JP2018032173A - 探索プログラム、探索方法および探索装置 - Google Patents

探索プログラム、探索方法および探索装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回答者の選好を適切に特定することを課題とする。【解決手段】探索装置は、回答者の属性に基づき、属性が共通する他の回答者群を特定する。探索装置は、他の回答者群の選好を初期値として、回答者に対する複数の問い合わせであって、他の回答者群の属するセグメントに対応した複数の問い合わせにより、回答者の選好を探索する。探索装置は、初期値から所定回数の問い合わせおよび探索の後も、所定の条件を満たさない場合は、属性および問い合わせに対する回答と、過去の所定の条件を満たした回答者群の選好に基づき、特定の回答者群を生成または抽出する。探索装置は、特定の回答者群の選好を初期値として、回答者の選好の探索を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、探索プログラム、探索方法および探索装置に関する。
従来から、Webページなどを用いて、回答者に質問を出して回答させることで、回答者の選好を探索する技術が知られている。例えば、マーケット調査において、対象者に対し行った複数の質問項目に対する回答内容に応じて、事前に大量のデータから生成したセグメントのいずれかに対象者を区分し、区分されたセグメントを活用することが行われている。
国際公開第2006/057356号 特開2007−115222号公報
例えば、上記技術を用いて、移住希望者に複数回の質問を行って、移住希望者の重要項目や好みなどである選好を推定し、移住希望者と地方自治体とをマッチングする場合、ユーザを属性によってセグメンテーションして各セグメントの選好を予め推定しておく手法を用いることで、移住希望者の属性から選好等を推定して、移住希望者と地方自治体とをマッチングすることは可能である。
しかしながら、上記技術では、移住希望者など回答者の選好を適切に特定することが難しい。例えば、質問回数を多くすると選好の推定精度が向上するが、移住希望者の負荷の増大や飽きにより、推定が行われる前にシステムを離脱する可能性が高く、システムそのものの利用頻度も低下する。また、セグメンテーションは人手によって行われるのが一般的であり、正しいセグメント化が行われているとは限らず、選好の推定も信頼度が高くない。
一つの側面では、回答者の選好を適切に特定することができる探索プログラム、探索方法および探索装置を提供することを目的とする。
第1の案では、探索プログラムは、回答者の回答内容に基づき、複数のセグメントのいずれかに当該回答者を割り当てる処理をコンピュータに実行させる。探索プログラムは、前記回答者の属性に基づき、前記属性が共通する他の回答者群を特定する処理をコンピュータに実行させる。探索プログラムは、前記他の回答者群の選好を初期値として、前記回答者に対する複数の問い合わせであって、前記他の回答者群の属するセグメントに対応した複数の問い合わせにより、前記回答者の選好を探索する処理をコンピュータに実行させる。探索プログラムは、前記初期値から所定回数の問い合わせおよび探索の後も、所定の条件を満たさない場合は、前記属性および前記問い合わせに対する回答と、過去の前記所定の条件を満たした回答者群の選好に基づき、特定の回答者群を生成または抽出し、前記特定の回答者群の選好を初期値として、前記回答者の選好の探索を行う処理をコンピュータに実行させる。
一実施形態によれば、回答者の選好を適切に特定することができる。
図1は、実施例1にかかるシステムの全体構成例を説明する図である。 図2は、実施例1にかかる探索装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 図3は、自治体情報DBに記憶される情報の例を示す図である。 図4は、ユーザ属性DBに記憶される情報の例を示す図である。 図5は、地域マッピングの画面例を説明する図である。 図6は、初期セグメント時の空間マッピングを説明する図である。 図7は、重視項目による重みの変化および類似判定を説明する図である。 図8は、同一セグメント内の選好推定を説明する図である。 図9は、再セグメント化を説明する図である。 図10は、再セグメントの分類根拠となる属性の特定を説明する図である。 図11は、再セグメントのラベリングを説明する図である。 図12は、対象ユーザの再セグメント化を説明する図である。 図13は、処理の流れを示すフローチャートである。 図14は、問い合わせ回数の削減を説明する図である。 図15は、初期セグメントが正しい場合に実施例1による手法を利用したときのユーザ選好の移動回数を説明する図である。 図16は、初期セグメントが正しい場合に手動による質問を用いたときのユーザ選好の移動回数を説明する図である。 図17は、初期セグメントが間違っている場合に実施例1による手法を利用したときのユーザ選好の移動回数を説明する図である。 図18は、初期セグメントが間違っている場合に手動による質問を用いたときのユーザ選好の移動回数を説明する図である。 図19は、ハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する探索プログラム、探索方法および探索装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、各実施例は、矛盾のない範囲内で適宜組み合わせることができる。
[全体構成]
図1は、実施例1にかかるシステムの全体構成例を説明する図である。図1に示すように、このシステムは、ユーザ端末1と探索装置10とがネットワークNを介して接続される移住者マッチングシステムである。ネットワークNは、有線や無線を問わず、インターネットなどの各種ネットワークを採用することができる。
本システムでは、移住希望者が使用するユーザ端末1が、移住地を検索するために探索装置10にアクセスする。そして、探索装置10が、ユーザ端末1に複数回の質問を表示させて、移住希望者の重要項目や好みなどである選好を推定し、選好に合致する地方自治体をユーザ端末1に表示する。このようにして、本システムは、移住希望者と移住先となる地方自治体とをマッチングするシステムである。
なお、本実施例では、移住者マッチングシステムを例にして説明するが、これに限定されるものではない。例えば、ユーザへの問い合わせの回答によってユーザの選好を推定するシステムであれば、どのようなシステムにも適用することができる。
ユーザ端末1は、移住希望者が使用するコンピュータ装置であり、例えばパーソナルコンピュータ、携帯電話、タブレット端末、スマートフォンなどである。なお、移住希望者は、回答者の一例である。
探索装置10は、上述した移住者マッチングを実行するサーバ装置の一例である。この探索装置10は、「地域A、地域B,地域C」などの地方自治体に関する情報、移住者マッチングが終了して満足する地方自治体が検索できたユーザ(以下では、満足ユーザと記載する場合がある)に関する情報、満足ユーザが入力した各種ログなどを記憶する。
