JP2018023235A - 調整装置および調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】単純にバイパススイッチをオンからオフに切り換えると、バイパススイッチに流れていた電流が直列変圧器の一次側に突入して電流変化を引き起こす結果、出力電圧が適正範囲を超過したり、系統擾乱を引き起こしたりする可能性がある。【解決手段】電源と電源出力端子の間に一次側が直列に接続された直列変圧器と、直列変圧器の二次側に接続され、直列変圧器を介して電源出力端子の出力電圧を調整する電圧調整部と、直列変圧器の一次側をバイパスするか否かを切り換え可能なバイパススイッチと、バイパススイッチをオンからオフに切り換える前に、直列変圧器の二次電流を、電源出力端子からの出力電流に応じて制御する制御部と、を備える調整装置が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、調整装置および調整方法に関する。
従来、配電線から供給される電力を安定化する種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。このうち、特許文献2の技術では、柱上変圧器と、その二次側(負荷側)の出力端子との間に直列変圧器の一次側が直列に接続されており、直列変圧器の二次側には、出力端子の出力電圧を調整するための電圧調整器が接続されている。直列変圧器の一次側はバイパススイッチと並列に接続されており、バイパススイッチがオンのときにはバイパススイッチに電流が流れ、バイパススイッチがオフのときには直列変圧器の一次側に電流が流れる。
特許文献1 特開2003−153443号公報
特許文献2 特開2005−341668号公報
しかしながら、単純にバイパススイッチをオンからオフに切り換えると、バイパススイッチに流れていた電流が直列変圧器の一次側(一次コイル)に突入して電流変化を引き起こす結果、出力電圧が適正範囲(101V±6V)を超過したり、系統擾乱を引き起こしたりする可能性がある。
本発明の第1の態様においては、電源と電源出力端子の間に一次側が直列に接続された直列変圧器と、直列変圧器の二次側に接続され、直列変圧器を介して電源出力端子の出力電圧を調整する電圧調整部と、直列変圧器の一次側をバイパスするか否かを切り換え可能なバイパススイッチと、バイパススイッチをオンからオフに切り換える前に、直列変圧器の二次電流を、電源出力端子からの出力電流に応じて制御する制御部と、を備える調整装置が提供される。
本発明の第2の態様においては、電源と電源出力端子の間に一次側が直列に接続された直列変圧器の二次側に接続された電圧調整部により、直列変圧器を介して電源出力端子の出力電圧を調整する電圧調整段階と、直列変圧器の一次側をバイパスするか否かをバイパススイッチにより切り換える切換段階と、バイパススイッチをオンからオフに切り換える前に、直列変圧器の二次電流を、電源出力端子からの出力電流に応じて制御する制御段階と、を備える調整方法が提供される。
上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。これらの特徴群のサブコンビネーションも発明となりうる。
本実施形態に係る調整装置を示す。 調整装置が停止モードの場合の状態を示す。 調整装置が連系準備モードの場合の状態を示す。 調整装置が電流引込制御モードの場合の状態を示す。 調整装置が電圧補償制御モードの場合の状態を示す。 調整装置の動作を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る調整装置1を電源10と共に示す。調整装置1は、電源10に接続された複数の電源出力端子11間の出力電圧を調整して電源出力端子11(a)、11(b)、11(n)から出力するものである。調整装置1は、1または複数の直列変圧器12と、電圧調整部13と、1または複数のバイパススイッチ14と、制御部15と、を備える。調整装置1は、電流測定部16と、電圧測定部17と、電力供給部18とを更に備えてもよい。
電源10は、交流電源であってよく、本実施形態においては一例として、6600V、60Hz(または50Hz)の高圧配電系統から約100V、60Hz(または50Hz)の低圧配電系統へと電圧を変換して供給する変圧器(一例として柱状変圧器)である。電源10は、u相、v相およびo相の3つの出力端子を有してよい。
