JP2018031678A - 電池劣化診断装置および充電器 - Google Patents

電池劣化診断装置および充電器 Download PDF

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Abstract

【課題】二次電池の異常の有無を判別するとともに、異常である場合にはその劣化の程度を目視で判定する。【解決手段】電源200は、二次電池201の正極と負極の間に直流電流成分と交流電流成分とを含む脈流電流を流す。このとき、判定電圧生成部110は、二次電池201の正極と負極の間に生じる電圧に含まれる交流電圧成分を抽出する。そして、判定電圧生成部110は、その交流電圧成分に基づいて二次電池201の異常の有無および劣化の程度を判定するための判定電圧を生成する。異常判別部120は、判定電圧と所定のしきい電圧とに基づいて二次電池201の異常の有無を判別する。そして、異常判別部120は、二次電池201が正常であることを示すレベルの表示電圧、または二次電池201の劣化の程度に応じたレベルの表示電圧を生成する。劣化表示部130は、表示電圧に基づいて二次電池201の異常の有無および劣化の程度を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池の劣化を診断する電池劣化診断装置および充電器に関する。
特許文献1は、二次電池の正極と負極の間に直流電流成分と交流電流成分とを含む脈流電流を流し、正極と負極の間に生じる電圧に含まれる交流電圧成分の大きさに基づいて、その二次電池が異常であるか否かを判別する電池良否判別装置を開示する。
また、特許文献2は、直列に接続された複数の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)からなるLED回路の両端に電圧を印加し、その電圧に応じた個数だけLEDを発光させる発光制御回路を開示する。
特開2001−126774号公報 特開2013−179279号公報
特許文献1に記載の電池良否判別装置を用いれば、二次電池が異常であるか否かを判別することができる。しかし、この電池良否判別装置を用いても、その二次電池がどの程度劣化しているかを知ることはできない。例えば、劣化している二次電池について、満充電にした後に使用可能な時間の目安を知ることはできない。
本発明の目的は、二次電池の異常の有無を判別するとともに、異常である場合にはその劣化の程度を目視で判定することができる電池劣化診断装置および充電器を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の電池劣化診断装置は、
二次電池の正極と負極の間に交流電流成分を含む電流が流れるとき、当該正極と負極の間に生じる電圧に含まれる交流電圧成分を抽出し、当該交流電圧成分に基づいて前記二次電池の異常の有無および劣化の程度を判定するための判定電圧を生成する判定電圧生成部と、
前記判定電圧生成部で生成された判定電圧と所定のしきい電圧とに基づいて前記二次電池の異常の有無を判別し、前記二次電池が正常と判別された場合に正常であることを示す所定のレベルの表示電圧を生成し、前記二次電池が異常と判別された場合に前記二次電池の劣化の程度に応じたレベルの表示電圧を前記判定電圧に基づいて生成する異常判別部と、
前記異常判別部で生成された表示電圧に基づいて前記二次電池の異常の有無および劣化の程度を表示する劣化表示部と、
を備えることを特徴とする。
好ましくは、本発明の電池劣化診断装置は、
前記劣化表示部が、直列に接続された複数のLEDと、前記異常判別部で生成された表示電圧に応じた個数だけ当該複数のLEDを発光させるLED発光制御部とを備え、
前記異常判別部が、前記判定電圧生成部で生成された判定電圧が前記所定のしきい電圧以下である場合に前記表示電圧を前記複数のLEDを全て消灯させる前記所定のレベルとし、前記判定電圧が前記所定のしきい電圧より大きい場合に前記二次電池の劣化の程度に応じた個数のLEDを点灯させるレベルの前記表示電圧を前記判定電圧に基づいて生成する、
ことを特徴とする。
好ましくは、本発明の電池劣化診断装置は、
前記判定電圧生成部が、前記交流電圧成分を増幅して整流することにより、前記判定電圧を生成し、
前記異常判別部が、
可変抵抗を含み、当該可変抵抗が所定の抵抗値に設定されることにより前記所定のしきい電圧が設定されるしきい電圧設定回路と、
前記しきい電圧設定回路で設定されたしきい電圧がベースに入力されるエミッタフォロアのNPNトランジスタと、
アノードが前記NPNトランジスタのエミッタに接続された第1のダイオードと、
ベースとコレクタが接続された第1のPNPトランジスタと当該第1のPNPトランジスタとベース同士が接続された第2のPNPトランジスタとで構成されており、前記第1のPNPトランジスタと前記第2のPNPトランジスタの両方のエミッタに前記判定電圧生成部で生成された判定電圧が入力されるカレントミラー回路と、
アノードが前記第1のPNPトランジスタのコレクタに接続された第2のダイオードと、
前記第1のダイオードと前記第2のダイオードの両方のカソードに一端が接続されており、前記二次電池の負極の電位である基準電位が印加される電源ラインに他端が接続された第1の抵抗と、
