号出現量を判別し、信号出現量に応じて信号検出モード(比較処理モードまたは高速処理モード)を切り替えて電波クラウド連接装置30に通知する。例えば、信号検出装置70は、予め決められた設定値より信号出現量が少ない状況では、自装置において例えば最も品質の良い電波データを検出する処理を実行する比較処理モードに切り替え、信号出現量が設定値以上であるため、比較処理モードでは出現した全ての信号を処理できない状況では、高速処理モードに切り替える。また、信号検出装置70は、比較処理モードにおいて、電波クラウド連接装置30を通じて入力される監視対象とする信号に該当する測定システム1−1〜1−nにより検出された電波データ、もしくは高速処理モードにおいて電波クラウド4において選択された最適電波データを受信する。信号検出装置70は、測定システム1〜nの電波データもしくは最適電波データに対して信号の検出を行い、検出された信号を復号装置80に出力する。なお、本実施形態では、最も品質の良い電波データを検出するものとして説明するが、最も品質の良い電波データを検出するだけでなく、後段の処理において必要十分な品質の電波データを検出するものであっても良い。
復号装置80は、信号検出装置70から出力された信号(測定システム1〜nの電波データもしくは最適電波データの信号検出結果)を入力して、信号に対して復号を行い、復号結果を電波選択情報算出装置90に出力する。復号結果としては、例えば画像、文字(テキスト)、音声など含まれる。
電波選択情報算出装置90は、復号装置80から復号結果を受け、電波データの品質に関係する情報を基に、例えば最も品質の良い電波データの復号結果を選択し、画像化処理装置100に出力する。また、電波選択情報算出装置90は、電波データの品質に関係する情報として、選択した最も品質の良い電波データの例えば信号長、信号品質、信号速度誤差、中心周波数誤差、ビット誤り数、復号誤り数を検出し、これらの情報の少なくとも1つを含む電波選択情報を生成して電波クラウド連接装置30に出力する。なお、電波選択情報算出装置90において、復号結果(例えば画像、文字(テキスト)、音声)をもとに、監視対象とする電波を自動識別できるようにし、電波選択情報と共に電波クラウド連接装置30(電波クラウド4)に出力するようにしても良い。
画像化処理装置100は、信頼性算出装置50により算出される電波発信源の位置候補の信頼性と電波発信源の位置を示す位置情報、及び電波選択情報算出装置90による例えば最も品質の良い電波データの検出/復号結果をもとに、検出/復号結果、発信源位置及び信頼性に関する情報を含む例えば地図情報などの画像を作成し、表示・音声再生装置110に出力する。
表示・音声再生装置110は、画像化処理装置100により作成された地図情報などの画像を受信して画面上に出力すると共に、また音声合成装置60において生成された音声データをスピーカより出力する。表示・音声再生装置110において出力される地図情報と共に出力される、電波を復号して生成される画像、文字(テキスト)、音声をもとに、管理者等により監視対象とする電波を判別させることができる。
操作装置120は、分析システム12を制御するために管理者等により操作されるもので、ディスプレイやスピーカなどの出力装置、キーボード、マウス、タッチパネルなどの入力装置を有する。
電波クラウド4は、複数の測定システム1−1〜1−nがそれぞれに取得した電波データと方位データ、及び電波選択情報を受信して蓄積するためのサーバ装置群である。電波クラウド4は、例えば信号クラウド装置4−1、方位クラウド装置4−2、電波選択情報クラウド装置4−3を含み、それぞれ協働して動作することで、測定システム1−1〜1−nから送信される電波データ、方位データ及び電波選択情報をそれぞれ信号クラウド装置4−1、方位クラウド装置4−2、電波選択情報クラウド装置4−3に蓄積し、また測定システム1−1〜1−nからの電波データ取得要求(方位データ取得要求)あるいは最適電波データ取得要求に応じて電波データと方位データを測定システム1−1〜1−n(電波クラウド連接装置30)に出力する。
信号クラウド装置4−1は、各測定システム1−1〜1−nが取得した電波データを蓄積するとともに、測定システム1−1〜1−nからの要求に応じて、対象の電波データを出力する。信号クラウド装置4−1では、それぞれの測定システム1−1〜1−n毎に、さらに所定の周波数帯域毎に、それぞれの周波数帯域内の電波の受信状況や受信された電波の諸元等を電波データとして、時間経過に沿って時系列に蓄積する。