複数の電源出力端子11は、調整装置1による電圧調整後の電力を出力する。本実施形態では一例として、3つの電源出力端子11(a)、11(b)、11(n)が単相交流電力を出力する。電圧線の出力端子としての電源出力端子11(a)および11(b)の少なくとも一方と、中性線の出力端子としての電源出力端子11(n)との間の電圧が調整装置1により調整されてよい。電源出力端子11(a)、11(b)、11(n)は、それぞれ低圧電線路110(a)、110(b)、110(n)を介して電源10のu相、v相およびo相の出力端子に接続されてよい。
1または複数の直列変圧器12は、電源10と電源出力端子11の間の低圧電線路110に一次側、つまり一次コイルが直列に接続され、電圧調整部13に二次側、つまり二次コイルが接続されている。直列変圧器12の変圧比は、二次側に対して一次側が高くなるように構成されてよく、例えば一次側:二次側=10:1(または5:1)であってよい。本実施形態では一例として、2つの直列変圧器12(a)、12(b)が低圧電線路110(a)、110(b)に設けられているが、何れか一方のみが設けられてもよい。
電圧調整部13は、各直列変圧器12を介して電源出力端子11の出力電圧を調整する。例えば、電圧調整部13は、電源出力端子11の出力電圧を基準範囲内(一例として101±6V)に収まるように調整してよい。
電圧調整部13は、インバータ130と、1または複数のリアクトル131とを有してよい。
インバータ130は、各直列変圧器12の二次側に流す電流を出力することで、電源出力端子11間の出力電圧を調整する。例えばインバータ130は、単相インバータであってよい。インバータ130は、u相、v相およびo相の3つの出力端子を有し、このうちu相およびo相の出力端子が直列変圧器12(a)に接続され、v相およびo相の出力端子が直列変圧器12(b)に接続されてよい。インバータ130は、後述の電力供給部18から直流電力を供給されてよい。インバータ130のスイッチング周波数は、一例として20kHzであってよい。
一または複数のリアクトル131は、インバータ130が出力する電流を平滑化する。本実施形態では一例として、2つのリアクトル131(u)、131(v)がインバータ130におけるu相およびv相の出力端子と、直列変圧器12(a)、12(b)との間に設けられている。リアクトル131に代えて/加えて、インバータ130の出力端子に他の平滑回路を設けてもよい。
1または複数のバイパススイッチ14は、直列変圧器12の一次側をバイパスするか否かを切り換え可能に接続されている。例えば、各バイパススイッチ14は、電源10と電源出力端子11の間の低圧電線路110に対し、対応する直列変圧器12の一次コイルと並列に接続されており、一次コイルを短絡可能となっている。本実施形態では一例として、2つのバイパススイッチ14(a)、14(b)が2つの直列変圧器12(a)、12(b)の一次コイルと並列に接続されている。
制御部15は、調整装置1における各部の制御を行う。制御部15は、モード管理部151、インバータ制御部152、供給電力制御部153、調整電圧演算部154およびバイパススイッチ制御部155を有してよい。但し、制御部15は、バイパススイッチ制御部155のみを有してもよい。
モード管理部151は、調整装置1の運転モードを制御する。例えば、モード管理部151は、調整装置1を停止モード、連系準備モード、電流引込制御モードおよび電圧補償制御モードの何れかに設定してよい。
ここで、停止モードは、電源出力端子11間の出力電圧を調整しないモードである。停止モードでは、バイパススイッチ14がオンに維持されて直列変圧器12が連系されない。
連系準備モードは、停止モードから電流引込制御モードへの移行準備を行うモードである。連系準備モードでは、バイパススイッチ14をオンからオフに切り換えて直列変圧器12を連系する前に、直列変圧器12の二次電流を電源出力端子11からの出力電流に応じて制御する。
電流引込制御モードは、連系準備モードから電圧補償制御モードへの移行準備を行うモードである。電流引込制御モードでは、バイパススイッチ14がオフに維持されて直列変圧器12が連系された状態で、電源出力端子11からの負荷電流に対応する電流が直列変圧器12の一次側に流れるように、直列変圧器12に電流を流す。
電圧補償制御モードは、バイパススイッチ14がオフに維持されて連系された直列変圧器12により基準範囲外の出力電圧を基準範囲内に調整するモードである。
これらの運転モードにおける調整装置1の動作については詳細を後述する。
インバータ制御部152は、インバータ130を制御する。例えばインバータ制御部152は、電圧調整部13を電圧補償制御モードで動作させる系統電圧補償制御部1521と、電圧調整部13を電流引込制御モードで動作させる負荷電流引込制御部1522とを有する。これらの部分の動作については詳細を後述する。
