JP2018028275A - 発電機用駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロートの移動方向に関係なく発電機を同一方向に回転させることができる発電機用駆動装置及び発電装置を提供する。
【解決手段】水中に設置される支持部200と、水面に浮上し、水面の高低運動に連動して支持部200に対して相対移動する可動部400と、少なくとも1以上の直動型液圧ポンプ100とを具備する。直動型液圧ポンプ100は、支持部200と可動部400との間に設置される。また、支持部200に対して可動部400が接近するときに液圧を発生させる第1の液圧室101と、支持部200に対して可動部400が離反するときに液圧を発生させる第2の液圧室102を有する。それぞれの液圧室は、液圧モータ310に液圧供給ライン301,302を介して接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、発電機用駆動装置に関し、更に詳しくは、海洋や河川、湖沼に生じる波や潮汐変化からエネルギを取り出すための技術に関する。
この種の従来技術として例えば特許文献1には、波により上下動するフロートと、当該フロートに近接配置され、フロートとは別体に構成される支持体とを有する波力発電装置が開示されている。特許文献1の波力発電装置は、支持体に設けられたラックと、フロートに設けられたピニオンギアとを有し、フロートの上下動をピニオンギアの回転に換えて発電機を駆動するように構成される。
特開2016−033346号公報
しかしながら従来の波力発電装置は、フロートの上昇移動と下降移動とで発電機の回転方向とが反転してしまうため、発電機を同一方向に安定して回転させることができない。このため、従来の波力発電装置においては安定した発電を行うことが困難であるという問題がある。
本発明は上述のような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、フロートの移動方向に関係なく発電機を同一方向に回転させることができる発電機用駆動装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の一形態に係る発電機用駆動装置は、支持部と、可動部と、少なくとも1つの直動型液圧ポンプと、液圧回路とを具備する。
上記支持部は、水中に設置される。
上記可動部は、水面に浮上し、水面の高低運動に連動して上記支持部に対して相対移動する。
上記直動型液圧ポンプは、上記支持部に対して上記可動部が接近するときに液圧を発生させる第1の液圧室と、上記支持部に対して上記可動部が離反するときに液圧を発生させる第2の液圧室とを有する。上記直動型液圧ポンプは、上記支持部と上記可動部との間に設置される。
上記液圧回路は、液圧モータと、第1の液圧供給ラインと、第2の液圧供給ラインとを有する。上記液圧モータは、発電機に接続可能に構成され、上記発電機に発電用の駆動力を提供する。上記第1の液圧供給ラインは、上記第1の液圧室と上記液圧モータとの間に接続される。上記第1の液圧供給ラインは、上記第2の液圧室と上記液圧モータとの間に接続される。
上記発電機用駆動装置において、上記可動部は上記支持部に対して相対移動する。この相対移動は、水面の高低運動に連動して行われる。可動部と支持部の間は、この相対移動により、接近と離間を繰り返す。したがって、可動部と支持部の間に設置される直動型液圧ポンプは、上述の第1の液圧室と第2の液圧室を有するため、可動部が支持部に接近した場合でも離間した場合でも、双方で液圧を発生させる。この液圧が第1の液圧供給ライン又は第2の液圧供給ラインを介して液圧モータに供給されることで、液圧モータは同一方向に回転し、したがって液圧モータに接続される発電機を同一方向に回転させることができる。上記発電機用駆動装置によれば、水面の高低運動からエネルギを取り出して、安定した発電を行うことができる。
上記発電機用駆動装置において、水面は特に限定されず、典型的には、海洋、河川、湖沼などの水面であってもよい。水面の高低運動も特に限定されず、典型的には、風浪、うねり、潮汐、あるいはこれらの組み合わせであってもよい。
