JP2018026688A - 画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラム、画像形成装置及び情報処理装置 - Google Patents

画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラム、画像形成装置及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】読み取った画像に対応する情報を保管して管理する管理プロセスに必要な時間をより短縮化する。【解決手段】MFP1において名刺画像の読み取りを行い、MFP1の読み取り設定等の設定情報、MFP1の処理能力情報、及び、管理サーバ装置2の処理能力情報等に基づいて、名刺情報の登録に関する処理時間を算出する。そして、この処理時間が短い方の機器となるMFP1又は管理サーバ装置2で、名刺画像の解析処理及び名刺情報の抽出処理等を行い、抽出した名刺情報を管理サーバ装置2で記憶して管理する。これにより、MFP1側で処理時間を要する名刺画像の解析処理等は、管理サーバ装置2側に依頼することができるため、一連の処理の内容に応じて適切な情報処理装置で処理を実行することができ、情報の管理プロセスに必要な時間をより短縮化することができる。【選択図】図8

Description

本発明は、画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラム、画像形成装置及び情報処理装置に関する。
今日において、ネットワーク上のサーバ装置を情報の記憶場所として提供するクラウドサービス、ASP(Application Service Provider)等(以下、総称して「クラウドサービス」と言う)が知られている。ユーザは、サーバ装置に対して所望の情報を記憶させることで、記憶させた情報を所望のタイミングで取得して閲覧することが可能となる。
一例ではあるが、このようなクラウドサービスは、各社員が顧客等より貰い受けた名刺に記載されている情報(名刺情報)をネットワーク上のサーバ装置に記憶させて管理する名刺管理システムとして用いることができる。この名刺管理システムは、サーバ装置に記憶されている名刺情報に対して、多くの社員が略々自由にアクセスできる。このため、個人的に貰い受けた名刺を多くの社員で共有でき、業務の効率化等を図ることができる。
特許文献1(特開2015−069496号公報)には、登録する名刺情報の間違い箇所の有無を確認することを目的として、端末側で名刺情報と名刺画像を同じ用紙に印刷する名刺情報管理システムが開示されている。
しかし、引用文献1も含め、従来の名刺管理システムは、例えば複合機等の画像形成装置の機能を主に利用することにより実現される。すなわち、名刺の読み取りを行い、画像解析処理を行うことで名刺情報を抽出し、抽出した名刺情報をネットワーク上のサーバ装置に送信して記憶させるという一連の処理を画像形成装置が行う。このような一連の処理は、本来的にはスキャン(読み取り)、プリント(印刷)等の画像処理の各処理を主な機能とする画像形成装置の、言わば専門外の処理も多い。また、画像解析処理には高速演算能力が必要となるため、画像形成装置の演算能力で実行すると時間を要する。
ここで、画像形成装置に対して、本来必要な演算能力以上の演算能力を付加することで、所望の情報を解析して出力する処理を高速で行うことが可能となる。しかし、専門外の処理のために、本来必要とする以上の演算能力を付加することは、機器の構成の複雑化及び製造コストの面等から好ましいことではない。ただ、所望の情報を解析して出力する機能を機器に持たせるからには、処理速度等も実用的なレベルとする必要がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、例えば、名刺情報などのような読み取った画像を保管して情報を管理するプロセスである情報の管理プロセスにおいて、一連の処理の内容に応じて適切な情報処理装置で処理を実行することにより、情報の管理プロセスに必要な時間をより短縮化することができるような画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラム、画像形成装置及び情報処理装置の提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、少なくとも第1の情報処理装置、及び、第1の情報処理装置よりも情報処理能力の高い第2の情報処理装置を備えた画像処理システムである。第1の情報処理装置は、全体画像から登録対象となる登録情報を含む部分画像を切り出し処理する第1の切り出し部と、部分画像から登録情報の抽出処理を行う第1の抽出部と、切り出し処理及び抽出処理を含む、登録情報の登録に関する処理を、第1の情報処理装置で行った場合の処理時間、及び、第2の情報処理装置で行った場合の処理時間を計算する計算部と、第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置のうち、計算された処理時間が短い方の情報処理装置を、切り出し処理及び抽出処理を含む、登録情報の登録に関する処理の全部又は一部を実行させる情報処理装置として判断する判断部と、登録情報の登録に関する処理を第1の情報処理装置で行うと判断部により判断された場合は、抽出処理された登録情報を第2の情報処理装置にネットワークを介して送信し、登録情報の登録に関する処理を第2の情報処理装置で行うと判断部により判断された場合は、ネットワークを介して全体画像を第2の情報処理装置に送信する送信部と、を備える。また、第2の情報処理装置は、第1の情報処理装置から受信した全体画像から、登録対象となる登録情報を含む部分画像を切り出し処理する第2の切り出し部と、第2の切り出し部で切り出し処理された部分画像から、登録情報の抽出処理を行う第2の抽出部と、第1の情報処理装置から受信した登録情報、及び、第2の抽出部で抽出した登録情報を記憶部に記憶する記憶制御部と、を備える。
本発明によれば、読み取った画像に対応する情報を保管して管理するプロセスにおいて、一連の処理の内容に応じて適切な情報処理装置で処理を実行することにより、情報の管理プロセスに必要な時間をより短縮化することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態の名刺管理システムのシステム構成図である。 図2は、実施の形態の名刺管理システムに設けられているMFPのハードウェア構成図である。 図3は、実施の形態の名刺管理システムに設けられている管理サーバ装置のハードウェア構成図である。 図4は、MFPのソフトウェア構成図である。 図5は、管理サーバ装置のソフトウェア構成図である。 図6は、MFPの機能ブロック図である。 図7は、管理サーバ装置の機能ブロック図である。 図8は、実施の形態の名刺管理システムにおける名刺情報の登録動作の流れを示すフローチャートである。 図9は、MFPのMFP用名刺アプリ起動時における操作画面を示す図である。 図10は、計算部の計算動作及び判断部の判断動作の一例を示す図である。 図11は、MFPのスキャナ機能で名刺が読み取られている際に操作パネルに表示される名刺読み取り中のメッセージを示す図である。 図12は、名刺画像の切り出し処理を説明するための図である。 図13は、所定以上のサイズの名刺の一例を示す図である。 図14は、MFPの原稿載置台に斜めに載置された状態で読み取られた名刺の名刺画像を示す図である。 図15は、角部が存在しない名刺の例を示す図である。 図16は、カラー名刺の例を示す図である。 図17は、MFP側で名刺画像の切り出し及び名刺情報の抽出が行われている際に操作パネルに表示される名刺読み解析中のメッセージを示す図である。 図18は、管理サーバ装置側で名刺情報の登録が行われている際に操作パネルに表示される名刺読み登録中のメッセージを示す図である。
