JP2018028299A - エンジン駆動作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業機筐体内での冷却空気の流れを良くし、冷却効率を向上させる。【解決手段】 筐体を上中下の3室に区分けして、下室3にはエンジン1と発電機2を収納し、中室4にはエンジン1のマフラ7を収納するマフラ室41と、下室3からマフラ室41へ空気を送り込むための電動ファン16を備えたファン室42を設け、ファン室42は下室3と連通させる。上室5には第一排風室51と、第二排風室52とを設ける。エンジン1冷却用の空気はエンジン吸気ダクト10を通して吸気させ、冷却排風は、エンジン排風ダクト14によりマフラ室41に送り込む。マフラ室41に入った冷却風は、マフラ7を冷却後、二手に分け、一方は、第一排風室51に導入後、マフラ排気管8からの排気とともに第一排風口15から機外に排出し、他方は、仕切板により区画された排風通路45を通して第二排風室52に導入し、第二排風口18から機外に排出する。【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジン発電機,エンジン溶接機,エンジンコンプレッサのようなエンジン駆動作業機に関するものである。
道路工事等の屋外作業現場では、エンジン、該エンジンにより駆動される発電機,溶接機,コンプレッサ等の作業機本体を一つの筐体内に収納したエンジン駆動作業機が稼働している。そのようなエンジン駆動作業機を狭いスペースに設置する場合、エンジン駆動作業機を小型化して設置面積を小さくする必要がある。
そこで、特許文献1に示されるような、エンジン駆動作業機が提案されている。そのエンジン駆動作業機では、筐体を上下に区分けし、下室にエンジン、該エンジンで駆動される作業機本体、さらにエンジンのマフラを収納するとともに、冷却用の空気を取り入れるための吸気口を設け、上室に、水平面上を蛇行又は屈曲させてマフラ用排気管を配置し、下室から上室に、前記エンジン,作業機本体及びマフラを冷却した冷却排風を導入し、マフラ用排気管から排出される排気と冷却排風を上室内で混合させて、上室の一側面から外部に排出するようにしている。
図8は、そのような従来のエンジン駆動作業機を示す図である。図8において、1はエンジン、2は発電機、3は下室、5は上室、6はエンジン排気管、7はマフラ、8はマフラ排気管、9は下部吸気口、16は電動ファン、19は上部吸気口である。
エンジン1,エンジン排気管6及びマフラ7は、エンジン用カバー100bにより覆われており、エンジンファン100aにより、下部吸気口9から吸い込まれた冷却用の空気を、エンジン用カバー100b内に送り込み、エンジン1,エンジン排気管6及びマフラ7の冷却を行う。また、発電機ファン200aにより、上部吸気口19から吸い込まれた冷却用の空気を、発電機2内に導入して発電機を冷却し、その後発電機用カバー200bを介してエンジン用カバー100b内に吐き出させる。そのようにして吐き出された空気は、エンジン排気管6及びマフラ7の冷却にも寄与することになる。
さらに、他方の上部吸気口19から吸い込まれた冷却用の空気を、下室3の上部に配置された制御ユニット(図示せず)に当てて冷却した後、エンジンファン100aにより、エンジン用カバー100b内に送り込み、エンジン1,エンジン排気管6及びマフラ7の冷却を行う。
そのようにしてエンジン1,エンジン排気管6及びマフラ7の冷却を行った後、冷却排風は、電動ファン16により上室5内に送り込まれ、水平面上を蛇行又は屈曲させて配置されたマフラ排気管8を冷却した後、上室5の中で、マフラ排気管8から排出される排気と冷却排風を混合させて、上室5の前面から外部に排出する。
上記従来のエンジン駆動作業機は、このようにして、設置面積を小さくしつつ、高さも抑えるようにした。
特開平10−131762号公報
しかしながら、上記従来のエンジン駆動作業機には、冷却排風の排出口が一つしかないため、冷却空気の流れが阻害され、冷却効率が悪くなるという問題点があった。また、電動ファンに高温の冷却空気が当るため、電動ファンとして耐熱性の高いものが必要になり、その分コスト高になるという問題点もあった。
本発明は、そのような問題点に鑑み、筐体内での冷却空気の流れを良くし、冷却効率を向上させることを目的とするものである。また、電動ファンとして高度の耐熱性を不要にすることを目的とするものである。
