JP2018025654A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018025654A
JP2018025654A JP2016157124A JP2016157124A JP2018025654A JP 2018025654 A JP2018025654 A JP 2018025654A JP 2016157124 A JP2016157124 A JP 2016157124A JP 2016157124 A JP2016157124 A JP 2016157124A JP 2018025654 A JP2018025654 A JP 2018025654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing film
fixing
contact
contact portion
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016157124A
Other languages
English (en)
Inventor
庄平 津崎
Shohei Tsuzaki
庄平 津崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Finetech Nisca Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Finetech Nisca Inc filed Critical Canon Finetech Nisca Inc
Priority to JP2016157124A priority Critical patent/JP2018025654A/ja
Publication of JP2018025654A publication Critical patent/JP2018025654A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】潤滑剤を枯渇させないようにして定着フィルムに傷が生じるのを防止すること。
【解決手段】定着装置11は、円筒状の定着フィルム22と、定着フィルム22の内部に設けられるセラミックヒータ23と、定着フィルム22との間に定着ニップNを形成し、記録材Pを挟持搬送する加圧ローラ24と、記録材Pを挟持搬送するための定着フィルム22の回転動作に伴って定着フィルム22の内周面が接触する接触部B2と、接触部B2よりも潤滑剤の保持作用が大きく、定着フィルム22の回転動作の加速時に接触部B2よりも接触時間が長くなる接触部B1とを有し、定着フィルム22の変形を規制する第二規制部40bと、を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、トナーで形成された画像を記録材に定着させる定着装置及びこの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を採用する複写機又はプリンタ等の画像形成装置の多くは、未定着像を担持する記録材に定着処理を施すための手段として、熱定着方式を採用する定着装置を備えている。
かかる定着装置は、フィルムガイドに沿って回転する定着フィルムと、定着フィルム内に配設されて定着フィルムを加熱する加熱源と、アルミニウム又は鉄の芯金の上に耐熱弾性層を設けた加圧ローラと、を備えている。このような定着装置では、定着フィルムがバネ等により加圧ローラに圧接されて形成される所定の圧接幅の定着ニップに、未定着トナーを担持する記録材を通紙して加熱及び加圧することにより、未定着トナーを記録材に定着させる。この際、定着フィルムは、加圧ローラからの駆動力により、加圧ローラの回転に伴って従動回転する。
従来の定着装置としては、定着フィルムの記録材の搬送方向に直交する幅方向の両端部にフランジ部材を設けているものが知られている(例えば、特許文献1)。かかるフランジ部材は、定着フィルムの幅方向の移動を規制する第一規制部と、定着ニップでの紙詰まり時において、詰まった紙を取り除く際の定着フィルムの変形を防ぐために、定着フィルムの内周面に当接する第二規制部と、を有している。
フランジ部材の第二規制部は、定着フィルムが駆動を開始した際に、定着フィルムの内面に強く接触して定着フィルムとの間に接触抵抗を生じ、定着フィルムの回転速度を遅くしてしまう恐れがある。
このような定着フィルムの回転速度の遅れを生じた場合には、加圧ローラの回転速度と定着フィルムの回転速度とに速度差を生じる。この場合には、定着フィルムよりも回転速度の速い加圧ローラの回転によって、定着フィルムの表面に付着している記録材に含まれていた炭酸カルシウム粒子で定着フィルムの表面を擦ることで、定着フィルムの表面にキズを付けてしまう。そして、記録材の通紙を続けることにより、定着フィルムの表面のキズ部分にトナーが付着していき、キズの形をした汚れが記録材に付いてしまう定着オフセットを生じる。
特に、近年の定着フィルムとしては、純正のPFA(テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)の樹脂剤のフッ素コーティングを表層に施しているものが多くなってきている。このような純正のPFAの樹脂材のフッ素コーティングを表層に施した定着フィルムは、PFAとPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)とを混合した樹脂剤のフッ素コーティングを表層に施した定着フィルムに比べて強度が弱い。
このため、純正のPFAの樹脂材のフッ素コーティングを表層に施した定着フィルムは、上記の定着オフセットをより生じ易い。従って、従来の純正のPFAの樹脂材のフッ素コーティングを表層に施した定着フィルムを使用する定着装置は、早期に交換する必要を生じ、交換回数の増加を招く。
