JP2018030119A - 水素水生成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、簡単な構造で、飲料水の電気分解によって発生する特有の臭気(次亜塩素酸)に十分に対応できる水素水生成装置を提供する。【解決手段】本発明は、底面部に電極部25を有して構成された飲料水収容容器1と、飲料水収容容器内に設けられ、電気分解の際に生成される次亜塩素酸を除去する次亜塩素酸除去器55とを備える水素水生成装置であって、次亜塩素酸除去器55は、電極部25の上方に配置され、電気分解により電極部25から発生する泡が流入する通孔64を有して構成された除去材容器63と、除去材容器63内に収容された次亜塩素酸除去材65とを有するものとした。【選択図】図1
Description
本発明は、飲料水を水素水にする水素水生成装置に関する。
体内の活性酸素を中和する飲料水として、水素を溶存させた水素水が注目されている。
近時では、こうした水素水が手軽に得られるよう、専用の容器を用いて飲料水を水素水に生成する水素水生成装置が提案されている。
近時では、こうした水素水が手軽に得られるよう、専用の容器を用いて飲料水を水素水に生成する水素水生成装置が提案されている。
水素水生成装置の専用容器の多くは、飲料水を収容する容器の底面部中央に、飲料水を電気分解する電極部を設けた構造が用いられ、電気分解によって発生した水素が水中に溶け込むことで、水素水を得られる(特許文献1を参照)。
ところで、例えば水道水(飲料水)から水素水を得る場合、水中に含まれる塩化物イオンが酸素と反応し、特有の臭気をもつ次亜塩素酸イオンが発生されることがある。
そこで、この対策として専用容器の底面部に、次亜塩素酸を取り除く次亜塩素酸除去器を設けて、特有の臭気を解消する技術が提案されている(特許文献2を参照)。同次亜塩素酸除去器の多くは、多数の通孔を有する環状の除去材容器内に、次亜塩素酸除去材として次亜塩素酸除去ボール(除去材を球状にしたもの)を多数個、収めて構成した次亜塩素酸除去器が用いられている。具体的には次亜塩素酸除去ボール入りの除去材容器を、容器底面部に同底面部中央に有る電極部を取り囲むように組み付けることが行われている。
ところが、次亜塩素酸除去器には、除去材容器を、飲料水を電気分解する電極部を避ける円環形にして、円環形の上端壁だけに通孔を設けた容器構造を採用し、この除去材容器内に次亜塩素酸除去ボールを収容するという、電極部上方を開放させた円環構造が用いられている。このため、水素水生成の際に電極部から発生する泡は、直接、除去材容器内の次亜塩素酸除去ボールへは行き届かない。そのため、次亜塩素酸除去器は、次亜塩素酸の臭気の解消には十分ではなかった。
そこで、本発明の目的は、簡単な構造で、飲料水の電気分解によって発生する特有の臭気(次亜塩素酸)に十分に対応できる水素水生成装置を提供することにある。
本発明の態様は、飲料水が収容可能で、底面部に、収容される飲料水を電気分解する電極部を有して構成された飲料水収容容器と、飲料水収容容器内に設けられ、電気分解の際に生成される次亜塩素酸を除去する次亜塩素酸除去器とを備えて構成される水素水生成装置であって、次亜塩素酸除去器は、電極部の上方に配置され、電気分解により発生する電極部からの泡が流入する通孔を有して構成される除去材容器と、除去材容器内に収容された、次亜塩素酸を除去する次亜塩素酸除去材とを有して構成されるものとした。
好ましくは除去材容器は、下端部に最小径部を有し、上端部に最大径部を有し、最小径部と最大径部との間が最小径部から最大径部に向かうしたがい漸次、拡径され、周りに多数の通孔を有し、最大径部が電極部の上方を遮る縦形の姿勢に配置されたラッパ形の除去材容器から構成されることが望ましい。
好ましくは電極部は、飲料水収容容器の底面部中央に配置され、ラッパ形の除去材容器は、飲料水収容容器の底面部中央において縦形の姿勢に配置されることが望ましい。
好ましくは電極部は、飲料水収容容器の底面部中央に配置され、ラッパ形の除去材容器は、飲料水収容容器の底面部中央において縦形の姿勢に配置されることが望ましい。
