JP2018019402A - 分散アクセスポイントの間のハンドオーバの方法及び関連装置 - Google Patents

分散アクセスポイントの間のハンドオーバの方法及び関連装置 Download PDF

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Abstract

【課題】分散アクセスポイントの間のハンドオーバの方法を提供する。【解決手段】AP1は、中央APにより送信されるハンドオーバ要求を受信し、AP2へコンテキストハンドオーバ要求を送信する。コンテキストハンドオーバ要求は、無線端末の未送信フレームを有し、未送信フレームは、第1分散APに格納される無線端末のフレームの中で無線端末へ送信されていないフレームであり、コンテキストハンドオーバ要求は、無線端末へ未送信フレームを送信するようAP2に指示するために使用される。ハンドオーバ処理において、AP1は、AP2へ無線端末へ時間内に送信することに失敗したバッファされたフレームを送信し、AP2を使用することにより無線端末へフレームを送信して、無線端末がAP1とAP2との間でハンドオーバされるときのダウンリンクパケット損失を低減するようにする。【選択図】図2A

Description

本発明は、通信技術の分野に関し、特に分散APの間のハンドオーバの方法及び関連装置に関する。
無線ローカルエリアネットワーク(英語:wireless local area network、WLAN)の中の無線端末が移動するとき、無線端末は、アクセスポイント(英語:access point、APと略す)の間でハンドオーバされる。ハンドオーバは、無線端末があるAPのカバレッジエリアから別のAPのカバレッジエリアへ移動するとき、無線端末が、前者のAPに接続する代わりに後者のAPに接続することを意味する。無線端末のハンドオーバ処理では、中央APは、無線端末へ送信されるべき新たな受信パケットを、前者のAPの代わりに後者のAPへ、直ちに転送して良い。しかしながら、この場合、前者のAPは、無線端末へ適時送信することに失敗した幾つかのバッファされたパケットを未だ有している場合があり、したがって、ダウンリンクパケット損失が引き起こされる。ここで、分散APから無線端末へ送信されるパケットは、ダウンリンクパケットとして参照され、無線端末から分散APへ送信されるパケットは、アップリンクパケットとして参照される。損失したダウンリンクパケットが音声サービスパケットである場合、音声の過渡損失が生じる。損失したダウンリンクパケットがビデオサービスパケットである場合、過渡フレームフリージング及びアーチファクトが現れる。したがって、ユーザ経験が低下する。
本願は、改良されたハンドオーバ方法を提供する。
第1の態様は、同じモビリティドメインの中の異なる分散APの間(つまり、同じ中央APにより管理され及び制御される異なる分散APの間)のハンドオーバの方法を提供する。第1分散APは、中央APにより送信されるハンドオーバ要求を受信し、ハンドオーバ要求は、無線端末のアドレスと第2分散APの識別子とを含む。ハンドオーバ要求を受信した後、第1分散APは、コンテキストハンドオーバ要求を第2分散APへ送信する。コンテキストハンドオーバ要求は、無線端末の未送信フレームを含む。未送信フレームは、第1分散APに格納される無線端末のフレームの中で、無線端末へ送信されていないフレームである。コンテキストハンドオーバ要求は、未送信フレームを無線端末へ送信するよう、第2分散APに指示するために使用される。
この技術的ソリューションでは、無線端末が第1分散APのカバレッジエリアから第2分散APのカバレッジエリアへ移動する過程で、第1分散APは、第2分散APへ、無線端末へ時間内に送信することに失敗したバッファされたフレームを送信して良く、第2分散APは、該フレームを無線端末へ送信して、無線端末が第1分散APと第2分散APとの間でハンドオーバされるときのダウンリンクパケット損失を低減する。
第1の態様の第1の可能な実装方法では、第1分散APは、中央APにより送信された第1Ethernetフレームを更に受信し、第1Ethernetフレームの宛先アドレスは、無線端末のアドレスであり、第1分散APは、第1Ethernetフレームを保存し、第1分散APに格納される無線端末のフレームは、第1Ethernetフレームを有し、又は、第1分散APは、第1Ethernetフレームを第1無線フレームに変換し、第1無線フレームを保存し、第1分散APに格納される無線端末のフレームは第1無線フレームを有し、第1分散APは、第1分散APの記憶ボリュームが閾より大きいとき、中央APへ第1命令を送信し、第1命令は無線端末のアドレスを有し、第1命令は、無線端末のEthernetフレームを送信するレートを低減するよう中央APに指示するために使用される。
第1分散APは、未送信フレーム、つまり無線端末へ時間内に送信することに失敗したバッファされたフレームを、第2分散APへ送信し、第2分散APは、該フレームを無線端末へ送信する。未送信フレームは、第2分散APを通過する必要があり、したがって、無線端末のダウンリンクパケット遅延は増大され、一方で無線端末のダウンリンクパケット損失は低減される。したがって、無線端末のダウンリンクパケット遅延を可能な限り低減するために、第1分散APがハンドオーバ要求を受信するとき、無線端末の少量のフレームが第1分散APに格納されるよう、つまり迂回の必要なダウンリンクパケットの量が低減されるよう、分散APに格納されたフレームの量は、可能な限り制御される必要がある。
第1の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法では、第1命令は、宛先アドレスが無線端末のアドレスである第2Ethernetフレームを保存するよう、中央APに指示するために更に使用される。第1分散APは、第2分散APにより送信されるコンテキストハンドオーバ肯定応答を更に受信して良く、コンテキストハンドオーバ肯定応答は、コンテキストハンドオーバ要求に対する、第2分散APの肯定応答である。第1分散APは、コンテキストハンドオーバ肯定応答に応答して、ハンドオーバ肯定応答を中央APへ送信する。ハンドオーバ肯定応答は、中央APに格納された第2Ethernetフレームを第2分散APへ送信し始めるよう、中央APに指示するために使用される。
中央APが第1分散APにより送信されるハンドオーバ肯定応答を受信した場合、それは、第1分散APが未送信フレームの送信を完了したことを示す。中央APは、ハンドオーバ肯定応答を受信した後にのみ、格納された第2Ethernetフレームを第2分散APへ送信する。したがって、順序の狂ったダウンリンクパケットが低減され得る。
第1の態様の第1又は第2の可能な実装方法を参照して、第3の可能な実装方法では、中央APにより送信されたハンドオーバ要求を受信した後に、第1分散APは、第1分散APに格納された無線端末のフレームを無線端末へ更に優先的に送信して良い。
第1分散APは、未送信フレーム、つまり無線端末へ時間内に送信することに失敗したバッファされたフレームを、第2分散APへ送信し、第2分散APは、該フレームを無線端末へ送信する。未送信フレームは、第2分散APを通過する必要があり、したがって、無線端末のダウンリンクパケット遅延は増大され、一方で無線端末のダウンリンクパケット損失は低減される。したがって、無線端末のダウンリンクパケット遅延を可能な限り低減するために、第1分散APは、ハンドオーバ要求を受信した後に、無線端末のフレームを優先的に送信して、未送信フレームの量を低減する、つまり迂回の必要なダウンリンクパケットの量を低減する。
第1の態様の第3の可能な実施に関して、第4の態様の第4の可能な実施では、方法は更に以下を含む:
無線端末の格納されたフレームの中で送信に成功したフレームの送信レートが第1閾より低いことが検出された場合、第1分散APにより、第1分散APに格納された無線端末のフレームを無線端末へ送信することを停止する。又は、
無線端末の格納されたフレームの中で送信に成功したフレームの肯定応答フレームの受信信号強度が第2閾より低いことが検出された場合、第1分散APにより、第1分散APに格納された無線端末のフレームを無線端末へ送信することを停止する。又は、
