本発明は、多様に変更可能であり、さまざまな実施形態を有することができる。ここでは、特定の実施形態を図面に例示して詳細に説明する。
しかし、これは本発明の好ましい実施態様に過ぎず、本発明の実施の範囲を限定するものではなく、本発明の明細書及び図面内容に基づいてなされた均等な変更および付加は、いずれも本発明の特許請求の範囲内に含まれるものとする。
第1、第2などの用語は、多様な構成要素を説明するために使用することがあるが、前記構成要素は前記用語により限定されるものではない。前記用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別するための目的のみで使用される。例えば、本発明の権利範囲を脱しない範囲で、第1の構成要素は第2の構成要素と命名することができ、類似に第2の構成要素も第1の構成要素と命名することができる。及び/またはとの用語は、複数の関連された記載された項目の組み合わせまたは複数の関連された記載された項目の中のいずれか一項目を含む。
いかなる構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるか、あるいは「接続されて」いるとの用語は、ある構成要素が他の構成要素に直接的に連結されるかあるいは接続されることもできるが、中間に他の構成要素が介在することもできることを意味する。一方に、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるかあるいは「直接接続されて」いるとの用語は、中間に他の構成要素が存在しないことを意味する。
本明細書で使用した用語は、但し、特定の実施形態を説明するために使用されたもので、本発明はこれに限定されるものではない。単数の表現は、文脈上明白に異なる記載がない限り複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定するのであって、一つまたはその以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性をあらかじめ排除することではない。
特定しない限り、技術的や科学的な用語を含んでここで使用されるすべての用語は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者により一般的に理解される意味と同様の意味を有する。一般的に使用される辞典に定義された用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致することと理解し、本出願において明白に定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味を有することとして解釈しない。
以下、添付の図面を参照しながら本発明の好ましい実施例を詳しく説明する。本発明の説明において、全体的な理解を容易にするために図面上の同一構成要素に対しては同一参照符号を使用し、同一構成要素に対して重複説明は省略する。
明細書全体において、ステーション(STA:station)は、IEEE(Instituteof Electrical and ElectronicsEngineers)802.11標準の規定による媒体接続制御(MAC:medium access control)と無線媒体(medium)に対する物理階層(physicallayer)インターフェース(interface)を含む任意の機能媒体を意味する。ステーション(STA)は、アクセスポイント(AP:accesspoint)であるステーション(STA)と非アクセスポイント(non−AP)であるステーション(STA)に区分することができる。アクセスポイント(AP)であるステーション(STA)は、単純にアクセスポイント(AP)と呼ばれることがある、非アクセスポイント(non−AP)であるステーション(STA)は、単純に端末(terminal)と呼ばれることがある。
端末(terminal)は、プロセッサ(Processor)とトランシーバ(transceiver)を含み、ユーザインターフェースとディスプレイ(display)装置などをさらに含むことができる。プロセッサは、無線ネットワークを通じて伝送するフレームを生成するか無線ネットワークを通じて受信されたフレームを処理するように考案されたユニット(unit)を意味し、ステーション(STA)を制御するための多様な機能を実行する。トランシーバは、プロセッサと機能的に接続されており、ステーション(STA)のために無線ネットワークを通じてフレームを送受信するように考案されたユニットを意味する。
アクセスポイント(AP)は、集中制御機、基地局(BS:base station)、ノードB(node−B)、eノードB、BTS(basetransceiver system)またはサイト制御機などを指称することがあり、それらの一部または全部の機能を含むことができる。