このようなシステムにおいて、探索装置10は、回答者の回答内容に基づき、複数のセグメントのいずれかに当該回答者を割り当てる。また、探索装置10は、回答者の属性に基づき、属性が共通する他の回答者群を特定する。そして、探索装置10は、他の回答者群の選好を初期値として、回答者に対する複数の問い合わせであって、他の回答者群の属するセグメントに対応した複数の問い合わせにより、回答者の選好を探索する。その後、探索装置10は、初期値から所定回数の問い合わせおよび探索の後も、所定の条件を満たさない場合は、属性および問い合わせに対する回答と、過去の所定の条件を満たした回答者群の選好に基づき、特定の回答者群を生成または抽出し、当該特定の回答者群の選好を初期値として、回答者の選好の探索を行う。
つまり、探索装置10は、回答者と同一セグメントの他回答者の選好に基づく問い合わせで満足する嗜好が得られない場合、異なるセグメントに回答者を再分類して問い合わせを行うので、回答者の選好を適切に特定することができる。
[機能構成]
図2は、実施例1にかかる探索装置10の機能構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、探索装置10は、通信部11、記憶部12、制御部16を有する。通信部11は、ユーザ端末1などの他の端末との通信を制御する処理部であり、例えば通信インタフェースなどである。例えば、通信部11は、ユーザ端末1との間でWebブラウザによる通信を確立し、Webブラウザ上での情報のやり取りを実現する。
記憶部12は、制御部16が実行するプログラムやデータを記憶する記憶装置の一例であり、例えばメモリやハードディスクなどである。この記憶部12は、自治体情報DB13、ログDB14、ユーザ属性DB15を記憶する。
自治体情報DB13は、探索装置10がマッチング対象とする地方自治体に関する情報を記憶するデータベースである。図3は、自治体情報DB13に記憶される情報の例を示す図である。図3に示すように、自治体情報DB13は、「地域名、交通、買い物、学校、近所付合、病院、安全性」などを対応付けて記憶する。
ここで記憶される「地域名」は、移住先となる地方自治体の地域の名称である。「交通、買い物、学校、近所付合、病院、安全性」は、地域のアピールポイントなどであり、ここで挙げた項目は任意に数や内容を変更することができる。「交通」は、地域の交通の利便性に関する情報であり、「買い物」は、地域にあるスーパーなどの情報であり、「学校」は、地域内の学校の設置情報などである。「近所付合」は、地域の近所付き合いに関する情報であり、「病院」は、地域内の病院に関する情報であり、「安全性」は、地域内の犯罪件数などに関する情報である。
図3の場合、「地域A」は、1日に○○駅から片道〇本の電車が通っており、地域内に大型スーパーがあり、最寄りの小学校まで徒歩〇分である。また、「地域A」は、行事参加率が〇%であり、かかりつけ医院数が〇件であり、軽犯罪が1年に〇件発生していることを示す。
ログDB14は、移住者マッチングで発生した各種ログを記憶するデータベースである。具体的には、ログDB14は、ユーザごとに、探索装置10からの問合せ、当該問い合わせに対する応答、ユーザが入力した属性などを記憶する。
ユーザ属性DB15は、ユーザに関する各種情報を記憶するデータベースである。図4は、ユーザ属性DB15に記憶される情報の例を示す図である。図4に示すように、ユーザ属性DB15は、「ユーザ名、属性情報、状況、選択自治体」を対応付けて記憶する。ここで記憶される「ユーザ名」は、移住希望者であるユーザの名称であり、システムログイン時などから取得できる。「属性情報」は、ユーザが入力または設定したユーザの属性である。「状況」は、移住先となる地方自治体の探索が終了したか否かを示す情報であり、「選択自治体」は、移住先の候補としてユーザが選択した地方自治体の名称である。
図4の場合、「ユーザX」は、属性情報として「33歳、子供なし、既婚」が設定されており、移住先として「地域B」を選択したことを示す。なお、「状況」が「終了」で「選択自治体」が登録されているユーザが、上記満足ユーザに該当する。
制御部16は、探索装置10全体を司る処理部であり、例えばプロセッサなどである。この制御部16は、選好探索部20と属性探索部30とを有する。なお、選好探索部20と属性探索部30は、プロセッサが有する電子回路の一例やプロセッサが実行するプロセスの一例である。なお、選好探索部20は、特定部と第1の探索部の一例であり、属性探索部30は、抽出部と第2の探索部の一例である。
選好探索部20は、初期分類部21、掲示部22、選択受付部23、類似判定部24、掲示制御部25を有し、移住希望者であるユーザをセグメンテーションしたセグメント内で、ユーザの選好を探索する処理部である。具体的には、選好探索部20は、移住希望者であるユーザがセグメンテーションされたセグメント内の満足ユーザの重みを用いて、移住希望者であるユーザの重みを所定回数変更して、所望の地方自治体を探索する。
初期分類部21は、移住希望者が使用するユーザ端末1から、移住希望者をセグメントに分類する処理部である。具体的には、初期分類部21は、初期条件として、「子供の有無、子供の学年、年齢層、車の運転の可否、通勤手段、配偶者の有無」などの属性情報を受け付けて、ユーザ属性DB15に格納する。そして、初期分類部21は、予め行ったアンケート情報によって推定された地域の特徴量に対する重視度(以降では、重みと記載する場合がある)を用いて、ユーザの属性に見合った重みの値を初期値に設定する。なお、重みの数値化などは任意の手法を採用することができる。その後、初期分類部21は、初期値を与えたユーザを、地域の特徴をパラメータとする空間内にマッピングする。
例えば、初期分類部21は、新規の移住希望者(以下、ユーザiやiさんと記載する場合がある)から、ユーザ属性として「子供なし、60代」などを受け付ける。続いて、初期分類部21は、予め推定された地域の特徴量「地域のつながり、交通利便性」を、過去の満足ユーザの属性情報やログにしたがって各満足ユーザについて算出し、空間内へプロットする。
そして、初期分類部21は、プロットした満足ユーザについて、既存のクラスタリング技術を用いてセグメンテーションを実行し、例えば「セグメント(子供なし)」と「セグメント(子供有り)」に分類する。その後、初期分類部21は、属性「子供なし」である新規の移住希望者(ユーザi)を「セグメント(子供なし)」に分類する。続いて、初期分類部21は、重視度の初期値として、「セグメント(子供なし)」の平均値である(交通利便性、地域のつながり)=(7、13)を設定する。
掲示部22は、ユーザ属性に基づいて、マッチング対象の地方自治体を抽出して、新規の移住希望者(ユーザi)のユーザ端末1に表示する処理部である。具体的には、掲示部22は、各地域の特徴量の値のベクトルとユーザ固有の重みベクトルとの内積を算出し、各地域に対して得点(スコア)を算出する。そして、掲示部22は、スコアのトップNリストを生成して、Webページに掲示する。
