JP2018025028A - 支持部材及びこの支持部材で支持されたユニットバス - Google Patents

支持部材及びこの支持部材で支持されたユニットバス Download PDF

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Abstract

【課題】浴室を手間なく短時間でリフォームすることができるユニットバスの支持部材を提供する。
【解決手段】ユニットバスの支持部材Sは、建築物の外壁躯体6を支持する基礎7の屋内側の側面に固定される受け部材50と、この受け部材50に取り付けられ、ユニットバスを支持する複数の支持金具10,20とを備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は支持部材及びこの支持部材で支持されたユニットバスに関するものである。
特許文献1はユニットバスを吊下げ状に支持する従来の支持部材である支持金具を示している。この支持金具は土台に取り付けられる。土台は基礎と外壁躯体との間に位置し、建築物の荷重を基礎に伝えるものである。この支持金具は、第1取付部、第2取付部、及び支持部を有している。第1取付部、第2取付部、及び支持部は一枚の金属板を90度ずつ階段状に屈曲させて形成されている。この支持金具は、第1取付部を土台の上面に当接し、さらに第2取付部を土台の前面に当接した状態で土台に取り付けられる。土台に取り付けられた支持金具の支持部は基礎から屋内側に水平に延びる。この支持金具は支持部にユニットバスのボルト脚を載置してユニットバスを吊下げ状に支持することができる。
特開平10−168970号公報
しかし、特許文献1の支持部材は、浴室をリフォームする際に土台(基礎)に新たに取り付けようとする箇所に柱があったり、土台(基礎)の幅が狭かったり、土台(基礎)の上面と側面の角部が径年劣化によって元の外形をとどめていなかったりすると取り付けることができない。
また、浴室をリフォームする際、ユニットバスを吊下げ状に支持することができないと、ユニットバスを支持脚で設置するようにしているが、床下が土である場合、支持脚を支持するためにコンクリートの打設が必要になり、コンクリートの打設と養生に時間がかかり、工期が長くなる。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、浴室を手間なく短時間でリフォームすることができるユニットバスの支持部材及びこの支持部材で支持されたユニットバスを提供することを解決すべき課題としている。
本発明のユニットバスの支持部材は、建築物の外壁躯体を支持する基礎の屋内側の側面に固定される受け部材と、
この受け部材に取り付けられ、ユニットバスを支持する複数の支持金具と、
を備えていることを特徴とする。
このユニットバスの支持部材は、建築物の外壁躯体を支持する基礎の屋内側の側面に受け部材を固定し、この受け部材にユニットバスを支持する支持金具を取り付けるため、浴室をリフォームする際、基礎の上側に外壁躯体や柱が支持された状態(基礎と外壁躯体との間に土台がある場合もない場合も含む)のまま、支持金具を容易に固定することができる。また、浴室の床下が土である場合、この支持部材を利用してユニットバスを支持すれば、ユニットバスを支持するためにコンクリートを打設して養生させる必要がない。
したがって、本発明のユニットバスの支持部材は浴室を手間なく短時間でリフォームすることができる。
また、このユニットバスの支持部材は、複数の支持金具を適切な高さに容易に固定することができる。つまり、複数の支持金具は、受け部材に取り付けられるため、受け部材に対して所定の位置に取り付けることによって、複数の支持金具の夫々の取付け高さを容易に合わせることができる。このように、このユニットバスの支持部材は、受け部材を適切な高さに固定すれば、複数の支持金具を適切な高さに容易に取り付けることができる。