端末は、ユーザ装備(UE:UserEquipment)、移動局(MS:Mobile Station)、ユーザターミナル(UT:User Terminal)、無線ターミナル、アクセスターミナル(AT:Access Terminal)、ターミナル、加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入者ステーション(SS:Subscriber Station)、無線器機(wireless device)、無線通信デバイス、無線送受信ユニット(WTRU:Wireless Transmit/Receive Unit)、移動ノード、モバイルまたは他の用語で指称されることができる。端末機の多様な実施例は、携帯電話、無線通信機能を有するスマートフォン、無線通信機能を有する個人携帯用端末機(PDA)、無線モデム、無線通信機能を有する携帯用コンピュータ、無線通信機能を有するデジタルカメラのような撮影装置、無線通信機能を有するゲーミング(gaming)装置、無線通信機能を有する音楽保存及び再生家電製品、無線インターネット接続及びブラウジングが可能なインターネット家電製品だけではなく、そのような機能の組合せを統合している携帯型ユニットまたは端末機を含むことができるが、これに限定されるものではない。
図1は、IEEE802.11無線LANシステムの構成に対する一実施例を示した概念図である。
図1を参照すれば、IEEE802.11無線LANシステムは、少なくとも一つの基本サービスセット(BSS:basicservice set)を含む。BSSは、同期化を行ってお互いに通信できるステーション(STA1、STA2(AP1)、STA3、STA4、STA5(AP2))の集合を意味し、特定領域を意味するものではない。
BSSは、インフラストラクチャBSS(infrastructure BSS)と独立BSS(IBSS:independent BSS)とに区分することができ、BSS1とBSS2は、インフラストラクチャBSSを意味する。BSS1は、端末(STA1)、分配サービス(distributionservice)を提供するアクセスポイント(STA2(AP1))及び多数のアクセスポイント(STA2(AP1)、STA5(AP2))を連結する分配システム(DS:Distribution System)を含むことができる。BSS1でアクセスポイント(STA2(AP1))は、端末(STA1)を管理する。
BSS2は、端末(STA3、STA4)、分配サービスを提供するアクセスポイント(STA5(AP2))及び多数のアクセスポイント(STA2(AP1)、STA5(AP2))を連結する分配システムを含むことができる。BSS2でアクセスポイント(STA5(AP2))は、端末(STA3、STA4)を管理する。
一方、独立BSSは、アドホック(ad−hoc)モードで動作するBSSである。IBSSは、アクセスポイントを含まないので、中央で管理機能を実行する個体(centralized management entity)が存在しない。すなわち、IBSSで端末は分配された方式(distributed manner)で管理される。IBSSですべての端末は移動端末からなることができ、分配システム(DS)への接続が許容されないので、自己完備的なネットワーク(self−contained network)を成す。
アクセスポイント(STA2(AP1)、STA5(AP2))は、自分に接続された(associated)端末(STA1、STA3、STA4)のために無線媒体を通じた分配システム(DS)に対する接続を提供する。BSS1またはBSS2で端末(STA1、STA3、STA4)間の通信は、一般的にアクセスポイント(STA2(AP1)、STA5(AP2))を通じて行われるが、ダイレクトリンク(direct link)が設定された場合には、端末(STA1、STA3、STA4)間の直接通信が可能である。
複数のインフラストラクチャBSSは、分配システム(DS)を通じて相互接続され得る。分配システム(DS)を通じて接続された複数のBSSを、拡張サービスセット(ESS:extendedservice set)と言う。ESSに含まれるステーションはお互いに通信することができ、同一なESS内で端末は切れることなく通信しながら一つのBSSから他のBSSに移動することができる。
分配システム(DS)は、一つのアクセスポイントが他のアクセスポイントと通信するためのメカニズム(mechanism)であって、これによると、アクセスポイントは、自分が管理するBSSに結合されている端末のためにフレームを伝送するか、他のBSSに移動した任意の端末のためにフレームを伝送することができる。また、アクセスポイントは、有線ネットワークなどのような外部ネットワークとフレームを送受信することができる。このような分配システム(DS)は、必ずネットワークである必要はなくて、IEEE802.11標準に規定された所定の分配サービスを提供することができるものであれば、その形態に対して特別に制限はない。例えば、分配システムは、メッシュネットワーク(mesh network)のような無線ネットワークであるか、アクセスポイントをお互いに接続させる物理的な構造物であってもよい。
後述する本発明の一実施例によるAID再割り当て方法は、上述したIEEE802.11無線LANシステムに適用することができ、さらに、IEEE802.11無線LANシステムだけではなくWPAN(Wireless PersonalArea Network)、WBAN(Wireless BodyArea Network)などのような多様なネットワークに適用することができる。