前記課題を解決するため、本願の請求項1にかかる発明は、エンジン、該エンジンにより駆動される作業機本体、前記エンジンのエンジン排気管、該エンジン排気管が接続されるマフラ及びマフラ排気管を筐体内に収納したエンジン駆動作業機であって、前記筐体は、上中下の3室に区分けして、下室には前記エンジンと作業機本体を収納し、中室には前記マフラを収納するマフラ室を設け、上室には前記マフラ排気管を収納し、一側に第一排風口を設けた第一排風室と、該第一排風室とは区画され、第一排風口と同方向に向く第二排風口を設けた第二排風室とを設け、前記下室からマフラ室に入った冷却風は、前記マフラを冷却した後、二手に分かれ、その内の一方は、前記第一排風室に導入された後、前記マフラ排気管からの排気とともに前記第一排風口から機外に排出させ、他方は、仕切板により区画された排風通路を通して前記第二排風室に導入し、前記第二排風口から機外に排出させるようにしたことを特徴とする。
また、本願の請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記エンジンは、吸気側をカバーで覆い、該カバーの一端に吸気口を、他端側のエンジンブロックに排風口を設け、エンジンの前記吸気口はエンジン吸気ダクトにより前記筐体の下端部に設けた下部吸気口に連結し、前記他端側の排風口は、内部に前記エンジン排気管を配置したエンジン排風ダクトにより前記マフラ室の下端部と連通させ、かつ、前記中室に、前記マフラ室へ空気を送り込むための電動ファンを備えたファン室を設け、該ファン室の下端部を前記下室と連通させたことを特徴とする。
また、本願の請求項3にかかる発明は、請求項2にかかる発明において、前記マフラを縦方向に配置し、該マフラの下端部を、前記ファン室側の壁から伸びる水平な板状の取付ブラケットで固定したことを特徴とする。
また、本願の請求項4にかかる発明は、請求項1,2又は3にかかる発明において、前記上室に、前記第一排風室及び第二排風室とは区画され、前記第一排風口,第二排風口とは異なる面側に上部吸気口を備えた吸気室を設け、前記中室に当該作業機を制御するための制御箱を収納する制御室を設け、前記吸気室から制御室を制御箱吸気ダクトで連通させるとともに、該制御箱吸気ダクトの下端を前記下室に開口させたことを特徴とする。
また、本願の請求項5にかかる発明は、請求項4にかかる発明において、前記制御室と前記ファン室との間に連通口を設けたことを特徴とする。
また、本願の請求項6にかかる発明は、請求項1,2,3,4又は5にかかる発明において、前記中室の外周を囲むパネルの内、前記排風通路に面するパネルの下端面に第三排風口を設けたことを特徴とする。
本発明は、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1にかかる発明においては、筐体を上中下の3室に区分けして、下室にはエンジンと作業機本体を収納し、中室にはマフラを収納するマフラ室を設け、上室にはマフラ排気管を収納し、一側に第一排風口を設けた第一排風室と、該第一排風室とは区画され、第一排風口と同方向に向く第二排風口を設けた第二排風室とを設け、前記下室からマフラ室に入った冷却風は、前記マフラを冷却した後、二手に分かれ、その内の一方は、前記第一排風室に導入された後、前記マフラ排気管からの排気とともに前記第一排風口から機外に排出させ、他方は、仕切板により区画された排風通路を通して前記第二排風室に導入し、前記第二排風口から機外に排出させるようにした。その結果、排風経路が複数になり、筐体内での冷却空気の流れが良くなって、冷却効率を向上させることができる。
また、請求項2にかかる発明においては、請求項1にかかるエンジン駆動作業機において、前記エンジンは、吸気側をカバーで覆い、該カバーの一端に吸気口を、他端側のエンジンブロックに排風口を設け、エンジンの前記吸気口はエンジン吸気ダクトにより前記筐体の下端部に設けた下部吸気口に連結し、前記他端側の排風口は、内部に前記エンジン排気管を配置したエンジン排風ダクトにより前記マフラ室の下端部と連通させ、かつ、前記中室に、前記マフラ室へ空気を送り込むための電動ファンを備えたファン室を設け、該ファン室の下端部を前記下室と連通させた。その結果、請求項1にかかる発明の上記効果に加えて、エンジンを冷却して高温になった冷却風は、マフラ室に直接入るため、下室内の温度上昇は抑えられ、そのように温度上昇が抑えられた下室の空気がファン室を介してマフラ室に導入されるため、マフラを効率よく冷却することができる。また、ファン室に送られる空気の温度は高くないため、ファン室の電動ファンに高度の耐熱性は不要になる。
