JP2018022228A - 電子情報記憶媒体、判定方法、及び判定プログラム - Google Patents

電子情報記憶媒体、判定方法、及び判定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】現在の動作環境が、インストールされているアプリケーションの動作条件を満たしているか否かを出力することができる電子情報記憶媒体等を提供することを目的とする。【解決手段】アプリケーション毎に設定された動作条件を示すデータ、及び、現在の動作環境を示すデータを記憶し、所定のコマンドを受信した際に、所定のアプリケーションについて設定された動作条件を動作環境が満たしているか否かの判定を行い、判定の結果を出力する。【選択図】図4

Description

ICチップ等の電子情報記憶媒体の技術分野に関する。
従来、UIM(User Identity Module)カード(「UIM」という場合がある)はUIMに記憶された契約者情報を基に、UIMを搭載する携帯端末が通信回線を利用可能か認証するために用いられてきた。
特許文献1に示すように、昨今はこうした通信事業者が提供する通信サービス以外のサービスを提供するアプリケーション(「サービスアプリ」という。また、アプリケーションを「アプリ」という場合がある)が複数、UIMへ搭載されるようになってきている。そして、非接触IC(Integrated Circuit)カードのように、UIMを備えた携帯端末をリーダ・ライタへ翳すことでUIM上のサービスアプリによるサービスを利用することができる。こうしたサービスとして、ポイントカード、交通系カード(例えば、Suica(登録商標)等)、社員証などの各種ID(identification)カード等に対応したサービスを提供するサービスアプリをUIMへ搭載することが提案、検討されている。このようなサービスに対応したUIMを総称してNFC(Near field radio communication)対応UIMという。また、こうしたサービスアプリに先駆けて、クレジット決済アプリを利用するクレジット決済サービスは既にサービスが開始されている。
特許4184751号公報
クレジット決済アプリは、携帯端末のディスプレイにサービスアプリ選択画面やPIN(Personal Identification Number)入力画面、又は、決済完了画面を表示するなど、携帯端末の電源がONになっていることを前提とした機能を利用することが多い。そのため、携帯端末の電源がOFFの場合、クレジット決済アプリケーションが意図しない状況下で使用されることになり、不測の事態を生ずる可能性やそもそもクレジット決済サービスを利用することができないという可能性がある。
一方、交通系カードやIDカードなどに対応するサービスアプリでは、改札口や入場ゲートでUIMをリーダ・ライタに翳すだけで処理が完了することが想定されるため(画面上で情報を入力することがないため)、携帯端末の電源がOFFであっても動作することが望ましい。なお、携帯端末の電源がOFFであってもUIM上のアプリを動作させることは可能であり、携帯端末の電源OFF時におけるUIMへの電力供給方法としては、例えば、次の2つの方法がある。一つ目は、携帯端末のバッテリーから供給する方法であり、二つ目はリーダ・ライタが出力する搬送波により供給する方法である。しかしながら、携帯端末の電源がOFFであっても動作することが望ましいサービスにおいて、電力供給が搬送波からの場合には、ポイントや金額等の書き換えにおいて充分な電力を確保できずサービスを正常に動作させられない可能性があるという問題がある。
このように、サービスアプリに対応するサービスの内容や提供方法によって、サービス利用時における携帯端末の電源のON/OFFや、電力の供給方法が何れであることが必要であるかといったサービスアプリの動作条件は異なる。
そこで、本発明は、UIM等の電子情報記憶媒体の現在の動作環境が、電子情報記憶媒体にインストールされているアプリケーションの動作条件を満たしているか否かを出力することができる電子情報記憶媒体等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、インストールされているアプリケーションに関するデータを記憶する記憶部と、外部装置から受信したコマンドに応じた処理を実行する実行部とを備える電子情報記憶媒体であって、前記記憶部は、前記アプリケーション毎に設定された動作条件を示すデータと、現在の前記電子情報記憶媒体の動作環境を示すデータを更に記憶し、前記実行部は、所定のコマンドを受信した際に前記記憶部を参照して、所定のアプリケーションについて設定された前記動作条件を前記動作環境が満たしているか否かの判定を行い、当該判定の結果を前記外部装置に出力することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子情報記憶媒体であって、前記所定のコマンドは前記インストールされているアプリケーションの何れかを指定するコマンドであり、前記インストールされているアプリケーションの一つである判定アプリケーションは、前記実行部に、当該判定アプリケーションを指定する前記所定のコマンドのレスポンスとして、前記インストールされているアプリケーションのうち、前記動作環境が前記動作条件を満たしているアプリケーションを識別する識別情報を前記外部装置に出力させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