実施例1のユニットバスの支持構造を示す平面透視図である。 図1の矢視X−X断面図である。 図1の矢視Y−Y断面図である。 実施例1の支持部材と架台フレームとを示す斜視図である。 実施例1の第1支持金具の取付状態を示す斜視図である。 実施例1の第2支持金具の取付状態を示す斜視図である。 実施例1の基礎側の支持部材と支持された架台フレームを示す正面図である。 実施例1の第3支持金具の取付状態を示す斜視図である。 実施例1の大引きに取り付けられた第3支持金具と支持された架台フレームを示す正面図である。 洗い場載置部側の支持状態を示す側面図である。 浴槽載置部側の支持状態を示す側面図である。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明において、前記受け部材は、前記基礎の屋内側の側面に固定された状態において、水平方向の長さが、前記受け部材に取り付けられた前記支持金具の左右幅よりも長くし得る。この場合、受け部材が支持金具の左右幅より水平方向に長く延びているため、支持金具の取付位置を水平方向にずらすことができる。浴室のリフォームをする際、ユニットバスの設置位置は、建築物に設けられた窓、扉等の位置に合わせたり、敷設されている配管を避けたりする必要がある。この支持部材は、ユニットバスの設置位置に合わせて、支持金具の取付位置を水平方向に容易にずらすことができる。
本発明において、前記受け部材は、前記基礎の屋内側の側面に固定された状態において、前記基礎の屋内側の側面に沿って水平方向に延びた上面を有しており、前記支持金具は、前記基礎の屋内側の側面に固定された前記受け部材よりも上側に広がった前記基礎の屋内側の側面に当接する取付部と、この取付部の下端縁に連続し、前記受け部材の前記上面に当接して水平方向に延びた支持部とを有し得る。この場合、この支持部材は、支持金具の支持部が受け部材の上面に当接しているため、支持部に加えられた荷重を受け部材が支持する。また、この支持部材は、支持金具の支持部が基礎の屋内側の側面近傍(受け部材の上方)に位置しているため、基礎の屋内側の側面近傍でユニットバスの外縁部を支持することができる。
本発明において、前記受け部材は、前記基礎の屋内側の側面に固定された状態において、前記基礎の屋内側の側面に沿って水平方向に延びた上面と、上面の前端縁から鉛直下方向に広がった前面とを有しており、前記支持金具は、前記基礎の屋内側の側面に固定された前記受け部材の上面に当接する第1取付部と、この第1取付部の前端縁に連続して鉛直下方に延び、前記受け部材の前面に当接する第2取付部と、この第2取付部から前方に水平方向に延びた支持部とを有し得る。この場合、この支持部材は、第1取付部が受け部材の上面に当接しているため、支持部に加えられた荷重を受け部材が支持する。また、この支持部材は、受け部材の上面よりも低い位置に支持部が水平方向に延びているため、受け部材の上面よりも低い位置でユニットバスを支持することができる。
本発明のユニットバスは建築物の外壁躯体を支持する基礎に沿って並んで配置された洗い場と浴槽とを備えている。
洗い場は受け部材と支持金具とを備えた支持部材に支持されている。受け部材は、基礎の屋内側の側面に沿って水平方向に延びた上面を有し、基礎の屋内側の側面に固定されている。支持金具は取付部と支持部とを有している。取付部は基礎の屋内側の側面に固定された受け部材よりも上側に広がった基礎の屋内側の側面に当接している。支持部は、取付部の下端縁に連続し、受け部材の上面に当接して水平方向に延びている。
また、浴槽は受け部材と支持金具とを備えた支持部材に支持されている。受け部材は、基礎の屋内側の側面に沿って水平方向に延びた上面と、上面の前端縁から鉛直下方向に広がった前面とを有して基礎の屋内側の側面に固定されている。支持金具は、第1取付部、第2取付部、及び支持部を有している。第1取付部は基礎の屋内側の側面に固定された受け部材の上面に当接している。第2取付部は第1取付部の前端縁に連続して鉛直下方に延び、受け部材の前面に当接している。支持部は第2取付部から前方に水平方向に延びている。
この場合、洗い場を支持する支持部材は、基礎の屋内側の側面近傍においても洗い場を支持することができる。このため、このユニットバスは、洗い場の外周縁部が支持され、洗い場を安定させることができる。また、浴槽を支持する支持部材は受け部材の上面よりも低い位置で支持部が水平方向に延びている。このため、このユニットバスは浴槽の底部が洗い場の底部より低くても浴槽を安定して支持することができる。
次に、本発明の支持部材で支持されたユニットバスを具体化した実施例1について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例1>
