JP2018031258A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】押縁を取り外した状態で、パネル体を支持することができ、防犯性が向上した建具とする。【解決手段】合成樹脂製の枠体を形成する枠材は、枠本体10と押縁20を備え、枠本体20にパネル体2を支持するセッティングブロック6を取り付け、このセッティングブロック6にパネル体押え7をねじ75で固着して取り付け、パネル体押え7でパネル体2が面外方向に外れないように支持することで、押縁20を取り外した状態でパネル体押え7によりパネル体2を支持し、防犯性が向上した建具とする。【選択図】図10

Description

本発明は、嵌め殺し窓、障子などの合成樹脂製の枠体にパネルを取り付けた建具に関する。
窓枠にガラスを取り付けた窓が特許文献1に開示されている。
この窓は、窓枠を形成する枠材を、押縁により溝を形成する材料とし、ガラスを窓枠に押縁を用いて取り付けている。
実公昭57−14306号公報
近年、窓枠を形成する枠材を合成樹脂製とすることで、断熱性、遮音性に優れ、見栄えが良い窓とすることが行われている。
合成樹脂製の窓において、ガラスを窓枠に押縁を用いて取り付けると、押縁を簡単に取り外しできるから、押縁を取り外すことにより、ガラスも容易に取り外すことができ、防犯上好ましくない。
本発明は、前述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、押縁を取り外した状態でパネル体を支持することができ、防犯性が向上した建具を提供することである。
本発明は、合成樹脂製の枠体にパネル体を取り付けた建具であって、前記枠体を形成する枠材は、内側面の面外方向一側にパネル体支持突起を有した枠本体と、枠本体の面外方向他側に着脱自在に取り付けた押縁を備え、
前記枠本体の内側面に、前記パネル体を支持するセッティングブロックを取り付け、
前記セッティングブロックの面外方向他側に、前記パネル体を面外方向他側方に外れないように支持するパネル体押えを取り付け、
前記押縁は、セッティングブロック及びパネル体押えよりも面外方向他側寄りで、かつセッティングブロック及びパネル体押えよりも面内方向内側に突出していることを特徴とする建具である。
本発明の建具は、前記枠本体は、内側面の面外方向他側に被取付部を有し、
前記パネル体押えは、面内方向中間に孔を有し、面内方向外側に面外方向他側に向かう突起を有し、面内方向内側に面外方向一側に向かうクッション材を有し、
前記パネル体押えは、前記孔を挿通したねじをセッティングブロックに螺合することで、前記突起が被取付部に接し、かつクッション材がパネル体に接して取り付けることができる。
このようにすれば、パネル体押えをセッティングブロックに簡単に取り付けできるから組立作業が向上すると共に、パネル体押えでパネル体が面外方向他側に外れることを防止できるから防犯性が向上する。
本発明の建具は、前記枠本体は、パネル体支持突起に第1の被取付部を有し、内側面の面外方向他側に第2の被取付部を有し、前記セッティングブロックは、面外方向一側に第1取付部を有し、面外方向他側に第2取付部を有し、前記セッティングブロックは、第1取付部を第1の被取付部に係止し、第2取付部を第2の被取付部に係合して枠本体に取り付けることができる。
このようにすれば、セッティングブロックを簡単に取り付けできる。
本発明の建具は、前記セッティングブロックは、内側面の面外方向他側に位置決め部を有し、
前記第2の被取付部は、被位置決め部を有し、
前記セッティングブロックは枠本体に、位置決め部と被位置決め部とで枠本体の長さ方向に位置決めして取り付けることができる。
このようにすれば、セッティングブロックを枠本体の長さ方向の所定の位置に正しく取り付けできる。