また、請求項3にかかる発明においては、請求項2にかかるエンジン駆動作業機において、前記マフラを縦方向に配置し、該マフラの下端部を、前記ファン室側の壁から伸びる水平な板状の取付ブラケットで固定したので、請求項2にかかる発明の上記効果に加えて、エンジン排風ダクトからマフラ室内に送り込まれた冷却空気の流れが、取付ブラケットによりマフラの横及び電動ファンとは反対側のマフラ胴部側に分散され、電動ファン側のマフラ胴部側の流れは少なくなり、電動ファンからの冷却風が、電動ファン側のマフラ胴部側を通り、前記排風通路方向に向かい易くなる。その結果、電動ファンからの冷却風とエンジン排風ダクトからの冷却空気の流れが干渉しにくくなって、騒音が低減される。
また、請求項4にかかる発明においては、請求項1,2又は3にかかるエンジン駆動作業機において、前記上室に、前記第一排風室及び第二排風室とは区画され、前記第一排風口,第二排風口とは異なる面側に上部吸気口を備えた吸気室を設け、前記中室に当該作業機を制御するための制御箱を収納する制御室を設け、前記吸気室から制御室を制御箱吸気ダクトで連通させるとともに、該制御箱吸気ダクトの下端を前記下室に開口させたので、請求項1〜3にかかる発明の上記効果に加えて、制御箱内の電装部品の冷却を効率よく行いながら、制御箱内の電装部品を冷却した後の冷却空気を、下室内やマフラの冷却に利用できる。
また、請求項5にかかる発明においては、請求項4にかかるエンジン駆動作業機において、前記制御室と前記ファン室との間に連通口を設けたので、請求項4にかかる発明の上記効果に加えて、制御箱内の電装部品を冷却した後の冷却空気をファン室に導入して、マフラの冷却に使うことができる。
また、請求項6にかかる発明においては、請求項1,2,3,4又は5にかかるエンジン駆動作業機において、前記中室の外周を囲むパネルの内、前記排風通路に面するパネルの下端面に第三排風口を設けたので、請求項1〜5にかかる発明の上記効果に加えて、マフラ冷却後の排風口をさらに多く確保できて、排風の流れが良くなってマフラの冷却効率
が向上する。
本発明の一実施例に係るエンジン駆動作業機を示す図である。 図1のエンジン駆動作業機の外観を示す図である。 図1のエンジン駆動作業機の中室内部を示す図である。 下室と中室との間に設ける棚板を示す図である。 中室内を仕切る仕切板を示す図である。 制御箱吸気ダクトを示す図である。 マフラ室内での冷却風の流れを示す図である。 従来のエンジン駆動作業機を示す図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るエンジン駆動作業機を示す図であり、図1(A)は作業機内部を前方から見た図、図1(B)は同じく左側方から見た図、図1(C)は同じく後方から見た図、図1(D)は作業機を上方から見た図を示している。また、図2は、図1のエンジン駆動作業機の外観を示す図である。図1,図2において、1はエンジン、2は発電機、3は下室、4は中室、5は上室、6はエンジン排気管、7はマフラ、8はマフラ排気管、9,11は下部吸気口、10はエンジン吸気ダクト、12は発電機吸気ダクト、14はエンジン排風ダクト、15は第一排風口、16は電動ファン、17は排風導出口、18は第二排風口、19は上部吸気口、20は制御箱吸気ダクト用開口部、21は制御箱、22は制御箱吸気ダクト、23は第三排風口、24は連通口、25はエアクリーナ、26は燃料タンク、27はバッテリ、28は上部フロントパネル、28は下部フロントパネル、29は開閉可能なリアパネル、30は開閉ロック、31はベースである。
作業機筐体は、上中下の3室に区分けされていて、下室3内には、エンジン1と発電機2が収納されており、エンジン1は、吸気側がカバー1aで覆われていて、カバー1aの内部に吸気用のファン(図示せず)を備えており、カバー1aの一端には吸気口1bが、他端側のエンジンブロックには排風口1cが設けられている。吸気口1bはシール材13を介して気密に接続したエンジン吸気ダクト10により、ベース31の一側下端部に設けた下部吸気口9に連結される。また、排風口1cは、エンジン排風ダクト14によりマフラ室41に接続されている。マフラ室41内ではマフラ7が縦方向に配置され、その下端部が、ファン室42側の壁から延びる水平な板状の取付ブラケット7aで固定されており、エンジン排風ダクト14の中を通るエンジン排気管6に連結されている。