電子情報記憶媒体であって、前記所定のコマンドは前記インストールされているアプリケーションの何れかを指定するコマンドであり、前記実行部は、前記所定のコマンドにより指定されたアプリケーションについて設定された前記動作条件を前記動作環境が満たしているか否かの判定を行い、当該判定の結果を前記外部装置に出力することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子情報記憶媒体であって、前記動作条件は、前記電子情報記憶媒体に接続された端末装置の電源スイッチがオンか否かという第1条件と、前記電子情報記憶媒体への電力が前記端末装置のバッテリーから供給されているか、又は、前記外部装置から搬送波によって供給されているかという第2条件を含み、前記記憶部は、前記動作環境を示すデータとして、前記端末装置の電源スイッチがオンか否かを示す第1データと、前記電力が前記バッテリーから供給されているか、又は、前記外部装置から搬送波によって供給されているかを示す第2データを記憶し、前記実行部は、前記第1データ及び前記第2データと、前記所定のアプリケーションについて設定された前記第1条件及び前記第2条件とに基づいて前記判定を行うことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、インストールされているアプリケーションに関するデータ、前記アプリケーション毎に設定された動作条件を示すデータ、及び、現在の電子情報記憶媒体の動作環境を示すデータを記憶する記憶部と、外部装置から受信したコマンドに応じた処理を実行する実行部とを備える電子情報記憶媒体における判定方法であって、前記実行部が、所定のコマンドを受信した際に前記記憶部を参照して、所定のアプリケーションについて設定された前記動作条件を前記動作環境が満たしているか否かの判定を行う判定工程と、前記判定の結果を前記外部装置に出力する送信工程と、含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、インストールされているアプリケーションに関するデータ、前記アプリケーション毎に設定された動作条件を示すデータ、及び、現在の電子情報記憶媒体の動作環境を示すデータを記憶する記憶部と、外部装置から受信したコマンドに応じた処理を実行するコンピュータとを備える電子情報記憶媒体における前記コンピュータを、所定のコマンドを受信した際に前記記憶部を参照して、所定のアプリケーションについて設定された前記動作条件を前記動作環境が満たしているか否かの判定を行う判定手段、前記判定の結果を前記外部装置に出力する送信手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、アプリケーション毎に設定された動作条件を示すデータと、現在の電子情報記憶媒体の動作環境を示すデータを参照して、所定のアプリケーションについて設定された動作条件を動作環境が満たしているか否かを出力することができる。
本実施形態に係る携帯端末1の概要構成例を示すブロック図である。 (A)は本実施形態に係るUIMカード18の概要構成例を示すブロック図であり、(B)はOS(Operating System)とアプリの関係を説明するための概念図である。 (A)はケース1−1におけるアプリ動作条件を示す図であり、(B)はケース1−1における動作環境を示す図である。 (A)はケース1−2におけるアプリ動作条件を示す図であり、(B)はケース1−2における動作環境を示す図である。 (A)はケース1−3におけるアプリ動作条件を示す図であり、(B)はケース1−3における動作環境を示す図である。 第1実施例におけるコマンド受信時処理の一例を示すフローチャートである。 (A)はケース2−1におけるアプリ動作条件を示す図であり、(B)はケース2−1における動作環境を示す図である。 (A)はケース2−2におけるアプリ動作条件を示す図であり、(B)はケース2−2における動作環境を示す図である。 (A)はケース2−3におけるアプリ動作条件を示す図であり、(B)はケース2−3における動作環境を示す図である。 第2実施例におけるコマンド受信時処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。以下に説明する実施形態は、携帯端末に備えられたUIMカードに搭載されるICチップに対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
まず、図1等を参照して、本実施形態に係る携帯端末1の構成及び機能概要を説明する。
[1.携帯端末1の構成]
図1は、本実施形態に係る携帯端末1の概要構成例を示すブロック図である。図1に示すように、携帯端末1は、制御部11、記憶部12、無線通信部13、表示部14、入力部15、CLFインターフェース16a、ICカードインターフェース16b、及びCLF(Contactless frontend)19等を備えて構成され、これらの構成要素はバス17を介して相互に接続される。また、携帯端末1はバッテリーBやUIMカード18を備えている。なお、携帯端末1は、例えば携帯電話機やスマートフォン、タブレット端末等である。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等により構成される。記憶部12は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。上記ROM又は記憶部12には、携帯端末1のOS(Operating System)及びミドルウェアが記憶される。また、記憶部12には、携帯端末1にインストールされたAPI(Application Program Interface)及びアプリ等が記憶される。APIは、アプリからオペレーティングシステムの機能を利用するためのインターフェースである。アプリは、例えば所定のサーバからダウンロード可能なプログラムである。
