JP2018028276A - 発電機用駆動装置 - Google Patents

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Yasushi Saito
靖 齊藤
昌男 中島
Masao Nakajima
昌男 中島
小倉 雅則
Masanori Ogura
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Abstract

【課題】安定した発電量が得られる発電機用駆動装置及び発電装置を提供する。
【解決手段】駆動装置10は、支持部200と、可動部400と、直動型液圧ポンプ100と、第1の液圧モータ310と、第2の液圧モータ320とを具備する。直動型液圧ポンプ100は、第1の液圧室101と第2の液圧室102とを区画する摺動可能な隔壁105とを有する。第1の液圧モータ310と第2の液圧モータ320は、発電機500に接続可能に構成され、発電用の駆動力を提供する。第1の液圧モータ310は、第1の液圧室101における隔壁105の受圧面積をS1としたとき、α/S1[cc/rev](αは定数)の吐出量を有する。第2の液圧モータ320は、受圧面積S1と異なる面積であり第2の液圧室102における隔壁の受圧面積をS2としたとき、α/S2[cc/rev](αは定数)の吐出量を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、発電機用駆動装置に関し、更に詳しくは、海洋や河川、湖沼に生じる波や潮汐変化からエネルギを取り出すための技術に関する。
この種の従来技術として例えば特許文献1には、波エネルギの変換装置の揺動する動きを電気に変換する動力捕獲システムが開示されている。この動力捕獲システムは、シリンダと可変容積液圧モータとを有する液圧回路を有している。シリンダは、シリンダ本体と、駆動ロッドによりシリンダ本体内を往復運動する液圧ラムとを備えている。シリンダは、液圧回路に対し、シリンダの排出端にて出口点により、また、シリンダの入口端にて入口ポートにより接続されており、シリンダ本体内のラム動作に起因する液圧回路内の圧力を使用して可変容積液圧モータを駆動する。ラムには非戻り弁が装着された流体流れ通路が設けられており、回路内の流体がシリンダの入口端からラムの流体流れ通路を通って排出端まで流れるように構成される。これにより、開放及び閉塞ストロークの双方にて同一体積の液圧流体が圧送されるようになっており、発電量を安定させることができる。
特表2008−534839号公報
しかしながら、上記のシステムでは、液圧ラムに流体流れ通路を設ける必要があるため、特殊な形状の液圧ラムが必要となり、コストが高くなるという問題がある。
本発明は上述のような問題点に鑑みてなされたものであって、特殊な形状のラムをもちいることなく、安定した発電量が得られる発電機用駆動装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の一形態に係る発電機用駆動装置は、支持部と、可動部と、少なくとも1つの直動型液圧ポンプと、第1の液圧モータと、第2の液圧モータとを具備する。
上記支持部は、水中に設置される。
上記可動部は、水面に浮上し、水面の高低運動に連動して上記支持部に対して相対移動する。
上記直動型液圧ポンプは、上記支持部に対して上記可動部が接近するときに液圧を発生させる第1の液圧室と、上記支持部に対して上記可動部が離反するときに液圧を発生させる第2の液圧室と、上記第1の液圧室と上記第2の液圧室とを区画する摺動可能な隔壁とを有する。上記直動型液圧ポンプは、上記支持部と上記可動部との間に設置される。
上記第1の液圧モータは、第1の発電機に接続可能に構成され、上記第1の液圧室からの液体の供給により上記第1の発電機に発電用の駆動力を提供し、上記第1の液圧室における上記隔壁の受圧面積をS1としたとき、α/S1[cc/rev](αは定数)の吐出量を有する。
上記第2の液圧モータは、第2の発電機に接続可能に構成され、上記第2の液圧室からの液体の供給により上記第2の発電機に発電用の駆動力を提供し、上記受圧面積S1と異なる面積であり上記第2の液圧室における上記隔壁の受圧面積をS2としたとき、α/S2[cc/rev](αは定数)の吐出量を有する。
上記発電機用駆動装置において、第1の液圧モータ及び第2の液圧モータそれぞれの吐出量を上記のように設定することにより、第1の液圧モータと第2の液圧モータの回転数を同じくすることができ、第1の液圧モータ及び第2の液圧モータは、発電用の駆動力を発電機に対して安定して提供することができる。