前記第2のPNPトランジスタのコレクタに一端が接続されており、前記電源ラインに他端が接続されており、当該一端に前記表示電圧を生じる第2の抵抗と、
を備える、
ことを特徴とする。
また、本発明の充電器は、
上述した電池劣化診断装置と、
前記二次電池の正極と負極の間に前記電流を流す電源と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、二次電池の異常の有無を判別するとともに、異常である場合にはその劣化の程度を目視で判定することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電池劣化診断装置および充電器の構成の一例を示す図である。 図1の電池劣化診断装置に含まれる判定電圧生成部の構成の一例を示す図である。 図1の電池劣化診断装置に含まれる異常判別部の構成の一例を示す図である。 図1の電池劣化診断装置に含まれる劣化表示部の構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る判定電圧生成部の構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る異常判別部の構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る劣化表示部の構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る電池劣化診断装置および充電器について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電池劣化診断装置100および充電器1の構成の一例を示す。第1の実施形態は、二次電池201の定格電圧が12Vである場合の例である。
充電器1は、電源200と電池劣化診断装置100とを有する。充電器1は、鉛蓄電池やリチウムイオン電池等の二次電池201を充電する。
電源200は、例えばブッリジ型全波整流回路を含む。電源200は、単相交流電圧を整流し、正極と負極の間に脈流の電圧を出力する。脈流の電圧は、負極の電位を基準として、正極の電圧が0V以上である。電源200の正極と負極は、それぞれ電源ラインL1と電源ラインL2に接続される。以下、電源ラインL2の電位を基準電位という。
二次電池201は、その正極と負極がそれぞれ電源ラインL1と電源ラインL2に接続される。電源200の出力する脈流の電圧の瞬時値が、二次電池201が充電される程度の電圧に達している間に、二次電池201は充電される。
二次電池201は、長時間使用され、充放電を繰り返すに連れて劣化し、正極と負極の間の抵抗値が徐々に増加する。このため、劣化した二次電池201の正極と負極の間に直流電流成分と交流電流成分とを含む脈流電流が流れるとき、その二次電池201の正極と負極の間に生じる電圧の交流成分の振幅は、二次電池201が正常である場合に比べて増大する。二次電池201が劣化するに連れてその正極と負極の間に発生する電圧の交流成分の振幅は、徐々に増加し、例えば20mV程度に達する。
なお、電源200は、脈流電流に限らず、パルス電流や方形波(矩形波)電流を流すものであってもよい。脈流電流、パルス電流、および方形波(矩形波)電流は、本発明における交流電流成分を含む電流の例である。
電池劣化診断装置100は、判定電圧生成部110と、異常判別部120と、劣化表示部130とを有する。
電源200が電源ラインL1と電源ラインL2(二次電池201の正極と負極の間)に直流電流成分と交流電流成分とを含む脈流電流を流すときに二次電池201の正極と負極の間に生じる電圧に含まれる交流電圧成分を、判定電圧生成部110は抽出する。そして、判定電圧生成部110は、その交流電圧成分に基づいて二次電池201の異常の有無および劣化の程度を判定するための判定電圧を生成する。判定電圧生成部110は、出力端子OUTから判定電圧を出力する。
異常判別部120は、入力端子INに判定電圧が入力される。異常判別部120は、判定電圧と所定のしきい電圧とに基づいて二次電池201の異常の有無を判別する。そして、異常判別部120は、二次電池201が正常と判別された場合に正常であることを示す所定のレベルの表示電圧を生成する。また、異常判別部120は、二次電池201が異常と判別された場合に二次電池201の劣化の程度に応じたレベルの表示電圧を判定電圧に基づいて生成する。異常判別部120は、出力端子OUTから表示電圧を出力する。
劣化表示部130は、異常判別部120で生成された表示電圧に基づいて二次電池201の異常の有無および劣化の程度を表示する。
劣化表示部130は、例えば、発光ダイオードであるLED1〜LED5と、LED発光制御部131とで構成することができる。
LED1〜LED5は、例えば、直列に接続される。この場合、LED1のカソードにLED2のアノードが接続される。LED2のカソードにLED3のアノードが接続される。以下、同様にしてLED3〜LED5が接続される。なお、これに限らず、LED1〜LED5が個々にLED発光制御部131に接続されており、LED発光制御部131がLED1〜LED5の発光と消灯を個別に制御する構成とすることもできる。
