JP2018028366A - オリフィスユニット及びオリフィスユニットを備えた気化式加湿器 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)外部からの水が供給される給水口と、水を外部に供給する送水口と、前記給水口と前記送水口を接続する流路と、前記給水口と前記送水口との間に設けられ、前記流路とユニット外部を連通する開口部である装着部と、を備えた配管部。
(2)前記配管部の流路の前記給水口と前記送水口を接続し、前記給水口からの水を前記送水口に流す導管部と、前記導管部に設けられ、前記給水口から流入された水の流量を制限して前記送水口に流すオリフィス孔を備え、前記装着部の内部に配管部の外側から水密状態ではめ込まれるオリフィス部。
(3)前記装着部内にはめ込まれた前記オリフィス部を、前記配管部に対して着脱自在に固定するロック機構。
[1−1.構成]
以下、図1〜図7を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、加湿器の全体構成を示す図であり、図2はオリフィスユニット1の構造を示す図である。本発明の実施形態の加湿器は、オリフィスユニット1、給水ユニット2、給水ヘッダ3、加湿モジュール4を有する。これら各部材は、額縁状をした加湿器のフレーム5に固定される。
オリフィスユニット1は、中央に送水口1aが、両側に2つの給水口1b,1cが設けられた全体としてT字形の配管部8と、この配管部8に取外し可能に設けられたオリフィス部9とからなる。
気化式加湿器の動作時に、加湿用の水は、外部の貯水タンク、シスターン、高架タンクなどの水タンク等から、給水ユニット2に供給される。給水ユニット2に供給された加湿用の水は、一定の水圧を有している。このため加湿用の水は、給水ユニット2を下から上に流れる。給水ユニット2を通る水は、給水ユニット2の電磁弁7にて一次的に水の供給量が制限される。給水ユニット2から供給された水は、オリフィスユニット1のオリフィス孔11bにてさらに流量制限され給水ヘッダ3に供給される。給水ヘッダ3に供給された水は、加湿モジュール4に滴化される。加湿モジュール4に含まれた水は空気を加湿する。
(1)溝に硬貨やドライバーを挿入して、配管部8に対して、オリフィス部9を左回りに回転させる。
(2)すると、オリフィス部9が回転しながら、装着部19内をその軸方向外側に向かって浮き上がってくる。
(3)オリフィス部9が90度回転すると、雄ねじ部と雌ねじ部の噛み合いが外れ、装着部19内からオリフィス部9を引き抜くことができる。
(1)オリフィス部9を配管部8から取り外す。
(2)樹脂により構成された出水口15cを指でつまみ変形させる。
(7)オリフィス部9を配管部8に対し90度回転させたところで、オリフィス部9の雄ねじ部13と配管部8の雌ねじ部12のストッパ構造が当たり回転が停止させられる。これによりオリフィス部9は配管部8に固定される。
本実施形態の効果は、下記のとおりである。
(1)オリフィスユニット1は、水の流量を制限するオリフィス孔11bを有するオリフィス部9と、オリフィス部9が固定される配管部8とを備えているので、オリフィス部9を外すことにより容易にオリフィスユニット1を分解し、洗浄、点検することができる。
[2−1.構成]
本発明の第2実施形態にかかる気化式加湿器の一例について図7〜図8に示す。この第2実施形態のオリフィスユニット1は、オリフィス部9に爪部21が、配管部8に係止部22が設けられたはめ込み構造のロック機構を有している点が、第1実施形態と相違する。
図7〜図8を参照し、オリフィス部9の配管部8からの離脱は、以下の手順にて行われる。作業者により板状部材23のU字の開口部分が押し狭められ、オリフィス部9の爪部21が配管部8の係止部22との係止から解放される。その後、作業者によりオリフィス部9本体が配管部8から引き抜かれることにより両者は分離される。オリフィス部9の板状部材23は樹脂製であり、この弾力にてオリフィス部9の爪部21は、配管部8の係止部22に係止されている。作業者は、オリフィス部9を取外した状態で、オリフィス部9の通水部材11aのメンテナンスを行う。
本発明の実施形態のオリフィスユニットによれば、オリフィス部9と配管部8は、はめ込み構造の着脱機構を有するので、配管部8の給水口1bとオリフィス部9の導管部15の位置合わせが容易であるとともに容易にオリフィスユニットを分解することができる。
本発明のいくつかの複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
(1)前記各実施形態では、通水部材11aは、パッキン16を介してオリフィス部9に固定されるものとしたが、通水部材11aは、オリフィス部9と樹脂にて一体成型されるものとしてもよい。
2・・・給水ユニット
3・・・給水ヘッダ
4・・・加湿モジュール
5・・・フレーム
6・・・ホース 6a・・・継手
7・・・電磁弁
8・・・配管部
9・・・オリフィス部
1a・・・送水口 1b,1c・・・給水口 1d・・・端面部
11a・・・通水部材 11b・・・オリフィス孔
12・・・雌ねじ部
13・・・雄ねじ部
14・・・溝部
15・・・導管部
16・・・パッキン
21・・・爪部
22・・・係止部
19・・・装着部
23・・・板状部材
Claims (6)
- 外部からの水が供給される給水口と、水を外部に供給する送水口と、前記給水口と前記送水口を接続する流路と、前記給水口と前記送水口との間に設けられ、前記流路とオリフィスユニット外部を連通する開口部である装着部と、を備えた配管部と、
前記配管部の流路の前記給水口と前記送水口を接続し、前記給水口からの水を前記送水口に流す導管部と、前記導管部に設けられ、前記給水口から流入された水の流量を制限して前記送水口に流すオリフィス孔を備え、前記装着部の内部に配管部の外側から水密状態ではめ込まれるオリフィス部と、
前記装着部内にはめ込まれた前記オリフィス部を、前記配管部に対して着脱自在に固定するロック機構を備えたオリフィスユニット。 - 前記配管部は、反対方向に開口した2つの給水口と、その中間に前記給水口の開口方向に対して直角に開口した1つの送水口と、これらを連通するT字形の流路を備え、
前記装着部は、前記送水口と反対方向から前記流路に開口し、
前記オリフィス孔は、前記T字形の流路における前記送水口に連なるT字の垂直部分に位置している請求項1に記載のオリフィスユニット。 - 前記オリフィス部は、前記導管部に対して取外し可能な通水部材を備え、この通水部材に前記オリフィス孔が設けられた請求項1または請求項2に記載のオリフィスユニット。
- 前記ロック機構は、
前記配管部の前記装着部の開口部に設けられた雌ねじ部と、
前記オリフィス部に設けられた、前記導管部と同心円状の雄ねじ部により構成され、
前記オリフィス部の雄ねじ部が、前記配管部の装着部の雌ねじ部にねじ込まれ、前記オリフィス部と前記配管部とが水密にロックされる請求項1乃至3のいずれか1項記載のオリフィスユニット。 - 前記ロック機構は、
前記配管部の前記流路の外側部分に、挿通部分である開口部を有するように形成された係止部と、
前記オリフィス部の前記導管部の前記オリフィス孔と反対の端に、U字形に折り曲げられた弾性材料からなる板状部材が配置され、前記板状部材のU字形を形成する端部外側に設けられた、前記配管部の前記係止部に引っかかる突起状の爪部により構成され、
前記オリフィス部の前記爪部が、前記配管部の前記係止部の開口部に通され、前記板状部材の弾力による回復にて前記爪部が前記配管部の前記係止部に引っかかり、前記オリフィス部と前記配管部とが水密にロックされる請求項1乃至3のいずれか1項記載のオリフィスユニット。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項記載のオリフィスユニットを備えた気化式加湿器。
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