発電機2は、冷却用の空気を内部に取り入れるための吸気口2aとファン(図示せず)、及び、冷却後の空気を排出する排風口2bを備えていて、吸気口2aはシール材13を介して気密に接続した発電機吸気ダクト12により、ベース31のもう一方の下端部に設けた下部吸気口11に連結され、下部吸気口11から取り入れた空気により内部を冷却した後、排風口2bから下室3内に排出する。
中室4は、上記マフラ室41以外に、電動ファン16を備えたファン室42、当該作業機を制御するためのインバータ回路等を収めた制御箱21を収納する制御箱収納室43、燃料タンク26を収納する燃料タンク収納室44、及び、排風通路45に区画されている。ファン室42は、底部が開口していて下室3と連通している。また、ファン室42の電動ファン16は、ファン室42とマフラ室41との間に設けられていて、それにより、ファン室42からマフラ室41へ空気を送り込むようにしている。また、排風通路45は、
図3に示すように、仕切板47a,47bにより区画されていて、ファン室42及び燃料タンク収納室44と上部フロントパネル28との間に形成され、マフラ室41と連通している。さらに、マフラ室41と制御箱収納室43の間は、仕切板47cにより区画されており、制御箱収納室43内の制御箱21とファン室42との間は、連通口24により連通している。
図4は、下室と中室との間に設ける棚板を示す図である。図の上側が作業機の前側である。棚板46には、マフラ室41にエンジン排風ダクト14を接続するための開口46a、ファン室42と下室3との間を連通させる開口46b、制御箱収納室43と下室3との間を連通させる開口46c、制御箱吸気ダクト22を下室3側に貫通させる開口46d、燃料タンク収納室44と下室3との間に燃料パイプ,燃料コック等を通すための開口46e,46fが設けられている。
図5は、中室内を仕切る仕切板を示す図で、図5(A)は、ファン室42と排風通路45とを仕切る仕切板47aであり、図5(B)は、燃料タンク収納室44と排風通路45とを仕切る仕切板47bである。仕切板47aの、マフラ室41とファン室42の間を仕切る壁板47aには、電動ファン16を取り付けるための開口部47aが設けられ、さらに、ファン室42と排風通路45との間を仕切る壁板47a3が設けられ、壁板47aと壁板47a3の間の上には、天板47a4が設けられ、下には取付板47aが設けられ、壁板47aと天板47a4の縁端には取付板47a6が設けられている。また、仕切板47bは、ファン室42と燃料タンク収納室44との間を仕切る壁板47b、燃料タンク収納室44と排風通路45との間を仕切る壁板47b2、壁板47bの対向面を仕切る壁板47b3、さらに、壁板47bと壁板47b2と壁板47b3の間の上には、天板47b4と取付板47b6が設けられ、下には取付板47b5が設けられている。
図1(D)に示したように、上室5は、仕切板54,55により、第1排風室51、第2排風室52及び吸気室53に区画されていて、第1排風室51は、マフラ室41と連通しており、マフラ室41から送り込まれてきた冷却風を受けて、第一排風口15から外部に排出する。第2排風室52は、排風通路45と連通しており、排風通路45を通してマフラ室41から冷却風の一部を受けて、第二排風口18から外部に排出する。吸気室53は、上部吸気口19と連通しており、底部には後述する制御箱吸気ダクトの上部を挿通するための制御箱吸気ダクト用開口部20が設けられていて、上部吸気口19から取り入れた冷却用空気を、制御箱吸気ダクトを介して制御箱収納室43に送り込む。
図6は、制御箱吸気ダクトを示す図である。制御箱吸気ダクト22は、二つの通路を有していて、図1(C)に示すように、一方の短い通路22aは、制御箱21の上面に設けた開口と連通させて、制御箱21の内部及びインバータ回路の表面側21aを冷却するための冷却風を送り込む。また、他方の長い通路22bは、断面がコの字状になっていて、その開口側が制御箱21の側板21cと対向して空気の流路が形成され、該側板21cにはインバータ回路の冷却フィン21bを通すための開口21dが設けられている。そして、該開口21dを通して冷却フィン21bが制御箱吸気ダクト22の通路22b内に配設されるようにして、冷却フィン21bの冷却を行う。また、制御箱吸気ダクト22の通路22bの下端部は下に伸ばして下室3まで連通させる。