異常判別部120は、判定電圧生成部110で生成された判定電圧が所定のしきい電圧以下である場合、二次電池201は正常と判別する。そして、異常判別部120は、表示電圧を所定のレベル(例えば、基準電位)とする。
一方、異常判別部120は、判定電圧が所定のしきい電圧より大きい場合、二次電池201は異常と判別する。そして、異常判別部120は、二次電池201の劣化の程度に応じた個数のLEDを点灯させるレベルの表示電圧を判定電圧に基づいて生成する。
LED発光制御部131は、入力端子INに異常判別部120で生成された表示電圧が入力される。LED発光制御部131は、表示電圧に応じた個数だけLED1〜LED5を発光させる。
具体的には、LED発光制御部131は、異常判別部120で生成された表示電圧が所定のレベル(例えば、基準電位)であるとき、LED1〜LED5を全て消灯させる。これにより、電池劣化診断装置100を見る人は、二次電池201が正常であることを知ることができる。
それ以外の場合、すなわち、判定電圧が所定のしきい電圧より大きい場合には、LED発光制御部131は、二次電池の劣化の程度に応じた個数だけLED1〜LED5を発光させる。このとき、二次電池201の劣化が激しいほど多くのLEDが発光する。これにより、電池劣化診断装置100を見る人は、二次電池201が異常であること、およびその劣化の程度を知ることができる。
例えば、しきい電圧がLEDを3個発光させる電圧に相当する場合、判定電圧がそのしきい電圧以下であるとき、LED発光制御部131はLEDを全て消灯させる。二次電池201が劣化し、判定電圧がそのしきい電圧をわずかに超えるとき、LED発光制御部131はLED1〜LED3を発光させる。そして、二次電池201の劣化がその状態よりも少し激しいとき、LED発光制御部131はLED1〜LED4を発光させる。二次電池201の劣化が更に激しいとき、LED発光制御部131はLED1〜LED5を全て発光させる。
判定電圧生成部110と異常判別部120と劣化表示部130は、一部を除き、デジタル処理で実現することができる。これらをデジタル処理で実現する場合には、例えば、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)、マイクロプロセッサ等を用いて実現することができる。
また、判定電圧生成部110と異常判別部120と劣化表示部130は、アナログ回路で実現することもできる。以下では、判定電圧生成部110と異常判別部120とLED発光制御部131とをアナログ回路で実現する例について詳細に説明する。
上述したように、二次電池201が著しく劣化したときにその正極と負極の間に発生する電圧の交流成分の振幅は、例えば20mV程度である。一方、赤、橙、黄、緑のLEDの順方向電圧降下は2V程度である。このため、LED1〜LED5がこれらの色のLEDであり、LED1〜LED5が直列に接続されている場合、二次電池201が著しく劣化したときにLED1〜LED5を全て発光させるためには、例えば10V以上の電圧をLED1〜LED5からなるLED回路に印加しなければならない。従って、判定電圧生成部110は、二次電池201の正極と負極の間に生じる電圧に含まれる交流電圧成分を例えば500倍以上に増幅する必要がある。
図2は、判定電圧生成部110の構成の一例を示す。
判定電圧生成部110は電源ラインL1と電源ラインL2に接続され、電源200から供給される電圧で動作する。
判定電圧生成部110は、二次電池201の正極と負極の間に生じる電圧に含まれる交流電圧成分を増幅して整流することにより、二次電池201の異常の有無および劣化の程度を判定するための判定電圧を生成する。判定電圧生成部110は、出力端子OUTから判定電圧を出力する。
判定電圧生成部110は、コンデンサC1と、変圧器T1と、増幅部111と、反転部112と、2倍増幅部113とを有する。
コンデンサC1は、一端が電源ラインL1に接続され、他端が変圧器T1の1次巻線の一端に接続される。変圧器T1の他端は、電源ラインL2に接続される。コンデンサC1は、二次電池201の正極と負極の間(電源ラインL1と電源ラインL2の間)に生じる電圧に含まれる交流電圧成分を抽出する。変圧器T1は、コンデンサC1によって抽出された交流電圧成分を例えば10倍程度増幅して第1の中間交流電圧を生成する。
増幅部111は、抵抗R1と、抵抗R2と、コンデンサC2と、オペアンプOP1と、可変抵抗VR1と、可変抵抗VR2と、コンデンサC3とを有する。
抵抗R1は、一端が電源ラインL1に接続され、他端が抵抗R2の一端に接続される。抵抗R2の他端は電源ラインL2に接続される。抵抗R1と抵抗R2は、電源ラインL1と電源ラインL2間の電圧を分圧し、それらの接続部分に電源ラインL1と電源ラインL2間の電圧の好ましくは半分程度の中間電圧を生じる。
コンデンサC2は、一端が抵抗R1と抵抗R2の接続部分に接続され、他端が電源ラインL2に接続される。コンデンサC2は、抵抗R1と抵抗R2の接続部分の電圧からリップルやノイズを吸収する。