本発明の水素水生成装置によれば、電気分解の際、電極部から発生した泡は、そのまま、通孔を通じて、除去材容器内の次亜塩素酸除去材へ至る。これにより、電極部から発生した酸素ガスは、次亜塩素酸除去材と十分に接触するので、水素水の生成の際、特有の臭気をもつ次亜塩素酸が発生することがあっても、次亜塩素酸除去材の還元効果により臭気を効果的に除去することができる。
それ故、簡単な構造により、水素水生成装置は、特有の臭気(次亜塩素酸)に対し十分に対応できる。
特にラッパ形の除去材容器であると、電極部から発生する泡は、直接、次亜塩素酸除去材と接触しやすくなるうえ、飲料水収容容器内の飲料水には、次亜塩素酸除去材へ向かう流れが誘起されるので、臭気を効率よく除去することができる。
ラッパ形の除去材容器の場合、飲料水収容容器の底面部中央に縦形の姿勢に配置することにより、効果的に次亜塩素酸を除去することができる。
ラッパ形の除去材容器の場合、飲料水収容容器の底面部中央に縦形の姿勢に配置することにより、効果的に次亜塩素酸を除去することができる。
以下、本発明を図1および図2に示す第1の実施形態にもとづいて説明する。
図1(a)〜(d)は、本発明を適用した水素水生成装置の構造を示し、図2は同水素水生成装置の側断面図を示している。
図1(a)〜(d)は、本発明を適用した水素水生成装置の構造を示し、図2は同水素水生成装置の側断面図を示している。
図1および図2を参照して水素水生成装置の各部を説明すると、図1および図2中の符号1は、ミネラルウォータや水道水などの飲料水X(図2のみに図示)が収容可能な飲料水収容容器(以下、飲料水容器という)を示している。この飲料水容器1は、上下方向に延びる細形の専用ボトルで構成される。例えばこの専用ボトル(飲料水容器1)は、胴部をなす筒部3と、注ぎ口をなす筒部3の上端部に設けた入出口部5と、底面部をなす短柱形の機器収容部7とを組み合わせて構成される。
このうち飲料水容器1(専用ボトル)の筒部3は、例えば図1および図2に示されるように透視可能な部材、例えば透明な合成樹脂部材から細長に形成され、筒部3の上端部の入出口部5から、水素水の源材料となる飲料水Xの注ぎ入れや、生成を終えた水素水の注ぎ出しが行えるようになっている。ちなみに、入出口部5の開口は蓋体5aで開閉される。なお、筒部3の下端部には、おねじ部9aを有する筒形のねじ込み部9が形成されている(図1(b)、図2に図示)。
一方、機器収容部7は、短筒形の本体部6を有している。この本体部6は、例えば図2に示されるように上側が開口した有底の短筒形の外ケース11と、同外ケース11の開口部から嵌挿された上側が開口した有底の円筒形の内ケース13とから構成される。そして、外ケース11の側壁、底壁、内ケース13の底壁で囲まれる下側の空間に機器室17を形成している。また内ケース13の側壁、底壁で囲まれる上側の凹形部分を、電極ユニット用の据付部19(図1(c)に図示)としている。ちなみに、外ケース11と内ケース13とは水密構造で組み合わさる。
また図1(b)および図2に示されるように内ケース13の側壁の内面には、筒部3のおねじ部7aと噛合可能なめねじ部13aが形成されている。そして、おねじ部9がめねじ部13aにねじ込まれることによって、筒部3と機器収容部7との相互を連結している。これにより、専用のボトルである、筒部3が胴部をなし、機器収容部7が底部をなし、筒部3の上部に入出口部5を有する飲料水容器1を形成している。ちなみに、筒部3と機器収容部7との間も水密構造である。
機器収容部7には、飲料水を電気分解する電極ユニット21が組み付けられている。この電極ユニット21は、例えば図1(b)〜(d)に示されるように内ケース13の側壁、底壁で囲まれた凹形の据付部19に組み付けられた電極ケース23と、同電極ケース23に組み付けられた電極部25とを有して構成されている。
具体的には電極ケース23は、例えば内ケース13の底壁の外周側の上面に固定される円板状のフランジ部29と、同フランジ部29の内周部から上側に起立する円筒形の電極収納筒31とを有している。ちなみに電極収納筒31は、フランジ部29とは一体であり、上側に開口する開口部31aの開口縁には、電極支え用のフランジ部31bが形成され、側壁には、多数の通水孔34が形成されている。