本発明の建具は、前記セッティングブロックは、面外方向他側面に第2取付部と位置決め部を面内方向に離隔して有し、前記第2取付部を第2の被取付部に係合し、かつ位置決め部と被位置決め部とで位置決めした状態で、前記面外方向他側面と第2の被取付部と第2取付部と位置決め部との間に隙間を形成し、
前記パネル体押えは、面内方向外側の突起を前記隙間に挿入して第2の被取付部に接して取り付けることができる。
本発明によれば、セッティングブロックに取り付けたパネル体押えでパネル体を支持するので、押縁を取り外した状態でパネル体を支持することができ、防犯性が向上した建具とすることができる。
本発明の実施の形態を示す連窓の内観図である。 図1のA−A拡大断面図である。 図1のB−B拡大断面図である。 図1のC−C拡大断面図である。 右の縦枠とセッティングブロックとパネル体押えの分解斜視図である。 セッティングブロックの平面図である。 セッティングブロックの正面図である。 図6のD−D断面図である。 図6のE−E断面図である。 図3のF部拡大図である。 図10のパネル体押え取付部の断面図である。 セッティングブロックの取り付け説明図である。 セッティングブロックの取り付け状態の説明図である。 図13のG−G断面図である。 パネル体の取り付け説明図である。 パネル体取り付け状態の説明図である。
図1は、本発明の実施形態を示す連窓の内観図である。
窓枠1は、上枠1aと下枠1bと左の縦枠1cと右の縦枠1dを枠組みし、上枠1aの長さ方向中間部と下枠1bの長さ方向中間部とに渡って堅中骨1eを取り付けてある。
上枠1aと下枠1bと右の縦枠1dと堅中骨1eとで嵌め殺し窓用枠部1−1を形成している。
上枠1aと下枠1bと左の縦枠1dと堅中骨1eとで可動窓用枠部1−2を形成している。
嵌め殺し窓用枠部1−1にパネル体2を取り付けて嵌め殺し窓aとしてある。
可動窓用枠部1−2に障子3を、可動窓用枠部1−2よりも室外側に突出して開放するように取り付けて可動窓bとしてある。
障子3は、框組体4にパネル体5を取り付けてある。
框組体4は、上框4aと、下框4bと、左の縦框4cと、右の縦框4dを框組みした方形状である。
つまり、窓枠1の嵌め殺し窓用枠部1−1及び障子3の框組体4が本発明の枠体で、上枠1a、下枠1b、右の縦枠1d、堅中骨1e及び上框4a、下框4b、左の縦框4c、右の縦框4dが枠体を形成する枠材である。
嵌め殺し窓a及び障子3が本発明の枠体にパネル体を取り付けた建具である。
図2及び図3に示すように、嵌め殺し窓用枠部1−1を形成する上枠1a、下枠1b、右の縦枠1d、堅中骨1eは、枠本体10と、枠本体10に着脱可能に取り付けた押縁20とを備えている。枠本体10及び押縁20は合成樹脂製、例えば合成樹脂の押出形材である。
枠本体10は、面内方向の内側で面外方向に向う内側面11を有する。
面内方向の内側とはパネル体2を取り付ける側で、上枠1aと下枠1bとでは上下方向に対向した側で、右の縦枠1dと堅中骨1eとでは左右方向に対向した側である。
枠本体10は、内側面11の面外方向一側にパネル体支持突起12を有している。パネル体支持突起12は内側面11よりも面内方向の内側に突出している。面外方向一側は室内外側方向の室内側又は室外側で、実施形態では室内側である。
枠本体10は、内側面11の面外方向他側寄りに被取付部13と押縁被取付部14を有している。面外方向他側は室内外方向の室内側又は窓外側で、実施形態では室外側である。
被取付部13と押縁被取付部14は面外方向に離隔し、押縁被取付部14は被取付部13よりも面外方向他側に位置している。
被取付部13には後述するセッティングブロック、パネル体押えが取り付けられ、押縁被取付部14には押縁20が取り付けられる
堅中骨1eの枠本体10は面内方向右側と左側に内側面11、パネル体支持突起12、被取付部13、押縁被取付部14を有している。