変圧器T1は、2次巻線の一端がオペアンプOP1の非反転入力端に接続され、2次巻線の他端が抵抗R1と抵抗R2の接続部分に接続される。変圧器T1の2次巻線の一端には、第1の中間交流電圧と中間電圧が加算された電圧が生じる。
オペアンプOP1の正電源端は電源ラインL1に接続され、その負電源端は電源ラインL2に接続される。オペアンプOP1の出力端は、可変抵抗VR2の一端に接続される。可変抵抗VR2の他端は、オペアンプOP1の反転入力端と可変抵抗VR1の一端とに接続される。可変抵抗VR1の他端はコンデンサC3の一端に接続される。コンデンサC3の他端は電源ラインL2に接続される。可変抵抗VR1と可変抵抗VR2の抵抗値は、両方とも変更することができる。
上述した構成により、オペアンプOP1は可変抵抗VR1と可変抵抗VR2の抵抗値で決まる増幅度の非反転増幅器として動作する。オペアンプOP1の非反転入力端には、第1の中間交流電圧と中間電圧が加算された加算電圧が入力される。加算電圧が中間電圧より大きい場合、オペアンプOP1は第1の中間交流電圧を正の方向に増幅する。一方、加算電圧が中間電圧より小さい場合、オペアンプOP1は第1の中間交流電圧を負の方向に増幅する。
このようにして、増幅部111は、第1の中間交流電圧を例えば25倍程度増幅して第2の中間交流電圧を生成する。
なお、本実施形態では、オペアンプOP1を非反転増幅器として動作させる例を示すが、オペアンプOP1を反転増幅器として動作させる構成とすることもできる。
反転部112は、コンデンサC4と、抵抗R3と、抵抗R4と、オペアンプOP2とを有する。
コンデンサC4は、一端がオペアンプOP1の出力端に接続され、他端が抵抗R3の一端に接続される。抵抗R3の他端は、オペアンプOP2の反転入力端と抵抗R4の一端とに接続される。抵抗R4の他端は、オペアンプOP2の出力端に接続される。抵抗R3と抵抗R4の抵抗値は同一である。
オペアンプOP2の正電源端は電源ラインL1に接続され、その負電源端は電源ラインL2に接続される。オペアンプOP2の反転入力端は、抵抗R3の他端と抵抗R4の一端との接続部分に接続され、オペアンプOP2の非反転入力端には中間電圧が入力される。
上述した構成により、オペアンプOP2は増幅度が1倍の反転増幅器として動作する。オペアンプOP2は、増幅部111で生成される第2の中間交流電圧の正負の極性が反転した反転交流電圧を生成する。
2倍増幅部113は、コンデンサC5と、コンデンサC6と、ダイオードD1と、ダイオードD2と、ダイオードD3と、コンデンサC7とを有する。
ダイオードD3は、アノードが電源ラインL2に接続され、カソードがダイオードD2のアノードに接続される。ダイオードD2のカソードは、ダイオードD1のアノードに接続される。ダイオードD1のカソードは出力端子OUTに接続される。
コンデンサC5は、一端がオペアンプOP1の出力端に接続され、他端がダイオードD1のアノードとダイオードD2のカソードとの接続部分に接続される。コンデンサC6は、一端がオペアンプOP2の出力端に接続され、他端がダイオードD2のアノードとダイオードD3のカソードとの接続部分に接続される。
コンデンサC7は、出力端子OUTと電源ラインL2との間に接続される。コンデンサC7は、ダイオードD1のカソードから出力される電圧を平滑化する。
上述した構成により、2倍増幅部113は2倍電圧増幅器として動作する。2倍増幅部113は、増幅部111で生成される第2の中間交流電圧と反転部112で生成される反転交流電圧とに基づいて第2の中間交流電圧を2倍に増幅して整流し、生成された直流電圧を出力端子OUTから出力する。出力端子OUTから出力される直流電圧が、二次電池201の異常の有無および劣化の程度を判定するための判定電圧である。
このようにして、判定電圧生成部110は、二次電池201の正極と負極の間に生じる電圧に含まれる交流電圧成分を、増幅部111と反転部112と2倍増幅部113で例えばそれぞれ10倍程度と25倍程度と2倍、合計で500倍程度増幅し、判定電圧を生成して、それを出力端子OUTから出力する。
図3は、異常判別部120の構成の一例を示す。
異常判別部120は、電源ラインL1と電源ラインL2に接続され、電源200から供給される電圧で動作する。異常判別部120は、入力端子INに判定電圧生成部110で生成された判定電圧が入力され、出力端子OUTから表示電圧を出力する。
異常判別部120は、可変抵抗VR21、可変抵抗VR22と、NPNトランジスタQ21と、ダイオードD21と、PNPトランジスタQ22およびPNPトランジスタQ23で構成されるカレントミラー回路と、ダイオードD22と、抵抗R21と、抵抗R22とを有する。
可変抵抗VR21は、一端が電源ラインL1に接続され、他端が可変抵抗VR22の一端に接続される。可変抵抗VR22の他端は電源ラインL2に接続される。可変抵抗VR21と可変抵抗VR22は、電源ラインL1と電源ラインL2間の電圧を分圧し、それらの接続部分に所定のしきい電圧を生じる。可変抵抗VR21および/または可変抵抗VR22を所定の抵抗値に設定することにより所定のしきい電圧を設定することができる。なお、可変抵抗VR21と可変抵抗VR22で構成される回路は、本発明のしきい電圧設定回路の一例である。