実施例1のユニットバスは、図1〜図4に示すように、洗い場1、浴槽3、及び架台フレーム5を備えている。このユニットバスは、浴室をリフォームする際に浴室の床下が土であった場合等、建築物の外壁躯体6を支持する基礎7と脱衣室の床8を支持する大引き9との間に吊り下げ状に架台フレーム5を配置し、この架台フレーム5上に洗い場1と浴槽3とを載置して施工される。洗い場1と浴槽3とは、建築物の外壁躯体6、及びこの外壁躯体6を支持する基礎7が伸びている方向に並んで配置される。
架台フレーム5は、図4に示すように、複数本の金属製の角パイプを連結して形成されている。この架台フレーム5は、洗い場1が載置される洗い場載置部1Aと、浴槽3が載置される浴槽載置部3Aとを有している。洗い場載置部1Aは、外枠フレーム5A、第1フレーム5B、一対の第2フレーム5C、及び第3フレーム5Dを有している。外枠フレーム5Aは、建築物の外壁躯体6を支持する基礎7と脱衣室の床8を支持する大引き9との間に配置された状態で、基礎7と脱衣室の床8を支持する大引き9との間に伸びる辺が基礎7に平行に延びる辺よりも長い長方形状に形成されている。第1フレーム5Bは、浴槽載置部3Aから離れた側で外枠フレーム5Aの長辺に平行に延びており、外枠フレーム5Aの短辺同士を連結している。一対の第2フレーム5Cは、外枠フレーム5Aの短辺に平行に延びており、浴槽載置部3A側の外枠フレーム5Aの長辺と第1フレーム5Bとを連結している。第3フレーム5Dは、浴槽載置部3Aから離れた側で外枠フレーム5Aの長辺に平行に延びており、一対の第2フレーム5Cを連結している。
浴槽載置部3Aは、一対の第4フレーム5E、第5フレーム5F、及び第6フレーム5Gを有している。一対の第4フレーム5Eは、洗い場載置部1Aの外枠フレーム5Aの浴槽載置部3A側の長辺から下方向に延びた一対の連結フレーム5Hの下端部から一対の第2フレーム5Cの延長線上を洗い場載置部1Aから離れる方向に延びている。第5フレーム5Fは、洗い場載置部1Aの外枠フレーム5Aの長辺に平行に延びており、一対の第4フレーム5Eの略中央部を連結している。第6フレーム5Gは、洗い場載置部1Aの外枠フレーム5Aの長辺に平行に延びており、一対の第4フレーム5Eの先端側を連結しつつ一対の第4フレーム5Eよりも外側に延びている。第6フレーム5Gは、第5フレーム5Fよりも長く、洗い場載置部1Aの外枠フレーム5Aの長辺の長さ、及び第1フレーム5Bの長さよりも短い。
この架台フレーム5は洗い場載置部1Aの方が浴槽載置部3Aよりも高い位置に形成されている。これは、洗い場1の底面よりも浴槽3の底面の方が低いためである。この架台フレーム5は、洗い場載置部1Aの外枠フレーム5Aの浴槽載置部3A側の長辺の両端部、第1フレーム5Bの両端部、及び第6フレーム5Gの両端部の夫々にボルト脚5Jが下方に延びて取り付けられている。これら6本のボルト脚5Jは回転させることによって各フレーム5A,5B,5Gから突出する長さを変化させることができる。つまり、これら6本のボルト脚5Jの長さを回転させて調整することによって、架台フレーム5の高さ及び水平を調整することができる。また、浴槽載置部3Aの第6フレーム5Gの両端部に取り付けられたボルト脚5Jの間隔が、洗い場載置部1Aの外枠フレーム5Aの長辺の両端部に取り付けられたボルト脚5Jの間隔、及び第1フレーム5Bの両端部に取り付けられたボルト脚5Jの間隔より短い。これは、浴槽3にお湯が張られるため、洗い場1に比べて浴槽3を内側で支持した方が安定するためである。
架台フレーム5は、支持部材Sが建築物の外壁躯体6を支持する基礎7側を吊下げ状に支持し、第3支持金具30が脱衣室の床8を支持する大引き9側を吊り下げ状に支持して配置される。
支持部材Sは、図4〜図7に示すように、1個の受け部材50、2個の第1支持金具10、及び1個の第2支持金具20を備えている。
受け部材50は基礎7に沿った長さが架台フレーム5よりも長い平板形状の木材である。この受け部材50は、9本のアンカーボルトBと接着剤によって、面積の広い一面を基礎7の屋内側の側面に当接させた状態に固定される。つまり、受け部材50は、基礎7の屋内側の側面に固定された状態において、水平方向の長さが、受け部材50に取り付けられた後述する第1支持金具10及び第2支持金具20の左右幅よりも長い。この受け部材50は、基礎7の屋内側の側面に固定された状態において、上面が基礎7の屋内側の側面に沿って水平方向に延びており、前面が上面の前端縁から鉛直下方に広がっている。この受け部材50は脱衣室の床面を基準にしたユニットバスのフロアレベルから所定の高さ分だけ低い位置に上面が位置するように固定される。