図2は、無線LANシステムでデータ伝送のための結合過程を示した概念図である。
インフラストラクチャBSSで端末(STA)がデータを送受信するため、まず、端末(STA)はアクセスポイント(AP)と連結されなければならない。
図2を参照すれば、インフラストラクチャBSSで端末(STA)の結合過程は大きく、(1)アクセスポイント(AP)を探知する段階(probestep)、(2)探知されたアクセスポイント(AP)との認証段階(authenticationstep)、(3)認証されたアクセスポイント(AP)との接続段階(associationstep)に区分される。
端末(STA)は、まず、探知プロセス(process)を通じて隣接するアクセスポイント(APs)を探知することができる。探知プロセスは、受動スキャニング(passive scanning)方法と能動スキャニング(active scanning)方法に区分される。受動スキャニング方法は、隣接するアクセスポイント(APs)が伝送するビーコンを傍受(overhearing)することで実行することができる。一方、能動スキャニング方法は、プローブ要請フレーム(proberequestframe)をブロードキャスティング(broadcasting)することで実行することができる。プローブ要請フレームを受信したアクセスポイント(AP)は、プローブ要請フレームに対応されたプローブ応答フレーム(probe responseframe)を該当端末(STA)に伝送することができる。端末(STA)は、プローブ応答フレームを受信することで隣接するアクセスポイント(APs)の存在が分かる。
その後、端末(STA)は、探知されたアクセスポイント(AP)との認証を実行し、探知された複数のアクセスポイント(APs)との認証を実行することができる。IEEE802.11標準による認証アルゴリズム(algorithm)は、二つの認証フレームを交換するオープンシステム(open system)アルゴリズムと、四つの認証フレームを交換する共有キー(shared key)アルゴリズムと、に区分される。このような認証アルゴリズムに基づいて認証要請フレーム(authenticationrequestframe)と認証応答フレーム(authenticationresponseframe)を交換する過程を通じて、端末(STA)はアクセスポイント(AP)との認証を実行することができる。
最後に、端末(STA)は認証された複数のアクセスポイント(APs)の中で一つのアクセスポイント(AP)を選択し、選択されたアクセスポイント(AP)と接続を実行する。すなわち、端末(STA)は、選択されたアクセスポイント(AP)に接続要請フレーム(association request frame)を伝送し、接続要請フレームを受信したアクセスポイント(AP)は、接続要請フレームに対応された接続応答フレーム(association response frame)を該当端末(STA)に伝送する。このように、接続要請フレームと接続応答フレームを交換する過程により、端末(STA)はアクセスポイント(AP)との接続を実行することができる。
図3は、ビーコンに含まれたTIMの構成要素に対する一実施例を示したブロック図である。
IEEE802.11無線LANシステムで、端末に伝送するデータがある場合、アクセスポイントは、周期的に伝送されるビーコンフレーム(beacon frame)内のTIM(trafficindicationmap)を使用して伝送するデータがあることを端末に知らせる。
図3を参照すれば、TIMは、要素ID(element ID)フィールド(field)、長さ(length)フィールド、DTIM(deliverytraffic indication message)カウント(count)フィールド、DTIM周期(DTIMperiod)フィールド、ビットマップ制御(bitmap control)フィールド及び部分仮想ビットマップ(partial virtual bitmap)フィールドを含む。
長さフィールドは、情報フィールドの長さを示す。DTIMカウントフィールドは、DTIMが現われる前に現われるビーコンの個数を示し、DTIMカウントが0である場合、現在TIMがDTIMに該当することを知らせる。DTIMカウントフィールドは、1オクテット(octet)で構成される。DTIM周期フィールドは、連続されるDTIM間のビーコンインターバル(interval)の個数を示す。もし、全てのTIMがDTIMである場合に、DTIM周期フィールドの値は、1である。DTIM周期フィールドは、1オクテットで構成される。
ビットマップ制御フィールドは、1オクテットで構成され、ビットマップ制御フィールドの中でビット(bit)番号0は、AID(associationID)0と連関されるトラフィックインジケータビット(trafficindicatorbit)を意味する。このようなビットが1に設定されてDTIMカウントフィールドの値が0である場合、少なくとも一つのマルチキャスト(multicast)またはブロードキャスト(broadcast)フレームがアクセスポイントにバッファリング(buffering)されていることを示す。ビットマップ制御フィールドの中で残りの7ビットは、ビットマップオフセット(bitmap offset)を形成する。
