JP2018013147A - クリップ及び自動車車両 - Google Patents

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【課題】外部からの引っ張り力が作用しても、車体パネルの取付孔から抜け出ることのないクリップとこれを備えた自動車車両を提供する。【解決手段】クリップ3は、車体パネル11に形成された車体側取付孔を挿通する被取付部32と、被取付部32に形成される一対の突出部37と、被取付部32の各突出部37の間に形成される凹部38と、を備え、凹部38は、車体パネル11に略垂直な方向へ延びるよう形成され、一端側に形成され被取付部32の外面から内側へ傾斜して延在方向他端側へ向かって延びる傾斜面38aと、他端側に形成され被取付部32の外面から延在方向と略垂直な方向へ延びる車体パネル受け面38bと、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、車載部材を車体パネルに固定するためのクリップとこれを備えた自動車車両に関する。
一般に自動車車両において、内装材、ハーネス等の車載部材は、樹脂製のクリップを用いて車体パネルに固定される。この種のクリップは、車載部材を保持する保持部と、車体パネルに形成された取付孔を挿通する被取付部と、が一体に成形される(例えば、特許文献1参照)。被取付部は、車体パネルと略垂直な方向へ延び、車体パネルにおける車載部材と反対の面側で突出する一対の突出部を有する。各突出部は被取付部の内側へ弾性変形可能であり、各突出部を内側へ変形させることにより被取付部の車体パネルへの脱着が行われる。特許文献1には、被取付部の外面に切欠を設けておくと、クリップに引っ張り力が作用した際に、切欠形成部分が車体パネルの取付孔の周縁に引っ掛かり、クリップが取付孔から抜け出にくくなることが記載されている。
特開2012−205403号公報
しかしながら、特許文献1に記載の切欠は、クリップが所期の固定位置で所期の姿勢の場合に、車体パネルに引っ掛かるよう形成されているので、引っ張り力によりクリップが傾倒してしまうと、切欠形成部分と車体パネルの位置がずれてしまい、クリップが取付孔から抜け出てしまうおそれがあった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外部からの引っ張り力が作用しても、車体パネルの取付孔から抜け出ることのないクリップとこれを備えた自動車車両を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明によれば、車載部材を車体パネルに固定するためのクリップであって、前記車載部材を保持する保持部と、前記車体パネルに形成された取付孔を挿通し前記車体パネルと略垂直な方向へ延びる被取付部と、が一体に成形されたクリップ本体と、前記被取付部における前記車体パネルの前記車載部材と反対の面側に形成され、前記車体パネルの平面視にて前記取付孔の外側まで突出する一対の突出部と、前記被取付部における前記車体パネルの前記車載部材と反対の面側に形成され、前記平面視で周方向について前記各突出部の間に形成される少なくとも一つの凹部と、を備え、前記凹部は、一端が前記車体パネル側、他端が前記車体パネルと反対側となるように前記車体パネルに略垂直な方向へ延びるよう形成されるとともに、延在方向一端側に形成され、前記被取付部の外面から当該被取付部の内側へ傾斜して延在方向他端側へ向かって延びる傾斜面と、延在方向他端側に形成され、前記被取付部の外面から当該被取付部の内側へ向かって前記延在方向と略垂直な方向へ延びる車体パネル受け面と、を有するクリップが提供される。
このクリップによれば、外部から保持部に斜めの引っ張り力が作用すると、被取付部の各突出部が車体パネルと干渉することから、クリップは各突出部を支点として車体パネルに対して全体的に傾倒する。クリップが各突出部を支点として傾倒を開始すると、各突出部間に形成された凹部が、延在方向一端側から車体パネルの取付孔の周縁に接近していく。そして、車体パネルの取付孔の周縁は、傾斜面に案内されてスムースに凹部内へ進入していき、最終的に車体パネル受け面と接触する。このように、被取付部の凹部と車体パネルが干渉することにより、クリップは車体パネルの取付孔から抜け出ることはない。
上記クリップにおいて、前記凹部は、前記平面視にて、前記各突出部を結んだ仮想基準線の中点から当該仮想基準線に対して略垂直な方向に配置されてもよい。
このクリップによれば、外部から保持部に斜めの引っ張り力が作用した際に、被取付部の延在方向他端側は、凹部が配置されている方向へ傾倒するので、より確実に被取付部の凹部と車体パネルを干渉させることができる。
上記クリップにおいて、前記凹部は、前記傾斜面と前記車体パネル受け面の間に形成され、延在方向へ延びる内面を有してもよい。