供給電力制御部153は、インバータ130に供給されるべき直流電圧を演算する。供給電力制御部153は、算出した電圧値を電力供給部18(一例として後述のコンバータ181)に供給してよい。
調整電圧演算部154は、調整装置1で調整すべき電圧偏差、すなわち、目標電圧(一例として101±6Vの範囲内の電圧)と、後述の電圧測定部17により測定される電圧の実効値との偏差を計算する。調整電圧演算部154は、計算した電圧偏差をインバータ制御部152の系統電圧補償制御部1521と、供給電力制御部153とに供給してよい。
バイパススイッチ制御部155は、各バイパススイッチ14のオン・オフの切り換えを制御する。
電流測定部16は、電源出力端子11からの出力電流を測定する。例えば、電流測定部16は、直列変圧器12と電源出力端子11との間の各低圧電線路110に設けられた電流センサ160を用いて、当該低圧電線路110に流れる電流を測定してよい。また、電流測定部16は、各直列変圧器12の二次側に設けられた電流センサ160を用いて、二次側に流れる電流をさらに測定してもよい。電流測定部16は、測定結果を制御部15における負荷電流引込制御部1522に供給してよい。
電圧測定部17は、電源出力端子11間の出力電圧を測定する。例えば、電圧測定部17は、低圧電線路110(a)、110(n)の間の電圧と、低圧電線路110(b)、110(n)の間の電圧とを測定してよい。電圧測定部17は、測定結果を制御部15における調整電圧演算部154に供給してよい。
電力供給部18は、電圧調整部13に電力を供給する。本実施形態では一例として、電力供給部18は、電源10からの電力を受け、電圧調整部13へと電力を供給する。電力供給部18は、コンバータ181と、平滑コンデンサ182と、リアクトル183とを有してよい。
コンバータ181は、交流電力を直流電力に変換する。コンバータ181は、入力側(交流側)端子が直列変圧器12よりも上流側で低圧電線路110(a)、110(b)に接続され、出力側(直流側)端子が電圧調整部13(一例としてインバータ130)に接続されてよい。例えば、コンバータ181は、約400〜500Vの直流電力を電圧調整部13に供給してよい。
平滑コンデンサ182はコンバータ181の出力端子間に接続されてよい。
リアクトル183は、低圧電線路110(a)とコンバータ181との間に設けられており、電流を平滑化するとともに、コンバータ181の入力側端子間を昇圧する。なお、電流を平滑化する観点からは、リアクトル183に代えて/加えて、変圧器である電源10の漏れインダクタンスを利用してもよい。
なお、電力供給部18は、電源10とは異なる他の電源(一例として自家発電設備)から供給される電力を電圧調整部13に供給してもよい。また、電力供給部18は交流電力を電圧調整部13に供給してもよい。この場合には、コンバータ181および平滑コンデンサ182は電圧調整部13に具備されてもよい。
以上の調整装置1によれば、バイパススイッチ14をオンからオフに切り換える前に、電源出力端子11からの出力電流に応じて直列変圧器12の二次側に流れる電流を制御するので、直列変圧器12の一次コイルのインピーダンスを減らして一次コイル内の電流を増やし、元々バイパススイッチ14に流れていた出力電流に揃えることができる。従って、バイパススイッチ14を流れる電流の少なくとも一部を予め直列変圧器12の一次側に流した状態でバイパススイッチ14をオフに切り換えることができるため、バイパススイッチ14を流れる電流が直列変圧器12の一次側(一次コイル)に突入することによる大きな電流変化を低減することができる。よって、出力電圧が適正範囲(101V±6V)を超過したり、系統擾乱を引き起こしたりするのを防止することができる。
続いて、調整装置1の各運転モードについて説明する。
図2は、調整装置1が停止モードの場合の状態を示す。このモードでは、制御部15は、電源出力端子11間の出力電圧を調整しない。
停止モードにおいては、バイパススイッチ制御部155は、各バイパススイッチ14をオンにする。これにより、電源10からの電流が各バイパススイッチ14を流れる。具体的には、バイパススイッチ14がオンの場合、バイパススイッチ14のインピーダンスは直列変圧器12の一次側のコイルのインピーダンスと比較して非常に小さくなるので、電源10からの電流の大部分がバイパススイッチ14を流れる。そして、低圧電線路110(a)、110(n)の間、および、低圧電線路110(a)、110(n)の間の電圧がそのまま電源出力端子11の間の電圧となる。