以下、添付図面を参照して、実施の形態となる名刺管理システムを詳細に説明する。
(システム構成)
図1は、実施の形態の名刺管理システムのシステム構成図である。この図1に示すように、実施の形態の名刺管理システムは、一つ又は複数の複合機(MFP:Multifunction Peripheral)1と、一つ又は複数の管理サーバ装置2を、LAN(Local Area Network)又はインターネット等の所定のネットワーク40を介して相互に接続して構成されている。
なお、この例では、管理サーバ装置2は、一つのみ図示されているが、複数設けてもよい。また、名刺管理システムは、画像処理システムの一例である。MFP1は、第1の情報処理装置の一例である。管理サーバ装置2は、第2の情報処理装置の一例である。また、この実施の形態の説明では、MFP1を情報処理装置の一例として説明するが、この他、画像形成装置、プロジェクタ装置、テレビ会議システム等、ネットワーク機能を有する電子機器であれば、どのような電子機器を用いてもよい。
(MFPのハードウェア構成)
図2は、MFP1のハードウェア構成図である。MFP1は、例えばコピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能等の各種の画像形成機能を備えた本体10と、ユーザの操作に応じた入力を受け付ける操作部20とを備える。
本体10と操作部20は、専用の通信路30を介して相互に通信可能に接続されている。通信路30は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものでよい。また、本体10は、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能等の画像形成機能のうち、一つの機能を有していてもよいし又は複数の機能を有していてもよい。
操作部20としては、単独で完結した情報処理を実行可能な電子機器を用いることもできる。一例ではあるが、操作部20としてスマートフォン又はタブレット型端末等の情報処理端末を用いることができる。この場合、操作部20として用いられる情報処理端末は、MFP1の操作部として機能する。
操作部20として用いられる情報処理端末は、従来、MFP1専用の操作部として固定され設置されていた操作パネルの代わりに、MFP1に装着及び取り外しが可能に接続される形態にも適用できる。すなわち、この場合の操作部20として用いられる情報処理端末は、例えばMFP1の操作パネルが配置される位置等の所定の位置に取り外し可能(分離可能)ながらも、MFP1と一体的に設置される。従って、操作部20として用いられる情報処理端末及びMFP1は、一台の装置として把握されてもよい。
本体10及び操作部20には、例えば赤外線通信部、RF(Radio Frequency)通信部、Bluetooth(登録商標)通信部等の近距離無線通信部が設けられている。または、本体10及び操作部20には、Wi−Fi(登録商標)等の無線LAN通信部が設けられている。操作部20である情報処理端末は、本体10から取り外されると、本体10との間で上述の近距離無線通信又は無線LAN通信を行い、MFP1の操作部として機能する。
本体10は、操作部20で受け付けた入力に応じた動作を行う。また、本体10は、後述する管理サーバ装置2等の外部装置と通信可能であり、管理サーバ装置2に対して、名刺から読み取った名刺情報の送信等を行う。名刺情報は、登録情報の一例である。なお、以下、MFP1において、名刺から読み取った名刺情報を、管理サーバ装置2側で登録する例を説明するが、登録情報は名刺情報以外の情報でもよい。
操作部20に対する電力供給は、本体10から通信路30を経由して行われる。操作部20は、本体10に装着されている際に、通信路30を介して本体10から供給された電力を二次電池に蓄電しておき、本体10から取り外された際に、二次電池に蓄電された電力で動作して本体10と通信を行う。
(本体のハードウェア構成)
次に、本体10のハードウェア構成について説明する。図2に示すように、本体10は、CPU11、ROM12、RAM13及びHDD(ハードディスクドライブ)14を備える。また、本体10は、通信I/F(インタフェース)15、接続I/F16、エンジン17、ファクシミリモデム(FAXモデム)19及びフラッシュメモリ33を備える。各部11〜17、FAXモデム19及びフラッシュメモリ33は、システムバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、本体10の動作を統括的に制御する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM12又はHDD14等に格納されたプログラムを実行することで、本体10全体の動作を制御し、上述したコピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能などの各種機能を実現する。また、CPU11は、後述するMFP用名刺アプリケーションプログラム(以下、単に「MFP用名刺管理アプリ」と称する)96に従って、名刺管理動作を制御する。MFP用名刺管理アプリ96は、本発明における画像処理等を実現するプログラムの一例であり、MFP等画像形成装置のような機器に備えたものを本発明の説明の便宜上、称することとし、名刺管理に用途を限定するものでもない。
通信I/F15は、ネットワーク40を介して、管理サーバ装置2等との間で通信を行うためのインタフェースである。接続I/F16は、通信路30を介して操作部20と通信するためのインタフェースである。なお、図2において、通信路30は、有線的に図示されているが、上述のように操作部20は、MFP1の本体10に対して装着及び取り外しが可能となっている。このため、操作部20をMFP1に装着しているときには、通信路30は有線通信路として機能し、操作部20をMFP1から取り外している間は、通信路30は無線通信路として機能する。
エンジン17は、コピー機能、スキャナ機能、及びプリンタ機能等を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。エンジン17は、例えば原稿又は名刺等の文字及び画像をスキャンして読み取るスキャナ、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ等を備えている。FAXモデム19は、ファクシミリ通信を行うファクシミリ通信機能を備えている。このような本体10は、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャ及び原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)のような特定のオプションを設けてもよい。
(操作部のハードウェア構成)
次に、操作部20のハードウェア構成について説明する。図2に示すように、操作部20は、CPU21、ROM22、RAM23、フラッシュメモリ24、通信I/F25、接続I/F26、操作パネル27、メモリI/F29及びタイマ45を備え、これらがシステムバス28を介して相互に接続されている。
CPU21は、操作部20の動作を統括的に制御する。CPU21は、RAM23をワークエリア(作業領域)としてROM22等に格納されたプログラムを実行することで操作部20全体の動作を制御する。