堅中骨1eの面内方向右側部分が嵌め殺し窓用枠部1−1を形成し、面内方向左側部分は可動窓用枠部1−2を形成するので、堅中骨1eの面内方向右側の押縁被取付部14に押縁20が取り付けてあり、面内方向左側の押縁被取付部14には押縁20が取り付けていない。
上枠1a、下枠1b、右の縦枠1dの枠本体10は、堅中骨1eの枠本体10よりも面外方向の寸法が長く、堅中骨1eの面外方向他側(押縁被取付部14)よりも面外方向他側に突出した突出部15を有している。
押縁20の面内方向の外側部は、押縁被取付部14に着脱自在に取り付けられる。押縁20の面内方向の内側部は枠本体10の内側面11よりも面内方向の内側に突出し、パネル体2の面外方向他側面に接している。
枠本体10の内側面11と、パネル体支持突起12と、押縁20とでパネル体取付用の凹陥部16を形成している。凹陥部16は面内方向の内側に開口している。
パネル体2の上横縁部が上枠1aの凹陥部16に取り付けてある。
パネル体2の下横縁部が下枠1bの凹陥部16に取り付けてある。
パネル体2の左縦縁部が堅中骨1eの凹陥部16に取り付けてある。
パネル体の右縦縁部が右縦枠1dの凹陥部16に取り付けてある。
図3に示すように、左の縦枠1cは上枠1aの枠本体10と同一断面形状である。
つまり、左縦枠1cは内側面11、パネル体支持突起12、被取付部13、押縁被取付部14、突出部15を有している。
図3及び図4に示すように、上框4a、下框4b、左の縦框4c、右の縦框4dは、枠本体40、枠本体40に着脱自在に取り付けた押縦50を備えている。
枠本体40、押縁50は合成樹脂製、例えば合成樹脂の押出形材である。
枠本体40は上枠1aの枠本体10と同様に、内側面41、パネル体支持突起42、被取付部43、押縁被取付部44を有している。
枠本体40の面外方向他側に面内方向外側に突出した戸当り部45を有している。
枠本体40の押縁被取付部44に押縁50を取り付け、内側面41とパネル体支持突起42と押縁50とで凹陥部46を形成している。
上框4aの凹陥部46にパネル体5の上横縁部が取り付けてある。
下框4bの凹陥部46にパネル体5の下横縁部が取り付けてある。
左の縦框4cの凹陥部46にパネル体5の左縦縁部が取り付けてある。
右の縦框4dの凹陥部46にパネル体5の右縦縁部が取り付けてある。
つまり、本発明の枠体を形成する枠材は、内側面の面外方向一側にパネル体支持突起を有し、内側面の面外方向他側に被取付部、押縁被取付部を有した枠本体と、枠本体の押縁被取付部に取り付けた押縁を備えている。
次に、パネル体2を嵌め殺し窓用枠部1−1に取り付ける構成を説明する。
図2及び図3に示すように、下枠1bの枠本体10の内側面11、右の縦枠1dの枠本体10の内側面11、堅中骨1eの枠本体10の右の内側面11にセッティングブロック6がそれぞれ取り付けてある。セッティングブロック6でパネル体2を面内方向に動くことがないように支持している。
図3に示すように、右の縦枠1dの枠本体10、堅中骨1eの枠本体10にパネル体押え7がそれぞれ取り付けある。
パネル押え7は、セッティングブロック6よりも面内方向の内側に突出し、パネル体押え7の面内方向内側部はパネル体2の面外方向他側面に接している。
これにより、パネル体押え7はパネル体2が枠本体10から面外方向他側方に外れることを防止する。
押縁20は、セッティングブロック6の面外方向他側、パネル体押え7よりも面外方向他側に取り付けてある。
押縁20の面内方向内側はパネル体押え7よりも面内方向内側に突出し、押縁20はセッティングブロック6、パネル体押え7を被覆している。
図5〜図9に示すように、セッティングブロック6は、厚さ方向一方側の取付面60と、厚さ方向他方側のパネル体支持面61及び長さ方向一側(面外方向一側)の一側支持面62、長さ方向他側(面外方向他側)の他側面63、幅方向両面の2つの端面64,64を有した直方体形状である。
セッティングブロック6は、面外方向一側寄りに面外方向一側方に向かう第1取付部65を有する。
