JP2018013456A - 電池状態監視装置、電池状態監視システム、電池状態監視方法及び制御プログラム - Google Patents

電池状態監視装置、電池状態監視システム、電池状態監視方法及び制御プログラム Download PDF

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洋平 山口
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Abstract

【課題】充電状態から放電状態への切り替わりが発生せずとも、充電状態が終了したタイミングで、内部抵抗等の二次電池の状態を推定することができる電池状態監視装置を提供する。
【解決手段】充放電を行う二次電池1の状態を監視する電池状態監視装置2は、二次電池1の電圧を検出する電圧検出部24と、二次電池1の電流を検出する電流検出部25と、二次電池1を放電させるための抵抗器28aを有する放電回路28と、二次電池1による充電状態の終了を検知する充電終了検知部と、充電終了検知部にて充電状態の終了が検知された場合、放電回路28による二次電池1の放電を制御する放電制御部と、充電状態及び放電状態が切り替わる時点を基準にした所定のタイミングで、検出された二次電池1の電圧及び電流に基づいて、二次電池1の状態を推定する推定部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は電池状態監視装置、電池状態監視システム、電池状態監視方法及び制御プログラムに関する。
近年、HEV(Hybrid Electric Vehicle:ハイブリッド自動車)及びEV(Electric Vehicle:電気自動車)等の車両が普及しつつある。HEV及びEVは二次電池を搭載している。HEVは、二次電池に蓄えられた電力を用いてモータを回転させることにより車両を駆動し、あるいはエンジンアシストを行う。このため、HEVでは、走行に伴って、二次電池の充電と放電の切り替えが頻繁に繰り返される。過放電又は過充電を行うと二次電池を劣化させることになるため、二次電池の充電量を把握しながら充放電を制御する必要がある。また、二次電池の劣化を判定するためには、二次電池の内部抵抗を正確に把握する必要がある。
例えば、二次電池の充放電電流の大きさが所定範囲内の状態で所定時間以上継続したと判定すると、二次電池の充電から放電又は放電から充電への切り替わりが検出されてからの経過時間に基づいて二次電池の内部抵抗を推定する内部抵抗推定装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2008−89447号公報
しかしながら、二次電池の充電及び放電が不規則的に行われるHEV又は回生システムを搭載する車両においては、所要のタイミングで充放電の切り替わりが発生せず、二次電池の内部抵抗を推定できない状態が長期間続くことがある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、充電状態から放電状態への切り替わりが発生せずとも、充電状態が終了したタイミングで、内部抵抗等の二次電池の状態を推定することができる電池状態監視装置、電池状態監視システム、電池状態監視方法及び制御プログラムを提供することにある。
本態様に係る電池状態監視装置は、充放電を行う二次電池の状態を監視する電池状態監視装置であって、前記二次電池の電圧を取得する電圧取得部と、前記二次電池の電流を取得する電流取得部と、前記二次電池を放電させるための抵抗器を有する放電回路と、前記二次電池による充電状態の終了を検知する充電終了検知部と、該充電終了検知部にて充電状態の終了が検知された場合、前記放電回路による前記二次電池の放電を制御する放電制御部と、充電状態及び放電状態が切り替わる時点を基準にした所定のタイミングで、前記電圧取得部及び前記電流取得部にて取得された前記二次電池の電圧及び電流に基づいて、前記二次電池の状態を推定する推定部とを備える。
本態様に係る電池状態監視システムは、二次電池と、前記二次電池にて給電される負荷と、前記二次電池を充電する発電機と、前記二次電池及び前記負荷間の通電経路を開閉する負荷リレーと、前記二次電池及び発電機間の通電経路を開閉する充電リレーと、前記電池状態監視装置とを備え、前記電池状態監視装置は、前記二次電池の状態を監視する。
本態様に係る電池状態監視方法は、充放電を行う二次電池の状態を監視する電池状態監視方法であって、前記二次電池による充電状態の終了を検知し、充電状態の終了が検知された場合、抵抗器を有する放電回路にて前記二次電池を放電させ、充電状態及び放電状態が切り替わる時点を基準にした所定のタイミングで、前記二次電池の電圧及び電流を取得し、取得した前記二次電池の電圧及び電流に基づいて、前記二次電池の状態を推定する。
本態様に係る制御プログラムは、コンピュータに、充放電を行う二次電池の状態を監視させるための制御プログラムであって、前記コンピュータに、前記二次電池による充電状態の終了を判定させ、充電状態が終了したと判定された場合、抵抗器を有する放電回路にて前記二次電池を放電させるための信号を出力させ、充電状態及び放電状態が切り替わるタイミングを基準にした所定のタイミングで、前記二次電池の電圧及び電流を取得させ、取得した電圧及び電流に基づいて、前記二次電池の状態を算出させる。
なお、本願は、このような特徴的な推定部を備える電池状態監視装置として実現することができるだけでなく、電池状態監視装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、電池状態監視装置を含むその他のシステムとして実現したりすることができる。
上記によれば、充電状態から放電状態への切り替わりが発生せずとも、充電状態が終了したタイミングで、内部抵抗等の二次電池の状態を推定することができる電池状態監視装置、電池状態監視システム、電池状態監視方法及び制御プログラムを提供することが可能となる。
本発明の一態様にかかる電池状態監視装置を搭載した車両の要部の一構成例を示すブロック図である。 実施形態1に係る電池状態監視システムの一構成例を示すブロック図である。 実施形態1に係る電池状態監視装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施形態1に係る内部抵抗算出処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態1に係る二次電池の等価回路の一例を示す説明図である。 実施形態1に係る二次電池のインピーダンススペクトルの一例を示す説明図である。 実施形態1に係る二次電池の開放電圧と充電率との相関関係の一例を示す説明図である。 実施形態1に係る二次電池の内部抵抗増加率と放電容量比との相関関係の一例を示す説明図である。 実施形態2に係る電池状態監視システムの一構成例を示すブロック図である。 