上記直動型液圧ポンプは、複数の直動型液圧ポンプを含んでもよい。この場合、上記第1及び第2の液圧供給ラインは、上記複数の直動型液圧ポンプ各々の上記第1及び第2の液圧室にそれぞれ接続される。上記液圧回路は、上記複数の直動型液圧ポンプ各々に接続される上記第1及び第2の液圧供給ラインが合流する合流点と、上記合流点と上記液圧モータとの間に設置された蓄圧器とをさらに有する。
上記構成によれば、複数の直動型液圧ポンプにより、発電用の駆動力の出力を高めることができる。また、複数の直動型液圧ポンプのそれぞれで発生した液圧が、蓄圧器により平準化されるため、発電用の駆動力が安定して出力される。
上記可動部は、中空部を有する環状の浮体であり、上記支持部は、上記中空部を貫通する軸部材と、上記軸部材に固定され上記環状体に対向する支持部材とを有してもよい。この場合、上記複数の直動型液圧ポンプは、上記浮体と上記支持部材との間に、上記中空部を中心とする同一円周上に間隔をおいて配置される。
複数の直動型液圧ポンプが対称性を持って配置されることで、発電機用駆動装置の動作の安定化を図ることができる。
上記複数の直動型液圧ポンプは、シリンダ本体と、駆動ロッドとを有してもよい。上記駆動ロッドは、上記シリンダ本体に摺動可能に配置され、上記シリンダ本体の内部において上記第1及び第2の液圧室を区画する隔壁を有する。上記シリンダ本体及び上記駆動ロッドのうち、一方は上記支持部に固定され、他方は上記可動部に固定される。
上記発電機用駆動装置は、前記駆動ロッドの最小伸長位置又は最大伸長位置で動作する緩衝機構をさらに具備してもよい。
上記構成によれば、直動型液圧ポンプの破損等の不具合が未然に防げる。
上記発電機用駆動装置は、上記水面より下に流れる水流により回転する水車をさらに具備してもよく、この構成において、上記液圧回路は、上記水車の回転動力を液圧に変換する変換部と、上記変換部と上記液圧モータとの間に接続された第3の液圧供給ラインをさらに有する構成としてもよい。
上記構成によれば、水面の高低運動に加えてさらに、水面の高低運動とは別系統の、水面下の水流によっても駆動力を得ることが可能になり、安定して高い駆動力を出力しつづける発電機用駆動装置を提供することができる。
以上に述べたように、本発明によれば、液圧モータに接続される発電機を同一方向に回転させることができる。上記発電機用駆動装置によれば、水面の高低運動からエネルギを取り出して、安定した発電を行うことができる。
第1の実施形態に係る発電機用駆動装置を備えた発電装置の構成を示す模式図である。 第1の実施形態に係る発電装置の油圧回路図である。 第1の実施形態に係る発電装置の可動部の概略構成を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る発電装置の直動型液圧ポンプの構成を示す断面図である。 第2の実施形態にかかる発電装置の油圧回路図である。
<第1の実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態に係る発電機用駆動装置を備えた発電装置の構成を示す模式図である。図2は、上記発電装置の油圧回路図である。図3は上記発電装置における可動部の概略構成を示す斜視図である。図4は上記発電装置における直動型液圧ポンプの構成を概念的に示す断面図である。
[全体構成]
図示のように、本実施形態に係る発電装置1は、発電機500と、発電機500を駆動する駆動装置10とを備える。駆動装置10は、支持部200と、可動部400と、複数の直動型液圧ポンプ(油圧ポンプ)100と、液圧回路(油圧回路)300とを有する。
本実施形態に係る発電装置1は、実施の一例として、波や潮の満ち干きといった水面の高低運動から発電を行う波力潮汐発電装置として構成されている。以下の説明では、発電装置1が波力潮汐発電装置として海洋に設置される場合を例に挙げて説明する。
可動部400は、中空部401を有する環状の浮体(フロート)で構成される(図3参照)。可動部400は、水面に浮上し、水面の高低運動に連動して支持部200に対して相対移動する。可動部400を構成する材料は特に限定されず、典型的には、水よりも比重が小さい材料、例えば、木材や合成樹脂材料等で構成される。また、可動部400は水よりも比重が大きい材料で構成されてもよく、この場合は例えば、内部に空洞等の密閉された空間部を有する構造体が用いられる。