無線通信部13は、アンテナを有し、移動体通信網における基地局との間で行われる無線通信を制御する。表示部14は、例えばタッチパネル方式の表示パネルを有し、表示パネルへの表示制御、及びユーザからの操作指示の受け付けを行う。入力部15は、ユーザからの操作指示を入力するための操作ボタンを有し、操作ボタンに応じた信号を制御部11に出力する。CLFインターフェース16aは、制御部11とCLF19との間のインターフェースを担い、ICカードインターフェース16bは、制御部11とUIMカード18との間のインターフェースを担う。
UIMカード18は、UICC(Universal Integrated Circuit Card)の一つであり、例えば、従来のSIM(Subscriber Identity Module)をベースに機能を拡張された接触型ICチップを搭載する。
CLF19は、NFCの規格で規定される非接触通信を行う非接触型ICチップであり、非接触通信のフィールド内でリーダ・ライタ(図示せず)との間で各種信号の送受信を行うためのアンテナに接続されている。そして、ユーザが携帯端末1をリーダ・ライタに翳すと、リーダ・ライタから送信されたコマンドを、インターフェイス(図示せず)を介してUIMカード18へ送信し、UIMカード18から送信された、コマンドに対する応答をリーダ・ライタに返すようになっている。なお、CLF19は、携帯端末1のOSにより操作可能になっている。
バッテリーBは、例えば、リチウムイオン電池で構成される。バッテリーBから供給される電力により、携帯端末1の制御部11、記憶部12、無線通信部13、表示部14、入力部15、CLFインターフェース16a、ICカードインターフェース16b、CLF19等は動作する。なお、バッテリーBは、携帯端末1の電源がOFFである場合にもUIMカード18に電力を供給する(但し、バッテリーBの電圧が規定電圧以下になると安全保護回路の機能により供給(放電)が遮断される)。
[2.ICチップCの構成]
図2(A)は、本実施形態に係るUIMカード18に搭載されるICチップCの概要構成例を示すブロック図である。図2(A)に示すように、ICチップCは、CPU181(「実行部」、「コンピュータ」の一例)、RAM182、不揮発性メモリ183、及びI/O回路184等を備え、これらの構成要素はバス185を介して相互に接続される。
RAM182には、例えばICチップCのOS、ミドルウェア、各種アプリが機能するうえで一時的に必要となるデータが記憶される。
不揮発性メモリ183は、例えばフラッシュメモリであるが、Electrically Erasable Programmable Read-Only Memoryであってもよい。不揮発性メモリ183には、例えばICチップCのOS、ミドルウェア及び各種アプリが記憶される。
また、不揮発性メモリ183には、UIMカード18(ICチップC)にインストールされたアプリに関するデータ(プログラム、インスタンス、各種情報)が記憶される。
ここで、図2(B)を用いてUIMカード18におけるOSとアプリの関係について説明する。OSはUIMカード18にインストールされたアプリを管理する。OSは、外部端末(携帯端末1やリーダ・ライタ)からSELECTコマンドを受信すると、SELECTコマンドに含まれるAID(Application Identifier)により指定されたアプリに当該SELECTコマンドを受け渡すとともに、当該アプリを「選択アプリ」として保持する。OSはそれ以降に受信するコマンド(SELECTコマンドを除く)を選択アプリに受け渡す。そして、OSからコマンドを受け取ったアプリは、当該コマンドに応じたコマンド対応処理を実行し、処理結果を含む応答をOSに受け渡し、OSは当該応答をコマンドの送信元に出力する。
更に、不揮発性メモリ183には、図3(A)等に示すようなアプリの動作条件(「アプリ動作条件」という場合がある)を示すデータや、図3(B)等に示すような動作環境を示すデータが記憶される。本実施形態では、アプリ動作条件として以下を管理する。
・バッテリーからの電力供給を動作条件とするか否か
・携帯端末の電源がONであること動作条件とするか否か
図中の「○」は動作条件とすることを表し、「―」は動作条件としないことを表している。例えば、図3(A)は、アプリ1がバッテリーからの電力供給と、携帯端末の電源がONであることを動作条件とすることを表している。
なお、現在では、UIMに個人番号(マイナンバー)を記憶させてサービスを提供するといった提案がなされるなど、データの書き込みを伴わない、データの読み出しだけを行うという利用場面も増えてくると想定される。従来、小売店が提供するICポイントカードでは、消費電力が多い、ポイントなどのデータの書き換えが必要となるため、バッテリー駆動が必須であるが、消費電力が少ない、データの読み出し(出力)については搬送波による電力供給だけでも充分であると考えられる。