通信I/F25は、操作部20が本体10から取り外されている場合は、本体10との間で無線通信を行い、操作部20が本体に装着されている場合は、接続I/F26を介して本体との間で有線通信行う。接続I/F26は、通信路30を介して本体10との間に電気的及び物理的な接続ラインを形成するためのインタフェースである。メモリI/F29は、外部メモリの装着及び取り外しが可能となっている。
操作パネル27は、タッチセンサを備えた液晶表示装置(LCD)で構成される。操作パネル27は、設定メニュー及び操作メニュー等の各種メニュー及びアイコンを表示する。また、操作パネル27は、後述するMFP用名刺管理アプリの実行時に、操作ボタン及び現在実行されている情報処理に対応するメッセージ等を表示する。このような操作パネル27は、タッチセンサを備えた有機EL表示装置で構成してもよい。さらに、これに加えて又はこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部又は発光部等の表示部を操作パネル27に設けてもよい。
(管理サーバ装置のハードウェア構成)
図3に、管理サーバ装置2のハードウェア構成図を示す。この図3に示すように、管理サーバ装置2は、CPU51、ROM52、RAM53、HDD54、入出力I/F55及び通信I/F56を有している。CPU51〜通信I/F56は、バスライン57を介して相互に接続されている。入出力I/F55には、キーボード及びマウス装置等の入力操作部が接続されている。通信I/F56は、ネットワーク40を介してMFP1に接続されており、MFP1から送信された名刺情報を受信する。
(MFPのソフトウェア構成)
次に、図4に、MFP1のソフトウェア構成を示す。この図4に示すように、操作部20は、オペレーティングシステム(OS)35及びUI制御プログラム36を有している。OS35は、操作部20の全体的な動作を制御するためのプログラムである。UI制御プログラム36は、操作パネル27に対する操作メニュー等の表示、操作パネル27を介して行われるユーザの入力操作を受け付けて本体10のCPU11に伝達するユーザインタフェース制御を行うためのプログラムである。
このような各プログラムは、記憶部であればどこに記憶してもよい。一例ではあるが、実施の形態の名刺管理システムのMFP1の場合、OS35及びUI制御プログラム36は、それぞれROM22に記憶されている。なお、RAM22又はフラッシュメモリ24に記憶してもよい。
これに対して本体10は、コピーアプリ91、FAXアプリ92、スキャナアプリ93、プリンタアプリ94、OS95、MFP用名刺アプリ96及びOCR(Optical Character Recognition)97を有している。コピーアプリ91、FAXアプリ92、スキャナアプリ93及びプリンタアプリ94は、図2に示すエンジン17又はFAXモデム19を制御してコピー機能、FAX機能、スキャナ機能又はプリンタ機能を実現するためのプログラムである。OS95は、本体10全体を制御するためのプログラムである。MFP用名刺アプリ96は、名刺から名刺情報の読み取り及び管理を行うためのプログラムである。OCR97は、画像情報から文字を抽出してテキスト情報に変換するためのプログラムである。
これらコピーアプリ91〜OCR97は、記憶部であればどこに記憶してもよい。一例ではあるが、実施の形態の名刺管理システムのMFP1の場合、コピーアプリ91〜プリンタアプリ94、MFP名刺アプリ96及びOCR97は、HDD14に記憶されている。また、OS95は、ROM12に記憶されている。なお、RAM13又はフラッシュメモリ33等の他の記憶部に記憶してもよい。
ここで、この実施の形態の例では、機能の独立性を保つために、操作部20側のOS35と本体10側のOS95とは、互いに異なるOSとなっている。具体的には、一例として、本体10側のOS95にはLinux(登録商標)が用いられ、操作部20側のOS35にはAndroid(登録商標)が用いられている。
このように本体10及び操作部20には、異なるオペレーティングシステムが設けられているため、本体10と操作部20との間の通信は、共通の装置内のプロセス間通信ではなく、異なる装置間の通信として行われる。例えば、操作部20が受け付けた入力(ユーザからの指示内容)を本体10へ伝達する動作(コマンド通信)、及び、本体10が操作部20へイベントを通知する動作などがこれに該当する。ここでは、操作部20が本体10へコマンド通信を行うことにより、本体10においてコマンドに対応する機能が実行される。また、本体10から操作部20に通知するイベントとしては、本体10における動作の実行状況、本体10側で設定された内容等が挙げられる。また、操作部20の電源制御は、本体10の電源制御とは別に(独立して)行うことができる。
(管理サーバ装置のソフトウェア構成)
次に、図5に、管理サーバ装置2のソフトウェア構成を示す。この図5に示すように、管理サーバ装置2は、OS37、サーバ用名刺アプリケーションプログラム(以下、単に「サーバ用名刺アプリ」と称する)38及びOCR98を有している。また、管理サーバ装置2は、MFP1から送信された名刺情報99を記憶している。これらのプログラム及び情報は、記憶部であればどこに記憶してもよい。一例ではあるが、実施の形態の名刺管理システムの管理サーバ装置2の場合、OS37は、ROM52に記憶されている。また、サーバ用名刺アプリ38、OCR98及び名刺情報は、HDD54に記憶されている。なお、ROM52又はRAM53等の他の記憶部に記憶してもよい。サーバ用名刺アプリ98は、本発明における画像処理等を実現するプログラムの一例であり、管理サーバ装置2のような機器に備えたものを本発明の説明の便宜上、称することとし、名刺管理に用途を限定するものでもない。
(MFP用名刺アプリで実現される各機能)
次に、図6に、MFP1の本体10のCPU11が、MFP用名刺アプリ96を実行することで実現される各機能の機能ブロック図を示す。この図6に示すように、CPU11は、MFP用名刺アプリ96を実行することで、読み取り制御部101、計算部102、判断部103、解析部104、抽出部105及び通信制御部106を実現する。解析部104は、第1の切り出し部の一例である。抽出部105は、第1の抽出部の一例である。通信制御部106は、送信部の一例である。
読み取り制御部101は、エンジン17のスキャナ機能を制御して、名刺等の画像を読み取り制御する。計算部102は、名刺の読み取りから名刺情報の送信までに要する処理時間を計算する。判断部103は、計算部102で計算された処理時間に基づいて、名刺情報の解析及び抽出をMFP1側で行うか、又は、管理サーバ装置2側で行うか判断する。解析部104は、MFP1側において、名刺情報の解析を行う。抽出部105は、MFP1側において解析された名刺情報を抽出する。通信制御部106は、抽出された名刺情報を、ネットワーク40を介して管理サーバ装置2に送信する。
なお、この例では、読み取り制御部101〜通信制御部106をソフトウェアで実現することとしたが、読み取り制御部101〜通信制御部106のうち、一部又は全部を、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアで実現してもよい。
また、MFP用名刺アプリ96は、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリなどのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、MFP用名刺アプリ96は、インターネット等のネットワーク経由でインストールするかたちで提供してもよい。また、MFP用名刺アプリ96は、機器内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
(サーバ用名刺アプリで実現される各機能)