NPNトランジスタQ21は、ベースBが可変抵抗VR21と可変抵抗VR22の接続部分に接続され、コレクタCが電源ラインL1に接続され、エミッタEがダイオードD21のアノードに接続される。NPNトランジスタQ21は、エミッタフォロアである。
PNPトランジスタQ22とPNPトランジスタQ23とはカレントミラー回路を構成する。PNPトランジスタQ22は、ベースBとコレクタCが接続されている。PNPトランジスタQ22とPNPトランジスタQ23はベースB同士が接続されている。PNPトランジスタQ22とPNPトランジスタQ23の両方のエミッタEは入力端子INに接続されており、これら両エミッタEには判定電圧生成部110で生成された判定電圧が入力される。
PNPトランジスタQ22のコレクタCには、ダイオードD22のアノードが接続される。ダイオードD21のカソードとダイオードD22のカソードは接続されている。抵抗R21は、ダイオードD21とダイオードD22の両方のカソードに一端が接続され、基準電位が印加される電源ラインL2に他端が接続される。
PNPトランジスタQ23のコレクタCには、抵抗R22の一端が接続される。抵抗R22の他端は、電源ラインL2に接続される。PNPトランジスタQ23のコレクタCと抵抗R22の一端の接続部分は出力端子OUTに接続される。
NPNトランジスタQ21は、しきい電圧がベースBに入力され、しきい電圧よりベースエミッタ間電圧だけ低い電圧がエミッタEに生じる。ダイオードD21は、そのエミッタEの電圧を順方向電圧降下だけ低下させる。以下では、しきい電圧よりベースエミッタ間電圧と順方向電圧降下の和だけ低い電圧をしきい電圧レベルの電圧という。
また、PNPトランジスタQ22のコレクタCには、判定電圧よりエミッタコレクタ間電圧だけ低い電圧が生じる。ダイオードD22は、そのコレクタCの電圧を順方向電圧降下だけ低下させる。以下では、判定電圧よりエミッタコレクタ間電圧と順方向電圧降下の和だけ低い電圧を判定電圧レベルの電圧という。
ダイオードD21のカソードとダイオードD22のカソードと抵抗R21の一端との接続部分(以下、抵抗R21の一端という。)は、しきい電圧レベルの電圧と判定電圧レベルの電圧のいずれか高い方の電圧となる。
しきい電圧レベルの電圧が判定電圧レベルの電圧より高いとき、抵抗R21の一端はしきい電圧レベルの電圧となる。このとき、ダイオードD21は順バイアス状態となり、ダイオードD22は逆バイアス状態となる。PNPトランジスタQ22のエミッタコレクタ間には電流が流れない。このため、PNPトランジスタQ22とPNPトランジスタQ23はベース電流が流れない。従って、PNPトランジスタQ23のエミッタコレクタ間にも電流が流れないため、PNPトランジスタQ23のコレクタCと抵抗R22の一端の接続部分(以下、抵抗R22の一端という。)に、基準電位と同じレベルの表示電圧が生じる。
逆に、判定電圧レベルの電圧がしきい電圧レベルの電圧より高いとき、抵抗R21の一端は判定電圧レベルの電圧となる。このとき、ダイオードD21は逆バイアス状態となり、ダイオードD22は順バイアス状態となる。PNPトランジスタQ22のエミッタコレクタ間に電流が流れる。このため、PNPトランジスタQ22とPNPトランジスタQ23はベース電流が流れる。従って、PNPトランジスタQ23のエミッタコレクタ間にも電流が流れるため、抵抗R22の一端に、判定電圧よりエミッタコレクタ間電圧だけ低い表示電圧が生じる。
図4は、劣化表示部130の構成の一例を示す。劣化表示部130は、LED発光制御部131を含む。
LED発光制御部131は、電源ラインL1と電源ラインL2に接続され、電源200から供給される電圧で動作する。
LED発光制御部131は、NPNトランジスタQ1と、抵抗R5と、Nチャネルエンハンスメント型電界効果トランジスタFET1〜FET5と、ダイオードD4〜D8と、抵抗R6〜R10と、NPNトランジスタQ2と、抵抗R11と、NPNトランジスタQ3と、抵抗R12とを有する。
入力端子INには、異常判別部120の出力端子OUTから出力される表示電圧が入力される。トランジスタQ1は、ベースBが入力端子INに接続され、コレクタCが電源ラインL1に接続され、エミッタEがLED1のアノードに接続される。
抵抗R5は、一端が電源ラインL1に接続され、他端がダイオードD4〜D8の各アノードとトランジスタQ2のコレクタCに接続される。
FET1の電流路(ドレインDとソースSの間の経路)は、LED1と並列に接続される。すなわち、FET1のドレインDとソースSはそれぞれLED1のアノードとカソードに接続される。FET1のゲートGは、抵抗R6の一端とダイオードD4のカソードとに接続される。抵抗R6の他端はFET1のソースSに接続される。FET1の電流路が非導通のときにLED1は点灯し、FET1の電流路が導通しているときにLED1は消灯する。
LED2とFET2とダイオードD5と抵抗R7との接続は、LED1とFET1とダイオードD4と抵抗R6と同様である。また、LED3とFET3とダイオードD6と抵抗R8との接続、LED4とFET4とダイオードD7と抵抗R9との接続、およびLED5とFET5とダイオードD8と抵抗R10との接続も、LED1とFET1とダイオードD4と抵抗R6と同様である。