これに対して、特許文献2は、定着フィルムと他の部材との接触抵抗を低減する定着装置を開示している。特許文献2に開示されている定着装置は、定着ニップの上流側のグリス保持部から定着フィルムと他の部材との接触部に常にグリスを供給して、定着フィルムと他の部材との接触抵抗を抑える。
特開2014−002306号公報 特開2012−233973号公報
しかしながら、特許文献2においては、グリス保持部から排出されたグリスが他の定着フィルムの動きを規制する部材等に付着し、グリス保持部に戻ってこないため、グリス保持部のグリス量が徐々に減少して枯渇する。そして、特許文献2においては、定着装置への記録材の通紙が繰り返されることにより、グリス等の潤滑剤の枯渇が進み、定着フィルムとの接触抵抗が徐々に増大し、定着フィルムと加圧ローラとの駆動開始時の回転速度に速度差を生じる。この結果、特許文献2においては、定着フィルムの表面にキズを生じるという課題を有する。
本発明の目的は、潤滑剤を枯渇させないようにして定着フィルムに傷が生じるのを防止することができる定着装置及び画像形成装置を提供することである。
本発明に係る定着装置は、円筒状の定着フィルムと、前記定着フィルムの内部に設けられるヒータと、前記定着フィルムとの間に定着ニップを形成し、記録材を挟持搬送する加圧手段と、前記記録材を挟持搬送するための前記定着フィルムの回転動作に伴って前記定着フィルムの内周面が接触する第1の接触部と、前記第1の接触部よりも潤滑剤の保持作用が大きく、前記定着フィルムの回転動作の加速時に前記第1の接触部よりも接触時間が長くなる第2の接触部とを有し、前記定着フィルムの変形を規制する規制手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、記録材にトナー画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成されたトナー画像を記録材に定着させる上記の定着装置と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、潤滑剤を枯渇させないようにして定着フィルムに傷が生じるのを防止することができる。
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る定着装置の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る定着フィルムの断面図である。 本発明の実施の形態1に係る定着装置の分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るフランジ部材の第二規制部の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る定着装置の動作を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る定着フィルムと加圧ローラとの速度差の推移を従来と比較して示す図である。 本発明の実施の形態1に係る定着フィルムと加圧ローラとの速度差と、定着フィルムに生じるキズの有無と、グリス量と、の関係を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る第二規制部のグリス量と通紙枚数との関係を従来と比較して示す図である。 本発明の実施の形態1に係る定着フィルムの表層のキズの長さと通紙枚数との関係を従来と比較して示す図である。 本発明の実施の形態2に係る第二規制部の拡大断面図である。 本発明の実施の形態2に係る第二規制部のグリス量と通紙枚数との関係を従来と比較して示す図である。 本発明の実施の形態2に係る定着フィルムの表層のキズの長さと通紙枚数との関係を従来と比較して示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
<画像形成装置の構成>
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の構成について、図1を参照しながら、詳細に説明する。
本実施の形態に係る画像形成装置100は、ここでは転写式電子写真プロセスを利用したレーザープリンタを例示する。
具体的には、画像形成装置100は、感光ドラム1と、帯電ローラ2と、レーザービームスキャナ3と、現像部4と、給送カセット5と、給送ローラ6と、レジストローラ7と、を有している。また、画像形成装置100は、転写ローラ9と、クリーニング装置10と、定着装置11と、排出口13と、排出トレイ14と、を有している。
感光ドラム1は、回転ドラム型の電子写真感光体であり、所定の速度で回転する。感光ドラム1は、有機光導伝体層(OPC)又はアモルファスシリコンドラム等の感光材料を、アルミニウム又はニッケル等で形成したシリンダ状の基板上に設けて構成されている。感光ドラム1は、帯電ローラ2と接触して回転することによって、表面を均一に帯電される。
帯電ローラ2は、所定のバイアス電圧が印加された際に、感光ドラム1の表面を帯電させる。
レーザービームスキャナ3は、表面が一様に帯電された感光ドラム1に対して画像情報に対応して変調したレーザー光Lを走査して、感光ドラム1を露光することにより、感光ドラム1の表面に画像情報に対応した静電潜像画像を形成する。
現像部4は、感光ドラム1に形成された静電潜像画像にトナー(現像剤)を供給して現像することにより、感光ドラム1の表面にトナー画像を形成する。
給送カセット5は、記録材Pを収容している。
給送ローラ6は、給送カセット5に収容されている記録材Pを1枚ずつ分離してレジストローラ7に給送する。