次に、図7に、管理サーバ装置2のCPU51が、サーバ用名刺アプリ38を実行することで実現される各機能の機能ブロック図を示す。この図7に示すように、CPU51は、サーバ用名刺アプリ38を実行することで、通信制御部111、解析部112、抽出部113及び記憶制御部114を実現する。
通信制御部111は、MFP1との間で通信を行い、MFP1から処理済みの名刺情報(テキスト情報)又は未処理の名刺情報(名刺の画像情報:名刺画像)を受信する。解析部112は、名刺情報の解析を管理サーバ装置2側で行う場合に、MFP1から受信した名刺画像の解析を行う。抽出部113は、解析された名刺画像から例えばテキスト情報である名刺情報を抽出する。記憶制御部114は、抽出された名刺情報(管理サーバ装置2側で処理した名刺情報)、及び、MFP1から受信した名刺情報(MFP1側で処理された名刺情報)を、例えばHDD54等の記憶部に記憶する。
なお、この例では、通信制御部111〜記憶制御部114をソフトウェアで実現することとしたが、通信制御部111〜記憶制御部114のうち、一部又は全部を、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアで実現してもよい。
また、サーバ用名刺アプリ38は、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリなどのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、サーバ用名刺アプリ38は、インターネット等のネットワーク経由でインストールするかたちで提供してもよい。また、サーバ用名刺アプリ38は、機器内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
(名刺情報の登録動作)
図8のフローチャートに、実施の形態の名刺管理システムにおける名刺情報の登録動作の流れを示す。名刺情報の登録を行う場合、ユーザは、MFP1の操作パネル27を操作して、MFP用名刺アプリ96を起動操作する。MFP1の操作部20のCPU21は、MFP用名刺アプリ96を起動制御すると共に、起動したMFP用名刺アプリ96に従って、例えば図9に示す操作画面を操作パネル27に表示する。この図9の例の場合、CPU21は、MFP1の原稿載置台に対する横書きの名刺の載置例の画像、及び、縦書きの名刺の載置例の画像を、操作画面に表示している。また、図9の例の場合、CPU21は、読み取り設定を所望の設定に変更する際に操作する読み取り設定ボタン151、及び、原稿載置台に載置した名刺の読み取りを開始する際に操作する読み取り開始ボタン152を、操作画面に表示している。
ユーザは、操作画面に表示された名刺の載置例に従って、MFP1の原稿載置台に名刺を載置し、読み取り開始ボタン152を操作する。この読み取り開始ボタン152が操作されると、図6に示す読み取り制御部101は、例えば図11に示す「名刺読み取り中」等の、名刺の読み取り動作中であることを示すメッセージを操作部20の操作パネル27に表示する。また、読み取り制御部101は、本体10のエンジン17のスキャナアプリに読み取り開始コマンドを送信する。これにより、図8のフローチャートのステップS1において、原稿載置台に載置された名刺の読み取りが行われる。
なお、一例ではあるが、原稿載置台の名刺はA3サイズ又はA4サイズ等の、ユーザにより設定された画像サイズで読み取られ、後述する画像処理により、名刺毎に名刺画像の抽出が行われる。このため、MFP1の原稿載置台に複数の名刺を載置して、これらを一度に読み取ることも可能となっている。
次に、ステップS2では、計算部102が、設定情報に基づいて、画像処理時間を計算する。また、ステップS3では、判断部103が、計算された画像処理時間に基づいて、名刺画像の解析及び名刺情報の抽出を、MFP1側で行うか、又は、管理サーバ装置2側で行うかを判断する。
図10は、計算部102の計算動作及び判断部103の判断動作の一例を示す図である。操作部20のCPU21は、図9に示す読み取り設定ボタン151が操作されると、設定情報の入力画面を操作パネル27に表示する。CPU21は、例えばA3サイズ、A4サイズ等の読み取り画像サイズの入力項目、読み取りを行う名刺の枚数の入力項目、モノクロ又はカラーから選択する読み取り諧調の入力項目等を、設定情報の入力画面に表示する。ユーザは、各入力項目を介して、所望の読み取り画像サイズ等の入力を行う。
また、各入力項目に対応するMFP1及び管理サーバ装置2の処理時間を示す処理能力情報は、予めROM22等の記憶部に記憶されている。例えば、A3サイズの画像読み取り時間は5秒、A4サイズの画像読み取り時間は3秒、A3サイズの縦×横の画素数は3508画素×4961画素、A4サイズの縦×横の画素数は2480画素×3508画素、ネットワーク40の回線速度は100Mbps、MFP1から管理サーバ装置2へのデータ送信に要する時間は0.01秒、管理サーバ装置2側で行われる名刺情報の登録に要する時間は0.05秒等の処理能力情報がROM22等に記憶されている。
計算部102は、600dpiの解像度及び2値のモノクロで、縦×横が297mm×420mmのA3サイズの原稿の読み取りを行う設定がされている場合、「3508ピクセル×4961ピクセル=8.3MB」の演算を行うことで、A3サイズに対応する画像のデータサイズ(画像サイズ)を算出する。また、600dpiの解像度及び2値のモノクロで、縦×横が210mm×297mmのA4サイズの原稿の読み取りを行う設定がされている場合、計算部102は、「2480ピクセル×3508ピクセル=4.15MB」の演算を行うことで、A4サイズに対応する画像サイズを算出する。
また、この実施の形態の名刺管理システムの場合、MFP1で読み取った名刺の画像情報又は名刺のテキスト情報(名刺情報)を、ネットワーク40を介して管理サーバ装置2に転送し、管理サーバ装置2で記憶するようになっている。一例ではあるが、回線速度が100Mbpsのネットワーク40の伝送効率が90%の場合、転送速度は90.00Mbps(11.25MB/s)となる。計算部102は、A3サイズの8.3MBのデータを、ネットワーク40を介して管理サーバ装置2に転送した際の転送時間を、「8.3MB÷11.25MB/s≒0.8秒」の演算を行うことで算出する。また、計算部102は、A4サイズの4.15MBのデータの転送時間を、「4.15MB÷11.25MB/s≒0.4秒」の演算を行うことで算出する。
また、計算部102は、画像の解析時間(画像切り出し時間)を、「画像サイズ×(画像切り出し時間/名刺サイズ)」の演算式で算出する。計算部102は、一例として、MFP1側で画像の解析を行う場合における名刺1枚あたりの解析時間を、0.4秒と算出する。また、計算部102は、管理サーバ装置2側で画像の解析を行う場合における名刺1枚あたりの解析時間を、0.1秒と算出する。この処理時間の差は、MFP1が、スキャナ及びコピー等の画像形成機能を主とする機能として形成されているのに対し、管理サーバ装置2は、画像解析を主とする機能として形成されている差である。換言すると、MFP1の画像形成を行う情報処理能力では、1枚あたり0.4秒の処理時間を要するが、画像解析の情報処理能力を有する管理サーバ装置2の場合、1枚あたり0.1秒の処理時間となり、画像の解析時間が短縮化されることを意味している。
また、この実施の形態の名刺管理システムの場合、OCRにより、名刺画像からテキストデータである名刺情報を抽出する処理を行う。計算部102は、この名刺情報の抽出処理に要する時間を、「切り出し画像サイズ×(画像送信時間/名刺サイズ)」の演算式で算出する。計算部102は、一例として、MFP1側で名刺情報の抽出を行う場合における名刺1枚あたりの抽出処理時間を、0.2秒と算出する。また、計算部102は、管理サーバ装置2側で名刺情報の抽出を行う場合における名刺1枚あたりの抽出処理時間を、0.05秒と算出する。なお、MFP1及び管理サーバ装置2の抽出処理時間の差は、上述のように両者の情報処理能力の差である。