トランジスタQ2は、ベースBがLED5のカソードに接続され、コレクタCが抵抗R5の他端に接続され、エミッタEが抵抗R11の一端に接続される。抵抗R11の他端は電源ラインL2に接続される。トランジスタQ3は、ベースBがLED5のカソードとトランジスタQ2のベースBと自身のコレクタCとに接続され、コレクタCがLED5のカソードと自身のベースBとトランジスタQ2のベースBとに接続され、エミッタEが抵抗R12の一端に接続される。抵抗R12の他端は電源ラインL2に接続される。なお、抵抗R11の抵抗値は抵抗R12の抵抗値の10倍程度の大きさである。
以下、LED発光制御部131におけるLED1〜LED5の発光制御について詳細に説明する。
(1)二次電池201の劣化が著しく、LED1〜LED5が全部発光する場合
このとき、LED1〜LED5の直列接続回路にかかる電圧は最も高い(以下、この電圧を最高電圧という。)。トランジスタQ1のコレクタCとエミッタE間の経路、およびLED1〜LED5を流れる電流により、トランジスタQ3のコレクタCに発生する電位でトランジスタQ2のベースBが順バイアスされ、トランジスタQ2のコレクタCとエミッタE間が導通状態となる。このため、トランジスタQ2のコレクタCの電位は、基準電位(電源ラインL2の電位)と同じレベルの電位となる。
ただし、トランジスタQ2のコレクタCとエミッタE間は完全な導通状態である必要はない(半導通など)。FET1〜FET5のゲートGの電位がそれらの電流路を導通させない電位であれば良い。このとき、トランジスタQ2のコレクタCの電位は、基準電位より少し高めの電位である。以下、「基準電位と同じレベルの電位」と「基準電位より少し高めの電位」などを総称して、「同等の電位」という。
このとき、ダイオードD4〜D8のアノードも、基準電位と同等の電位であり、FET1〜FET5のゲートGに順バイアス電位は印加されず、FET1〜FET5の電流路は非導通となり、LED1〜LED5は全て発光する。
(2)二次電池201が正常であり、LED1〜LED5が全部発光を停止する場合
このとき、LED1〜LED5の直列接続回路にかかる電圧は最も低い。LED1〜LED5は、FET1〜FET5の各電流路により短絡(バイパス)されている。トランジスタQ2のベースBは順バイアス(電流値)されず、または順バイアス(電流値)が小さくなり、トランジスタQ2のコレクタCとエミッタE間が非導通または導通抵抗値が大となり、コレクタCの電位が上昇し、FET1〜FET5のすべてのゲートGを順バイアスする。このため、FET1〜FET5の電流路はすべて導通し、LED1〜LED5は全て発光を停止する。
(3)二次電池201の劣化が激しく、LED1〜LED4が発光し、LED5が発光を停止する場合
このとき、LED1〜LED5の直列接続回路には、最高電圧よりLED5の順方向電圧降下分だけ低い電圧がかかっている。LED1〜LED5の直列接続回路にかかる電圧が低下したことにより、トランジスタQ3のコレクタCの電位は少し低下する。このため、トランジスタQ2のベースBは順バイアスが不充分となり、そのコレクタCとエミッタE間が非導通となるように働く。
従って、トランジスタQ2のコレクタCの電位は上昇し、FET5のゲートGを順バイアスし、FET5の電流路は導通し、トランジスタQ3のコレクタCとエミッタE間に電流が流れ、トランジスタQ3のコレクタCの電位は少し回復するが、トランジスタQ2のベースBは順バイアスされず、トランジスタQ2のコレクタの電位は上昇する。FET5のみのゲートGが順バイアスされてFET5は導通し、LED5の両端に順方向電圧降下より低い電圧が印加されて非導通となり発光を停止する。
このとき、FET1〜FET5のゲートGの電位は基準電位を基準として同一電位として上昇するが、FET1〜FET4の電流路は導通せず、LED1〜LED4は発光を継続する。
FET5のみが導通する理由は、FET5のソースSの電位は、トランジスタQ3のコレクタCの電位であり低電位である。一方、FET4のソースSの電位は、FET5のドレインDの電位であり、FET5のソースSの電位より少し高電位である。このため、FET4のソースSに対するゲートGの電位はFET5のものより低電位であり、FET5が導通してもFET4は導通しない。従って、LED4は発光する。
FET4は導通していないので、FET3、FET2、FET1のソースSの電位は、それぞれLED3、LED2、LED1のカソード電位であり、ソースSの電位は高くFET3、FET2、FET1のゲートGの電位も順バイアスされない。FET3、FET2、FET1の電流路も非導通であり、LED3、LED2、LED1は発光する。
FET5は完全導通状態とならないで、ある程度の抵抗値を保持する。これは、トランジスタQ2のコレクタC、FET5のゲートG、FET5のソースS、トランジスタQ2のベースBの回路で負帰還回路を構成し、トランジスタQ3のコレクタC(ベースB)の電位を一定に保持し、FET5のドレインDとソースS間の導通抵抗値をある一定の値で均衡させるからである。