この電極収納筒31内に電極部25が嵌挿されている。具体的には図1(c),(d)および図2に示されるように例えば電極部25は、枠形の絶縁部材37を挟んだ一方の側部に、一方向に延びたくし形の陰極39を組み付け、他方の側部に、他方向に延びたくし形の陽極41を組み付け、これらを筒形の電極ハウジング42内に嵌挿した構造で構成される(電極ハウジング42は図1(d)しか図示せず)。ちなみに陰極39と陽極41とは、互いに直交する向きに配置してある。この格子形に各電極が組み込まれた電極部25が、電極ケース23の基部側(フランジ部29側)から電極収納筒31内に嵌挿してある。これにより電極部25は、開口部31aのフランジ部31bで支えられる。そして、格子形に組まれた陰極39および陽極41でなる電極面域を開口部31aに臨ませている。これにより、電極部25は、飲料水容器1(専用ボトル)の底面部中央に配置される。また同構造によって、陰極39、陽極41が、開口部31aや通水孔34から流れ込む飲料水Xにて浸漬される構造となっている。ちなみに、陰極39および陽極41でなる電極面域の一部、具体的には電極面域の中央の一部は切り欠いてある。
他方、機器収容部7の機器室17には、電力供給部45が収められている。この電力供給部45は、機器室17に収めたバッテリ、例えば充電可能な二次バッテリ47と、同じく二次バッテリ47を制御する制御部49(電子回路から構成)とを有している。そして、二次バッテリ47は、陰極39、陽極41に接続される。制御部49は、例えば二次バッテリ47や機器収容部7の外ケース11の外面に設置されたオンオフスイッチ51(図1(a),(b)に図示)に接続されている。つまり、電力供給部45の全体は、電極部25と共に、飲料水容器1の底部をなす機器収容部7に一体に組み付けられている。
この電力供給部45により、飲料水容器1を飲料水X(例えばミネラルウォータ、水道水など)で満たし、オンオフスイッチ51をオン操作すると、二次バッテリ47からの直流電圧が、例えば予め設定された所定時間(5分間、10分間)、陰極39、陽極41へ印加され、電極部25にて飲料水の電気分解が行われる。つまり、水素水の生成が行われるようになっている。ちなみに、二次バッテリ47は、機器収容部7の外ケース11の外面に設けた充電口部48と接続されている。これにより、必要に応じ充電アダプタ50のプラグ50a(いずれも図1(a)に図示)を充電口部48に接続して、家庭用コンセント(図示しない)から電力の供給を受けることにより、二次バッテリ47の充電が行える構造ともなっている。
また飲料水容器1内、具体的には飲料水容器1内の底面部の中央には、飲料水Xの電気分解により生成される次亜塩素酸を除去するための次亜塩素酸除去器55が配置されている。この次亜塩素酸除去器55が、電極部25の上方に配置されている。
この次亜塩素酸除去器55を説明すると、例えば次亜塩素酸除去器55は、図1(a),(b)および図2に示されるように下部を小径、上部を大径としたラッパ形の除去材容器63と、同除去材容器63内に収容された次亜塩素酸除去材、例えば亜硫酸カルシウムを主成分とした小径な次亜塩素酸除去ボール65とから構成されている。
この次亜塩素酸除去器55を説明すると、例えば次亜塩素酸除去器55は、図1(a),(b)および図2に示されるように下部を小径、上部を大径としたラッパ形の除去材容器63と、同除去材容器63内に収容された次亜塩素酸除去材、例えば亜硫酸カルシウムを主成分とした小径な次亜塩素酸除去ボール65とから構成されている。
具体的には除去材容器63は、図1(b)に示されるように下端部に最小径部57を有し、上端部に最大径部59を有し、最小径部と前記最大径部との間の中間部61が最小径部57から最大径部59に向かうしたがい漸次、拡径されたラッパ形の形状をなしている。この除去材容器63の各部は、例えば格子形のフレームで構成され、除去材容器63の周りに多数の通孔64が形成される構造となっている。
このラッパ形の除去材容器63内の各部に渡り、多数の次亜塩素酸除去ボール65が収容され、次亜塩素酸除去器55全体を構成している。ちなみに、図示はしないが除去材容器63は、次亜塩素酸除去ボール65の出入りが行えるよう、一部が取り外せる構造となっている。