無線端末へのフレームの送信が失敗した場合、第1分散APにより、第1分散APに格納された無線端末のフレームを無線端末へ送信することを停止する。
第2の態様は、同じモビリティドメインの中の異なる分散APの間のハンドオーバの別の方法を提供する。中央APは、第1分散APにより送信される第1命令を受信し、第1命令は、無線端末のアドレスを有し、第1分散APは、無線端末にサービスする複数の分散APの中の分散APである。中央APは、第1命令に応答して、第1分散APのEthernetフレームを送信するレートを低減し、Ethernetフレームを保存する。無線端末が第1分散APから第2分散APへハンドオーバされるとき、中央APは、Ethernetフレームを第2分散APへ送信し、ハンドオーバ要求を第1分散APへ送信し、ハンドオーバ要求は無線端末のアドレスと第2分散APの識別子とを有し、ハンドオーバ要求は、無線端末の未送信フレームを第2分散APへ送信するよう、第1分散APに指示するために使用され、未送信フレームは、第1分散APに格納された無線端末のフレームの中で無線端末へ送信されていないフレームである。
無線端末が第1分散APから第2分散APへハンドオーバされるとき、中央APは、第2分散APを使用することにより、無線端末へ未送信フレームを送信するよう第1分散APに指示して、無線端末が第1分散APと第2分散APとの間でハンドオーバされるときのダウンリンクパケット損失を低減する。未送信フレームは、第2分散APを通過する必要があり、したがって、無線端末のダウンリンクパケット遅延は増大され、一方で無線端末のダウンリンクパケット損失は低減される。したがって、無線端末のダウンリンクパケット遅延を可能な限り低減するために、中央APは、分散APに格納されたフレームの量を制御するために、Ethernetフレームを送信するレートを低減する。ハンドオーバの後に、中央APは、格納されたEthernetフレームを第2分散APへ送信し、第2分散APは、Ethernetフレームを無線端末へ送信する。
第2の態様の第1の可能な実装方法では、Ethernetフレームを第2分散APへ送信するステップは、以下を含む:
中央APが第1分散APにより送信されるハンドオーバ肯定応答を受信した後に、中央APにより、第2分散APへEthernetフレームを送信し、ハンドオーバ肯定応答は、第1分散APが第2分散APへ無線端末の未送信フレームを送信した後のハンドオーバ要求に対する肯定応答である。
中央APが第1分散APにより送信されるハンドオーバ肯定応答を受信した場合、それは、第1分散APが未送信フレームの送信を完了したことを示す。中央APは、ハンドオーバ肯定応答を受信した後にのみ、格納された第2Ethernetフレームを第2分散APへ送信する。したがって、順序の狂ったダウンリンクパケットが低減され得る。
第2の態様又は第2の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法では、中央APは、第1分散APにより送信されるコンテキストハンドオーバ要求を更に受信して良く、コンテキストハンドオーバ要求は、無線端末の未送信フレームを含み、未送信フレームは、第1分散APに格納された無線端末のフレームの中で、無線端末へ送信されていないフレームであり、中央APは、コンテキストハンドオーバ要求を第2分散APへ転送する。
第3の態様は、分散APを提供する。分散APは、プロセッサ、メモリ、及びネットワークインタフェースを含む。ネットワークインタフェースは、無線インタフェースを含む。任意的に、ネットワークインタフェースは、有線インタフェースを更に含んで良い。分散APは、前述の方法に関連するメッセージを中央APから/へ受信し/送信するために、有線インタフェースを使用することにより有線で中央APに接続されて良い。代替で、分散APは、前述の方法に関連するメッセージを中央APから/へ受信し/送信するために、無線インタフェースを使用することにより中央APに接続されて良い。分散APは、無線インタフェースを使用することにより、無線端末と無線通信を実行する。プロセッサは、第1の態様における一部の又は全部の手順を実行するよう構成される。
第4の態様は、別の分散APを提供する。分散APは、処理モジュール、送信モジュール、及び受信モジュールを含む。分散APは、前述のモジュールを使用することにより、第1の態様における一部又は全部の方法を実施する。
第5の態様は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、プログラムを格納し、プログラムは第1の態様の一部又は全部のステップを実行する。
第6の態様は、中央を提供する。中央APは、プロセッサ、メモリ、及びネットワークインタフェースを含む。プロセッサ41は、メモリ及びネットワークインタフェースに接続される。例えば、プロセッサは、バスを使用することにより、メモリ及びネットワークインタフェースに接続されて良い。ネットワークインタフェースは、1又は複数のEthernetインタフェースを含む。ネットワークインタフェースが1つのEthernetインタフェースを含む場合、中央APは、Ethernetインタフェースを使用することにより、切替装置に接続されて良い。切替装置の1又は複数のネットワークインタフェースは、前述の方法に関連するメッセージを分散APから/へ受信し/送信するために、有線で分散APに接続される。切替装置の残りのネットワークインタフェースは、別のネットワーク装置により送信されるEthernetフレームを受信するために、有線で、別のネットワーク装置に接続される。ネットワークインタフェースが複数のEthernetインタフェースを含む場合、複数のEthernetインタフェースの中の1又は複数のEthernetインタフェースは、前述の方法に関連するメッセージを分散APから/へ受信し/送信するために、有線で分散APに接続される。複数のEthernetインタフェースの中の残りのネットワークインタフェースは、別のネットワーク装置により送信されるEthernetフレームを受信するために、有線で、別のネットワーク装置に接続される。プロセッサは、第2の態様における一部の又は全部の手順を実行するよう構成される。
第7の態様は、別の中央APを提供する。中央APは、処理モジュール、送信モジュール、及び受信モジュールを含む。中央APは、前述のモジュールを使用することにより、第2の態様における一部又は全部の方法を実施する。
第8の態様は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、プログラムを格納し、プログラムは第2の態様の一部又は全部のステップを実行する。
本発明の実施形態の技術的解決策をより明確に記載するために、実施形態を説明するのに必要な添付の図面を以下に簡単に説明する。明らかなことに、以下の説明中の添付の図面は、本発明の一部の実施形態であり、これらの図面に従って当業者により創造的労力を有しないで他の図面も得られる。
本発明の一実施形態による中央分散アーキテクチャの概略的構造図である。 本発明の一実施形態による分散APの間のハンドオーバの方法の概略的フローチャートである。 本発明の一実施形態による分散APの間のハンドオーバの方法の概略的フローチャートである。 本発明の一実施形態によるハンドオーバシナリオの概略図である。 本発明の一実施形態による中央APの概略的構造図である。 本発明の一実施形態による別の中央APの概略的構造図である。 本発明の一実施形態による分散APの概略的構造図である。 本発明の一実施形態による別の分散APの概略的構造図である。
図1に示すように、中央分散アーキテクチャは、中央APと、少なくとも2つの分散APと、を含む。分散APは、無線周波数機能を有するAPである。中央APは、無線周波数機能を有するAPであって良く、又は無線周波数機能を有しないネットワーク装置であって良い。中央AP及び分散APの更なる詳細な機能については、以下の記載を参照する。