第1取付部65は、パネル体支持面61と平行に対して、基部65aよりも先端部65bが面内方向内側方となるように斜めの板状で、第1取付部65の先端部65bはパネル体支持面61よりも面内方向内側に突出している。
実施形態では、セッティングブロック6の一側支持面62の長さ方向中間に凹部62aを有し、その凹部62aに第1取付部65が一体的に設けてある。第1取付部65の先端部65bは一側支持面62よりも面外方向の一側方に突出している。
セッティングブロック6は、面外方向の他側面63に第2取付部66と位置決め部、例えば突部67を有している。
第2取付部66は面外方向の他側面63の長さ方向両側にそれぞれ設けてある。第2取付部66は、基部が他側面63の上部に一体的に設けられ、第2取付部66の基部よりも先部寄りは他側面63と離隔した面内方向外側に向かう板状である。第2取付部66の先部は係合部66aを有し、係合部66aは取付面60よりも下方に突出している。
突部67は、面外方向の他側面63の長さ方向中間、つまり、一対の第2取付部66の間に設けてある。
突部67は取付面60よりも下方に突出している。
他側面63の第2取付部66と突部67との間にねじ孔68をそれぞれ有する。
パネル体押え7は図5に示すように、矩形板状の本体70を有し、本体70の長さL1は一対の第2取付部66間の寸法L2よりも小さく、本体70の幅H1はセッティングブロック6の厚さ(面内方向の寸法)H2よりも大きい。
本体70の一側面70aの幅方向一側部にクッション材71が設けてある。クッション材71はパネル体押え7の面内方向内側で、面外方向一側方に向かう。
本体70の他側面70bの幅方向他側には突起72を有し、本体70はJ字形状である。突起72はパネル体押え7の面内方向外側で、面外方向他側に向かう。
本体70の長さ方向中間に切欠部73を有している。切欠部73は本体70の幅方向他端面70cに開口している。
切欠部73がセッティングブロック6の突部67に嵌まり合うようにしてある。
本体70は切欠部73の長さ方向両側に孔74を有している。孔74はパネル体押え7の面内方向中間に設けてある。
このようであるから、パネル体押え7はセッティングブロック6の一対の第2取付部66間において、切欠部73が突部67に嵌まり合うようにして取り付けられる。
パネル体押え7の孔74がセッティングブロック6の他側面63のねじ孔68と対向する。
図5に示すように、枠本体10のパネル体支持突起12の面外方向他側面12aに被取付部17を有する。
被取付部17は、面内方向内側の第1面17aと面内方向外側の第2面17bとで面外方向他側に向けて凹溝形状である。
第1面17aは内側面11とほぼ平行で、第2面17aは内側面11と平行に対して傾斜している。
枠本体10の被取付部13は、被取付壁13aと、被取付壁13aと内側面11との間に形成した被取付溝13bを有している。
枠本体10の押縁被取付部14は被取付壁14aと、被取付壁14aと被取付部13の被取付壁13aとの間に形成した被取付溝14bを有している。
各被取付壁13a,14aは面内方向の内側に向けて突出し、枠本体10の長さ方向に連続している。
各被取付溝13b,14bは面内方向の内側に向けて開口し、枠本体10の長さ方向に連続している。
被取付部13の被取付壁13aの突出端に被係合部13cが面外方向一側に向けて設けてある。
セッティングブロック6の長さは枠本体10の長さに比べて短く、セッティングブロック6は枠本体10の長さ方向に間隔を置いて複数取り付ける。
枠本体10の被取付部13の被取付壁13aにおけるセッティングブロック6を取り付ける部分に被位置決め部が設けてある。実施形態ではセッティングブロック6の突部67が嵌合する凹部13dが形成してある。
