JP2018021878A - 原子炉制御棒の検査装置および原子炉制御棒の検査方法 - Google Patents

原子炉制御棒の検査装置および原子炉制御棒の検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018021878A
JP2018021878A JP2016154941A JP2016154941A JP2018021878A JP 2018021878 A JP2018021878 A JP 2018021878A JP 2016154941 A JP2016154941 A JP 2016154941A JP 2016154941 A JP2016154941 A JP 2016154941A JP 2018021878 A JP2018021878 A JP 2018021878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
converter
control rod
reactor control
image
neutron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016154941A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6794169B2 (ja
Inventor
中山 幸一
Koichi Nakayama
幸一 中山
光一 日塔
Koichi Nitto
光一 日塔
修治 山本
Shuji Yamamoto
修治 山本
研一 吉岡
Kenichi Yoshioka
研一 吉岡
喜二 狩野
Yoshiji Kano
喜二 狩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Energy Systems and Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Energy Systems and Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Energy Systems and Solutions Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2016154941A priority Critical patent/JP6794169B2/ja
Publication of JP2018021878A publication Critical patent/JP2018021878A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6794169B2 publication Critical patent/JP6794169B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

【課題】原子炉制御棒がある現場にて、原子炉制御棒の内部の中性子吸収材の状態を確認可能な原子炉制御棒の検査技術を提供する。
【解決手段】中性子吸収材を有する原子炉制御棒に対して中性子を照射する中性子源と、原子炉制御棒を透過した中性子が照射されることで放射化されるコンバータ8と、中性子の照射後にコンバータ8の各部分が放射線を放射しているか否かに関する情報を取得する情報取得部14と、コンバータ8の各部分のそれぞれに対応する各画素から成る画像であって情報に基づく画像を生成する画像生成部15と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、中性子を照射して放射化させたコンバータを用いる原子炉制御棒の検査技術に関する。
原子炉の出力制御に用いられる制御棒は、粉末状の中性子吸収材が充填された多数の金属管を保持するブレードを有している。制御棒が原子炉の燃料集合体の間に挿入されると、制御棒内の中性子吸収材により中性子が吸収されて核反応が抑制される。
このような制御棒では、金属管に何らかの原因で亀裂などが生じた場合に、中性子吸収材が外部に抜け出てしまい、制御棒の中性子吸収性能が低下するおそれがある。そこで、制御棒内部の中性子吸収材の充填状況を検査するために、中性子ラジオグラフィ法を用いて原子炉制御棒の検査を行うことができる。この検査では、制御棒のブレードの一方の面から中性子を照射し、他方の面に配置したコンバータを放射化させる。その後、放射化したコンバータを写真フィルムに密着させ、写真フィルムを感光させて現像することで、ブレード内の中性子吸収材の様子を写した像を得るようにしている。
特開昭56−42187号公報
しかしながら、従来技術では、外部の光が写真フィルムに当たらないように暗室で作業を行う必要があるので、写真フィルムの取り扱いに手間がかかる。また、放射化されたコンバータを写真フィルムに密着させてから、写真フィルムが充分に感光されるまで、1日以上の時間を要するので、制御棒がある現場では、中性子吸収材の様子を写した像を得ることができず、適切な分解能や画質が得られているかを直ぐに判断することができない。適切な像を得ることに失敗した場合には、後日、始めから検査の全行程をやり直す必要があるという課題がある。
本発明の実施形態はこのような事情を考慮してなされたもので、原子炉制御棒がある現場にて、原子炉制御棒の内部の中性子吸収材の状態を確認可能な原子炉制御棒の検査技術を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る原子炉制御棒の検査装置は、中性子吸収材を有する原子炉制御棒に対して中性子を照射する中性子源と、前記原子炉制御棒を透過した前記中性子が照射されることで放射化されるコンバータと、前記中性子の照射後に前記コンバータの各部分が放射線を放射しているか否かに関する情報を取得する情報取得部と、前記コンバータの各部分のそれぞれに対応する各画素から成る画像であって前記情報に基づく画像を生成する画像生成部と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態により、原子炉制御棒がある現場にて、原子炉制御棒の内部の中性子吸収材の状態を確認可能な原子炉制御棒の検査技術が提供される。
