JP2018014035A - 足場計画作成装置、足場計画作成方法および足場計画作成プログラム - Google Patents

足場計画作成装置、足場計画作成方法および足場計画作成プログラム Download PDF

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悠貴 皇甫
大樹 齊藤
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大樹 齊藤
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Ken Sekii
健 関井
邦昭 澤口
Kuniaki Sawaguchi
邦昭 澤口
進一郎 池田
Shinichiro Ikeda
進一郎 池田
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Hitoshi Ishibashi
整 石橋
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Abstract

【課題】精度を維持しつつ、少ない負荷で足場の計画を作成する。【解決手段】対象物に対して足場を設置する足場工事の費用を算出する足場計画作成装置であって、対象物のエリアの情報を取得する制御部と、エリア情報に基づいて、エリアを単純エリアと複雑エリアに分離するエリア分類部と、単純エリアとエリアの内容に基づいて、演算で足場面積を算出する単純エリア解析部と、複雑エリアの3次元構造データを取得し、3次元構造データに対して足場を設置したデータを作成し、足場を設置したデータに基づいて足場面積を算出する複雑エリア解析部と、単純エリア解析部で算出した足場面積と複雑エリア解析部で算出した足場面積に対して、あらかじめ設定した足場の単価を乗算し、足場工事の費用を算出する足場費用算出部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、足場計画作成装置、足場計画作成方法および足場計画作成プログラムに関する。
建物、プラント等の構造物の建設や、構造物の検査を行う場合、構造物の周囲に作業者が作業を行うための足場を組み立てる場合がある。足場は、対象の構造物によって組み立てる位置、必要な段数等が異なるため、計画することが難しい。
足場の計画を補助する装置としては、構造物の3次元形状に基づいて、足場を配置する位置を計画するシステムがある(特許文献1参照)。特許文献1には、所定の空間内に存在する作業対象物体に対して、作業用の足場の配置を計画するシステムであって、作業対象物体の形状情報、作業対象物体の空間内における配置情報、および、足場設置高さ情報を、少なくとも入力する入力手段と、入力された情報を参照して、足場設置高さ以上の部分の所定の空間内における作業対象物体の投影画像を作成する画像生成手段と、投影画像を少なくとも表示する表示手段と、投影画像上での足場の配置計画を立案する処理手段と、を有する足場計画システムが記載されている。
特開平9−44555号公報
ここで、特許文献1に記載の装置を用いて足場計画を作成することで、高い精度で足場を計画することができる。ここで、足場の設置に係る費用を事前に見積もることも難しい。足場の計画と同様に、足場の設置に係る費用を事前に見積もることができると、足場計画をより精査することが可能となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、精度を維持しつつ、少ない負荷で足場の計画を作成することができる足場計画作成装置、足場計画作成方法および足場計画作成プログラムを提供することを目的とする。
1つの態様において、足場計画作成装置は、対象物に対して足場を設置する足場工事の費用を算出する足場計画作成装置であって、対象物のエリアの情報を取得し、前記エリア情報に基づいて、前記エリアを単純エリアと複雑エリアに分離するエリア分類部と、前記単純エリアと前記エリアの内容に基づいて、演算で足場面積を算出する単純エリア解析部と、前記複雑エリアの3次元構造データを取得し、3次元構造データに対して足場を設置したデータを作成し、足場を設置したデータに基づいて足場面積を算出する複雑エリア解析部と、前記単純エリア解析部で算出した足場面積と前記複雑エリア解析部で算出した足場面積に対して、あらかじめ設定した足場の単価を乗算し、足場工事の費用を算出する足場費用算出部と、を有することを特徴とする。
前記複雑エリア解析部は、各位置の足場の建て替え回数を基づいて、足場面積を加算することが好ましい。
前記複雑エリア解析部は、前記エリアに対して前提条件が設定されており、前記前提条件と前記3次元構造データとに基づいて、足場を設定する位置を決定することが好ましい。