このクリップによれば、傾倒時、車体パネルの取付孔の周縁は、傾斜面で凹部内に案内された後、さらに内面で延在方向他端側へ案内され、最終的に車体パネル受け面と接触する。
上記クリップにおいて、前記被取付部は、筒状に形成され、前記クリップ本体は、前記被取付部の前記凹部の周方向両側に隣接して延在方向へ延びるスリットを有し、前記凹部の前記内面の延在方向他端側は、前記傾斜面よりも幅方向寸法が小さく形成され、所定の引っ張り応力にて破断してもよい。
このクリップによれば、外部から保持部に斜めの引っ張り力が作用した際に、被取付部の凹部に引っ張り方向の応力が発生する。この応力が所定値を超えると、凹部の内面の延在方向他端側が破断し、前記車体パネル受け面と連続的な破断面が形成される。これにより、車体パネル受け面が実質的に拡大され、より確実に被取付部の凹部と車体パネルを干渉させることができる。
上記クリップにおいて、前記凹部の前記内面は、延在方向他端側へ向かって幅方向寸法が小さくなる寸法変化部と、前記寸法変化部の延在方向他端及び前記車体パネル受け面の内側方向端部と連続的に形成され、幅方向寸法が前記凹部の中で最も小さく、前記所定の引っ張り応力にて破断する脆弱部と、を有してもよい。
このクリップによれば、外部から保持部に斜めの引っ張り力が作用した際に、凹部の内面の延在方向他端側をより的確に破断させることができる。
上記クリップにおいて、前記クリップ本体の前記保持部の接続部分から、前記車載部材の所定部分まで延びる紐状のテザー部を備え、前記保持部の前記接続部分は、前記平面視にて前記仮想基準線で分割された領域のうち、前記凹部と同じ領域に配置されてもよい。
このクリップによれば、テザー部から保持部に斜めの引っ張り力が作用した際に、被取付部の凹部と車体パネルが干渉することにより、クリップが車体パネルの取付孔から抜け出ることはない。
また、本発明によれば、上記クリップと、前記クリップの前記保持部により保持される車載部材と、前記クリップの前記被取付部が取り付けられる車体パネルと、を備えた自動車車両が提供される。
上記自動車車両において、前記車載部材は内装材であり、前記車載部材と前記車体パネルの間に配置されたエアバッグ装置を備えてもよい。
本発明によれば、クリップに外部からの引っ張り力が作用しても、車体パネルの取付孔から抜け出ることはない。
本発明の一実施形態を示すものであり、内装部材の車体パネルへの取付状態を示す自動車車両の一部断面図である。 エアバッグ装置の袋体が展開した状態を示す自動車車両の一部断面図である。 クリップを示し、(a)が正面図、(b)が側面図、(c)が底面図である。 テザー部から引っ張り力が作用した際のクリップの動作を示す説明図であり、(a)が初期状態、(b)が引っ張り力が作用している状態、(c)が引っ張り力の作用が終了した状態である。
図1から図4は本発明の一実施形態を示すものであり、図1は内装部材の車体パネルへの取付状態を示す自動車車両の一部断面図、図2はエアバッグ装置の袋体が展開した状態を示す自動車車両の一部断面図、図3(a)はクリップの正面図、図3(b)はクリップの側面図、図3(c)はクリップの底面図、である。また、図4はテザー部から引っ張り力が作用した際のクリップの動作を示す説明図であり、(a)が初期状態、(b)が引っ張り力が作用している状態、(c)が引っ張り力の作用が終了した状態である。
図1に示すように、この自動車車両は金属製の車体1を有し、車体1は、室外側のアウタパネル10と、アウタパネル10とともに閉断面をなす室内側のインナパネル11と、アウタパネル10及びインナパネル11の間に配置され当該閉断面を分割するリンフォースパネル12と、を含んでいる。本実施形態においては、車体1として、ドア開口部の一部をなし、略上下へ延びるピラー部分を例示している。
図1に示すように、この自動車車両は樹脂製の内装材2を有し、内装材2は、インナパネル11の室内側に配置されるパネル状のトリム本体20と、トリム本体20のインナパネル11側の面に突出形成された被保持部21と、を含んでいる。被保持部21は、トリム本体20から最も離隔した位置に、トリム本体20のインナパネル11側の面と略平行に形成された被保持板部22を有する。
また、この自動車車両は、車載部材としての内装材2を、インナパネル11に固定する樹脂製のクリップ3を有する。クリップ3は、インナパネル11及び被保持板部22と略垂直な方向へ延びるクリップ本体30と、クリップ本体30と一体に成形され先端がトリム本体20と接続された紐状のテザー部40と、を有する。
さらに、この自動車車両は、車体1と内装材2の間に、エアバッグ装置5が配置される。図2に示すように、エアバッグ装置5が作動して袋体50が展開すると、当該袋体50に押されて内装材2は車体1から離れる方向へ移動する。このとき、クリップ3のテザー部40が伸びきって、インナパネル11に対する内装材2の姿勢が制御される。