より詳細には、地域の特徴量を「地域のつながり、交通利便性」とした場合、掲示部22は、地域Aの特徴量を、(xA,neig、xA,tran)を用いた式(1)で表す。また、掲示部22は、ユーザiの持つ各特徴量への重みを、(βi,neig、βi,tran)を用いた式(2)で表す。したがって、掲示部22は、ユーザiにとって地域Aのスコアを、式(1)と式(2)の内積により式(3)で算出することができる。例えば、掲示部22は、(xA,neig、xA,tran)=(10、3)、(βi,neig、βi,tran)=(7、13)とした場合、Scorei,A=(7×10+13×3)=109と算出することができる。このようにして、掲示部22は、移住先候補となる複数の地域それぞれについて、上記手法によりスコアを算出し、スコアが高い上位N個の地方自治体のリストを表示する。なお、Nの数は任意に決定することができる。
Figure 2018032173
Figure 2018032173
Figure 2018032173
選択受付部23は、掲示部22によって表示された地方自治体のリストに対して、ユーザが満足したか否かの選択を受け付ける処理部である。具体的には、選択受付部23は、掲示部22によって上位N個の地方自治体のリストに、所望する地方自治体が含まれるか否か、および、所望する地方自治体が含まれない場合にはさらに重視する項目を、ユーザiに問い合わせる。
そして、選択受付部23は、所望する地方自治体が含まれる回答、すなわち満足する旨の回答を受け付けた場合、ユーザ属性DB15の該当ユーザの「状況」を「終了」に設定する。このとき、選択受付部23は、掲示部22によって表示されたリストのうち、ユーザiが選択した少なくとも1つの地方自治体(地域)を、ユーザ属性DB15の「選択自治体」に格納する。
一方、選択受付部23は、所望する地方自治体が含まれないことから、さらに重視する項目の選択を受け付けた場合、選択された項目の重みづけをランダムに増加させる。例えば、選択受付部23は、「地域のつながり」か「交通利便性」かのいずれをさらに重視するかの選択を受け付けて、正規分布にしたがった式(4)などを用いて、ユーザiの重みベクトル(β)をランダムに変更する。例えば、ユーザiがさらに交通利便性を重視した場合、ユーザiの重みベクトル(β)である(交通利便性=7、地域のつながり=13)が(交通利便性=9、地域のつながり=13)などに変更される。
Figure 2018032173
類似判定部24は、ユーザiと同一セグメント内で、選択受付部23によってランダムに変更されたユーザiの重みと類似する重みを持つ満足ユーザが存在しないか否かを検索する処理部である。具体的には、類似判定部24は、ユーザiと同一セグメント内の各満足ユーザの重みと、選択受付部23によってランダムに変更されたユーザiの重みとの類似度を、cos類似度やユークリッド距離などを用いて算出する。
上記例で説明すると、類似判定部24は、ランダムに増加されたユーザiの重み(交通利便性=9、地域のつながり=13)と、満足ユーザx、y、j、zそれぞれとのcos類似度を算出する。ここで、類似判定部24は、ユーザiの重み(交通利便性=9、地域のつながり=13)と、満足ユーザjの重み(交通利便性=9、地域のつながり=12)とのcos類似度を算出すると(式(5))、最も類似度が高くかつ閾値(例えば0.7)より大きいことから、ユーザiの重みとユーザjの重みとが類似すると判定する。
Figure 2018032173
この結果、類似判定部24は、満足ユーザjの重みの方がユーザiの真の選好に近い可能性が高いと仮定し、満足ユーザjの重みをユーザiの重みとする。つまり、類似判定部24は、ユーザiの重みをランダムに増加された(交通利便性=9、地域のつながり=13)ではなく、満足ユーザjの重み(交通利便性=9、地域のつながり=12)に変更して、掲示制御部25に出力する。なお、類似判定部24は、類似度が閾値以上の満足ユーザが見つからない場合は、ランダムに変更されたユーザiの重みを(交通利便性=9、地域のつながり=13)をそのまま掲示制御部25に出力する。
掲示制御部25は、類似判定部24から入力されたユーザiの重みを用いて、マッチング対象の地方自治体を抽出して、ユーザiのユーザ端末1に表示する処理部である。具体的には、掲示制御部25は、掲示部22と同様の手法を用いて、移住先候補となる複数の地域それぞれについて、上記手法によりスコアを算出し、スコアが高い上位N個の地方自治体のリストを表示する。
ここで、掲示制御部25は、所望する地方自治体が含まれるか否か、および、所望する地方自治体が含まれない場合にはさらに重視する項目を、ユーザiに問い合わせる。そして、掲示制御部25は、所望する地方自治体が含まれる回答、すなわち満足する旨の回答を受け付けた場合、ユーザ属性DB15に各種情報を格納する。
一方で、掲示制御部25は、所望する地方自治体が含まれず、重視項目の選択回数すなわち類似の算出回数が閾値未満の場合は、選択受付部23に対して処理の続行を指示する。つまり、選択受付部23が、さらに重視する項目をユーザiに問い合わせ、類似判定部24が、類似する満足ユーザの検索を実行する。
また、掲示制御部25は、所望する地方自治体が含まれず、重視項目の選択回数すなわち類似の算出回数が閾値以上の場合は、属性探索部30に対して処理の開始を要求する。つまり、掲示制御部25は、初期のセグメントが誤っている可能性が高いと判定し、属性探索部30に対して再セグメンテーションの開始を要求する。
属性探索部30は、再分類部31、属性特定部32、属性問合せ部33、掲示制御部34を有し、移住希望者であるユーザiの再セグメンテーションを実行して、属性による分類の見直しを実行する処理部である。つまり、属性探索部30は、選好探索部20によって、一定回数以上リストを更新しても満足しなかったユーザに対して、さらに急激に指標の値である重みを変化させる。
再分類部31は、既存の満足ユーザの属性情報からクラスタリング技術を用いて、再度セグメンテーションを実行する処理部である。つまり、再分類部31は、システム利用済ユーザが増えてくると、満足ユーザが増加してくるため、まだ満足していない新規ユーザに対して、満足したユーザの重みを元にセグメンテーション自体を修正することで大きく重みを変更する。
上記した例で説明すると、再分類部31は、「セグメント(子供なし)」と「セグメント(子供あり)」に分類されている状態で、再度クラスタリングを行うことで、「子供なしが所定数以上かつ20代から30代が所定数以上のセグメント」と、「子供ありが所定数以上かつ40代から50代が所定数以上のセグメント」と、「子供ありが所定数以上かつ60代以上が所定数以上のセグメント」とに分類する。そして、再分類部31は、分類結果を属性特定部32に通知する。