レジストローラ7は、回転を停止している際に、給送ローラ6から給送された記録材Pの先端を倣わせることで記録材Pの斜行を矯正する。レジストローラ7は、感光ドラム1と転写ローラ9とで形成された転写ニップTに、シートパス8aを介して記録材Pを搬送する。この際、レジストローラ7は、感光ドラム1の表面に形成されたトナー画像の先端が転写ニップTに入るタイミングと、記録材Pの先端が転写ニップTに入るタイミングと、が同じになるように制御する。
転写ローラ9は、感光ドラム1との間で転写ニップTを形成し、レジストローラ7から搬送されてきた記録材Pを転写ニップTで挟持及び搬送する。転写ローラ9は、図示しない転写バイアス印加電源からトナーの極性と逆極性の転写バイアスが印加されることにより、転写ニップTにおいて感光ドラム1上のトナー画像を静電的特性により記録材Pに転写させる。転写ローラ9は、トナー画像が転写された記録材Pを、感光ドラム1から分離してシートパス8bを介して定着装置11に向けて搬送する。
クリーニング装置10は、トナー画像の転写後に、感光ドラム1の表面に残ったトナー又は紙粉を感光ドラム1から除去して感光ドラム1の表面を清浄する。
定着装置11は、転写ニップTから搬送されてきたトナー画像が転写された記録材Pを加熱及び加圧することにより、トナー画像を記録材Pに永久に定着させる。定着装置11は、記録材Pをシートパス8cを介して排出口13に向けて搬送する。
排出口13は、定着装置11から搬送されてきた記録材Pを排出トレイ14に排出する。
排出トレイ14は、排出口13から排出された記録材Pを積載する。
<定着装置の構成>
本発明の実施の形態1に係る定着装置11の構成について、図2から図5を参照しながら、詳細に説明する。
図4において、図4(a)は定着フィルム22、加圧ローラ24及びフランジ部材40を記録材Pの搬送方向の上流側から見た図であり、図4(b)は定着フィルム22、加圧ローラ24及びフランジ部材40を記録材Pの搬送方向の下流側から見た図である。
定着装置11は、フィルムユニット20と、加圧ロ−ラ24と、フランジ部材40と、を有している。
フィルムユニット20は、加圧ローラ24に圧接して形成した定着ニップNにおいて、転写ニップTから搬送されてきた記録材Pを挟持して加熱及び加圧することにより、記録材Pにトナー画像を定着させる。具体的には、フィルムユニット20は、フィルムガイド21と、定着フィルム22と、セラミックヒータ23と、サーミスタ25と、発熱体26と、ガラスコーティング層28と、ポリイミドコーティング30と、Tステー31と、を有している。
フィルムガイド21は、定着フィルム22との抵抗を抑えながら定着フィルム22の摺動をガイドするために、長手方向に図示しない複数のリブを備えている。
定着フィルム22は、円筒状であり、セラミックヒータ23からの熱を記録材P上のトナー画像に伝える。定着フィルム22の厚さは、ここでは約35μmを例示する。また、定着フィルム22の径は、ここでは30mmを例示する。
定着フィルム22は、図3に示すように、表層のフッ素樹脂層20aと、ステンレス製の基層20cと、フッ素樹脂層20aを基層20cに接着させる接着層となるプライマ層20bと、の3層構造をなしている。フッ素樹脂層20aは、ここでは純正PFAの厚さ10μmの樹脂剤を例示する。また、プライマ層20bは、ここではPTFEとPFAとを混合した厚さ5μmの樹脂剤を例示する。なお、本実施の形態において、フッ素樹脂層20aを純正PFAにより形成しているが、純正PFAに限定されるものではない。また、本実施の形態において、基層20cをステンレスにより形成しているが、基層20cをステンレス以外のポリイミド等の樹脂剤により形成してもよい。
セラミックヒータ23は、定着フィルム22の内部に設けられて定着フィルム22の内面に接触し、定着フィルム22を介して記録材Pを加熱する。具体的には、セラミックヒータ23は、発熱体26と、ガラスコーティング層28と、セラミック基板29と、ポリイミドコーティング30と、を有している。
発熱体26は、セラミック基板29上に発熱ペーストを印刷して形成されている。発熱体26は、図示しないヒータ駆動手段の電力制御によりAC電流が供給された際に発熱する。
ガラスコーティング層28は、発熱体26を被覆して、発熱体26を保護すると共に発熱体26の絶縁性を確保する。
ポリイミドコーティング30は、定着フィルム22に接触する面に塗布され、定着フィルム22の良好な摺動性を確保する。
サーミスタ25は、ガラスコーティング層28の上方に設けられ、温度変化を検知して、この検知結果を図示しないヒータ駆動手段に出力する。
Tステー31は、鋼板で形成されていると共に、フィルムガイド21の長手方向の全域に亘ってフィルムガイド21の上方に設けられ、記録材Pに対して均一の加圧力を加える。
加圧部材である加圧ローラ24は、ローラ形状を有し、このローラ形状の軸を中心として回転可能である。加圧ローラ24は、芯金24aと、芯金24aを被覆する導電性シリコンゴム24b(弾性層)と、導電性シリコンゴム24bを被覆する絶縁チューブ24cと、により形成されている。導電性シリコンゴム24bの堆積抵抗率は、ここでは1×10Ω・cm程度を例示する。また、絶縁チューブ24cの厚さは、ここでは約60μmを例示する。
加圧ローラ24は、定着フィルム22を挟んでセラミックヒータ23に対して、バネにより所定のニップ圧で圧接して、定着フィルム22との間に定着ニップNを形成している。定着ニップNの記録材Pの搬送方向の長さは、ここでは8〜10mmを例示する。
加圧ローラ24は、回転駆動され、定着フィルム22を従動回転させると共に、定着ニップNに導入された記録材Pを定着フィルム22と密着させた状態で挟持搬送する。加圧ローラ24は、記録材Pを定着ニップNで搬送することで、記録材P上に形成担持された未定着のトナー画像を、セラミックヒータ23の熱と定着ニップNの圧力とにより記録材Pに定着させる定着処理を行う。