図10に示すように、セッティングブロック6は、取付面60が内側面11に接し、一側支持面62がパネル体支持突起12の他側面12aに接して面内方向外側及び面外方向一側方に動かないように支持される。第1取付部65が被取付部17に面内方向内側に動かないように係止している。第2取付部66の係合部66aが被取付部13の被取付壁13aの被取付部13cに係合して面内方向内側及び面外方向他側方に動かないように取り付けてある。
セッティングブロック6は、前述のように第1取付部65を枠本体10の被取付部17に押しつけて係止し、第2取付部66を枠本体10の被取付部13に係合することで、枠本体10に取り付けてあるので、セッティングブロック6を枠本体10に簡単に取り付けできると共に、面外方向に動いたり、面内方向の内側に動いたりすることがない。
図11に示すように、パネル体押え7は、本体70の切欠部73を突部67に嵌め込み、本体70の孔74からねじ75をセッティングブロック6のねじ孔68に螺合して取り付ける。これにより、クッション材71をパネル体2の面外方向他側面に押しつけ、突起72を被取付部13の被取付壁13aに押しつけるようにしてパネル体押え7を取り付けてある。
パネル体押え7は、前述のようにパネル体押え7の面内方向中間をねじ75でセッティングブロック6に固着し、面内方向内側をパネル体2に押しつけ、面内方向外側を第1取付部13に押しつけているので、パネル体押え7はパネル体2を強固に支持するから、防犯性能が優れたものである。
しかも、パネル体押え7を、枠本体10のセッティングブロック6を取り付けした被取付部13で支持しているから、枠本体10の形状を単純とすることができる。
さらに、パネル体押え7はセッティングブロック6の一対の第2取付部62間において取り付けてあるから、パネル体押え7はセッティングブロック6と面内方向に重なり合い、パネル体押え7はセッティングブロック6とともに狭い面内方向のスペースに取り付けできる。
ねじ75は、締め付け操作し易いが、弛め操作し難いねじである。
例えば、専用工具で弛めることができるねじである。
次に、セッティングブロック6の取り付けを図12と図13を参照して説明する。
図12に示すように、セッティングブロック6を枠本体10の内側面11と平行に対して斜めの姿勢とする。この姿勢で、セッティングブロック6の第1取付部65をパネル体支持突起12の被取付部17に押しつけ、取付面60の面外方向一側端を内側面11に接する。
セッティングブロック6を取付面60と内側面11の接した部分を支点として矢印aで示すように内側面11に向けて回動する。
次いで、図13及び図14に示すように第2取付部66の係合部66aを被取付部13の被取付壁13aの係合部13cに係合し、かつ突部67を被取付壁13aの凹部13dに嵌合すると同時に、第1取付部65を被取付部17に強く押しつけ、取付面60を内側面11に接すると共に、一側支持面62をパネル体支持突起12の他側面12aに押しつけることで、セッティングブロック6を取り付ける。
このようであるから、セッティングブロック6を面内方向に回動しながら取り付けできる。
また、突部67が被取付壁13aの凹部13dに嵌合しているので、セッティングブロック6を枠本体10の長さ方向に位置決めし、かつ長さ方向に動くことがないように取り付けできる。
次に、パネル体押え7の取り付けを図15と図16を参照して説明する。
セッティングブロック6を枠本体10に取り付けた状態で、図14に示すように、セッティングブロック6の他側面63と被取付部13の被取付壁13a(被係合部13c)は面外方向に離隔し、第2取付部66と突部67との間には隙間Sが形成されている。
図15に示すように、パネル体押え7をセッティングブロック6のパネル支持面61と直角に対して斜めとし、突起72を前述の隙間Sに挿入しながらパネル体押え7を矢印bで示すようにセッティングブロック6に向けて回動する。
次いで、図15に仮想線で示すようにパネル体押え7のクッション材71をパネル体2の面外方向他側面に押しつける。