第1支持金具10は、図5に示すように、金属製の平板材で形成されている。この第1支持金具10は、取付部11、支持部13、垂下部15、及び一対の補強部17を有している。取付部11は略正方形状である。取付部11は、下端縁を基礎7の屋内側の側面に取り付けられた受け部材50の上面に当接させつつ、受け部材50よりも上側に広がる基礎7の屋内側の側面に背面を当接させた状態で、コンクリートねじN1で基礎7の屋内側の側面に複数個所で固定される。
支持部13は、取付部11の下端縁に連続しており、受け部材50の上面に下面が当接して水平方向に受け部材50の上面よりも前方に長く延びている。支持部13は取付部11から離れる方向に長い長方形状である。支持部13は木ねじN2で受け部材50の上面に複数個所で固定される。このように、第1支持金具10は、受け部材50の上面を基準にして、受け部材50の上面と略同じ高さに支持部13が設けられている。垂下部15は、支持部13の先端を略直角に下方に折り曲げ、上下方向よりも左右方向が長い長方形状である。
一対の補強部17は、支持部13の左右両端縁に連続して立ち上がり、後端縁が取付部11の左右両端縁に連続している。各補強部17は、支持部13の左右両端縁に連続する下端縁と取付部11の左右両端縁に連続する後端縁とが形成する角部が直角であり、下端縁の前端と後端縁の上端とを結んだ傾斜辺が形成された直角三角形状である。各補強部17は、支持部13に上方からの力がかかった場合、支持部13の前端側が下方に垂れてしまうことを防止している。また、第1支持金具10の支持部13に上方からかかった力は、支持部13の下面が受け部材50の上面に当接しているため、受け部材50によって支持されている。
第2支持金具20は、図6に示すように、金属製の平板材で形成されている。この第2支持金具20は、第1取付部21、第2取付部23、支持部25、垂下部27、及び一対の補強部29を有している。第1取付部21は、基礎7の屋内側の側面に固定された受け部材50の上面に当接させた状態で、木ねじN2で受け部材50の上面に複数個所で固定される。第1取付部21は受け部材50の上面に沿った方向に長い長方形状である。第2取付部23は、第1取付部21の前端縁に連続して鉛直下方に延び、受け部材50の前面に当接させた状態で、木ねじN2で受け部材50の前面に複数個所で固定される。第2取付部23は上下方向よりも左右方向が長い長方形状である。
支持部25は、第2取付部23の下端部から前方に水平方向に延びた略正方形状である。このように、第2支持金具20は、受け部材50の上面を基準にして、受け部材50の上面から所定の高さ分だけ低い位置に支持部25が設けられる。垂下部27は、支持部25の先端を略直角に下方に折り曲げ、上下方向よりも左右方向が長い長方形状である。
一対の補強部29は、支持部25の左右両端縁に連続して立ち上がり、後端縁が第2取付部23の前面に連続している。各補強部29は、支持部25の左右両端縁に連続する下端縁と第2取付部23の前面に連続する後端縁とが形成する角部が直角であり、下端縁の前端と後端縁の上端とを結んだ傾斜辺が形成された直角三角形状である。各補強部29は、支持部25に上方からの力がかかった場合、支持部25の前端側が下方に垂れてしまうことを防止している。また、第2支持金具20の支持部25に上方からかかった力は、第1取付部21が受け部材50の上面に当接しているため、受け部材50によって支持されている。
このように、2個の第1支持金具10及び1個の第2支持金具20は、受け部材50の上面を基準にして支持部13,25が取り付けられるため、受け部材50をユニットバスのフロアレベルを基準として固定することによって、2個の第1支持金具10の支持部13及び第2支持金具20の支持部25を適切な高さに固定することができる。