フランジ部材40は、定着フィルム22の記録材Pの搬送方向に直交する幅方向(定着フィルム22の長手方向)の両端に設けられている。フランジ部材40は、図4に示すように、第一規制部40aと、第二規制部40bと、を有している。
第一規制部40aは、定着フィルム22の長手方向(軸方向)における定着フィルム22の位置ずれを規制する。
第二規制部40bは、円筒状であり、定着フィルム22の内面に当接することにより、定着ニップNにおける紙詰まり発生時に、定着ニップNに介在している記録材Pを定着ニップNから引き抜く際の定着フィルム22の変形を防止する。第二規制部40bは、記録材Pを挟持搬送するための定着フィルム22の回転動作に伴って定着フィルム22の内周面に接離すると共にグリスを保持する当接面41を備えている。
当接面41には、定着フィルム22の内周面との不要な接触抵抗を防止するために、周方向の全域に均一に潤滑剤であるグリスが塗布されている。第二規制部40bに塗布されるグリスの量は、ここでは80mgを例示する。当接面41には、図5に示すように、第二規制部40bの周方向に沿って接触部B1と接触部B2とが設けられている。 接触部B1は、第二規制部40bの記録材Pの搬送方向の上流側に設けられている。接触部B2は、第二規制部40bの記録材Pの搬送方向の下流側に設けられている。
ここで、第二規制部40bの上流側は、定着ニップNの記録材Pの搬送方向の中心点から、第二規制部40bの周方向に沿って定着フィルム22の回転方向の反対方向に180°回転した領域である。また、第二規制部40bの下流側は、第二規制部40bの周方向に沿って定着ニップNの中心点から定着フィルム22の回転方向に180°まで回転した領域である。
接触部B1の定着ニップNを除く部分(第2の接触部)及び接触部B2の定着ニップNを除く部分(第1の接触部)の各々は、定着フィルム22の回転に伴って定着フィルム22と接離する。なお、以下の説明において、接触部B1の定着ニップNを除く部分のことを接触部B1と記載し、接触部B2の定着ニップNを除く部分のことを接触部B2と記載する。また、図5において、接触部B1は定着ニップNを除くものとし、接触部B2は定着ニップNを除くものとする。
具体的には、接触部B1は、定着フィルム22が回転停止状態から等速回転状態になるまでの間に定着フィルム22と接触し、等速回転状態のとき及び等速回転状態から回転停止状態になるまでの間に定着フィルム22と接触しない。接触部B2は、定着フィルム22が回転停止状態から等速回転状態になるまでの間及び等速回転状態のときに定着フィルム22と接触しない。また、接触部B2は、定着フィルム22が等速回転状態から回転停止状態になるまでの間に定着フィルム22と接触する。
加圧ローラ24が定速回転状態から停止状態となるまでの減速時間は、加圧ローラ24が停止状態から定速回転状態になるまでの加速時間よりも短く設定されている。そのため、接触部B1は、定着フィルム22の回転動作の加速時に接触部B2よりも接触時間が長くなる。接触部B1と定着フィルム22との接触時間は、ここでは接触部B2と定着フィルム22との接触時間よりも0.5sec長い場合を例示する。
接触部B1は、第二規制部40bの周方向に沿って複数の凹凸部40cを備えている。接触部B2は、第二規制部40bの周方向に沿って平坦になっている。これにより、接触部B1は、接触部B2に比べてグリスの保持作用が大きい形状を有している。
<定着装置の動作>
本発明の実施の形態1に係る定着装置11の動作について、図6を参照しながら、詳細に説明する。
図6において、図6(a)は、定着フィルム22が停止状態から等速回転状態になるまでを示している。図6(b)は、定着フィルム22が等速回転状態の場合を示している。図6(c)は、定着フィルム22が等速回転状態から停止状態になるまでを示している。なお、図6において、接触部B1は定着ニップNを除くものとし、接触部B2は定着ニップNを除くものとする。
画像形成装置100がJOBを受け付けてコピー動作を開始した後に、加圧ローラ24は、図示しないモーターからの駆動力により回転を開始する。これにより、定着フィルム22は、加圧ローラ24からの駆動を受けて、加圧ローラ24の回転に従動回転する。
定着フィルム22は、停止状態から回転を開始して加速して等速回転状態になるまでの間において、図6(a)に示すように、搬送方向の下流側に引っ張られるような形状になる。これにより、定着フィルム22は、第二規制部40bの接触部B1に接触すると共に、第二規制部40bの接触部B2に接触しない。
この際、第二規制部40bに塗布されたグリスは、定着フィルム22の回転に伴って接触部B1から接触部B2に徐々に移動するが、凹凸部40cにて保持されることで、接触部B1に常に介在させることができ、接触部B1において枯渇することはない。これにより、グリスを枯渇させないようにして定着フィルム22と第二規制部40bとの接触抵抗を軽減することにより、定着フィルムに傷が生じるのを防ぐことができ、定着オフセット等の異常画像の発生を防止することができる。
定着フィルム22は、等速回転状態になった際に、図6(b)に示すように、定着ニップNに支えられ、接触部B1及び接触部B2のうちの定着ニップN以外には接触しない。
定着フィルム22は、等速回転状態から減速して停止状態になるまでの間において、図6(c)に示すように、第二規制部40bの接触部B2に接触すると共に第二規制部40bの接触部B1に接触しない。また、定着フィルム22は、接触部分B1に接触する時間よりも、接触部B2に接触する時間の方が短い。
従って、第二規制部40bに塗布されたグリスは、定着フィルム22の回転に伴って接触部B2から接触部B1に徐々に移動するものの、接触部B2が平坦であっても接触部B2において枯渇することはない。これにより、グリスを枯渇させないようにして定着フィルム22と第二規制部40bとの接触抵抗を軽減することにより、定着フィルム22に傷が生じるのを防ぐことができ、定着オフセット等の異常画像の発生を防止することができる。