原子炉制御棒を示す斜視図。 第1実施形態の検査を行っているときの制御棒を示す側面図。 検査を行っているときの制御棒を示す平面図。 支持部材を示す正面図。 シンチレータが取り付けられるときの支持部材を示す側面図。 シンチレータの発光をカメラで撮影している状態を示す図。 制御棒の透過像を示す図。 制御棒検査処理を示すフローチャート。 第2実施形態のシンチレータの発光をカメラで撮影している状態を示す図。 第3実施形態のシンチレータの発光を光検出器で検出している状態を示す図。 第4実施形態のコンバータのベータ線をフラットパネルセンサで検出している状態を示す図。 第5実施形態の検査時の制御棒を示す側面図。 シンチレータの発光をカメラで撮影している状態を示す図。
(第1実施形態)
以下、本実施形態を添付図面に基づいて説明する。まず、第1実施形態の原子炉制御棒の検査装置について図1から図8を用いて説明する。図1の符号1は、原子炉の出力制御や緊急停止に用いられる制御棒の一例である。この制御棒1が原子炉の燃料集体の間に挿入されると、制御棒1の内部の中性子吸収材により中性子が吸収されて核反応が抑制される。
この制御棒1は、板状を成すブレード2が、平面視で十字形状に組み合わせて形成される。それぞれのブレード2の内部には、粉末状の中性子吸収材が充填された多数の金属管3が設けられている。この金属管3は、内部に中性子吸収材を収納する収納空間を有する円柱形状を成している。本実施形態では、ブレード2の左右方向の寸法とほぼ同じ寸法の横長の金属管3が上下方向に多数並設されている。なお、中性子吸収材は、ボロンカーバイト(BC:炭化ホウ素)などの材料で構成される。本実施形態の原子炉制御棒の検査装置は、金属管3の中性子吸収材の充填状態を、制御棒1を分解したり破壊したりせずに検査することができる非破壊検査装置である。
図2および図3に示すように、第1実施形態の非破壊検査装置は、中性子を放射する中性子源4と、中性子を減速して熱中性子となる領域までエネルギーを低下させるモデレータ5と、中性子の流束を平行にするコリメータ6と、を備える。これらの中性子源4とモデレータ5とコリメータ6とがブレード2の一方の面に近接して配置される。なお、これらの装置は、ロボットアーム(図示略)などを用いて制御棒1の近傍に配置される。また、中性子源4から放射された中性子は、モデレータ5とコリメータ6とを通過した後、ブレード2の一定の範囲に亘って照射される。
さらに、非破壊検査装置は、支持部材7に支持されるコンバータ8を備える。このコンバータ8は、平面状(板状)を成す薄い四角形の金属箔(金属板)となっている。本実施形態では、コンバータ8がディスプロシウム(Dy)などの材質を用いて形成されている。なお、ディスプロシウムは、放射化されたときの半減期が約2.3時間であり、検査に用い易い半減期で放射化が可能な物質となっている。
このコンバータ8は、ブレード2を挟んで中性子源4と対向する位置に設けられる。つまり、コンバータ8は、中性子源4が設けられた一方の面と反対側の他方の面に近接して配置される。また、支持部材7は、コンバータ8を支持する箱状(枠状)の部材である。この支持部材7は、アルミニウムなどの材質で形成される。この支持部材7には、中性子源4の方向を向くコンバータ8の正面側が露呈するように開口部7cが設けられている(図4参照)。なお、支持部材7は、ロボットアーム(図示略)などを用いて制御棒1の近傍に配置される。
制御棒1の検査を行う際には、コンバータ8をブレード2の表面に近接させた状態で、制御棒1にコンバータ8を取り付ける作業を行う。そして、中性子源4から中性子を放射し、この中性子がブレード2を透過してコンバータ8に照射される。この中性子の照射作業を所定時間継続する。
この中性子の照射作業は、使用済み燃料貯蔵プールなどの水中に沈めた状態の制御棒1に対して行っても良いし、通常の室内(空気中)で行っても良い。なお、水中で中性子をブレード2に照射する場合には、水がモデレータ5の替りとなるので、モデレータ5を省略しても良い。
中性子源4から照射された中性子の一部は、ブレード2の内部の中性子吸収材により吸収され、ブレード2を透過した残りの中性子がコンバータ8に照射される。なお、中性子吸収材は、通常、ブレード2のほぼ全面に亘って設けられている。さらに、それぞれの金属管3に充填された中性子吸収材同士の間には、金属管3の厚み寸法の距離がある。この隙間を通って中性子がコンバータ8に照射される。中性子吸収材の充填状態に異常がない場合には、中性子吸収材が存在している部分が影となり、コンバータ8の特定の部分が放射化される。
また、中性子吸収材の充填状態に異常がある場合、例えば、金属管3に何らかの原因で亀裂などが生じた場合には、中性子吸収材が金属管3の外部に抜け出てしまう。そして、この抜け出た部分を通過した中性子がコンバータ8に照射される。つまり、正常な場合にコンバータ8が放射化される部分と、異常がある場合にコンバータ8が放射化される部分とが異なる。
なお、本実施形態では、図示を省略するが、コンバータ8において中性子が照射される面の反対側の面および側面に、カドミウム(Cd)などで構成された熱中性子を吸収する金属箔を貼り付けても良い。このようにすることで、コンバータ8の周囲から照射されるノイズ成分となる熱中性子を除去することができる。また、制御棒1のブレード2は、ステンレスなどの材質で構成されており、長期間使用されると放射化してガンマ線などを放射するようになる。このような周囲の放射線もノイズとなり得るので、放射線などを遮蔽する遮蔽部材を設けるようにしても良い。