このラッパ形の除去材容器63の最小径部57には、同最小径部57を延長させてなる細長の嵌挿部67が形成されている。また図1(c)、図2に示されるように同嵌挿部67に対応して、飲料水容器1の底面部の中央となる、内ケース13の底壁の上面中央には、上記嵌挿部67と嵌挿可能な支持筒69が突設されている。嵌挿部67は、電極部25の電極面部(陰極39、陽極41)の中央に形成された切欠き部25aを通して、支持筒69に嵌挿されている。そして、嵌挿部67および支持筒69で構成される支持部71にて、図2に示されるように除去材容器63の最小径部57を、飲料水収容容器1の底面部に支持させ、最大径部59を上側に配置させている。つまり、ラッパ形の除去材容器63全体を、大きい径(最大径部59)が電極部25の上方を遮る姿勢、すなわち縦形の姿勢(傘形)に支持させている。この除去材容器63により、通孔64から、電気分解により電極部25から発生する泡が、直接、内部へ流入される構造にしている。
この除去材容器63内に多数の次亜塩素酸除去ボール65が収容され、次亜塩素酸除去ボール群を電極部25の上方を遮る方向に渡り配置させている。これにより、水素水生成の際(電気分解時)、電極部25から発生された泡は、そのまま、通孔64を通じて除去材容器63内の次亜塩素酸除去ボール65へ至るようにしている。つまり、次亜塩素酸の除去反応である還元反応が効率よく行われるようにしている。
この次亜塩素酸除去器55が付いた水素水生成装置の作用を説明すると。今、図2に示されるように飲料水容器1内に飲料水Xが収容され、飲料水容器1の入出口部5が蓋体5aで閉じられているとする(密閉状態)。この状態からオンオフスイッチ51をオン操作する。
すると、二次バッテリ47の直流電圧は、陰極39および陽極41(いずれも電極部25)に印加され、飲料水容器1に収容された飲料水Xは電気分解される。これにより、陰極側に水素ガスが発生し、陽極側に酸素ガスが発生する。水素ガスは泡となって上昇し、上昇しながら飲料水Xに溶け込む(溶解)。つまり、水素水が生成される(還元水素水)。ちなみに、陽極側に発生する酸素は、気化したり、水へと変化したりする。
この飲料水Xの電気分解の際、特有の臭気をもつ次亜塩素酸イオンが発生することがある。すなわち、例えば水道水から水素水を得る場合、水中に含まれる塩化物イオンが、電気分解によって発生する酸素と反応し、特有の臭気をもつ次亜塩素酸イオンが発生することがある。
このとき、次亜塩素酸除去器55の除去材容器63は、電気分解により電極部25から発生する泡が、直接、通孔64を通じて、次亜塩素酸除去ボール65へ至るように構成されているから、たとえ飲料水X(水道水)に含まれる塩化物イオンが酸素と反応し、次亜塩素酸イオンが生成されても、酸素ガスの泡と共に、直接、除去材容器63の通孔64から、同除去材容器63内の次亜塩素酸除去ボール65に接触する。すると、次亜塩素酸イオンは、次亜塩素酸除去ボール65の亜硫酸カルシウムにより還元反応を起こす。これにより、臭気のない塩化物イオンに還元される。故に、次亜塩素酸は解消、すなわち特有の臭気をもつ次亜塩素酸は、次亜塩素酸除去ボール65にて除去される。特にラッパ形の除去材容器63は、図2に示されるように電極部25から発生した泡が次亜塩素酸除去ボール65に触れやすくなるだけでなく、電極部25から発生する泡が除去材容器63を通過する際、飲料水容器1内の外側から中央の除去材容器63へ向かう矢印aに示されるような流れが誘起されやすくなるので、飲料水容器1内の臭気は効率よく取り除かれる。
以上のように電極部25に上方に、電極部25から発生する泡が流入しやすい除去材容器63を設けるという簡単な構造の次亜塩素酸除去器55により、水素水生成装置は、水素水生成の際に発生する特有の臭気(次亜塩素酸)に対し十分に対応できる。
特にラッパ形の除去材容器63は、電極部25から発生した泡が次亜塩素酸除去ボール65に触れやすくなるだけでなく、飲料水容器1内の飲料水Xには、次亜塩素酸除去器55へ向かう流れ(矢印a)が誘起されやすくなるので、次亜塩素酸除去器55を循環する流れ(矢印a)の形成により、臭気は効率よく除去できる。
特にラッパ形の除去材容器63は、電極部25から発生した泡が次亜塩素酸除去ボール65に触れやすくなるだけでなく、飲料水容器1内の飲料水Xには、次亜塩素酸除去器55へ向かう流れ(矢印a)が誘起されやすくなるので、次亜塩素酸除去器55を循環する流れ(矢印a)の形成により、臭気は効率よく除去できる。