TIM要素フォーマット(TIM element format)の長さ(Length)フィールドが1オクテット(octet)を有するので、部分仮想ビットマップは、最大251オクテット(octet)まで有することができて、総合2007個(8×251−1)の端末を表現することができる。
また、部分仮想ビットマップフィールドの各ビットは、特定端末のためにバッファリングされたトラフィック(traffic)と対応する。任意の端末のAIDがNである場合、前記任意の端末のためにバッファリングされたトラフィックが存在しなければ、部分仮想ビットマップフィールドの中でビット番号Nは、0に設定され、前記任意の端末のためにバッファリングされたトラフィックが存在すれば、部分仮想ビットマップフィールドの中でビット番号Nは、1に設定される。
図4は、アクセスポイントのデータ伝送過程に対する一実施例を示した概念図である。
図4を参照すれば、アクセスポイント(AP)は、周期的にビーコンをブロードキャスティング(broadcasting)し、3個のビーコン間隔(interval)でDTIMが含まれたビーコンをブロードキャスティングすることができる。省電力モード(PSM:power save mode)の端末(STA1、STA2)は、周期的に解除(awake)してビーコンを受信し、ビーコンに含まれたTIMまたはDTIMを確認して自分に伝送されるデータがアクセスポイントにバッファリングされているかを確認する。この時、バッファリングされたデータが存在する場合、端末(STA1、STA2)は、解除状態を維持してアクセスポイント(Ap)からデータを受信し、バッファリングされたデータが存在しない場合、端末(STA1、STA2)は、省電力状態(すなわち、doze状態)に帰る。
すなわち、自分のAIDに対応するTIM内のビットが1に設定されている場合、端末(STA1、STA2)は自分が解除状態であり、データを受けられ状態になっていることを知らせるPS(PowerSave)−Pollフレーム(または、トリガー(trigger)フレーム)をアクセスポイント(AP)に伝送し、アクセスポイント(AP)は、PS−Pollフレームを受信することで、端末(STA1、STA2)がデータ受信のための用意ができたことを確認し、端末(STA1、STA2)にデータまたはACK(acknowledgement)を伝送することができる。ACKを端末(STA1、STA2)に伝送した場合、アクセスポイント(AP)は、適切な時点にデータを端末(STA1、STA2)に伝送する。一方、自分のAIDに対応するTIM内のビットが0に設定されている場合、端末(STA1、STA2)は、省電力状態に帰る。
図5は、階層的AID構造を示した概念図であり、図6は、グループ化されたページとお互いに異なる周期で設定されたTIM要素を示した概念図であり、図7は、再接続要請フレーム構造を示した概念図である。
図5を参照すれば、階層的AID構造は、ページID(Page ID)、ブロックインデックス(BlockIndex)、サブブロックインデックス(Sub−Block Index)、サブブロック内のステーションビットポジションインデックス(STA bitpositionindex in a Sub−Block)を含むことができる。
上述のような階層的AID構造により2007個以上の端末をTIMビットマップ(TIMbitmap)で表現し管理することができる。
図6を参照すれば、アクセスポイントは、複数の端末をページ単位にグループ化して端末の特性によって互いに異なる周期でTIM要素(TIM element)を設定する。
例えば、ページ1に属した端末のトラフィック量が少ない場合、ページ1に属した端末に対してはDTIMビーコンにTIM要素を設定する。また、ページ2に属した端末のトラフィック量が多い場合、ページ2に属した端末に対してはビーコンごとにTIM要素を設定してトラフィック量と同時にチャンネル接続量を調節することができる。
ところが、ページ単位でグループ化された端末のサービスタイプが変更された場合(例えば、他のトラフィックパターンを有するようになった場合)、端末の残余バッテリー状況が変更された場合、リッスン・インターバルを変更する必要がある場合が発生すれば、端末のAIDを再割り当てする必要がある。
通常的に、端末は自分のAID再割り当てのために、図7に示したような再接続要請フレーム(ReassociationRequest Frame)を利用する。しかし、図7に示した再接続要請フレームは、一般的に端末が拡張されたサービスセット(ESS:Extended Service Set)内の他の基本サービスセット(BSS)のアクセスポイントに接続するために伝送するフレームである。すなわち、現在接続された(associated)アクセスポイントにAID再割り当てを要請する場合、図7に示したような全ての情報要素を含んだ再接続要請フレームを伝送する必要はない。
図8は、本発明の一実施例によって端末で実行するTIM再割り当て方法を示したフローチャートである。
図8を参照すれば、端末100は、現在AID再割り当てが必要であるか否かを判断する(ステップS810)。