また、この負帰還回路で、FET5はトランジスタQ3と抵抗R12を負荷としてソースフォロア回路を構成している。この負帰還回路は、トランジスタQ3のコレクタC(ベースB)の電位を一定にする作用がある。
この負帰還回路によって、トランジスタQ2のコレクタCとエミッタE間の抵抗値も一定の値で均衡する。すべては、この負帰還回路で均衡する。
なお、トランジスタQ3が無く、抵抗R12の一端がFET5のソースS(LED5のカソード、トランジスタQ2のベース)に接続されている構成であっても、抵抗R12を流れる電流を一定にする作用があるので、抵抗R12の両端の電圧は一定となる。従って、トランジスタQ3が無く、抵抗R12の一端がFET5のソースSに直接接続されている構成であってもよい。
FET5は完全導通ではないが導通することで、LED5の電流路をFET5が代替し、電流は通常どおり流れ、LED5は発光を停止し、その他の発光ダイオード(LED4〜LED1)は発光を維持する。
FET5の導通によるFET5の電流路の電圧降下は、発光ダイオードの順方向電圧降下より小さい。この状態ではLED5は発光しない。FET4のソースSの電位は、FET5のドレインDとソースS間の電圧降下分上昇している。このため、FET4のゲートGとソースS間の電位は導通電位よりも低くなり、FET4は導通しない。FET4が導通しなければ、FET3、FET2、FET1も導通しない。
(4)二次電池201の劣化がやや激しく、LED1〜LED3が発光し、LED4とLED5が発光を停止する場合
このとき、LED1〜LED5の直列接続回路には、最高電圧よりLED5とLED4の順方向電圧降下分だけ低い電圧がかかっている。このため、FET4がFET5と同様に動作することとなる。負帰還回路もFET4が同様な動作をする。
従って、FET4は完全導通ではないが導通し、この導通による電位降下値は、LED4の順方向電圧降下より小さいため、LED4には順方向電圧降下より低い電圧が印加されてLED4は発光を停止する。
LED1〜LED5の直列接続回路にかかる電圧が更に低下すると、LED3、LED2、LED1が順番に発光を停止する。すなわち、LED1〜LED5の直列接続回路にかかる電圧が発光ダイオードの順方向電圧降下分ずつ低下すると、LED5→LED4→LED3→LED2→LED1の順に発光を停止し、発光ダイオードの順方向電圧降下分ずつ上昇すると、LED1→LED2→LED3→LED4→LED5の順に発光する。
なお、LED1〜LED5の直列接続回路にかかる電圧が最高電圧より微少電圧δV(0<δV<発光ダイオードの順方向電圧降下)だけ低いとき、FET5は不完全導通で、FET5とLED5とに電流が流れる場合がある。この微少電圧だけ低い場合でも負帰還が働いている。
図5〜図7は、本発明の第2の実施形態に係る判定電圧生成部210と異常判別部220と劣化表示部230の構成の一例を示す。第2の実施形態は、二次電池201の定格電圧が380Vである場合の例である。
電源ラインL3には、図示しない定電圧回路から12Vの電圧が供給される。判定電圧生成部210と異常判別部220とLED発光制御部231は、電源ラインL3と電源ラインL2に接続され、図示しない定電圧回路から供給される電圧で動作する。
判定電圧生成部210が第1の実施形態に係る判定電圧生成部110と異なる点は以下の通りである。
電源200が電源ラインL1と電源ラインL2に(二次電池201の正極と負極の間に)直流電流成分と交流電流成分とを含む脈流電流を流すとき、二次電池201の正極と負極の間に生じる交流電圧成分は例えば600mV程度に達する。このため、判定電圧生成部210は、変圧器T1を有していない。
判定電圧生成部210は、抵抗R13と抵抗R14とを有する。抵抗R13は、一端が電源ラインL3に接続され、他端が抵抗R14の一端に接続される。抵抗R14の他端は電源ラインL2に接続される。抵抗R13と抵抗R14は、電源ラインL3と電源ラインL2間の電圧12Vを分圧してそれらの接続部分に好ましくは6V程度の第1の中間電圧を生じる。コンデンサC1は、一端が電源ラインL1に接続され、他端が抵抗R13と抵抗R14の接続部分に接続される。このため、抵抗R13と抵抗R14との接続部分の電圧は第1の中間電圧に交流電圧成分が加算された電圧となり、その加算された電圧がオペアンプOP1の非反転入力端に入力される。
増幅部111のオペアンプOP1とオペアンプOP2の正電源端は電源ラインL3に接続されており、負電源端は電源ラインL2に接続されている。抵抗R1の一端は電源ラインL3に接続されており、抵抗R1と抵抗R2の接続部分には好ましくは6V程度の第2の中間電圧を生じる。オペアンプOP2の非反転入力端には第2の中間電圧が入力される。
上述した点以外は、判定電圧生成部210は判定電圧生成部110と同一の構成である。
異常判別部220は、NPNトランジスタQ21のコレクタCと可変抵抗VR21の一端とが電源ラインL3に接続されている点が第1の実施形態に係る異常判別部120と異なる。この点を除き、異常判別部220は異常判別部120と同一の構成である。
劣化表示部230は、発光ダイオードであるLED1〜LED5と、LED発光制御部231とで構成される。