またラッパ形の除去材容器63が、電極部25の有る飲料水容器1の底面部中央に配置されることにより、電極部25から発生する泡は、除去材容器63内の次亜塩素酸除去ボール65(次亜塩素酸除去材)に最も効果的に導けるので、生成される次亜塩素酸を最も効率よく除去することができる。
図3および図4は、第2の実施形態を示す。
第2の実施形態は、第1の実施形態のような飲料水容器1に、電極部と、同電極部に電力を供給する電力供給部(二次バッテリ)との双方が一体となったバッテリ駆動式の水素水生成装置とは異なり、電力供給部が分離された水素水生成装置、すなわち電極部25が組み付いた飲料水容器72と、電極部25に電力を供給する電力供給部、ここでは電力供給ユニット73とに分離した外部電源駆動式の水素水生成装置に本発明を適用したものである。
第2の実施形態は、第1の実施形態のような飲料水容器1に、電極部と、同電極部に電力を供給する電力供給部(二次バッテリ)との双方が一体となったバッテリ駆動式の水素水生成装置とは異なり、電力供給部が分離された水素水生成装置、すなわち電極部25が組み付いた飲料水容器72と、電極部25に電力を供給する電力供給部、ここでは電力供給ユニット73とに分離した外部電源駆動式の水素水生成装置に本発明を適用したものである。
すなわち、図3および図4に示されるように外部電源駆動式の水素水生成装置について説明すると、同装置は、タンブラ形の飲料水容器72と、電力供給ユニット73とが、雄・雌接続ターミナル75a,75bを介して、電気的に接続される構造となっている。具体的には、例えば飲料水容器72は、飲料水容器72内の底面部に、第1の実施形態と同様、電極部25が設けられる。飲料水容器72の下面をなす外ケース11の底壁には、例えば円形の凹部77が形成され、この凹部77内に、雄・雌接続ターミナル75a,75bの一方、例えば雌側の接続ターミナル75bが収められている。この接続ターミナル75bは、電極部25(陰極39、陽極41)と接続される。ちなみに接続ターミナル75bは、外部に突き出ないよう外ケース11の底壁よりも内方に収まる。タンブラ形の飲料水容器72は、上部開口が入出口部72aで、入出口部72aが蓋体74で閉じられるものとなっている。
電力供給ユニット73は、例えば円盤形の台座81を有していて、この台座81の上面(ここでは偏心した位置)には、飲料水容器72の底部が嵌挿可能な据付用凹部83が形成されている。つまり、据付用凹部83に飲料水容器72の底部を嵌めると、台座81に飲料水容器72が縦形にセットされる。
据付用凹部83の上面には、雄・雌接続ターミナル75a,75bの他方、例えば雄側の接続ターミナル75aが突設され、飲料水容器72が台座81にセットされると、雄側の接続ターミナル75aと雌側の接続ターミナル75bとが接続される構造となっている。雄側の接続ターミナル75aは、外ケース11の外面に設けたオンオフスイッチ85を介して、同じく外ケース11の外面に設けられているDC接続口部86と接続されている。つまり、交・直変換用の電源アダプタ(図示しない)のプラグ87をDC接続口部86に接続し、同電源アダプタ(図示しない)を家庭用コンセント(図示しない)に差し込んで、オンオフスイッチ85をオン操作すると、電極部25に所定の直流電圧が供給され、電極部25において飲料水の電気分解が行われる。すなわち、水素水が生成される。ちなみに台座81内には制御部89が設けられ、例えば予め設定された所定時間(5分間、10分間)、陰極39、陽極41へ所定の直流電圧が印加される構造となっている。
こうした水素水生成装置(外部電源駆動式)の飲料水容器72内の底面部には、例えば上記第1の実施形態と同じ構造のラッパ形の次亜塩素酸除去器55が設けられ、外部電源駆動式の水素水生成装置においても、第1の実施形態と同様、次亜塩素酸の除去が十分に行えるようにしてある。つまり、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を奏するものとなっている。次亜塩素酸除去器55については第1の実施形態と同じなので、詳細な説明は省略した。
但し、図3および図4において、第1の実施形態と同じ部分には同一符号を付してその説明を省略した。
但し、図3および図4において、第1の実施形態と同じ部分には同一符号を付してその説明を省略した。