また、アプリの動作条件はアプリ毎に設定する。動作条件は、インストール時に設定することとするが、インストール後にコマンドによって更新することもできる。動作条件は、例えば、アプリを提供する提供者の方針に従って設定される。なお、動作条件としては、携帯端末1が表示機能を持つかどうかといった条件を採用することもできる。
一方、動作環境とは、携帯端末1やUIMカード18の現在の動作環境であり、動作条件に対応する動作環境を示すデータが記憶される。本実施形態では、現在の動作環境として以下を管理する。
・電力供給がバッテリーBからか搬送波からか
・携帯端末1の電源がONかOFFか
UIMカード18は、電力がバッテリーから供給されているか、或いは、搬送波から供給されているかの情報をUIMカード18の外部から得る。例えば、UIMカード18はCLF19からSWP(Single Wire Protocol)(UIMとCLF間の通信規格)に準拠する情報を得ることによって、当該情報を得る。SWPの仕様上、UIMカード18の最初の活性化の際、電力供給元が何れであるかを示す情報(FULLPOWERモードと、LOWPOWERモード)がUIMカード18に与えられるようになっている。この情報はCLF19が作成する。具体的には、CLF19はバッテリーBから電力供給を受けていない場合において、搬送波による電力供給を受けることにより起動した場合に、バッテリーBから電力供給を受けておらず、搬送波から電力供給を受けていること(LOWPOWERモードであること)を示す情報をUIMカード18に通知する。一方、CLF19はバッテリーBから電力供給を受けている場合には、バッテリーBから電力供給を受けていること(FULLPOWERモードであること)を示す情報をUIMカード18に通知する。
また、UIMカード18は、携帯端末1の電源がONであるかOFFであるかの情報をUIMカード18の外部から得る。例えば、UIMカード18の最初の活性化の際に携帯端末1の電源情報(ONであるかOFFであるかを示す情報)を携帯端末1からUIMカード18へ提供してもらうというルールを予め設定しておくことで情報を得る。
その他の方法として、UIMカード18が、携帯端末1の電源がONであるかOFFであるかを判断することとしてもよい。具体的には、UIMカード18は活性化しているインターフェースで判断する。通常、NFC対応UIMカードは、電話の認証に使用する従来のインターフェースに加え、NFC対応用にSWP(インターフェース)を備えている。そのため、UIMカードカード18は従来のインターフェースが活性化されている場合は携帯端末1の電源がONになっていると判断し、従来のインターフェースが活性化されてない場合は携帯端末1の電源がOFFになっていると判断することができる。
動作条件はここで例示した条件以外の条件が設定することもできる。それに応じて、動作環境を示すデータも取得するようにする。例えば、携帯端末1が表示機能を持つことといった動作条件を設定する場合には、携帯端末1側から表示機能を持つか否かの情報を提供してもらい、それを記憶しておくこととする。
I/O回路184は、ISO7816等によって定められた、C1〜C8の8個の接続端子を有する。例えば、C1端子は電源端子、C2端子はリセット端子、C3端子はクロック端子、C5端子はグランド端子、C7端子は携帯端末1とのデータ通信を行う端子である。C1端子には、バッテリーBから電力を受け取るラインと、CLF19から電力を受け取るラインが接続されている。
そして、CPU181は、CLF19からコマンドを受信すると、当該コマンドに応じたコマンド対応処理を実行し、CLF19に対して応答する(具体的には、コマンド対応処理の結果を含む応答データをCLF19へ送信する)。また、CPU181は、制御部11からコマンドを受信すると、当該コマンドに応じたコマンド対応処理を実行し、制御部11に対して応答する(具体的には、コマンド対応処理の結果を示すデータを制御部11へ送信する。
また、CPU181は、SELECTコマンドを受信した際に不揮発性メモリ183に記録されたデータを参照して、所定のアプリについて設定された動作条件を動作環境が満たしているか否かを判定し、当該判定の結果を携帯端末1の制御部11やCLF19に送信する。
次に、ICチップ1aの動作例を第1実施例、第2実施例に分けて説明する。第1実施例では、ICチップ1aにインストールされている全アプリ(アプリ1、アプリ2、アプリ3、アプリ4)の一つであるアプリ3が判定アプリとして機能し、SELECTコマンドにおけるAIDによりアプリ3が指定されると、アプリ3(を実行するCPU181)がアプリ動作条件及び動作環境を参照して、動作環境がアプリ動作条件を満たしているアプリの一覧を出力する。なお、第1実施例において、アプリ3以外のアプリがSELECTコマンドにより指定されると、後続のコマンド(例えば、GETコマンド等)の処理を受け付けることが可能である場合にその旨を示す「OK」を応答として、SELECTコマンドの送信元に出力する。
一方、第2実施例では、SELECTコマンドを受信すると、OS(を実行するCPU181)が、SELECTコマンドにおけるAIDにより指定されたアプリについて、動作環境がアプリ動作条件を満たしているか否かを判定し、判定結果を送信元に出力する。
なお、第1実施例を図3−図6を用いて説明し、第2実施例を図7−図10を用いて説明する。アプリ動作条件は、図3−図5、図7−図9の各(A)に示しているように同一となっている。具体的には、アプリ1、アプリ2及びアプリ4がバッテリーからの電力供給を動作条件とし(アプリ3はバッテリーからの電力供給を動作条件としない)、アプリ1及びアプリ4が携帯端末の電源がONであることを動作条件としている(アプリ2及びアプリ3は携帯端末の電源がONであることを動作条件としていない)。以下では、このアプリ動作条件を前提にそれぞれ動作環境が異なるケースに分けて、説明する。