支持部200は、少なくともその一部が水中に設置される。また、支持部200は、軸部材201と、支持部材202とを有する。軸部材201は、中空部401を貫通して、水面下へと延びる。軸部材201は、海底に固定されていてもよい。また、錨や海底に設置された杭に係留されていてもよい。
支持部材202は、水面から上方へ突出する軸部材201の上端部近傍に固定され、可動部400と上下方向(Z軸方向)に対向するよう構成されている。本実施形態において支持部材202は、可動部400の水面の高低運動に連動する昇降移動(図1中のZ軸方向の位置の変動)を制限しないように構成されている。具体的に、軸部材201は、中空部401よりも小径の円柱又は円筒形状に形成される。
複数の直動型液圧ポンプ100は、可動部400及び支持部200の間に設置される(図1参照)。より詳細には、複数の直動型液圧ポンプ100は、中空部401を中心にした同一円周上に環状に、間隔を置いて立設される(図3参照)。この構成によれば、複数の直動型液圧ポンプ100が対称性を持って配置されるため、発電装置1全体の動作の安定化が図られる。
図3には、4本の直動型液圧ポンプ100を環状に配置した例を示しているが、例えば、直動型液圧ポンプ100が5本設置される場合であっても同様に、中空部401を中心にした同一円周上に環状に、所定の間隔を置いて立設する。所定の間隔とは、例えば、5本の直動型液圧ポンプ100が正五角形の頂点の位置に来るような間隔である。
なお、複数の直動型液圧ポンプの設置位置のうち任意の1つ又は複数の位置に可動部400の昇降移動をガイドするリニアガイドが設けられてもよい。この場合、直動型液圧ポンプ100の数は、1本であってもよい。
図1、図2、図4に示すように、直動型液圧ポンプ100は、シリンダ本体104と、駆動ロッド103とを有する。駆動ロッド103は、シリンダ本体104の内部に摺動可能に配置された隔壁105を有する。隔壁105は、シリンダ本体104の内部を第1の液圧室101と第2の液圧室102に区画する。
図4に示すように、シリンダ本体104は、第1のポート101aと第2のポート102aとを有する。第1のポート101aは、第1の液圧室101と第1の液圧供給ライン301(図2を参照して後述)との間を連通させる。同様に、第2のポート102aは、第2の液圧室102と第2の液圧供給ライン302(図2を参照して後述)との間を連通させる。なお図4において符号Sは、駆動ロッド103及び隔壁105の外周面に弾接するシールリングである。
シリンダ本体104と駆動ロッド103のうち、一方は支持部200に固定され、他方は可動部400に固定される。なお、図1は、シリンダ本体104が支持部200の支持部材202に、駆動ロッド103が可動部400に、それぞれ固定されている例を示している。
可動部400の支持部200に対する相対的な昇降移動により、駆動ロッド103がシリンダ本体104に押し込まれるか、又はその逆に、シリンダ本体104から引き出される。換言すれば、直動型液圧ポンプ100は、可動部400の支持部200に対するZ軸方向に沿った昇降移動に応じて、第1の方向(図中のz1方向)に縮むか、又は、第2の方向(図中のz2方向)に伸びる。
また、直動型液圧ポンプ100は、駆動ロッド103の最大伸長位置で動作する緩衝機構(ダンパ)106をさらに有する(図4参照)。この緩衝機構106によれば、直動型液圧ポンプ100の破損等の不具合が未然に防げる。緩衝機構106は、例えば、ゴムやバネ等の弾性材料で構成される。なお、緩衝機構106は、駆動ロッド103の最小伸長位置に設置されてもよい。
第1及び第2の液圧室101,102は作動油で満たされており、駆動ロッド103の隔壁105によって相互に液密に構成されている。第1の液圧室101は、駆動ロッド103が第1の方向(図中のz1方向)に押し込まれることで容積が減少し液圧を発生させる。逆に、第2の液圧室102は、駆動ロッド103が第2の方向(図中のz2方向)に引き出されることで容積が減少し液圧を発生させる。