また、2個の第1支持金具10及び1個の第2支持金具20は、図7,図10、図11に示すように、架台フレーム5の基礎7側で下方に延びている3本のボルト脚5Jに合わせて、受け部材50に取り付けられる。つまり、2個の第1支持金具10のうち、受け部材50の中央部に取り付けられた第1支持金具10は、洗い場載置部1Aの外枠フレーム5Aの浴槽載置部3A側の長辺の基礎7側の端部に取り付けられたボルト脚5Jを支持するように受け部材50に取り付けられる。また、受け部材50の端部に取り付けられた第1支持金具10は、洗い場載置部1Aの第1フレーム5Bの基礎7側の端部に取り付けられたボルト脚5Jを支持するように受け部材50に取り付けられる。第2支持金具20は浴槽載置部3Aの第4フレーム5Eの基礎7側の端部に取り付けられたボルト脚5Jを支持するように受け部材50に取り付けられる。
浴室のリフォームの際、新しく取り付けられるユニットバスは、建築物に設けられた窓、扉などの位置に合わせたり、敷設されている配管を避けたりするため、基礎7に沿って水平方向に位置調整される。この場合、架台フレーム5のボルト脚5Jの位置もユニットバスの位置に合わせて変化することになるが、この支持部材Sは、第1支持金具10及び第2支持金具20が取り付けられる受け部材50が基礎7に沿って長いため、第1支持金具10及び第2支持金具20をボルト脚5Jの位置に合わせて容易に取り付けることができる。
また、この支持部材Sは、第1支持金具10及び第2支持金具20が取り付けられる受け部材50が基礎7に沿って長いため、第1支持金具10の支持部13及び第2支持金具20の支持部25に上方からかかった力は、受け部材50に伝わりに、受け部材50の全体に分散するため、応力が集中しない。
第3支持金具30は、図8に示すように、第1取付部31、第2取付部33、支持部35、及び一対の補強部37を有している。第1取付部31は大引き9の上面に当接させた状態で、木ねじN2で大引き9の上面に複数個所で固定される。第1取付部31は大引き9の上面に沿った方向に長い長方形状である。第2取付部33は、第1取付部31の前端縁に連続して鉛直下方に延び、大引き9の前面に当接させた状態で、木ねじN2で大引き9の前面に複数個所で固定される。第2取付部33は左右方向よりも上下方向が長い長方形状である。
支持部35は、第2取付部33の下端部から前方に水平方向に延び、左右方向よりも第2取付部33から水平方向に延びている方向が長い長方形状である。一対の補強部37は、支持部35の左右両端縁に連続して立ち上がり、後端縁が第2取付部33の左右両端縁に連続している。各補強部37は、支持部35の左右両端縁に連続する下端縁と第2取付部33の左右両端縁に連続する後端縁とが形成する角部が直角であり、下端縁の前端と後端縁の上端とを結んだ傾斜辺が形成された直角三角形状である。各補強部37は、支持部35に上方からの力がかかった場合、支持部35の前端側が下方に垂れてしまうことを防止している。
第3支持金具30は、図9〜図11に示すように、架台フレーム5の大引き9側で下方に延びている3本のボルト脚5Jを支持するように大引き9に取り付けられる。つまり、大引き9の所定の位置に取り付けられた3個の第3支持金具30は、洗い場載置部1Aの外枠フレーム5Aの浴槽載置部3A側の長辺の大引き9側の端部に取り付けられたボルト脚5J、洗い場載置部1Aの第1フレーム5Bの大引き9側の端部に取り付けられたボルト脚5J、及び浴槽載置部3Aの第4フレーム5Eの大引き9側の端部に取り付けられたボルト脚5Jを支持するように大引き9に取り付けられる。架台フレーム5は洗い場載置部1Aの方が浴槽載置部3Aよりも高い位置に形成されているため、洗い場載置部1Aに取り付けられた2本のボルト脚5Jは、浴槽載置部3Aに取り付けられたボルト脚5Jよりも長いものが使用される。
ユニットバスは、架台フレーム5が建築物の外壁躯体6を支持する基礎7と脱衣室の床8を支持する大引き9との間に吊り下げ状に支持されて配置された後、架台フレーム5の洗い場載置部1Aの上に洗い場1が載置されて固定され、架台フレーム5の浴槽載置部3Aの上に浴槽3が載置されて固定される。架台フレーム5は、洗い場載置部1Aの各フレーム5A,5B,5C,5Dを洗い場1と固定した状態で配置し、その後に浴槽載置部3Aの各フレーム5E,5F,5Gと連結フレーム5Hで連結してもよい。
このように、実施例1のユニットバスの支持部材Sは、受け部材50と、第1支持金具10及び第2支持金具20とを備えている。受け部材50は建築物の外壁躯体6を支持する基礎7の屋内側の側面に固定される。第1支持金具10及び第2支持金具20は、受け部材50に取り付けられ、架台フレーム5を介してユニットバスを構成する洗い場1及び浴槽3を支持する。