コンバータ8に対して中性子の照射作業を所定時間継続した後、支持部材7とともにコンバータ8を制御棒1から取り外す作業を行う。なお、支持部材7とコンバータ8とは一体化されているため作業が行い易くなっている。
また、コンバータ8は、放射化されたときにベータ線(放射線)を放射する。本実施形態では、コンバータ8の放射化された部分を可視化するために、コンバータ8から放射されるベータ線が当たると発光するシンチレータ9を用いる(図5参照)。なお、シンチレータ9は、コンバータ8とほぼ同一寸法を成し、平面状(板状)を成す薄い四角形のシート部材となっている。また、シンチレータ9を構成する材質としては、高輝度で長時間残光するものが望ましく、酸硫化ガドリニウム・ユウロピウム(Gd2O2S:Eu)や酸硫化ガドリニウム・テルビウム(Gd2O2S:Tb)などの蛍光体を用いる。このシンチレータ9は、支持部材7に取り付けられる。
図4に示すように、支持部材7は、コンバータ8を保持する枠部7aを有する。この枠部7aの複数箇所には、シンチレータ9に係合される複数の係合爪7bが設けられている。また、支持部材7の正面側の開口部7cにシンチレータ9を嵌め込むことができる。図5に示すように、シンチレータ9を支持部材7に取り付けると、シンチレータ9がコンバータ8に密着される。このシンチレータ9のコンバータ8に対する密着作業は、作業員が手作業で行うことができる。支持部材7が複数の係合爪7bを有することで、中性子の照射作業後に、シンチレータ9をコンバータ8に即座に密着させることができる。
なお、シンチレータ9を支持部材7に固定するものは、係合爪7bでなくても良い。例えば、支持部材7の開口部7cを覆う蓋部材を設けるようにし、この蓋部材の裏面をシンチレータ9に密着させることで、シンチレータ9を固定するようにしても良い。また、蓋部材は、枠部7aに係合する係合部を有する。このようにすれば、枠部7aに係合された蓋部材によって、シンチレータ9の全面をコンバータ8に押し付けて密着させることができる。さらに、蓋部材は、アクリルなどの透光性を有する材質で形成される。このようにすれば、シンチレータ9の発光が透過するようになる。
図6に示すように、シンチレータ9をコンバータ8に密着させた状態で支持部材7を暗箱10の内部に配置する。そして、シンチレータ9の発光をカメラ11で撮影する作業を行う。なお、暗箱10は、支持部材7およびカメラ11を収納できる小型の箱であり、作業員が持ち運びできる程度の大きさとなっている。そのため、暗箱10を制御棒1がある現場に持って行くことができる。また、作業員が暗箱10の持ち運びをし易いように把持部(図示略)を設けても良い。
コンバータ8が放射するベータ線は、微弱であるため、このベータ線に基づくシンチレータ9の発光も微弱である。そのため、外部の光を遮断する暗箱10内でカメラ11を用いてシンチレータ9の発光を撮影する。このようにすることで、シンチレータ9の発光が微弱であっても、カメラ11を用いて撮影が可能となる。なお、カメラ11は、シンチレータ9の発光を検出する受光素子12(固体撮像素子:検出部)を備える。本実施形態では、カメラ11で撮影を行うときに、数十秒から数分程度の長時間露光を行う。
シンチレータ9においてベータ線が当たった部分は発光され、それ以外の部分は発光しない。そのため、このシンチレータ9の発光を撮影することで、コンバータ8の放射化された部分が分かる画像、つまり、コンバータ8の各部分がベータ線を放射しているか否かに関する情報を取得することができる。また、コンバータ8の各部分がベータ線を放射しているか否かに関する情報(放射能情報)とは、ベータ線を全く放射していない、若しくはベータ線を少しでも放射していることのみならず、ベータ線の放射の強弱に関する情報も含まれる。例えば、コンバータ8の1の部分が他の部分よりもベータ線の放射量が多いか否かの情報が含まれる。
なお、本実施形態では、コンバータ8は、その表面が鏡面加工されている。この鏡面加工が施されることで、コンバータ8が光を反射可能になっている。さらに、シンチレータ9は透光性を有している。例えば、ベータ線が当たることによりシンチレータ9が発光したときに、光の一部は、カメラ11の方向に進行するが、他の一部はコンバータ8の方向に進行する。このコンバータ8の方向に進行した光は、コンバータ8の表面で反射され、シンチレータ9を透過してカメラ11の方向に進行するようになる。このようにすることで、カメラ11の受光素子12がより多くの光を受光することができる。
また、カメラ11の受光素子12により取得した検出情報は、撮影信号(デジタル信号)として信号ケーブルを介して画像処理装置13に転送される。画像処理装置13は、カメラ11から転送された情報を取得する情報取得部14と、取得した情報に基づいて画像を生成する画像生成部15と、生成した画像を記憶する画像記憶部16と、生成した画像を表示する画像表示部17と、を備える。
画像生成部15では、画像の積算、差分、反転、コントラスト調整などを組み合わせた処理を行う。例えば、画像の積算処理では、カメラ11で長時間露光により撮影した画像を積算して1の画像を得る処理を行う。なお、カメラ11で長時間露光の撮影を行うときに、複数の露光時間の撮影を積算しても良い。例えば、ベータ線の発光を撮影するときにSN比が高くなる露光時間が5分である場合に、この5分の露光時間を12回繰り返して12枚の画像を取得し、これら12枚の画像を合成(積算)して1の画像を取得しても良い。このようにすることで、ノイズの影響を受けていないクリアな画像を得ることができる。また、撮影状況に応じてISO感度や絞りなどの各種撮影パラメータを調整しても良い。