属性特定部32は、再分類部31によって分類された各セグメントの属性と特定する処理部である。具体的には、属性特定部32は、再セグメンテーションの結果から、初期分類部21が分類の根拠とした属性とは異なる属性を、分類の根拠として特定する。
上記例で説明すると、属性特定部32は、再分類部31から分類結果として、「子供なしが所定数以上かつ20代から30代が所定数以上のセグメント」と、「子供ありが所定数以上かつ40代から50代が所定数以上のセグメント」と、「子供ありが所定数以上かつ60代以上が所定数以上のセグメント」を受け付ける。そして、属性特定部32は、初期分類部21が分類の根拠として「子供の有無」を除外し、「年齢層」で分類するのが妥当であると判定する。
この結果、属性特定部32は、再分類部31によって分類された各セグメントを、「セグメント(20代から30代)」と「セグメント(40代から50代)」と「セグメント(60代以上)」に設定する。つまり、属性特定部32は、各セグメントに対して、20代から30代、40代から50代、60代以上のラベリングを実行する。そして、属性特定部32は、ラベリングの結果を属性問合せ部33に出力する。
属性問合せ部33は、再セグメンテーションされた各セグメントに、処理中のユーザiを分類するための問合せを実行する処理部である。具体的には、属性問合せ部33は、属性特定部32から入力されたラベリングにしたがって、ユーザiのユーザ端末1に問い合わせを行う。
上記例で説明すると、属性問合せ部33は、ユーザiに対して、「20代から30代、40代から50代、60代以上」のいずれに該当するかを問い合わせる。ここで、属性問合せ部33は、問い合わせることなく、ユーザiから受け付けた属性情報にしたがって自動的に特定することもできる。ここでは、属性問合せ部33は、属性として「60代以上」を特定して、掲示制御部34に通知する。
掲示制御部34は、属性問合せ部33による問い合わせで得られた属性に応じて、ユーザiを該当するセグメントに分類する処理部である。具体的には、掲示制御部34は、処理対象のユーザiを新たなセグメントに分類し、ユーザiの重みを新たに設定する。そして、掲示制御部34は、各地域に対する上記スコアを算出して、トップNリストを生成して、Webページに掲示する。
上記例で説明すると、掲示制御部34は、ユーザiをセグメント(60代以上)に分類し、セグメント(60代以上)に該当する満足ユーザの重みの平均値を、ユーザiの新たな重み(交通利便性=18、地域のつながり=6)として設定する。そして、掲示制御部34は、このユーザiの新たな重みを用いて、各地域のスコアを算出し、スコアが高い上位N個の地方自治体のリストを表示する。
このとき、掲示制御部34は、表示された地方自治体のリストに対して、ユーザが満足したか否かの選択を受け付け、満足する場合は、ユーザ属性DB15に各種情報を記憶して処理を終了する。一方、掲示制御部34は、表示された地方自治体のリストに対して、ユーザiが満足せず、かつ、繰り返し回数が閾値未満である場合は、ユーザiの新たな重み(交通利便性=18、地域のつながり=6)およびセグメント(60代以上)を選好探索部20に通知する。この通知を受けた選好探索部20は、受け付けた情報を用いて所望の地方自治体を探索する。また、掲示制御部34は、表示された地方自治体のリストに対して、ユーザiが満足せず、かつ、繰り返し回数が閾値以上である場合は、該当する地方自治体がないとして処理を終了する。なお、掲示制御部34は、ユーザが満足するまで、ユーザの意思で処理を繰り返しても良い。
[具体例]
次に、上述した例について具体的に説明する。ここでは、新規ユーザをしてユーザi、重視項目が「交通利便性、地域のつながり」の2項目である場合を例にして、空間マッピングにより処理を具体的に説明する。まず、初期分類部21は、ログイン等を行ったユーザ端末1に、図5に示す画面50を表示する。
図5は、地域マッピングの画面例を説明する図である。図5に示す画面50は、ログイン時に表示される初期画面の一例である。図5に示すように、この画面50の50Aの領域は、ユーザiの属性やユーザiが重視項目を表示する領域であり、属性探索部30の処理によって更新される。50Bの領域は、ユーザiとマッチングされた地方自治体の一覧が表示される領域、すなわちトップNリストが表示される領域であり、選好探索部20の処理によって更新される。ボタン50cおよびボタン50dは、重視項目の選択を受け付けるボタンであり、交通利便性を重視するときはボタン50cが選択され、地域のつながりを重視するときはボタン50dが選択される。ボタン50eは、確認画面へ進むボタンであり、満足する地方自治体が探索されたときに押下される。つまり、ボタン50eを選択したユーザは、新規ユーザから満足ユーザとなる。
次に、初期分類部21は、ユーザ端末1から、ユーザiのユーザ属性として「子供なし、60代」などを受け付ける。続いて、初期分類部21は、満足ユーザについて、重み「交通利便性、地域のつながり」をプロットする。図6は、初期セグメント時の空間マッピングを説明する図である。図6に示すように、初期分類部21は、交通利便性と地域のつながりの2次元空間上に、満足ユーザの各重み「交通利便性、地域のつながり」をプロットし、その結果からセグメント(子供なし)とセグメント(子供あり)の2つのセグメントに分類する。そして、初期分類部21は、ユーザiのユーザ属性が「子供なし」であることから、ユーザiを「セグメント(子供なし)」に分類し、「セグメント(子供なし)」の満足ユーザの「交通利便性、地域のつながり」の平均値である「7、13」を、ユーザiの重みに設定して、図6上の点Xとしてプロットする。なお、図6において、点Yは、「セグメント(子供なし)」の満足ユーザの「交通利便性、地域のつながり」の平均値である。点Pは、セグメントが正しい場合のユーザiの真の選好(重み)であり、点Qは、セグメントが誤っている場合のユーザiの真の選好(重み)である。
その後、掲示部22は、地域の特徴量の値のベクトルと、ユーザi固有の重み(7、13)のベクトルとの内積を算出し、各地域に対してスコアを算出する。そして、掲示部22は、スコアのトップNリストを生成して、図5の画面50の領域50Bに表示する。ここで、選択受付部23は、ボタン50eの選択を検出すると、ユーザiを満足ユーザと判定し、各種情報を格納して処理を終了する。
一方、選択受付部23は、交通のボタン50cが選択されると、ユーザiが交通利便性をより重視すると判定し、重みをランダムに増加させる(式(4)参照)。また、類似判定部24は、ユーザiの重みと、同一セグメント内の満足ユーザの各重みとの類似度を判定する。図7は、重視項目による重みの変化および類似判定を説明する図である。図7に示すように、選択受付部23は、選択された交通利便性の重みをランダムに増加させて、点X「交通利便性=7、地域のつながり=13」を「交通利便性=9、地域のつながり=13」に変化させた点X1を生成する(ステップS1)。そして、類似判定部24は、ユーザiの新たな重みである点X1「交通利便性=9、地域のつながり=13」と、ユーザiと同一セグメント内の各満足ユーザの各重みとの類似度を算出する(ステップS2)。