方位クラウド装置4−2は、測定システム1−1〜1−nが取得した方位データを蓄積するとともに、測定システム1−1〜1−nからの要求に応じて、対象の方位データを出力する。方位クラウド装置4−2では、それぞれの測定システム1−1〜1−n毎に、さらに所定の周波数毎に、その受信状況を、例えば電波が受信されている間の電波発信源の方向を示す方位データとして、時間経過に沿って蓄積する。
電波選択情報クラウド装置4−3は、測定システム1−1〜1−nの電波選択情報算出装置90により算出された電波選択情報を蓄積すると共に、測定システム1−1〜1−nから最適電波データ取得要求が出力された際に、例えば最も品質の良い電波データを取得する測定システム1を推定し、この推定された測定システム1により取得された電波データと方位データを信号クラウド装置4−1と方位クラウド装置4−2からそれぞれ最適電波データ取得要求元の測定システム1に出力させる。
次に、本実施形態における電波利用システムの動作について説明する。
図2は、電波発信源Pと複数の測定システム1−1〜1−4との関係を示す図である。図2に示す電波発信源Pは、例えば自動車や船舶など、電波を発信しながら移動する移動物体とする。なお、電波発信源Pは、移動物体に限るものではなく、位置が移動しないものであっても良い。
電波発信源Pから発信される電波は、互いに離間して設置された複数の測定システム1−1〜1−4によってそれぞれ受信される。従って、測定システム1−1〜1−4は、1つの電波発信源Pからの電波であっても、それぞれ異なる電波データと方位データを電波クラウド4に蓄積することになる。電波クラウド4では、同時間(信号の発生時間が共通する場合)に測定システム1−1〜1−nにおいて受信された電波は、1つの電波発信源Pから発信された電波についての電波データと方位データであるとして関連づけて蓄積する。なお、発生時間は完全一致している必要は無く、一部が共通していれば良い。
従って、例えば何れかの測定システム1において、天候や受信環境の悪化などよって電波発信源Pからの電波の受信が不良状態であったとしても、他の測定システム1において受信された電波データと方位データが継続して蓄積され続ける。また、測定システム1−1〜1−nのそれぞれからの方位データと測定システム1−1〜1−nの設置位置に基づいて電波発信源Pを特定することもできる。
さらに、電波クラウド4は、測定システム1−1〜1−4から受信される、電波データの品質を表す電波選択情報をもとに、測定システム1−1〜1−nからの電波データと方位データを関連づけて蓄積することができる。例えば、電波選択情報をもとに最も品質が良い(ビット誤り数、復号誤り数が最も小さい)電波を受信した測定システム1を特定し、この特定された測定システム1からの電波データと方位データを基準にして、他の測定システム1からの電波データと方位データを蓄積する。すなわち、電波選択情報をもとに最も品質が良い電波を受信したと特定された測定システム1は、最も正常な品質に近い状態で電波が受信された可能性が高いため、この測定システム1において特定された電波を監視対象として、信号名称を付与して電波クラウド4に蓄積させることができる。
図3(A)(B)及び図4には、電波クラウド4(電波選択情報クラウド装置4−3)に蓄積される電波選択情報の一例を示す図である。
図3(A)は、例えば信号名称AKの電波選択情報の一例を示している。図3(A)に示すように、測定システム1−1〜1−n(測定システム(1)〜(n))のそれぞれから受信された電波選択情報が、電波の出現時間と対応づけて蓄積される。また、電波クラウド4には、信号名称AKの電波が監視対象とされた場合に、その後、信号名称AKの電波が受信されたことが特定された場合に、過去に蓄積された電波選択情報と対応づけて、新たに受信された電波に応じた電波選択情報が蓄積される。
図3(B)は、同様にして、信号名称OGの電波の受信に応じて蓄積された電波選択情報、図4は、同様にして、信号名称Nの電波の受信に応じて蓄積された電波選択情報の一例をそれぞれ示している。
次に、測定システム1の動作について説明する。