前記単純エリア解析部は、エリアの種類に対応した演算式と、エリアの大きさに対する値に基づいて足場の面積を算出することが好ましい。
1つの態様において、足場計画作成装置によって実行される足場計画作成方法であって、対象物のエリアの情報を取得するエリア情報取得ステップと、前記エリア情報に基づいて、前記エリアを単純エリアと複雑エリアに分離するエリア選別ステップと、前記単純エリアと前記エリアの内容に基づいて、演算で足場面積を算出する単純エリア解析ステップと、前記複雑エリアの3次元構造データを取得し、3次元構造データに対して足場を設置したデータを作成し、足場を設置したデータに基づいて足場面積を算出する複雑エリア解析ステップと、前記単純エリア解析ステップで算出した足場面積と前記複雑エリア解析ステップで算出した足場面積に対して、あらかじめ設定した足場の単価を乗算し、足場工事の費用を算出する足場費用算出ステップと、を含むことを特徴とする。
1つの態様において、足場計画作成プログラムは、足場計画作成装置に、対象物のエリアの情報を取得するエリア情報取得ステップと、前記エリア情報に基づいて、前記エリアを単純エリアと複雑エリアに分離するエリア選別ステップと、前記単純エリアと前記エリアの内容に基づいて、演算で足場面積を算出する単純エリア解析ステップと、前記複雑エリアの3次元構造データを取得し、3次元構造データに対して足場を設置したデータを作成し、足場を設置したデータに基づいて足場面積を算出する複雑エリア解析ステップと、前記単純エリア解析ステップで算出した足場面積と前記複雑エリア解析ステップで算出した足場面積に対して、あらかじめ設定した足場の単価を乗算し、足場工事の費用を算出する足場費用算出ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明に係る足場計画作成装置、足場計画作成方法および足場計画作成プログラムは、足場を作成する対象である構造物をエリアごとに分離し、エリアを単純エリアと複雑エリアに分け、それぞれで足場面積を算出することで精度を維持しつつ、少ない負荷で足場の計画を作成することができる。
図1は、本実施形態に係る足場計画作成装置の構成を示すブロック図である。 図2は、対象物のエリア情報の一例を示す図である。 図3は、エリア情報の一例を示す図である。 図4は、足場計画作成装置の処理の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る足場計画作成装置、足場計画作成方法および足場計画作成プログラムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
本実施形態に係る足場計画作成装置の構成について説明する。足場計画作成装置は、対象物の建設時、補修時または点検時に、対象物の周囲に設置する足場の計画を作成する。対象物としては、発電プラントや、化学プラント、工場等、敷地に建造物や機械が設置される各種施設が含まれる。以下本実施形態ではプラント、具体的には火力発電プラントを構造物とした場合として説明する。
図1は、本実施形態に係る足場計画作成装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、足場計画作成装置10は、バスライン12と、表示部14と、入力部16と、制御部17と、記憶部18とを備える。バスライン12は、表示部14と、入力部16と、制御部17と、記憶部18との各部を接続し、情報の送受信を行う、有線無線の通信線である。また、足場計画作成装置10は、所定の通信プロトコルに基づいて、他の装置との間での情報の送受信を制御する通信部や、CD−ROM、DVD−ROM、メモリカード等の記憶媒体からプログラムやデータを読み取る媒体読取部を備えていてもよい。
表示部14は、液晶ディスプレイ(LED)や有機ELディスプレイ(OELD)等の表示装置を有し、制御部17から送信される制御信号に基づいて、文字や図形等の各種情報を表示する。入力部16は、キーボード等の入力装置を有し、利用者が入力装置に対して行う操作に対応する信号を制御部17へ出力する。
制御部17は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)と、記憶手段であるメモリとを備え、これらのハードウェア資源を用いてプログラムを実行することによって各種の機能を実現する。具体的には、制御部17は、記憶部18に記憶されているプログラムを読み出してメモリに展開し、メモリに展開されたプログラムに含まれる命令をCPUに実行させる。そして、制御部17は、CPUによる命令の実行結果に応じて、メモリおよび記憶部18に対してデータの読み書きを行ったり、通信部等の動作を制御したりする。
