JP2018019648A - 釣糸の留め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】釣糸の留め具について、細い釣糸であってもその接続や固定が容易に行えるものを低コストで提供する。【解決手段】挿通する釣糸の直径の1〜1.4倍の短径aとその直径の2倍以上の長径bを有して断面形状が楕円形又は長円形とされた挿通孔11を母体10の中心線に沿って備えており、2本の釣糸70,80の先端側をその挿通孔11の両端側から各々挿入し反対側に出た部分に短径aよりも大径の結び目70a,80aを各々形成することでその2本の釣糸70,80を接続、又は1本の釣糸の先端側をその挿通孔11の一端側から挿入して他端側から延出するとともに対象物のリングに挿通してから他端側に挿入して一端側に出た部分に結び目を形成することで1本の釣糸を対象物に固定する、ことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、釣糸の留め具に関し、殊に、細い釣糸であってもその接続や固定が容易に行えるようにした釣糸の留め具に関する。
2本の釣糸を接続する場合、リーダーノット、サージャンズノット等の接続用の結び方が種々存在するが、これらの結び方は釣りの初心者には難しく、また、ベテランであっても細い糸同士を接続するには時間を要してしまう。そのため、例えば図10に示すように、先端に釣針50の付いたハリス40と道糸30を接続する箇所にサルカン90を配置し、サルカン90上下のリングに各々結びつけて接続することも行われており、根掛かり等でハリス40側が切れた場合に、サルカン90の下側リングにおいてハリス40のみを交換することを可能としている。
しかし、この場合も、2本の釣糸を接続するのには、サルカン40の上下のリングに各々結びつける必要があり、そのリングに対し釣糸を堅固に結びつけるには手間を要する。そこで、実広昭34−9786号公報に記載されているように、断面8字状に形成されて2つの挿通孔を並列に備えた管状の連結具を用い、接続する2本の釣糸を両端側から各挿通孔に挿通し、反対側の開口部から出た釣糸の先端側に結び目による瘤を形成することで、その接続を行うことも考えられる。また、この連結具を用いれば、1本の釣糸の先端に錘等を固定する場合に、一方の挿通孔に挿通した釣糸の先端側を錘等のリングに通してから他方の挿通孔に挿通し、反対側に出た先端側に結び目を作ることで容易に固定作業が完了する。
しかし、この考案は、ロープ等のある程度太い線状体を接続することを想定したものであり、釣糸のハリスのように直径0.2mm以下の細い糸を接続することを想定したものではないため、この考案を細い釣糸に応用する場合は、狭小な挿通孔にそれと同等以下の細い釣糸を挿通する作業自体が困難となりやすい。また、極細の挿通孔を並列に2本備えた断面8字状の管状体を低コストで製作することも容易ではない。
これに対し、特開2005−13193号公報に記載のもののように、俵形状の母体に2本の挿通孔が互いに軸心からずらした位置で貫通して形成され、2本の釣糸を各挿通孔に挿入して反対側に出た先端側に結び目による瘤を形成することで、2本の釣糸の接続を行う方式とした釣糸の接続具も知られている。
この接続具は、挿入孔がテーパー状に形成されて釣糸を挿入する側の開口部が釣糸を固定する側の開口部よりも大径となっているため、前述の考案よりも釣糸の挿入が容易である。しかしながら、この接続具は2本の挿通孔を別位置に有した構造であることから、これを設ける母体がある程度の太さと重さを有したものとなるため、繊細さを要求される釣りには不向きである。また、極細の挿通孔を母体の中心軸線からずらした位置に精密な内径で並列に2本形成することは、技術的にも容易ではないため、コスト高になりやすいという難点もある。
実広昭34−9786号公報 特開2005−13193号公報
本発明は、上記のような問題を解決しようとするものであり、釣糸の留め具について、細い釣糸であってもその接続や固定が容易に行えるものを低コストで提供できるようにすることを課題とする。