アレーアンテナAにおいて受信された電波は、方位測定装置10及び信号監視装置20にそれぞれ出力される。方位測定装置10は、電波方位測定/音声生成のために、複数の周波数番号1,2,…,p毎の周波数帯に分類し、周波数帯毎の電波データと、各電波データに対応する周波数番号毎の方位データを生成して電波クラウド連接装置30に出力する。また、信号監視装置20は、信号検出/復号結果・電波選択情報の生成のために、全周波数の電波から監視対象とする信号出現を監視し、信号出現の検出時には信号出現の時間(信号が発生した開始時刻と信号が消失した終了時刻)を示す時間情報と、信号の周波数を示す周波数情報を生成して、電波クラウド連接装置30に出力する。
方位統計装置40は、電波クラウド連接装置30を通じて、方位測定装置10及び他の測定システム1−1〜1−nで検出した電波の方位データを受信し、統計処理により電波発信源の位置候補と、それぞれの位置候補の確度を算出し、信頼性算出装置50に出力する。信頼性算出装置50は、方位統計装置40から電波発信源の位置候補及び確度を入力し、各位置候補の信頼性を算出すると共に電波発信源の位置を示す位置情報を特定する。音声合成装置60は、信頼性算出装置50により特定された位置情報に基づき、位置情報が示す電波発信源からの電波(複数の測定システム1により検出された電波データ)を合成し、合成された電波データを復号することで音声データ(復号結果)を生成して画像化処理装置100に出力する。
一方、信号検出装置70は、電波クラウド連接装置30を通じて、監視対象とする信号に該当する測定システム1−1〜1−nにより検出された電波データ、もしくは最適電波データを受信し、測定システム1〜nの電波データもしくは最適電波データに対して信号の検出を行い、検出された信号を復号装置80に出力する。復号装置80は、信号検出装置70から出力された信号(測定システム1〜nの電波データもしくは最適電波データの信号検出結果)を入力して、信号に対して復号を行い、復号結果(例えば画像、文字(テキスト)、音声など)を電波選択情報算出装置90に出力する。電波選択情報算出装置90は、復号装置80から復号結果を受け、電波選択情報をもとに、例えば最も品質の良い電波データの復号結果を選択し、画像化処理装置100に出力する。また、電波選択情報算出装置90は、電波データの品質に関係する電波選択情報を生成して電波クラウド連接装置30に出力する。
画像化処理装置100は、信頼性算出装置50により算出される電波発信源の位置候補の信頼性と電波発信源の位置を示す位置情報、及び電波選択情報算出装置90による例えば最も品質の良い電波データの検出/復号結果をもとに、検出/復号結果、発信源位置及び信頼性に関する情報を含む例えば地図情報などの画像を作成し、表示・音声再生装置110に出力する。
例えば、画像化処理装置100は、地図上において電波発信源Pの位置を表示すると共に、復号結果とする画像、文字(テキスト)、あるいは音声をテキスト化して表示するための画像を作成する。画像化処理装置100は、測定システム1−1〜1−nの何れかにおいて、電波発信源Pからの電波を継続して受信されていれば、引き続き地図情報などの画像を作成して表示・音声再生装置110に出力することができる。
表示・音声再生装置110は、画像化処理装置100により作成された地図情報などの画像を受信して画面上に出力すると共に、また音声合成装置60において生成された音声データをスピーカより出力する。表示・音声再生装置110による出力内容をもとに管理者等により監視対象とする電波の受信を判別することができる。この場合、管理者等は操作装置120の入力装置を操作して、表示・音声再生装置110により出力中の情報に対応する電波を監視対象として指定することができる。
なお、過去に受信された監視対象とする電波の復号結果(画像、文字(テキスト)、音声など)を電波選択情報算出装置90に登録しておき、電波選択情報算出装置90により登録済みの復号結果と照合させて、監視対象とする電波の受信を自動識別させることも可能である。
次に、電波クラウド連接装置30と電波クラウド4との間のデータの送受信について説明する。まず、電波クラウド連接装置30の動作について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
監視対象とする(所望する)電波の出現時、電波クラウド連接装置30は、信号監視装置20から入力された該当する監視対象とする信号の時間情報と周波数情報を取得する(ステップA1)。