実施形態2に係る電池状態監視装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施形態2に係る電池状態監視装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施形態3に係る電池状態監視システムの一構成例を示すブロック図である。 実施形態4に係る電池状態監視システムの一構成例を示すブロック図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本態様に係る電池状態監視装置は、充放電を行う二次電池の状態を監視する電池状態監視装置であって、前記二次電池の電圧を取得する電圧取得部と、前記二次電池の電流を取得する電流取得部と、前記二次電池を放電させるための抵抗器を有する放電回路と、前記二次電池による充電状態の終了を検知する充電終了検知部と、該充電終了検知部にて充電状態の終了が検知された場合、前記放電回路による前記二次電池の放電を制御する放電制御部と、充電状態及び放電状態が切り替わる時点を基準にした所定のタイミングで、前記電圧取得部及び前記電流取得部にて取得された前記二次電池の電圧及び電流に基づいて、前記二次電池の状態を推定する推定部とを備える。
本態様にあっては、二次電池の充電が終了した場合、放電制御部の制御によって、二次電池から放電回路の抵抗器へ放電が行われる。つまり、二次電池の充電終了時に負荷への放電に切り替わらない状況であっても、二次電池から抵抗器への放電が行われ、充電状態から放電状態へ切り替えられた状況になる。そして、推定部は、充電状態及び放電状態が切り替わる時点を基準にした所定のタイミングで取得される二次電池の電圧及び電流に基づいて、二次電池の状態を推定する。
従って、充電状態から放電状態への切り替わりが発生せずとも、充電状態及び放電状態が切り替わった状況を作り出し、二次電池の状態を推定することができる。
なお、本態様における二次電池には、複数の単電池からなる組電池はもちろん、単電池も含まれる。また、組電池が複数のセル電池ブロックにて構成されている場合、二次電池には、当該セル電池ブロックも含まれる。従って、放電回路を、複数の単電池からなる組電池に設けても良いし、単電池又はセル電池ブロックに設けても良い。なお、言うまでも無く、複数の単電池からなる組電池を備えたシステムにおいて、放電回路を、当該組電池に設けても良いし、単電池又は電池ブロックに設ける構成も本態様に含まれる。
(2)前記放電回路は、前記抵抗器に直列接続された開閉スイッチを備え、該抵抗器及び前記開閉スイッチからなる直列回路は前記二次電池に並列接続されており、前記放電制御部は、前記開閉スイッチを閉じることによって、前記二次電池の放電を制御する構成が好ましい。
本態様にあっては、抵抗器及び開閉スイッチの直列回路からなる簡単かつ低コストな構成で放電回路を構成することができる。放電制御部は、開閉スイッチを閉じる簡単な制御によって、二次電池の放電を制御することができる。
(3)前記放電回路は、前記抵抗器に直列接続され、前記二次電池を充電させるための電力を蓄えるコンデンサを有し、更に、前記二次電池による放電状態の終了を検知する放電終了検知部と、該放電終了検知部にて放電状態の終了が検知された場合、前記放電回路による前記二次電池の充電を制御する充電制御部と、前記コンデンサの電圧を取得するコンデンサ電圧取得部と、前記二次電池の電圧及び前記コンデンサの電圧を比較する比較部とを備え、前記コンデンサの電圧が前記二次電池の電圧よりも低い場合、前記放電制御部は、前記充電終了検知部にて充電状態の終了が検知されたときに、前記放電回路による前記二次電池の放電を制御し、前記コンデンサの電圧が前記二次電池の電圧よりも高い場合、前記充電制御部は、前記放電終了検知部にて放電状態の終了が検知されたときに、前記放電回路による前記二次電池の充電を制御する構成が好ましい。
前記コンデンサの耐圧は、前記二次電池使用時に該二次電池池が取りうる最大の電圧値よりも高い値に設定することが望ましい。
本態様にあっては、コンデンサの電圧が二次電池の電圧よりも高く、二次電池の放電が終了した場合、充電制御部の制御によって、放電回路のコンデンサから二次電池へ充電が行われる。つまり、二次電池の放電終了時に充電状態に切り替わらない状況であっても、放電回路のコンデンサから二次電池への充電が行われ、放電状態から充電状態へ切り替えられた状況になる。そして、推定部は、充電状態及び放電状態が切り替わる時点を基準にした所定のタイミングで取得される二次電池の電圧及び電流に基づいて、二次電池の状態を推定する。
二次電池の電圧がコンデンサの電圧よりも高く、二次電池の充電が終了した場合、態様(1)と同様、放電制御部の制御によって、二次電池から放電回路の抵抗器へ放電が行われ、二次電池の状態が推定される。
従って、放電状態から充電状態への切り替わりが発生せずとも、充電状態及び放電状態が切り替わった状況を作り出し、二次電池の状態を推定することができる。
(4)前記放電回路は、前記抵抗器及び前記コンデンサに直列接続された開閉スイッチを備え、前記抵抗器、前記コンデンサ及び前記開閉スイッチからなる直列回路は前記二次電池に並列接続されており、前記充電制御部及び前記放電制御部は、前記開閉スイッチを閉じることによって、前記二次電池の充電及び放電を制御する構成が好ましい。
本態様にあっては、抵抗器、コンデンサ及び開閉スイッチの直列回路からなる簡単かつ低コストな構成で放電回路を構成することができる。放電制御部は、開閉スイッチを閉じる簡単な制御によって、二次電池の充電を制御することができる。
(5)前記推定部は、充電状態及び放電状態が切り替わる時点と、該時点を基準にした所定のタイミングとで、前記電圧取得部及び前記電流取得部にて取得された電圧及び電流に基づいて、前記二次電池の内部抵抗を算出する構成が好ましい。
本態様にあっては、充電状態及び放電状態が切り替わった状況を作り出し、推定部は二次電池の内部抵抗を算出することができる。
(6)前記抵抗器は、前記二次電池に接続される負荷を構成する回路から、前記二次電池への電流を制限するためのプリチャージ抵抗である構成が好ましい。
本態様にあっては、負荷を構成する回路から二次電池への大電流を制限するためのプリチャージ抵抗を、放電回路の抵抗器に兼用する。従って、放電回路をより低コストで構成することができる。
(7)本態様に係る電池状態監視システムは、二次電池と、前記二次電池にて給電される負荷と、前記二次電池を充電する発電機と、前記二次電池及び前記負荷間の通電経路を開閉する負荷リレーと、前記二次電池及び発電機間の通電経路を開閉する充電リレーと、態様(1)〜態様(6)までのいずれか一つの電池状態監視装置とを備え、前記電池状態監視装置は、前記二次電池の状態を監視する。
本態様にあっては、充電リレー及び負荷リレーの開閉によって、二次電池の充電状態及び放電状態が切り替えられるところ、充電状態から放電状態への切り替わりが発生せずとも、充電状態及び放電状態が切り替わった状況を作り出し、二次電池の状態を推定することができる。