<比較実験の結果>
本発明の実施の形態1に係る比較実験の結果について、図7から図10を参照しながら、詳細に説明する。
図7(a)は、第二規制部を周方向に沿って全体的に平坦にした場合の定着フィルム及び加圧ローラの回転速度の推移を示しており、定着フィルムの回転速度を破線で示すと共に加圧ローラの回転速度を実線で示している。また、図7(b)は、本実施の形態の定着フィルム22及び加圧ローラ24の回転速度の推移を示しており、定着フィルム22の回転速度を破線で示すと共に加圧ローラ24の回転速度を実線で示している。図7は、定着装置にA4の用紙を10枚連続して通紙する動作を1000回繰り返した場合を示している。
図8のキズの発生の有無は、各グリス量において回転の駆動開始と駆動停止の動作を500回程度繰り返した際に、定着フィルム22の表層における長さ20mm以上のキズの発生の有無を示している。
図7(a)の場合において、第二規制部の上流側と定着フィルムとの接触時間の方が第二規制部の下流側と定着フィルムとの接触時間よりも長い場合に、第二規制部に塗布されているグリスは、定着フィルムの加減速動作の繰り返しにより何度も移動する。これにより、第二規制部の周方向に均一に塗布されているグリスは、第二規制部の上流側において徐々に減少して第二規制部の周方向においてムラを生じる。
具体的には、図7(a)の場合において、A4の用紙10枚を連続して通紙する動作を1000回繰り返した際に、第二規制部の上流側のグリス量は、本来40mg以上必要であるが、10mg程度まで減少してしまう。上流側のグリス量が10mg以下に減少した場合には、定着フィルムの内周面と第二規制部の上流側との接触抵抗が大きくなり、定着フィルムの回転方向に対して反対方向の力が発生し、回転方向への力よりも反対方向への力が一時的に上回る。従って、図7(a)の場合には、図7(a)に示すように、定着フィルムと加圧ローラとに速度差を生じる。この際の加圧ローラと定着フィルムとの速度差の積分値は、1200mm/sec程度となる。
一方、本実施の形態において、第二規制部40bの上流側である接触部B1に凹凸部40cを設けることにより、凹凸部40cによりグリスが保持される。このように、第二規制部40bの接触部B1のグリスの保持力を接触部B2のグリスの保持力よりも大きくすることにより、グリスは接触部B2に移動し難くなって接触部B1に保持される。本実施の形態において、加速時に接触部B1で保持しきれずに接触部B2に移動したグリスは、減速時に接触部B1に戻ってくる。
このように、本実施の形態では、回転加速時の接触部B1のグリスの保持力と、回転減速時の接触部B1へのグリスの移動によって、常に接触部B1にグリスが所定量以上保持される。従って、本実施の形態において、A4の用紙を10枚連続して通紙する動作を1000回繰り返した場合であっても、接触部B1に保持されているグリス量を40mg以上にすることができる。
接触部B1におけるグリスの保持によって、接触部B1と定着フィルム22の内周面との接触抵抗を低減することができ、これにより加圧ローラ24と定着フィルム22との速度差を低減することができる。この際の加圧ローラ24と定着フィルム22との速度差の積分値は、100mm/sec程度まで低減される。
図8に示すように、定着フィルム22と加圧ローラ24との速度差は、第二規制部40bにグリス量を40mgよりも多く保持できていれば、100mm/sec以内に維持することができる。一方、定着フィルム22と加圧ローラ24との速度差は、第二規制部40bに保持されるグリス量が40mgを下回った際に、800mm/sec以上となって急激に大きくなる。これは、第二規制部40bに保持されているグリス量が40mgを下回った場合に、第二規制部40bの周方向においてグリスの介在していない部分を生じ、定着フィルム22の内面と第二規制部40bとの接触抵抗が大きくなるためである。
さらに、定着フィルム22の表層のキズは、定着フィルム22と加圧ローラ24との速度差800mm/secが継続することにより、徐々に長くなっていく。定着フィルム22の表層のキズは、定着フィルム22と加圧ローラ24との速度差が800mm/secのままで、定着フィルム22の駆動開始及び駆動停止の動作を500回以上繰り返した際に、20mm以上の長さになる。これにより、定着フィルム22の表層にトナーが付着して、キズ状の汚れが載った異常画像を生じるようになる。
図9は、A4の用紙を10枚連続して通紙する動作を繰り返した際の第二規制部40bの接触部B1の周方向におけるグリス量の推移を、第二規制部を周方向に沿って全体的に平坦にした場合と比較して示すものである。また、図9は、第二規制部の上流側と定着フィルムとの接触時間の方が第二規制部の下流側と定着フィルムとの接触時間よりも長い場合を示している。なお、図9において、破線は第二規制部を周方向に沿って全体的に平坦にした場合の第二規制部の上流側のグリス量の推移を示し、実線は本実施の形態の第二規制部40bの接触部B1のグリス量の推移を示している。
図9より、第二規制部を周方向に沿って全体的に平坦にした場合において、第二規制部の記録材Pの搬送方向の上流側のグリス量は、通紙の動作を繰り返すにつれて徐々に減少していく。
第二規制部を周方向に沿って全体的に平坦にした場合において、5000枚の通紙によって加圧ローラの駆動開始及び駆動停止の動作を500回繰り返した場合に、グリス量は40mgを下回る。第二規制部のグリス量が40mgを下回った際に、第二規制部と定着フィルムの内面との接触抵抗は大きくなり、定着フィルムの記録材の移動方向への回転力よりも、第二規制部と定着フィルムとの接触摩擦力の方が一時的に上回る。従って、この場合には、定着フィルムと加圧ローラとに速度差を生じる。