また、電波クラウド連接装置30は、信号検出装置70の現在の信号検出モードが、比較処理モードあるいは高速処理モードの何れであるか判別する。ここで、比較処理モードである場合(ステップA2、比較処理モード)、電波クラウド連接装置30は、電波クラウド4に対して電波データ取得要求を送信する(ステップA3)。図7(A)は、電波データ取得要求に含まれる電波データ取得要求情報の一例を示している。電波データ取得要求情報には、図7(A)に示すように、監視対象とする電波を識別するための時間情報(信号が発生した開始時刻tsと信号が消失した終了時刻te)と周波数情報(周波数f)が含まれる。
一方、高速処理モードである場合(ステップA2、高速処理モード)、電波クラウド連接装置30は、電波クラウド4に対して最適電波データ取得要求を送信する(ステップA4)。図7(B)は、最適電波データ取得要求に含まれる最適電波データ取得要求情報の一例を示している。最適電波データ取得要求情報には、図7(B)に示すように、監視対象とする電波を識別するための時間情報(開始時刻ts,終了時刻te)、周波数情報(周波数f)、要求元の測定システムを示す識別情報p、所望する信号を示す信号名称Nが含まれる。
電波クラウド連接装置30は、電波クラウド4に対して、電波データ取得要求もしくは最適電波データ取得要求を送信した結果、電波クラウド4から電波データ取得要求情報もしくは最適電波データ取得要求情報に該当する電波データ(及び方位データ)を受信する(ステップA5)。電波クラウド連接装置30は、電波クラウド4から受信した電波データを信号検出装置70に出力し、方位データを方位統計装置40に出力する。方位統計装置40及び信号検出装置70から以降の処理については前述のように実行されるものとして詳細な説明を省略する。
また、電波クラウド連接装置30は、電波選択情報算出装置90により電波選択情報が生成されていれば(ステップA6、Yes)、電波選択情報を電波クラウド4に送信し、電波クラウド4(電波選択情報クラウド装置4−3)において蓄積させる。
次に、電波クラウド4の動作について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
電波クラウド4は、測定システム1−1〜1−nの何れかの電波クラウド連接装置30から電波データ取得要求あるいは最適電波データ取得要求が受信待ち状態にある(ステップB1,B2、No)。
電波クラウド4は、測定システム1−1〜1−nの何れかの電波クラウド連接装置30から電波データ取得要求を受信すると(ステップB1、Yes)、信号クラウド装置4−1に蓄積された全ての測定システム1−1〜1−nにおいて受信された電波データから、電波データ取得要求情報(図7(A)参照)に該当する電波データを取得する(ステップB14)。すなわち、電波データ取得要求元の測定システム1が所望する信号の発生時間(開始時刻ts、終了時刻te)と周波数fが共通する電波データを取得することで、全ての測定システム1−1〜1−nにおいて受信された、電波データ取得要求元が所望する信号の電波データを抽出することができる。
電波クラウド4は、電波データ取得要求元の電波クラウド連接装置30に信号クラウド装置4−1から取得された電波データを出力する(ステップB15)。また、電波クラウド4は、電波クラウド連接装置30に出力した電波データにそれぞれ対応する、方位クラウド装置4−2に蓄積された方位データを電波クラウド連接装置30に出力する。
図8(A)には、電波データ取得要求に応じて電波クラウド4から電波クラウド連接装置30が取得した電波データの一例を示している。図8(A)に示すように、電波データ取得要求によって、全ての測定システム1−1〜1−nにおいて受信された、電波データ取得要求情報(時間情報ts,te、周波数f)に該当する電波データを取得することができる。分析システム12では、電波クラウド4から取得された全ての測定システム1−1〜1−nにおいて受信された電波データに対する処理を実行して、復号結果を表示・音声再生装置110によって復号結果等を出力させることができる。
一方、電波クラウド4は、測定システム1−1〜1−nの何れかの電波クラウド連接装置30から最適電波データ取得要求を受信すると(ステップB2、Yes)、最適電波データ取得要求情報(図7(B)参照)により指定される所望する信号を示す信号名称Nに対応する電波選択情報が電波選択情報クラウド装置4−3に蓄積されているか判別する。ここで、該当する電波選択情報が蓄積されていない場合には(ステップB3、No)、電波クラウド4は、電波クラウド連接装置30に対して、該当する電波データが蓄積されていないこと(該当無し)を出力する(ステップB4)。