(8)本態様に係る電池状態監視方法は、充放電を行う二次電池の状態を監視する電池状態監視方法であって、前記二次電池による充電状態の終了を検知し、充電状態の終了が検知された場合、抵抗器を有する放電回路にて前記二次電池を放電させ、充電状態及び放電状態が切り替わる時点を基準にした所定のタイミングで、前記二次電池の電圧及び電流を取得し、取得した前記二次電池の電圧及び電流に基づいて、前記二次電池の状態を推定する。
本態様にあっては、充電状態から放電状態への切り替わりが発生せずとも、充電状態及び放電状態が切り替わった状況を作り出し、二次電池の状態を推定することができる。
(9)本態様に係る制御プログラムは、コンピュータに、充放電を行う二次電池の状態を監視させるための制御プログラムであって、前記コンピュータに、前記二次電池による充電状態の終了を判定させ、充電状態が終了したと判定された場合、抵抗器を有する放電回路にて前記二次電池を放電させるための信号を出力させ、充電状態及び放電状態が切り替わるタイミングを基準にした所定のタイミングで、前記二次電池の電圧及び電流を取得させ、取得した電圧及び電流に基づいて、前記二次電池の状態を算出させる。
本態様にあっては、充電状態から放電状態への切り替わりが発生せずとも、充電状態及び放電状態が切り替わった状況を作り出し、二次電池の状態を推定する処理をコンピュータに実行させることができる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態1に係る電池状態監視装置、電池状態監視システム、電池状態監視方法及び制御プログラムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(実施形態1)
図1は、本発明の一態様にかかる電池状態監視装置2を搭載した車両の要部の一構成例を示すブロック図である。図1に示すように、車両には、二次電池1、電池状態監視装置2、負荷3、発電機4、始動モータ5、鉛電池6、電装品負荷7等が搭載されている。
二次電池1は、例えば複数の単電池を直列接続してなるリチウムイオン電池、ニッケル水素電池等である。なお、リチウムイオン、ニッケル水素電池は二次電池1の一例であり、その種類、出力電圧は特に限定されるものでは無い。また、単一の電池で二次電池1を構成しても良い。
二次電池1の正極には、負荷リレーSW1を介して負荷3に接続されている。負荷3は、例えば車両に搭載されたエアコン等である。また、二次電池1の正極には、充電リレーSW2を介して発電機4に接続されている。発電機4は、例えばガソリンエンジンによって動作し、発電するオルタネータであり、内部に設けられた整流回路により直流の電力を、二次電池1及び鉛電池6へ出力する。
負荷リレーSW1及び充電リレーSW2がオン状態で、ガソリンエンジンが駆動している場合、発電機4から二次電池1に電力が供給され、二次電池1の充電が行われる。負荷リレーSW1がオン状態、充電リレーSW2がオフ状態にある場合、二次電池1から負荷3へ給電される。
電池状態監視装置2は、二次電池1の電圧、電流、温度等を検出し、二次電池1の状態を監視している。例えば、電池状態監視装置2は、二次電池1の内部抵抗を算出し、電池の充電率、劣化度等を監視している。また、電池状態監視装置2は、負荷リレーSW1及び充電リレーSW2の開閉を制御している。電池状態監視装置2の構成及び制御内容の詳細は後述する。
鉛電池6は、車両に搭載された車内灯、パワーウィンド等の電装品負荷7に接続されており、電装品負荷7は鉛電池6の電力によって駆動する。電装品負荷7は、二次電池1に接続される負荷3よりも低負荷で駆動する電装品である。また、鉛電池6には、始動リレーSW3介して始動モータ5に接続されている。始動リレーSW3がオン状態になると、始動モータ5は鉛電池6の電力によって駆動し、ガソリンエンジンが始動する。
図2は、実施形態1に係る電池状態監視システムの一構成例を示すブロック図である。電池状態監視システムは、二次電池1、電池状態監視装置2、負荷リレーSW1、充電リレーSW2、負荷3及び発電機4によって構成されている。電池状態監視装置2は、負荷リレーSW1及び充電リレーSW2の開閉を制御すると共に、二次電池1の電圧、電流、温度等を検出し、二次電池1の状態を監視している。例えば、電池状態監視装置2は、二次電池1の内部抵抗を算出し、電池の充電率、劣化度等を監視している。
電池状態監視装置2は、自装置全体の動作を制御する制御部21、二次電池1の状態を算出する情報処理部22、記憶部23、二次電池1を構成する各単電池の電圧を検出する電圧検出部24と、二次電池1の電流を検出する電流検出部25と、二次電池1の温度を検出する温度検出部26と、出力部27と、放電回路28とを備える。
電圧検出部24は、例えば、二次電池1を構成する各単電池の両端電圧を検出し、各単電池の電圧を示す情報を情報処理部22へ出力する。
電流検出部25は、例えば、二次電池1の電流を検出するためのシャント抵抗25aを備える。シャント抵抗25aは、二次電池1に直列接続されている。電流検出部25は、シャント抵抗25aの両端電圧を検出し、検出された両端電圧を電流に換算し、二次電池1の電流を示す情報を情報処理部22へ出力する。なお、シャント抵抗25aを備える構成は電流検出部25の一例であり、ホール素子を用いて電流を検出する等、公知の電流センサを用いることができる。
温度検出部26は、例えば、サーミスタ26aを備える。温度検出部26のサーミスタ26aは、二次電池1の所定箇所に配されている。温度検出部26は、サーミスタ26aの両端電圧を検出し、検出された両端電圧を温度に換算し、温度を示す情報を情報処理部22へ出力する。なお、サーミスタ26aを備える構成は温度検出部26の一例であり、測温抵抗体、半導体温度センサ、熱電対等を用いて温度を検出する等、公知の温度センサを用いることができる。
放電回路28は、直列接続された抵抗器28a及び開閉スイッチ28bを備え、抵抗器28a及び開閉スイッチ28bからなる直列回路は二次電池1の両端に並列接続されている。抵抗器28aは、開閉スイッチ28bを閉じた場合に当該抵抗器28aを流れる電流が、二次電池1の内部抵抗を所要の精度で測定できる抵抗値に設定すると良い。
出力部27は、情報処理部22の制御に従って、放電回路28の開閉スイッチ28bを開閉させるための信号を出力する。開閉スイッチ28bは、出力部27から出力された信号に応じて開閉する。なお、開閉スイッチ28bの開閉制御は制御部21が行っても良い。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、タイマ、入出力インタフェース等を有するマイクロコンピュータである。制御部21の入出力インタフェースには、情報処理部22が接続されている。制御部21は、タイマを用いて二次電池1の状態を監視すべきタイミングを管理しており、所要のタイミングで、二次電池1の状態に係る算出処理を情報処理部22に指示し、算出結果を情報処理部22から取得する。