[3.第1実施例]
まず、第1実施例ではICチップ1aの動作を<ケース1−1>、<ケース1−2>、<ケース1−3>に分けて説明する。
<ケース1−1>は、図3(B)に示すように、動作環境が、電力供給がバッテリーBからであって、携帯端末1の電源がONであるケースである。
<ケース1−1>の動作例を、図3(C)を用いて説明する。携帯端末1が非接触リーダ・ライタ(R/W)に翳されると、非接触リーダ・ライタは、アプリ3を指定するSELECTコマンドを送信する(ステップS1)。これに対してICチップCのCPU181は、OSの機能として、SELECTコマンドをアプリ3に引き渡す。次いで、CPU181は、アプリ3の機能として、不揮発性メモリ183に記憶されているアプリ動作条件を示すデータ(図3(A))及び動作環境を示すデータ(図3(B))を参照して、インストールされている全アプリについて動作環境が動作条件を満たしているか否かを判定し、満たしているアプリ(アプリ1、アプリ2、アプリ3、アプリ4)の一覧を非接触リーダ・ライタに送信する(ステップS2)。
次いで、非接触リーダ・ライタが、アプリ1を指定するSELECTコマンドを送信すると(ステップS3)、これを受信したCPU181は、OSの機能として、SELECTコマンドをアプリ1に引き渡す。次いで、CPU181は、アプリ1の機能として、「OK」を非接触リーダ・ライタに送信する(ステップS4)。
次いで、<ケース1−2>は、図4(B)に示すように、動作環境が、電力供給がバッテリーBからであって、携帯端末1の電源がOFFであるケースである。
<ケース1−2>の動作例を、図4(C)を用いて説明する。携帯端末1が非接触リーダ・ライタ(R/W)に翳されると、非接触リーダ・ライタは、アプリ3を指定するSELECTコマンドを送信する(ステップS11)。これに対してICチップCのCPU181は、OSの機能として、SELECTコマンドをアプリ3に引き渡す。次いで、CPU181は、アプリ3の機能として、不揮発性メモリ183に記憶されているアプリ動作条件を示すデータ(図4(A))及び動作環境を示すデータ(図4(B))を参照して、インストールされている全アプリについて動作環境が動作条件を満たしているか否かを判定し、満たしているアプリ(アプリ2、アプリ3)の一覧を非接触リーダ・ライタに送信する(ステップS12)。
次いで、非接触リーダ・ライタが、アプリ2を指定するSELECTコマンドを送信すると(ステップS13)、これを受信したCPU181は、OSの機能として、SELECTコマンドをアプリ2に引き渡す。次いで、CPU181は、アプリ2の機能として、「OK」を非接触リーダ・ライタに送信する(ステップS14)。
次いで、非接触リーダ・ライタが、アプリ1を指定するSELECTコマンドを送信すると(ステップS15)、これを受信したCPU181は、OSの機能として、SELECTコマンドをアプリ1に引き渡す。次いで、CPU181は、アプリ1の機能として、「OK」を非接触リーダ・ライタに送信する(ステップS16)。なお、非接触リーダ・ライタ側(非接触リーダ・ライタに接続されている端末装置)では、ステップS12により、アプリ1、4は書き込み処理などができないと判断するが、例えば、書き込み処理を伴わない会員情報などのデータを取得するためにSELECTコマンドを送信することがある。
次いで、<ケース1−3>は、図5(B)に示すように、動作環境が、電力供給が搬送波からであって、携帯端末1の電源がOFFであるケースである。
<ケース1−3>の動作例を、図5(C)を用いて説明する。携帯端末1が非接触リーダ・ライタ(R/W)に翳されると、非接触リーダ・ライタは、アプリ3を指定するSELECTコマンドを送信する(ステップS21)。これに対してICチップCのCPU181は、OSの機能として、SELECTコマンドをアプリ3に引き渡す。次いで、CPU181は、アプリ3の機能として、不揮発性メモリ183に記憶されているアプリ動作条件を示すデータ(図5(A))及び動作環境を示すデータ(図5(B))を参照して、インストールされている全アプリについて動作環境が動作条件を満たしているか否かを判定し、満たしているアプリ(アプリ3)の一覧を非接触リーダ・ライタに送信する(ステップS22)。
次いで、第1実施例におけるCPU181の動作例について図6のフローチャートを用いて説明する。なお、本フローチャートは、ICチップCが非接触リーダ・ライタから何れかのコマンドを受信した場合におけるアプリ3を実行するCPU181の動作例を示す。
まず、CPU181は、アプリ3を指定するSELECTコマンドを受信したか否かを判定する(ステップS101)。このとき、CPU181は、アプリ3を指定するSELECTコマンドを受信したのではない(SELECTコマンド以外のコマンドを受信した)と判定した場合には(ステップS101:NO)、受信したコマンドに対応する処理を実行し(ステップS102)、処理結果を含む応答を非接触リーダ・ライタに送信して(ステップS103)、本フローチャートに示す処理を終了する。
一方、CPU181はアプリ3を指定するSELECTコマンドを受信したと判定した場合には(ステップS101:YES)、インストールされている1つのアプリを選択する(ステップS104)。次に、CPU181は、ステップS104の処理で選択したアプリの動作条件を取得する(ステップS105)。次に、CPU181は、現在の動作環境を取得する(ステップS106)。