先述のように、駆動ロッド103は下端部が可動部400に固定されている。一方で、シリンダ本体104は上端部が支持部材202に固定されている。したがって、第1の液圧室101は、支持部200(支持部材202)に対して可動部400が接近するときに液圧を発生させる。一方で、第2の液圧室102は、支持部200(支持部材202)に対して可動部400が離反するときに液圧を発生させる。
[液圧回路]
図2に示すように、液圧回路300は、液圧モータ(油圧モータ)310と、第1の液圧供給ライン301と、第2の液圧供給ライン302とを有する。第1の液圧供給ライン301は、各直動型液圧ポンプ100の第1の液圧室101と液圧モータ310の吸入口311との間に接続される。第2の液圧供給ライン302は、各直動型液圧ポンプ100の第2の液圧室102と液圧モータ310の吸入口311との間に接続される。
なお図2の例では、2つの直動型液圧ポンプ100に各々接続される液圧供給ライン301,302のみが記載されているが、他の2つの直動型液圧ポンプに接続される第1及び第2の液圧供給ライン301,302も同様であるため、それらの図示は省略している。
各第1の液圧供給ライン301と各第2の液圧供給ライン302は、合流点303で合流する。一方の直動型液圧ポンプ100に接続される第1及び第2の液圧供給ライン301,302と、他方の直動型液圧ポンプ100に接続される第1及び第2の液圧供給ライン301,302とは、合流点303と液圧モータ310との間に設けられた合流点304で合流する。
第1の液圧供給ライン301は、第1の液圧室101から合流点303への作動油の流れを順方向とする逆止弁322を有する。第2の液圧供給ライン302は、第2の液圧室102から合流点303への作動油の流れを順方向とする逆止弁324を有する。第1及び第2の液圧室101,102は、リザーバRに連通可能にそれぞれ接続されており、それらの間には、リザーバRから第1及び第2の液圧室101,102への作動油の流れを順方向とする逆止弁321,323が設けられている。
駆動ロッド103が図2中、z2方向に移動すると、第1の液圧室101の容積の増加に応じて作動油がリザーバRから逆止弁321を介して第1の液圧室101へ供給される。一方、第2の液圧室102は容積の減少により液圧を発生させる。これにより作動油が第2の液圧室102から逆止弁324及び第2の液圧供給ライン302を介して液圧モータ310の吸入口311へ供給される。
同様に、駆動ロッド103が図2中、z1方向に移動すると、第2の液圧室102の容積の増加に応じて作動油がリザーバRから逆止弁323を介して第2の液圧室102へ供給される。一方、第1の液圧室101は容積の減少により液圧を発生させる。これにより作動油が第1の液圧室101から逆止弁322及び第1の液圧供給ライン301を介して液圧モータ310の吸入口311へ供給される。
液圧回路300は、図2に示すように、リリーフバルブ305、アキュムレータ(蓄圧器)306、油圧計307をさらに有する。リリーフバルブ305、アキュムレータ306、油圧計307は、第1の液圧供給ライン301と第2の液圧供給ライン302との合流点303,304と液圧モータ310との間に設置される。
リリーフバルブ305は、液圧モータ310への許容範囲を超える液圧の入力を防止する。アキュムレータ306は、リリーフバルブ305と液圧モータ310との間に設けられる。アキュムレータ306は、複数の直動型液圧ポンプ100で発生した液圧を平準化し、液圧モータ310へ入力される液圧を安定に維持することで、液圧モータ310の回転を安定化させる。油圧計307は、アキュムレータ306と液圧モータ310との間の液圧を測定し、その測定値を外部から視認可能に表示する。
液圧モータ310は、発電機500に接続可能に構成される。液圧モータ310は、作動油の吸入口311と流出口312を有する。液圧モータ310は、吸入口311から流入した作動油の液圧で回転し、発電機500に発電用の駆動力を提供する。