また、この実施の形態の名刺管理システムの場合、MFP1から管理サーバ装置2に名刺のテキスト情報(名刺情報)を送信するのに要する時間は、名刺1枚あたり0.01秒となっている。また、この実施の形態の名刺管理システムの場合、A3サイズ又はA4サイズ等の所定のサイズで一度に読み取りが行われた1枚又は16枚等の名刺情報を、1件分のデータとして一度にまとめてHDD54等の記憶部に登録する。この管理サーバ装置2における名刺情報の登録に要する時間は、0.05秒/件となっている。
計算部102は、上述の各処理をMFP1側で行った場合における処理時間、及び、上述の各処理を管理サーバ装置2側で行った場合における処理時間を、それぞれ算出する(ステップS2)。一例ではあるが、計算部102は、上述の各処理をMFP1側で行った場合におけるトータルの処理時間、及び、上述の各処理を管理サーバ装置2側で行った場合におけるトータルの処理時間を、それぞれ算出する。なお、トータルの処理時間以外でも、例えばメインの処理の処理時間等を計算してもよい。また、計算部102は、画像の解析時間(画像切り出し時間)と、名刺情報の抽出処理時間との、少なくとも2つの処理時間を合算したトータルの処理時間を計算してもよい。
判断部103は、トータルの処理時間が短い方で、画像の解析処理等を行うと判断する(ステップS3)。図10に示す「例1」及び「例2」は、A3サイズで読み取った画像から1枚の名刺の名刺情報を抽出して登録するまでに、MFP1及び管理サーバ装置2が要するトータルの処理時間を示している。
「例1」は、MFP1側で1枚の名刺に対応する各処理を行う場合におけるトータルの処理時間を示している。この場合、計算部102は、「5秒(MFP1での画像読み取り時間)+0秒(管理サーバ装置2に対する画像送信時間)+0.4秒(MFP1での画像の切り出し時間:1枚)+0.2秒(MFP1での名刺情報の抽出時間:1枚)+0.01秒(管理サーバ装置2に対する名刺情報の送信時間:1枚)+0.05秒(管理サーバ装置2における名刺情報の登録に要する時間)=5.66秒」の演算を行うことで、MFP1側で1枚の名刺に対応する各処理を行う場合におけるトータルの処理時間を算出する。
また、「例2」は、管理サーバ装置2側で、1枚の名刺に対応する各処理を行う場合におけるトータルの処理時間を示している。この場合、計算部102は、「5秒(MFP1での画像読み取り時間)+0.8秒(管理サーバ装置2に対する画像送信時間)+0.1秒(管理サーバ装置2での画像の切り出し時間:1枚)+0.05秒(管理サーバ装置2での名刺情報の抽出時間:1枚)+0秒(管理サーバ装置2に対する名刺情報の送信時間)+0.05秒(管理サーバ装置2における名刺情報の登録に要する時間)=6.0秒」の演算を行うことで、管理サーバ装置2側で1枚の名刺に対応する各処理を行う場合におけるトータルの処理時間を算出する。
判断部103は、「例1」のトータルの処理時間及び「例2」のトータルの処理時間を比較する。この例の場合、MFP1側で各処理を行うトータルの処理時間が5.56秒であるのに対し、管理サーバ装置2側で各処理を行うトータルの処理時間は6.0秒であり、MFP1側で各処理を行う方が、トータルの処理時間が短い。このため、判断部103は、ステップS3において、MFP1側で各処理を行うと判断する(ステップS3:Yes)。
同様に、図10に示す「例3」は、MFP1側で16枚の名刺に対応する各処理を行う場合におけるトータルの処理時間を示している。この場合、計算部102は、「5秒(MFP1での画像読み取り時間)+0秒(管理サーバ装置2に対する画像送信時間)+6.4秒(MFP1での画像の切り出し時間:16枚)+3.2秒(MFP1での名刺情報の抽出時間:16枚)+0.16秒(管理サーバ装置2に対する名刺情報の送信時間:16枚)+0.05秒(管理サーバ装置2における名刺情報の登録に要する時間)=14.81秒」の演算を行うことで、MFP1側で16枚の名刺に対応する各処理を行う場合におけるトータルの処理時間を算出する。
また、「例4」は、管理サーバ装置2側で16枚の名刺に対応する各処理を行う場合におけるトータルの処理時間を示している。この場合、計算部102は、「5秒(MFP1での画像読み取り時間)+0.8秒(管理サーバ装置2に対する画像送信時間)+1.6秒(管理サーバ装置2での画像の切り出し時間:16枚)+0.8秒(管理サーバ装置2での名刺情報の抽出時間:16枚)+0秒(管理サーバ装置2に対する名刺情報の送信時間)+0.05秒(管理サーバ装置2における名刺情報の登録に要する時間)=8.25秒」の演算を行うことで、管理サーバ装置2側で16枚の名刺に対応する各処理を行う場合におけるトータルの処理時間を算出する。
このように計算部102は、名刺情報の登録に関する情報である上述の設定情報及び処理能力情報を用いて、MFP1側で各処理を行う場合におけるトータルの処理時間、及び、管理サーバ装置2側で各処理を行う場合におけるトータルの処理時間を算出する。
判断部103は、「例3」のトータルの処理時間及び「例4」のトータルの処理時間を比較する。この例の場合、MFP1側で各処理を行うトータルの処理時間が14.81秒であるのに対し、管理サーバ装置2側で各処理を行うトータルの処理時間は8.25秒であり、管理サーバ装置2側で各処理を行う方が、トータルの処理時間が短い。このため、判断部103は、ステップS3において、管理サーバ装置2側で各処理を行うと判断する(ステップS3:No)。
なお、画像読み取り処理、画像送信処理、画像解析処理、名刺情報抽出処理、名刺情報の送信処理、名刺情報の登録処理等の処理は一例であり、処理を減らし、また、他の処理を加えてもよい。また、例えば画像解析処理を、色処理及び文字変換処理等に分割する等、所望の処理に変更してもよい。また、上述の例では、計算部102は、演算式に基づいて、トータルの処理時間を算出することとした。しかし、各処理の処理時間と、各処理の処理時間に応じて変化するトータルの処理時間とを関連付けて記憶させた記憶部(例えば、テーブル等)を設け、計算部102は、各処理の処理時間に基づいて、このテーブルを参照することで、各処理の処理時間に対応するトータルの処理時間を検出してもよい。
次に、判断部103が、MFP1側で各処理を行うと判断することで、処理がステップS4に進むと、図6に示す読み取り制御部101が、例えば図17に示す「名刺読み解析中」等の、名刺の読みを解析中であることを示すメッセージを操作部20の操作パネル27に表示する。また、解析部104は、スキャナで読み取りを行ったA3サイズの画像から、図12に示すように名刺の角部ka、kb、kc、kdを検出し、1枚又は複数枚の名刺部分の画像の切り出し処理を行う。これにより、処理はステップS5に進む。切り出した名刺画像は、1枚分の名刺画像を1つの画像として取り扱う。
(斜めに読み取られた名刺の処理)
また、原稿載置台に対して斜めに載置されることで、例えば図14に示すように斜めに読み取られた名刺部分の画像の切り出し処理を行う場合、解析部104は、名刺の角部に基づいて名刺部分の画像の切り出しを行う。そして、解析部104は、切り出した名刺部分の画像を回転処理し、図12に示すように正常の読み取り角度の画像に補正する。これにより、後述するOCR処理で正確に文字情報の読み取りを行うことが可能となる。従って、OCR処理において、文字情報の読み取りエラーを減らし、再読み取り操作を不要とすることができるため、MFP1の操作性の向上を図ることができる。
