JP2018022406A - コントローラおよびデータ転送制御方法 - Google Patents

コントローラおよびデータ転送制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークの伝送容量やデータ転送を行うソフトウェア負荷と転送対象データの数とを考慮した、変化通知方式による最適なデータ転送を実現する。【解決手段】データ処理部16が、予め設定されている、通信ネットワークNWの最大転送速度Wmax、または/および、データの転送処理の上限転送速度Lmaxに基づいて、通信ネットワークNWを介して転送可能な単位時間あたりのデータ量を示す総通信量上限値Smaxを予め特定しておき、見直しタイミングの到来に応じて、上位システム30からのデータアクセス総数Xを総通信量上限値Smaxで除算し、得られた周期Tをキャッシュ更新周期として新たに設定する。【選択図】 図1

Description

本発明は、コントローラやフィールド機器で得られたデータを、その値の変化に応じて上位システムへ転送するためのデータ転送制御技術に関する。
多数のコントローラやフィールド機器で得られたデータを上位システムで監視・制御する場合、コントローラやフィールド機器と上位システムとを接続するネットワークの転送速度や、データ転送を行うソフトウェアの負荷に起因して、転送可能なデータ数が制限される。
従来、このようなシステム構成においてデータを効率よく転送するため、データの値が変化した場合にのみ、新たなデータを転送する変化通知方式が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
特開2010−218510号公報
しかしながら、このような従来技術では、値が頻繁に変化するデータについては、短い周期で転送されるため、このようなデータが増えるに従って、ネットワークの伝送容量を圧迫し、データ転送を行うソフトウェアの負荷も高くなる。このため、データの転送や処理に大幅な遅延や欠損が発生し、結果としてシステムの監視・制御を正常に行うことができなくなる可能性がある。
また、値の変化を監視・通知する周期を一律に遅くすると、ネットワークやシステムの性能を十分に活かすことができず、システムの異常検出が遅れたり、データの蓄積や制御の精度が悪くなる原因となる。
このため、ネットワークの伝送容量やデータ転送を行うソフトウェアの負荷(仕様)を考慮して、データ転送周期を適切に設定する必要があるが、上位システムからのデータアクセスに応じて転送対象となるデータの数は運用中に逐次増減することが多く、データ転送周期を適切な値に設定することは難しい。
また、上位システムがデータ転送周期を自動的に決定・設定するには、コントローラやフィールド機器へアクセスするすべてのソフトウェアを把握する必要があるが、度々追加/改造されるソフトウェアや機能のすべてを把握することは困難である。
また、仮に把握できたとしても、データ転送周期を決定し、変化通知を行うソフトウェアに新たなデータ転送周期を設定するためのソフトウェアを開発する必要があるため、容易に対応できないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、ネットワークの伝送容量やデータ転送を行うソフトウェア負荷と転送対象データの数とを考慮した、変化通知方式による最適なデータ転送を実現できるデータ転送制御技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるコントローラは、取得対象となるデータを指定した上位システムからのデータアクセスに基づいて、配下に位置する複数のフィールド機器から取得した前記データを、変化通知方式により通信ネットワークを介して前記上位システムへ転送するコントローラであって、フィールド機器から順次取得したデータを一時的に記憶する一次キャッシュと、前記一次キャッシュから読み出されたデータを一時的に記憶する二次キャッシュと、前記二次キャッシュで記憶されているデータの値変化に応じて、前記二次キャッシュから前記データを読み出して前記通信ネットワークを介して前記上位システムへ転送する変化通知部と、前記一次キャッシュで記憶されている前記データを、設定されているキャッシュ更新周期で読み出して前記二次キャッシュに書き込むデータ処理部とを備え、前記データ処理部は、予め設定されている、前記通信ネットワークの最大転送速度、または/および、前記データの転送処理の上限転送速度に基づいて、前記通信ネットワークを介して転送可能な単位時間あたりのデータ量を示す総通信量上限値を予め特定しておき、見直しタイミングの到来に応じて、前記上位システムからのデータアクセス総数を前記総通信量上限値で除算し、得られた周期を前記キャッシュ更新周期として新たに設定するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記コントローラの一構成例は、前記データ処理部が、前記キャッシュ更新周期を設定する際、前記データアクセス総数に代えて、前記データアクセスの優先度を示す優先度係数を、前記優先度が割り当てられている前記データアクセスのデータアクセス総数と積和演算し、得られた演算結果を前記総通信量上限値で除算し、得られた基準キャッシュ更新周期を優先度係数で除算することにより、それぞれの優先度の個別キャッシュ更新周期を算出して、新たに設定するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記コントローラの一構成例は、前記データ処理部が、前記データアクセスごとに、前記データアクセスと対応するデータが前記上位システムへ転送された転送回数を計数し、これら転送回数に基づいて、前記優先度を示す前記優先度係数を調整するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記コントローラの一構成例は、前記データ処理部が、前記データアクセスのうち特定データアクセスに対して、予め設定されているイベントが発生した場合、一定時間だけ、前記特定データアクセスに関するキャッシュ更新周期を短縮するとともに、前記特定データアクセス以外の他データアクセスに関するキャッシュ更新周期を延長するようにしたものである。
また、本発明にかかるデータ転送制御方法は、取得対象となるデータを指定した上位システムからのデータアクセスに基づいて、配下に位置する複数のフィールド機器から取得した前記データを、通信ネットワークを介して前記上位システムへ転送するコントローラで用いられるデータ転送制御方法であって、一次キャッシュが、前記フィールド機器から順次取得したデータを一時的に記憶する一次キャッシュ記憶ステップと、二次キャッシュが、前記一次キャッシュから読み出されたデータを一時的に記憶する二次キャッシュ記憶ステップと、変化通知部が、前記二次キャッシュで記憶されているデータの値変化に応じて、前記二次キャッシュから前記データを読み出して前記通信ネットワークを介して前記上位システムへ転送する変化通知ステップと、データ処理部が、前記一次キャッシュで記憶されている前記データを、設定されているキャッシュ更新周期で読み出して前記二次キャッシュに書き込むデータ処理ステップとを備え、前記データ処理ステップは、予め設定されている、前記通信ネットワークの最大転送速度、または/および、前記データの転送処理の上限転送速度に基づいて、前記通信ネットワークを介して転送可能な単位時間あたりのデータ量を示す総通信量上限値を予め特定しておき、見直しタイミングの到来に応じて、前記上位システムからのデータアクセス総数を前記総通信量上限値で除算し、得られた周期を前記キャッシュ更新周期として新たに設定するようにしたものである。
本発明によれば、一次キャッシュのデータを二次キャッシュに転送するキャッシュ更新周期が、最大転送速度または/および上限転送速度を考慮した総通信量上限値と、実際のデータアクセス総数とから決定されることになる。このため、ネットワークの伝送容量やデータ転送を行うソフトウェア負荷と、上位システムからのデータアクセスに応じて変化する転送対象データの数とを考慮した、変化通知方式による最適なデータ転送を実現することが可能となる。
コントローラの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかるキャッシュ更新周期設定処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかるキャッシュ更新周期設定処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかるキャッシュ更新周期変更処理を示すフローチャートである。 キャッシュ更新周期変更の動作例である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるコントローラ10について説明する。図1は、コントローラの構成を示すブロック図である。
このコントローラ10は、工場、プラント、ビルなどの遠隔制御システムで広く用いられる産業用コントローラからなり、取得対象となるデータを指定した上位システム30からのデータアクセスに基づいて、伝送回線Lを介して接続された複数のフィールド機器20から取得対象となるデータを取得し、変化通知方式により通信ネットワークNWを介して上位システム30の上位処理部31へ転送する機能を有している。
図1に示すように、コントローラ10には、主な機能部として、機器I/F部11、一次キャッシュ12、二次キャッシュ13、変化通知部14、通信I/F部15、およびデータ処理部16が設けられている。
