JP2018017511A - 荷重検出器 - Google Patents
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Abstract
【課題】起歪体に備えた歪検出素子の信号を容易に取り出せる荷重検出器を構成する。
【解決手段】円柱状部材の外周の一部を取り除いた形状の切欠面11Sを、軸芯Xに沿う方向で中央部から少なくとも一方の軸端まで形成して起歪体11が構成されている。切欠面11Sに歪検出素子21を備え、切欠面11Sを除く起歪体11の外周面に対して内周面が当接するように起歪体11を収容する円筒部材12を備え、起歪体11と円筒部材12との間に作用する荷重を、歪検出素子21からの信号に基づいて処理する処理部23を備えた。
【選択図】図3
【解決手段】円柱状部材の外周の一部を取り除いた形状の切欠面11Sを、軸芯Xに沿う方向で中央部から少なくとも一方の軸端まで形成して起歪体11が構成されている。切欠面11Sに歪検出素子21を備え、切欠面11Sを除く起歪体11の外周面に対して内周面が当接するように起歪体11を収容する円筒部材12を備え、起歪体11と円筒部材12との間に作用する荷重を、歪検出素子21からの信号に基づいて処理する処理部23を備えた。
【選択図】図3
Description
本発明は、起歪体に作用する荷重を、起歪体に備えた歪検出部により電気信号として取り出す荷重検出器に関する。
荷重検出器として特許文献1には、作業機械においてアタッチメントを回動自在に支持するピンに対してロードセルを備えた技術が記載されている。
この特許文献1では、アーム先端部の貫通孔と2枚のリブとの間に、回転軸に対応してピン型のロードセルを貫通状態で支持するものであり、ロードセルはピン本体とピン穴内に取付られたせん断検出部とで構成されている。
また、特許文献2には、支軸を中心に回動可能に支持された操作ペダルに対して、連結ピンを中心に相対回動自在に反力部材としてオペレーティングロッドが支持され、操作ペダルに形成されたセンサ取付孔と、連結ピンとの間に荷重センサを備えた技術が記載されている。
この特許文献2の技術では、荷重センサからの信号をワイヤハーネスで取り出し、車両の制御回路に接続している。
車両のブレーキペダルのように、操作時に操作荷重等を検知するための荷重検出器を考えると、筒状部材の内部に起歪体を挿入し、筒状部材と起歪体との間に作用する荷重を検出するように起歪体に対して歪検出素子を備える構成が合理的である。
歪検出素子は起歪体の表面に備える構成が簡便で製造も容易である。また、特許文献1に記載された構成と同様に、両端が支持される起歪体の歪を適正に検出するためには、起歪体の長手方向の中央位置に歪検出素子を備えることが重要となる。しかしながら、起歪体の両端側で筒状部材の当接のための構成を用いる場合には、歪検出素子の検出信号を取り出すためのケーブル類を配置する空間を確保する必要があり改善の余地がある。
この不都合を解消するため、例えば、ケーブルを配置するための孔部を筒状部材に形成することも考えられるが、筒状部材の強度低下を招くことになる。
このような理由から、起歪体に備えた歪検出素子の検出信号を容易に取り出せる荷重検出器が求められる。
本発明の特徴は、円柱状部材の外周の一部を取り除いた形状の切欠面を、軸芯に沿う方向で中央部から少なくとも一方の軸端まで形成して起歪体が構成されると共に、
前記切欠面に歪検出素子を備え、前記切欠面を除く前記起歪体の外周面に対して内周面が当接するように前記起歪体を収容する円筒部材を備え、前記起歪体に作用する荷重を、前記歪検出素子からの信号に基づいて処理する処理部を備えている点にある。
前記切欠面に歪検出素子を備え、前記切欠面を除く前記起歪体の外周面に対して内周面が当接するように前記起歪体を収容する円筒部材を備え、前記起歪体に作用する荷重を、前記歪検出素子からの信号に基づいて処理する処理部を備えている点にある。
この特徴によると、起歪体に形成された切欠面のうち、軸芯に沿う方向で中央部に歪検出素子を備えることにより、偏りのない位置での起歪体の歪みの検出が可能となる。また、切欠面を除く起歪体の外周面を、円筒部材の内周に当接するように、起歪体が円筒部材に収容するため、円筒部材に作用する荷重を起歪体に対して直接的に作用させ、この荷重に起因する起歪体の歪を検出できる。また、歪検出素子からの信号に基づいて処理部が処理を行うことにより歪の情報を適正に取得できる。