中央APは、従来のAPの機能(無線周波数部分を除く)を有し、無線端末の割り当て及び中央AP内ハンドオーバを制御する機能のような、無線制御部の幾つかの機能が中央APに追加される。さらに、中央APは、分散APを管理する機能を更に有する。中央AP内ハンドオーバの機能は、無線端末に、同じ中央APにより制御される異なる分散APの間でハンドオーバさせる機能を表す。前述の機能に加えて、中央APは、従来のAPのブロードバンドサービス関連機能及びサービス転送関連機能、例えばサービス品質(英語:quality of service、QoS)及びアクセス制御リスト(英語:access control list、ACL)、を更に有して良い。前述の無線制御部は、無線アクセスポイントの制御及びプロビジョニング(英語:Control And Provisioning of Wireless Access Points、CAPWAP)プロトコルにおけるアクセス制御部(英語:Access Controller、AC)であって良い。
中央APは、ゲートウェイの機能を更に有して良い。中央APは、ネットワークアクセス制御(英語:network access control、NAC)機能、及び動的ホスト構成プロトコル(英語:Dynamic Host Configuration Protocol、DHCP)サーバの機能を更に有して良い。
分散APは、従来のAPと別個の無線周波数モジュールである。分散APは、WLANの中の無線インタフェースパケットを処理することを担い、有線ネットワークのトンネル(例えば、Ethernet)を使用することにより中央APと通信する。中央APは、直接に又はCAPWAPプロトコルを使用することにより分散APと通信して良い。
無線終端点(英語:Wireless Termination Point、WTP)とACとの間の制御チャネルは、CAPWAPプロトコルにおいて提供される。本発明の実施形態では、分散APは、CAPWAPトンネルを使用することにより中央APと通信し、中央APは、CAPWAPプロトコルにおけるACとして使用され、分散APはCAPWAPプロトコルにおけるWTPとして使用される。
本発明の実施形態は、無線端末が同じ中央APにより制御される異なる分散APの間でハンドオーバされるシナリオに適用可能である。無線端末は、WLAN局(英語:station、STA)の機能を有する任意の装置、例えば携帯電話機(英語:cell phone)、スマートフォン(英語:smartphone)、コンピュータ(英語:computer)、タブレットコンピュータ(英語:tablet computer)、パーソナルデジタルアシスタント(英語:personal digital assistant、PDA)、モバイルインターネット装置(英語:mobile Internet device、MID)、ウエアラブル装置、又は電子書籍リーダ(英語:e−book reader)、である。
図2A及び図2Bを参照すると、図2A及び図2Bは、本発明の一実施形態による分散APの間のハンドオーバの方法の概略的フローチャートである。同じ中央APにより制御される分散APのカバレッジエリアでは、複数の無線端末がハンドオーバされて良く、無線端末は、分散APの間の同じハンドオーバ手順を有する。したがって、無線端末のうちの1つ、つまり、ターゲット無線端末が、本発明の本実施形態において説明のための一例として使用される。図2A及び図2Bに示すように、方法は以下のステップを含む。
S201。中央APは、第1Ethernetフレームを受信する。
中央APは、別の有線ネットワーク装置又は分散APから第1Ethernetフレームを受信して良い。第1Ethernetフレームの宛先アドレスは、ターゲット無線端末のアドレス、例えばターゲット無線端末の媒体アクセス制御(英語:media access control、MAC)アドレスである。中央APは、ターゲット無線端末のアドレスに従い、ターゲット無線端末の第1Ethernetフレームを識別して良い。
S202。中央APは、第1Ethernetフレームを第1分散AP(以後、AP 1として参照される)へ送信する。
AP 1は、ターゲット無線端末がハンドオーバされる前に、ターゲット無線端末にサービスする分散APである。
S203。AP 1は、第1Ethernetフレームを受信する。
S204。任意的に、AP1は、第1Ethernetフレームを保存する。
AP 1は、複数の無線端末のEthernetフレームを格納する記憶領域を残し、無線端末のアドレスに従い、異なる無線端末のEthernetフレームを区別して良い。AP 1は、ターゲット無線端末の第1Ethernetフレームを受信した後に、第1Ethernetフレームを直接保存して良い。代替で、第1Ethernetフレームを第1無線フレームに変換した後に、AP 1は第1無線フレームを保存して良い。
S205。記憶ボリュームが閾より大きい場合、AP 1は、中央APへ第1命令を送信する。ここで、第1命令は、ターゲット無線端末のアドレスを含む。
任意的に、記憶ボリュームが閾より大きいことは、ターゲット無線端末の格納されたフレームのボリュームが閾より大きいことを意味して良い。ターゲット無線端末のフレームのボリュームが閾より大きいことは、ターゲット無線端末のフレームの量がデータ閾より大きいこと、又はターゲット無線端末のフレームのデータ量が容量閾より大きいことを意味して良い。
任意的に、記憶ボリュームが閾より大きいことは、全ての無線端末の格納されたフレームの合計ボリュームが閾より大きいことを意味して良い。全ての無線端末のフレームの合計ボリュームが閾より大きいことは、全ての無線端末のフレームの合計量がデータ閾より大きいこと、又は全ての無線端末のフレームの合計データ量が容量閾より大きいことを意味して良い。全ての無線端末の格納されたフレームの合計ボリュームが閾より大きい場合、第1命令は、全ての無線端末のアドレス又は幾つかの無線端末のアドレスを含んで良い。
S206。中央APは、第1命令を受信する。
S207。中央APは、第1命令に応答する。
中央APが第1命令に応答するとき実行される動作は、以下の通りであって良い。
中央APは、ターゲット無線端末のEthernetフレームを送信するレートを低下する。例えば、中央APが第1命令を受信した後に、ターゲット無線端末のEthernetフレームを受信するレートが、送信閾Xより大きい場合、中央APは、レートXでターゲット無線端末のEthernetフレームを送信し、未送信Ethernetフレームを保存する。別の例では、第1命令を受信した後に、中央APは、ターゲット無線端末のEthernetフレームの送信を一時停止して良い。
中央APは、宛先アドレスがターゲット無線端末のアドレスである第2Ethernetフレームを保存する。
S208。ターゲット無線端末がハンドオーバ条件を満たすとき、中央APは、ターゲット無線端末がAP 1から第2分散AP(以後、AP 2として参照される)へハンドオーバされるべきである。
AP 2は、ターゲット無線端末がハンドオーバされた後に、ターゲット無線端末にサービスする分散APである。
任意的に、中央APは、ターゲット無線端末がハンドオーバ条件を満たすか否かをリアルタイムに決定して良い。図3に示すように、ターゲット無線端末がネットワークに接続した後、現在関連する分散AP(例えば、図3のAP 2)及び現在関連する分散APの近隣の分散AP(例えば、図3のAP 1及びAP 3)は、中央APへ同時に、ターゲット無線端末の受信信号強度表示(英語:received signal strength indication、RSSI)を周期的に報告する。中央APは、分散APによりモニタされるターゲット無線端末のRSSIに基づき、ハンドオーバ条件が満たされるか否かを決定する。ハンドオーバ条件が満たされる場合、中央APは、ターゲット無線端末がAP 1からAP 2へハンドオーバされることを決定する。
幾つかの実施形態では、中央APは、ターゲット無線端末に現在サービスしている分散APにより送信されるRSSIを、ターゲット無線端末に現在サービスしている分散APの近隣の分散APにより送信されるRSSIと、別個に比較する。近隣の分散APにより送信されるRSSIにより示される強度と、ターゲット無線端末に現在サービスしている分散APにより送信されるRSSIにより示される強度との間の差が、特定閾に達する場合、及び後の時間期間において、近隣の分散APにより送信されるRSSIにより示される強度は次第に高くなり、ターゲット無線端末に現在サービスしている分散APにより送信されるRSSIにより示される強度は次第に低くなり、中央APはハンドオーバ条件が満たされることを決定する。図3に示すように、AP 2により送信されるRSSIはRSSI 2であり、AP 1により送信されるRSSIはRSSI 1であり、AP 3により送信されるRSSIはRSSI 3であると仮定する。RSSI3からRSSI2を減算した後に得られる差が特定閾に達する場合、及び後の時間期間において、RSSI3により示される強度は次第に高くなり、RSSI2により示される強度は次第に低くなり、中央APはハンドオーバ条件が満たされることを決定する。