次に、CPU181は、ステップS106の処理で取得した動作環境がステップS105の処理で取得した動作条件を満たしているか否かを判定する(ステップS107)。このとき、CPU181は、動作環境が動作条件を満たしていないと判定した場合には(ステップS107:NO)、ステップS104の処理に移行する。一方、CPU181は、動作環境が動作条件を満たしていると判定した場合には(ステップS107:YES)、直近のステップS104の処理で選択したアプリを、動作条件を満たすアプリとして退避する(ステップS108)。例えば、RAM182又は不揮発性メモリ183のワーク領域にアプリを識別するための情報を記憶させる。
次に、CPU181は、インストールされている全アプリを選択したか否かを判定する(ステップS109)。このとき、CPU181は、インストールされている全アプリを選択していないと判定した場合には(ステップS109:NO)、ステップS104の処理に移行する。一方、CPU181は、インストールされている全アプリを選択したと判定した場合には(ステップS109:YES)、退避したアプリの一覧を作成して(ステップS110)、アプリの一覧を応答として送信し(ステップS111)、本フローチャートに示す処理を終了する。
[4.第2実施例]
第2実施例ではICチップ1aの動作を<ケース2−1>、<ケース2−2>、<ケース2−3>に分けて説明する。
<ケース2−1>は、図7(B)に示すように、動作環境が、電力供給がバッテリーBからであって、携帯端末1の電源がONであるケースである。
<ケース2−1>の動作例を、図7(C)を用いて説明する。携帯端末1が非接触リーダ・ライタ(R/W)に翳され、非接触リーダ・ライタが、アプリ1を指定するSELECTコマンドを送信すると(ステップS51)、これに対してICチップCのCPU181は、OSの機能として、不揮発性メモリ183に記憶されているアプリ動作条件を示すデータ(図7(A))及び動作環境を示すデータ(図7(B))を参照して、アプリ1について動作環境が動作条件を満たしているか否かを判定し、判定結果「OK」を応答として送信する(ステップS52)。なお、CPU181は動作環境が動作条件を満たしている場合には「OK」、満たしていない場合には「NG」を送信する。
また、非接触リーダ・ライタが、アプリ2を指定するSELECTコマンドを送信すると(ステップS53)、これに対してICチップCのCPU181は、OSの機能として、不揮発性メモリ183に記憶されているアプリ動作条件を示すデータ(図7(A))及び動作環境を示すデータ(図7(B))を参照して、アプリ2について動作環境が動作条件を満たしているか否かを判定し、判定結果「OK」を応答として送信する(ステップS54)。
同様に、非接触リーダ・ライタが、アプリ3を指定するSELECTコマンドを送信すると(ステップS55)、これに対してICチップCのCPU181は、OSの機能として、不揮発性メモリ183に記憶されているアプリ動作条件を示すデータ(図7(A))及び動作環境を示すデータ(図7(B))を参照して、アプリ3について動作環境が動作条件を満たしているか否かを判定し、判定結果「OK」を応答として送信する(ステップS56)。
次いで、<ケース2−2>は、図8(B)に示すように、動作環境が、電力供給がバッテリーBからであって、携帯端末1の電源がOFFであるケースである。
<ケース2−2>の動作例を、図8(C)を用いて説明する。携帯端末1が非接触リーダ・ライタ(R/W)に翳され、非接触リーダ・ライタが、アプリ1を指定するSELECTコマンドを送信すると(ステップS61)、これに対してICチップCのCPU181は、OSの機能として、不揮発性メモリ183に記憶されているアプリ動作条件を示すデータ(図8(A))及び動作環境を示すデータ(図8(B))を参照して、アプリ1について動作環境が動作条件を満たしているか否かを判定し、判定結果「NG」を応答として送信する(ステップS62)。
また、非接触リーダ・ライタが、アプリ2を指定するSELECTコマンドを送信すると(ステップS63)、これに対してICチップCのCPU181は、OSの機能として、不揮発性メモリ183に記憶されているアプリ動作条件を示すデータ(図8(A))及び動作環境を示すデータ(図8(B))を参照して、アプリ2について動作環境が動作条件を満たしているか否かを判定し、判定結果「OK」を応答として送信する(ステップS64)。
更に、非接触リーダ・ライタが、アプリ3を指定するSELECTコマンドを送信すると(ステップS65)、これに対してICチップCのCPU181は、OSの機能として、不揮発性メモリ183に記憶されているアプリ動作条件を示すデータ(図8(A))及び動作環境を示すデータ(図8(B))を参照して、アプリ3について動作環境が動作条件を満たしているか否かを判定し、判定結果「OK」を応答として送信する(ステップS66)。
次いで、<ケース2−3>は、図9(B)に示すように、動作環境が、電力供給が搬送波からであって、携帯端末1の電源がOFFであるケースである。