ここで、端末100は、端末100のトラフィックパターン情報、バッテリー情報、サービスタイプ情報などに基づいてAID再割り当てが必要あるか否かを判断することができる。例えば、端末100は、伝送トラフィック量が著しく少なくなった場合や残余バッテリー量が予め設定された量以下になった場合に、以前より長い周期で解除するためにAID再割り当てが必要であると判断する。
端末100は、ステップS810を通じてAID再割り当てが必要であると判断されると、AID再割り当て要請要素を含む再接続要請フレーム(Reassociation Request Frame)を生成する(ステップS820)。
ここで、端末100は、AID再割り当て要請(AID ReassignmentRequest)要素(element)を含んだ再接続要請フレームを生成する。また、前記再接続要請フレームは、現在接続された(associated)アクセスポイントに伝送するフレームであるので、Capability、ListenInterval、Current AP address、SSID(Service Set Identifier)、Supported ratesフィールドと前記AID再割り当て要請要素で構成することができる。
また、前記AID再割り当て要請要素は、要素ID(Element ID)、長さ(Length)、AID再割り当て要請理由(AID Reassignment cause)フィールドを含むことができる。ここで、AID再割り当て要請理由フィールドは、サービスタイプ変更(Service Type change)情報、低電力モード情報(Low Power Mode)、リッスン・インターバル変更(Listen Interval change)情報、トラフィックパターン変更情報、残余バッテリー情報などを含むことができる。
また、再接続要請フレームは、サービスタイプ(Service Type)要素(element)をさらに含むことができる。このように再接続要請フレームがサービスタイプ要素をさらに含む場合、端末100は、AID再割り当て要請理由(AID Reassignment Cause)フィールドに含まれた端末100のサービスタイプ変更情報に基づいて変更されたサービスタイプを前記サービスタイプ要素に表示して追加することができる。
端末100は、ステップS820を通じて生成した再接続要請フレームを現在接続されたアクセスポイント200に伝送する(ステップS830)。
以後、端末100は、アクセスポイントからステップS830によって伝送した再接続要請フレームに対する応答で再割り当てされたAIDを含む再接続応答フレームを受信する(ステップS840)。
本発明の一実施例によるAID再割り当て方法では、AID再割り当てを要請する理由として、サービスタイプが変更された場合、端末の残余バッテリー状況によって低電力モードに変更された場合、リッスン・インターバルを変更する必要が発生した場合を例で説明したが、本発明の他の実施例では、本発明の要旨を脱しない限り、AID再割り当てを要請する理由に制限はない。
以下、上述した再接続要請フレーム構造、AID再割り当て要請要素フォーマット、AID再割り当て要請理由フィールド及びサービスタイプ要素フォーマットを、図9〜図12を参照して説明する。
図9は、本発明の一実施例による再接続要請フレーム構造を示した概念図であり、図10は、本発明の一実施例によるAID再割り当て要請要素フォーマットを示した概念図であり、図11は、本発明の一実施例によるAID再割り当て要請理由フィールドを示した概念図であり、図12は、本発明の一実施例によるサービスタイプ要素フォーマットを示した概念図である。
図9を参照すれば、端末100は、端末100のAIDを再割り当てする理由が発生したと判断されると、現在接続されたアクセスポイント200に再接続要請フレームを伝送する。
ここで、アクセスポイント200は、現在接続されたアクセスポイント200であるので、既存の再接続要請フレームからExtendedSupportedRates、Power Capability、Supported Channels、RSN(RobustSecurityNetwork)、QoS(Quality ofService)Capability、RM Enabled Capabilities、Mobility Domain要素を除外させることができる。
また、端末100がアクセスポイント200に伝送する再接続要請フレームは、Capability、ListenInterval、CurrentAP address、SSID、Supported rates要素を含むことができ、AID再割り当てを要請するために追加的にAID再割り当て要請(AID Reassignment Request)、サービスタイプ(Service Type)要素を含ませることができる。
図10を参照すれば、AID再割り当て要請要素は、1オクテットの要素ID(ElementID)、1オクテットの長さ(Length)及び1オクテットのAID再割り当て要請理由(AID ReassignmentCause)フィールドを含むことができる。