他の構成として、前記切欠面が平面状であり、前記歪検出素子の信号を前記処理部に送る配線が前記切欠面に沿って配置されても良い。
これによると、切欠面と円筒部材との間に形成される空間に配線を配置できるため、円筒部材に対して配線を通過させるための貫通孔を形成せずに済み、配線が外部に露出することもない。
他の構成として、前記配線が接続する前記処理部が、前記起歪体の一方の端部位置に配置されても良い。
これによると、処理部を起歪体の一方の端部位置に固定状態で配置することが可能となり、切欠面と円筒部材との間に形成される空間に配置した配線を、処理部に直接的に接続することも可能となる。これにより、処理部の位置を安定させ、配線を損傷する不都合も回避できる。
他の構成として、前記切欠面において、前記起歪体に作用する荷重中心を挟んで対称となる位置に前記歪検出素子が備えられても良い。
これによると、起歪体が荷重によって等しく歪む位置に複数の歪検出素子を配置できるため、複数の歪検出素子で偏りのない高精度の検出を行える。
他の構成として、前記起歪体の軸芯に沿う方向での位置関係を決める保持部材を備えても良い。
これによると、軸芯に沿う方向での起歪体の位置が決まるため、歪検出素子による荷重を適正に検出する位置に、起歪体の位置に保持し、検出精度を高く維持する。
他の構成として、前記起歪体の両端が固定フレームに支持されると共に、踏み込み操作されるフットペダルからの荷重が、前記フットペダルと前記円筒部材とを繋ぐペダルアームを介して前記円筒部材に作用しても良い。
これによると、フットペダルの踏力をペダルアームから円筒部材から起歪体に伝え、この起歪体を歪ませるため、この歪を起歪体に備えた歪検出素子によって踏力の値を判定することも可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔基本構成〕
図1、図2に示すように、下端にフットペダル1を備えたペダルアーム2(アーム部の一例)を、一対の固定フレーム3に対し軸芯Xを中心に揺動自在に支持し、ペダルアーム2に対しクレビス4を介してプッシュロッド5を連結してブレーキ操作ユニットが構成されている。
〔基本構成〕
図1、図2に示すように、下端にフットペダル1を備えたペダルアーム2(アーム部の一例)を、一対の固定フレーム3に対し軸芯Xを中心に揺動自在に支持し、ペダルアーム2に対しクレビス4を介してプッシュロッド5を連結してブレーキ操作ユニットが構成されている。
固定フレーム3は車両の車体フレーム等に固定され、クレビス4は連結ピン4Aを介してペダルアーム2に連結している。図面には示していないが、踏み込み操作を解除した場合に、フットペダル1を非操作姿勢に復帰させるスプリングを備えている。
この構成により、フットペダル1の踏み込み操作時には、フットペダル1の操作力をプッシュロッド5からブレーキ装置のマスターシリンダのピストンに伝達し、ピストンで加圧されたブレーキオイルを複数の車輪のブレーキ装置に供給して制動を実現する。
このブレーキ操作ユニットは、ペダルアーム2を支持する位置の軸芯Xと同軸芯に荷重検出器Sを備えており、フットペダル1の踏み込み操作時には、軸芯Xに直交する方向(剪断方向)に作用する操作荷重を荷重検出器Sが計測する。
〔荷重検出器〕
図3〜図6に示すように、荷重検出器Sは、軸芯Xと同軸芯上に配置された軸状の起歪体11と、起歪体11を収容する円筒部材12と、円筒部材12を収容する筒状フレーム13とを備えている。起歪体11は複数の歪検出素子21を備えており、これらの歪検出素子21の信号を伝達する配線22が接続される処理装置23(処理部の一例)を備えている。
図3〜図6に示すように、荷重検出器Sは、軸芯Xと同軸芯上に配置された軸状の起歪体11と、起歪体11を収容する円筒部材12と、円筒部材12を収容する筒状フレーム13とを備えている。起歪体11は複数の歪検出素子21を備えており、これらの歪検出素子21の信号を伝達する配線22が接続される処理装置23(処理部の一例)を備えている。
円筒部材12と筒状フレーム13とは、軸芯Xに沿う方向で一対の固定フレーム3に挟み込まれる位置に配置されている。円筒部材12と筒状フレーム13とには鋼材が使用され、筒状フレーム13には鋼材で成るペダルアーム2が溶接固定されている。円筒部材12の外周で両端側にはブッシュ14を備えており、このブッシュ14に外嵌する位置に筒状フレーム13が配置されている。ブッシュ14は金属材が使用されるものであるが、樹脂材を用いても良い。