情報処理部22は、例えば、二次電池1の状態を検出する専用LSI(Large-Scale Integration)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等である。情報処理部22は、制御部21から算出処理の指示があった場合、電圧検出部24、電流検出部25及び温度検出部26から、二次電池1の電圧、電流及び温度を示す情報を取得し、二次電池1の内部抵抗、充電率、劣化度等を算出する。また、情報処理部22は、内部抵抗を算出する際、放電回路28の開閉スイッチ28bを開閉させ、二次電池1の充電状態及び放電状態が切り替わる状態を作り出す処理を実行する。詳細は後述する。
記憶部23は、二次電池1の充電率、劣化度等を算出するための情報として、二次電池1の開放電圧と充電率との関係、内部抵抗増加率と放電容量比との関係等を記憶している。
図3は、実施形態1に係る電池状態監視装置2の処理手順の一例を示すフローチャートである。電池状態監視装置2の制御部21は、二次電池1の内部抵抗を周期的に算出するように構成されており、前回の内部抵抗算出後、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS11)。最後に内部抵抗を算出してからの経過時間はタイマによって計時されており、制御部21は、タイマの計時結果を参照することによって、上記判定を行うことができる。
最後に二次電池1の内部抵抗を算出してから所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS11:NO)、制御部21は処理をステップS11へ戻し、待機する。最後に内部抵抗を算出してから所定時間が経過したと判定した場合(ステップS11:YES)、制御部21は、二次電池1の内部抵抗、充電率、劣化度等の算出を情報処理部22に指示する(ステップS12)。制御部21より内部抵抗等の算出指示を受けた情報処理部22は、二次電池1の内部抵抗を算出する(ステップS13)。
図4は、実施形態1に係る内部抵抗算出処理の一例を示すフローチャートである。情報処理部22は、以下の処理を実行することにより、二次電池1の内部抵抗を算出する。
情報処理部22は、充電リレーSW2が閉状態であるか否かを判定する(ステップS31)。つまり、情報処理部22は、二次電池1が充電状態にあるか否かを判定する。なお、充電リレーSW2の開閉を制御部21が制御している場合、情報処理部22は、制御部21から充電リレーSW2の開閉状態に係る情報を取得し、充電リレーSW2の開閉を判定すれば良い。また、情報処理部22は、電流検出部25から取得した電流の向き及び大きさに基づいて、二次電池1が充電状態にあるか否かを判定するように構成しても良い。具体的には、情報処理部22は、取得した電流が充電方向に流れており、電流の大きさが所定の閾値以上である場合、充電状態にあると判定する。
充電リレーSW2が開状態であると判定した場合(ステップS31:NO)、情報処理部22は処理をステップS31へ戻し、待機する。充電リレーSW2が閉状態であると判定した場合(ステップS31:YES)、情報処理部22は、二次電池1の電流を電流検出部25から取得する(ステップS32)。次いで、情報処理部22は、充電状態にある二次電池1の電流が所定値より大きいか否かを判定する(ステップS33)。所定値は、二次電池1の内部抵抗を精度良く測定するために必要な電流値であり、例えば10Aである。なお、二次電池1の充電電流の値に拘わらず、所要の精度で内部抵抗を測定することができる特性ないし構成である場合、ステップS33の処理を省略しても良い。充電の電流が所定値以下であると判定した場合(ステップS33:NO)、情報処理部22は、処理をステップS31へ戻す。充電状態にある二次電池1の電流が所定値より大きいと判定した場合(ステップS33:YES)、情報処理部22は、充電リレーSW2が開状態にあるか否かを判定する(ステップS34)。つまり、情報処理部22は、二次電池1の充電状態が終了したか否かを判定する。充電リレーSW2が閉状態であると判定した場合(ステップS34:NO)、情報処理部22は処理をステップS34へ戻し、待機する。充電リレーSW2が開状態であると判定した場合(ステップS34:YES)、情報処理部22は、出力部27から信号を開閉スイッチ28bへ出力し、開閉スイッチ28bを閉じる(ステップS35)。開閉スイッチ28bが閉状態になった場合、二次電池1は放電回路28へ放電し、電流が二次電池1から抵抗器28aへ流れる。
そして、情報処理部22は、少なくとも二次電池1の電流及び電圧等を、電流検出部25及び電圧検出部24から取得する(ステップS36)。そして、情報処理部22は、開閉スイッチ28bを閉じてから所定の待機時間が経過したか否かを判定する(ステップS37)。所定の待機時間は、二次電池1の充電状態及び放電状態が切り替わった時点を基準にして、二次電池1の内部抵抗を測定するのに適した状況になるまでの時間である。内部抵抗及び待機時間の詳細は後述する。
所定の待機時間が経過していないと判定した場合(ステップS37:NO)、情報処理部22は処理をステップS37へ戻し、待機する。所定の待機時間が経過したと判定した場合(ステップS37:YES)、情報処理部22は、再度、少なくとも二次電池1の電流及び電圧等を、電流検出部25及び電圧検出部24から取得する(ステップS38)。そして、情報処理部22は、出力部27から信号を開閉スイッチ28bへ出力し、開閉スイッチ28bを開く(ステップS39)。次いで、情報処理部22は、ステップS36及びステップS38にて取得した電圧及び電流によって、二次電池1の内部抵抗を算出し(ステップS40)、内部抵抗算出処理を終える。
なお、上記ステップS34にて充電状態の終了を判定する情報処理部22は、上記態様(1)に係る放電終了検知部の一例である。上記ステップS36及びステップS38にて電圧及び電流を取得する情報処理部22は、上記態様(1)に係る電圧取得部及び電流取得部の一例である。上記ステップS25にて二次電池1を放電させる情報処理部22は、上記態様(1)に係る放電制御部の一例である。上記ステップS40にて内部抵抗を算出する情報処理部22は、上記態様(1)の推定部の一例である。
以下、上記所定の待機時間、内部抵抗の算出方法について説明する。
図5は、実施形態1に係る二次電池1の等価回路の一例を示す説明図である。二次電池1は、電解液バルクの抵抗Rs、界面電荷移動抵抗Rc、電気二重層キャパシタンスC、拡散インピーダンスZwで構成される等価回路で表すことができる。より具体的には、二次電池1のインピーダンスは、界面電荷移動抵抗Rcと拡散インピーダンスZwとの直列回路に電気二重層キャパシタンスCを並列接続した回路に更に電解液バルクの抵抗Rsを直列に接続した回路で等価的に表すことができる。
電解液バルクの抵抗Rsは、電解液中でのリチウム(Li)イオンの伝導抵抗、正極及び負極での電子抵抗などを含む。界面電荷移動抵抗Rcは、活物質表面における電荷移動抵抗及び被膜抵抗などを含む。拡散インピーダンスZwは、活物質粒子内部へのリチウム(Li)イオンの拡散過程に起因するインピーダンスである。