本実施形態において発電機500は、図1に示すように、支持部200に設置されている。発電機500は、典型的には、回転電機で構成される。発電装置1は、液圧モータ310から発電機500へ回転力を伝達する回転伝達機構を別途備えていてもよい。発電機500は、発電した電力を送電線(不図示)により陸上へ送ってもよい。また、発電装置1は、発電機500で発電された電力を蓄える蓄電池(不図示)をさらに備えていてもよい。
[発電装置の動作]
本実施形態に係る発電装置1において、可動部400は、水面の高低運動に連動して支持部200に対して相対移動する。可動部400は、この相対移動により、支持部材202に対して接近と離間を繰り返す。
ここで可動部400と支持部材202の間に設置される直動型液圧ポンプ100は、第1の液圧室101と第2の液圧室102を有するため、可動部400が支持部材202に接近した場合でも、あるいは離間した場合でも、双方で液圧が発生する。この液圧が上述の液圧回路300により液圧モータ310に供給される。
このように、本実施形態に係る発電装置1は、簡易な構成で水面の高低運動からエネルギを取り出すことができる。特に、水面の高低運動が、高位相から低位相への運動であっても、あるいはその逆の低位相から高位相への運動であっても、各運動によって発生した液圧が液圧モータ310の吸入口311へ伝達される。しがたって、液圧モータ310及びこれに接続される発電機500を常に同一方向に回転させることができるとともに、安定した発電を行うことが可能となる。
また、図1ないし図3に示すように、本実施形態に係る発電装置1は、複数の直動型液圧ポンプ100を備える。複数の直動型液圧ポンプ100のそれぞれに対応する第1の液圧供給ライン301と第2の液圧供給ライン302は、合流点303で合流した後、他の直動型液圧ポンプ100に対応する液圧供給ラインと、合流点304で合流する。したがって、液圧回路300において、複数の直動型液圧ポンプ100のそれぞれに対応する第1の液圧供給ライン301と第2の液圧供給ライン302は、1のラインに合流して、液圧モータ310の吸入口311に接続する。このように各直動型液圧ポンプ100において発生した液圧が集約されて液圧モータ310へ供給されるため、液圧モータ310の高出力化を容易に実現することができる。
本実施形態によれば、液圧モータ310の駆動力が高トルクになるとともに、各直動型液圧ポンプ100の出力にムラがある場合でも、複数の直動型液圧ポンプ100からの液圧出力が1の流路に合流することにより、出力の平準化が可能となり、安定した高出力が取り出せる。さらに、液圧回路300はアキュムレータ306を具備するため、出力の平準化がさらに容易となる。
<第2の実施形態>
図5は、本発明の第2の実施形態に係る発電装置の油圧回路図である。以下、第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付しその説明を省略または簡略化する。
図5に示すように、本実施形態に係る発電装置2における駆動装置20は、水車600と、液圧ポンプ(油圧ポンプ)601と、第3の液圧供給ライン606とを有する点で、第1の実施形態と異なる。上記以外の構成は、第1の実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。
水車600は、水中に設置され、水面より下に流れる水流により回転することが可能に構成される。水車600としては、例えば、サボニウス型、クロスフロー型、ダリウス型のものを用いることができる。水車としては、垂直軸型、水平軸型のいずれであってもよい。
液圧ポンプ601は、回転型の液圧ポンプであり、水車600の回転軸に連結され、水車600の回転力を、作動油の液圧に変換する変換部として構成される。液圧ポンプ601は、リザーバR内の作動油を逆止弁604を介して吸入する吸入口603と、作動油を送出する吐出口602とを有する。
第3の液圧供給ライン606は、液圧ポンプ601の吐出口602を逆止弁605を介して第1及び第2の液圧供給ライン301,302へ接続する。本実施形態において第3の液圧供給ライン606は、第1及び第2の液圧供給ライン301,302との合流点303とアキュムレータ306との間に設けられた合流点607を介して、液圧モータ310の吸入口311に接続される。
なお図5の例では、1つの直動型液圧ポンプ100のみ示されているが、他の直動型液圧ポンプについても同様であるためそれらの図示は省略している。