上記発電機用駆動装置において、水面は特に限定されず、典型的には、海洋、河川、湖沼などの水面であってもよい。水面の高低運動も特に限定されず、典型的には、風浪、うねり、潮汐、あるいはこれらの組み合わせであってもよい。
上記直動型液圧ポンプは、複数の直動型液圧ポンプを含んでもよい。上記第1の液圧モータは、上記複数の直動型液圧ポンプ各々の上記第1の液圧室に接続され、上記第2の液圧モータは、上記複数の直動型液圧ポンプ各々の上記第2の液圧室に接続される。
このような構成によれば、複数の直動型液圧ポンプにより、発電用の駆動力の出力を高めることができる。
上記直動型液圧ポンプは、シリンダ本体と、駆動ロッドとを有してもよい。上記駆動ロッドは、上記シリンダ本体に摺動可能に配置された上記隔壁を有する。上記シリンダ本体及び上記駆動ロッドのうち、一方は上記支持部に固定され、他方は上記可動部に固定される。
上記第1の発電機と上記第2の発電機とは同じ発電機である。
このように、第1の液圧室に接続される発電機と第2の液圧室に接続される発電機が同一であってもよい。
以上に述べたように、本発明によれば、水面の高低運動からエネルギを取り出して、安定した発電を行うことができる。
第1の実施形態に係る発電機用駆動装置を備えた発電装置の構成を示す模式図である。 第1の実施形態に係る発電装置の油圧回路図である。 第1の実施形態に係る発電装置の可動部の概略構成を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る発電装置の直動型液圧ポンプの構成を示す断面図である。 第2の実施形態に係る発電装置の油圧回路図である。
<第1の実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態に係る発電機用駆動装置を備えた発電装置の構成を示す模式図である。図2は、上記発電装置における駆動装置の油圧回路図である。図3は上記発電装置における可動部の概略構成を示す斜視図である。図4は上記発電装置における直動型液圧ポンプの構成を概念的に示す断面図である。
[全体構成]
図示のように、本実施形態に係る発電装置1は、発電機500と、発電機500を駆動する駆動装置10とを備える。駆動装置10は、支持部200と、可動部400と、複数の直動型液圧ポンプ(油圧ポンプ)100と、液圧回路(油圧回路)300とを有する。
本実施形態に係る発電装置1は、実施の一例として、波や潮の満ち干きといった水面の高低運動から発電を行う波力潮汐発電装置として構成されている。以下の説明では、発電装置1が波力潮汐発電装置として海洋に設置される場合を例に挙げて説明する。
可動部400は、中空部401を有する環状の浮体(フロート)で構成される(図3参照)。可動部400は、水面に浮上し、水面の高低運動に連動して支持部200に対して相対移動する。可動部400を構成する材料は特に限定されず、典型的には、水よりも比重が小さい材料、例えば、木材や合成樹脂材料等で構成される。また、可動部400は水よりも比重が大きい材料で構成されてもよく、この場合は例えば、内部に空洞等の密閉された空間部を有する構造体が用いられる。
支持部200は、少なくともその一部が水中に設置される。また、支持部200は、軸部材201と、支持部材202とを有する。軸部材201は、中空部401を貫通して、水面下へと延びる。軸部材201は、海底に固定されていてもよいし、錨や海底に設置された杭に係留されていてもよい。
支持部材202は、水面から上方へ突出する軸部材201の上端部近傍に固定され、可動部400と上下方向(Z軸方向)に対向するよう構成されている。本実施形態において支持部材202は、可動部400の水面の高低運動に連動する昇降移動(図1中のZ軸方向の位置の変動)を制限しないように構成されている。具体的に、軸部材201は、中空部401よりも小径の円柱又は円筒形状に形成される。
複数の直動型液圧ポンプ100は、可動部400及び支持部材202の間に設置される(図1参照)。より詳細には、複数の直動型液圧ポンプ100は、中空部401を中心にした同一円周上に環状に、間隔を置いて立設される(図3参照)。この構成によれば、複数の直動型液圧ポンプ100が対称性を持って配置されるため、発電装置1全体の動作の安定化が図られる。
図3には、4本の直動型液圧ポンプ100を環状に配置した例を示しているが、例えば、直動型液圧ポンプ100が5本設置される場合であっても同様に、中空部401を中心にした同一円周上に環状に、所定の間隔を置いて立設する。所定の間隔とは、例えば、5本の直動型液圧ポンプ100が正五角形の頂点の位置に来るような間隔である。