図6は、実施形態1に係る二次電池1のインピーダンススペクトルの一例を示す説明図である。図6において、横軸はインピーダンスZの実数成分Zrを示し、縦軸はインピーダンスZの虚数成分Ziを示す。二次電池1の内部抵抗は、電解液バルクの抵抗Rs及び界面電荷移動抵抗Rcが主要部分を占める。
ところが、交流インピーダンス法での周波数を高周波数から低周波数へ変化させた場合、例えば、100kHzから0.01mHzへ、あるいは1MHzから10μHzへ変化させた場合、ある周波数域で、拡散インピーダンスZwが増加する。例えば、図6の符号Aで示す周波数域で、拡散インピーダンスZwが増加し始め、二次電池1のインピーダンスが増加することが分かる。つまり、当該周波数域においては、拡散インピーダンスZwが二次電池1のインピーダンスに寄与していることが分かる。以下、拡散インピーダンスZwが増加し始める周波数域を境界周波数域と称する。
二次電池1のインピーダンススペクトルにて、所定のイオンの拡散過程に起因する拡散インピーダンスが二次電池1のインピーダンスに寄与するとは、周波数又は角周波数が高周波数から低周波数に向かって小さくなる場合に、拡散インピーダンスZwが増加し、二次電池1のインピーダンスが増加することを意味する。つまり、境界周波数域は、二次電池1のインピーダンスが、電解液バルクの抵抗Rsと界面電荷移動抵抗Rcとの合計値で表すことができ、拡散インピーダンスZwによる影響が少ない又は無視することができる程度となる周波数域を意味する。なお、交流インピーダンス法は、二次電池1の等価回路の各要素を特定するために周波数を変化させた交流電圧を二次電池1に印加し、二次電池1から得られる電流信号及び電圧信号を離散フーリエ変換で周波数領域に変換することにより、インピーダンスを求めるものである。
交流電圧の周波数をfとすると、二次電池1のインピーダンスZは、式(1)で表すことができる。ここで、ωは角周波数、σは拡散条件に関する定数である。
Figure 2018013456
式(1)で表されるインピーダンスを周波数毎にプロットしたものが、図6に示すインピーダンススペクトルである。式(1)のインピーダンスZの実数成分Zrは、式(2)で表すことができ、虚数成分Ziは、式(3)で表すことができる。低周波数領域での軌跡を求めるため、ω=0を式(2)、式(3)に代入すると、式(4)及び式(5)が得られる。ここで、式(4)及び式(5)からωを消去すると、式(6)が得られる。一方、高周波数領域では、式(1)においてω=∞とすると、式(7)が得られる。
図6において、ω=∞の場合に、軌跡が横軸と交差する点でのインピーダンスZは、Z=Zr=Rsとなる。また、半円状の軌跡の中心(横軸と交差する点)でのインピーダンスZは、Z=Zr=Rs+Rc/2となる。また、図6中、符号Aで示す境界周波数域よりもωが小さくなると、インピーダンスZの軌跡は直線状に増加していくことが分かる。かかる直線を延長した延長線が横軸と交差する点でのインピーダンスZは、Z=Zr=Rs+R−2σ2 Cとなる。符号Aで示す境界周波数域よりも小さい周波数領域は、リチウムイオンの拡散過程に起因する領域となり、周波数が小さくなるに応じて拡散インピーダンスZwが増加する。
前述のとおり、二次電池1の内部抵抗Rは、電解液バルクの抵抗Rs及び界面電荷移動抵抗Rcが主要部分を占める。また、交流インピーダンス法での周波数を高周波数から低周波数へ変化させた場合、境界周波数域で、拡散インピーダンスZwが増加し、二次電池1のインピーダンスが増加する。そこで、拡散インピーダンスZwが増加する前の境界周波数域でのインピーダンスZが二次電池1の内部抵抗Rを表すということができる。
また、交流インピーダンス法での周波数fと、直流を通電してから測定するまでの待機時間Tとの間には、T=1/(2×f)という関係がある。すなわち、待機時間Tは、例えば、周波数fの2倍の逆数という関係から特定することができる。例えば、周波数fが5Hzの場合、待機時間Tは0.1秒となる。なお、待機時間Tを周波数fの2倍の逆数とするのは一例であって、例えば、待機時間Tを周波数fの4倍の逆数としてもよい。
記憶部23は、このようにして求められる待機時間Tを予め記憶している。待機時間Tは、二次電池1の特性に応じた固定値であっても良いし、二次電池1の状態及び周囲環境に応じて変動する値であっても良い。待機時間Tは、二次電池1の温度、充電率、劣化度等によって変化するため、記憶部23には、二次電池1の温度、充電率、劣化度等に応じて、予め測定して得た待機時間Tを対応付けて記憶させると良い。この場合、情報処理部22は、待機時間Tを記憶部23から読み出し、温度検出部26から取得した温度と、前回、算出して得た充電率及び劣化度等に基づいて、対応する待機時間Tを特定すれば良い。
情報処理部22は、ステップS34において充電リレーSW2が開状態にあるか否かを判定し、開閉スイッチ28bを閉じた場合、つまり、二次電池1が充電状態から放電状態に切り替わった時から、上記特定された待機時間T後に、電圧検出部24から取得した電圧及び電流検出部25から取得した電流に基づいて二次電池1の内部抵抗Rを算出する。
充電から放電、あるいは放電から充電に切り替わると、二次電池1の内部抵抗Rのうち、例えば、拡散インピーダンス及び電荷移動抵抗は一旦リセットされ、通電時間に応じて内部抵抗Rが増加し始める。そこで、充電リレーSW2が閉状態から開状態になり、開閉スイッチ28bが閉じられた場合、待機時間T後の電圧Vc、電流Icを取得することにより、二次電池1の内部抵抗Rを算出することができる。これにより、充放電の切り替え後、短時間、例えば、0.1秒程度で内部抵抗Rを求めることができるので、充放電が頻繁に繰り返される場合でも充電又は放電の切り替わり後比較的短時間で二次電池1の内部抵抗Rを精度よく算出することができる。
より具体的には、情報処理部22は、開閉スイッチ28bを閉じたときに取得した電圧Vb及び電流Ib、並びに待機時間T後に取得した電圧Vc及び電流Icに基づいて二次電池1の内部抵抗Rを算出する。
2点間の電圧、電流から求められる直線の傾きの絶対値が、二次電池1の内部抵抗Rを示す。そこで、内部抵抗Rは、R=(Vc−Vb)/(Ic−Ib)で算出することができる。これにより、充放電の切り替え後、短時間、例えば、0.1秒程度で内部抵抗を求めることができる。従って、充放電が頻繁に繰り返される場合でも充電又は放電の切り替わり後比較的短時間で二次電池1の内部抵抗を精度よく算出することができる。
以上の通り、内部抵抗の算出を終えた情報処理部22は、図3に示すように、算出して得た内部抵抗に基づいて、二次電池1の充電率及び劣化度を算出し(ステップS14)、処理を終える。なお、算出された二次電池1の内部抵抗、充電率、劣化度等の情報は、例えば記憶部23に記憶され、制御部21へ出力される。
以下、充電率及び劣化度の算出方法の詳細を説明する。
情報処理部22は、ステップS13で算出した内部抵抗R、電圧検出部24から取得した電圧V及び電流検出部25から取得した電流Iに基づいて、二次電池1の開放電圧を算出する。二次電池1の開放電圧をOCVとすると、OCV=V−Voで算出することができる。ここで、Voは過電圧であり、内部抵抗R×電流Iで表される電圧に分極電圧を加えた電圧である。