次に、図1を参照しながら、作業機筐体内の冷却風の流れについて説明する。エンジン1の冷却は、下部吸気口9から取り入れた空気をエンジン吸気ダクト10を通して、吸気口1bから内部に導入し、エンジン冷却後の冷却空気は、排風口1cからエンジン排風ダクト14を通して、エンジン排気管6を冷却しながら、マフラ室41内に送り込まれる。マフラ室41内でマフラ7を冷却後、第1排風室51に送り込まれ、そこでマフラ排気管8を冷却した後、マフラ排気管8から排出される排気ガスとともに第一排風口15から外
部に排出される。このようにして、下室3内にはエンジン1の冷却空気は排出されないため、下室3内の温度上昇は抑えられる。また、エンジン吸気ダクト10には、エアクリーナ25の吸気用開口部を設ける。
一方、発電機2の冷却は、下部吸気口9とは反対側の下部吸気口11から取り入れた空気を発電機吸気ダクト12を通して、吸気口2aから内部に導入し、発電機冷却後の冷却空気は、排風口2bから下室3内に排出する。このように、発電機2の冷却空気は下室3内に排出されるが、発電機2は磁石式発電機なので、発電機の排風温度はあまり高くならず、下室3内の温度上昇にはあまり影響しない。
そのように温度が比較的低く維持される下室3内の空気は、ファン室42内に取り込まれ、電動ファン16によりマフラ室41内に送り込まれてマフラ7の冷却に使われる。このようにして、マフラ7は、エンジン1の冷却空気だけでなく、下室3からファン室42を経由して送り込まれる空気でも冷却される。その際、下室3からファン室42を経由して送り込まれる空気は、比較的温度が低いためマフラ7は効率よく冷却される。また、電動ファン16で送り込まれる空気の温度は高くないため、電動ファン16として耐熱性があまり高くないものでも用いることが可能になる。
ここで、図7を使って、エンジン排風ダクト14を通してマフラ室41内に送り込まれる空気と、電動ファン16によりマフラ室41内に送り込まれる空気との関係を説明する。マフラ室41内のエンジン排風ダクト14の吹き出し口となる開口46aの上方には、マフラ7を固定するための、ファン室42側の壁から延びる水平な板状の取付ブラケット7aが伸びている。そのため、エンジン排風ダクト14を通して下から上にマフラ室41内に送り込まれてきた空気は、取付ブラケット7aにより、マフラ7のファン室42側の胴部では流れが阻害され、マフラ7の側部及びファン室42とは反対側の胴部に集中して流れる。一方、電動ファン16によりマフラ室41内に送り込まれる空気は、マフラ7の胴部に当たって、左右に振り分けられ、排風通路45側では、そのまま排風通路45に誘導され、それとは反対側に振り分けられた空気は、マフラ室41の壁に当たって排風通路45側に誘導される。
このようにして、エンジン排風ダクト14を通してマフラ室41内に送り込まれる空気と、電動ファン16によりマフラ室41内に送り込まれる空気とは、マフラ7を間にして互いに分離されるので、干渉が少なくなって乱流の発生が抑えられて流れがスムーズになる上、乱流による騒音の発生が少なくなって防音効果が向上する。
そのようにしてマフラ室41内に導入された冷却空気は、前述した第一排風口15から排出されるほかに、仕切板47a,47bと上部フロントパネル28の間に形成される排風通路45を通って、上方に流れ、仕切板47bの天板47bと上室5との間の空間に形成される排風導出口17を通って、第2排風室52の底面の開口から第2排風室52に入り、第二排風口18から外部に排出される。その際、第1排風室51と第2排風室52は、仕切板54により区画されているため、両室に入ってくる冷却空気の温度に大きな差があっても、それらは混ざり合うことなく別々に整流されて排出されるので、流れが乱れることなくスムーズに排出される。さらに、排風通路45を通る空気の一部は、上部フロントパネル28の下端部に設けられた第三排風口23からも外部に排出される。
このエンジン駆動作業機では、このように、冷却風の外部への排出経路が三通りあるため、排風をスムーズに排出できて十分な流量を確保でき、高い冷却効率が得られる。