ハンドオーバ条件は、ハンドオーバ決定のために使用できる別の組合せ、例えば近隣の分散APにより送信されるRSSIにより示される強度が特定閾を超えること、及びターゲット無線端末に現在サービスしている分散APにより送信されるRSSIにより示される強度が特定閾より低いこと、であって良い。
S209。中央APは、ハンドオーバ要求をAP 1へ送信する。
ハンドオーバ要求は、ターゲット無線端末のアドレス、例えばターゲット無線端末のMACアドレス、AP 2の識別子、例えばAP 2のMACアドレス又はインターネットプロトコル(英語:Internet Protocol、IP)アドレスを含む。ハンドオーバ要求は、ターゲット無線端末がAP 1のカバレッジエリアからAP 2のカバレッジエリアへ出て行くことを、AP 1に知らせるために使用される。
S210。AP1は、ハンドオーバ要求を受信する。
任意的に、AP 1は、ターゲット無線端末へ第2命令を送信して良い。
任意的に、AP 1は、第2命令を繰り返し送信して良い。第2命令は、無線フレームの送信を一時停止するよう、ターゲット無線端末に指示するために使用される。
任意的に、第2命令は、無線フレームの送信の一時停止が指示される期間を含んで良い。第2命令により示される及び無線フレームの送信が一時停止される期間はTであると仮定する。第2命令を受信すると、ターゲット無線端末は、時間期間Tの後に、無線フレームを送信する。
S211。AP 1は、AP 2へコンテキストハンドオーバ要求を送信する。ここで、コンテキストハンドオーバ要求は、ターゲット無線端末の未送信フレームを含む。
未送信フレームは、AP 1に格納されるターゲット無線端末のフレームの中で、ターゲット無線端末へ送信されていないフレームである。AP 1に格納されるターゲット無線端末のフレームがEthernetフレームである場合、ターゲット無線端末の未送信フレームは、宛先アドレスがターゲット無線端末のアドレスであるフレームである。AP 1に格納されるターゲット無線端末のフレームが無線フレームである場合、ターゲット無線端末の未送信フレームは、受信側アドレスがターゲット無線端末のアドレスであるフレームである。
任意的に、AP 1が中央APにより送信されたハンドオーバ要求を受信した後、AP 1は、AP 1に格納されたターゲット無線端末のフレームを、ターゲット無線端末へ優先的に送信して良い。中央APがハンドオーバ要求を送信した後に、ターゲット無線端末にサービスするAPは、AP 2に変更される。しかしながら、ハンドオーバはほんの最近に生じたので、ターゲット無線端末は、AP 1の無線信号を依然として受信して良い。ハンドオーバの後に、AP 1は、依然として、AP 1に格納されたターゲット無線端末のフレームを、ターゲット無線端末へ送信しようと試みて良い。AP 1がターゲット無線端末の少数のフレームを格納する場合、AP 1は、なお、ターゲット無線端末の全てのフレームを時間内に送信して良く、したがって、コンテキストハンドオーバ要求のAP 2への送信は回避される。どんな場合でも、ターゲット無線端末がAP 1の無線信号を依然として受信できるときに、ターゲット無線端末へ可能な限り多くのフレームを送信するために、AP 1は、ターゲット無線端末のフレームを優先的に送信して良い。
例えば、ダウンリンクパケットスケジューリングの間、ターゲット無線端末のフレームは、優先的に送信されて良い。つまり、ターゲット無線端末のフレームは、別の無線端末のフレームが送信される前に、送信される。別の例では、AP 1は、高優先度アクセスカテゴリ(英語:access category)を使用することによりターゲット無線端末のWLANフレームを送信する。
さらに任意的に、AP 1が、AP 1に格納されたターゲット無線端末のフレームをターゲット無線端末へ優先的に送信する処理において、以下のケースのうちの任意の1又は複数が生じる場合、AP 1は、AP 1に格納されたターゲット無線端末のフレームのターゲット無線端末への送信を停止する。
ケース1:AP 1は、ターゲット無線端末の格納されたフレームの送信レートを検出し、送信の成功したフレームの送信レートが第1閾(例えば、6Mbps)より低いことが検出された場合、ターゲット無線端末のフレームの送信を停止して良い。AP 1に格納されたターゲット無線端末のフレームは5個のフレーム{A,B,C,D,E}を含むと仮定する。AP 1は、フレームAをターゲット無線端末へ送信し、フレームAの送信レートを記録する。ターゲット無線端末により返される肯定応答フレームが受信された場合、これは、フレームAが送信に成功したことを示す。AP 1は、次に、フレームAの送信レートを第1閾と比較し、フレームAの送信レートが第1閾より小さい場合、ターゲット無線端末のフレームの送信を停止し、{B,C,D,E}をターゲット無線端末の未送信フレームとして使用する。
ケース2:AP 1は、ターゲット無線端末の格納されたフレームの中で送信に成功したフレームの肯定応答フレームの受信信号強度を検出し、送信したフレームの肯定応答フレームの受信信号強度が第2閾(例えば、−70dBm)より低いことが検出された場合、ターゲット無線端末のフレームの送信を停止して良い。AP 1に格納されたターゲット無線端末のフレームは5個のフレーム{A,B,C,D,E}を含むと仮定する。AP 1は、フレームAをターゲット無線端末へ送信する。ターゲット無線端末により返される肯定応答フレームが受信された場合、これは、フレームAが送信に成功したことを示す。AP 1は、肯定応答フレームの受信信号強度を得て、肯定応答フレームの受信信号強度が第2閾より小さい場合、ターゲット無線端末のフレームの送信を停止し、{B,C,D,E}をターゲット無線端末の未送信フレームとして使用する。
ケース3:AP 1は、ターゲット無線端末へのフレームの送信が失敗したか否かを検出し、ターゲット無線端末へのフレームの送信が失敗したことが検出された場合、ターゲット無線端末のフレームの送信を停止して良い。AP 1に格納されたターゲット無線端末のフレームは5個のフレーム{A,B,C,D,E}を含むと仮定する。AP 1は、フレームAをターゲット無線端末へ送信する。ターゲット無線端末により返される肯定応答フレームが受信された場合、これは、フレームAが送信に失敗したことを示す。AP 1は、ターゲット無線端末のフレームの送信を停止し、{B,C,D,E}をターゲット無線端末の未送信フレームとして使用する。
AP 1に格納されたターゲット無線端末のフレームがフレームキューの形式で配置される場合、任意的に、フレームキューは、ハードウェアキュー及びソフトウェアキューに分けられて良い。ソフトウェアキューの中のフレームは、バッファされた状態であり、ハードウェアキューの中のフレームは、送信される予定であり又は無線周波数チップの中で送信されている。AP 1は、ソフトウェアキューの中のフレームを、ターゲット無線端末の未送信フレームとして直接に使用し、ハードウェアキューの中のフレームをターゲット無線端末へ順に送信して良い。ハードウェアキューの中のフレームの送信が失敗したことが検出された場合、AP 1は、ハードウェアキューの中の残りのフレーム及びソフトウェアキューの中のフレームを、ターゲット無線端末の未送信フレームとして使用する。
AP 1は、例えばAP 1及びAP 2がネットワークの中で接続されると、AP 2へコンテキストハンドオーバ要求を直接送信して良い。任意的に、コンテキストハンドオーバ要求は、AP 1により送信された後に、中央APを通ってAP 2に到達する。例えば、AP 1及びAP 2がネットワークの中で接続されると、AP 1は、コンテキストハンドオーバ要求を中央APへ送信して良く、中央APは、コンテキストハンドオーバ要求をAP 2へ送信する。図2A及び図2Bは、AP 1がAP 2と直接通信するケースのみを示し、中央APを使用することにより転送が実行されるケースは省略される。