そこで、本発明は、挿通する釣糸の直径の1〜1.4倍の短径と前記直径の2倍以上の長径を有して断面形状が楕円形又は長円形とされた挿通孔を母体の中心線に沿って備えており、2本の釣糸の先端側をその挿通孔の両端側から各々挿入し反対側に出た部分に前記短径よりも大径の結び目を各々形成することで前記2本の釣糸を接続、又は1本の釣糸の先端側をその挿通孔の一端側から挿入して他端側から延出するとともに対象物の挿通部に挿通してから前記他端側に挿入して前記一端側に出た部分に前記結び目を形成することで前記1本の釣糸を前記対象物に固定する、ことを特徴とするものとした。
このように、釣糸を挿通して接続又は固定させるための挿通孔を、短径が釣糸の直径よりもやや大きく長径が釣糸の直径の2倍以上の断面楕円形又は長円形のものとしたことにより、1本の挿通孔に対し釣糸を2本又は2回挿通した状態で結び目を形成するだけで釣糸が脱抜不能になって、釣糸の接続や固定が容易に行えるものとなり、且つ、その挿通孔は管体を断面楕円形又は長円形に押し潰すだけで得られることから、比較的低コストで容易に製作できるものとなり、しかも、挿通孔が一本でも釣糸の接続や固定が実現するため、その母体を最小限の太さ・重さに抑えることが可能となる。
また、この釣糸の留め具において、その挿通孔が両端側で開口する母体の端面の開口部外周側には、その挿通孔の内周面と前記端面とで形成される角部を面取りしながら挿入する釣糸の先端を挿通孔内に案内する傾斜面が、その開口部外周側の全周に亘って所定幅で形成されている、ことを特徴としたものとすれば、極細の釣糸を狭小な挿通孔に挿入することが容易なものとなり、且つ、釣糸の結び目及びそれに近接した部分が前記角部で傷付くのを防止しながら、結び目が対向した傾斜面に挟まれるように面接触することで、高い引っ張り強度を確保しやすいものとなる。
この場合、その傾斜面は、挿通孔の中心軸線に対する直角面を基準として平均で30〜60度傾斜しており、且つ、前記中心軸線に沿う側面視による面積が、挿通孔の前記面積の2倍以上であることを特徴としたものとすれば、傾斜面を大きくすることで釣糸の挿通作業の容易さを実現しながら、挿通した釣糸において充分なる引っ張り強度を確保可能なものとなる。
さらにまた、上述した釣糸の留め具において、その母体は外周面の断面形状が楕円形又は長円形の管状体からなり、ほぼ同一の肉厚からなる周壁の内周面により前記挿通孔が形成されている、ことを特徴としたものとすれば、断面円形の一般的な管状部材を外周側から押し潰して扁平に変形させるだけで容易に作成できるものとなる。
この場合、その母体の長手方向両端側には大径部が形成されて、前記傾斜面の外縁線による短径及び長径が、大径部以外の部分の外周面による短径及び長径よりも各々大きいものとされている、ことを特徴としたものとすれば、傾斜面を大きく確保することで釣糸の挿入作業が一層容易になることに加え、噛み潰し錘を釣糸の留め具に固定する際に、その大径部があることで錘の位置ズレを起こしにくいものとなる。
加えて、前記母体又はこの母体を中心部に備えた金属体が釣用錘を兼ねている、ことを特徴としたものとすれば、釣用錘を釣糸の接続・固定手段としても使用可能なものとなる。
釣糸を挿通する挿通孔を、短径が釣糸の直径よりもやや大きく長径が釣糸の直径の2倍以上の断面楕円形又は長円形にして、1本の挿通孔に釣糸を2本又は2回挿通するものとした本発明によると、細い釣糸であってもその接続又は固定が容易に行えるものとして低コストで提供することができる。
(A)は本発明の第1の実施の形態である釣糸の留め具の平面図、(B)は(A)の左側面図である。 (A)は、図1(A)のX−X線に沿う断面図、(B)は図1(B)のY−Y線に沿う断面図である。 (A)は図1の釣糸の留め具の使用方法を示す平面図であって、挿通した釣糸の先端部に結び目を作った状態、(B)は(A)の状態から釣糸を引いて接続を完了した状態の平面図、(C)は(A)のY−Y線に沿う拡大した断面図である。 (A)は本発明の第2の実施の形態である釣糸の留め具の横断面図、(B)は(A)の釣糸の留め具の縦断面図である。 (A)は図1の釣糸の留め具を用いて釣糸を錘に固定した状態を示す正面図、(B)は図4の釣糸の留め具を用いて釣糸をルアーのリングに固定した状態を示す正面図である。 (A)は図3(B)の釣糸の留め具に噛み潰し錘を固定した状態を示す正面図、(B)は(A)のX−X線に沿う断面図、(C)は(B)のY−Y線に沿う断面図である。 (A)は図4の釣糸の留め具を釣用錘に内装した状態の正面図、(B)は(A)の左側面図(釣糸を省略)、(C)は(B)のY−Y線に沿う断面図である。 (A)は図4の釣糸の留め具に噛み潰し錘を固定した状態を示す縦断面図、(B)は図4の釣糸の留め具の挿通孔と同様の挿通孔を金属体に形成してなる釣用錘の縦断面図、(C)は図4の釣糸の留め具に硬質の錘を着脱自在に装着した状態を示す縦断面図である。 (A)は図1(B)の釣糸の留め具の母体及び挿通孔の断面形状を長円形にした場合を示す左側面図、(B)は図4(B)の釣糸の留め具の母体及び挿通孔の断面形状を長円形にした場合を示す左側面図である。 従来の釣糸の接続状態を示す正面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を説明する。尚、本発明において、長円形とは陸上競技場のトラックのように2つの半円形の間を直線で繋いだ角丸長方形を指すものとする。
図1(A)は、本発明における第1の実施の形態である釣糸の留め具1Aの平面図、図1(B)はその左側面図、図2(A)は図1(A)のX−X線に沿う断面図、図2(B)は図1(B)のY−Y線に沿う断面図を示している。この釣糸の留め具1Aは、ステンレスやニッケル等の金属製の管状部材からなり、挿通する釣糸の直径の1〜1.4倍の短径aと前記直径の2倍以上の長径bを有して、断面形状が楕円形の挿通孔11を母体10の中心線に沿って備えている点を特徴としている。また、その母体10は、ほぼ同一の肉厚からなる周壁の内周面により挿通孔11が形成されたものとなっている。
例えば図3(C)に示すように、挿通する釣糸70がナイロンの0.3号で直径0.09mm、釣糸80がナイロンの0.4号で直径0.10mmの場合は、挿通孔11の短径aを0.12mm、長径bを0.26mm程度にすれば、挿入のしやすさと接続強度のバランスの観点で適度なものとなるが、このような釣糸の留め具1Aは、既存の金属製の管状部材を外周側から押し潰して扁平に変形させるだけで低コスト且つ容易に作成することができる。
そして、図3(A)に示すように、2本の釣糸70,80の先端を挿通孔11の両端側から各々挿入し、反対側に出た部分に短径aよりも大径の結び目70a,80aを各々形成してから、両釣糸70,80を左右に引いて、図3(B)に示すように結び目70a,80aを釣糸の留め具1Aに当接させるだけで、両釣糸70,80を接続することができる。この場合、結び目70a,80aは通常の止め結びとするよりも、固め結び又は8の字結びで作成することが、結び目による瘤の大きさ(径)を確保しながら高い結節強度を実現する観点で好ましい。
或いは、図5(A)に示すように、1本の釣糸60の先端をその挿通孔11の一端側から挿入して他端側に延出するとともに、固定対象物である錘200のリング200aに挿通してから挿通孔11の他端側に挿入し、一端側に出た部分に結び目60aを形成した後、釣糸60を引いてその結び目60aを釣糸の留め具11Aに当接させることで、1本の釣糸60を前記対象物に容易に固定することができる。
一方、極細の釣糸を短径がそれよりも僅かに大きい狭小な挿通孔11に挿入する作業が容易ではないという問題点もあるが、図2(A),(B)の断面図に示したように、釣糸の留め具1Aにおける挿通孔11の両端側で端面に開口した開口部の外周側に、その挿通孔11の内周面と前記端面とで形成される角部を面取りしながら挿入する釣糸の先端を挿通孔11内に案内する傾斜面11a,11bが、所定幅に亘って形成されており、その点も本実施の形態の特徴となっている。
このような構成を採用したことで、極細の釣糸であってもその先端側が傾斜面11a,11bで案内されて、挿通孔11の狭小な開口部に挿入することが比較的容易なものとなり、且つ、釣糸70,80の結び目70a,80a及びそれに近接した部分が前記角部で傷付くのを防止しながら、結び目70a,80aが傾斜面11a,11bの谷状の対向面の間に挟まれながら各々面接触することにより、高い引っ張り強度を実現している。