(サイズの大きな名刺の処理)
また、操作部20のROM22等の記憶部には、縦×横が55mm×91mmの通常の名刺サイズを示す通常名刺サイズ情報が記憶されている。解析部104は、名刺部分の画像の切り出し処理を行うと、切り出した名刺部分の画像サイズと、通常名刺サイズ情報で示される通常の名刺サイズとを比較する。この比較の結果、切り出し処理を行った名刺が、例えば図13に示すように通常の名刺の2倍又は3倍等のように大きな名刺であった場合、この解析結果を判断部103に供給する。
切り出し処理を行った名刺が、例えば通常の名刺の2倍以上等のように、所定以上大きな名刺であった場合、図10を用いて説明した画像切り出し時間が、MFP1では1枚あたり、例えば0.4秒から0.8秒に増加し、管理サーバ装置2では1枚あたり、例えば0.1秒から0.2秒に増加する。また、OCRによる名刺情報抽出時間も、MFP1では1枚あたり、例えば0.2秒から0.4秒に増加し、管理サーバ装置2では1枚あたり、例えば0.05秒から0.1秒に増加する。このため、MFP1側で解析処理等を行うよりも、管理サーバ装置2側で解析処理等を行った方が、処理を速く完了できる可能性が高くなる。このようなことから、切り出し処理を行った名刺が、例えば通常の名刺の2倍以上等のように、所定以上大きな名刺であった場合、判断部103は、解析処理等を管理サーバ装置2で行わせるべく、ステップS7に処理を移行する。
(角部の存在しない名刺の処理)
また、解析部104は、上述のように名刺の角部に基づいて名刺部分の画像の切り出しを行う。しかし、図15に示す円形状の名刺のように角部が存在しない名刺の場合、角部に基づく画像の切り出しが困難となる。また、角部が存在しない名刺の場合、複数回及び複数種類の画像解析処理が必要となる場合がある。このため、MFP1側で解析処理等を行うよりも、管理サーバ装置2側で解析処理等を行った方が、処理を速く完了できる可能性が高い。このようなことから、解析部104で名刺の読み取り画像から角部を検出できない場合、判断部103は、解析処理等を管理サーバ装置2で行わせるべく、ステップS7に処理を移行する。
このような名刺画像の解析処理(切り出し処理)が終了すると、図8のフローチャートのステップS5に処理が進む。ステップS5では、図6に示す抽出部105が、図4に示すOCR97を用いて、画像のイメージから文字パターンの照合を行い一致する文字コード列に変換することで、切り出した名刺画像から文字情報である名刺情報(テキストデータ)を抽出する。
(カラー名刺の処理)
ここで、図16に斜線で示すようにカラー印刷された名刺をスキャナでカラー読み取りを行った場合、名刺画像の切り出しは問題なく行うことができるが、OCRによる文字認識処理が困難となる場合がある。カラー画像は、R(赤)、G(緑)、B(青)の色情報を有している。このため、抽出部105は、切り出した名刺画像にRGBの色情報が含まれている場合、各画素の色及び濃度から白色の画素及び黒色の画素に分離して、切り出した名刺画像を白黒画像に変換する。そして、抽出部105は、白黒画像に変換した名刺画像に対して、OCR処理を施し、名刺情報の抽出を行う。
なお、各画素の色及び濃度の閾値をユーザが変更設定可能としてもよい。この場合、CPU21は、色の閾値を変更操作するスライドバー及び濃度の閾値を変更操作するスライドバーを、操作パネル27に表示する。CPU21は、サンプルとなる画像の色及び濃度を、ユーザにより操作されたスライドバーの操作量に応じて変更して表示する。抽出部105は、このように調整された閾値を用いて各画素の色及び濃度を2値化し白黒画像を形成する。そして、抽出部105は、形成した白黒画像に基づいて、OCRによる文字認識処理を行う。これにより、カラー名刺から名刺情報を正確に抽出することができる。
次に、名刺情報を抽出すると、ステップS6に処理が進む。ステップS6では、図6に示す通信制御部106が、ネットワーク40を介して管理サーバ装置2に抽出した名刺情報を送信する。一例ではあるが、この実施の形態の名刺管理システムの場合、管理サーバ装置2に依頼する処理を、通信プロトコルのヘッダ情報で指定するようになっている。例えば、名刺情報の登録を管理サーバ装置2に依頼する場合、以下のようなコマンドにデータを付加した構成のプロトコルを用いて所望の処理を依頼する。
コマンド:0x06(名刺情報の登録)
タグ:0x01(電話番号識別子)
レングス:0x0a(データ長)
データ:0x31,0x32,0x33,xxx(電話番号情報)
管理サーバ装置2側で、コマンドで指示された処理以降を連続して実行してもよいし、MFP1から管理サーバ装置2に処理単位で処理を指定してもよい。
次に、ステップS10において、図7に示す管理サーバ装置2の記憶制御部114は、図3に示すHDD54等の記憶部に、MFP1から送信された名刺情報を記憶させる。これにより、図8のフローチャートの処理が終了する。このように、管理サーバ装置2に記憶された名刺情報に対しては、許可されたユーザであれば、誰でも自由にアクセスすることができる。このため、業務効率の向上を図ることができる。
なお、MFP1のCPU21は、ステップS6で名刺情報を管理サーバ装置2に送信すると、例えば図18に示すように名刺情報の登録中であることを示す「名刺読み登録中」のメッセージを操作パネル27に表示する。管理サーバ装置2は、名刺情報の登録(記憶)が完了すると、MFP1に登録完了コマンドを送信する。MFP1のCPU21は、この登録完了コマンドを受信すると、「名刺読み登録中」のメッセージに代えて、例えば「登録完了」等の、名刺情報の登録が完了したことを示すメッセージを所定時間、操作パネル27に表示する。
一方、図8のフローチャートのステップS3において、管理サーバ装置2側で処理を行うと判断された場合(ステップS3:No)、サイズが所定以上の大きさの名刺と判断された場合、及び、角部が存在しない名刺と判断された場合、ステップS7に処理が進む。ステップS7では、通信制御部106が、上述と同様に、画像の解析処理を依頼するコマンドに、ステップS1で読み取ったA3サイズ又はA4サイズ等の名刺の切り出し処理を行っていない画像の画像情報を付加し、ネットワーク40を介して管理サーバ装置2に送信する。
管理サーバ装置2のCPU51は、図5に示すサーバ用名刺アプリ38を実行することで、図7に示す通信制御部111〜記憶制御部114を実現し、図8のフローチャートのステップS8〜ステップS10の処理を実行する。
すなわち、図7に示す管理サーバ装置2の通信制御部111は、MFP1から送信された画像情報を受信処理する。また、管理サーバ装置2の解析部112は、ステップS8において、MFP1から受信した画像情報を解析することで、ステップS4の説明と同様に名刺部分の画像を切り出し処理する。また、管理サーバ装置2の抽出部113は、ステップS9において、図5に示すOCR98を用いて、ステップS4の説明と同様に名刺情報の抽出処理を行う。そして、管理サーバ装置2の記憶制御部114は、抽出した名刺情報を、ステップS10において、HDD54等の記憶部に記憶する。これにより、図8のフローチャートの処理が終了する。
管理サーバ装置2は、MFP1の情報処理能力よりも高い情報処理能力を有している。このため、図10を用いて説明したように、画像切り出し処理及び名刺情報抽出処理等の処理をMFP1よりも短時間で完了することができる。このため、サイズが所定以上の大きさの名刺、又は、角部が存在しない名刺であっても、高速かつ正確に名刺情報を抽出して登録することができる。