図7は、実施形態1に係る二次電池1の開放電圧と充電率との相関関係の一例を示す説明図である。図7において、横軸は開放電圧(OCV: Open Circuit Voltage)を示し、縦軸は充電率(SOC:State Of Charge)を示す。図7に示すように、二次電池1の開放電圧が大きいほど充電率が増加する。なお、図7に例示する開放電圧と充電率との相関関係は、記憶部23に記憶してもよく、あるいは情報処理部22が演算によって求めても良い。
情報処理部22は、上記の方法で算出した開放電圧に基づいて二次電池1の充電率を算出する。上記のように、二次電池1の開放電圧OCVと充電率(SOC)との相関関係を予め定めておくことにより、算出した開放電圧に基づいて二次電池1の充電率を算出することができる。
一方、情報処理部22は、二次電池1の内部抵抗の初期値R0に対する現在の内部抵抗Rの割合に基づいて二次電池1の劣化度(SOH:State Of Health)を算出する。
図8は、実施形態1に係る二次電池1の内部抵抗増加率と放電容量比との相関関係の一例を示す説明図である。図8において、横軸は内部抵抗増加率を示し、縦軸は放電容量比を示す。放電容量比は、劣化度に対応する。また、温度は25℃、充電率は50%である。二次電池1の容量低下は劣化とも相関関係があり、放電容量比が1の場合、劣化度は0とすることができ、放電容量比が減少すると劣化度は大きくなる。図8に示すように、二次電池1の内部抵抗増加率が大きいほど放電容量比が減少し、劣化度(SOH)が大きくなる。なお、図8に例示する内部抵抗増加率と放電容量比との相関関係は、記憶部23に記憶してもよく、あるいは情報処理部22が演算によって求めても良い。
前述のように、内部抵抗Rの増加率と放電容量比との相関関係を予め定めておき、内部抵抗の割合R/R0に対応する放電容量比を特定することにより、劣化度(SOH)を算出することができる。
このように構成された実施形態1に係る電池状態監視装置2にあっては、充電状態から放電状態への切り替わりが発生せずとも、充電状態が終了したタイミングで開閉スイッチ28bを閉じることによって、充電状態から放電状態へ切り替わる状態を作り出すことができる。そして、情報処理部22は、充電状態及び放電状態が切り替わるタイミングを利用して、二次電池1の状態を推定することができる。
具体的には、電池状態監視装置2は、充電状態及び放電状態の切り替わり時点と、当該時点から所定の待機時間経過時点とにおける二次電池1の電圧及び電流を取得し、取得した電圧及び電流に基づいて、二次電池の内部抵抗を算出することができる。また、電池状態監視装置2の情報処理部22は、算出して得た内部抵抗に基づいて、二次電池1の充電率、劣化度等を算出することができる。
また、本実施形態1によれば、抵抗器28a及び開閉スイッチ28bの直列回路からなる簡単かつ低コストな構成で放電回路28を構成することができる。
更に、本実施形態1では、複数の単電池からなる二次電池1の両端に放電回路28を設ける例を説明したが、組電池を構成する単電池を、電池状態の監視対象である二次電池とし、単電池に放電回路を設け、当該単電池の状態を推定するように電池状態監視装置を構成しても良い。また、組電池を構成するセル電池ブロックを、電池状態の監視対象である二次電池とし、セル電池ブロックに放電回路を設け、当該セル電池ブロックの状態を推定するように電池状態監視装置を構成しても良い。なお、他の実施形態2〜4についても、同様に電池状態の監視対象を、組電池全体、単電池、セル電池ブロックとしても良い。
(実施形態2)
図9は、実施形態2に係る電池状態監視システムの一構成例を示すブロック図である。実施形態2に係る電池状態監視装置202は放電回路228及び電圧検出部224の構成、並びに情報処理部22の処理内容が実施形態1と異なるため、以下では主に上記相違点を説明する。その他の構成及び作用効果は実施形態1と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
放電回路228は、直列接続された抵抗器228aと、開閉スイッチ228bと、二次電池1を充電するための電力を蓄えるコンデンサ228cとを備え、抵抗器228a、開閉スイッチ228b及びコンデンサ228cの直列回路は二次電池1の両端に並列接続されている。開閉スイッチ228bの開閉は情報処理部22によって制御されている。なお、開閉スイッチ228bの開閉制御は制御部21が行っても良い。
電圧検出部224は、二次電池1を構成する各単電池の両端電圧に加え、コンデンサ228cの電圧を検出し、各単電池の電圧及びコンデンサ228cの電圧を示す情報を情報処理部22へ出力する。
図10及び図11は、実施形態2に係る電池状態監視装置202の処理手順の一例を示すフローチャートである。制御部21より内部抵抗等の算出指示を受けた情報処理部22は、以下の処理を実行することにより、二次電池1の内部抵抗を算出する。
情報処理部22は、電圧検出部224から二次電池1及びコンデンサ228cの電圧を取得し(ステップS231)、コンデンサ228cの電圧が二次電池1の電圧より小さいか否かを判定する(ステップS232)。コンデンサ228cの電圧が二次電池1の電圧よりも小さいと判定した場合(ステップS232:YES)、情報処理部22は、実施形態1のステップS31〜ステップS40と同様の処理をステップS233〜ステップS242にて実行し、二次電池1の内部抵抗を算出する。ただし、ステップS233で充電リレーSW2が開状態にあると判定された場合(ステップS233:NO)、ステップS235で、二次電池1の充電電流が所定値以下であると判定した場合(ステップS235:NO)、情報処理部22は、処理をステップS231へ戻すように構成されている。
コンデンサ228cの電圧が二次電池1の電圧以上であると判定した場合(ステップS232:NO)、情報処理部22は、負荷リレーSW1が閉状態であるか否かを判定する(ステップS243)。つまり、情報処理部22は、二次電池1が放電状態にあるか否かを判定する。なお、負荷リレーSW1の開閉を制御部21が制御している場合、情報処理部22は、制御部21から負荷リレーSW1の開閉状態に係る情報を取得し、負荷リレーSW1の開閉を判定すれば良い。また、情報処理部22は、電流検出部25から取得した電流の向き及び大きさに基づいて、二次電池1が放電状態にあるか否かを判定するように構成しても良い。具体的には、情報処理部22は、取得した電流が放電方向に流れており、電流の大きさが所定の閾値以上である場合、放電状態にあると判定する。