その後、類似判定部24は、類似度が最も高いユーザjの選好をユーザiの選好と推定する。図8は、同一セグメント内の選好推定を説明する図である。図8に示すように、類似判定部24は、ユーザiの重みである点X1「交通利便性=9、地域のつながり=13」と、満足ユーザjの重み「交通利便性=9、地域のつながり=12」との類似度が最も高いことを検出する。すると、類似判定部24は、ユーザiの重みを満足ユーザjの重み「交通利便性=9、地域のつながり=12」に変更する(ステップS3)。この結果、類似判定部24は、ユーザiの重みを、点X2「交通利便性=9、地域のつながり=12」として空間内にプロットする。
その後、掲示部22は、地域の特徴量の値のベクトルと、ユーザi固有の重み(9、13)のベクトルとの内積を算出し、各地域に対してスコアを算出する。そして、掲示部22は、スコアのトップNリストを生成して、図5の画面50の領域50Bに表示する。ここで、選択受付部23は、ボタン50eの選択を検出すると、ユーザiを満足ユーザと判定し、各種情報を格納して処理を終了する。
ここで、図6から図8で説明した処理を閾値以上繰り返しても、ユーザiが満足した結果が得られない場合、再セグメンテーションが実行される。具体的には、属性探索部30は、複数回後に表示される図5の画面50に、「再セグメンテーションを行いますか」や「再分類を行いますか」などの更新ボタンを表示させる。そして、属性探索部30は、更新ボタンが選択されると、再セグメンテーションを実行する。
図9は、再セグメント化を説明する図であり、図10は、再セグメントの分類根拠となる属性の特定を説明する図であり、図11は、再セグメントのラベリングを説明する図である。図12は、対象ユーザの再セグメント化を説明する図である。
図9に示すように、再分類部31は、ユーザiの処理中に満足した結果が得られた満足ユーザも含めて、重み「交通利便性、地域のつながり」を再プロットする。続いて、図10に示すように、再分類部31は、「セグメント(子供なし)」と「セグメント(子供あり)」に分類されている状態で、再度クラスタリングを行うことで、「子供なしが所定数以上かつ20代から30代が所定数以上のセグメント」と、「子供ありが所定数以上かつ40代から50代が所定数以上のセグメント」と、「子供ありが所定数以上かつ60代以上が所定数以上のセグメント」とに分類する。
そして、図11に示すように、属性特定部32は、再クラスタリングの結果、「年齢層」で分類するのが妥当であると判定し、「セグメント(20代から30代)」と「セグメント(40代から50代)」と「セグメント(60代以上)」の各セグメントを生成する。
その後、図12に示すように、属性問合せ部33は、属性特定部32によってラベリングされた属性として、「20代から30代、40代から50代、60代以上」のいずれに該当するかをユーザiに問い合わせる。そして、掲示制御部34は、「60代以上」の問合せ結果を受け付けると、ユーザiを「セグメント(60代以上)」に分類する。その後、掲示制御部34は、「セグメント(60代以上)」内の満足ユーザの重みの平均値をユーザiの重みに設定して、図12上に点X2としてプロットする。
そして、掲示制御部34は、点X2の重みを用いて、トップNリストを生成して、図5の画面50の領域50Bに表示する。ここで、掲示制御部34は、ボタン50eの選択を検出すると、ユーザiを満足ユーザと判定し、各種情報を格納して処理を終了する。一方、ユーザiが満足しない場合は、点X2を基点として図6以降の処理が再度実行される。
[処理の流れ]
図13は、処理の流れを示すフローチャートである。図13に示すように、選好探索部20は、ユーザ属性を受け付けると(S101:Yes)、新規ユーザを該当セグメントに分類し、分類されたセグメント内の満足ユーザの重みの平均値を当該新規ユーザの重みに設定する。(S102)。
続いて、選好探索部20は、新規ユーザについて、属性に基づく各地域のスコアを算出し(S103)、トップNリストを表示する(S104)。続いて、選好探索部20は、ユーザから重視項目の選択を受け付けると(S105:Yes)、ランダムに増加させるように、重視項目の重みを算出する(S106)。
そして、選好探索部20は、算出されたユーザの新たな重みと、ユーザと同一セグメント内の各満足ユーザの各重みとの間で類似度を算出する(S107)。ここで、選好探索部20は、所定値以上の類似度を検出すると(S108:Yes)、ユーザの選好を推定する(S109)。具体的には、選好探索部20は、ユーザの重みを、類似度が高い満足ユーザの重みに変更する。なお、選好探索部20は、所定値以上の類似度を検出しない場合(S108:No)、算出されたユーザの新たな重みを用いて、S111以降を実行する。
その後、選好探索部20は、変更したユーザの重みを用いて、各地域のスコアを算出して(S110)、トップNリストを表示する(S111)。ここで、選好探索部20は、ユーザが満足した場合、すなわち図5に示す確認画面へ進むボタン50eが選択された場合(S112:Yes)、ユーザ情報を格納して処理を終了する。
一方、選好探索部20は、ユーザが満足せず、すなわち図5に示す確認画面へ進むボタン50eが選択されず(S112:No)、処理の繰り返し回数が閾値を越えない場合(S113:No)、繰り返し回数をインクリメントして(S114)、S105以降の処理を繰り返して実行する。
一方、S105からS112の処理の繰り返し回数が閾値を越えた場合(S113:Yes)、属性探索部30は、満足ユーザ間で再度セグメンテーションを実行する(S115)。続いて、属性探索部30は、再度実行したセグメンテーションの結果から、分類すべき新たな属性を特定し(S116)、セグメンテーションへのラベリングを実行する(S117)。
続いて、属性探索部30は、ラベリングされたセグメンテーションへ分類するために、ユーザに属性を問合せ(S118)、属性の入力を受け付けると(S119:Yes)、受け付けた属性にしたがって、新規ユーザを新たなセグメントに分類し、分類されたセグメント内の満足ユーザの重みの平均値を当該新規ユーザの重みに設定する(S120)。
そして、属性探索部30は、新規ユーザについて、属性に基づく各地域のスコアを算出し(S121)、トップNリストを表示する(S122)。ここで、属性探索部30は、ユーザが満足した場合、すなわち図5に示す確認画面へ進むボタン50eが選択された場合(S123:Yes)、ユーザ情報を格納して処理を終了する。
一方、属性探索部30は、ユーザが満足せず、すなわち図5に示す確認画面へ進むボタン50eが選択されず(S123:No)、処理の繰り返し回数をインクリメントして(S114)、S105以降の処理を繰り返して実行する。
なお、選好探索部20が実行するS105からS112の処理の繰返し回数と、属性探索部30が実行するS115からS123の処理の繰返し回数とは、別々に管理することもできる。
[効果]