一方、信号名称Nに対応する電波選択情報が蓄積されている場合には(ステップB3、Yes)、電波クラウド4は、最適電波データ取得要求情報(図7(B)参照)により指定される所望する信号を示す信号名称Nの時間情報(開始時刻ts)及び周波数fに対応する電波選択情報が電波選択情報クラウド装置4−3に蓄積されているか判別する。該当する電波選択情報が蓄積されていない場合には(ステップB5、No)、電波クラウド4は、信号名称Nの電波選択情報について、測定システム1−1〜1−n毎の復号誤り数の総和を算出し(ステップB6)、それぞれの復号誤り数の総和を比較して復号誤り数の総和が最小となる測定システムmを特定する(ステップB7)。すなわち、信号名称Nの信号について最も信頼性の高く受信可能であると推定される測定システムmを特定する。電波クラウド4は、信号クラウド装置4−1から測定システムmにより蓄積された電波データを取得し(ステップB12)、最適電波データ取得要求元の電波クラウド連接装置30に出力する(ステップB13)。
また、電波クラウド4は、最適電波データ取得要求情報(図7(B)参照)により指定される所望する信号を示す信号名称Nの時間情報(開始時刻ts)及び周波数fに対応する電波選択情報が電波選択情報クラウド装置4−3に蓄積されている場合(ステップB5、Yes)、該当する電波選択情報のうち復号誤り数が最小となる測定システムmを判別する。ここで、該当する測定システムmが1つである場合(ステップB8、Yes)、電波クラウド4は、信号クラウド装置4−1から該当する測定システムmにより蓄積された電波データを取得し(ステップB12)、最適電波データ取得要求元の電波クラウド連接装置30に出力する(ステップB13)。
また、該当する測定システムが1つでなかった場合(ステップB8、No)、電波クラウド4は、復号誤り数が最小となる複数の測定システムのそれぞれのビット誤り数を比較し(ステップB9)、ビット誤り数最小となる測定システムmを判別する。ここで、該当する測定システムmが1つである場合(ステップB10、Yes)、電波クラウド4は、信号クラウド装置4−1から該当する測定システムmにより蓄積された電波データを取得し(ステップB12)、最適電波データ取得要求元の電波クラウド連接装置30に出力する(ステップB13)。
また、該当する測定システムが1つでなかった場合(ステップB10、No)、電波クラウド4は、ビット誤り数が最小となる複数の測定システムのそれぞれの中心周波数誤差を比較し、中心周波数誤差が最小となる測定システムmを判別する(ステップB11)。電波クラウド4は、信号クラウド装置4−1から該当する測定システムmにより蓄積された電波データを取得し(ステップB12)、最適電波データ取得要求元の電波クラウド連接装置30に出力する(ステップB13)。
図8(B)には、最適電波データ取得要求に応じて電波クラウド4から電波クラウド連接装置30が取得した電波データの一例を示している。図8(B)に示すように、最適電波データ取得要求によって、電波選択情報に含まれる復号誤り数、ビット誤り数あるいは中心周波数誤差を利用して判別された測定システムm、すなわち最も高品質の電波を受信可能と推定される測定システムmにおいて受信された、最適電波データ取得要求情報に該当する電波データのみを取得することができる。分析システム12では、最適電波データ取得要求を送信することで、電波クラウド4において抽出された最も高品質と推定される電波データのみを受信することができるので、信号出現量が多く処理負荷が大きい状況であっても、電波クラウド4に蓄積された電波データを利用して処理を実行可能となる。
このようにして、本実施形態における電波利用システムでは、複数の測定システム1−1〜1−nにおいて測定された電波データを電波クラウド4に蓄積し、測定システム1−1〜1−nからの要求(電波データ取得要求もしくは最適電波データ取得要求)に応じて提供することができる。
例えば、図2において、測定システム1−1が電波発信源Pからの電波を受信して監視対象として特定した場合に、その後、電波発信源Pが移動することで、測定システム1−1において電波発信源Pからの電波を良好な状態で受信できなくなっても、測定システム1−2〜1−4の何れかにおいて良好な状態で受信された電波データを受信して、電波発信源Pからの電波に対して継続して処理をすることができる。また、電波データと共に方位データを受信することで、測定システム1−1において良好に電波を受信できない状況となっても電波発信源Pの位置を追跡することができる。測定システム1−1では、電波発信源Pの位置を地図上に継続して表示させることができる。