また、その傾斜面11a,11bは、挿通孔11の中心軸線に対する直角面を基準として平均で30〜60度傾斜したものであることが好ましい(図のように45度前後がより好ましい)。これは、30度未満であると釣糸の案内がスムーズに行われにくくなり、60度を超えると釣糸の結び目が傾斜面に挟まって抜けにくくなるからである。
さらに、図1(B)に示すように中心軸線方向に沿う側面視による傾斜面11a,11bの面積は、挿通孔11の2倍以上であることが、釣糸の先端を傾斜面に位置合わせしやすくする観点で好ましい。このように、傾斜面11を大きく確保しながら前述のような傾斜角度にすることで、釣糸の挿通作業の容易さを確保しながら挿通した釣糸における充分なる引っ張り強度を実現しやすいものとなる。
図4(A)は、本発明における第2の実施の形態である釣糸の留め具1Bの横断面図、(B)は(A)の縦断面図を示している。この釣糸の留め具1Bは、母体9の長手方向両端側に大径部9a,9bが形成されている点を特徴としている。また、その挿通孔12両端側の傾斜面12a,12bの外縁による短径及び長径が、大径部9a,9b以外の部分の外周面による短径及び長径よりも各々大きいものとなっている。
このような大径部9a,9bが母体9の両端側に形成されるとともに傾斜面12a,12bが拡大されたことで、案内可能な範囲も拡大されたことから釣糸の挿入作業が一層容易になることに加え、後述するように噛み潰し錘を釣糸の留め具に固定する際に、大径部9a,9bが係止構造として機能するため、錘の位置ズレを起こしにくいものとなる。
また、この釣糸の留め具1Bは、図5(B)に示すように、釣糸60を一端側から挿通して延出しながら、固定対象物であるルアー300のリング(アイ)300aに挿通して他端側から挿通して一端側に出た先端側に結び目60aを作ることで、上述と同様に1本の釣糸60を対象物に固定することができ、その作業も極めて容易である。尚、この場合、結び目60aが拡大された傾斜面内に没入して引き出しにくくなることもあるため、結び目から出た釣糸の余り部分をある程度長く残しておき、これを指で摘んで結び目60aを引き出せるようにしておくことが好ましい。
図6(A)は、図1の釣糸の留め具1Aを釣糸70,80の接続手段として使用することに加え、噛み潰し錘100の固定部として使用する場合を示したものであり、(B)に示すように、噛み潰し錘100のスリット100a内に釣糸の留め具1Aを挿入してからスリット100aの内面が密着するように上下から押し潰すことにより、釣糸の留め具1Aに対して堅固に固定される。
この場合、図6(C)に示すように、釣糸の留め具1Aの両端面が噛み潰し錘100の左右両端面に揃うようなサイズとすることで、噛み潰し錘100のスリット100aの角部で釣糸70,80が傷つくこと回避できる。また、噛み潰し錘100を釣糸に直接固定しない方式を採用したことで、従来例において生じていた錘を直接装着することによる釣糸の損傷を回避できるとともに、固定した噛み潰し錘100のサイズ変更作業も容易に行えるものとなる。
図7(A)は、釣糸の留め具1Bを、金属体である錘体110の中心線に沿って内装してなる釣用錘2Bの正面図、(B)はその左側面図(釣糸70,80は省略)、(C)は(B)のY−Y線に沿う断面図を示している。この釣用錘2Bは、釣糸の留め具が釣用錘を構成している点を特徴としている。
この場合、例えば道糸である釣糸80とハリスである釣糸70を接続する機能に加え、錘としての機能も発揮することができ、錘体110の釣糸の留め具1Bを挿設している挿入孔の開口部110a,110b内に傾斜面12a,12bが露出しており、この傾斜面12a,12bの外周側に錘体110の開口部の傾斜面が連続して拡大されていることから、釣糸70,80の挿入作業も一層容易に行えるものとしている。
図8(A)は、上述した釣糸の留め具1Bに噛み潰し錘100を固定する場合の一例を縦断面図で示したものであり、釣糸の留め具1Bの大径部9a,9bが噛み潰し錘100のスリット100a両端側に突出していることで、錘の位置ズレが生じにくいものとなっている。尚、噛み潰し錘100の左右幅が釣糸の留め具1Bよりも大きい場合でも、そのスリット100a内で大径部9a,9bが挟み込まれる結果、前記同様に錘の位置ズレが生じにくいものとなる。