任意的に、ターゲット無線端末の未送信フレームが第3閾を超える場合、AP 1は、ターゲット無線端末の未送信フレームが送信されるまで、複数のコンテキストハンドオーバ要求をAP 2へ送信して良い。コンテキストハンドオーバ要求は、ターゲット無線端末の異なる未送信フレームを含む。
任意的に、コンテキストハンドオーバ要求は、ターゲット無線端末の仮想基本サービスセット識別子(英語:basic service set identifier、BSSID)、ユーザキー、等を更に含んで良い。
中央APは、複数の仮想BSSIDを生成して良い。ターゲット無線端末が中央APの任意の分散APにアクセスした後、中央APは、ターゲット無線端末の仮想BSSIDを指定する。中央APは、複数の仮想BSSIDを予め生成し、ターゲット無線端末が任意の分散APにアクセスした後に、ターゲット無線端末のために仮想BSSIDのうちの1つを指定して良い。代替で、中央APは、仮想BSSIDを予め生成せず、しかしターゲット無線端末が任意の分散APにアクセスした後に、仮想BSSIDを生成し及びターゲット無線端末のために仮想BSSIDを指定して良い。ターゲット無線端末が中央APの範囲内でハンドオーバされるとき(つまり、中央APの全ての分散APの範囲)、仮想BSSIDは不変のままである。つまり、WLANフレームをターゲット無線端末へ送信するとき、中央APの各分散APは、WLANフレームの中にあり且つAPのMACアドレスが入れられるべきフィールド、例えば送信側アドレスフィールド及びBSSIDフィールドに、仮想BSSIDを入れる。したがって、ターゲット無線端末が中央APの範囲内にあるとき、ターゲット無線端末は、BSSIDが仮想BSSIDであるAPとターゲット無線端末が通信していると考える。ターゲット無線端末のアドレスは、ターゲット無線端末がAP 2のカバレッジエリアへ移動する予定であることを、AP 2に知らせるために使用される。ターゲット無線端末のユーザキーは、暗号化及び解読に関連し且つターゲット無線端末がAP 1と通信するとき使用されるデータである。
S212。AP 2は、コンテキストハンドオーバ要求を受信する。
AP 1が複数のコンテキストハンドオーバ要求を送信する場合、相応して、AP 2は、複数のコンテキストハンドオーバ要求を受信して良い。コンテキストハンドオーバ要求を受信すると、AP 2は、ターゲット無線端末のコンテキストを生成する。コンテキストは、ターゲット無線端末に関連付けられたデータ、例えばターゲット無線端末のアドレス及び対応する仮想BSSIDを記録するために使用される。コンテキストハンドオーバ要求が、ターゲット無線端末のユーザキーを含む場合、AP 2は、コンテキストハンドオーバ要求を受信すると、AP 2の暗号化及び解読モジュールにユーザキーを更に設定する。
S213。AP 2は、未送信フレームをターゲット無線端末へ送信する。
AP 1が複数のコンテキストハンドオーバ要求を送信する場合、コンテキストハンドオーバ要求が受信される度に、AP 2は、コンテキストハンドオーバ要求の中の未送信フレームを抽出し、未送信フレームをターゲット無線端末へ送信して良い。代替で、AP 2は、全てのコンテキストハンドオーバ要求の中の未送信フレームを抽出した後にのみ、抽出した未送信フレームをターゲット無線端末へ送信して良い。
S214。任意的に、AP 2は、コンテキストハンドオーバ肯定応答をAP 1へ送信する。
AP 1が複数のコンテキストハンドオーバ要求をAP 2へ送信する場合、AP 2は、各コンテキストハンドオーバ要求に対してコンテキストハンドオーバ肯定応答を送信して良く、或いは、AP 2は、全てのコンテキストハンドオーバ要求に対して1つのコンテキストハンドオーバ肯定応答で応じて良い。
S213及びS214は、厳格なシーケンスで実行されず、同時に実行されて良い。
S215。任意的に、AP 1は、コンテキストハンドオーバ肯定応答を受信する。
S216。任意的に、AP 1は、コンテキストハンドオーバ肯定応答に応答して、ハンドオーバ肯定応答を中央APへ送信する。
ハンドオーバ肯定応答は、ターゲット無線端末の格納された第2EthernetフレームをAP 2へ送信し始めるよう、中央APに指示するために使用される。AP 1は、代替で、ハンドオーバ要求を受信した後の任意の時機に、ハンドオーバ肯定応答を中央APへ送信して良い。
AP 1が複数のコンテキストハンドオーバ要求をAP 2へ送信する場合、AP 1は、最後のコンテキストハンドオーバ肯定応答を受信した後にのみ、ハンドオーバ肯定応答を中央APへ送信して良く、或いは、AP 1は、最初のコンテキストハンドオーバ肯定応答を受信すると、ハンドオーバ肯定応答を中央APへ送信して良い。
S217。任意的に、中央APは、ハンドオーバ肯定応答を受信する。
S218。中央APは、ターゲット無線端末の第2EthernetフレームをAP 2へ送信する。
本実施形態では、順序の狂ったダウンリンクパケットを減少させるために、中央APは、ハンドオーバ肯定応答を受信した後にのみ、ターゲット無線端末の第2EthernetフレームをAP 2へ送信する。代替で、中央APは、ターゲット無線端末がAP 1からAP 2へハンドオーバされることを決定すると、ターゲット無線端末の第2EthernetフレームをAP 2へ送信して良い。
AP 2が第2Ethernetフレームを受信した後の処理手順については、AP 1が中央APにより送信された第1Ethernetフレームを受信した後の前述の関連する記載を参照でき、詳細事項はここで記載されない。
図2A及び図2Bに示す実施形態では、ターゲット無線端末がAP 1のカバレッジエリアからAP 2のカバレッジエリアへ移動する過程で、AP 1は、ターゲット無線端末へ時間内に送信することに失敗したバッファされたフレームをAP 2へ送信し、AP 2を使用することによりターゲット無線端末へ該フレームを送信して、ターゲット無線端末がAP 1とAP 2との間でハンドオーバされるときのダウンリンクパケット損失を低減する。
図4を参照すると、図4は、本発明の一実施形態による中央APの概略的構造図である。図4に示すように、中央APは、プロセッサ41、メモリ42、及びネットワークインタフェース43を含む。プロセッサ41は、メモリ42及びネットワークインタフェース43に接続される。例えば、プロセッサ41は、バスを使用することにより、メモリ42及びネットワークインタフェース43に接続されて良い。
プロセッサ41は、前述の方法における対応する機能を実行する際に、中央APを支援するよう構成される。プロセッサ41は、中央処理ユニット(英文:central processing unit;CPU)、ネットワークプロセッサ(英語:network processor、NP)、ハードウェアチップ、又はそれらの任意の組合せであって良い。前述のハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(英語:application−specific integrated circuit、ASIC)、プログラマブルロジック素子(英語:programmable logic device、PLD)、又はそれらの組合せであって良い。前述のPLDは、複合プログラマブルロジック素子(英語:complex programmable logic device、CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(英語:field−programmable gate array、FPGA)、一般的なアレイロジック(英語:generic array logic、GAL)、又はそれらの組合せであって良い。