制御部17は、対象物に対して設置する足場の計画である足場計画を作成する。足場計画は、少なくとも足場の設置工事費用の見積もりを算出する。制御部17は、図面作成部20と、足場計画作成部22と、比較部24と、見積り算出部26と、を有する。なお、本実施形態では、説明のため、各機能を実現する部分を分離しているが、プログラム、またハードウェア資源上では一体となっていてもよい。
図面作成部20は、足場計画の作成に必要な構造物の図面を作成する。図面作成部20は、構造物、つまりプラントの全体の図面及び構造物のうち、後述する複雑エリアの3次元構造データ(3次元CADデータ)を作成する。なお、図面作成部は、図面を作成してもよいが、外部からデータを取得してもよい。
足場計画作成部22は、必要な図面のデータと必要な計算条件を取得し、対象物の周囲に建設する足場の計画を作成する。足場計画作成部22は、エリア分類部22aと、第1足場計画作成部(単純エリア解析部)22bと、第2足場計画作成部(複雑エリア解析部)22cと、合算部22dと、を有する。制御部17は、合算部22dと見積り算出部26の機能が足場費用算出部となる。
エリア分類部22aは、足場を設置する対象物のプラント(対象プラント)の全体の情報を取得し、各エリアを単純エリアと複雑エリアに分類する。エリア分類部22aは、エリア情報取得とエリア分類の両方の機能を備える。第1足場計画作成部22bは、単純エリアに分類されたエリアに設置する足場の計画を作成する。第1足場計画作成部22bは、単純エリアに分類されたエリアに設置する足場の面積を算出する。第2足場計画作成部22cは、複雑エリアに分類されたエリアに設置する足場の計画を作成する。第2足場計画作成部22cは、複雑エリアに分類されたエリアに設置する足場の面積を算出する。第2足場計画作成部22cは、後述する足場の建て替えも含めて足場面積を算出する。合算部22dは、第1足場計画作成部22bで算出した単純エリアの足場面積と、第2足場計画作成部22cで算出した複雑エリアの足場面積との和を算出し、プラントの足場の総面積を算出する。
比較部24は、足場計画作成部22で作成した足場計画を基準と比較し、評価する。具体的には、足場計画作成部22で作成した足場計画と、別のプラントに対して実行した足場の実績とを比較し、足場計画作成部22で作成した足場計画が適切かを評価する。
見積り算出部26は、足場計画作成部22で作成した足場の面積の情報と、足場の単位面積当たりの費用の情報とに基づいて、足場工事の費用の見積もりを算出する。
記憶部18は、磁気記憶装置や半導体記憶装置等の不揮発性を有する記憶装置からなり、各種のプログラムおよびデータを記憶する。記憶部18に記憶されるプログラムには、足場計画作成プログラム31が含まれる。記憶部18に記憶されるデータには、プラントデータ32と、3Dモデルデータ33と、エリア条件データ34と、単純エリア演算式データ35と、前提条件データ36と、プラント実績データ37と、が含まれる。
なお、図1において記憶部18が記憶していることとしたプログラムおよびデータの全体または一部は、媒体読取部が読み取り可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。また、図1において記憶部18が記憶していることとしたプログラムおよびデータの全体または一部は、通信部による通信によって他の装置から取得されてもよい。
足場計画作成プログラム31は、足場計画を立案するための機能を提供する。足場計画作成プログラム31は、実行されることで、足場計画作成部22、比較部24、見積り算出部26の機能を提供する。また、足場計画作成プログラム31は、図面作成部20の機能をさらに提供してもよいが、記憶部18に図面作成部20の機能を実現する別のプログラムをさらに記憶してもよい。
プラントデータ32は、構造物の全体の構成が記載されたデータである。プラントデータ32は、2次元のデータ、具体的には平面図でよい。プラントデータ32は、図2に示すように、プラントと各エリアの配置の情報が対応付けられている。図2は、対象物のエリア情報の一例を示す図である。図2に示すプラント40は、第一エリア42、第二エリア44、第三エリア46、第四エリア48、第五エリア52、第六エリア53、第七エリア54及び第八エリア56が設けられている。なお、本実施形態では、各エリアを抽象的に示しているが、各エリアは、配置される機器、設備、建物等で分類される。
プラント40を本実施形態のように火力発電プラントとした場合、各エリアは、タービン建屋、排ガス処理設備、ポンプ建屋、制御空気建屋、配管ラック、屋外タンク、吸気ダクト、排気ダクト、吸気フィルタ、変圧器、屋外ポンプ、屋外配管、屋外機器、取水設備、排水設備、循環水設備、排水ピット、バルブピット等に分類することができる。なお、エリアの設定はこれに限定されない。