更に、通紙動作を繰り返して10000枚の通紙によって加圧ローラの駆動開始及び駆動停止の動作を1000回繰り返した場合に、グリス量は10mgまで減少する。グリス量は、10mgまで減少した後は、略飽和状態となって一定量で推移する。
一方、本実施の形態において、接触部B1のグリス量は、通紙の動作が繰り返された場合であっても、回転加速時の接触部B1のグリスの保持力、及び回転減速時の接触部B2から接触部B1へのグリスの移動によって常に維持される。また、接触部B1のグリス量は、100000枚程度通紙された場合であっても、70mg程度まで保持される。従って、本実施の形態において、定着フィルム22の内面と第二規制部40bとの接触摩擦力は、定着フィルム22の記録材Pの移動方向への回転力よりも上回らない。
図10は、A4の用紙10枚を連続して通紙する動作を繰り返した際の定着フィルム22の表層のキズの長さの推移を、第二規制部を周方向に沿って全体的に平坦にした場合と比較して示すものである。なお、図10において、破線は第二規制部を周方向に沿って全体的に平坦にした場合の定着フィルムの表層のキズの長さの推移を示し、実線は本実施の形態の定着フィルム22の表層のキズの長さの推移を示している。
第二規制部を周方向に沿って全体的に平坦にした場合において、5000枚の通紙以降は、図9に破線で示すように、第二規制部の上流側のグリス量が40mgを下回る。このため、定着フィルム及び加圧ローラの回転開始時に、定着フィルムと第二規制部との接触抵抗の増加によって、加圧ローラと定着フィルムとに回転速度差を生じる。この回転速度差によって、定着フィルムの表層に付着している記録材Pに含まれていた炭酸カルシウム粒子により定着フィルムが擦られてしまう。従って、図10に破線で示す第二規制部を周方向に沿って全体的に平坦にした場合には、図10に実線で示す本実施の形態に比べて、定着フィルムの表層のキズがより早く成長していく。
5000枚の通紙によってグリス量が40mgを下回った状態から、更に10000枚を通紙して定着フィルムの駆動開始及び駆動停止の動作を500回繰り返した際に、図8に示すように、定着フィルムの表層のキズ長さは20mm以上になる。定着フィルムの表層のキズの長さが20mm以上の状態で、記録材Pの通紙を続けると、定着フィルムの表層のキズ部分にトナーが付着していき、キズの形をした汚れが記録材に付いてしまう。
一方、本実施の形態において、図9に実線で示すように、第二規制部40bの接触部B1のグリス量は常に40mg以上を維持している。そのため、定着フィルム22及び加圧ローラ24の回転開始時に、定着フィルム22と第二規制部40bとの接触抵抗は定着フィルム22の記録材Pの移動方向への回転力よりも上回らない。
従って、本実施の形態において、定着フィルム22と加圧ローラ24との速度差は非常に小さいままであるため、炭酸カルシウム粒子により定着フィルム22が擦られることによる定着フィルム22の表層のキズの成長は非常に軽微である。本実施の形態において、定着フィルム22の表層のキズの長さは、10000枚程度通紙された場合であっても20mm以下であるために画像異常等を生じない。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の構成は図1と同一構成であるので、その説明を省略する。
<定着装置の構成>
本発明の実施の形態2に係る定着装置の構成について、図11を参照しながら、詳細に説明する。
なお、本実施の形態に係る定着装置の第二規制部以外の構成は図2から図5と同一構成であるので、第二規制部以外の構成の説明を省略する。
フランジ部材40は、定着フィルム22の長手方向の両端に設けられている。フランジ部材40は、第一規制部40aと、第二規制部40eと、を有している。
第二規制部40eは、凹凸部40fを備えている。凹凸部40fは、半径2mmの円周の曲率を有する角の無い凹形状の凹部40gと、周半径2mmの円周の曲率を有する角の無い凸形状の凸部40hと、を備えている。即ち、凹部40g及び凸部40hには、エッジ部は存在していない。なお、第二規制部40eにおける上記以外の構成は第二規制部40bの構成と同一構成であるので、その説明を省略する。
<定着装置の動作>
本発明の実施の形態2に係る定着装置の動作について、図11を参照しながら、詳細に説明する。
第二規制部40eは、角の無い凸形状の凸部40hを設けて定着フィルム22と点接触することにより、従来と比較して定着フィルム22との接触面積を小さくすることができる。これにより、定着フィルム22の内周面と第二規制部40eとの接触抵抗を従来に比べて低減させることができる。
また、凹凸部40fは、凹部40gと凸部40hとの境界にエッジ部を存在させていないため、第二規制部40eの接触部B1と定着フィルム22の内面との接触領域にグリスを継続的に介在させることができる。具体的には、図11に示すように、凸部40hに存在するグリスG1は、定着フィルム22の回転によって凹部40gに押し出される。また、元々凹部40gに存在していたグリスG2は、凸部40hから凹部40gに押し出されたグリスG1によって凸部40hに押し出される。この動作の繰り返しによって、第二規制部40eのグリスは、常に第二規制部40eの定着フィルム22の内周面との接触領域に存在する。
因みに、第二規制部の周方向における凹凸部の凹部と凸部との境界にエッジ部が存在する場合には、第二規制部の周方向に均一に塗られたグリスは定着フィルムの回転動作の繰り返しによってエッジ部に徐々に溜まっていく。このエッジ部に溜まったグリスは、定着フィルムの非接触領域に存在しているため、定着フィルムの内周面と第二規制部との接触領域における接触抵抗を低減させる機能を発揮することができない。そのため、定着フィルムの内周面と第二規制部との接触領域における接触抵抗は、通紙枚数を重ねて、定着フィルムの回転が繰り返されるにつれて、徐々に増加していく。