また、インバータ制御部152および供給電力制御部153はインバータ130およびコンバータ181をディセーブルする。例えば、インバータ制御部152および供給電力制御部153は、インバータ130およびコンバータ181に加えられる制御指令のパルス信号をオフにしてよい。これにより、これらの変換部で発生する損失が低減され、低圧配電系統に対し高効率で電力を供給することができる。また調整装置1が長寿命化される。なお、コンバータ181はディセーブルされなくてもよい。
図3は、調整装置1が連系準備モードの場合の状態を示す。このモードでは、制御部15は、停止モードから電流引込制御モードへの移行準備を行う。
例えば、バイパススイッチ制御部155は、停止モードから引き続き各バイパススイッチ14をオンにする。これにより、電源10からの電流がバイパススイッチ14を流れ、低圧電線路110(a)、110(n)の間、および、低圧電線路110(a)、110(n)の間の電圧がそのまま電源出力端子11の間の電圧となる。
次に、供給電力制御部153は、電力供給部18から電圧調整部13への電力供給を行わせる。例えば、電力供給部18のコンバータ181は、入力される交流電力を直流電力に変換してインバータ130に供給してよい。
また、制御部15は、各直列変圧器12の二次電流を、電源出力端子11からの出力電流に応じて制御する。例えば、負荷電流引込制御部1522は、電圧調整部13を制御して、電流測定部16による測定結果に応じた二次電流を各直列変圧器12へと出力させてよい。一例として、電圧調整部13のインバータ130は、コンバータ181から駆動電力の供給を受けて、電源出力端子11からの負荷電流の電流値に対しインバータ130からの出力電流の電流値が予め定められた許容誤差の範囲内で相当するように、各直列変圧器12に電流を徐々に流してよい。具体的には、直列変圧器12の変圧比が一次:二次=1:mであれば、負荷電流引込制御部1522および供給電力制御部153は、インバータ130の出力電流値が負荷電流値/mとなるようにインバータ130およびコンバータ181に制御指令を与えてよい。インバータ130からの出力電流の電流値、および、電源出力端子11からの負荷電流の電流値は、それぞれ電流測定部16によって測定される。
これにより、電流引込制御モードにおいて直列変圧器12を連系するべくバイパススイッチ14をオフにする前に、予め直列変圧器12の一次側に対し、電源出力端子11からの出力電流に対応する電流が流される。この結果、電源出力端子11への電流の大部分が直列変圧器12の一次側を流れ、バイパススイッチ14を流れる電流を低減する、または、概ね0とすることができる。
図4は、調整装置1が電流引込制御モードの場合の状態を示す。このモードでは、制御部15は、調整装置1を電圧補償制御モードに移行可能な状態とする。
例えば、バイパススイッチ制御部155は、連系準備モードからの移行時に各バイパススイッチ14をオフにする。これにより、電源10からの電流の全てが各直列変圧器12の一次側を流れるようになる。
次に、供給電力制御部153は、電力供給部18から電圧調整部13への電力供給を行わせる。一例として、電力供給部18のコンバータ181は、入力される交流電力を直流電力に変換してインバータ130に供給してよい。
また、制御部15の負荷電流引込制御部1522は、電流測定部16による測定結果に応じ、インバータ130からの出力電流の電流値が、電源出力端子11からの負荷電流の電流値に対し、許容誤差の範囲内で相当するように制御を行う。一例として、電圧調整部13のインバータ130は、連系準備モードと同様に、コンバータ181から駆動電力の供給を受けて、電源出力端子11からの負荷電流の電流値に対しインバータ130からの出力電流の電流値が許容誤差の範囲内で相当するように、各直列変圧器12に電流を流してよい。
図5は、調整装置1が電圧補償制御モードの場合の状態を示す。このモードでは、制御部15は、基準範囲外の出力電圧を基準範囲内に調整する。
例えば、バイパススイッチ制御部155は、電流引込制御モードから引き続き各バイパススイッチ14をオフにする。これにより、電源10からの電流が各直列変圧器12の一次側を流れる。
また、制御部15は、電圧調整部13から各直列変圧器12へと出力する二次電流を、出力電圧に応じて制御する。例えば、制御部15は、基準範囲外の出力電圧が基準範囲内となるよう、直列変圧器12へと出力する二次電流を制御する。
一例として、調整電圧演算部154は、電圧測定部17により測定された電圧を電圧実効値および電圧位相に変換し、電圧実効値をモード管理部151に供給し、電圧位相を系統電圧補償制御部1521に供給する。また、調整電圧演算部154は、内部に保持された目標電圧と、測定電圧の実効値とから、調整すべき電圧偏差を計算し、計算結果を系統電圧補償制御部1521と、供給電力制御部153とに供給する。