機器I/F部11は、伝送回線Lを介して配下に設置されている複数のフィールド機器20から、予め設定されている取得間隔で取得対象となるデータをそれぞれ取得し、一次キャッシュ12へ書き込む機能を有している。例えば、フィールド機器20が、温度計、圧力計、電磁流量計の場合には、それぞれ計測温度、計測圧力、計測流量がデータとして、それぞれの取得周期で取得される。
一次キャッシュ12は、半導体メモリからなり、機器I/F部11により書き込まれたデータ、またはデータ処理部16により一旦読み出されて加工された後に再び書き込まれたデータを一時的に記憶する機能を有している。
二次キャッシュ13は、半導体メモリからなり、一次キャッシュ12からデータ処理部16によりキャッシュ更新周期Tで読み出されたデータを一時的に記憶する機能を有している。
変化通知部14は、各データアクセスのうち、二次キャッシュ13に書き込まれたデータの値が変化したデータを読み出し、通信I/F部15から通信ネットワークNWを介して上位システム30の上位処理部31へ転送する機能を有している。
通信I/F部15は、通信ネットワークNWを介して上位システム30や他のコントローラ10との間でデータ通信を行う機能を有している。
データ処理部16は、一次キャッシュ12で記憶されているデータを、設定されているキャッシュ更新周期で読み出して二次キャッシュ13に書き込む機能と、予め設定されている、通信ネットワークNWの最大転送速度、または/および、データの転送処理の上限転送速度に基づいて、通信ネットワークNWを介して転送可能な単位時間あたりのデータ量を示す総通信量上限値を予め特定する機能と、見直しタイミングの到来に応じて、上位システム30からのデータアクセス総数を総通信量上限値で除算し、得られた周期をキャッシュ更新周期として新たに設定する機能とを有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図2を参照して、本実施の形態にかかるコントローラ10の動作について説明する。図2は、第1の実施の形態にかかるキャッシュ更新周期設定処理を示すフローチャートである。
コントローラ10のデータ処理部16は、取得対象となるフィールド機器20のデータを指定した上位システム30からのデータアクセスに応じて、図2のキャッシュ更新周期設定処理を開始する。
まず、データ処理部16は、キャッシュ更新周期の見直しタイミングが到来するまで待機する(ステップ100:NO)。見直しタイミングについては、一定周期でタイムアップするタイマで規定してもよく、上位システム30へ転送したデータ量が一定量に達したタイミングや、外部からの操作タイミングであってもよい。
見直しタイミングが到来した場合(ステップ100:YES)、データ処理部16は、内部メモリ(図示せず)から通信ネットワークNWの最大転送速度Wmaxを取得するとともに(ステップ101)、同じく内部メモリからデータ転送処理の上限転送速度Lmaxを取得する(ステップ102)。
最大転送速度Wmaxは、通信ネットワークNWの伝送容量、すなわち単位時間あたりに転送可能なデータ量を示すパラメータであり、通信ネットワークNWの性能特性に基づいて予め設定しておけばよい。上限転送速度Lmaxは、コントローラ10の変化通知部14や上位システム30の上位処理部31で実行するデータ転送処理において、単位時間あたりに転送処理可能なデータ量を示すパラメータであり、データ転送処理を実現するソフトウェアの負荷(仕様)に関する動作特性に基づいて予め設定しておけばよい。
続いて、データ処理部16は、最大転送速度Wmaxおよび/または上限転送速度Lmaxに基づいて、総通信量上限値Smaxを特定する(ステップ103)。総通信量上限値Smaxは、上位システム30の配下に位置するすべてのコントローラ10から通信ネットワークNWを介して上位システム30へ、単位時間あたりに転送可能なデータ量を示すパラメータである。WmaxとLmaxの両方を用いる場合、いずれか転送速度の低い方をSmaxとして特定する。なお、Smaxについては、見直しタイミングの到来に応じて毎回特定する必要はなく、初期設定時やWmaxやLmaxが変化した時点で計算したものを内部メモリに設定しておけばよい。
次に、データ処理部16は、上位システム30から各コントローラ10に対して指示されたデータアクセス数を、それぞれのコントローラ10から取得して集計することにより、データアクセス総数Xを計算する(ステップ104)。
データアクセスとは、上位システム30からコントローラ10に対して、取得対象となるフィールド機器20およびデータを指定したデータ取得要求であり、データアクセス総数Xは、データ取得要求の総数に相当する。