この状態でねじ75を、孔74からねじ孔68に螺合して、図16に示すようにパネル体押え7を取り付ける。
このようであるから、パネル体押え7をセッティングブロック6を基準とし、セッティングブロック6に固着して取り付けできる。
パネル体押え7を取り付けた後に、押縁20を取り付ける。
図10に示すように、押縁20は、本体21の面内方向外側に取付部22を有し、本体21の面内方向内側にシール部材23を有している。
押縁20は、取付部22を押縁被取付部14の被取付溝14b内に係合して取り付け、シール部材23をパネル体2の面外方向他側面に押しつけるようにして取り付ける。
セッティングブロック6、パネル体押え7は押縁20で覆われ、外部から見えない。
図3と図4に示すように、障子3の各框の枠本体40の内側面41にはセッティングブロック6がそれぞれ取り付けてある。これにより、框組体4が菱形に変形することを抑制する。
障子3の左の縦框4c、右の縦框4dの枠本体40にパネル体押え7がそれぞれ取り付けてある。
セッティングブロック6及びパネル体押え7は、前述の嵌め殺し窓用枠部1−1の各枠の枠本体10に取り付けたセッティングブロック6、パネル体押え7と同一で、同じようにして取り付ける。
前述の実施の形態では、嵌め殺し窓用枠部1−1の上枠1aの枠本体10の内側面11にはセッティングブロック6が設けていないが、セッティングブロック6を設けても良い。
また、パネル体押え7は右の縦枠1d、竪中骨1eの枠本体10に取り付けしたが、上の枠材1a、下の枠材1bの枠本体10に取り付けても良いし、各枠本体10にパネル体押え7をそれぞれ取り付けても良い。
前述の実施の形態では、框組体4の左右の縦框4c,4dの枠本体40にパネル体押え7を取り付けしたが、上框4a、下框4bの枠本体40にパネル体押え7を取り付けしても良いし、各框の枠本体40にパネル体押え7をそれぞれ取り付けしても良い。
1a…上枠、1b…下枠、1c…左の縦枠、1d…右の縦枠、1e…竪中骨、2…パネル体、4a…上框、4b…下框、4c…左の縦框、4d…右の縦框、5…パネル体、6…セッティングブロック、7…パネル体押え、10…枠本体、11…内側面、12…パネル体支持突起、13…被取付部、13c…係合部、13d…切欠部(被位置決め部)、17…被取付部、20…押縁、65…第1取付部、66…第2取付部、67…突部(位置決め部)70…本体、71…クッション材、72…突起、74…孔、75…ねじ。
本発明は、合成樹脂製の枠体にパネル体を取り付けた建具であって、前記枠体を形成する枠材は、内側面の面外方向一側にパネル体支持突起を有した枠本体と、枠本体の内側面の面外方向他側に着脱自在に取り付けた押縁を備え、
前記枠本体の内側面に、前記パネル体を支持するセッティングブロックを取り付け、
前記セッティングブロックの面外方向他側に、前記パネル体を面外方向他側方に外れないように支持するパネル体押えを取り付け、
前記押縁は、セッティングブロック及びパネル体押えよりも面外方向他側寄りで、かつセッティングブロック及びパネル体押えよりも面内方向内側に突出しており、
前記枠本体は、内側面の面外方向他側に溝状の被取付部を有し、
前記セッティングブロックは、面外方向他側に取付部を有し、前記面外方向他側の取付部を前記溝状の被取付部に係合して枠本体に取り付けてあることを特徴とする建具である。
本発明の建具は、記パネル体押えは面内方向外側に面外方向他側に向かう突起を有し、かつ面内方向内側を有し、
前記パネル体押えは前記突起が前記溝状の被取付部に接し、かつ前記面内方向内側部がパネル体に接してセッティングブロックに取り付けることができる。
このようにすれば、パネル体押えをセッティングブロックに簡単に取り付けできるから組立作業が向上すると共に、パネル体押えでパネル体が面外方向他側に外れることを防止できるから防犯性が向上する。