なお、複数の直動型液圧ポンプの設置位置のうち任意の1つ又は複数の位置に可動部400の昇降移動をガイドするリニアガイドが設けられてもよい。この場合、直動型液圧ポンプ100の数は、1本であってもよい。
図1、図2、図4に示すように、直動型液圧ポンプ100は、シリンダ本体104と、駆動ロッド103とを有する。駆動ロッド103は、シリンダ本体104の内部に摺動可能に配置された隔壁105と、この隔壁105に接続する軸107を有する。隔壁105は、シリンダ本体104の内部を第1の液圧室101と第2の液圧室102とに区画する。
図4に示すように、シリンダ本体104は、第1のポート101aと第2のポート102aとを有する。第1のポート101aは、第1の液圧室101と第1の液圧供給ライン323(図2を参照して後述)との間を連通させる。同様に、第2のポート102aは、第2の液圧室102と第2の液圧供給ライン313(図2を参照して後述)との間を連通させる。なお図4において符号Sは、駆動ロッド103及び隔壁105の外周面に弾接するシールリングである。
シリンダ本体104と駆動ロッド103のうち、一方は支持部200に固定され、他方は可動部400に固定される。なお、図1は、シリンダ本体104が支持部200の支持部材202に、駆動ロッド103が可動部400に、それぞれ固定されている例を示している。
可動部400の支持部200に対する相対的な昇降移動により、駆動ロッド103がシリンダ本体104に押し込まれるか、又はその逆に、シリンダ本体104から引き出される。換言すれば、直動型液圧ポンプ100は、可動部400の支持部200に対するZ軸方向に沿った昇降移動に応じて、第1の方向(図中のz1方向)に縮むか、又は、第2の方向(図中のz2方向)に伸びる。
また、直動型液圧ポンプ100は、駆動ロッド103の最大伸長位置で動作する緩衝機構(ダンパ)106をさらに有する(図4参照)。この緩衝機構106によれば、直動型液圧ポンプ100の破損等の不具合が未然に防げる。緩衝機構106は、例えば、ゴムやバネ等の弾性材料で構成される。なお、緩衝機構106は、駆動ロッド103の最小伸長位置に設置されてもよい。
第1及び第2の液圧室101,102は作動油で満たされており、駆動ロッド103の隔壁105によって相互に液密に構成されている。第1の液圧室101は、駆動ロッド103が第1の方向(図中のz1方向)に押し込まれることで容積が減少し液圧を発生させる。逆に、第2の液圧室102は、駆動ロッド103が第2の方向(図中のz2方向)に引き出されることで容積が減少し液圧を発生させる。
先述のように、駆動ロッド103は下端部が可動部400に固定されている。一方で、シリンダ本体104は上端部が支持部材202に固定されている。したがって、第1の液圧室101は、支持部材202に対して可動部400が接近するときに液圧を発生させる。一方で、第2の液圧室102は、支持部材202に対して可動部400が離反するときに液圧を発生させる。
[液圧回路]
図2に示すように、液圧回路300は、第1の液圧モータ(油圧モータ)310と、第2の液圧モータ(油圧モータ)320と、第1の液圧供給ライン313と、第2の液圧供給ライン323と、第3の液圧供給ライン315と、第4の液圧供給ライン325とを有する。
各直動型液圧ポンプ100の第1の液圧室101と第1の液圧モータ310の吸入口312との間は、第1の液圧供給ライン313と第3の液圧供給ライン315とにより接続される。各直動型液圧ポンプ100の第1の液圧室101に接続する各第1の液圧供給ライン313は合流点316で合流し、第3の液圧供給ライン315に統合される。
各直動型液圧ポンプ100の第2の液圧室102と第2の液圧モータ320の吸入口322との間は、第2の液圧供給ライン323と第4の液圧供給ライン325とにより接続される。各直動型液圧ポンプ100の第2の液圧室102に接続する第2の液圧供給ライン323は合流点326で合流し、第4の液圧供給ライン325に統合される。
なお図2の例では、2つの直動型液圧ポンプ100に各々接続される液圧供給ライン313,323のみが記載されているが、他の2つの直動型液圧ポンプに接続される第1及び第2の液圧供給ライン313,323も同様であるため、それらの図示は省略している。
各第1の液圧室101は、リザーバRに連通可能に接続されており、それらの間には、リザーバRから第1の液圧室101への作動油の流れを順方向とする逆止弁317が設けられている。
各第2の液圧室102は、リザーバRに連通可能に接続されており、それらの間には、リザーバRから第2の液圧室102への作動油の流れを順方向とする逆止弁327が設けられている。