この後、データ処理部16は、データアクセス総数Xを総通信量上限値Smaxで除算することにより、二次キャッシュ13内のデータを更新するキャッシュ更新周期Tを算出し(ステップ105)、内部メモリに設定する(ステップ106)。
これにより、例えば、SmaxがWmaxにより特定されるものとして、通信ネットワークNWが100BASE−TXに準拠している場合、Smax(Wmax)は100Mbpsとなり、データアクセス総数Xが100個の場合、キャッシュ更新周期T=100/(100×106/sec)=1×10-6sec=1μsecとなる。
したがって、これ以降については、データアクセスで指定されたデータのそれぞれが、新たに設定されたキャッシュ更新周期Tの間隔で、一次キャッシュ12から読み出されて、二次キャッシュ13へ書き込まれることになる。また、二次キャッシュ13に書き込まれたデータは、直前値と比較して変化があった時点で、変化通知部14により二次キャッシュ13から読み出されて上位システム30へ転送されることになる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、フィールド機器20から順次取得したデータを一時的に記憶する一次キャッシュ12と、一次キャッシュ12から読み出されたデータを一時的に記憶する二次キャッシュ13と、二次キャッシュ13で記憶されているデータの値変化に応じて、二次キャッシュ13からデータを読み出して通信ネットワークNWを介して上位システム30へ転送する変化通知部14と、一次キャッシュ12で記憶されているデータを、設定されているキャッシュ更新周期で読み出して二次キャッシュ13に書き込むデータ処理部16とを備えたものである。
そして、データ処理部16が、予め設定されている、通信ネットワークNWの最大転送速度Wmax、または/および、データの転送処理の上限転送速度Lmaxに基づいて、通信ネットワークNWを介して転送可能な単位時間あたりのデータ量を示す総通信量上限値Smaxを予め特定しておき、見直しタイミングの到来に応じて、上位システム30からのデータアクセス総数Xを総通信量上限値Smaxで除算し、得られた周期Tをキャッシュ更新周期として新たに設定するようにしたものである。
これにより、一次キャッシュ12のデータを二次キャッシュ13に転送するキャッシュ更新周期Tが、最大転送速度Wmaxまたは/および上限転送速度Lmaxを考慮した総通信量上限値Smaxと、実際のデータアクセス総数Xとから決定されることになる。このため、ネットワークの伝送容量やデータ転送を行うソフトウェア負荷と、上位システム30からのデータアクセスに応じて変化する転送対象データの数とを考慮した、変化通知方式による最適なデータ転送を実現することが可能となる。
なお、本実施の形態において、総通信量上限値Smaxを計算する際、通信ネットワークNWの最大転送速度Wmaxやデータの転送処理の上限転送速度Lmaxを、通信ネットワークNWを介して接続された外部装置(図示せず)から取得するようにしてもよい。
また、本実施の形態において、キャッシュ更新周期を各コントローラ10で計算する場合を例として説明したが、他のコントローラ10や、通信ネットワークNWを介して接続された外部装置(図示せず)で、前述のようにして計算したキャッシュ更新周期を、データ処理部16で用いるようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態にかかるコントローラ10について説明する。
データアクセスのそれぞれに優先度iが設定されている場合、優先度iが高いほど短い周期で上位システム30へ転送する必要がある。このため、優先度iごとに異なるキャッシュ更新周期Tiを求める必要がある。
本実施の形態では、このような優先度iに対応するため、データ処理部16が、キャッシュ更新周期を設定する際、第1の実施の形態にかかるデータアクセス総数Xに代えて、データアクセスの優先度iを示す優先度係数Aiを、優先度iが割り当てられているデータアクセスのデータアクセス総数Xiと積和演算し、得られた演算結果Σ(Ai×Xi)を総通信量上限値Smaxで除算し、得られた基準キャッシュ更新周期Tsに優先度係数Aiで除算することにより、それぞれの優先度iの個別キャッシュ更新周期Tiを算出して、新たに設定する機能を有している。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかるコントローラ10の動作について説明する。図3は、第2の実施の形態にかかるキャッシュ更新周期設定処理を示すフローチャートである。
コントローラ10のデータ処理部16は、取得対象となるフィールド機器20のデータを指定した上位システム30からのデータアクセスに応じて、図3のキャッシュ更新周期設定処理を開始する。