負荷リレーSW1が開状態であると判定した場合(ステップS243:NO)、情報処理部22は処理をステップS231へ戻し、待機する。負荷リレーSW1が閉状態であると判定した場合(ステップS243:YES)、情報処理部22は、二次電池1の電流を電流検出部25から取得する(ステップS244)。次いで、情報処理部22は、放電状態にある二次電池1の電流が所定値より大きいか否かを判定する(ステップS245)。放電の電流が所定値以下であると判定した場合(ステップS245:NO)、情報処理部22は、処理をステップS231へ戻す。充電状態にある二次電池1の電流が所定値より大きいと判定した場合(ステップS245:YES)、情報処理部22は、負荷リレーSW1が開状態にあるか否かを判定する(ステップS246)。つまり、情報処理部22は、二次電池1の放電状態が終了したか否かを判定する。負荷リレーSW1が閉状態であると判定した場合(ステップS246:NO)、情報処理部22は処理をステップS246へ戻し、待機する。充電リレーSW2が開状態であると判定した場合(ステップS246:YES)、情報処理部22は、出力部27から信号を開閉スイッチ228bへ出力し、開閉スイッチ228bを閉じる(ステップS237)。そして、情報処理部22は、二次電池1が充電状態から放電状態へ切り替わった場合と同様の手順で、二次電池1の内部抵抗を算出する処理を実行する。
なお、上記ステップS231にてコンデンサ228cの電圧を取得する情報処理部22は、上記態様(3)に係るコンデンサ電圧取得部の一例である。上記ステップS232にてコンデンサ228c及び二次電池1の電圧を比較する情報処理部22は、上記態様(3)に係る推定部の一例である。上記ステップS246にて放電状態の終了を判定する情報処理部22は、上記態様(3)に係る放電終了検知部の一例である。上記ステップS241にて二次電池1を放電させる情報処理部22は、上記態様(3)に係る充電制御部の一例である。
このように構成された実施形態2に係る電池状態監視装置202によれば、放電状態から充電状態への切り替わり、あるいは充電状態から放電状態への切り替わりが発生せずとも、充電状態及び放電状態が終了したときに、充電状態及び放電状態が切り替わった状況を作り出し、二次電池1の状態を推定することができる。
また、本実施形態2によれば、抵抗器228a、開閉スイッチ228b及びコンデンサ228cの直列回路からなる簡単かつ低コストな構成で放電回路28を構成することができる。
(実施形態3)
図12は、実施形態3に係る電池状態監視システムの一構成例を示すブロック図である。実施形態3に係る電池状態監視装置302は放電回路328及び電圧検出部324の構成、並びに情報処理部22の処理内容が実施形態1と異なるため、以下では主に上記相違点を説明する。その他の構成及び作用効果は実施形態1と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
負荷リレーSW1には、プリチャージ抵抗328a及びプリチャージスイッチSW4からなる直列回路が並列接続されている。キャパシタを有する回路からなる負荷3に二次電池1が接続された場合、負荷3から二次電池1に大電流が流れるおそれがある。例えば、インバータを有する負荷3が二次電池1に接続された場合、インバータの平滑コンデンサから数百アンペアの大電流が二次電池1に流れ込み、電池劣化の要因となる。このため、プリチャージ抵抗328aが設けられている。負荷3に二次電池1を接続する場合、先にプリチャージスイッチSW4を閉じることによって、プリチャージ抵抗328aを介して負荷3及び二次電池1を接続する。負荷3から二次電池1に流れ込む電流は、プリチャージ抵抗328aによって制限される。そして、所定時間後、プリチャージスイッチSW4を開き、負荷リレーSW1を閉じる。このように制御することによって、負荷3から大電流が二次電池1に流れ込むことを防止することができる。
実施形態3に係る放電回路328は、当該プリチャージ抵抗328aを、実施形態1に係る抵抗器28aに兼用して構成されている。具体的には、放電回路328は、プリチャージ抵抗328aに加え、開閉スイッチ328b及びコンデンサ328cを備える。開閉スイッチ328bの一端は、プリチャージ抵抗328a及びプリチャージスイッチSW4の接続部に接続され、開閉スイッチ328bの他端部は、一端部が接地されたコンデンサ328cの他端部に接続されている。開閉スイッチ328bの開閉は情報処理部22によって制御されている。なお、開閉スイッチ328bの開閉制御は制御部21が行っても良い。
電圧検出部324は、実施形態2と同様、二次電池1を構成する各単電池の両端電圧に加え、コンデンサ328cの電圧を検出し、各単電池の電圧及びコンデンサ328cの電圧を示す情報を情報処理部22へ出力する。
制御部21及び情報処理部22の処理内容は、実施形態2と同様である。制御部21は、コンデンサ328cの電圧が二次電池1の電圧より小さい場合、二次電池1の充電状態から放電状態への切り替わりを発生させ、二次電池1の内部抵抗、充電率、劣化度等を算出する。コンデンサ328cの電圧が二次電池1の電圧より大きい場合、制御部21は、二次電池1の放電状態から充電状態への切り替わりを発生させ、二次電池1の内部抵抗等を算出する。
このように構成された電池状態監視装置302によれば、負荷3を構成する回路から二次電池1への大電流を制限するためのプリチャージ抵抗328aを、放電回路328の抵抗器に兼用することによって、放電回路328をより低コストで構成することができる。
なお、上記実施形態3においては、コンデンサ328cを設ける例を説明したが、コンデンサ328cを省略しても良い。この場合、制御部21及び情報処理部22は、実施形態1と同様の処理を実行し、二次電池1の充電状態から放電状態への切り替わりを発生させ、二次電池1の内部抵抗、充電率、劣化度等を算出する。
(実施形態4)
図13は、実施形態4に係る電池状態監視システムの一構成例を示すブロック図である。実施形態4に係る電池状態監視装置402は制御部421の構成が実施形態1と異なるため、以下では主に上記相違点を説明する。その他の構成及び作用効果は実施形態1と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。実施形態1では、二次電池1の内部抵抗、充電率、劣化度の算出を専用回路の情報処理部22がハードウェア的に行う例を説明したが、実施形態4に係る電池状態監視装置402は、二次電池1の監視処理をソフトウェア的に実行する例を説明する。
制御部421は、例えばCPU421a、内部記憶部421b、タイマ421c、図示しない入出力インタフェース等を有するコンピュータである。内部記憶部421bは、ROM、RAM等のメモリである。制御部421のCPU421aは入出力インタフェースを介して電圧検出部24、電流検出部25、温度検出部26及び記憶部423に接続している。制御部421は記憶部423に記憶されている後述の制御プログラム423aを実行することにより、二次電池1の内部抵抗、充電率、劣化度等の算出を行う監視処理を実行する。
