JP2018013295A - 給湯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バイパス管にヒータなどの装置を取り付けることなく再出湯時のアンダーシュートを抑制することができる給湯装置を提供する。【解決手段】給水管72と、給水管72に接続された熱交換器71と、熱交換器71を加熱するバーナ5と、熱交換器71に接続された出湯管73と、給水管72に流れた流量を検出する流量センサ72aと、流量センサ72aの検出流量に応じてバーナの加熱を制御する加熱制御手段9と、給水管72と出湯管73とを接続するバイパス管74とを備えた給湯装置1であって、出湯管73とバイパス管74との合流部を熱交換可能に所定長さだけ重なり合う二重管75で構成した。【選択図】図1
Description
本発明は、熱交換器を迂回して給水管の水を出湯管へ導くバイパス管を備える給湯装置に関する。
従来、給水管と、給水管に接続された熱交換器と、熱交換器を加熱するバーナと、熱交換器に接続された出湯管と、バーナの加熱を制御する加熱制御手段と、給水管と出湯管とを接続するバイパス管とを備えた給湯装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のものでは、バイパス管にヒータを取り付けてヒータでバイパス管内の水を予め温めておき、再出湯時に発生するアンダーシュートを軽減している。
従来の給湯装置ではバイパス管にヒータを設けているため、給湯装置のコストが嵩む。
本発明は、以上の点に鑑み、バイパス管にヒータなどの装置を取り付けることなく再出湯時のアンダーシュートを抑制することができる給湯装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、給水管と、給水管に接続された熱交換器と、熱交換器を加熱するバーナと、熱交換器に接続された出湯管と、バーナの加熱を制御する加熱制御手段と、給水管と出湯管とを接続するバイパス管とを備えた給湯装置であって、出湯管とバイパス管との合流部を熱交換可能に所定長さだけ重なり合う二重管で構成したことを特徴とする。
本発明によれば、出湯停止後に出湯管内に残ったお湯の熱を利用して二重管とされた部分のバイパス管内の水が温められる。従って、ヒータを設けることなく再出湯時にバイパス管内からの冷たい水が出湯管に供給されることを抑制することができ、再出湯時のアンダーシュートを抑えることができる。
また、本発明においては、バイパス管の先端部が、出湯管に挿入されて、出湯管内で熱交換器側に向かって延びていることにより、二重管が構成されていることが好ましい。かかる構成によれば、バイパス管から出湯管内に流出する水の向きと出湯管内を流れるお湯の流れの向きとが異なる向きとなり、バイパス管から供給される水を出湯管内のお湯に適度に撹拌させながら混ぜることができる。
また、本発明においては、バイパス管の先端部が、出湯管内に挿入されて、出湯管に沿って延びていることにより、二重管が構成され、出湯管の二重管の部分は、内径が大きく形成された大径部であることが好ましい。かかる構成によれば、出湯管の二重構造部分での保有流量が増加し、バイパス管内の水を温め易くすることができる。また、二重管とすることによる圧力損失を低減させることができる。
図1に示す本発明の実施形態の給湯装置1は、ハウジング2内に収納された燃焼筺3を備える。燃焼筺3の上端部には、排気口31が設けられている。
燃焼筺3内の下部にはバーナユニット5が収納されている。バーナユニット5は、比較的少数の単位バーナ5aで構成される第1バーナ群51と、比較的多数の単位バーナ5aで構成される第2バーナ群52とで構成される。又、バーナユニット5には、バーナユニット5に点火する点火プラグ5bと、点火状態を検出するフレームロッド5cとが設けられている。
バーナユニット5には、燃料ガスを供給するガス供給路6が接続されている。ガス供給路6の下流側は、第1バーナ群51に接続される第1分岐路61と、第2バーナ群52に接続される第2分岐路62とに分岐している。第1分岐路61には第1バーナ群51への燃料ガスの供給/遮断を切換える第1能力切換弁61aが介設され、第2分岐路62には第2バーナ群52への燃料ガスの供給/遮断を切換える第2能力切換弁62aが介設されている。また、ガス供給路6には、第1分岐路61と第2分岐路62との上流側に位置させてガス比例弁63が介設され、ガス比例弁63の上流側に位置させてガス元弁64が介設されている。