また、本実施形態における電波利用システムでは、複数の測定システム1−1〜1−nから出力される電波選択情報を電波クラウド4に蓄積し、測定システム1−1〜1−nからの最適電波データ取得要求に対して電波選択情報をもとに最適な電波データを取得して提供することができる。
また、前述した説明では、測定システム1−1〜1−nと電波クラウド4は、それぞれ独立して構成されているが、測定システム1に電波クラウド4と同様の各データを蓄積する機能を設けても良い。例えば、測定システム1(複数の測定システム1−1〜1−nのうち少なくとも1つ)に設けられた記憶装置に、他の測定システム1から出力される電波、方位データ及び電波選択情報を前述したように蓄積しておく。この場合、複数の測定システム1−1〜1−nは、それぞれ自システムあるいは他の測定システム1に蓄積された電波データを、電波データ取得要求あるいは最適電波取得要求を出力することで取得し、前述した復号処理等を実行することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1(1−1〜1−n)…測定システム、4…電波クラウド、4−1…信号クラウド装置、4−2…方位クラウド装置、4−3…電波選択情報クラウド装置、10…方位測定装置、20…信号監視装置、30…電波クラウド連接装置、40…方位統計装置、50…信頼性算出装置、60…方位測定装置、70…信号検出装置、80…復号装置、90…電波選択情報算出装置、100…画像化処理装置、110…表示・音声再生装置、120…操作装置。

Claims (9)

  1. 互いに離間して設置された複数の測定システムと、
    前記複数の測定システムと接続された電波クラウドを有する電波利用システムであって、
    前記測定システムは、
    空中線装置により受信された電波を複数の周波数帯に分類し、前記周波数帯毎の電波データと、前記電波データに対応する方位データを生成する方位測定装置と、
    監視対象とする信号出現を監視し、信号出現の発生時間を示す時間情報と信号の周波数を示す周波数情報を生成する信号監視装置と、
    前記電波データと前記方位データとを前記電波クラウドに出力して蓄積させると共に、前記時間情報と前記周波数情報を含む電波データ取得要求を電波クラウドに出力する電波クラウド連接装置とを有し、
    前記電波クラウドは、
    前記複数の測定システムの前記電波クラウド連接装置から出力された前記電波データと前記方位データを時間経過に沿って記憶するクラウド装置と、
    前記電波クラウド連接装置から出力された前記電波データ取得要求に応じて、前記時間情報と前記周波数情報に対応する、前記複数の測定システムにより蓄積された前記電波データを、前記電波データ取得要求元の前記電波クラウド連接装置に出力するデータ出力手段とを有する電波利用システム。
  2. 前記測定システムは、前記電波データの品質に関係する情報をもとに前記電波データに対する処理結果を選択すると共に、前記電波データの品質に関係する情報を含む電波選択情報を生成して前記電波クラウド連接装置に出力する電波選択情報算出装置をさらに有し、
    前記電波クラウド連接装置は、前記電波選択情報を前記電波クラウドに蓄積させる請求項1記載の電波利用システム。
  3. 前記測定システムは、前記方位測定装置により生成される電波データをもとに信号出現量が予め設定された設定値以上である状況であるか判別する信号検出装置をさらに有し、
    前記電波クラウド連接装置は、信号出現量が予め設定された設定値以上である状況の場合に、前記時間情報と前記周波数情報と所望する信号を示す信号名称とを含む最適電波データ取得要求を前記電波クラウドに出力し、
    前記電波クラウドは、前記電波選択情報をもとに前記複数の測定システムの何れかを選択し、この選択した測定システムにより蓄積された、前記時間情報と前記周波数情報と前記信号名称に該当する電波データを取得して、前記電波クラウド連接装置に出力する請求項2記載の電波利用システム。
  4. 前記電波選択情報には、信号品質、信号速度誤差、中心周波数誤差、ビット誤り数、復号誤り数の情報の少なくとも1つを含む請求項2記載の電波利用システム。
  5. 前記電波クラウドは、前記電波選択情報に含まれる情報をもとに、1つの測定システム1を選択する請求項4記載の電波利用システム。