さらに、画像の差分処理では、ノイズとなるバックグラウンドの画像を差し引くことで、ノイズの影響をなくすことができる。また、画像の反転処理では、生成された画像の各部分とブレード2の各部分の位置関係を明確にするために、画像の左右を反転させる処理を行う。また、画像のコントラスト調整では、クリアな画像を得られるように明暗の調整を行う。そして、生成された画像が画像記憶部16に記憶される。また、生成された画像が画像表示部17に表示される。
図7は、画像生成部15で生成された画像18である。この画像18は、制御棒1の透過像となっている。例えば、画像18における暗い部分19は、制御棒1の内部の中性子吸収材により中性子が吸収され、コンバータ8が放射化しなかった部分を示す。また、画像18における明るい部分20は、制御棒1の内部の中性子吸収材により中性子が吸収なかった部分であって、コンバータ8が放射化された部分を示す。正常な制御棒1では、金属管3の配置に応じて中性子吸収材が設けられるため、画像18における暗い部分19が規則的に並んでいる。一方、異常がある制御棒1では、中性子吸収材が抜け出た部分が、画像18における明るい部分20として表示される。つまり、中性子吸収材の状態(存在状況)が可視化された画像として表示される。この画像18を検査員がチェックすることで、制御棒1の検査を行うことができる。また、適切な画像処理を行うことで、中性子吸収材の状態を明確に確認することができる。なお、この画像18は、制御棒1がある現場で取得できるので、適切な分解能や画質が得られていない場合には、直ぐに作業をやり直すことができる。
なお、画像生成部15で生成された画像18は、コンバータ8の各部分のそれぞれに対応する各画素から成る画像である。つまり、コンバータ8においてベータ線を放射している部分が明るい部分20として明色の画素で構成され、コンバータ8においてベータ線を放射していない部分が暗い部分19として暗色の画素で構成される。また、この画像18において各画素の明暗の度合によってベータ線の放射量が示される。さらに、画像18の各画素を所定の閾値で2値化した画像を生成しても良い。
次に、本実施形態の検査手順について図8を用いて説明する。なお、フローチャートの各ステップの説明にて、例えば「ステップS11」と記載する箇所を「S11」と略記する。
制御棒1の検査を行う際には、まず、制御棒1にコンバータ8を取り付ける作業を行う(S11:取り付けステップ)。次に、中性子源4から中性子を放射し、この中性子をブレード2に照射する(S12:照射ステップ)。次に、ブレード2を透過した中性子がコンバータ8に照射されることで、コンバータ8を放射化させる(S13:放射化ステップ)。コンバータ8に対して中性子の照射作業を所定時間継続した後、コンバータ8を制御棒1から取り外す作業を行う(S14:取り外しステップ)。次に、シンチレータ9をコンバータ8に密着させる(S15:密着ステップ)。
シンチレータ9は、コンバータ8から放射されるベータ線により発光される(S16:発光ステップ)。次に、シンチレータ9をコンバータ8に密着させた状態で暗箱10の内部に配置し、シンチレータ9の発光をカメラ11で撮影する作業を行う。つまり、カメラ11の受光素子12でシンチレータ9の発光を検出する(S17:光検出ステップ)。次に、カメラ11の受光素子12により取得した撮影信号が画像処理装置13に転送され、画像処理装置13の情報取得部14が撮影信号を取得する(S18:情報取得ステップ)。次に、画像生成部15で画像18の生成が行われる(S19:画像生成ステップ)。次に、画像生成部15で生成された画像18が画像記憶部16に記憶される(S20:画像記憶ステップ)。次に、画像生成部15で画像18が画像表示部17に表示される(S21:画像表示ステップ)。本実施形態では、この検査手順を繰り返して制御棒1(ブレード2)の全体の検査を行う。
なお、コンバータ8は、放射化されたときの半減期が30分以上で10時間以下となる材質により形成されることが好ましい。本実施形態では、放射化されたときの半減期が約2.3時間のディスプロシウム(Dy)を用いてコンバータ8を形成している。また、放射化されたときの半減期が約54分のインジウム(In)を用いてコンバータ8を形成しても良い。このようにすれば、中性子吸収材の状態を確認する画像を生成するために充分な作業時間が確保されるとともに、1度検査に使用して放射化されたコンバータ8であっても、翌日には放射化が解除されるので、コンバータ8を再使用できる。また、放射化されたときの半減期が1日以上となる材質を用いても良く、例えば、放射化されたときの半減期が約2.7日の金(Au)を用いてコンバータ8を形成しても良い。この場合は、1度検査に使用して放射化されたコンバータ8であっても、次回の定期検査時には放射化が解除されるので、コンバータ8を再使用できる。また、シンチレータ9も再使用することができる。このように、各部材の再使用ができるので、消耗品の発生を抑えることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の原子炉制御棒の検査装置について図9を用いて説明する。なお、前述した実施形態に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図9に示すように、第2実施形態では、2枚(複数)のシンチレータ9を用いる。これらのシンチレータ9は、コンバータ8の表と裏の両面にそれぞれ密着される。なお、第2実施形態の支持部材7は、正面側と背面側の両面に、シンチレータ9を嵌め込む開口部が設けられている。また、それぞれの開口部に対応して設けられた係合爪にシンチレータ9が係合される。