駆動ロッド103が図2中、z2方向に移動すると、第1の液圧室101の容積の増加に応じて作動油がリザーバRから逆止弁317を介して第1の液圧室101へ供給される。一方、第2の液圧室102は容積の減少により液圧を発生させる。これにより作動油が第2の液圧室102から第2の液圧供給ライン323及び第4の液圧供給ライン325を介して第2の液圧モータ320の吸入口322へ供給される。
同様に、駆動ロッド103が図2中、z1方向に移動すると、第2の液圧室102の容積の増加に応じて作動油がリザーバRから逆止弁327を介して第2の液圧室102へ供給される。一方、第1の液圧室101は容積の減少により液圧を発生させる。これにより作動油が第1の液圧室101から第1の液圧供給ライン313及び第3の液圧供給ライン315を介して第1の液圧モータ310の吸入口312へ供給される。
第1の液圧モータ310及び第2の液圧モータ320は、それぞれ第1の発電機500a、第2の発電機500bに接続可能に構成される。第1の液圧モータ310は、吸入口312から流入した作動油の液圧で回転し、発電機500aに発電用の駆動力を提供する。第2の液圧モータ320は、吸入口322から流入した作動油の液圧で回転し、発電機500bに発電用の駆動力を提供する。第1及び第2の液圧モータ310,320を構成する油圧モータの種類は特に限定されず、例えば、斜板型アキシャルピストンモータが採用される。
第1の液圧モータ310は、作動油の吸入口312と流出口311とを有する。第1の液圧モータ310は、第1の液圧室101における隔壁105の受圧面積をS1としたとき、吐出量がα/S1[cc/rev](αは定数)となるように設定されている。直動型液圧ポンプ100のシリンダ本体104は円柱形の中空部を有しており、駆動ロッド103の隔壁105は、図1におけるXY平面での形状が円形となっており、このXY平面における円形の隔壁105の直径をD[mm]とすると、S1=πD/4と表せる。
第2の液圧モータ320は、作動油の吸入口322と流出口321とを有する。第1の液圧モータ320は、第2の液圧室102における隔壁105の受圧面積をS2としたとき、吐出量がα/S2[cc/rev](αは定数)となるように設定されている。駆動ロッド103の軸107は円柱形をしており、軸107の軸方向と直交する断面の直径をd[mm]とすると、S2=π(D―d)/4と表せる。
このように、第1の液圧モータ310及び第2の液圧モータ320の吐出量を、各モータが接続する液圧室における受圧面積に反比例するように設定することにより、駆動ロッド103が図2中、z1方向に移動する場合と、z2方向に移動する場合とで、各液圧モータ310及び320の回転数を同じくすることができる。これにより、各発電機500a、500bそれぞれに同じ発電用の駆動力を提供することができる。
本実施形態において発電機500(第1の発電機500a、第2の発電機500b)は、図1に示すように、支持部200に設置されている。発電機500は、典型的には、回転電機で構成される。発電装置1は、第1の液圧モータ310及び第2の液圧モータ320から発電機500へ回転力を伝達する回転伝達機構を別途備えていてもよい。発電機500は、発電した電力を送電線(不図示)により陸上へ送ってもよい。また、発電装置1は、発電機500で発電された電力を蓄える蓄電池(不図示)をさらに備えていてもよい。
なお上記に加えて、液圧回路300には図示せずとも、蓄圧器(アキュムレータ)、リリーフバルブ、圧力計等の適宜の油圧機器が設置されてもよい。
[発電装置の動作]
本実施形態に係る発電装置1において、可動部400は、水面の高低運動に連動して支持部200に対して相対移動する。可動部400は、この相対移動により、支持部材202に対して接近と離反を繰り返す。
ここで可動部400と支持部材202の間に設置される直動型液圧ポンプ100は、第1の液圧室101と第2の液圧室102を有するため、可動部400が支持部材202に接近した場合でも、あるいは離反した場合でも、双方で液圧が発生する。この液圧が上述の液圧回路300により第1の液圧モータ310及び第2の液圧モータ320に供給される。
このように、本実施形態に係る発電装置1は、簡易な構成で水面の高低運動からエネルギを取り出すことができる。
また、図1ないし図3に示すように、本実施形態に係る発電装置1は、複数の直動型液圧ポンプ100を備える。本実施形態においては、複数の直動型液圧ポンプ100の各第1の液圧室101において発生した液圧が第1の液圧モータ310へ供給され、各第2の液圧室102において発生した液圧が第2の液圧モータ320へ供給されるため、第1の液圧モータ310、第2の液圧モータ320の高出力化を容易に実現することができる。