図3(a)及び図3(b)に示すように、クリップ本体30は、延在方向一端側に形成され内装材2を保持する保持部31と、延在方向他端側に形成されインナパネル11に取り付けられる被取付部32と、保持部31と被取付部32とを接続する接続部33と、が一体的に形成される。保持部31がトリム本体20の被保持板部22に形成されたトリム側挿通孔23を挿通し、被取付部32がインナパネル11に形成された車体側取付孔13を挿通する。保持部31、被取付部32及び接続部33の形状は任意であるが、本実施形態においては、保持部31、被取付部32及び接続部33はそれぞれ円筒状に形成される。保持部31の延在方向他端には、保持部31の他の部分より断面形状が拡大されトリム本体20の被保持板部22と当接するトリム側当接部34が形成される。被取付部32の延在方向一端には、被取付部32の他の部分より断面形状が拡大されインナパネル11と当接する車体側当接部35が形成される。
保持部31の外周にはトリム本体20の被保持板部22が嵌め込まれる切欠36が形成される。また、被取付部32の外周には一対の突出部37が形成される。各突出部37は、被取付部32の内側へ押圧されると弾性変形する。各突出部37は、被取付部32におけるインナパネル11の内装材2と反対の面側に形成され、インナパネル11の平面視にて車体側取付孔13の外側まで突出する。各車体側係止部37を内側方向へ変形させると、被取付部32が車体側取付孔13を挿通可能な状態となる。
また、被取付部32におけるインナパネル11の内装材2と反対の面側に、被取付部32の内側へ凹んだ凹部38が形成される。図3(c)に示すように、凹部38は、インナパネル11の平面視で周方向について各突出部37の間に形成される。本実施形態においては、凹部38は、インナパネル11の平面視にて、各突出部37を通る仮想基準線Aの各突出部37の中点Bから当該仮想基準線Aに対して略垂直な方向に配置される。凹部38は、一端がインナパネル11側、他端がインナパネル11と反対側となるようにインナパネル11に略垂直な方向へ延びるよう形成される。
具体的に、凹部38は、延在方向一端側に形成され、被取付部32の外面から被取付部32の内側へ傾斜して延在方向他端側へ向かって延びる傾斜面38aと、延在方向他端側に形成され、被取付部32の外面から当該被取付部32の内側へ向かって延在方向と略垂直な方向へ延びる車体パネル受け面38bと、傾斜面38aと車体パネル受け面38bの間に形成され延在方向へ延びる内面38cと、を有する。
また、被取付部32には、凹部38の周方向両側に隣接し、延在方向へ延びる一対のスリット39が形成される。各スリット39は、凹部38の延在方向一端よりもインナパネル11寄りの位置から、凹部38の延在方向他端まで延びる。各スリット39は、延在方向他端側にて、他の部分よりも幅が広くなるよう形成される。本実施形態においては、凹部38の内面38cの延在方向他端側は、傾斜面38aよりも幅方向寸法が小さく形成され、所定の引っ張り応力にて破断する。より具体的には、内面38cは、延在方向他端側へ向かって幅方向寸法が小さくなる寸法変化部38c1と、寸法変化部38c1の延在方向他端及び車体パネル受け面38bの内側方向端部と連続的に形成され、幅方向寸法が凹部38の中で最も小さく、所定の引っ張り応力にて破断する脆弱部38c2と、を有している。
図1に示すように、テザー部40は、クリップ本体30の保持部31の接続部分から、内装材2の所定部分まで延びる。図3(c)に示すように、保持部31の接続部分は、インナパネル11の平面視にて、仮想基準線Aで分割された領域のうち、凹部38と同じ領域に配置される。本実施形態においては、テザー部40は、保持部31のトリム側当接部34から延び、トリム本体20に形成されたテザー接続部24に接続される。テザー部40の長さは、エアバッグ装置5の袋体50の展開時に、トリム本体20をインナパネル11から離間させる距離に応じて設定される。
以上のように構成された自動車車両では、図2に示すように、エアバッグ装置5の袋体50が展開すると、トリム本体20がインナパネル11から離れる方向へ移動し、テザー部40が伸びきった状態となる。このとき、テザー部40が斜め方向へ引っ張られることにより、クリップ3は、図4(a)に示すような無負荷の状態から、図4(b)に示すような保持部31に斜めの引っ張り力が作用する状態へ変化する。ここで、被取付部32の各突出部37が車体パネルと干渉することから、クリップ3は各突出部37を支点としてインナパネル11に対して全体的に傾倒する。