さらに、暗箱10内には、各シンチレータ9の発光をそれぞれ撮影する2台(複数)のカメラ11が設けられる。一方のカメラ11は、コンバータ8の表面に密着されたシンチレータ9の発光を撮影し、他方のカメラ11は、コンバータ8の裏面に密着されたシンチレータ9の発光を撮影する。各カメラ11の受光素子12(検出部)により取得した検出情報(画像)は、画像処理装置13に転送される。そして、各カメラ11の画像は、画像生成部15にて合成される。なお、他方のカメラ11で撮影された画像は、一方のカメラ11で撮影された画像の鏡像にあたるので、他方のカメラ11で撮影された画像の左右を反転させた後、一方のカメラ11で撮影された画像と合成する。
コンバータ8は、その表面と裏面の両方からベータ線を放射している。これらのベータ線をコンバータ8の表裏のそれぞれの面に設けられたシンチレータ9が受けることで、より多くのベータ線に基づく発光をカメラ11が撮影することができる。そのため、コンバータ8から放射されるベータ線が微弱であっても、制御棒1の検査に適した画像を取得できる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の原子炉制御棒の検査装置について図10を用いて説明する。なお、前述した実施形態に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図10に示すように、第3実施形態では、シンチレータ9に密着される平面状の光検出器21を用いてシンチレータ9の発光を検出する。まず、コンバータ8を保持する支持部材7にシンチレータ9を嵌め込む。そして、この支持部材7にさらに光検出器21を嵌め込む。光検出器21は、内部に複数の有機フォトダイオード22(受光素子:検出部)を有している。これら有機フォトダイオード22は、縦方向および横方向に規則的に並んで配置されている。これら有機フォトダイオード22が、シンチレータ9の各部分の発光を受光する。
なお、第3実施形態の支持部材7は、外部の光を遮光する材質で形成されており、シンチレータ9の発光以外の光が有機フォトダイオード22に受光されないようにしている。このように、暗箱を用いずに、シンチレータ9の各部分の発光を検出することができる。
1の有機フォトダイオード22で検出した発光の有無(発光の強弱)に関する光情報を1の画素とし、これらの画素を合成して1の画像を取得できる。これらの有機フォトダイオード22により取得した画像(検出情報)は、画像処理装置13に転送される。それぞれの有機フォトダイオード22が、シンチレータ9に密着されるので、シンチレータ9の発光が微弱であっても、制御棒1の検査に適した画像を取得できる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態の原子炉制御棒の検査装置について図11を用いて説明する。なお、前述した実施形態に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図11に示すように、第4実施形態では、コンバータ8に密着されるフラットパネルセンサ23を用いてコンバータ8が放射するベータ線を検出する。まず、コンバータ8を保持する支持部材7にフラットパネルセンサ23を嵌め込む。フラットパネルセンサ23は、ベータ線を検出する検出素子(図示略)を有している。なお、フラットパネルセンサ23の検出素子が、ベータ線に基づいて発光するシンチレータ部を有する構成であっても良い。
なお、第4実施形態の支持部材7は、外部の放射線を遮断する材質で形成されており、フラットパネルセンサ23がコンバータ8のベータ線以外の放射線を検出しないようにしている。また、フラットパネルセンサ23により検出されたベータ線の放射の有無(ベータ線の強弱)に関する情報が、コンバータ8の各部分に対応付けて画像処理装置13に転送される。このように、コンバータ8の各部分がベータ線を放射しているか否かに関する情報をコンバータ8から直接的に取得することができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態の原子炉制御棒の検査装置について図12から図13を用いて説明する。なお、前述した実施形態に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図12に示すように、第5実施形態では、複数枚のコンバータ8を用いる。例えば、3枚のコンバータ8を積層させた状態で支持部材7に保持される。なお、コンバータ8の枚数は3枚以上であっても良い。例えば、1枚のコンバータ8の厚みが0.1mm程度である場合には、数十枚のコンバータ8を積層させた状態で支持部材7に保持しても良い。
複数枚のコンバータ8を積層させた状態で、制御棒1のブレード2を挟んで中性子源4と対向する位置に設ける。そして、中性子源4から中性子を放射し、この中性子がブレード2を透過してコンバータ8に照射される。コンバータ8に対して中性子の照射作業を所定時間継続した後、支持部材7とともにコンバータ8を制御棒1から取り外す。また、支持部材7からコンバータ8を取り出す。
図13に示すように、第5実施形態では、複数の支持部材7と複数の暗箱10と複数のカメラ11とが設けられる。そして、支持部材7のそれぞれに1枚ずつコンバータ8を支持させる。さらに、シンチレータ9をコンバータ8に密着させた状態とし、これら支持部材7を暗箱10の内部にそれぞれ配置する。この状態で、各シンチレータ9の発光を各カメラ11で撮影する作業を行う。各カメラ11の受光素子12(検出部)により取得した検出情報(画像)は、画像処理装置13に転送される。
なお、情報取得部14は、検出情報をカメラ11毎、つまりコンバータ8毎に取得し、画像生成部15は、コンバータ8毎の検出情報に基づいて1の画像を生成する。すなわち、各カメラ11で撮影された画像は、画像生成部15にて合成されて1の画像が生成される。