3Dモデルデータ33は、図面作成部20で作成された、または外部からデータで取得した複雑エリアに含まれる機械、装置、配管、建物等の3次元データである。
エリア条件データ34は、対象物であるプラントに含まれる各エリアが単純エリアか複雑エリアかに分類する条件が含まれる。図3は、エリア情報の一例を示す図である。エリア条件データ34は、図3に示すように各エリアが単純エリアと複雑エリアのいずれに対応するかを示している。なお、エリア条件データ34は、種々のプラントに対応してそれぞれのエリアと各エリアが単純エリアと複雑エリアのいずれに対応するかの情報を含んでいる。つまり、エリア条件データ34は、プラント40には、含まれないエリアに対してもエリアが単純エリアと複雑エリアのいずれに対応するかの情報を含んでいる。ここで、エリアは、足場を屋外に設置する場合、単純エリアに設定される。エリアは、足場を屋内に設置する場合、複雑エリアに設定される。
単純エリア演算式データ35は、単純エリアの種類ごとに設定された足場を算出する演算式である。演算式は、エリアの大きさ、例えば、対象の単純エリアの、体積、縦、横、高さ、長さ、幅等、エリアに配置又は配置計画されているものの大きさ、例えば設置又は配置計画されているものの、体積、縦、横、高さ、長さ、幅等をパラメータにした式である。つまり、演算式は、単純エリアの概略の情報に基づいて足場面積を算出できる式である。例えば、単純エリアがタンクの場合、足場面積=(係数)×(タンクの直径)×(タンクの高さ)を演算式として記憶している。また、単純エリアが建屋の場合、足場面積=(係数)×(建屋床面積)を演算式として記憶している。単純エリアが変圧器の場合、足場面積=(エリアの敷地面積)×(1−敷地面積占有率)×(足場段数)を演算式として記憶している。
前提条件データ36は、複雑エリアに足場を配置する場合の各種条件を含む。前提条件としては、足場を設置する対象物、足場で確保すべき作業空間の大きさ、床面から足場板までの最小高さ、足場の種類と設置できる条件、1段の足場の高さ、足場の段の間隔、足場の開口部(階段を設置したり資材を通す領域)の制約条件、対象物に対する作業の流れ、対象物に対する工事と足場の関係、対象物に対する各工事の対象領域と並行での作業が可能かの情報等が含まれる。
プラント実績データ37は、実際に足場を設置した時の情報を含む。足場を設置した対象物が、足場計画を作成する対象物とは異なる対象物に対して足場を設置した時の情報を含む。足場を設置した時の情報は、対象物に対して足場計画を作成した場合のプラントデータ、3Dモデルデータ、前提条件等を含む。
次に、図4を参照しながら、足場計画作成装置10が実行する足場計画作成処理の処理手順について説明する。図4は、足場計画作成処理の処理手順を示すフローチャートである。図4に示す処理手順は、制御部17が処理を実行することによって実現される。
図4に示すように、制御部17は、まず、対象プラントのエリア情報を取得する(ステップS12)。制御部17は、例えば、足場計画作成部22でプラントデータ32から対象物の全体のエリアの情報を取得する。また、プラントデータ32に記憶されていない場合、図面作成部20で作成してもよい。
次に、制御部17は、対象プラントのエリア情報を取得した場合、エリアを単純エリアと複雑エリアに分類する(ステップS14)。制御部17は、プラントのエリア条件データ34に基づいて、各エリアを単純エリアと、複雑エリアとに分類する。制御部17は、分類した単純エリアと複雑エリアに別々の処理を実行する。
単純エリアに対して実行する処理を説明する。制御部17は、第1足場計画作成部22bで処理を実行して、単純エリアの足場面積を算出する。制御部17は、単純エリアの演算式を読み出す(ステップS16)。制御部17は、分類して、プラントに含まれる単純エリアに対して、単純エリアに対応する演算式を単純エリア演算式データ35から読み出す。制御部17は、演算式を読み出し、演算式での計算に必要な単純エリアのパラメータを取得する(ステップS18)。具体的には、対象の単純エリアの外形形状のデータ、より具体的には体積、縦、横、高さ、長さ、幅等の情報である。これらのパラメータの情報は、プラントデータ32に含まれる。次に、制御部17は、単純エリアに対応する演算式と、パラメータとに基づいて、単純エリアの足場面積を算出する(ステップS20)。制御部17は、対象プラントのエリア情報のうち、単純エリアに分類された全てのエリアに対して、ステップS16からステップS20の処理を行い、全ての単純エリアの足場面積を算出する。