本発明の建具は、前記溝状の被取付部を有する前記枠本体は、更に、パネル体支持突起被取付部を有し
前記面外方向他側の取付部を有する前記セッティングブロックは、更に、面外方向一側取付部を有し
記セッティングブロックは、前記面外方向一側の取付部を前記パネル体支持突起の被取付部に係止し、前記面外方向他側の取付部を前記溝状の被取付部に係合して枠本体に取り付けることができる。
このようにすれば、セッティングブロックを簡単に取り付けできる。
本発明の建具は、前記セッティングブロックは、内側面の面外方向他側に位置決め部を有し、
前記溝状の被取付部は、被位置決め部を有し、
前記セッティングブロックは枠本体に、位置決め部と被位置決め部とで枠本体の長さ方向に位置決めして取り付けることができる。
このようにすれば、セッティングブロックを枠本体の長さ方向の所定の位置に正しく取り付けできる。
本発明の建具は、前記セッティングブロックは、面外方向他側面に前記面外方向他側の取付部と位置決め部を面内方向に離隔して有し、前記面外方向他側の取付部を前記溝状の被取付部に係合し、かつ位置決め部と被位置決め部とで位置決めした状態で、前記面外方向他側面と前記溝状の被取付部と前記面外方向他側の取付部と位置決め部との間に隙間を形成し、
前記パネル体押えは、面内方向外側の突起を前記隙間に挿入して前記溝状の被取付部に接して取り付けることができる。

Claims (5)

  1. 合成樹脂製の枠体にパネル体を取り付けた建具であって、前記枠体を形成する枠材は、内側面の面外方向一側にパネル体支持突起を有した枠本体と、枠本体の面外方向他側に着脱自在に取り付けた押縁を備え、
    前記枠本体の内側面に、前記パネル体を支持するセッティングブロックを取り付け、
    前記セッティングブロックの面外方向他側に、前記パネル体を面外方向他側方に外れないように支持するパネル体押えを取り付け、
    前記押縁は、セッティングブロック及びパネル体押えよりも面外方向他側寄りで、かつセッティングブロック及びパネル体押えよりも面内方向内側に突出していることを特徴とする建具。
  2. 前記枠本体は、内側面の面外方向他側に被取付部を有し、
    前記パネル体押えは、面内方向中間に孔を有し、面内方向外側に面外方向他側に向かう突起を有し、面内方向内側に面外方向一側に向かうクッション材を有し、
    前記パネル体押えは、前記孔を挿通したねじをセッティングブロックに螺合することで、前記突起が被取付部に接し、かつクッション材がパネル体に接して取り付けてある請求項1記載の建具。
  3. 前記枠本体は、パネル体支持突起に第1の被取付部を有し、内側面の面外方向他側に第2の被取付部を有し、前記セッティングブロックは、面外方向一側に第1取付部を有し、面外方向他側に第2取付部を有し、前記セッティングブロックは、第1取付部を第1の被取付部に係止し、第2取付部を第2の被取付部に係合して枠本体に取り付けてある請求項3記載の建具。
  4. 本発明の建具は、前記セッティングブロックは、内側面の面外方向他側に位置決め部を有し、
    前記第2の被取付部は、被位置決め部を有し、
    前記セッティングブロックは枠本体に、位置決め部と被位置決め部とで枠本体の長さ方向に位置決めして取り付けてある請求項3記載の建具。
  5. 前記セッティングブロックは、面外方向他側面に第2取付部と位置決め部を面内方向に離隔して有し、前記第2取付部を第2の被取付部に係合し、かつ位置決め部と被位置決め部とで位置決めした状態で、前記面外方向他側面と第2の被取付部と第2取付部と位置決め部との間に隙間を形成し、
    前記パネル体押えは、面内方向外側の突起を前記隙間に挿入して第2の被取付部に接して取り付けてある請求項4記載の建具。
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