  6. 互いに離間して設置された複数の測定システムを有する電波利用システムであって、
    前記複数の測定システムの少なくとも1つは、
    空中線装置により受信された電波を複数の周波数帯に分類し、前記周波数帯毎の電波データと、前記電波データに対応する方位データを生成する方位測定装置と、
    監視対象とする信号出現を監視し、信号出現の発生時間を示す時間情報と信号の周波数を示す周波数情報を生成する信号監視装置と、
    前記電波データと前記方位データとを電波クラウドに出力して蓄積させると共に、前記時間情報と前記周波数情報を含む電波データ取得要求を前記電波クラウドに出力する電波クラウド連接装置と、
    前記複数の測定システムの前記電波クラウド連接装置から出力された前記電波データと前記方位データを時間経過に沿って記憶する記憶装置と、
    前記電波クラウド連接装置から出力された前記電波データ取得要求に応じて、前記時間情報と前記周波数情報に対応する、前記複数の測定システムにより蓄積された前記電波データを、前記電波データ取得要求元の前記電波クラウド連接装置に出力するデータ出力手段とを有する電波利用システム。
  7. 空中線装置により受信された電波を複数の周波数帯に分類し、前記周波数帯毎の電波データと、前記電波データに対応する方位データを生成する方位測定装置と、
    監視対象とする信号出現を監視し、信号出現の発生時間を示す時間情報と信号の周波数を示す周波数情報を生成する信号監視装置と、
    前記電波データと前記方位データとを電波クラウドに出力して蓄積させると共に、前記時間情報と前記周波数情報を含む電波データ取得要求を前記電波クラウドに出力する電波クラウド連接装置とを有し、
    前記電波クラウド連接装置は、
    複数の測定システムから出力された前記電波データと前記方位データを時間経過に沿って記憶するクラウド装置から、前記電波データ取得要求に応じて、前記時間情報と前記周波数情報に対応する、前記複数の測定システムにより蓄積された前記電波データを入力する測定システム。
  8. 複数の測定システムと接続された電波クラウドであって、
    複数の測定システムのそれぞれにおいて受信された電波に応じた電波データを受信して蓄積する信号クラウド装置と、
    前記電波データに対応する方位データを受信して蓄積する方位クラウド装置と、
    複数の測定システムのそれぞれにおいて前記電波データの品質に関係する情報をもとに前記電波データに対する処理結果を選択した際の前記電波データの品質に関係する情報を含む電波選択情報を受信して蓄積する電波選択情報クラウド装置とを有し、
    前記測定システムから、信号出現の発生時間を示す時間情報と信号の周波数を示す周波数情報と所望する信号を示す信号名称とを含む最適電波データ取得要求を受信した場合に、前記電波選択情報をもとに前記複数の測定システムの何れかを選択し、この選択した測定システムにより蓄積された、前記時間情報と前記周波数情報と前記信号名称に該当する電波データを取得して最適電波データ取得要求元の前記測定システムに出力する電波クラウド。
  9. 互いに離間して設置された複数の測定システムと、
    前記複数の測定システムと接続された電波クラウドを有するシステムの電波利用方法であって、
    前記測定システムにおいて、
    空中線装置により受信された電波を複数の周波数帯に分類し、前記周波数帯毎の電波データと、前記電波データに対応する方位データを生成し、
    監視対象とする信号出現を監視し、信号出現の発生時間を示す時間情報と信号の周波数を示す周波数情報を生成し、
    前記電波データと前記方位データとを前記電波クラウドに出力して蓄積させると共に、前記時間情報と前記周波数情報を含む電波データ取得要求を電波クラウドに出力し、
    前記電波クラウドにおいて、
    前記複数の測定システムの電波クラウド連接装置から出力された前記電波データと前記方位データを時間経過に沿って記憶し、
    前記電波クラウド連接装置から出力された前記電波データ取得要求に応じて、前記時間情報と前記周波数情報に対応する、前記複数の測定システムにより蓄積された前記電波データを、前記電波データ取得要求元の前記電波クラウド連接装置に出力する電波利用方法。
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