また、一対のブッシュ14の外端位置が径方向外方に延出するように、外端位置にフランジ状部14Aを一体形成しており、このフランジ状部14Aを筒状フレーム13の外端と固定フレーム3の内側壁面との間に配置している。
起歪体11と円筒部材12とはステンレス材や、アルミニウム材等の金属材が使用されている。起歪体11の一方の端部にはボルト頭部状の当接部11Aが一体形成されている。特に、起歪体11は、円柱状部材の外周の一部を、軸芯Xに沿う方向での全長に亘って取り除き切欠面11Sを形成している。
この切欠面11Sが形成されることにより、起歪体11が円筒部材12の内部に収容された状態では、図5に示すように、切欠面11Sと円筒部材12の内周面との間には間隙が形成されると共に、起歪体11のうち、切欠面11Sを除く外周領域が円筒部材12の内周面に密着状態で当接する。
切欠面11Sは平面状であり、切欠面11Sのうち軸芯Xに沿う方向で円筒部材12の中央と対応する位置に荷重中心Pが設定されている。この荷重中心Pを挟んで対称となる位置に一対の歪検出素子21が貼着され、4つの歪検出素子21を導線によりブリッジ接続することでホイートストンブリッジ型の検出回路が構成されている。
配線22には、検出回路の一対の入力端子に所定の電圧を印加し、検出回路の一対の出力端子からの電圧信号を取り出す導通ラインを備えている。この配線22は、切欠面11Sと円筒部材12の内周との間に形成される間隙に沿って配置されるため、この配線22を配置するために特別の加工を不要にしている。
尚、歪検出素子21としては、歪により電気抵抗が変化する金属箔で構成されるものを想定しているが、ピエゾ抵抗素子のように半導体を用いた素子であっても良い。また、歪検出素子21の数は4に限るものではなく、1あるいは4以上であって良い。
処理装置23は起歪体11の一方の端部位置に配置されるものであり、処理装置23は、配線22が接続する処理基板23Aをケース23Bに収めて構成されている。ケース23Bは、支持プレート15に取付けられている。処理基板23Aは、外部から供給される電力により処理行い、処理結果を外部に出力するようにマイクロプロセッサやDSP(digital signal processor)等を備えて構成されている。
起歪体11を一対の固定フレーム3に支持する場合には、一方の固定フレーム3の外壁面に支持プレート15をビス等で固定し、円筒部材12と、筒状フレーム13と、ブッシュ14とを図3に示す位置関係で予め組み立てておく。
図6に示すように、支持プレート15には軸芯Xと同軸芯の支持孔部15Aが形成されると共に、起歪体11の当接部11Aが嵌り込むことで軸芯Xを中心とする起歪体11の回転を規制する嵌合凹部15Bが形成されている。図3に示すように、一対の固定フレーム3には軸芯Xと同軸芯の固定孔部3Aが形成されている。
これにより、前述の如く円筒部材12と筒状フレーム13とを予め組立てた状態において、支持プレート15の支持孔部15Aと、一方の固定フレーム3の固定孔部3Aと、円筒部材12の内部と、他方の固定フレーム3の固定孔部3Aとに亘って起歪体11を挿通し、当接部11Aを支持プレート15の嵌合凹部15Bに嵌合させる。
そして、起歪体11の他方の端部のうち、他方の固定フレーム3の外壁面から外方の露出した部位に保持リング16を外嵌し、外端位置のピン挿通孔に割ピン17(保持部材の一例)を挿通して、起歪体11の位置決めを行うことにより、ブレーキ操作ユニットが完成する。尚、割ピン17に代えてCリングやeリング等の保持部材を用いて、起歪体11の位置決めを行っても良い。
〔荷重の検出〕
起歪体11の両端部が固定フレーム3に支持され、この起歪体11に対して円筒部材12が外嵌し、更に、筒状フレーム13が外嵌しているため、フットペダル1を踏み込み操作した場合には、軸芯Xに対して剪断方向に荷重が作用する。この荷重は、プッシュロッド5からペダルアーム2に作用する反力が増大した時点で発生するものであり、プッシュロッド5の操作方向と逆向きとなる。
起歪体11の両端部が固定フレーム3に支持され、この起歪体11に対して円筒部材12が外嵌し、更に、筒状フレーム13が外嵌しているため、フットペダル1を踏み込み操作した場合には、軸芯Xに対して剪断方向に荷重が作用する。この荷重は、プッシュロッド5からペダルアーム2に作用する反力が増大した時点で発生するものであり、プッシュロッド5の操作方向と逆向きとなる。