一方、上部吸気口19から吸気室53内に取り込まれた空気は、制御箱吸気ダクト22の上端取入口から一部は、通路22aを通って制御箱収納室43内に導入されて、制御箱
21の内部及びインバータ回路の表面側21aを冷却する。それらを冷却した後の空気は、前記連通口24,ファン室42を通してマフラ室41内に送られ、マフラ7の冷却に使われる。また、制御箱吸気ダクト22の上端取入口から通路22b側に取り入れられた空気は、通路22bを通ってインバータ回路の冷却フィン21bの冷却を行なった後、下室3内に排出される。その際、インバータ回路の冷却フィン21bの発熱量は大きくないため、制御箱吸気ダクト22を通って下室3内に排出される空気の温度上昇は限られ、下室3内の温度上昇にはつながらない。
1 エンジン
2 発電機
3 下室
4 中室
5 上室
6 エンジン排気管
7 マフラ
8 マフラ排気管
9,11 下部吸気口
10 エンジン吸気ダクト
12 発電機吸気ダクト
13 シール材
14 エンジン排風ダクト
15 第一排風口
16 電動ファン
17 排風導出口
18 第二排風口
19 上部吸気口
20 制御箱吸気ダクト用開口部
21 制御箱
22 制御箱吸気ダクト
23 第三排風口
24 連通口
25 エアクリーナ
26 燃料タンク
27 バッテリ
28 上部フロントパネル
28 下部フロントパネル
29 リアパネル
30 開閉ロック
31 ベース
41 マフラ室
42 ファン室
43 制御箱収納室
44 燃料タンク収納室
45 排風通路
46 棚板
47a〜47c 仕切板
51 第1排風室
52 第2排風室
53 吸気室

Claims (6)

  1. エンジン、該エンジンにより駆動される作業機本体、前記エンジンのエンジン排気管、該エンジン排気管が接続されるマフラ及びマフラ排気管を筐体内に収納したエンジン駆動作業機であって、
    前記筐体は、上中下の3室に区分けして、下室には前記エンジンと作業機本体を収納し、中室には前記マフラを収納するマフラ室を設け、上室には前記マフラ排気管を収納し、一側に第一排風口を設けた第一排風室と、該第一排風室とは区画され、第一排風口と同方向に向く第二排風口を設けた第二排風室とを設け、
    前記下室からマフラ室に入った冷却風は、前記マフラを冷却した後、二手に分かれ、その内の一方は、前記第一排風室に導入された後、前記マフラ排気管からの排気とともに前記第一排風口から機外に排出させ、他方は、仕切板により区画された排風通路を通して前記第二排風室に導入し、前記第二排風口から機外に排出させるようにしたことを特徴とするエンジン駆動作業機。
  2. 前記エンジンは、吸気側をカバーで覆い、該カバーの一端に吸気口を、他端側のエンジンブロックに排風口を設け、エンジンの前記吸気口はエンジン吸気ダクトにより前記筐体の下端部に設けた下部吸気口に連結し、前記他端側の排風口は、内部に前記エンジン排気管を配置したエンジン排風ダクトにより前記マフラ室の下端部と連通させ、かつ、前記中室に、前記マフラ室へ空気を送り込むための電動ファンを備えたファン室を設け、該ファン室の下端部を前記下室と連通させたことを特徴とする請求項1に記載のエンジン駆動作業機。
  3. 前記マフラを縦方向に配置し、該マフラの下端部を、前記ファン室側の壁から伸びる水平な板状の取付ブラケットで固定したことを特徴とする請求項2に記載のエンジン駆動作業機。
  4. 前記上室に、前記第一排風室及び第二排風室とは区画され、前記第一排風口,第二排風口とは異なる面側に上部吸気口を備えた吸気室を設け、前記中室に当該作業機を制御するための制御箱を収納する制御室を設け、前記吸気室から制御室を制御箱吸気ダクトで連通させるとともに、該制御箱吸気ダクトの下端を前記下室に開口させたことを特徴とする請求項1,2又は3に記載のエンジン駆動作業機。
  5. 前記制御室と前記ファン室との間に連通口を設けたことを特徴とする請求項4に記載のエンジン駆動作業機。
  6. 前記中室の外周を囲むパネルの内、前記排風通路に面するパネルの下端面に第三排風口を設けたことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に記載のエンジン駆動作業機。
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