燃焼筺3内の上部には、バーナユニット5により加熱される給湯用の熱交換器71が収納されている。熱交換器71には、上流側の給水管72と下流側の出湯管73とが接続されている。そして、給水管72から熱交換器71に水が供給され、熱交換器71で加熱された湯が出湯管73に出湯される。
給水管72と出湯管73とは、バイパス管74で連通されている。このバイパス管74は、熱交換器71の温度が低くなり排ガスが冷却されることによって発生するドレンにより熱交換器71が腐食しないように、バイパス管74に水を分岐させて流すことで、熱交換器71に流れる水量を調整し、熱交換器71の温度が低下することを防止している。
燃焼筺3内のバーナユニット5の配置部より下側には、バーナユニット5の配置部に対し多数の通気孔を有する分布板81aで仕切られた給気室81が設けられている。燃焼筺3の下方には1個の給気ファン84が設けられている。給気ファン84は給気路85を介して給気室81へ燃焼用空気を供給する。
ハウジング2内にはコントローラ9が設けられている。コントローラ9は、第1能力切換弁61a及び第2能力切換弁62aを開とし第1バーナ群51及び第2バーナ群52を燃焼させる大燃焼状態、第2能力切換弁62aを開とし第1能力切換弁61aを閉として第2バーナ群52のみを燃焼させる中燃焼状態、第1能力切換弁61aを開とし第2能力切換弁62aを閉として第1バーナ群51のみを燃焼させる小燃焼状態の3段階に燃焼能力を切換えることができる。
コントローラ9は、給水管72に介設された水量センサ72aにより最低作動水量以上の通水を検知すると、給気ファン84を作動させ、点火プラグを作動させると共に、ガス元弁64を開きバーナユニット5に点火して燃焼させる。そして、出湯管73に設けられた出湯温度センサ73aにより検知される出湯温度Tbがリモコン91により設定された設定温度となるように調整する。
又、コントローラ9は、バーナユニット5を大燃焼状態の最大燃焼量で燃焼させても出湯温度Tbが設定温度に上昇しない場合、給水管72に介設された水量調節弁72bにより通水量を減少させる制御を行う。
出湯管73は、その中間から下流にかけて内径が大きく形成された大径部73bを備えている。バイパス管74の先端部は、この大径部73bの中間から出湯管73内に挿入され、出湯管73の上流側(熱交換器71側)に向かって屈曲して出湯管73に沿うように所定長さ重なり合うようにして延びている。所定長さは給湯装置1の大きさなどを考慮して設定される。
バイパス管74の出湯管73内に挿入された部分は、出湯管73内の湯とバイパス管74内の水とが熱交換可能となっている。この出湯管73にバイパス管74の一部が沿うようにして挿入された部分が本実施形態における二重管75となる。バイパス管74の先端にはオリフィス74aが設けられて、バイパス管74から出湯管73へ流入する水の流量を調節している。
本実施形態の給湯装置1によれば、出湯停止後に出湯管73内に残ったお湯の熱を利用して二重管75とされた部分のバイパス管74内の水が温められる。従って、従来品のように、バイパス管にヒータを設けたり、バイパス管に設けられた電磁弁によってバイパス管を流れる水の流量を調節することなく、再出湯時にバイパス管74内からの冷たい水が出湯管73に供給されることを抑制することができ、再出湯時に出湯温度が一時的に低下する現象、所謂アンダーシュートを抑えることができる。
また、本実施形態においては、バイパス管74の出湯管73に挿入された先端部分は、出湯管73の熱交換器71側(上流側)に向かって出湯管73内に間隔を存して挿入されることにより二重管75を構成している。かかる構成によれば、バイパス管74から出湯管73内に流出する水の向きと出湯管73内を流れるお湯の流れの向きとが異なる向きとなり、バイパス管74から供給される水を出湯管73内のお湯に適度に撹拌させながら混ぜることができ、温度ムラを低減することができる。
また、本実施形態においては、出湯管73の二重管75の部分は、内径が大きく形成された大径部73bとなっている。かかる構成によれば、出湯管73の二重管75の部分でのお湯の保有流量が増加し、バイパス管74内の水を温め易くすることができる。また、二重管75とすることによる圧力損失を大径部73bで低減させることができる。