記憶部423は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。記憶部423は、開閉スイッチ28bの開閉を制御することにより、二次電池1の内部抵抗等を算出し、二次電池1を監視する処理を実行するための制御プログラム423aを記憶している。なお、制御プログラム423aは、記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録されている態様でも良い。記憶部423は、図示しない読出装置によって記録媒体から読み出された制御プログラム423aを記憶する。記録媒体はCD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)等の光ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク等の磁気ディスク、磁気光ディスク、半導体メモリ等である。また、図示しない通信網に接続されている図示しない外部コンピュータから実施形態1に係る制御プログラム423aをダウンロードし、記憶部423に記憶させても良い。
制御部421が制御プログラム423aを実行することによって行う処理の内容は、実施形態1の図4に示した処理内容と同様である。
このように構成された実施形態4に係る電池状態監視装置402によれば、実施形態1と同様、充電状態から放電状態への切り替わりが発生せずとも、充電状態が終了したタイミングで二次電池1の内部抵抗、充電率、劣化度等を算出することができる。
なお、上記実施形態4では、実施形態1に係る処理をコンピュータがソフトウェア的に実行する例を説明したが、言うまでもなく、実施形態2及び3に係る処理をコンピュータに実行させるように構成しても良い。
1 二次電池
2,202,302,402 電池状態監視装置
3 負荷
4 発電機
5 始動モータ
6 鉛電池
7 電装品負荷
21 制御部
22 情報処理部
23,423 記憶部
24,224,324 電圧検出部
25 電流検出部
25a シャント抵抗
26 温度検出部
26a サーミスタ
27 出力部
28,228,328 放電回路
28a,228a 抵抗器
28b,228b,328b 開閉スイッチ
228c,328c コンデンサ
328a プリチャージ抵抗
421 制御部
421a CPU
421b 内部記憶部
421c タイマ
423 記憶部
423a 制御プログラム
SW1 負荷リレー
SW2 充電リレー
SW3 始動リレー
SW4 プリチャージスイッチ

Claims (9)

  1. 充放電を行う二次電池の状態を監視する電池状態監視装置であって、
    前記二次電池の電圧を取得する電圧取得部と、
    前記二次電池の電流を取得する電流取得部と、
    前記二次電池を放電させるための抵抗器を有する放電回路と、
    前記二次電池による充電状態の終了を検知する充電終了検知部と、
    該充電終了検知部にて充電状態の終了が検知された場合、前記放電回路による前記二次電池の放電を制御する放電制御部と、
    充電状態及び放電状態が切り替わる時点を基準にした所定のタイミングで、前記電圧取得部及び前記電流取得部にて取得された前記二次電池の電圧及び電流に基づいて、前記二次電池の状態を推定する推定部と
    を備える電池状態監視装置。
  2. 前記放電回路は、
    前記抵抗器に直列接続された開閉スイッチを備え、該抵抗器及び前記開閉スイッチからなる直列回路は前記二次電池に並列接続されており、
    前記放電制御部は、
    前記開閉スイッチを閉じることによって、前記二次電池の放電を制御する
    請求項1に記載の電池状態監視装置。
  3. 前記放電回路は、
    前記抵抗器に直列接続され、前記二次電池を充電させるための電力を蓄えるコンデンサを有し、
    更に、前記二次電池による放電状態の終了を検知する放電終了検知部と、
    該放電終了検知部にて放電状態の終了が検知された場合、前記放電回路による前記二次電池の充電を制御する充電制御部と、
    前記コンデンサの電圧を取得するコンデンサ電圧取得部と、
    前記二次電池の電圧及び前記コンデンサの電圧を比較する比較部と
    を備え、
    前記コンデンサの電圧が前記二次電池の電圧よりも低い場合、前記放電制御部は、前記充電終了検知部にて充電状態の終了が検知されたときに、前記放電回路による前記二次電池の放電を制御し、前記コンデンサの電圧が前記二次電池の電圧よりも高い場合、前記充電制御部は、前記放電終了検知部にて放電状態の終了が検知されたときに、前記放電回路による前記二次電池の充電を制御する
    請求項1に記載の電池状態監視装置。
  4. 前記放電回路は、
    前記抵抗器及び前記コンデンサに直列接続された開閉スイッチを備え、前記抵抗器、前記コンデンサ及び前記開閉スイッチからなる直列回路は前記二次電池に並列接続されており、
    前記充電制御部及び前記放電制御部は、
    前記開閉スイッチを閉じることによって、前記二次電池の充電及び放電を制御する
    請求項3に記載の電池状態監視装置。
  5. 前記推定部は、
    充電状態及び放電状態が切り替わる時点と、該時点を基準にした所定のタイミングとで、前記電圧取得部及び前記電流取得部にて取得された電圧及び電流に基づいて、前記二次電池の内部抵抗を算出する
    請求項1〜請求項4までのいずれか一項に記載の電池状態監視装置。
  6. 前記抵抗器は、
    前記二次電池に接続される負荷を構成する回路から、前記二次電池への電流を制限するためのプリチャージ抵抗である
    請求項1〜請求項5までのいずれか一項に記載の電池状態監視装置。
  7. 二次電池と、
    前記二次電池にて給電される負荷と、
    前記二次電池を充電する発電機と、
    前記二次電池及び前記負荷間の通電経路を開閉する負荷リレーと、
    前記二次電池及び発電機間の通電経路を開閉する充電リレーと、
    請求項1〜請求項6までのいずれか一項に記載の電池状態監視装置と
    を備え、
    前記電池状態監視装置は、前記二次電池の状態を監視する
    電池状態監視システム。
  8. 充放電を行う二次電池の状態を監視する電池状態監視方法であって、
    前記二次電池による充電状態の終了を検知し、
    充電状態の終了が検知された場合、抵抗器を有する放電回路にて前記二次電池を放電させ、
    充電状態及び放電状態が切り替わる時点を基準にした所定のタイミングで、前記二次電池の電圧及び電流を取得し、
    取得した前記二次電池の電圧及び電流に基づいて、前記二次電池の状態を推定する
    電池状態監視方法。
  9. コンピュータに、充放電を行う二次電池の状態を監視させるための制御プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記二次電池による充電状態の終了を判定させ、
    充電状態が終了したと判定された場合、抵抗器を有する放電回路にて前記二次電池を放電させるための信号を出力させ、
    充電状態及び放電状態が切り替わるタイミングを基準にした所定のタイミングで、前記二次電池の電圧及び電流を取得させ、
    取得した電圧及び電流に基づいて、前記二次電池の状態を算出させる
    ための制御プログラム。
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