<ケース2−3>の動作例を、図9(C)を用いて説明する。携帯端末1が非接触リーダ・ライタ(R/W)に翳され、非接触リーダ・ライタが、アプリ1を指定するSELECTコマンドを送信すると(ステップS71)、これに対してICチップCのCPU181は、OSの機能として、不揮発性メモリ183に記憶されているアプリ動作条件を示すデータ(図9(A))及び動作環境を示すデータ(図9(B))を参照して、アプリ1について動作環境が動作条件を満たしているか否かを判定し、判定結果「NG」を応答として送信する(ステップS72)。
また、非接触リーダ・ライタが、アプリ2を指定するSELECTコマンドを送信すると(ステップS73)、これに対してICチップCのCPU181は、OSの機能として、不揮発性メモリ183に記憶されているアプリ動作条件を示すデータ(図9(A))及び動作環境を示すデータ(図9(B))を参照して、アプリ2について動作環境が動作条件を満たしているか否かを判定し、判定結果「NG」を応答として送信する(ステップS74)。
更に、非接触リーダ・ライタが、アプリ3を指定するSELECTコマンドを送信すると(ステップS75)、これに対してICチップCのCPU181は、OSの機能として、不揮発性メモリ183に記憶されているアプリ動作条件を示すデータ(図9(A))及び動作環境を示すデータ(図9(B))を参照して、アプリ3について動作環境が動作条件を満たしているか否かを判定し、判定結果「OK」を応答として送信する(ステップS76)。
第2実施例の<ケース2−1>−<ケース2−3>では、OS(を実行するCPU181)が動作条件の判定を行うこととしたが、OSはSELECTコマンドで選択されたアプリに対してSELECTコマンドを渡し、SELECTコマンドを受け取ったアプリ(を実行するCPU181)が動作条件の判定を行って、判定結果をOSに戻すこととし、次いで、OS(を実行するCPU181)が判定結果を非接触リーダ・ライタに返すこととしてもよい。
次いで、第2実施例におけるCPU181の動作例について図10のフローチャートを用いて説明する。なお、本フローチャートは、ICチップCが非接触リーダ・ライタから何れかのコマンドを受信した場合におけるOSを実行するCPU181の動作例を示す。
まず、CPU181は、SELECTコマンドを受信したか否かを判定する(ステップS201)。このとき、CPU181は、SELECTコマンドを受信したのではない(SELECTコマンド以外のコマンドを受信した)と判定した場合には(ステップS201:NO)、選択アプリ(直近に受信したSELECTコマンドで指定されたアプリ)に受信したコマンドを引き渡し(ステップS202)、本フローチャートに示す処理を終了する。
一方、CPU181はSELECTコマンドを受信したと判定した場合には(ステップS201:NO)、SELECTコマンドにより指定されたアプリの動作条件を取得する(ステップS203)。次に、CPU181は、現在の動作環境を取得する(ステップS204)。
次に、CPU181は、ステップS204の処理で取得した動作環境がステップS203の処理で取得した動作条件を満たしているか否かを判定する(ステップS205)。このとき、CPU181は、動作環境が動作条件を満たしていないと判定した場合には(ステップS205:NO)、動作条件を満たさないことを示す判定結果「NG」を応答として送信し(ステップS207)、本フローチャートに示す処理を終了する。一方、CPU181は、動作環境が動作条件を満たしていると判定した場合には(ステップS205:YES)、動作条件を満たすことを示す判定結果「OK」を応答として送信し(ステップS206)、本フローチャートに示す処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態のICチップC(「電子情報記憶媒体」の一例)は、インストールされているアプリケーションに関するデータを記憶する不揮発性メモリ183(「記憶部」の一例)と、リーダ・ライタ(「外部装置」の一例)から受信したコマンドに応じた処理を実行するCPU181(「実行部」の一例)とを備え、不揮発性メモリ183は、アプリケーション毎に設定されたアプリ動作条件を示すデータと、現在のICチップCの動作環境を示すデータを更に記憶し、CPU181は、SELETコマンド(「所定のコマンド」の一例)を受信した際に不揮発性メモリ183を参照して、所定のアプリケーションについて設定されたアプリ動作条件を動作環境が満たしているか否かの判定を行い、当該判定の結果をリーダ・ライタに送信する。
したがって、本実施形態によれば、アプリケーション毎に設定されたアプリ動作条件を示すデータと、現在のICチップCの動作環境を示すデータを参照して、所定のアプリケーションについて設定されたアプリ動作条件を動作環境が満たしているか否かを出力することができる。これにより、アプリケーションを当該アプリケーションに適した条件下で動作させることができる。
また、本実施形態において、アプリ動作条件は、ICチップCに接続された携帯端末1(「端末装置」の一例)の電源スイッチがオンか否かという第1条件と、ICチップCへの電力が携帯端末1のバッテリーBから供給されているか、又は、リーダ・ライタから搬送波によって供給されているかという第2条件を含み、不揮発性メモリ183は、動作環境を示すデータとして、携帯端末1の電源スイッチがオンか否かを示す第1データと、電力がバッテリーBから供給されているか、又は、リーダ・ライタから搬送波によって供給されているかを示す第2データを記憶し、CPU181は、第1データ及び第2データと、所定のアプリケーションについて設定された第1条件及び第2条件とに基づいて判定を行う。