メモリ42は、ハンドオーバ条件、無線端末の未送信フレーム、等を格納するよう構成される。メモリ42は、揮発性メモリ(英語:volatile memory)、例えばランダムアクセスメモリ(英語:random access memory、RAMと略す)を含んで良い。メモリ42は、不揮発性メモリ(英語:non−volatile memory)、例えば読み出し専用メモリ(英語:read−only memory、ROMと略す)、フラッシュメモリ(英語:flash memory)、ハードディスクドライブ(英語:hard disk drive、HDDと略す)、ソリッドステートドライブ(英語:solid−state drive、SSDと略す)も含んで良い。代替で、メモリ42は、前述の種類のメモリの組合せを含んで良い。
ネットワークインタフェース43は、1又は複数のEthernetインタフェースを含む。ネットワークインタフェース43が1つのEthernetインタフェースを含む場合、中央APは、Ethernetインタフェースを使用することにより、切替装置に接続されて良い。切替装置の1又は複数のネットワークインタフェースは、前述の方法に関連するメッセージを分散APから/へ受信し/送信するために、有線で分散APに接続される。切替装置の残りのネットワークインタフェースは、別のネットワーク装置により送信されるEthernetフレームを受信するために、有線で、別のネットワーク装置に接続される。ネットワークインタフェース43が複数のEthernetインタフェースを含む場合、複数のEthernetインタフェースの中の1又は複数のEthernetインタフェースは、前述の方法に関連するメッセージを分散APから/へ受信し/送信するために、有線で分散APに接続される。複数のEthernetインタフェースの中の残りのネットワークインタフェースは、別のネットワーク装置により送信されるEthernetフレームを受信するために、有線で、別のネットワーク装置に接続される。
プロセッサ41は、以下の動作を実行して良い:
ネットワークインタフェース43を使用することにより、第1分散APにより送信される第1命令を受信し、第1命令は無線端末のアドレスを有し、第1分散APは、複数の分散APのうち、無線端末にサービスする分散APであり、第1命令に応答して、第1分散APのEthernetフレームを送信するレートを低減し、Ethernetフレームをメモリ42に保存し、無線端末が第1分散APから第2分散APへハンドオーバされることを決定すると、ネットワークインタフェース43を使用することにより、第2分散APへEthernetフレームを送信し、ネットワークインタフェース43を使用することにより、第1分散APへハンドオーバ要求を送信し、ハンドオーバ要求は、無線端末のアドレスと第2分散APの識別子とを有し、ハンドオーバ要求は、無線端末の未送信フレームを第2分散APへ送信するよう第1分散APに指示するために使用され、未送信フレームは、第1分散APに格納される無線端末のフレームの中で、無線端末へ送信されていないフレームである。
さらに、ネットワークインタフェース43を使用することにより、第1分散APにより送信されたハンドオーバ肯定応答を受信した後に、プロセッサ41は、ネットワークインタフェース43を使用することにより、Ethernetフレームを第2分散APへ更に送信して良い。
図5を参照すると、図5は、本発明の一実施形態による別の中央APの概略的構造図である。図5に示すように、中央APは、処理モジュール51、送信モジュール52、及び受信モジュール53を含む。処理モジュール51は、図4に示すプロセッサの機能を実施する。送信モジュール52及び受信モジュール53は、図4に示すネットワークインタフェースの機能を実施する。
図6を参照すると、図6は、本発明の一実施形態による分散APの概略的構造図である。図6に示すように、分散APは、プロセッサ61、メモリ62、及びネットワークインタフェース63を含む。プロセッサ61は、メモリ62及びネットワークインタフェース63に接続される。例えば、プロセッサ61は、バスを使用することにより、メモリ62及びネットワークインタフェース63に接続されて良い。
プロセッサ61は、前述の方法における対応する機能を実行する際に、分散APを支援するよう構成される。プロセッサ61は、CPU、NP、ハードウェアチップ、無線周波数(英語:radio frequency、RF)チップ、ベースバンドチップ、又はそれらの任意の組合せであって良い。前述のハードウェアチップは、ASIC、PLD、又はそれらの組合せであって良い。前述のPLDは、CPLD、FPGA、GAL、又はそれらの任意の組合せであって良い。
ネットワークインタフェース63は、無線インタフェース632を含む。任意的に、ネットワークインタフェース63は、有線インタフェース631を更に含んで良い。分散APは、前述の方法に関連するメッセージを中央APから/へ受信し/送信するために、有線インタフェース631を使用することにより有線で中央APに接続されて良い。代替で、分散APは、前述の方法に関連するメッセージを中央APから/へ受信し/送信するために、無線インタフェース632を使用することにより中央APに接続されて良い。分散APは、無線インタフェース632を使用することにより、無線端末と無線通信を実行する。無線インタフェース632はアンテナを含む。メモリ62は、揮発性メモリ、例えばRAMを含んで良い。メモリ62は、不揮発性メモリ、例えばROM、フラッシュメモリ、HDD、又はSSDも含んで良い。代替で、メモリ62は、前述の種類のメモリの組合せを含んで良い。
プロセッサ61は、以下の動作を実行して良い:
ネットワークインタフェース63を使用することにより、中央APにより送信されたハンドオーバ要求を受信し、ハンドオーバ要求は無線端末のアドレス及び第2分散APの識別子を含み、ハンドオーバ要求を受信した後に、ネットワークインタフェース63を使用することにより、コンテキストハンドオーバ要求を第2分散APへ送信し、コンテキストハンドオーバ要求は無線端末の未送信フレームを含み、未送信フレームは、無線端末の格納されたフレームの中で無線端末へ送信されていないフレームであり、コンテキストハンドオーバ要求は、未送信フレームを無線端末へ送信するよう第2分散APに指示するために使用される。
さらに、プロセッサ61は、ネットワークインタフェースを使用することにより、中央APにより送信される第1Ethernetフレームを更に受信して良く、第1Ethernetフレームの宛先アドレスは無線端末のアドレスであり、メモリ62に第1Ethernetフレームを保存し、無線端末の格納されたフレームは第1Ethernetフレームを有し、又は、第1Ethernetフレームを第1無線フレームに変換し及びメモリに第1無線フレームを保存し、無線端末の格納されたフレームは第1無線フレームを有し、記憶ボリュームが閾より大きいとき、ネットワークインタフェース63を使用することにより、中央APへ第1命令を送信し、第1命令は無線端末のアドレスを有し、第1命令は、無線端末のEthernetフレームを送信するレートを低減するよう中央APに指示するために使用される。
さらに、第1命令は、宛先アドレスが無線端末のアドレスである第2Ethernetフレームを保存するよう、中央APに指示するために更に使用される。プロセッサ61は、ネットワークインタフェース63を使用することにより、第2分散APにより送信されたコンテキストハンドオーバ肯定応答を更に受信して良く、コンテキストハンドオーバ肯定応答は、コンテキストハンドオーバ要求に対する第2分散APの肯定応答であり、コンテキストハンドオーバ肯定応答に応答して、ネットワークインタフェース63を使用することにより、中央APへハンドオーバ肯定応答を送信し、ハンドオーバ肯定応答は、中央APに格納された第2Ethernetフレームを第2分散APへ送信するよう、中央APに指示するために使用される。
さらに、ネットワークインタフェース63を使用することにより、中央APにより送信されたハンドオーバ要求を受信した後に、プロセッサ61は、ネットワークインタフェース63を使用することにより、無線端末の格納されたフレームを無線端末へ更に優先的に送信して良い。
図7を参照すると、図7は、本発明の一実施形態による別の分散APの概略的構造図である。図7に示すように、分散APは、処理モジュール71、送信モジュール72、及び受信モジュール73を含む。処理モジュール71は、図6に示すプロセッサの機能を実施する。送信モジュール72は、無線インタフェース632及び有線インタフェース631の送信インタフェース機能を実施する。受信モジュール73は、無線インタフェース632及び有線インタフェース631の受信インタフェース機能を実施する。