このユニットバスの支持部材Sは、建築物の外壁躯体6を支持する基礎7の屋内側の側面に受け部材50を固定し、この受け部材50にユニットバスを支持する第1支持金具10及び第2支持金具20を取り付けるため、浴室をリフォームする際、基礎7の上側に外壁躯体6が支持された状態(基礎7と外壁躯体6との間に土台がある場合もない場合も含む)のまま、第1支持金具10及び第2支持金具20を容易に固定することができる。また、浴室の床下が土である場合、この支持部材Sを利用してユニットバスを支持すれば、ユニットバスを支持するためにコンクリートを打設して養生させる必要がない。
したがって、実施例1のユニットバスの支持部材Sは浴室を手間なく短時間でリフォームすることができる。
また、このユニットバスの支持部材Sは、2個の第1支持金具10及び1個の第2支持金具20を適切な高さに容易に固定することができる。つまり、2個の第1支持金具10及び1個の第2支持金具20は、受け部材50に取り付けられるため、受け部材50に対して所定の位置に取り付けることによって、2個の第1支持金具10及び1個の第2支持金具20の夫々の取付け高さを容易に合わせることができる。このように、このユニットバスの支持部材Sは、受け部材50を適切な高さに固定すれば、2個の第1支持金具10及び1個の第2支持金具20を適切な高さに容易に取り付けることができる。
また、受け部材50は基礎7に沿った長さが架台フレーム5よりも長い。つまり、受け部材50は、基礎7の屋内側の側面に固定された状態において、水平方向の長さが、受け部材50に取り付けられた第1支持金具10及び第2支持管具の左右幅よりも長い。このため、第1支持金具10及び第2支持金具20の取付位置を水平方向にずらすことができる。浴室のリフォームをする際、ユニットバスの設置位置は、建築物に設けられた窓、扉等の位置に合わせたり、敷設されている配管を避けたりする必要がある。この支持部材Sは、ユニットバスの設置位置に合わせて、第1支持金具10及び第2支持金具20の取付位置を水平方向に容易にずらすことができる。
また、受け部材50は、基礎7の屋内側の側面に固定された状態において、基礎7の屋内側の側面に沿って水平方向に延びた上面を有している。第1支持金具10は取付部11と支持部13とを有している。取付部11は基礎7の屋内側の側面に固定された受け部材50よりも上側に広がった基礎7の屋内側の側面に当接する。支持部13は取付部11の下端縁に連続し、受け部材50の上面に当接して水平方向に延びている。このように、第1支持金具10の支持部13が受け部材50の上面に当接しているため、支持部13に加えられた荷重を受け部材50が支持する。また、この支持部材Sは、第1支持金具10の支持部13が基礎7の屋内側の側面近傍(受け部材50の上方)に位置しているため、基礎7の屋内側の側面近傍で洗い場1の外縁部を支持することができる。
また、受け部材50は、基礎7の屋内側の側面に固定された状態において、基礎7の屋内側の側面に沿って水平方向に延びた上面と、上面の前端縁から鉛直下方向に広がった前面とを有している。第2支持金具20は、第1取付部21、第2取付部23、及び支持部25を有している。第1取付部21は基礎7の屋内側の側面に固定された受け部材50の上面に当接する。第2取付部23は、第1取付部21の前端縁に連続して鉛直下方に延び、受け部材50の前面に当接する。支持部25は、第2取付部23から前方に水平方向に延びている。このように、第2支持金具20の第1取付部21が受け部材50の上面に当接しているため、支持部25に加えられた荷重を受け部材50が支持する。また、第2支持金具20は、受け部材50の上面よりも低い位置に支持部25が水平方向に延びているため、受け部材50の上面よりも低い位置でユニットバスを支持することができる。
実施例1のユニットバスは建築物の外壁躯体6を支持する基礎7に沿って並んで配置された洗い場1と浴槽3とを備えている。
洗い場1は受け部材50と第1支持金具10とを備えた支持部材Sに支持されている。
受け部材50は、基礎7の屋内側の側面に沿って水平方向に延びた上面と、上面の前端縁から鉛直下方に広がった前面とを有して基礎7の屋内側の側面に固定されている。