複雑エリアに対して実行する処理を説明する。制御部17は、第2足場計画作成部22cで処理を実行して、複雑エリアの足場面積を算出する。制御部17は、複雑エリアの3次元図面を読み出す(ステップS22)。具体的には、制御部17は、3Dモデルデータ33から複雑エリアの3次元形状データを読み出す。複雑エリアの3次元データ(3次元図面)は、各種機器の3次元形状のデータとその機器が配置される建屋の3次元形状のデータを含む。
制御部17は、複雑エリアの3次元形状データを読み出した場合、前提条件を特定する(ステップS24)。つまり、制御部17は、前提条件データ36に記憶されている複雑エリアに設定された、算出条件、制約条件を読み出す。制御部17は、前提条件を読み出した場合、3次元図面に対して足場を設定する(ステップS26)。足場の設定は、3次元図面と前提条件に基づいて自動で設定することが好ましいが、作業者が入力部16に足場を設定する位置を設定してもよい。具体的には、複雑エリアは、建屋内であるため、機器の周囲にある建屋の構造物との関係に基づいて、足場を設置する。例えば、建屋の通路を足場として使用できる場合は、足場を設置しない。また、建屋の通路と足場を繋げ、通路から足場に移動できる位置にする等である。
制御部17は、3次元図面に対して足場を設定した場合、足場を建て替えする箇所及び建て替えする回数を特定する(ステップS28)。建て替え箇所は、工事の工程の問題等により、一度設置した足場を解体して、再度組み立てる箇所である。建て替え回数は、一度設置した足場を解体して、再度組み立てる回数である。建て替え箇所、建て替え回数は、前提条件に基づいて設定してもよいが、作業者が入力部16に入力を行い設定してもよい。
制御部17は、建て替え箇所及び建て替え回数を特定した場合、3次元図面に対して設定した足場の情報と建て替え箇所及び建て替え回数とに基づいて、複雑エリアに対して設定する足場面積を算出する(ステップS30)。複雑エリアの足場面積は、建て替えが行われる場合、建て替えた足場は新たな足場として算出する。つまり、3回建て替えた足場は、4倍の足場面積となる。また、建て替える足場は、建て替え前と同じ面積であることに限定されず、建て替え時の状態で足場の面積を変えることもできる。制御部17は、対象プラントのエリア情報のうち、複雑エリアに分類された全てのエリアに対して、ステップS22からステップS30の処理を行い、全ての複雑エリアの足場面積を算出する。
制御部17は、単純エリア、複雑エリアのそれぞれの足場面積を算出した場合、合算部22dにより、足場面積の合計値を算出する(ステップS32)。制御部17は、全ての単純エリアの足場面積と、全ての複雑エリアの足場面積を合計することで、必要な足場の面積を算出する。
制御部17は、足場面積を算出した場合、足場面積と予め設定された単価に基づいて見積もりを算出する(ステップS34)。制御部17は、算出した見積もりを表示部14に表示してもよい。
足場計画作成装置10は、以上のように、対象物をエリアに分割し、かつ各エリアを単純エリアと複雑エリアに分類し、それぞれのエリアで足場面積を算出することで、足場面積を効率よく算出することができる。足場計画作成装置10は、具体的には、建屋の外に足場を設置する単純エリアの足場面積を演算式で算出することで、誤差が小さい状態で、簡単に足場面積を算出することができる。また、足場計画作成装置10は、建屋内に足場を設置する複雑エリアの足場を3次元図面に基づいて算出することで、誤差が小さい状態で足場面積を算出することができる。これにより、計画時の負荷を低減しつつ、実際の足場の設置と誤差の発生を小さくすることができる。
また、足場計画作成装置10は、複雑エリアに対しては建て替えの領域及び建て替え回数を加味して足場面積を算出することで、実際に係る費用に即した見積もり額を算出することができる。
また、足場計画作成装置10は、前提条件を設定して、複雑エリアに対する足場の位置を決定することで、足場の設置位置を実際の設置に即して決定することができ、足場の面積を高い精度で算出することができる。
足場計画作成装置10は、対象物を新規に建設するプラントとすることが好ましい。新規建設するプラントに用いることで、設計途中でエリアの全ての構造物の3次元データがない場合でも、高い精度の足場計画を作成することができ、高い精度の費用の見積もりを算出するこができる。
足場計画作成装置10は、比較部24で算出した足場計画をプラント実績データと比較し、見積もり金額や、算出した足場の計画の精度を評価してもよい。この場合、プラント実績データとの差が大きい場合は、足場計画の調整を行うようにしてもよいし、差が大きいことを作業者に通知するようにしてもよい。