本実施形態によれば、水面の高低運動とは別系統の水中の流体運動も、水車600等を介して液圧モータ310の駆動力に変換することができる。これにより効率よく液圧モータ310を駆動することができるとともに、発電効率の向上を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば以上の実施形態では、1つの駆動装置10,20で1台の発電機500を駆動する発電機1,2を例に挙げて説明したが、複数台の駆動装置で1台又は複数台の発電機を駆動する発電システムにも、本発明は適用可能である。
また以上の実施形態では、複数の直動型液圧ポンプ100が水上に設置された例を説明したが、これに限られず、複数の直動型液圧ポンプの少なくとも1つは水中に設置されてもよい。
1,2…発電装置
10,20…駆動装置
100…直動型液圧ポンプ
200…支持部
300…液圧回路
301…第1の液圧供給ライン
302…第2の液圧供給ライン
310…液圧モータ
400…可動部
500…発電機
600…水車
601…液圧ポンプ
606…第3の液圧供給ライン

Claims (6)

  1. 水中に設置される支持部と、
    水面に浮上し、水面の高低運動に連動して前記支持部に対して相対移動する可動部と、
    前記支持部に対して前記可動部が接近するときに液圧を発生させる第1の液圧室と、前記支持部に対して前記可動部が離反するときに液圧を発生させる第2の液圧室とを有し、前記支持部と前記可動部との間に設置された少なくとも1つの直動型液圧ポンプと、
    発電機に接続可能に構成され、前記発電機に発電用の駆動力を提供する液圧モータと、前記第1の液圧室と前記液圧モータとの間に接続された第1の液圧供給ラインと、前記第2の液圧室と前記液圧モータとの間に接続された第2の液圧供給ラインとを有する液圧回路と
    を具備する発電機用駆動装置。
  2. 請求項1に記載の発電機用駆動装置であって、
    前記直動型液圧ポンプは、複数の直動型液圧ポンプを含み、
    前記第1及び第2の液圧供給ラインは、前記複数の直動型液圧ポンプ各々の前記第1及び第2の液圧室にそれぞれ接続され、
    前記液圧回路は、前記複数の直動型液圧ポンプ各々に接続される前記第1及び第2の液圧供給ラインが合流する合流点と、前記合流点と前記液圧モータとの間に設置された蓄圧器とをさらに有する
    発電機用駆動装置。
  3. 請求項2に記載の発電機用駆動装置であって、
    前記可動部は、中空部を有する環状の浮体であり、
    前記支持部は、前記中空部を貫通する軸部材と、前記軸部材に固定され前記環状体に対向する支持部材とを有し、
    前記複数の直動型液圧ポンプは、前記浮体と前記支持部材との間に、前記中空部を中心とする同一円周上に間隔をおいて配置される
    発電機用駆動装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の発電機用駆動装置であって、
    前記直動型液圧ポンプは、シリンダ本体と、前記シリンダ本体に摺動可能に配置され前記シリンダ本体の内部において前記第1及び第2の液圧室を区画する隔壁を有する駆動ロッドとを有し、
    前記シリンダ本体及び前記駆動ロッドのうち、一方は前記支持部に固定され、他方は前記可動部に固定される
    発電機用駆動装置。
  5. 請求項4に記載の発電機用駆動装置であって、
    前記駆動ロッドの最小伸長位置又は最大伸長位置で動作する緩衝機構をさらに具備する
    発電機用駆動装置。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載の発電機用駆動装置であって、
    前記水面より下に流れる水流により回転する水車をさらに具備し、
    前記液圧回路は、
    前記水車の回転動力を液圧に変換する変換部と、
    前記変換部と前記液圧モータとの間に接続された第3の液圧供給ラインをさらに有する
    発電機用駆動装置。
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