上述したように、探索装置10は、人手で決めたセグメンテーションを実際のシステム利用ユーザの履歴を用いて修正していくことで、仮に人手で作成したセグメンテーションが間違っていたとしてもそこから徐々に正しいセグメンテーションへ近づけることができる。また、探索装置10は、セグメンテーションの誤りにより満足が得られなかったユーザに対しても、複数回の質問と情報提示の中で再セグメンテーションを実施することで、真の選好とセグメンテーションのギャップを埋めることができる。
このように、探索装置10は、属性に基づくセグメント化により特定される過去の回答者の選好を初期値とすることにより、早期の選好の探索を可能にするとともに、選好の探索がうまくいかない場合も、回答に基づき選好よりセグメント化した結果を利用して、新たな初期値を利用した探索を行うことができる。したがって、探索装置10は、質問回数の増加を抑えつつ、適切な回答を得ることができ、ユーザの選好に合致した地方自治体を提示することができる。
図14は、問い合わせ回数の削減を説明する図である。図14に示す各点は図6と同様なので詳細な説明は省略する。図14の左図は、図13のS101からS114に該当する処理であり、同一セグメント内で重みを変化させて、ユーザiの真の選好に近づける処理である。図14の左図に示すように、ユーザiが分類された初期セグメントが比較的正しい場合、探索装置10は、既存の満足ユーザのデータを使うことで少ない繰り返し回数で真の選好に近づけることができる。一方で、従来技術の場合は、問い合わせを繰り返して近づけるので、問い合わせ回数が多くなる。一例を挙げると、従来技術では3回の問い合わせを行う場合でも、探索装置10は、1回の問い合わせでユーザiと類似する満足ユーザの選好を特定して、ユーザiの真の選好を特定することができる。
また、図14の右図は、図13のS115からS123に該当する処理であり、セグメント変更を行ってユーザiの真の選好に近づける処理である。図14の右図に示すように、探索装置10は、初期セグメントと真の選好がかけ離れていたとしても、再セグメンテーションを通じてラディカルに真の選好に近づけることができる。一方で、従来技術の場合は、図14の左図と同様に、問い合わせを繰り返して近づけるが、初期セグメントが間違っていることから、問い合わせ回数が通常と比べても非常に多くなる。一例を挙げると、従来技術では9回の問い合わせを行う場合でも、探索装置10は、3回の問い合わせでユーザiと類似する満足ユーザの選好を特定して、ユーザiの真の選好を特定することができる。
[比較]
ここで、実施例1の手法を用いたときの実験結果と従来手法(手動による質問)を用いたときの実験結果とを比較する。なお、ここでは、ユーザの選好の移動を、簡略化のため、ユーザの移動と略して記載する場合がある。
(初期セグメントが正しいときの実験結果)
図15は、初期セグメントが正しい場合に実施例1による手法を利用したときのユーザ選好の移動回数を説明する図であり、図16は、初期セグメントが正しい場合に手動による質問を用いたときのユーザ選好の移動回数を説明する図である。ここでは、真の選好(交通利便性、地域のつながり)を(50,55)とし、真の選好との距離が5以下となった場合に新規ユーザ(移住希望者)が満足したとする。なお、指定した正規分布の平均は(交通利便性、地域のつながり)=(2,−1)、指定した正規分布の分散は(交通利便性、地域のつながり)=(1,1)とする。
図15に示すように、新規ユーザの選好は、属するセグメントの中心(交通利便性、地域のつながり)=(40,65)に最初に配置される。この位置(40,65)と真の選好との距離は、「14.14214」であることから、新規ユーザは不満足となる。次に、この位置から新規ユーザの選好をランダムに増加させて「42.8255,62.9795」に移動し、この位置と同一セグメント内の各満足ユーザの選好とのcos類似度を算出する。そして、新規ユーザの選好を、cos類似度が「0.98767・・・」である(50,60)に移動させる。この位置(50,60)は、初期値からのランダムウォークでの変化量が交通利便性では2.8255、地域のつながりでは−2.0205の位置である。
そして、移動後の位置(50,60)と真の選好との距離は、「5」であることから、新規ユーザは満足となる。つまり、初期セグメントが正しい場合に実施例1による手法を利用したときのユーザ選好の移動回数は、1回となる。なお、同一セグメント内の各満足ユーザの選好(位置)を固定して、ランダムウォークの際の乱数シードの値を変えて上記実験を5回行ったときの平均移動回数は2回となった。
一方、図16は、新規ユーザが配置された(交通利便性、地域のつながり)=(40,65)から、質問を行った結果を用いて新規ユーザを移動させ、真の選好との距離が「5」以下となるまで繰り返す例である。図16に示すように、ユーザは、(40,65)に最初に配置される。この位置(40,65)と真の選好との距離は、「14.14212」であることから、新規ユーザは不満足となる。そして、ユーザの嗜好は、(40,65)に最初に配置された後、1回目の質問による応答にしたがって、(42,65)に移動する。この位置(42,65)と真の選好との距離は、「12.80625」であることから、新規ユーザは不満足となる。
続いて、(42,65)にユーザの嗜好を配置した後、2回目の質問による応答にしたがって、(42,63)に移動させる。この位置(40,63)と真の選好との距離は、「11.31371」であることから、新規ユーザは不満足となる。このように、質問を繰り返すことで、真の選好からの距離が短くなり、7回目で満足する結果が得られる。つまり、初期セグメントが正しい場合に手動による質問を用いたときのユーザ選好の移動回数は、7回となる。
このように、手動で質問を繰り返すより、実施例1の手法を用いる方が、質問回数が少なくて、ユーザを真の選好に近づけることができる。
(初期セグメント間違っているときの実験結果)
図17は、初期セグメントが間違っている場合に実施例1による手法を利用したときのユーザ選好の移動回数を説明する図であり、図18は、初期セグメントが間違っている場合に手動による質問を用いたときのユーザ選好の移動回数を説明する図である。ここでは、真の選好(交通利便性、地域のつながり)を(65,40)とし、真の選好との距離が5以下となった場合に新規ユーザ(移住希望者)が満足したとする。なお、指定した正規分布の平均は(交通利便性、地域のつながり)=(2,−1)、指定した正規分布の分散は(交通利便性、地域のつながり)=(1,1)とする。
図17に示すように、新規ユーザの選好は、属するセグメントの中心(交通利便性、地域のつながり)=(40,65)に最初に配置される。この位置(40,65)と真の選好との距離は、「38.355・・・」であることから、新規ユーザは不満足となる。次に、この位置から新規ユーザの選好をランダムに増加させて「42.8255,62.9795」に移動させ、この位置と同一セグメント内の各満足ユーザの選好とのcos類似度を算出する。そして、新規ユーザの選好を、cos類似度が「0.98767・・・」である(50,60)に移動させる。