まず、データ処理部16は、キャッシュ更新周期の見直しタイミングが到来するまで待機する(ステップ200:NO)。見直しタイミングについては、一定周期でタイムアップするタイマで規定してもよく、上位システム30へ転送したデータ量が一定量に達したタイミングや、外部からの操作タイミングであってもよい。
見直しタイミングが到来した場合(ステップ200:YES)、データ処理部16は、内部メモリ(図示せず)から通信ネットワークNWの最大転送速度Wmaxを取得するとともに(ステップ201)、同じく内部メモリからデータ転送処理の上限転送速度Lmaxを取得する(ステップ202)。
続いて、データ処理部16は、最大転送速度Wmaxおよび/または上限転送速度Lmaxに基づいて、総通信量上限値Smaxを特定する(ステップ203)。総通信量上限値Smaxは、上位システム30の配下に位置するすべてのコントローラ10から通信ネットワークNWを介して上位システム30へ、単位時間あたりに転送可能なデータ量を示すパラメータである。WmaxとLmaxの両方を用いる場合、いずれか転送速度の低い方をSmaxとして特定する。なお、Smaxについては、見直しタイミングの到来に応じて毎回特定する必要はなく、初期設定時やWmaxやLmaxが変化した時点で計算したものを内部メモリに設定しておけばよい。
次に、データ処理部16は、上位システム30から各コントローラ10に対して指示されたデータアクセス数を、それぞれのコントローラ10から取得して集計することにより、優先度iごとにデータアクセス総数Xiを計算するとともに(ステップ204)、予め設定されているそれぞれの優先度iの度合を示す優先度係数Aiを、内部メモリから取得する(ステップ205)。
データアクセスとは、上位システム30からコントローラ10に対して、取得対象となるフィールド機器20およびデータと優先度iとを指定したデータ取得要求であり、データアクセス総数Xiは、優先度iが指定されたデータ取得要求の総数に相当する。
優先度係数Aiは、それぞれの優先度iの度合を示す係数であり、以下に優先度の設定例を示す。
「標準」:Ai=1(基準キャッシュ更新周期で転送)
「常時高」:Ai=1.5(基準キャッシュ更新周期より常に高速転送)
「常時低」:Ai=0.7(基準キャッシュ更新周期より常に低速転送)
このほか、「アラーム」という優先度を設け、上位システム30やコントローラ10で優先度係数を定義可能としてもよく、例えば一次キャッシュ12の更新周期と同じとしてもよい。また、「即応性」という優先度を設け、一次キャッシュ12の値の変化率が高い場合に高速転送するようにし、それ以外は基準キャッシュ更新周期で転送するようにしてもよい。また、「微小検知」という優先度を設け、一次キャッシュ12の値の変化率が小さい場合に高速転送するようにし、それ以外は基準キャッシュ更新周期で転送するようにしてもよい。
続いて、データ処理部16は、各データアクセスの優先度iを示す優先度係数Aiを、優先度iが割り当てられているデータアクセスのデータアクセス総数Xiと積和演算し、得られた演算結果Σ(Ai×Xi)を総通信量上限値Smaxで除算することにより、二次キャッシュ13内のデータを更新する基準キャッシュ更新周期Tsを算出する(ステップ206)。
この後、データ処理部16は、基準キャッシュ更新周期Tsを優先度係数Aiで除算することにより、各優先度iに関する個別キャッシュ更新周期Tiを算出し(ステップ207)、内部メモリに新たに設定する(ステップ208)。
したがって、これ以降については、データアクセスで指定されたデータのそれぞれが、それぞれの優先度iに応じて新たに設定された個別キャッシュ更新周期Tiの間隔で、一次キャッシュ12から読み出されて、二次キャッシュ13へ書き込まれることになる。また、二次キャッシュ13に書き込まれたデータは、直前値と比較して変化があった時点で、変化通知部14により二次キャッシュ13から読み出されて上位システム30へ転送されることになる。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、キャッシュ更新周期を設定する際、データアクセス総数Xに代えて、データアクセスの優先度iを示す優先度係数Aiを、優先度iが割り当てられているデータアクセスのデータアクセス総数Xiと積和演算し、得られた演算結果Σ(Ai×Xi)を総通信量上限値Smaxで除算し、得られた基準キャッシュ更新周期Tsに優先度係数Aiで除算することにより、それぞれの優先度iの個別キャッシュ更新周期Tiを算出して、新たに設定するようにしたものである。
これにより、データアクセスのそれぞれに優先度iが設定されている場合でも、ネットワークの伝送容量やデータ転送を行うソフトウェア負荷と、上位システム30からのデータアクセスに応じて変化する転送対象データの数とを考慮した、優先度iごとに異なるキャッシュ更新周期Tiを求めることができる。