図5、図7に示すように、歪検出素子21によって良好に荷重Fを検出する具体例として、切欠面11Sの姿勢を、荷重Fの作用方向に直交させており、4つの歪検出素子21を、荷重中心Pを挟む位置に配置している。尚、切欠面11Sの姿勢は、これに限るものではなく、例えば、荷重Fの作用方向に沿う方向や、荷重Fの作用方向に傾斜する方向でも良い。
例えば、フットペダル1を、軸芯Xに対して直交する方向に適正に踏み込んだ場合のように、荷重Fが起歪体11の軸芯Xに対して直交する方向に作用する状況では、図7に示すように、起歪体11が同図において破線で示す如く湾曲するように歪む。尚、同図に矢印で示す荷重Fの作用方向の概念を示すものであり、現実に作用する方向と異なる。
破線で示す歪は誇張したものであるが、この歪により、図7において上側の一対の歪検出素子21には軸芯Xに沿う圧縮荷重が作用し、下側の一対の歪検出素子21には軸芯Xに沿う方向に引張荷重が作用する。
これとは異なり、例えば、フットペダル1を、軸芯Xに対して傾斜する方向に踏み込んだ場合のように、荷重Fが起歪体11の軸芯Xの方向の一方の端部側に偏って作用する状況では、図8に示すように、起歪体11が同図において破線で示す如くS字状に歪む。尚、同図に矢印で示す荷重Fの作用方向の概念を示すものであり、現実に作用する方向と異なる。
破線で示す歪は誇張したものであるが、この歪により、4つの歪検出素子21には異なる方向に荷重が作用する。
上記した何れの場合でも、起歪体11に作用する歪を確実に検出できるように、4つの歪検出素子21を、荷重中心Pを挟んで対称となる位置に配置しており、これらをブリッジ接続している。これにより、偏りのない検出を可能にするだけでなく、高感度での検出を可能にしているのである。
〔実施形態の作用・効果〕
このように、起歪体11の外周の一部を取り除く形態で平坦な切欠面11Sを形成することで、起歪体11に対する歪検出素子21の取付け(貼着)を容易にしている。つまり、起歪体11の円周状の曲面に歪検出素子21を取り付ける場合には、歪検出素子21を起歪体11の外周に沿う形状に成形する工程を必要とするが、切欠面11Sを形成することで、このような工程を不要にする。
このように、起歪体11の外周の一部を取り除く形態で平坦な切欠面11Sを形成することで、起歪体11に対する歪検出素子21の取付け(貼着)を容易にしている。つまり、起歪体11の円周状の曲面に歪検出素子21を取り付ける場合には、歪検出素子21を起歪体11の外周に沿う形状に成形する工程を必要とするが、切欠面11Sを形成することで、このような工程を不要にする。
また、歪検出素子21と処理装置23との間に配置される配線22を、切欠面11Sと円筒部材12の内周との間に形成される間隙に配置できるため、配線22を配置するための空間を特別に形成するための加工を行う必要もない。
更に、処理装置23が起歪体11の一方の端部側に配置された固定フレーム3に支持され、配線22が外部に露出しない構成であるため、フットペダル1が踏み込み操作された場合にも起歪体11と処理装置23とが相対回転せず、配線22に対して外力が作用することもない。また、配線22が露出しない構成であるため、配線22に柔軟性の高い材料を用いる必要がなく、破損の虞も低減する。
切欠面11Sにおいて荷重中心Pを挟んで対称となる位置に合計4つの歪検出素子21を貼着し、これらをブリッジ接続してホイートストンブリッジ型の検出回路を構成している。これにより、フットペダル1が、適正な方向から外れる斜め方向に踏み込み操作された場合でも、起歪体11に作用する荷重を適正に検出する。これにより、ブレーキ操作の程度を正確に判定し、この操作に基づきエンジン等の制御も適正に行え、しかも、例えば、ブレーキ操作が急激に行われた場合には、これに対処する適切な制御も可能にする。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
(a)図9に示すように、起歪体11に対して2つの切欠面11Sを形成する。2つの切欠面11Sが互いに直交する姿勢で形成され、夫々の切欠面11Sに対して複数に歪検出素子21を備えている。
このように構成することにより、異なる方向に作用する荷重も高感度で検出できる。尚、2つの切欠面11Sは必ずしも、互いに直交する姿勢で形成する必要はなく、荷重の作用方向に対応する姿勢で形成しても良い。