複数枚のコンバータ8を積層することで、擬似的に厚みのあるコンバータ8とすることができる。また、複数枚のコンバータ8に中性子が照射されることで、コンバータ8が多くの中性子を受けることができる。また、シンチレータ9と密着させるときには、それぞれのコンバータ8を分けて、薄いコンバータ8をシンチレータ9に密着させることができる。そのため、コンバータ8の内部からベータ線が外部に放射されるときに、コンバータ8自身の自己遮蔽効果によりベータ線がコンバータ8の内部で遮蔽されてしまって、ベータ線がコンバータ8の外部に放射され難くなることを防ぐことができる。このような薄いコンバータ8のそれぞれにシンチレータ9が密着されることで、シンチレータ9がより多くのベータ線を受けて発光するようになる。そのため、制御棒1の検査に適した画像を取得できる。
本実施形態に係る原子炉制御棒の検査装置を第1実施形態から第5実施形態に基づいて説明したが、いずれか1の実施形態において適用された構成を他の実施形態に適用しても良いし、各実施形態において適用された構成を組み合わせても良い。例えば、第2実施形態のように、2枚(複数)のシンチレータ9をコンバータ8の表と裏の両面にそれぞれ密着させ、これらシンチレータ9に、第3実施形態の光検出器21をそれぞれ密着させて光検出を行っても良い。
なお、本実施形態では、制御棒1の1のブレード2の内部に、横長の金属管3が上下方向に多数並設されているが、制御棒1の構成は、その他の態様であっても良い。例えば、ブレード2の上下方向の寸法とほぼ同じ寸法の縦長の金属管が左右方向に多数並設される構成であっても良い。
なお、本実施形態では、ボロンカーバイトで構成される中性子吸収材を例示しているが、その他の中性子吸収材を用いた制御棒1の検査に本発明を適用しても良い。例えば、ハフニウムで形成される中性子吸収用の棒部材や板部材の状態を確認するために本発明を適用しても良い。
なお、本実施形態では、カメラ11を用いてシンチレータ9の撮影を行うときに、数十秒から数分程度の長時間露光を行っているが、数時間程度の長時間露光を行って撮影しても良い。
なお、画像処理装置13の画像記憶部16に、コンバータ8に対する中性子の照射作業を行った位置情報であって、制御棒1のブレード2の検査対象部位を示す位置情報を、それぞれの画像18に対応付けて記憶する位置情報記憶テーブルを設けるようにしても良い。
なお、シンチレータ9の替わりに平板状のイメージングプレートを用いても良い。このイメージングプレートは、ベータ線(放射線)のエネルギーを吸収させた後でレーザー光を照射すると蛍光を発する物質を、プラスチック板などに塗布したものである。例えば、コンバータ8にイメージングプレートを密着させて、コンバータ8から放射されるベータ線をイメージングプレートに当てる。そして、コンバータ8の放射化された部分をイメージングプレートに転写する。その後、イメージングプレートを読取装置(情報取得部)でスキャニングし、コンバータ8の放射化された部分の転写画像を取得する。このイメージングプレートは、通常のX線フィルムの1000倍近い感度を有し、ダイナミックレンジも高く、繰り返し使用できるので、原子炉制御棒の検査を効率的に行うことができる。
以上説明した実施形態によれば、コンバータ8の各部分のそれぞれに対応する各画素から成る画像18を生成する画像生成部15を持つことにより、原子炉制御棒がある現場にて、原子炉制御棒の内部の中性子吸収材の状態を確認することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…制御棒、2…ブレード、3…金属管、4…中性子源、5…モデレータ、6…コリメータ、7…支持部材、7a…枠部、7b…係合爪、7c…開口部、8…コンバータ、9…シンチレータ、10…暗箱、11…カメラ、12…受光素子、13…画像処理装置、14…情報取得部、15…画像生成部、16…画像記憶部、17…画像表示部、18…画像、19…暗い部分、20…明るい部分、21…光検出器、22…有機フォトダイオード、23…フラットパネルセンサ。

Claims (14)

  1. 中性子吸収材を有する原子炉制御棒に対して中性子を照射する中性子源と、
    前記原子炉制御棒を透過した前記中性子が照射されることで放射化されるコンバータと、
    前記中性子の照射後に前記コンバータの各部分が放射線を放射しているか否かに関する情報を取得する情報取得部と、
    前記コンバータの各部分のそれぞれに対応する各画素から成る画像であって前記情報に基づく画像を生成する画像生成部と、
    を備えることを特徴とする原子炉制御棒の検査装置。
  2. 前記中性子の照射後に前記コンバータに密着させることで前記放射線により発光されるシンチレータと、
    前記シンチレータの発光を検出する検出部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の原子炉制御棒の検査装置。
  3. 前記中性子の照射後に複数の前記シンチレータを前記コンバータの両面に密着させ、前記シンチレータの発光を前記検出部でそれぞれ検出することを特徴とする請求項2に記載の原子炉制御棒の検査装置。
  4. 前記検出部は、暗箱内で前記シンチレータを撮影するカメラに設けられることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の原子炉制御棒の検査装置。
  5. 前記検出部は、前記シンチレータに密着される光検出器に設けられることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の原子炉制御棒の検査装置。
  6. 前記コンバータは、その表面が鏡面加工されることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の原子炉制御棒の検査装置。