当業者は、実施形態の中の方法の手順のうちの全部又は一部が関連するハードウェアに指示するコンピュータプログラムにより実装されて良いことを理解できる。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されて良い。プログラムが実行するとき、実施形態の中の方法の手順が実行される。記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、ROM又はRAM、等であって良い。
以上に開示されたものは、本発明の実施形態の単なる例であり、明らかに本発明の保護範囲を制限することを意図しない。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲に従う。
41 プロセッサ
42 メモリ
43 ネットワークインタフェース
5 中央AP
51 処理モジュール
52 送信モジュール
53 受信モジュール
61 プロセッサ
62 メモリ
63 ネットワークインタフェース
631 有線インタフェース
632 無線インタフェース
7 分散AP
71 処理モジュール
72 送信モジュール
73 受信モジュール

Claims (18)

  1. 分散アクセスポイントの間のハンドオーバの方法であって、
    第1分散アクセスポイント(AP)により、中央APにより送信されるハンドオーバ要求を受信するステップであって、前記ハンドオーバ要求は、無線端末のアドレスと第2分散APの識別子とを有する、ステップと、
    第1分散APにより、前記ハンドオーバ要求を受信した後に、前記第2分散APへコンテキストハンドオーバ要求を送信するステップであって、前記コンテキストハンドオーバ要求は前記無線端末の未送信フレームを有し、前記未送信フレームは、前記第1分散APに格納される前記無線端末のフレームの中で前記無線端末へ送信されていないフレームであり、前記コンテキストハンドオーバ要求は、前記無線端末へ前記未送信フレームを送信するよう前記第2分散APに指示するために使用される、ステップと、
    を含む方法。
  2. 前記方法は、
    前記第1分散APにより、前記中央APにより送信された第1Ethernetフレームを受信するステップであって、前記第1Ethernetフレームの宛先アドレスは、前記無線端末のアドレスである、ステップと、
    前記第1分散APにより、前記第1Ethernetフレームを保存するステップであって、前記第1分散APに格納される前記無線端末の前記フレームは、前記第1Ethernetフレームを有する、ステップ、又は、前記第1分散APにより、前記第1Ethernetフレームを第1無線フレームに変換し、前記第1無線フレームを保存するステップであって、前記第1分散APに格納される前記無線端末の前記フレームは前記第1無線フレームを有する、ステップと、
    前記第1分散APにより、前記第1分散APの記憶ボリュームが閾より大きいとき、前記中央APへ第1命令を送信するステップであって、前記第1命令は前記無線端末の前記アドレスを有し、前記第1命令は、前記無線端末のEthernetフレームを送信するレートを低減するよう前記中央APに指示するために使用される、ステップと、
    を更に含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1命令は、宛先アドレスが前記無線端末の前記アドレスである第2Ethernetフレームを保存するよう前記中央APに指示するために更に使用され、
    前記方法は、
    前記第1分散APにより、前記第2分散APにより送信されるコンテキストハンドオーバ肯定応答を受信するステップであって、前記コンテキストハンドオーバ肯定応答は、前記コンテキストハンドオーバ要求に対する前記第2分散APの肯定応答である、ステップと、
    前記第1分散APにより、前記コンテキストハンドオーバ肯定応答に応答して、前記中央APへハンドオーバ肯定応答を送信するステップであって、前記ハンドオーバ肯定応答は、前記中央APに格納される前記第2Ethernetフレームを前記第2分散APへ送信するよう前記中央APに指示するために使用される、ステップと、
    を更に含む請求項2に記載の方法。
  4. 第1分散APにより、中央APにより送信されるハンドオーバ要求を受信する前記ステップの後に、前記方法は、
    前記第1分散APにより、前記第1分散APに格納される前記無線端末の前記フレームを前記無線端末へ優先的に送信するステップ、
    を更に含む請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 分散アクセスポイントの間のハンドオーバの方法であって、
    中央アクセスポイント(AP)により、第1分散APにより送信される第1命令を受信するステップであって、前記第1命令は無線端末のアドレスを有し、前記第1分散APは、複数の分散APのうち、前記無線端末にサービスする分散APである、ステップと、
    前記中央APによる前記第1命令に応答して、前記第1分散APのEthernetフレームを送信するレートを低減し、前記Ethernetフレームを保存するステップと、
    前記無線端末が前記第1分散APから第2分散APへハンドオーバされるとき、前記中央APにより、前記第2分散APへ前記Ethernetフレームを送信し、前記第1分散APへハンドオーバ要求を送信するステップであって、前記ハンドオーバ要求は、前記無線端末の前記アドレスと前記第2分散APの識別子とを有し、前記ハンドオーバ要求は、前記無線端末の未送信フレームを前記第2分散APへ送信するよう前記第1分散APに指示するために使用され、前記未送信フレームは、前記第1分散APに格納される前記無線端末のフレームの中で、前記無線端末へ送信されていないフレームである、ステップと、
    を含む方法。
  6. 前記第2分散APへ前記Ethernetフレームを送信する前記ステップは、
    前記中央APにより、前記中央APが前記第1分散APにより送信されるハンドオーバ肯定応答を受信した後に、前記第2分散APへ前記Ethernetフレームを送信するステップであって、前記ハンドオーバ肯定応答は、前記第1分散APが前記第2分散APへ前記無線端末の前記未送信フレームを送信した後の前記ハンドオーバ要求に対する肯定応答である、ステップ、
    を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 分散アクセスポイント(AP)であって、
    中央APにより送信されるハンドオーバ要求を受信するよう構成される受信モジュールであって、前記ハンドオーバ要求は、無線端末のアドレスと第2分散APの識別子とを有する、受信モジュールと、
    前記ハンドオーバ要求が受信された後に、前記第2分散APへコンテキストハンドオーバ要求を送信するよう構成される送信モジュールであって、前記コンテキストハンドオーバ要求は前記無線端末の未送信フレームを有し、前記未送信フレームは、前記無線端末の格納されたフレームの中で前記無線端末へ送信されていないフレームであり、前記コンテキストハンドオーバ要求は、前記無線端末へ前記未送信フレームを送信するよう前記第2分散APに指示するために使用される、送信モジュールと、
    を含む分散AP。
  8. 前記送信モジュールは、前記中央APにより送信される第1Ethernetフレームを受信するよう更に構成され、前記第1Ethernetフレームの宛先アドレスは前記無線端末の前記アドレスであり、
    前記分散APは、
    処理モジュールであって、前記第1Ethernetフレームを保存し、前記無線端末の前記格納されたフレームは前記第1Ethernetフレームを有し、又は、前記第1Ethernetフレームを第1無線フレームに変換し及び前記第1無線フレームを保存し、前記無線端末の前記格納されたフレームは前記第1無線フレームを有する、よう構成される処理モジュール、
    を更に含み、