そして、この位置(50,60)と真の選好との距離は、「25」であることから、新規ユーザは不満足となる。続いて、この位置から新規ユーザの選好をランダムに増加させて「52.2995,57.0283」に移動させ、この位置と同一セグメント内の各満足ユーザの選好とのcos類似度を算出する。しかし、cos類似度が「0.7」以上の既存ユーザ(満足ユーザ)が検出されないことから、ユーザの嗜好を(52.2995,57.0283)とする。
そして、この位置(52.2995,57.0283)と真の選好との距離は、「21.243・・・」であることから、新規ユーザは不満足となる。続いて、この位置から新規ユーザの選好をランダムに増加させて「54.5437,57.9978」に移動させ、この位置と同一セグメント内の各満足ユーザの選好とのcos類似度を算出する。しかし、cos類似度が「0.7」以上の既存ユーザ(満足ユーザ)が検出されないことから、ユーザの嗜好を(54.5437,57.9978)とする。
そして、この位置(54.5437,57.9978)と真の選好との距離は、「18.2830・・・」であることから、新規ユーザは不満足となる。ここで、同一セグメント内の移動を閾値(ここでは3回)以上行ったことから、再セグメント化を実行する。その結果、ユーザの嗜好は、(63.3333,46.6667)に移動し、この位置(63.3333,46.6667)と真の選好との距離は、「6.8718・・・」であることから、新規ユーザは不満足となる。
続いて、この位置から新規ユーザの選好をランダムに増加させて「65,45」に移動させ、この位置と真の選好との距離が「5」であることから、新規ユーザは満足となる。つまり、初期セグメントが間違っている場合に実施例1による手法を利用したときのユーザ選好の移動回数は、5回となる。なお、同一セグメント内の各満足ユーザの選好(位置)を固定して、ランダムウォークの際の乱数シードの値を変えて上記実験を5回行ったときの平均移動回数も5回となった。
一方、図18は、新規ユーザが配置された(交通利便性、地域のつながり)=(40,65)から、質問を行った結果を用いて新規ユーザを移動させ、真の選好との距離が「5」以下となるまで繰り返す例である。図18に示すように、ユーザは、(40,65)に最初に配置される。この位置(40,65)と真の選好との距離は、「35.35534」であることから、新規ユーザは不満足となる。そして、ユーザの嗜好は、(40,65)に配置された後、1回目の質問による応答にしたがって、(42,65)に移動する。この位置(42,65)と真の選好との距離は、「33.97058」であることから、新規ユーザは不満足となる。
このように、質問を繰り返すことで、真の選好からの距離が短くなり、22回目で満足する結果が得られる。つまり、初期セグメントが間違っていることから、言い換えると、ユーザの属性分類が間違っていることから、最初の質問の的が外れていることとなり、質問回数は必然と多くなる。
上述したように、探索装置10は、初期セグメントが正しい場合でも、ユーザの真の選好に要する問い合わせ回数の削減を図ることができる。さらに、探索装置10は、初期セグメントが正しくない場合は、従来技術と比較して、ユーザの真の選好に要する問い合わせ回数をより顕著に削減することができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
[重視項目]
上記実施例では、交通利便性と地域のつながりの2次元空間へのマッピングを例にして説明したが、これに限定されるものではなく、図3に示した交通、買い物、学校、近所付合、病院、安全性などを任意に組み合わせで用いることができる。例えば、すべてを採用した場合、重視する項目として上記6つのいずれかを問合せ、6次元の空間にマッピングして、図6から図12の処理を実行する。
[重み]
上記実施例では、予め行ったアンケート情報によって地域の特徴量に対する重視度を推定する例を説明したが、これに限定されずに、様々な手法を用いることができる。例えば、図3に示した6つの項目のうち、重視する順位を満足ユーザに設定させて数値化させることもでき、順位を所定の係数で乗算したりして数値化することもできる。また、順位の代わりに、10段階の評価や点数などを設定することもできる。
ここで、アンケートによる重みの導出の一例について説明する。まず、仮想地域を用意する。ここでは、「地域、交通利便性の特徴量、地域のつながりの特徴量」を、「地域A、交通利便性(30)、地域のつながり(20)」、「地域B、交通利便性(20)、地域のつながり(40)」、「地域C、交通利便性(10)、地域のつながり(30)」とする。
次に、被験者(移住希望者)のどの地域に住みたいかをアンケートによる選択させる。ここでは、被験者aは地域Cを選択したとする。
続いて、被験者aの好みのベクトルβ(βa,tran,βa,neig)を、地域Cを選ぶ確率が一番高くなるように調整する。具体的には、各地域に対して被験者aがつけるスコアを仮に、(βa,tran)=1、(βa,neig)=1として式(3)の式で計算する。ここでは、Scorea,A=1・30+1・40=50=VaA、Scorea,B=1・20+1・40=60=VaB、Scorea,C=1・10+1・30=40=VaCとする。
そして、被験者aが地域Cを選ぶ確率(Pac)を、ロジットモデルを用いて、Pac=地域Cのスコア/各スコアの合計=eVaC/(eVaA+eVaB+eVaC)として算出する。ここで、Pacは、被験者aの好みのベクトルβ(βa,tran,βa,neig)の関数になっているので、Pacを最大にするベクトルβ(βa,tran,βa,neig)を、「arg maxβ(βa,tran,βa,neig)」として算出できる。ここで算出される値が被験者aの選択に最もマッチするβの値となる(最尤法)。
なお、「arg maxβ(βa,tran,βa,neig)」を収束させるには、同じセグメントの何十人かに対して、アンケートを行い、その結果で出力された確率を足し合わせたものを最大化するようにベクトルβを導出することで、値を収束させる。この際、同じセグメントの人は同じ選好(ベクトルβ)を持つと仮定し、集団の平均的な好みを一人のユーザが選んだように計算する。
[処理手法]
上記実施例では、同一セグメント内でユーザの選好を探索する処理の後に、再セグメントを実行する処理を実行する例で説明したが、これに限定されず、いずれか一方だけを実行することもできる。
[ハードウェア]
図19は、ハードウェア構成例を示す図である。図19に示すように、探索装置10は、通信インタフェース10a、HDD(Hard Disk Drive)10b、メモリ10c、プロセッサ10dを有する。また、図19に示した各部は、バス等で相互に接続される。
通信インタフェース10aは、ネットワークインタフェースカードなどであり、他のサーバとの通信を行う。HDD10bは、図2に示した機能を動作させるプログラムやDBを記憶する。