なお、本実施形態においては、バイパス管74の先端部は、出湯管73の熱交換器71側に向かって延びて二重管75を構成しているものを説明したが、本発明の二重管はこれに限らない。例えば、バイパス管の先端部は、出湯管73の下流側に向かって延びて二重管を構成してもよい。これによっても、アンダーシュートを抑制できるという本発明の効果を得ることができる。この場合、バイパス管から出湯管内に供給される水が適度に撹拌されてから出湯温度センサ73aで出湯温度を検出できるように出湯管の形状や出湯温度センサの配置に留意する。
また、本実施形態においては、出湯管73の中にバイパス管74の先端を挿入したものを説明したが、本発明の二重管はこれに限らない。例えば、図2に示すように、バイパス管の先端部分を大径にして、この大径部分で出湯管を包み込むようにして二重管を構成し、バイパス管の先端でバイパス管内の水が出湯管内に供給されるように連通孔Aを設けてもよい。これによっても、アンダーシュートを抑制できるという本発明の効果を得ることができる。
また、本実施形態においては、バイパス管74の先端部分を出湯管73で周方向に360°覆ったものを説明したが、本発明の二重管は、例えば図3に示すように、出湯管がバイパス管の先端部分の周方向における少なくとも一部が熱交換可能に覆っていればよい。換言すれば、出湯管とバイパス管とが互いに沿うようにして接触している部分が存在すればよい。本明細書においては、出湯管とバイパス管とが互いに沿うようにして接触している部分を二重管と定義する。
1…給湯装置、2…ハウジング、3…燃焼筺、31…排気口、5…バーナユニット、5a…単位バーナ、5b…点火プラグ、5c…フレームロッド、51…第1バーナ群、52…第2バーナ群、6…ガス供給路、61…第1分岐路、61a…第1能力切換弁、62…第2分岐路、62a…第2能力切換弁、63…ガス比例弁、64…ガス元弁、71…熱交換器、72…給水管、72a…水量センサ、73…出湯管、73a…出湯温度センサ、73b…大径部、74…バイパス管、74a…オリフィス、75…二重管、81…給気室、81a…分布板、84…給気ファン、85…給気路、9…コントローラ、91…リモコン。
Claims (3)
- 給水管と、給水管に接続された熱交換器と、熱交換器を加熱するバーナと、熱交換器に接続された出湯管と、バーナの加熱を制御する加熱制御手段と、給水管と出湯管とを接続するバイパス管とを備えた給湯装置であって、
出湯管とバイパス管との合流部を熱交換可能に所定長さだけ重なり合う二重管で構成したことを特徴とする給湯装置。 - 前記バイパス管の先端部が、前記出湯管に挿入されて、前記出湯管内で前記熱交換器側に向かって延びていることにより、前記二重管が構成されていることを特徴とする請求項1記載の給湯装置。
- 前記バイパス管の先端部が、前記出湯管内に挿入されて、前記出湯管に沿って延びていることにより、前記二重管が構成され、
前記出湯管の前記二重管の部分は、内径が大きく形成された大径部であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給湯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016143217A JP2018013295A (ja) | 2016-07-21 | 2016-07-21 | 給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016143217A JP2018013295A (ja) | 2016-07-21 | 2016-07-21 | 給湯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018013295A true JP2018013295A (ja) | 2018-01-25 |
Family
ID=61021173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016143217A Pending JP2018013295A (ja) | 2016-07-21 | 2016-07-21 | 給湯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018013295A (ja) |
-
2016
- 2016-07-21 JP JP2016143217A patent/JP2018013295A/ja active Pending
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