本実施形態によれば、第1の液圧モータ310と第2の液圧モータ320の回転数を同じくすることができるので、各発電機500a、500bそれぞれに同じ発電用の駆動力を提供することができる。
また、特別な形状の直動型液圧ポンプは必要なく、市場に流通している直動型液圧ポンプをそのまま用いることができる。
<第2の実施形態>
図5は、本発明の第2の実施形態に係る駆動装置20を備えた発電装置1001の油圧回路図である。以下、第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付しその説明を省略または簡略化する。
図5に示すように、本実施形態に係る発電装置1001では、発電機500を1つとし、第1の液圧モータ310及び第2の液圧モータ320の双方が共通の発電機500に接続して発電用の駆動力を提供している点、第1の液圧モータ310から吐出される液体と第2の液圧モータ320から吐出される液体とが収容されるリザーバRが共通である点が、第1の実施形態と異なる。
以上のように構成される本実施形態の発電装置1001によれば、第1の液圧モータ310の回転数と第2の液圧モータ320の回転数が同じであるため、発電機500に対して一定の発電用の駆動力を安定して提供することができる。また本実施形態によれば、1台の発電機500で第1の実施形態と同様の発電量を得ることができるため、発電機の数の削減を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば以上の実施形態では、複数の直動型液圧ポンプ100が水上に設置された例を説明したが、これに限られず、複数の直動型液圧ポンプの少なくとも1つは水中に設置されてもよい。
1,1001…発電装置
10…駆動装置
100…直動型液圧ポンプ
101…第1の液圧室
102…第2の液圧室
103…駆動ロッド
104…シリンダ本体
105…隔壁
200…支持部
310…第1の液圧モータ
320…第2の液圧モータ
400…可動部
500…発電機
500a…第1の発電機
500b…第2の発電機

Claims (4)

  1. 水中に設置される支持部と、
    水面に浮上し、水面の高低運動に連動して前記支持部に対して相対移動する可動部と、
    前記支持部に対して前記可動部が接近するときに液圧を発生させる第1の液圧室と、前記支持部に対して前記可動部が離反するときに液圧を発生させる第2の液圧室と、前記第1の液圧室と前記第2の液圧室とを区画する摺動可能な隔壁とを有し、前記支持部と前記可動部との間に設置された少なくとも1つの直動型液圧ポンプと、
    第1の発電機に接続可能に構成され、前記第1の液圧室からの液体の供給により前記第1の発電機に発電用の駆動力を提供し、前記第1の液圧室における前記隔壁の受圧面積をS1としたとき、α/S1[cc/rev](αは定数)の吐出量を有する第1の液圧モータと、
    第2の発電機に接続可能に構成され、前記第2の液圧室からの液体の供給により前記第2の発電機に発電用の駆動力を提供し、前記受圧面積S1と異なる面積であり前記第2の液圧室における前記隔壁の受圧面積をS2としたとき、α/S2[cc/rev](αは定数)の吐出量を有する第2の液圧モータと
    を具備する発電機用駆動装置。
  2. 請求項1に記載の発電機用駆動装置であって、
    前記直動型液圧ポンプは、複数の直動型液圧ポンプを含み、
    前記第1の液圧モータは、前記複数の直動型液圧ポンプ各々の前記第1の液圧室に接続され、
    前記第2の液圧モータは、前記複数の直動型液圧ポンプ各々の前記第2の液圧室に接続される
    発電機用駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載の発電機用駆動装置であって、
    前記第1の発電機と前記第2の発電機とは同じ発電機である
    発電機用駆動装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の発電機用駆動装置であって、
    前記直動型液圧ポンプは、シリンダ本体と、前記シリンダ本体内を摺動可能に配置された前記隔壁を有する駆動ロッドとを有し、
    前記シリンダ本体及び前記駆動ロッドのうち、一方は前記支持部に固定され、他方は前記可動部に固定される
    発電機用駆動装置。
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