以上の説明から明らかなように、実施の形態の名刺管理システムは、MFP1において名刺画像の読み取りを行い、MFP1の読み取り設定等の設定情報、MFP1の処理能力情報、及び、管理サーバ装置2の処理能力情報等に基づいて、名刺情報の登録に関するトータルの処理時間を算出する。そして、このトータルの処理時間が短い方の機器となるMFP1又は管理サーバ装置2で、名刺画像の解析処理及び名刺情報の抽出処理等を行い、抽出した名刺情報を管理サーバ装置2で記憶して管理する。
これにより、MFP1側で処理時間を要する名刺画像の解析処理等は、管理サーバ装置2側に依頼することができるため、読み取った画像に対応する情報を保管して管理するプロセスにおいて、一連の処理の内容に応じて適切な情報処理装置で処理を実行することにより、情報の管理プロセスに必要な時間をより短縮化することができる。
なお、上述の実施の形態の説明では、MFP1から管理サーバ装置2に処理を依頼する場合は、名刺画像の画像切り出し処理及び名刺情報の抽出処理等の全ての処理を依頼することとした。しかし、MFP1側において、例えばA3サイズ等の読み取り画像から名刺画像を切り出し処理し、この切り出し処理した名刺画像を管理サーバ装置2に送信し、名刺情報の抽出処理を依頼する等のように、MFP1から管理サーバ装置2に対して一部の処理のみを依頼してもよい。この場合でも、大幅に処理時間を短縮化することができる。
また、MFP1側のMFP用名刺アプリ96は、ネットワーク上のサーバ装置に記憶しておき、MFP1のWebブラウザを介して実行する、いわゆるWebアプリケーションプログラムとしてもよい。この場合、MFP1の構成を簡略化できる。また、管理サーバ装置2側(開発ベンダ)の設計範囲が広くなるため、名刺管理システムの構築を容易とすることができる。
また、上述の実施の形態の説明では、MFP1は、本体10から操作部20が取り外し及び装着が可能であることとしたが、本体に操作部が固定されているMFP等の機器であっても、上述と同じ効果を得ることができる。
また、画像の読み取り機能及び通信機能を備える機器であれば、MFP1の代わりに、例えばスキャナ装置等、どのような機器を用いてもよい。
また、上述のCPU11、CPU21及びCPU51としては、ソフトウェアによって各機能を実行するようプログラムされたプロセッサ、及び、各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、IC(Integrated Circuit)又は回路モジュールなどのハードウェアを含むものとする。
また、上述の実施の形態は、情報処理技術分野における通常の知識を有した技術者であれば、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)や、従来の回路モジュールを接続して構成した装置によって実施することが可能である。
また、上述の実施の形態に記載された各機能は、それぞれ、一又は複数の処理回路(Circuit)によって実現することが可能である。なお、ここで、本明細書における「処理回路」とは、ソフトウェアによって各機能を実行するようプログラムされたプロセッサ、各機能を実行するよう設計されたASIC及び回路モジュール等のハードウェアを含むものとする。
最後に、上述の実施の形態は、一例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことも可能である。また、実施の形態及び実施の形態の変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 複合機(MFP)
2 管理サーバ装置
10 本体
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 HDD
15 通信I/F
16 接続I/F
17 エンジン
18 バスライン
19 FAXモデム
20 操作部
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 フラッシュメモリ
25 通信I/F
26 接続I/F
27 操作パネル
28 バスライン
29 メモリI/F
30 通信路
35 オペレーションシステム(OS)
36 UI制御プログラム
37 オペレーションシステム(OS)
38 サーバ用名刺アプリ
39 外部メモリ
40 ネットワーク
45 タイマ
54 HDD
95 オペレーションシステム(OS)
96 MFP用名刺アプリ
97 OCR
98 OCR
99 名刺情報
101 読み取り制御部
102 計算部
103 判断部
104 解析部
105 抽出部
106 通信制御部
111 通信制御部
112 解析部
113 抽出部
114 記憶制御部
特開2015−069496号公報

Claims (13)

  1. 少なくとも第1の情報処理装置、及び、前記第1の情報処理装置よりも情報処理能力の高い第2の情報処理装置を含む画像処理システムであって、
    前記第1の情報処理装置は、
    全体画像から登録対象となる登録情報を含む部分画像を切り出し処理する第1の切り出し部と、
    前記部分画像から前記登録情報の抽出処理を行う第1の抽出部と、
    前記切り出し処理及び前記抽出処理を含む、前記登録情報の登録に関する処理を、前記第1の情報処理装置で行った場合の処理時間、及び、前記第2の情報処理装置で行った場合の処理時間を計算する計算部と、
    前記第1の情報処理装置及び前記第2の情報処理装置のうち、計算された前記処理時間が短い方の情報処理装置を、前記切り出し処理及び前記抽出処理を含む、前記登録情報の登録に関する処理の全部又は一部を実行させる情報処理装置として判断する判断部と、
    前記登録情報の登録に関する処理を前記第1の情報処理装置で行うと前記判断部により判断された場合は、抽出処理された前記登録情報を前記第2の情報処理装置にネットワークを介して送信し、前記登録情報の登録に関する処理を前記第2の情報処理装置で行うと前記判断部により判断された場合は、前記ネットワークを介して前記全体画像を前記第2の情報処理装置に送信する送信部と、を備え、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記第1の情報処理装置から受信した前記全体画像から、登録対象となる登録情報を含む部分画像を切り出し処理する第2の切り出し部と、
    前記第2の切り出し部で切り出し処理された前記部分画像から、前記登録情報の抽出処理を行う第2の抽出部と、
    前記第1の情報処理装置から受信した前記登録情報、及び、前記第2の抽出部で抽出した前記登録情報を記憶部に記憶する記憶制御部と、を備えること
    を特徴とする画像処理システム。
  2. 前記判断部は、前記第1の切り出し部で切り出された前記部分画像が、所定以上のサイズである場合、前記第2の情報処理装置を、前記登録情報の登録に関する処理を実行させる情報処理装置として判断すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記第1の抽出部は、切り出し処理された前記部分画像を回転させて処理角度を補正する角度補正機能を有すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理システム。
  4. 前記判断部は、前記部分画像の切り出し処理が困難な場合、前記第2の情報処理装置を、前記登録情報の登録に関する処理を実行させる情報処理装置として判断すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の画像処理システム。
  5. 前記判断部は、前記全体画像に色情報が含まれる場合、前記第2の情報処理装置を、前記登録情報の登録に関する処理を実行させる情報処理装置として判断すること
    を特徴とする請求項1から請求項4のうち、いずれか一項に記載の画像処理システム。