また、本実施の形態において、優先度係数については、データ処理部16が、データアクセスごとに、データアクセスと対応するデータが、上位システム30へ転送された転送回数を計数し、これら転送回数に基づいて、優先度iを示す優先度係数Aiを調整するようにしてもよい。この場合も、前述と同様に、全体としてSmaxを超えないように、優先度係数Aiを調整する。
これにより、転送回数が多いほど優先度係数Aiを高くすることができ、頻繁に更新されるデータのキャッシュ更新周期Tiが短くなり、効率よくスムーズにデータを転送することができる。なお、優先度係数Aiを適用するデータは、グループ化されたデータであってもよい。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態にかかるコントローラ10について説明する。
各データアクセスについては、各種のイベントが発生して、上位システム30へ転送すべきデータが一時的に増大する場合がある。このイベントの例としては、上位システム30からデータ取得のサブスクリプションが設定された場合や、特定のデータあるいはデータグループ(同時にサブスクリプションが設定されたデータ群や、事前に定義されたデータ群など)について、いずれかのデータの値が上位システム30から変更された場合がある。このほか、上位システム30やフィールド機器20がタブレットやスマートフォン、ウェアラブル端末が備えている各種センサ(音声、GPS、ジャイロ、加速度、照度、近接などのセンサ)から取得したイベントでもよい。
本実施の形態では、このようなイベントに対応するため、データ処理部16が、データアクセスのうち特定データアクセスに対して、予め設定されているイベントが発生した場合、一定時間だけ、特定データアクセスに関するキャッシュ更新周期を短縮するとともに、特定データアクセス以外の他データアクセスに関するキャッシュ更新周期を延長する機能を有している。
[第3の実施の形態の動作]
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかるコントローラ10の動作について説明する。図4は、第3の実施の形態にかかるキャッシュ更新周期変更処理を示すフローチャートである。
コントローラ10のデータ処理部16は、取得対象となるフィールド機器20のデータを指定した上位システム30からのデータアクセスに応じて、図4のキャッシュ更新周期変更処理を開始する。
まず、データ処理部16は、任意のデータアクセスjに関するイベント発生が発生するまで待機し(ステップ300:NO)、イベントが検出された場合(ステップ300:YES)、データアクセスjのキャッシュ更新周期Tjを短縮するとともに(ステップ301)、他のデータアクセスkのキャッシュ更新周期Tkをそれぞれ延長する(ステップ302)。
これにより、イベントが発生したデータアクセスjのデータが他のデータアクセスkに優先して、上位システム30に転送されることになる。これら短縮・延長の幅については、予め内部メモリに設定されている値に基づき短縮・延長してもよく、発生イベントの内容に基づき短縮・延長幅を計算してもよい。
続いて、データ処理部16は、イベント発生の検出から予め内部メモリに設定されている一定時間Teだけ待機した後(ステップ303)、各データアクセスのキャッシュ更新周期Tiを基準キャッシュ更新周期Tsに初期化し(ステップ304)、ステップ300へ戻る。
図5は、キャッシュ更新周期変更の動作例である。ここでは、横軸が時間を示し、縦軸がキャッシュ更新周期を示している。
時刻t1にデータアクセスjに関するイベントが発生した場合、キャッシュ更新周期Tjが短縮されるとともに、他のデータアクセスkのキャッシュ更新周期Tkが延長されており、時刻t1から一定時間Te経過後の時刻t2に、キャッシュ更新周期Tj,Tkが基準キャッシュ更新周期Tsに初期化されている。
この例では、イベント発生からの経過時間ごとに、キャッシュ更新周期Tjの短縮度合が個別に設定されており、このように設定することにより、発生するイベントに応じたデータ転送を実現することができる。
[第3の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、データ処理部16が、データアクセスのうち特定データアクセスに対して、予め設定されているイベントが発生した場合、一定時間Teだけ、特定データアクセスjに関するキャッシュ更新周期Tjを短縮するとともに、特定データアクセス以外の他データアクセスkに関するキャッシュ更新周期Tkを延長するようにしたものである。
これにより、イベントの発生に応じて、上位システム30へ転送すべきデータが一時的に増大する場合でも、柔軟に対応することができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