更に、第1実施例において、判定アプリ(「判定アプリケーション」の一例)は、CPU181に、当該判定アプリを指定するSELECTコマンドのレスポンスとして、インストールされているアプリケーションのうち、動作環境がアプリ動作条件を満たしているアプリケーションの一覧(「識別情報」の一例)をリーダ・ライタに送信させる。この場合、予めリーダ・ライタ側が判定アプリのAIDを知っていれば、リーダ・ライタは当該AIDを指定するSELECTコマンドをICチップCに送信することにより、予め設定された動作条件を動作環境が満たしているアプリを把握することができる。
更にまた、第2実施例において、CPU181は、SELECTコマンドにより指定されたアプリケーションについて設定されたアプリ動作条件を動作環境が満たしているか否かの判定を行い、当該判定の結果をリーダ・ライタに送信する。この場合、リーダ・ライタは使用したいアプリを示すAIDを指定するSELECTコマンドをICチップCに送信することにより、当該アプリの動作条件を動作環境が満たしている否かを把握することができる。
なお、上記実施形態においては、本発明の電子情報記憶媒体の一例としてICチップCを例にとって説明したが、本発明は、組込み型のマイクロチップやUIMそのものなどに対して適用することもできる。
1 携帯端末
18 UIMカード
C ICチップ
181 CPU
182 RAM
183 不揮発性メモリ
184 I/O回路

Claims (6)

  1. インストールされているアプリケーションに関するデータを記憶する記憶部と、外部装置から受信したコマンドに応じた処理を実行する実行部とを備える電子情報記憶媒体であって、
    前記記憶部は、前記アプリケーション毎に設定された動作条件を示すデータと、現在の前記電子情報記憶媒体の動作環境を示すデータを更に記憶し、
    前記実行部は、所定のコマンドを受信した際に前記記憶部を参照して、所定のアプリケーションについて設定された前記動作条件を前記動作環境が満たしているか否かの判定を行い、当該判定の結果を前記外部装置に出力することを特徴とする電子情報記憶媒体。
  2. 請求項1に記載の電子情報記憶媒体であって、
    前記所定のコマンドは前記インストールされているアプリケーションの何れかを指定するコマンドであり、
    前記インストールされているアプリケーションの一つである判定アプリケーションは、前記実行部に、当該判定アプリケーションを指定する前記所定のコマンドのレスポンスとして、前記インストールされているアプリケーションのうち、前記動作環境が前記動作条件を満たしているアプリケーションを識別する識別情報を前記外部装置に出力させることを特徴とする電子情報記憶媒体。
  3. 請求項1に記載の電子情報記憶媒体であって、
    前記所定のコマンドは前記インストールされているアプリケーションの何れかを指定するコマンドであり、
    前記実行部は、前記所定のコマンドにより指定されたアプリケーションについて設定された前記動作条件を前記動作環境が満たしているか否かの判定を行い、当該判定の結果を前記外部装置に出力することを特徴とする電子情報記憶媒体。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子情報記憶媒体であって、
    前記動作条件は、前記電子情報記憶媒体に接続された端末装置の電源スイッチがオンか否かという第1条件と、前記電子情報記憶媒体への電力が前記端末装置のバッテリーから供給されているか、又は、前記外部装置から搬送波によって供給されているかという第2条件を含み、
    前記記憶部は、前記動作環境を示すデータとして、前記端末装置の電源スイッチがオンか否かを示す第1データと、前記電力が前記バッテリーから供給されているか、又は、前記外部装置から搬送波によって供給されているかを示す第2データを記憶し、
    前記実行部は、前記第1データ及び前記第2データと、前記所定のアプリケーションについて設定された前記第1条件及び前記第2条件とに基づいて前記判定を行うことを特徴とする電子情報記憶媒体。
  5. インストールされているアプリケーションに関するデータ、前記アプリケーション毎に設定された動作条件を示すデータ、及び、現在の電子情報記憶媒体の動作環境を示すデータを記憶する記憶部と、外部装置から受信したコマンドに応じた処理を実行する実行部とを備える電子情報記憶媒体における判定方法であって、
    前記実行部が、所定のコマンドを受信した際に前記記憶部を参照して、所定のアプリケーションについて設定された前記動作条件を前記動作環境が満たしているか否かの判定を行う判定工程と、
    前記判定の結果を前記外部装置に出力する送信工程と、
    を含むことを特徴とする判定方法。
  6. インストールされているアプリケーションに関するデータ、前記アプリケーション毎に設定された動作条件を示すデータ、及び、現在の電子情報記憶媒体の動作環境を示すデータを記憶する記憶部と、外部装置から受信したコマンドに応じた処理を実行するコンピュータとを備える電子情報記憶媒体における前記コンピュータを、
    所定のコマンドを受信した際に前記記憶部を参照して、所定のアプリケーションについて設定された前記動作条件を前記動作環境が満たしているか否かの判定を行う判定手段、
    前記判定の結果を前記外部装置に出力する送信手段、
    として機能させることを特徴とする判定プログラム。
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