(b)図10に示すように、起歪体11に対して3つの切欠面11Sを形成する。3つの切欠面11Sは、隣合うものが互いに直交する姿勢で形成され、夫々の切欠面11Sに対して複数に歪検出素子21を備えている。
このように構成することにより、異なる方向に作用する荷重も高感度で検出できる。特に、3つの切欠面11Sに備えた歪検出素子21で歪を検出するため、例えば、歪検出素子21の1つが故障した場合でも、他の歪検出素子21で歪を検出できる。尚、切欠面11Sを4つ以上形成することも考えられる。
(c)切欠面11Sを起歪体11の全長に亘る領域には形成せず、起歪体11の長手方向の中央から一方の端部に亘る領域に形成する。この構成では、例えば、切欠面11Sを加工によって形成する場合には、加工時間の短縮が可能となる。
(d)処理装置23(処理部の一例)を、切欠面11Sと円筒部材12との間の空間に配置する。このように構成することにより、起歪体11の外端位置に処理装置23の配置スペースを確保する必要がなく、荷重検出装置Sの小型化が実現する。
(e)ブレーキ操作ユニット以外の、操作系に作用する荷重を検出するように構成する。このような構成でも、操作系に作用する荷重を適正に検出できる。
本発明は、起歪体に作用する荷重を、起歪体に備えた歪検出部で検出する荷重検出器に利用することができる。
1 フットペダル
2 ペダルアーム
3 固定フレーム
11 起歪体
11S 切欠面
12 円筒部材
17 割ピン(保持部材)
21 歪検出素子
22 配線
23 処理装置(処理部)
P 荷重中心
X 軸芯
2 ペダルアーム
3 固定フレーム
11 起歪体
11S 切欠面
12 円筒部材
17 割ピン(保持部材)
21 歪検出素子
22 配線
23 処理装置(処理部)
P 荷重中心
X 軸芯
Claims (6)
- 円柱状部材の外周の一部を取り除いた形状の切欠面を、軸芯に沿う方向で中央部から少なくとも一方の軸端まで形成して起歪体が構成されると共に、
前記切欠面に歪検出素子を備え、前記切欠面を除く前記起歪体の外周面に対して内周面が当接するように前記起歪体を収容する円筒部材を備え、前記起歪体に作用する荷重を、前記歪検出素子からの信号に基づいて処理する処理部を備えている荷重検出器。 - 前記切欠面が平面状であり、前記歪検出素子の信号を前記処理部に送る配線が前記切欠面に沿って配置されている請求項1に記載の荷重検出器。
- 前記配線が接続する前記処理部が、前記起歪体の一方の端部位置に配置されている請求項2に記載の荷重検出器。
- 前記切欠面において、前記起歪体に作用する荷重中心を挟んで対称となる位置に前記歪検出素子が備えられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の荷重検出器。
- 前記起歪体の軸芯に沿う方向での位置関係を決める保持部材を備えている請求項1〜4のいずれか一項に記載の荷重検出器。
- 前記起歪体の両端が固定フレームに支持されると共に、踏み込み操作されるフットペダルからの荷重が、前記フットペダルと前記円筒部材とを繋ぐペダルアームを介して前記円筒部材に作用する請求項1〜5のいずれか一項に記載の荷重検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016145333A JP2018017511A (ja) | 2016-07-25 | 2016-07-25 | 荷重検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP (1) | JP2018017511A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019215270A (ja) * | 2018-06-13 | 2019-12-19 | アルプスアルパイン株式会社 | 踏力検出装置 |
-
2016
- 2016-07-25 JP JP2016145333A patent/JP2018017511A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019215270A (ja) * | 2018-06-13 | 2019-12-19 | アルプスアルパイン株式会社 | 踏力検出装置 |
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