これにより、本実施の形態によれば、第二規制部40eの凹部40gにグリスが溜まらないようにすることができ、定着フィルム22と第二規制部40eとの接触抵抗の増大を抑制することができる。
<比較実験の結果>
本発明の実施の形態2に係る比較実験の結果について、図12及び図13を参照しながら、詳細に説明する。
図12は、A4の用紙を10枚連続で通紙する動作を繰り返した際の定着フィルムの内面と第二規制部との接触面におけるグリス量の推移を、第二規制部がエッジを有する凹凸部を備える場合と比較して示すものである。なお、図12において、破線は第二規制部がエッジを有する凹凸部を備える場合の第二規制部の上流側のグリス量の推移を示し、実線は本実施の形態の第二規制部40eの接触部B1のグリス量の推移を示している。
本実施の形態では、定着フィルム22の内面と第二規制部40eとの接触領域に常にグリスを介在させるような曲率を持った凹凸部40fを有しているため、図12に実線で示すようにグリス量の減少は非常に軽微である。一方、第二規制部がエッジを有する凹凸部を備える場合において、定着フィルムの内面と第二規制部との接触面のグリス量は、通紙枚数の増加に伴って徐々にグリスが凹部のエッジ部に溜まっていき、図12に破線で示すように減少していく。また、第二規制部がエッジを有する凹凸部を備える場合において、定着フィルムの内面と第二規制部との接触面のグリス量は、5000枚通紙された場合に40mgを下回り、更に10000枚通紙された場合に10mg以下になる。
図13は、図12におけるグリス量の推移に伴った、定着フィルムの表層のキズの長さの推移を表したものである。なお、図13において、破線は第二規制部がエッジを有する凹凸部を備える場合の定着フィルムの表層のキズの長さの推移を示し、実線は本実施の形態の定着フィルム22の表層のキズの長さの推移を示している。
図13に示すように、本実施の形態では、定着フィルム22の内面と第二規制部40eとの接触領域に常にグリスを介在させる曲率を有する凹凸部40fを有しており、定着フィルム22の内面と第二規制部40eとの接触抵抗は常に低減されている。このため、本実施の形態において、定着フィルム22の速度遅延は起こらないので、定着フィルム22のキズの発生は、図13に実線で示すように100000枚通紙された場合であっても軽微にしか発生しない。
一方、第二規制部がエッジを有する凹凸部を備える場合において、通紙枚数を増やしていくと、徐々にグリスが凹凸部のエッジ部に溜まっていくため、定着フィルムと第二規制部との接触領域のグリス量は減少していく。定着フィルムと第二規制部との接触領域のグリス量は、5000枚〜10000枚の通紙で40mgを下回る。このため、第二規制部がエッジを有する凹凸部を備える場合において、定着フィルムと第二規制部との接触抵抗が増大して、定着フィルムの速度遅延を生じ始める。更に、第二規制部がエッジを有する凹凸部を備える場合において、通紙枚数が40000枚を超えた際に、定着フィルムの表層のキズが20mm以上の長さになって、キズにトナーが付着して画像異常を生じる。
なお、上記実施の形態1及び実施の形態2において、第二規制部にグリスを保持する凹凸部を設けたが、グリスを保持できれば凹凸以外の形状でもよい。
また、上記実施の形態1及び実施の形態2において、下流側の接触部と定着フィルム22との接触時間が、上流側の接触部と定着フィルム22との接触時間よりも長い場合に、以下のようにしてもよい。即ち、下流側の接触部におけるグリスの保持力を上流側の接触部におけるグリスの保持力よりも大きくする形状にしてもよい。この場合には、下流側の接触部に凹凸部を設けると共に上流側の接触部を第二規制部の周方向に沿って平坦にしてもよい。
また、上記実施の形態1及び実施の形態2において、第二規制部に塗布する潤滑剤としてグリスを使用したが、グリス以外の潤滑剤を第二規制部に塗布してもよい。
B1 接触部
B2 接触部
1 感光ドラム
2 帯電ローラ
3 レーザービームスキャナ
4 現像部
5 給送カセット
6 給送ローラ
7 レジストローラ
8a シートパス
8b シートパス
8c シートパス
9 転写ローラ
10 クリーニング装置
11 定着装置
13 排出口
14 排出トレイ
20 フィルムユニット
20a フッ素樹脂層
20b プライマ層
20c 基層
21 フィルムガイド
22 定着フィルム
23 セラミックヒータ
24 加圧ローラ
24a 芯金
24b 導電性シリコンゴム
24c 絶縁チューブ
25 サーミスタ
26 発熱体
28 ガラスコーティング層
29 セラミック基板
30 ポリイミドコーティング
31 ステー
40 フランジ部材
40a 第一規制部
40b 第二規制部
40c 凹凸部
40e 第二規制部
40f 凹凸部
40g 凹部
40h 凸部
100 画像形成装置

Claims (6)

  1. 円筒状の定着フィルムと、
    前記定着フィルムの内部に設けられるヒータと、
    前記定着フィルムとの間に定着ニップを形成し、記録材を挟持搬送する加圧手段と、
    前記記録材を挟持搬送するための前記定着フィルムの回転動作に伴って前記定着フィルムの内周面が接触する第1の接触部と、前記第1の接触部よりも潤滑剤の保持作用が大きく、前記定着フィルムの回転動作の加速時に前記第1の接触部よりも接触時間が長くなる第2の接触部とを有し、前記定着フィルムの変形を規制する規制手段と、
    を有することを特徴とする定着装置。
  2. 前記第2の接触部は、
    前記第1の接触部よりも潤滑剤の保持作用の大きい凹凸部を備える、
    ことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記凹凸部は、