系統電圧補償制御部1521および供給電力制御部153は、直列変圧器12の一次側電圧が電圧偏差相当の電圧となるように電圧調整部13(一例としてインバータ130)および電力供給部18(一例としてコンバータ181)を制御する。例えば、直列変圧器12の変圧比が一次:二次=1:mであれば、系統電圧補償制御部1521および供給電力制御部153は、インバータ130の出力電圧が電圧偏差×mとなるようにインバータ130およびコンバータ181に制御指令を与える。
なお、系統電圧補償制御部1521は、直列変圧器12により低圧電線路110(a)に加えられる電圧を、低圧電線路110(a)、110(n)の間の電圧位相と同位相にしてよい。系統電圧補償制御部1521は、直列変圧器12により低圧電線路110(b)に加えられる電圧を、180°反転した位相にしてよい。
これにより、直列変圧器12の一次側に電圧偏差の電圧が発生される。その結果、電源10から低圧電線路110(a)、110(n)の間、および/または、低圧電線路110(a)、110(n)の間に供給される電圧に対して電圧偏差の電圧が加えられ、電源出力端子11の間の電圧が目標電圧となる。
図6は、調整装置1の動作を示す。調整装置1が運転を開始すると、モード管理部151は調整装置1を停止モードに設定する(S11)。例えば、モード管理部151は、バイパススイッチ制御部155により各バイパススイッチ14をオンにする。また、モード管理部151は、インバータ制御部152および供給電力制御部153によりインバータ130およびコンバータ181をディセーブルする。
次に、モード管理部151は、電圧測定部17による測定結果に基づいて、電源出力端子11間の出力電圧が基準範囲外であるか否かを判定する(S13)。例えば、電圧測定部17により測定される、低圧電線路110(a)、110(n)の間の電圧の実効値と、低圧電線路110(b)、110(n)の間の電圧の実効値とを調整電圧演算部154がモード管理部151に供給してよい。モード管理部151は、供給される電圧実効値が基準範囲外であるか否かを監視してよい。
S13で出力電圧が基準範囲内であると判定された場合(S13;No)には、制御部15はS13に処理を進め、停止モードを維持する。
S13で出力電圧が基準範囲外であると判定された場合(S13;Yes)には、モード管理部151は調整装置1を連系準備モードに移行させる(S15)。例えば、モード管理部151は、バイパススイッチ制御部155により引き続き各バイパススイッチ14をオンに維持する。また、制御部15は、各直列変圧器12の二次電流を、電源出力端子11からの出力電流に応じて制御する。これにより、後述のS17でバイパススイッチ14をオンからオフに切り換える前に、直列変圧器12の二次電流が電源出力端子11からの出力電流に応じて制御される。そのため、バイパススイッチ14を切り換えるときに、バイパススイッチ14を流れる電流が直列変圧器の一次側(一次コイル)に突入することによる電流変化が低減される。以上のS15の処理は、制御段階の一例である。
次に、モード管理部151は、調整装置1を電流引込制御モードに移行させる(S17)。例えば、モード管理部151は、バイパススイッチ制御部155により各バイパススイッチ14をオンからオフに切り換える。また、制御部15は、引き続き各直列変圧器12の二次電流を電源出力端子11からの出力電流に応じて制御する。
なお、バイパススイッチ14をオンからオフに切り換えるタイミングはS15の処理が行われてから100ms未満、好ましくは20ms(50Hzの場合の周期)未満であってよい。また、このタイミングは、交流電流である出力電流の大きさが基準値以下(例えば0A)となるタイミングであってよい。これにより、バイパススイッチ14を流れる電流が僅かに直列変圧器の一次側に突入する場合であっても、突入による電流変化を低減することができる。以上のS17の処理は、切換段階の一例である。
次に、モード管理部151は、調整装置1を電圧補償制御モードに移行させる(S19)。例えば、モード管理部151は、バイパススイッチ制御部155により引き続き各バイパススイッチ14をオフに維持する。また、制御部15は、電圧調整部13から各直列変圧器12へと出力する二次電流を出力電圧に応じて制御することで、直列変圧器12の一次側の電圧を調整する。以上のS19の処理は、電圧調整段階の一例である。