  7. 前記中性子が照射されるときに前記コンバータを支持する支持部材を備え、
    前記支持部材は、前記中性子の照射後であって前記シンチレータを前記コンバータに密着させるときに、前記シンチレータに係合される係合爪を有することを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の原子炉制御棒の検査装置。
  8. 前記コンバータに密着させることで前記放射線を検出するフラットパネルセンサを備えることを特徴とする請求項1に記載の原子炉制御棒の検査装置。
  9. 前記中性子の照射後に前記コンバータに密着させることで前記放射線を検出するイメージングプレートを備えることを特徴とする請求項1に記載の原子炉制御棒の検査装置。
  10. 複数枚の前記コンバータが積層された状態で前記原子炉制御棒を透過した前記中性子が照射され、前記情報取得部は、前記情報を前記コンバータ毎に取得し、前記画像生成部は、前記コンバータ毎の前記情報に基づいて1の画像を生成することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の原子炉制御棒の検査装置。
  11. 前記コンバータは、平面状であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の原子炉制御棒の検査装置。
  12. 前記放射線は、ベータ線であることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の原子炉制御棒の検査装置。
  13. 前記検出部は、受光素子であることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の原子炉制御棒の検査装置。
  14. 中性子吸収材を有する原子炉制御棒に対して中性子源から中性子を照射する照射ステップと、
    前記原子炉制御棒を透過した前記中性子が照射されることでコンバータを放射化させる放射化ステップと、
    前記中性子の照射後に前記コンバータの各部分が放射線を放射しているか否かに関する情報を取得する情報取得ステップと、
    前記コンバータの各部分のそれぞれに対応する各画素から成る画像であって前記情報に基づく画像を生成する画像生成ステップと、
    を含むことを特徴とする原子炉制御棒の検査方法。
JP2016154941A 2016-08-05 2016-08-05 原子炉制御棒の検査装置および原子炉制御棒の検査方法 Active JP6794169B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016154941A JP6794169B2 (ja) 2016-08-05 2016-08-05 原子炉制御棒の検査装置および原子炉制御棒の検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016154941A JP6794169B2 (ja) 2016-08-05 2016-08-05 原子炉制御棒の検査装置および原子炉制御棒の検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018021878A true JP2018021878A (ja) 2018-02-08
JP6794169B2 JP6794169B2 (ja) 2020-12-02

Family

ID=61164440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016154941A Active JP6794169B2 (ja) 2016-08-05 2016-08-05 原子炉制御棒の検査装置および原子炉制御棒の検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6794169B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020531806A (ja) * 2017-08-15 2020-11-05 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー 原子力施設の制御要素の中性子吸収能力を検出する装置および方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5642187A (en) * 1979-09-14 1981-04-20 Nippon Atomic Ind Group Co Control rod inspection device by neutron radiography
JPS56166455A (en) * 1980-05-27 1981-12-21 Nippon Atom Ind Group Co Ltd Nondestructive inspection apparatus for control rod for unclear reactor
JPS598492A (ja) * 1982-07-06 1984-01-17 Mitsubishi Electric Corp カラ−テレビカメラ
JPS63300945A (ja) * 1987-06-01 1988-12-08 Hitachi Ltd 原子炉制御棒非破壊検査装置
JP2004264314A (ja) * 2004-06-21 2004-09-24 Toshiba Corp 核燃料棒の検査装置および検査方法