なお、上述した各実施形態における各構成およびそれの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能であることはいうまでもない。また本発明は、上述した各実施形態によって限定されることはなく、「特許請求の範囲」によってのみ限定されることはいうまでもない。
例えば、上述した各実施形態では、ラッパ形の除去材容器63を用いた例を挙げたが、これに限らず他の構造の除去材容器、例えば電極部の上方に、内周壁に通孔の有る円環形の除去材容器を配置し、この円環形の除去材容器に次亜塩素酸除去ボール(次亜塩素酸除去材)を収容する円環形の次亜塩素酸除去器を用いて、電極部からの泡が内部の次亜塩素酸除去ボール接触されるようにしてもよく、要は次亜塩素酸除去器の構成には限定されるものではない。
例えば、上述した各実施形態では、ラッパ形の除去材容器63を用いた例を挙げたが、これに限らず他の構造の除去材容器、例えば電極部の上方に、内周壁に通孔の有る円環形の除去材容器を配置し、この円環形の除去材容器に次亜塩素酸除去ボール(次亜塩素酸除去材)を収容する円環形の次亜塩素酸除去器を用いて、電極部からの泡が内部の次亜塩素酸除去ボール接触されるようにしてもよく、要は次亜塩素酸除去器の構成には限定されるものではない。
1 飲料水容器(飲料水収容容器)
25 電極部
55 次亜塩素酸除去器
63 除去材容器
64 通孔
65 次亜塩素酸除去ボール(次亜塩素酸除去材)
X 飲料水
25 電極部
55 次亜塩素酸除去器
63 除去材容器
64 通孔
65 次亜塩素酸除去ボール(次亜塩素酸除去材)
X 飲料水
Claims (3)
- 飲料水が収容可能で、底面部に、収容される飲料水を電気分解する電極部を有して構成された飲料水収容容器と、
前記飲料水収容容器内に設けられ、前記電気分解の際に生成される次亜塩素酸を除去する次亜塩素酸除去器とを備えて構成される水素水生成装置であって、
前記次亜塩素酸除去器は、
前記電極部の上方に配置され、前記電気分解により前記電極部から発生する泡が流入する通孔を有して構成された除去材容器と、
前記除去材容器内に収容された、前記次亜塩素酸を除去する次亜塩素酸除去材と、を有して構成される
ことを特徴とする水素水生成装置。 - 前記除去材容器は、下端部に最小径部を有し、上端部に最大径部を有し、前記最小径部と前記最大径部との間が最小径部から最大径部に向かうしたがい漸次、拡径され、周りに多数の通孔を有し、前記最大径部が前記電極部の上方を遮る縦形の姿勢に配置されたラッパ形の除去材容器から構成されることを特徴とする請求項1に記載の水素水生成装置。
- 前記電極部は、前記飲料水収容容器の底面部中央に配置され、
前記ラッパ形の除去材容器は、前記飲料水収容容器の底面部中央において前記縦形の姿勢に配置される
ことを特徴とする請求項2に記載の水素水生成装置。
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016165979A Pending JP2018030119A (ja) | 2016-08-26 | 2016-08-26 | 水素水生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018030119A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7462272B2 (ja) | 2020-07-17 | 2024-04-05 | 有限会社 アクアサイエンス | 水素供給加湿器 |
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2016
- 2016-08-26 JP JP2016165979A patent/JP2018030119A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7462272B2 (ja) | 2020-07-17 | 2024-04-05 | 有限会社 アクアサイエンス | 水素供給加湿器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20160920 |