次に、モード管理部151は、電源出力端子11間の出力電圧が基準範囲内となったか否かを判定する(S21)。モード管理部151は、基準範囲内(一例として101±6V)よりも狭い第2の基準範囲内(一例として101±2V)に出力電圧が収まったかを判定してもよい。モード管理部151は、電源出力端子11間の出力電圧が目標電圧となったか否かを判定してもよい。
S21で出力電圧が基準範囲外であると判定された場合(S21;No)には、制御部15はS19に処理を進め、電圧補償制御モードを維持する。S21で出力電圧が基準範囲内となったと判定された場合(S21;Yes)には、制御部15は処理をS11に移行する。これにより、出力電圧が基準範囲内となったことに応じて調整装置1が停止モードに移行し、バイパススイッチ14がオンに切り換えられる。
なお、以上の動作において、調整装置1は、運転の終了指令を受けた場合に動作を終了してよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
1 調整装置、10 電源、11 電源出力端子、12 直列変圧器、13 電圧調整部、14 バイパススイッチ、15 制御部、16 電流測定部、17 電圧測定部、18 電力供給部、110 低圧電線路、130 インバータ、131 リアクトル、151 モード管理部、152 インバータ制御部、153 供給電力制御部、154 調整電圧演算部、155 バイパススイッチ制御部、160 電流センサ、181 コンバータ、182 平滑コンデンサ、183 リアクトル、1521 系統電圧補償制御部、1522 負荷電流引込制御部

Claims (10)

  1. 電源と電源出力端子の間に一次側が直列に接続された直列変圧器と、
    前記直列変圧器の二次側に接続され、前記直列変圧器を介して前記電源出力端子の出力電圧を調整する電圧調整部と、
    前記直列変圧器の一次側をバイパスするか否かを切り換え可能なバイパススイッチと、
    前記バイパススイッチをオンからオフに切り換える前に、前記直列変圧器の二次電流を、前記電源出力端子からの出力電流に応じて制御する制御部と、
    を備える調整装置。
  2. 前記出力電流を測定する電流測定部を更に備え、
    前記電圧調整部は、前記制御部による制御を受けて、前記バイパススイッチをオンからオフに切り換える前に、前記電流測定部の測定結果に応じた前記二次電流を前記直列変圧器へと出力する請求項1に記載の調整装置。
  3. 前記バイパススイッチがオンの状態において前記出力電圧が基準範囲外となったことに応じて、前記制御部は、前記二次電流を前記出力電流に応じて制御してから前記バイパススイッチをオフに切り換える請求項1または2に記載の調整装置。
  4. 前記電源からの電力を受けて前記電圧調整部へと電力を供給する電力供給部を更に備え、
    前記制御部は、前記バイパススイッチがオンの状態において前記出力電圧が基準範囲外となったことに応じて、前記電力供給部から前記電圧調整部への電力供給を開始させる
    請求項3に記載の調整装置。
  5. 前記制御部は、前記バイパススイッチをオフに切り換えた後に、前記電圧調整部から前記直列変圧器へと出力する前記二次電流を前記出力電圧に応じて制御する請求項1から4のいずれか一項に記載の調整装置。
  6. 前記制御部は、前記バイパススイッチがオフの状態において、前記出力電圧が基準範囲内となったことに応じて前記バイパススイッチをオンに切り換える請求項5に記載の調整装置。
  7. 前記電源は、交流電源であり、
    前記制御部は、前記出力電流の大きさが基準値以下となるタイミングで前記バイパススイッチをオンからオフに切り換える請求項1から6のいずれか一項に記載の調整装置。
  8. 前記電圧調整部は、
    前記直列変圧器の二次側に流す電流を出力するインバータと、
    前記インバータが出力する電流を平滑化するリアクトルと、
    を有する請求項1から7のいずれか一項に記載の調整装置。
  9. 前記電源は、高圧配電系統から低圧配電系統へと電圧を変換する変圧器である請求項1から8のいずれか一項に記載の調整装置。
  10. 電源と電源出力端子の間に一次側が直列に接続された直列変圧器の二次側に接続された電圧調整部により、前記直列変圧器を介して前記電源出力端子の出力電圧を調整する電圧調整段階と、
    前記直列変圧器の一次側をバイパスするか否かをバイパススイッチにより切り換える切換段階と、
    前記バイパススイッチをオンからオフに切り換える前に、前記直列変圧器の二次電流を、前記電源出力端子からの出力電流に応じて制御する制御段階と、
    を備える調整方法。
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