LED発光制御部231は、トランジスタQ1のコレクタCと抵抗R5の一端とが電源ラインL3に接続されている点が第1の実施形態に係るLED発光制御部131と異なる。この点を除き、LED発光制御部231はLED発光制御部131と同一の構成である。
なお、上述した実施形態では発光ダイオードが5個(LED1〜LED5)の例について説明したが、発光ダイオードがLED発光制御部に2個〜4個、または5個以上接続されている場合であっても本発明を適用することができる。
以上説明したように、本発明によれば、二次電池の異常の有無を判別するとともに、異常である場合にはその劣化の程度を目視で判定することができる。すなわち、本発明にかかる充電器を用いることにより、二次電池の充電中に異常の有無を判別するとともに、異常である場合にはその劣化の程度を目視で判定することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、設計上の都合やその他の要因によって必要となる様々な修正や組み合わせは、請求項に記載されている発明や発明の実施形態に記載されている具体例に対応する発明の範囲に含まれる。
1…充電器、100…電池劣化診断装置、110…判定電圧生成部、111…増幅部、112…反転部、113…2倍増幅部、120…異常判別部、130…劣化表示部、131…LED発光制御部、200…電源、201…二次電池、210…判定電圧生成部、220…異常判別部、230…劣化表示部、231…LED発光制御部、LED1〜LED5…発光ダイオード

Claims (4)

  1. 二次電池の正極と負極の間に交流電流成分を含む電流が流れるとき、当該正極と負極の間に生じる電圧に含まれる交流電圧成分を抽出し、当該交流電圧成分に基づいて前記二次電池の異常の有無および劣化の程度を判定するための判定電圧を生成する判定電圧生成部と、
    前記判定電圧生成部で生成された判定電圧と所定のしきい電圧とに基づいて前記二次電池の異常の有無を判別し、前記二次電池が正常と判別された場合に正常であることを示す所定のレベルの表示電圧を生成し、前記二次電池が異常と判別された場合に前記二次電池の劣化の程度に応じたレベルの表示電圧を前記判定電圧に基づいて生成する異常判別部と、
    前記異常判別部で生成された表示電圧に基づいて前記二次電池の異常の有無および劣化の程度を表示する劣化表示部と、
    を備えることを特徴とする電池劣化診断装置。
  2. 前記劣化表示部が、直列に接続された複数のLEDと、前記異常判別部で生成された表示電圧に応じた個数だけ当該複数のLEDを発光させるLED発光制御部とを備え、
    前記異常判別部が、前記判定電圧生成部で生成された判定電圧が前記所定のしきい電圧以下である場合に前記表示電圧を前記複数のLEDを全て消灯させる前記所定のレベルとし、前記判定電圧が前記所定のしきい電圧より大きい場合に前記二次電池の劣化の程度に応じた個数のLEDを点灯させるレベルの前記表示電圧を前記判定電圧に基づいて生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電池劣化診断装置。
  3. 前記判定電圧生成部が、前記交流電圧成分を増幅して整流することにより、前記判定電圧を生成し、
    前記異常判別部が、
    可変抵抗を含み、当該可変抵抗が所定の抵抗値に設定されることにより前記所定のしきい電圧が設定されるしきい電圧設定回路と、
    前記しきい電圧設定回路で設定されたしきい電圧がベースに入力されるエミッタフォロアのNPNトランジスタと、
    アノードが前記NPNトランジスタのエミッタに接続された第1のダイオードと、
    ベースとコレクタが接続された第1のPNPトランジスタと当該第1のPNPトランジスタとベース同士が接続された第2のPNPトランジスタとで構成されており、前記第1のPNPトランジスタと前記第2のPNPトランジスタの両方のエミッタに前記判定電圧生成部で生成された判定電圧が入力されるカレントミラー回路と、
    アノードが前記第1のPNPトランジスタのコレクタに接続された第2のダイオードと、
    前記第1のダイオードと前記第2のダイオードの両方のカソードに一端が接続されており、前記二次電池の負極の電位である基準電位が印加される電源ラインに他端が接続された第1の抵抗と、
    前記第2のPNPトランジスタのコレクタに一端が接続されており、前記電源ラインに他端が接続されており、当該一端に前記表示電圧を生じる第2の抵抗と、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電池劣化診断装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電池劣化診断装置と、
    前記二次電池の正極と負極の間に前記電流を流す電源と、
    を備えることを特徴とする充電器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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