本実施形態の足場計画作成装置10は、少なくとも足場工事の見積もり金額を算出すればよく、さらに足場に関する情報を作成してもよい。具体的には、足場計画作成装置10は、複雑エリアに関しては、3次元図面に対して足場の情報を付加したデータを足場計画として出力してもよい。
10 足場計画作成装置
12 バスライン
14 表示部
16 入力部
17 制御部
18 記憶部
20 図面作成部
22 足場計画作成部
22a エリア分類部
22b 第1足場計画作成部
22c 第2足場計画作成部
22d 合算部
24 比較部
26 見積り算出部
31 足場計画作成プログラム
32 プラントデータ
33 3Dモデルデータ
34 エリア条件データ
35 単純エリア演算式データ
36 前提条件データ
37 プラント実績データ
40 プラント

Claims (6)

  1. 対象物に対して足場を設置する足場工事の費用を算出する足場計画作成装置であって、
    対象物のエリアの情報を取得し、前記エリアの情報に基づいて、前記エリアを単純エリアと複雑エリアに分離するエリア分類部と、
    前記単純エリアと前記エリアの内容に基づいて、演算で足場面積を算出する単純エリア解析部と、
    前記複雑エリアの3次元構造データを取得し、3次元構造データに対して足場を設置したデータを作成し、足場を設置したデータに基づいて足場面積を算出する複雑エリア解析部と、
    前記単純エリア解析部で算出した足場面積と前記複雑エリア解析部で算出した足場面積に対して、あらかじめ設定した足場の単価を乗算し、足場工事の費用を算出する足場費用算出部と、を有することを特徴とする足場計画作成装置。
  2. 前記複雑エリア解析部は、各位置の足場の建て替え回数を基づいて、足場面積を加算することを特徴とする請求項1に記載の足場計画作成装置。
  3. 前記複雑エリア解析部は、前記エリアに対して前提条件が設定されており、前記前提条件と前記3次元構造データとに基づいて、足場を設定する位置を決定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の足場計画作成装置。
  4. 前記単純エリア解析部は、エリアの種類に対応した演算式と、エリアの大きさに対する値に基づいて足場の面積を算出することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の足場計画作成装置。
  5. 足場計画作成装置によって実行される足場計画作成方法であって、
    対象物のエリアの情報を取得するエリア情報取得ステップと、
    前記エリア情報に基づいて、前記エリアを単純エリアと複雑エリアに分離するエリア選別ステップと、
    前記単純エリアと前記エリアの内容に基づいて、演算で足場面積を算出する単純エリア解析ステップと、
    前記複雑エリアの3次元構造データを取得し、3次元構造データに対して足場を設置したデータを作成し、足場を設置したデータに基づいて足場面積を算出する複雑エリア解析ステップと、
    前記単純エリア解析ステップで算出した足場面積と前記複雑エリア解析ステップで算出した足場面積に対して、あらかじめ設定した足場の単価を乗算し、足場工事の費用を算出する足場費用算出ステップと、を含むことを特徴とする足場計画作成方法。
  6. 足場計画作成装置に、
    対象物のエリアの情報を取得するエリア情報取得ステップと、
    前記エリア情報に基づいて、前記エリアを単純エリアと複雑エリアに分離するエリア選別ステップと、
    前記単純エリアと前記エリアの内容に基づいて、演算で足場面積を算出する単純エリア解析ステップと、
    前記複雑エリアの3次元構造データを取得し、3次元構造データに対して足場を設置したデータを作成し、足場を設置したデータに基づいて足場面積を算出する複雑エリア解析ステップと、
    前記単純エリア解析ステップで算出した足場面積と前記複雑エリア解析ステップで算出した足場面積に対して、あらかじめ設定した足場の単価を乗算し、足場工事の費用を算出する足場費用算出ステップと、を実行させることを特徴とする足場計画作成プログラム。
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CN115349044A (zh) * 2019-10-17 2022-11-15 格林威治创新公司 安全性系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115349044A (zh) * 2019-10-17 2022-11-15 格林威治创新公司 安全性系统

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