    前記送信モジュールは、記憶ボリュームが閾より大きいとき、前記中央APへ第1命令を送信するよう更に構成され、前記第1命令は前記無線端末の前記アドレスを有し、前記第1命令は、前記無線端末のEthernetフレームを送信するレートを低減するよう前記中央APに指示するために使用される、
    請求項7に記載の分散AP。
  9. 前記第1命令は、宛先アドレスが前記無線端末の前記アドレスである第2Ethernetフレームを保存するよう前記中央APに指示するために更に使用され、
    前記受信モジュールは、前記第2分散APにより送信されるコンテキストハンドオーバ肯定応答を受信するよう更に構成され、前記コンテキストハンドオーバ肯定応答は、前記コンテキストハンドオーバ要求に対する前記第2分散APの肯定応答であり、
    前記送信モジュールは、前記コンテキストハンドオーバ肯定応答に応答して、前記中央APへハンドオーバ肯定応答を送信するよう更に構成され、前記ハンドオーバ肯定応答は、前記中央APに格納される前記第2Ethernetフレームを前記第2分散APへ送信するよう前記中央APに指示するために使用される、
    請求項8に記載の分散AP。
  10. 前記送信モジュールは、前記受信モジュールが前記中央APにより送信される前記ハンドオーバ要求を受信した後に、前記無線端末へ前記無線端末の前記格納されたフレームを優先的に送信するよう更に構成される、請求項7乃至9のいずれか一項に記載の分散AP。
  11. 中央アクセスポイント(AP)であって、
    第1分散APにより送信される第1命令を受信するよう構成される受信モジュールであって、前記第1命令は無線端末のアドレスを有し、前記第1分散APは、複数の分散APのうち、前記無線端末にサービスする分散APである、受信モジュールと、
    前記第1命令に応答して、前記第1分散APのEthernetフレームを送信するレートを低減し、前記Ethernetフレームを保存するよう構成される処理モジュールと、
    前記無線端末が前記第1分散APから第2分散APへハンドオーバされるとき、前記第2分散APへ前記Ethernetフレームを送信し、前記第1分散APへハンドオーバ要求を送信するよう構成される送信モジュールであって、前記ハンドオーバ要求は、前記無線端末の前記アドレスと前記第2分散APの識別子とを有し、前記ハンドオーバ要求は、前記無線端末の未送信フレームを前記第2分散APへ送信するよう前記第1分散APに指示するために使用され、前記未送信フレームは、前記第1分散APに格納される前記無線端末のフレームの中で、前記無線端末へ送信されていないフレームである、送信モジュールと、
    を含む中央AP。
  12. 前記送信モジュールは、前記受信モジュールが前記第1分散APにより送信されるハンドオーバ肯定応答を受信した後に、前記第2分散APへ前記Ethernetフレームを送信するよう更に構成され、前記ハンドオーバ肯定応答は、前記第1分散APが前記第2分散APへ前記無線端末の前記未送信フレームを送信した後の前記ハンドオーバ要求に対する肯定応答である、
    請求項11に記載の中央AP。
  13. 分散アクセスポイント(AP)であって、プロセッサとメモリとネットワークインタフェースとを含み、前記プロセッサは前記メモリ及び前記ネットワークインタフェースに接続され、前記プロセッサは、
    前記ネットワークインタフェースを使用することにより、中央APにより送信されるハンドオーバ要求を受信し、前記ハンドオーバ要求は、無線端末のアドレスと第2分散APの識別子とを有し、
    前記ハンドオーバ要求を受信した後に、前記ネットワークインタフェースを使用することにより、前記第2分散APへコンテキストハンドオーバ要求を送信し、前記コンテキストハンドオーバ要求は前記無線端末の未送信フレームを有し、前記未送信フレームは、前記無線端末の格納されたフレームの中で前記無線端末へ送信されていないフレームであり、前記コンテキストハンドオーバ要求は、前記無線端末へ前記未送信フレームを送信するよう前記第2分散APに指示するために使用される、
    よう構成される、分散AP。
  14. 前記プロセッサは、
    前記ネットワークインタフェースを使用することにより、前記中央APにより送信される第1Ethernetフレームを受信し、前記第1Ethernetフレームの宛先アドレスは前記無線端末の前記アドレスであり、
    前記メモリに前記第1Ethernetフレームを保存し、前記無線端末の前記格納されたフレームは前記第1Ethernetフレームを有し、又は、前記第1Ethernetフレームを第1無線フレームに変換し及び前記メモリに前記第1無線フレームを保存し、前記無線端末の前記格納されたフレームは前記第1無線フレームを有し、
    記憶ボリュームが閾より大きいとき、前記ネットワークインタフェースを使用することにより、前記中央APへ第1命令を送信し、前記第1命令は前記無線端末の前記アドレスを有し、前記第1命令は、前記無線端末のEthernetフレームを送信するレートを低減するよう前記中央APに指示するために使用される、
    よう更に構成される、請求項13に記載の分散AP。
  15. 前記第1命令は、宛先アドレスが前記無線端末の前記アドレスである第2Ethernetフレームを保存するよう前記中央APに指示するために更に使用され、
    前記プロセッサは、
    前記ネットワークインタフェースを使用することにより、前記第2分散APにより送信されるコンテキストハンドオーバ肯定応答を受信し、前記コンテキストハンドオーバ肯定応答は、前記コンテキストハンドオーバ要求に対する前記第2分散APの肯定応答であり、
    前記コンテキストハンドオーバ肯定応答に応答して、前記ネットワークインタフェースを使用することにより、前記中央APへハンドオーバ肯定応答を送信し、前記ハンドオーバ肯定応答は、前記中央APに格納される前記第2Ethernetフレームを前記第2分散APへ送信するよう前記中央APに指示するために使用される、
    よう更に構成される、請求項14に記載の分散AP。
  16. 前記ネットワークインタフェースを使用することにより、前記中央APにより送信される前記ハンドオーバ要求を受信した後に、前記プロセッサは、
    前記ネットワークインタフェースを使用することにより、前記無線端末へ前記無線端末の前記格納されたフレームを優先的に送信する、
    よう更に構成される、請求項13乃至15のいずれか一項に記載の分散AP。
  17. 中央アクセスポイント(AP)であって、プロセッサとメモリとネットワークインタフェースとを含み、前記プロセッサは前記メモリ及び前記ネットワークインタフェースに接続され、前記プロセッサは、
    前記ネットワークインタフェースを使用することにより、第1分散APにより送信される第1命令を受信し、前記第1命令は無線端末のアドレスを有し、前記第1分散APは、複数の分散APのうち、前記無線端末にサービスする分散APであり、
    前記第1命令に応答して、前記第1分散APのEthernetフレームを送信するレートを低減し、前記Ethernetフレームを保存し、
    前記無線端末が前記第1分散APから第2分散APへハンドオーバされるとき、前記ネットワークインタフェースを使用することにより、前記第2分散APへ前記Ethernetフレームを送信し、前記ネットワークインタフェースを使用することにより、前記第1分散APへハンドオーバ要求を送信し、前記ハンドオーバ要求は、前記無線端末の前記アドレスと前記第2分散APの識別子とを有し、前記ハンドオーバ要求は、前記無線端末の未送信フレームを前記第2分散APへ送信するよう前記第1分散APに指示するために使用され、前記未送信フレームは、前記第1分散APに格納される前記無線端末のフレームの中で、前記無線端末へ送信されていないフレームである、
    よう構成される、中央AP。
  18. 前記プロセッサは、
    前記ネットワークインタフェースを使用することにより、前記第1分散APにより送信されるハンドオーバ肯定応答を受信した後に、前記ネットワークインタフェースを使用することにより、前記第2分散APへ前記Ethernetフレームを送信する、
    よう更に構成される、請求項17に記載の中央AP。
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