    角の無い凹部と、角の無い凸部と、により構成される、
    ことを特徴とする請求項2記載の定着装置。
  4. 前記第1の接触部は、
    前記当接面の周方向に沿って平坦である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の定着装置。
  5. 前記第1の接触部は、
    前記定着フィルムが回転停止状態から等速回転状態になるまでの間に前記定着フィルムと当接しないと共に、前記定着フィルムが等速回転状態から回転停止状態になるまでの間に前記定着フィルムと当接し、
    前記第2の接触部は、
    前記定着フィルムが回転停止状態から等速回転状態になるまでの間に前記定着フィルムと当接すると共に、前記定着フィルムが等速回転状態から回転停止状態になるまでの間に前記定着フィルムと当接しない、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の定着装置。
  6. 記録材にトナー画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成されたトナー画像を記録材に定着させる請求項1から請求項5の何れか1項に記載の定着装置と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
JP2016157124A 2016-08-10 2016-08-10 定着装置及び画像形成装置 Pending JP2018025654A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016157124A JP2018025654A (ja) 2016-08-10 2016-08-10 定着装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016157124A JP2018025654A (ja) 2016-08-10 2016-08-10 定着装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018025654A true JP2018025654A (ja) 2018-02-15

Family

ID=61194281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016157124A Pending JP2018025654A (ja) 2016-08-10 2016-08-10 定着装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018025654A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10268149B2 (en) Fixing apparatus and image forming apparatus having a roller that together with a nip portion forming member sandwiches a heating and rotating member to form nip portion
JP5202344B2 (ja) 定着装置
JP5063105B2 (ja) 画像形成装置
JP2016142987A (ja) 定着装置及び画像形成装置
US9869953B2 (en) Image forming apparatus
US9042800B2 (en) Fixing device
US20110100972A1 (en) Image heating apparatus
JP6632291B2 (ja) 画像加熱装置
JP2013024895A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2015158535A (ja) 定着装置
JP6486059B2 (ja) ローラ、定着装置
JP5568513B2 (ja) 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5810689B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2018106089A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP5020775B2 (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JP5847243B2 (ja) 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2018025654A (ja) 定着装置及び画像形成装置
US9110417B2 (en) Fixing apparatus and image forming apparatus including the fixing apparatus
JP2015166793A (ja) 定着装置
JP5847242B2 (ja) 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
JP7125217B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2008129060A (ja) 像加熱定着装置
JP2010107643A (ja) 像加熱装置及びこれを備える画像形成装置
JP2005266716A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP6500510B2 (ja) 定着装置