WO2014069284A1 (ja) * 2012-11-01 2014-05-08 東レ株式会社 放射線検出装置およびその製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5642187A (en) * 1979-09-14 1981-04-20 Nippon Atomic Ind Group Co Control rod inspection device by neutron radiography
JPS56166455A (en) * 1980-05-27 1981-12-21 Nippon Atom Ind Group Co Ltd Nondestructive inspection apparatus for control rod for unclear reactor
JPS598492A (ja) * 1982-07-06 1984-01-17 Mitsubishi Electric Corp カラ−テレビカメラ
JPS63300945A (ja) * 1987-06-01 1988-12-08 Hitachi Ltd 原子炉制御棒非破壊検査装置
JP2004264314A (ja) * 2004-06-21 2004-09-24 Toshiba Corp 核燃料棒の検査装置および検査方法
WO2014069284A1 (ja) * 2012-11-01 2014-05-08 東レ株式会社 放射線検出装置およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020531806A (ja) * 2017-08-15 2020-11-05 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー 原子力施設の制御要素の中性子吸収能力を検出する装置および方法
JP7253316B2 (ja) 2017-08-15 2023-04-06 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー 原子力施設の制御要素の中性子吸収能力を検出する装置および方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6794169B2 (ja) 2020-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7214947B2 (en) Detector assembly and method of manufacture
JP5623281B2 (ja) 撮像装置用シンチレータ、シンチレータモジュール、該シンチレータ付き撮像装置およびシンチレータ製造方法
US7184516B2 (en) Digital phase contrast X-ray radiographing system
JP2008256603A (ja) 非破壊検査装置及び非破壊検査方法
JPS5932440A (ja) 放射線画像のサブトラクシヨン処理方法
CN105717532A (zh) 闪烁体的空间增益分布的确定
JP2011149936A (ja) 核燃料ペレット検査
CN101581572A (zh) 一种透视检测系统及方法
JP2010243264A (ja) 放射線画像撮影装置
JP6794169B2 (ja) 原子炉制御棒の検査装置および原子炉制御棒の検査方法
JPH0829901A (ja) 中性子画像形成方法
JP2018028475A (ja) 核燃料の非破壊検査装置及び方法
US20140361179A1 (en) Device for neutron imagery in immersion and imaging method using said device
KR20100033754A (ko) 보일러 튜브 용접부에 대한 방사선 투과 영상 취득방법
JP4836746B2 (ja) 放射線検査装置
Handoyo et al. Development of Digital Fluoroscopic Prototype For Manufacturing Industries
CN110988966A (zh) 基于CLYC晶体的中子、γ射线复合照相的方法及系统
KR100923624B1 (ko) Cmos 센서를 이용한 방사선 투과 영상장치
US20030086522A1 (en) X-ray image storage unit and readout device, and subtraction angiography method employing same
JP2002532713A (ja) 結晶格子を有する物体の放射線撮影法による検査
JP2009063475A (ja) シンチレータプレート及び放射線画像撮影装置
JP7354025B2 (ja) 放射線検出器及び放射線画像撮影方法
JP2022142982A (ja) 放射線撮像システム、放射線撮像装置、および放射線撮像システムの画像処理方法
JP2022155691A (ja) 放射線撮像システム、放射線撮像装置、および放射線撮像システムの画像処理方法
US7122823B2 (en) Thick clear crystal photostimulable phosphor plate for X-ray imaging

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20171127

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171128

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6794169

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150