第1支持金具10は取付部11と支持部13とを有している。取付部11は基礎7の屋内側の側面に固定された受け部材50よりも上側に広がった基礎7の屋内側の側面に当接している。支持部13は、取付部11の下端縁に連続し、受け部材50の上面に当接して水平方向に延びている。
また、浴槽3は受け部材50と第2支持金具20とを備えた支持部材Sに支持されている。
第2支持金具20は、第1取付部21、第2取付部23、及び支持部25を有している。第1取付部21は基礎7の屋内側の側面に固定された受け部材50の上面に当接している。第2取付部23は、第1取付部21の前端縁に連続して鉛直下方に延び、受け部材50の前面に当接している。支持部25は、第2取付部23から前方に水平方向に延びている。
洗い場1を支持する第1支持金具10は、基礎7の屋内側の側面近傍においても洗い場1を支持することができる。このため、このユニットバスは、洗い場1の外周縁部が支持され、洗い場1を安定させることができる。また、浴槽3を支持する第2支持金具20は、受け部材50の上面よりも低い位置で支持部25が水平方向に延びている。このため、このユニットバスは浴槽3の底部が洗い場1の底部よりも低くても浴槽3を安定して支持することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1では、受け部材の基礎に沿った長さが架台フレームよりも長かったが、架台フレームより短くてもよい。この場合、受け部材を複数に分けてもよい。
(2)受け部材は実施例1の形態に限らず他の形態であってもよい。
(3)実施例1では、2個の第1支持金具と1個の第2支持金具を受け部材に取り付けたが、ユニットバスの種類によって第1支持金具及び第2支持金具の数は変化してもよい。また、第1支持金具又は第2支持金具の一方の支持金具のみを利用してユニットバスを支持してもよい。
(4)第1支持金具及び第2支持金具は実施例1の形態に限らず他の形態であってもよい。
(5)実施形態1では、浴槽、洗い場とは別に架台フレームを備えていたが、架台フレームを備えず、直接、支持部材が浴槽、洗い場を支持してもよい。
(6)基礎の上側に土台、大引き、根太のどれが設置されてもよい。
1…洗い場
3…浴槽
6…外壁躯体
7…基礎
10,20…支持金具(10…第1支持金具、20…第2支持金具)
11,21,23…取付部(21…第1取付部、23…第2取付部)
13,25…支持部
50…受け部材
S…支持部材

Claims (5)

  1. 建築物の外壁躯体を支持する基礎の屋内側の側面に固定される受け部材と、
    この受け部材に取り付けられ、ユニットバスを支持する複数の支持金具と、
    を備えていることを特徴とするユニットバスの支持部材。
  2. 前記受け部材は、前記基礎の屋内側の側面に固定された状態において、水平方向の長さが、前記受け部材に取り付けられた前記支持金具の左右幅よりも長いことを特徴とする請求項1記載のユニットバスの支持部材。
  3. 前記受け部材は、前記基礎の屋内側の側面に固定された状態において、前記基礎の屋内側の側面に沿って水平方向に延びた上面を有しており、
    前記支持金具は、前記基礎の屋内側の側面に固定された前記受け部材よりも上側に広がった前記基礎の屋内側の側面に当接する取付部と、この取付部の下端縁に連続し、前記受け部材の前記上面に当接して水平方向に延びた支持部とを有していることを特徴とする請求項1又は2記載のユニットバスの支持部材。
  4. 前記受け部材は、前記基礎の屋内側の側面に固定された状態において、前記基礎の屋内側の側面に沿って水平方向に延びた上面と、上面の前端縁から鉛直下方向に広がった前面とを有しており、
    前記支持金具は、前記基礎の屋内側の側面に固定された前記受け部材の上面に当接する第1取付部と、この第1取付部の前端縁に連続して鉛直下方に延び、前記受け部材の前面に当接する第2取付部と、この第2取付部から前方に水平方向に延びた支持部とを有していることを特徴とする請求項1又は2記載のユニットバスの支持部材。
  5. 建築物の外壁躯体を支持する基礎に沿って並んで配置された洗い場と浴槽とを備えており、
    前記洗い場は請求項3記載の支持部材で支持され、前記浴槽は請求項4記載の支持部材で支持されていることを特徴とするユニットバス。
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