10…コントローラ、11…機器I/F部、12…一次キャッシュ、13…二次キャッシュ、14…変化通知部、15…通信I/F部、16…データ処理部、20…フィールド機器、30…上位システム、31…上位処理部、L…伝送回線、NW…通信ネットワーク。

Claims (5)

  1. 取得対象となるデータを指定した上位システムからのデータアクセスに基づいて、配下に位置する複数のフィールド機器から取得した前記データを、変化通知方式により通信ネットワークを介して前記上位システムへ転送するコントローラであって、
    フィールド機器から順次取得したデータを一時的に記憶する一次キャッシュと、
    前記一次キャッシュから読み出されたデータを一時的に記憶する二次キャッシュと、
    前記二次キャッシュで記憶されているデータの値変化に応じて、前記二次キャッシュから前記データを読み出して前記通信ネットワークを介して前記上位システムへ転送する変化通知部と、
    前記一次キャッシュで記憶されている前記データを、設定されているキャッシュ更新周期で読み出して前記二次キャッシュに書き込むデータ処理部とを備え、
    前記データ処理部は、予め設定されている、前記通信ネットワークの最大転送速度、または/および、前記データの転送処理の上限転送速度に基づいて、前記通信ネットワークを介して転送可能な単位時間あたりのデータ量を示す総通信量上限値を予め特定しておき、見直しタイミングの到来に応じて、前記上位システムからのデータアクセス総数を前記総通信量上限値で除算し、得られた周期を前記キャッシュ更新周期として新たに設定する
    ことを特徴とするコントローラ。
  2. 請求項1に記載のコントローラにおいて、
    前記データ処理部は、前記キャッシュ更新周期を設定する際、前記データアクセス総数に代えて、前記データアクセスの優先度を示す優先度係数を、前記優先度が割り当てられている前記データアクセスのデータアクセス総数と積和演算し、得られた演算結果を前記総通信量上限値で除算し、得られた基準キャッシュ更新周期を優先度係数で除算することにより、それぞれの優先度の個別キャッシュ更新周期を算出して、新たに設定することを特徴とするコントローラ。
  3. 請求項2に記載のコントローラにおいて、
    前記データ処理部は、前記データアクセスごとに、前記データアクセスと対応するデータが前記上位システムへ転送された転送回数を計数し、これら転送回数に基づいて、前記優先度を示す前記優先度係数を調整することを特徴とするコントローラ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のコントローラにおいて、
    前記データ処理部は、前記データアクセスのうち特定データアクセスに対して、予め設定されているイベントが発生した場合、一定時間だけ、前記特定データアクセスに関するキャッシュ更新周期を短縮するとともに、前記特定データアクセス以外の他データアクセスに関するキャッシュ更新周期を延長することを特徴とするコントローラ。
  5. 取得対象となるデータを指定した上位システムからのデータアクセスに基づいて、配下に位置する複数のフィールド機器から取得した前記データを、通信ネットワークを介して前記上位システムへ転送するコントローラで用いられるデータ転送制御方法であって、
    一次キャッシュが、前記フィールド機器から順次取得したデータを一時的に記憶する一次キャッシュ記憶ステップと、
    二次キャッシュが、前記一次キャッシュから読み出されたデータを一時的に記憶する二次キャッシュ記憶ステップと、
    変化通知部が、前記二次キャッシュで記憶されているデータの値変化に応じて、前記二次キャッシュから前記データを読み出して前記通信ネットワークを介して前記上位システムへ転送する変化通知ステップと、
    データ処理部が、前記一次キャッシュで記憶されている前記データを、設定されているキャッシュ更新周期で読み出して前記二次キャッシュに書き込むデータ処理ステップとを備え、
    前記データ処理ステップは、予め設定されている、前記通信ネットワークの最大転送速度、または/および、前記データの転送処理の上限転送速度に基づいて、前記通信ネットワークを介して転送可能な単位時間あたりのデータ量を示す総通信量上限値を予め特定しておき、見直しタイミングの到来に応じて、前記上位システムからのデータアクセス総数を前記総通信量上限値で除算し、得られた周期を前記キャッシュ更新周期として新たに設定する
    ことを特徴とするデータ転送制御方法。
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