一方、図8(B)は、上述した釣用錘2B,2Cの応用例としての釣用錘2Dを示しており、釣糸の留め具1Bと錘体110又は噛み潰し錘100が一体となっているとともに、その素材として、例えばタングステン合金のように通常の釣用錘に用いられる鉛よりも硬質の金属を用いることで、優れた耐久性を発揮可能である点を特徴としている。尚、挿通孔13の両端側に傾斜面13a,13bがあることで、釣糸の挿入作業が容易になる点は上述と同様である。
一方、図8(C)は、上述した釣糸の留め具1A,1Bに対する着脱作業を容易なものとした錘体120、及びそれを備えた釣用錘2Eを示している。この場合、錘体120には鉛よりも硬質で弾性変形能に優れた金属素材を用いたことで、スリット120aが弾性的に僅かに開閉可能なものとなって、釣糸の留め具1A,1Bに対し着脱自在となっている点を特徴としている。
尚、上述した実施の形態において、釣糸の留め具における挿通孔の断面形状は楕円形である場合を説明したが、図9(A),(B)に示す釣糸の留め具1C,1Dのように、断面形状が長円形の挿通孔14,15を備えたものであっても、上述と同様の作用・効果が期待でき、その場合、挿通孔14,15を設ける母体の外周面の断面形状も長円形とすることが好ましい。また、本発明は挿通孔のサイズで適用できる釣糸の太さの範囲が決まるものであるが、適用可能な釣糸の範囲に応じた複数色で母体を色分けしても良い。
以上述べたように、釣糸の留め具について、本発明により、細い釣糸であってもその接続や固定が容易に行えるものを低コストで提供できるようになった。
1A,1B,1C,1D 釣糸の留め具、2A,2B,2C,2D,2E 釣用錘、9,10 母体、9a,9b 大径部、11,12,13,14,15 挿通孔、11a,11b,12a,12b,13a,13b,14a,15a 傾斜面、60,70,80 釣糸、60a,70a,80a 結び目、100 噛み潰し錘、100a スリット、110 錘体、200 錘、300 ルアー

Claims (6)

  1. 挿通する釣糸の直径の1〜1.4倍の短径と前記直径の2倍以上の長径を有して断面形状が楕円形又は長円形とされた挿通孔を母体の中心線に沿って備えており、2本の前記釣糸の先端側を前記挿通孔の両端側から各々挿入し反対側に出た部分に前記短径よりも大径の結び目を各々形成することで前記2本の釣糸を接続、又は1本の前記釣糸の先端側を前記挿通孔の一端側から挿入して他端側から延出するとともに対象物の挿通部に挿通してから前記他端側に挿入して前記一端側に出た部分に前記結び目を形成することで前記1本の釣糸を前記対象物に固定する、ことを特徴とした釣糸の留め具。
  2. 前記挿通孔が両端側で開口する前記母体の端面の開口部外周側には、前記挿通孔の内周面と前記端面とで形成される角部を面取りしながら挿入する釣糸の先端を前記挿通孔内に案内する傾斜面が、前記開口部外周側の全周に亘って所定幅で形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載した釣糸の留め具。
  3. 前記傾斜面は、前記挿通孔の中心軸線に対する直角面を基準として平均で30〜60度傾斜しており、且つ、前記中心軸線に沿う側面視による面積が前記挿通孔の前記面積の2倍以上である、ことを特徴とする請求項2に記載した釣糸の留め具。
  4. 前記母体は、外周面の断面形状が楕円形又は長円形の管状体からなり、ほぼ同一の肉厚からなる周壁の内周面により前記挿通孔が形成されている、ことを特徴とする請求項1,2又は3に記載した釣糸の留め具。
  5. 前記母体の長手方向両端側には大径部が形成されており、前記傾斜面の外縁線による短径及び長径が、前記大径部以外の部分の外周面による短径及び長径よりも各々大きいものとされている、ことを特徴とする請求項4に記載した釣糸の留め具。
  6. 前記母体又は該母体を中心部に備えた金属体が釣り用錘を兼ねている、ことを特徴とする、請求項1,2,3,4又は5に記載した釣糸の留め具。
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