特に、AID再割り当て要請理由(AID Reassignment Cause)フィールドには、図11に示したように、AID再割り当てを要請する理由がビット(bit)単位で表示されることができる。
ここで、AID再割り当て要請理由フィールドは、(1)サービスタイプ変更、すなわち、応用階層のサービスタイプが変更された場合(例えば、トラフィックパターン変更)、(2)端末の残余バッテリー状況によって低電力モード(Low Power Mode)に変更された場合、(3)リッスン・インターバルを変更する必要性がある場合を含むことができる。また、AIDを再割り当てする必要がある場合なら、AID再割り当て要請理由フィールドに追加することができる。
図12を参照すれば、AID再割り当てを要請する理由がサービスタイプの変更である場合、変更されたサービスタイプを、図9に示した再接続要請フレームの中でサービスタイプ要素に表示して追加することができる。
ここで、サービスタイプ要素は、要素ID(Element ID)、長さ(Length)及びサービスタイプ(Service Type)を含むことができる。
図13は、本発明の一実施例によってアクセスポイントで実行するTIM再割り当て方法を示したフローチャートであり、図14は、本発明の一実施例による再割り当て応答フレームの構造を示した概念図である。
図13を参照すれば、アクセスポイント200は、端末100からAID再割り当て要請要素を含む再接続要請フレームを受信する(ステップS1310)。
ここで、AID再割り当て要請要素は、AID再割り当てを要請する理由を示すAID再割り当て要請理由(AID Reassignment Cause)フィールドを含むことができる。
前記AID再割り当て要請理由フィールドは、サービスタイプ変更(ServiceType change)情報、低電力モード情報(Low PowerMode)、リッスン・インターバル変更(Listen IntervalChange)情報、トラフィックパターン変更情報及び残余バッテリー情報などを含むことができる。
アクセスポイント200は、ステップS1310を通じて受信された再接続要請フレームに含まれたAPaddress、SSID及びAID再割り当て要請要素を確認し(ステップS1320)、確認結果、受信された再接続要請フレームがAID再割り当て要請であるか否かを判断する(ステップS1330)。
ここで、アクセスポイント200は、AP address、SSIDの確認を通じて端末100が現在接続された端末であるかを確認することができ、AID再割り当て要請要素の確認を通じて再接続要請フレームがAID再割り当て要請であるか否かを判断することができる。
アクセスポイント200は、ステップS1330を通じて受信された再接続要請フレームがAID再割り当て要請である場合、AID再割り当て要請要素に含まれたAID要請理由に基づいて端末100のAIDを再割り当てする(ステップS1340)。
具体的に、アクセスポイント200は、AID要請理由が端末100のトラフィック量が増加した場合であれば、ビーコンごとに端末100が解除するようにAIDを再割り当てすることができる。または、端末100のトラフィック量が減少した場合であれば、以前より長い周期ごとに端末100が解除するようにAIDを再割り当てすることができる。または、端末100の残余バッテリーがあまり残っていないか、リッスン・インターバルを長くする必要性が発生した場合、以前より長い周期ごとに端末100が解除するようにAIDを再割り当てしてもよい。
ここで、アクセスポイント200は、AID再割り当て結果を、図7に示した再接続応答フレームに表示することができる。すなわち、アクセスポイント200は、StatuscodeにAID再割り当ての成功または失敗の可否を表示し、AIDフィールドに再割り当てされたAID値を表示することができる。
以後、アクセスポイント200は、ステップS1340によって再割り当てしたAIDを含む再接続応答フレームを端末100に伝送する(ステップS1350)。
本発明の一実施例によるAID再割り当て方法によれば、再接続要請フレームに一部フィールドを追加して現在接続された端末のAIDを動的に再割り当てすることができるので、無線LANシステムを最適に運用することができる。
後述される構成要素は物理的な区分ではなく機能的な区分によって定義される構成要素として、各々が実行する機能により定義されることができる。各々の構成要素は、ハードウェア及び/または各々の機能を実行するプログラムコード及びプロセッシングユニットで実現することができ、二つ以上の構成要素の機能を一つの構成要素に含ませて実現してもよい。
したがって、以下の実施例で構成要素に付与される名称は、各々の構成要素を物理的に区分するためではなく、各々の構成要素が実行する代表的な機能を暗示するために付与されたことであり、構成要素の名称により本発明の技術的思想が限定されるものではない。
図15は、本発明の一実施例によるAID再割り当て方法を実行する端末の構成を示した図である。
図15を参照すれば、本発明の一実施例による端末100は、送受信部110及びプロセッシング部120を含むことができる。
送受信部110は、プロセッシング部120の制御に基づいてアクセスポイント200または他の端末と通信を実行する。
プロセッシング部120は、現在AID再割り当てが必要であるか否かを判断する。