  6. 前記計算部は、前記処理時間として、前記第1の切り出し部が、前記全体画像から登録対象となる登録情報を含む部分画像を切り出し処理する処理時間と、前記第1の抽出部が、前記部分画像から前記登録情報の抽出処理を行う処理時間との、少なくとも2つの処理時間を合算したトータルの処理時間を計算すること
    を特徴とする請求項1から請求項5のうち、いずれか一項に記載の画像処理システム。
  7. 少なくとも第1の情報処理装置、及び、前記第1の情報処理装置よりも情報処理能力の高い第2の情報処理装置を含む画像処理システムにおける画像処理方法であって、
    前記第1の情報処理装置は、
    第1の切り出し部が、全体画像から登録対象となる登録情報を含む部分画像を切り出し処理する第1の切り出しステップと、
    第1の抽出部が、前記部分画像から前記登録情報の抽出処理を行う第1の抽出ステップと、
    計算部が、前記切り出し処理及び前記抽出処理を含む、前記登録情報の登録に関する処理を、前記第1の情報処理装置で行った場合の処理時間、及び、前記第2の情報処理装置で行った場合の処理時間を計算する計算ステップと、
    判断部が、前記第1の情報処理装置及び前記第2の情報処理装置のうち、計算された前記処理時間が短い方の情報処理装置を、前記切り出し処理及び前記抽出処理を含む、前記登録情報の登録に関する処理の全部又は一部を実行させる情報処理装置として判断する判断ステップと、
    送信部が、前記登録情報の登録に関する処理を前記第1の情報処理装置で行うと前記判断部により判断された場合は、抽出処理された前記登録情報を前記第2の情報処理装置にネットワークを介して送信し、前記登録情報の登録に関する処理を前記第2の情報処理装置で行うと前記判断部により判断された場合は、前記ネットワークを介して前記全体画像を前記第2の情報処理装置に送信する送信ステップと、を備え、
    前記第2の情報処理装置は、
    第2の切り出し部が、前記第1の情報処理装置から受信した前記全体画像から、登録対象となる登録情報を含む部分画像を切り出し処理する第2の切り出しステップと、
    第2の抽出部が、前記第2の切り出し部で切り出し処理された前記部分画像から、前記登録情報の抽出処理を行う第2の抽出ステップと、
    記憶制御部が、前記第1の情報処理装置から受信した前記登録情報、及び、前記第2の抽出部で抽出した前記登録情報を記憶部に記憶する記憶制御ステップと、を備えること
    を特徴とする画像処理方法。
  8. コンピュータを、
    全体画像から登録対象となる登録情報を含む部分画像を切り出し処理する切り出し部と、
    前記部分画像から前記登録情報の抽出処理を行う抽出部と、
    前記切り出し処理及び前記抽出処理を含む、前記登録情報の登録に関する処理を行った場合の処理時間、及び、前記切り出し処理及び前記抽出処理を含む、前記登録情報の登録に関する処理を、情報処理能力の高い他の情報処理装置で行った場合の処理時間を計算する計算部と、
    前記情報処理装置及び前記他の情報処理装置のうち、計算された前記処理時間が短い方の情報処理装置を、前記切り出し処理及び前記抽出処理を含む、前記登録情報の登録に関する処理の全部又は一部を実行させる情報処理装置として判断する判断部と、
    前記登録情報の登録に関する処理を前記情報処理装置で行うと前記判断部により判断された場合は、抽出処理された前記登録情報を前記他の情報処理装置にネットワークを介して送信し、前記登録情報の登録に関する処理を前記他の情報処理装置で行うと前記判断部により判断された場合は、ネットワークを介して前記全体画像を前記他の情報処理装置に送信する送信部
    として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
  9. コンピュータを、
    情報処理能力の低い他の情報処理装置から受信した全体画像から、登録対象となる登録情報を含む部分画像を切り出し処理する切り出し部と、
    前記切り出し部で切り出し処理された前記部分画像から、前記登録情報の抽出処理を行う抽出部と、
    前記他の情報処理装置から受信した前記登録情報、及び、前記抽出部で抽出した前記登録情報を記憶部に記憶する記憶制御部と
    を有する画像処理プログラム。
  10. 全体画像から登録対象となる登録情報を含む部分画像を切り出し処理する切り出し部と、
    前記部分画像から前記登録情報の抽出処理を行う抽出部と、
    前記切り出し処理及び前記抽出処理を含む、前記登録情報の登録に関する処理を行った場合の処理時間、及び、前記切り出し処理及び前記抽出処理を含む、前記登録情報の登録に関する処理を、情報処理能力の高い他の画像形成装置で行った場合の処理時間を計算する計算部と、
    前記画像形成装置及び前記他の画像形成装置のうち、計算された前記処理時間が短い方の画像形成装置を、前記切り出し処理及び前記抽出処理を含む、前記登録情報の登録に関する処理の全部又は一部を実行させる画像形成装置として判断する判断部と、
    前記登録情報の登録に関する処理を前記画像形成装置で行うと前記判断部により判断された場合は、抽出処理された前記登録情報を前記他の画像形成装置にネットワークを介して送信し、前記登録情報の登録に関する処理を前記他の画像形成装置で行うと前記判断部により判断された場合は、ネットワークを介して前記全体画像を前記他の画像形成装置に送信する送信部と
    を有する画像形成装置。
  11. 情報処理能力の低い他の画像形成装置から受信した全体画像から、登録対象となる登録情報を含む部分画像を切り出し処理する切り出し部と、
    前記切り出し部で切り出し処理された前記部分画像から、前記登録情報の抽出処理を行う抽出部と、
    前記他の画像形成装置から受信した前記登録情報、及び、前記抽出部で抽出した前記登録情報を記憶部に記憶する記憶制御部と
    を有する画像形成装置。
  12. 全体画像から登録対象となる登録情報を含む部分画像を切り出し処理する切り出し部と、
    前記部分画像から前記登録情報の抽出処理を行う抽出部と、
    前記切り出し処理及び前記抽出処理を含む、前記登録情報の登録に関する処理を行った場合の処理時間、及び、前記切り出し処理及び前記抽出処理を含む、前記登録情報の登録に関する処理を、情報処理能力の高い他の情報処理装置で行った場合の処理時間を計算する計算部と、
    前記情報処理装置及び前記他の情報処理装置のうち、計算された前記処理時間が短い方の情報処理装置を、前記切り出し処理及び前記抽出処理を含む、前記登録情報の登録に関する処理の全部又は一部を実行させる情報処理装置として判断する判断部と、
    前記登録情報の登録に関する処理を前記情報処理装置で行うと前記判断部により判断された場合は、抽出処理された前記登録情報を前記他の情報処理装置にネットワークを介して送信し、前記登録情報の登録に関する処理を前記他の情報処理装置で行うと前記判断部により判断された場合は、ネットワークを介して前記全体画像を前記他の情報処理装置に送信する送信部
    として機能させることを特徴とする情報処理装置。
  13. 情報処理能力の低い他の情報処理装置から受信した全体画像から、登録対象となる登録情報を含む部分画像を切り出し処理する切り出し部と、
    前記切り出し部で切り出し処理された前記部分画像から、前記登録情報の抽出処理を行う抽出部と、
    前記他の情報処理装置から受信した前記登録情報、及び、前記抽出部で抽出した前記登録情報を記憶部に記憶する記憶制御部と
    を有する情報処理装置。
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