プロセッサ10dは、図2に示した各処理部と同様の処理を実行するプログラムをHDD10b等から読み出してメモリ10cに展開することで、図2等で説明した各機能を実行するプロセスを動作させる。すなわち、このプロセスは、探索装置10が有する各処理部と同様の機能を実行する。具体的には、プロセッサ10dは、選好探索部20と属性探索部30等と同様の機能を有するプログラムをHDD10b等から読み出す。そして、プロセッサ10dは、選好探索部20と属性探索部30等と同様の処理を実行するプロセスを実行する。
このように探索装置10は、プログラムを読み出して実行することで探索方法を実行する情報処理装置として動作する。また、探索装置10は、媒体読取装置によって記録媒体から上記プログラムを読み出し、読み出された上記プログラムを実行することで上記した実施例と同様の機能を実現することもできる。なお、この他の実施例でいうプログラムは、探索装置10によって実行されることに限定されるものではない。例えば、他のコンピュータまたはサーバがプログラムを実行する場合や、これらが協働してプログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
[システム]
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
1 ユーザ端末
10 探索装置
11 通信部
12 記憶部
13 自治体情報DB
14 ログDB
15 ユーザ属性DB
16 制御部
20 選好探索部
21 初期分類部
22 掲示部
23 選択受付部
24 類似判定部
25 掲示制御部
30 属性探索部
31 再分類部
32 属性特定部
33 属性問合せ部
34 掲示制御部

Claims (7)

  1. 回答者の回答内容に基づき、複数のセグメントのいずれかに当該回答者を割り当てる探索プログラムであって、
    前記回答者の属性に基づき、前記属性が共通する他の回答者群を特定し、
    前記他の回答者群の選好を初期値として、前記回答者に対する複数の問い合わせであって、前記他の回答者群の属するセグメントに対応した複数の問い合わせにより、前記回答者の選好を探索し、
    前記初期値から所定回数の問い合わせおよび探索の後も、所定の条件を満たさない場合は、前記属性および前記問い合わせに対する回答と、過去の前記所定の条件を満たした回答者群の選好に基づき、特定の回答者群を生成または抽出し、
    前記特定の回答者群の選好を初期値として、前記回答者の選好の探索を行う
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする探索プログラム。
  2. 前記属性が共通する第一の回答者群が属する第一のセグメントに前記回答者を分類し、
    前記第一の回答者群の選好によって特定される特徴値の平均値を前記回答者の初期値に設定し、
    前記回答者の初期値に基づく問い合わせを実行し、当該問い合わせに対する回答にしたがって、前記回答者の特徴値を算出し、
    前記第一の回答者群のうち、前記回答者の特徴値と類似する他の回答者の特徴値を、前記回答者の特徴値に設定し、
    設定した前記回答者の特徴値に基づく問い合わせを実行して、前記回答者の選好を探索する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の探索プログラム。
  3. 前記回答者の特徴値を所定回数実行した後に、前記所定の条件を満たさない場合、前記属性とは異なる属性を用いて他の回答者群を再度複数のセグメントに分類し、
    前記回答者に対して属性に関する問い合わせを行って、再度分類された前記複数のセグメントのうち前記回答者が属する第二のセグメントを特定して、前記第二のセグメントに前記回答者を分類し、
    前記第二のセグメントに属する第二の回答者群の選好によって特定される特徴値の平均値を前記回答者の初期値に設定し、
    前記回答者の初期値に基づく問い合わせを実行して、前記回答者の選好を探索する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項2に記載の探索プログラム。
  4. 前記第二のセグメントに対応した問い合わせの結果、前記所定の条件を満たさない場合、当該問い合わせに対する回答にしたがって、前記回答者の特徴値を算出し、
    前記第二の回答者群のうち、前記回答者の特徴値と類似する他の回答者を特定し、特定した前記他の回答者の特徴値を、前記回答者の特徴値に設定し、
    設定した前記回答者の特徴値に基づく問い合わせを実行して、前記回答者の選好を探索する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項3に記載の探索プログラム。
  5. 前記算出する処理は、前記回答者が重視する選好を選択させる前記問い合わせを実行し、前記回答者が重視する選好の重みが増加するように、前記回答者の特徴値を算出することを特徴とする請求項2から4のいずれか一つに記載の探索プログラム。
  6. 回答者の回答内容に基づき、複数のセグメントのいずれかに当該回答者を割り当てる探索方法であって、
    前記回答者の属性に基づき、前記属性が共通する他の回答者群を特定し、
    前記他の回答者群の選好を初期値として、前記回答者に対する複数の問い合わせであって、前記他の回答者群の属するセグメントに対応した複数の問い合わせにより、前記回答者の選好を探索し、
    前記初期値から所定回数の問い合わせおよび探索の後も、所定の条件を満たさない場合は、前記属性および前記問い合わせに対する回答と、過去の前記所定の条件を満たした回答者群の選好に基づき、特定の回答者群を生成または抽出し、
    前記特定の回答者群の選好を初期値として、前記回答者の選好の探索を行う
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする探索方法。
  7. 回答者の回答内容に基づき、複数のセグメントのいずれかに当該回答者を割り当てる探索装置であって、
    前記回答者の属性に基づき、前記属性が共通する他の回答者群を特定する特定部と、
    前記他の回答者群の選好を初期値として、前記回答者に対する複数の問い合わせであって、前記他の回答者群の属するセグメントに対応した複数の問い合わせにより、前記回答者の選好を探索する第1の探索部と、
    前記初期値から所定回数の問い合わせおよび探索の後も、所定の条件を満たさない場合は、前記属性および前記問い合わせに対する回答と、過去の前記所定の条件を満たした回答者群の選好に基づき、特定の回答者群を生成または抽出する抽出部と、
    前記特定の回答者群の選好を初期値として、前記回答者の選好の探索を行う第2の探索部と
    を有することを特徴とする探索装置。
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