ここで、プロセッシング部120は、端末100のトラフィックパターン情報、バッテリー情報、サービスタイプ情報などに基づいてAID再割り当てが必要であるか否かを判断することができる。
また、プロセッシング部は、AID再割り当てが必要であると判断されると、AID再割り当て要請要素を含む再接続要請フレームを生成する。
具体的に、プロセッシング部120は、AID再割り当て要請(AID ReassignmentRequest)要素(element)を含んだ再接続要請フレームを生成する。
ここで、前記再接続要請フレームは、現在接続されたアクセスポイント200に伝送するフレームであるので、Capability、ListenInterval、CurrentAP address、SSID(Service Set Identifier)、Supportedratesフィールドと前記AID再割り当て要請要素とで構成することができる。
また、前記AID再割り当て要請要素は、AID再割り当て要請理由(AID Reassignmentcause)フィールドを含むことができる。ここで、AID再割り当て要請理由フィールドは、サービスタイプ変更(Service Type change)情報、低電力モード情報(Low Power Mode)、リッスン・インターバル変更(Listen Interval change)情報、トラフィックパターン変更情報、残余バッテリー情報などを含むことができる。
また、プロセッシング部120は、再接続要請フレームにサービスタイプ(ServiceType)要素(element)が含まれた場合、AID再割り当て要請理由(AID ReassignmentCause)フィールドに含まれた端末100のサービスタイプ変更情報に基づいて変更されたサービスタイプを前記サービスタイプ要素に表示して追加することができる。
また、プロセッシング部120は、送受信部110を通じて、生成した再接続要請フレームを現在接続されたアクセスポイント200に伝送する。
また、プロセッシング部120は、送受信部110を通じてアクセスポイント200から再割り当てされたAIDを含む再接続応答フレームを受信する。
本発明の一実施例によるAID再割り当て方法を実行する端末は、AID再割り当てを要請する理由として、サービスタイプが変更された場合、端末の残余バッテリー状況によって低電力モードに変更された場合、リッスン・インターバルを変更する必要が発生した場合を例で説明したが、本発明の他の実施例では、本発明の要旨を脱しない限り、AIDを再割り当てする必要がある事項がAID再割り当てを要請する理由になることができる。
図16は、本発明の一実施例によるAID再割り当て方法を実行する端末の構成を示した図である。
図16を参照すれば、本発明の一実施例によるアクセスポイント200は、通信部210及びプロセッシング部220を含むことができる。
通信部210は、プロセッシング部220の制御に基づいて周辺端末と通信を実行することができる。
プロセッシング部220は、通信部210を通じて端末100からAID再割り当て要請要素を含む再接続要請フレームを受信する。
ここで、AID再割り当て要請要素は、AID再割り当てを要請する理由を示すAID再割り当て要請理由フィールドを含むことができ、前記AID再割り当て要請理由フィールドは、サービスタイプ変更(Service Type change)情報、低電力モード情報(Low Power Mode)、リッスン・インターバル変更(Listen Interval Change)情報、トラフィックパターン変更情報及び残余バッテリー情報などを含むことができる。
プロセッシング部220は、受信された再接続要請フレームがAID再割り当て要請であるか否かを判断する。
ここで、プロセッシング部220は、AP address、SSIDの確認を通じて端末100が現在接続された端末でることを確認することができ、AID再割り当て要請要素の確認を通じて再接続要請フレームがAID再割り当て要請であるか否かを判断することができる。
プロセッシング部220は、受信された再接続要請フレームがAID再割り当て要請であれば、AID再割り当て要請要素に含まれたAID要請理由に基づいて端末100のAIDを再割り当てて、再割り当てたAIDを含んだ再接続応答フレームを生成する。
ここで、プロセッシング部220は、再接続応答フレームの中でStatuscodeにAID再割り当ての成功または失敗の可否を表示し、AIDフィールドに再割り当てされたAID値を表示することができる。
また、プロセッシング部220は、再割り当てたAIDを含む再接続応答フレームを通信部210により端末100に伝送する。
本発明の一実施例によるAID再割り当て方法を実行するアクセスポイントによれば、再接続要請フレームに一部フィールドを追加して現在接続された端末のAIDを動的に再割り当てすることができるので、無線LANシステムを最適で運用することができる。
以上、添付した図面を参照して本発明の実施形態について説明したが、本発明が属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、様々な置換、変形及び変更が可能であるので、上述した実施例及び添付された図面に限定されるものではない。