クリップ3が各突出部37を支点として傾倒を開始すると、各突出部間37に形成された凹部38が、延在方向一端側からインナパネル11の車体側取付孔13の周縁に接近していく。そして、インナパネル11の車体側取付孔13の周縁は、傾斜面38aに案内されてスムースに凹部38内へ進入していき、さらに内面38cで延在方向他端側へ案内された後、最終的に車体パネル受け面38bと接触する。このように、被取付部32の凹部38とインナパネル11が干渉することにより、クリップ3はインナパネル11の車体側取付孔13から抜け出ることはない。本実施形態においては、被取付部32の延在方向他端側は、凹部38が配置されている方向へ傾倒するので、より確実に被取付部32の凹部38とインナパネル11を干渉させることができる。
また、本実施形態のクリップ3によれば、テザー部40から保持部31に斜めの引っ張り力が作用した際に、被取付部32の凹部38に引っ張り方向の応力が発生する。この応力が所定値を超えると、凹部38の内面38cの延在方向他端側が破断し、図4(b)示すように車体パネル受け面38bと連続的な破断面38dが形成される。これにより、車体パネル受け面38bが実質的に拡大され、より確実に被取付部32の凹部38とインナパネル11を干渉させることができる。本実施形態においては、凹部38の中で幅方向寸法が最も小さい脆弱部38c2が車体パネル受け面38bと隣接して形成されているので、凹部38の内面38cの延在方向他端側をより的確に破断させることができる。
そして、エアバッグ装置5の所期動作が終了し、袋体50からトリム本体20への荷重がなくなると、クリップ本体30のテザー部40側に延在方向について引っ張り方向の応力もなくなり、図4(c)に示すように脆弱部38b2は初期の位置に復帰する。このとき、破断面38dは復帰した脆弱部38b2により覆われてしまうものの、依然として垂直面38cが車体側取付孔13の周縁に引っ掛かった状態となる。従って、エアバッグ装置5の動作終了後もクリップ3が車体側取付孔13から抜け出ることはない。
尚、前記実施形態においては、内装材2を保持するクリップ3を示したが、例えばハーネス類を保持するものであってもよく、内装材2以外の車載部材を保持するクリップにも本発明を適用可能であることは勿論である。
また、前記実施形態においては、傾斜面38aと車体受け面38bの間に内面38cを有する凹部38を示したが、内面38cを介することなく傾斜面38aと車体受け面38bが連続的に形成されていてもよい。また、被取付部32に凹部38を1ヶ所形成したものを示したが、2ヶ所以上形成してもよいし、凹部38の形成位置についても適宜変更することが可能である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1 車体
2 内装材
3 クリップ
5 エアバッグ装置
10 アウタパネル
11 インナパネル
12 リンフォースパネル
13 車体側取付孔
20 トリム本体
21 被保持部
22 被保持板部
23 トリム側挿通孔
24 テザー接続部
30 クリップ本体
31 保持部
32 被取付部
33 接続部
34 トリム側当接部
35 車体側当接部
36 切欠
37 突出部
38 凹部
38a 傾斜面
38b 車体受け面
38c 内面
38c1 寸法変化部
38c2 脆弱部
39 スリット
40 テザー部
50 袋体
A 仮想基準線
B 中点

Claims (8)

  1. 車載部材を車体パネルに固定するためのクリップであって、
    前記車載部材を保持する保持部と、前記車体パネルに形成された取付孔を挿通し前記車体パネルと略垂直な方向へ延びる被取付部と、が一体に成形されたクリップ本体と、
    前記被取付部における前記車体パネルの前記車載部材と反対の面側に形成され、前記車体パネルの平面視にて前記取付孔の外側まで突出する一対の突出部と、
    前記被取付部における前記車体パネルの前記車載部材と反対の面側に形成され、前記平面視で周方向について前記各突出部の間に形成される少なくとも一つの凹部と、を備え、
    前記凹部は、
    一端が前記車体パネル側、他端が前記車体パネルと反対側となるように前記車体パネルに略垂直な方向へ延びるよう形成されるとともに、
    延在方向一端側に形成され、前記被取付部の外面から当該被取付部の内側へ傾斜して延在方向他端側へ向かって延びる傾斜面と、
    延在方向他端側に形成され、前記被取付部の外面から当該被取付部の内側へ向かって前記延在方向と略垂直な方向へ延びる車体パネル受け面と、を有するクリップ。
  2. 前記凹部は、前記平面視にて、前記各突出部を結んだ仮想基準線の中点から当該仮想基準線に対して略垂直な方向に配置される請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記凹部は、前記傾斜面と前記車体パネル受け面の間に形成され、延在方向へ延びる内面を有する請求項2に記載のクリップ。
  4. 前記被取付部は、筒状に形成され、
    前記クリップ本体は、前記被取付部の前記凹部の周方向両側に隣接して延在方向へ延びるスリットを有し、
    前記凹部の前記内面の延在方向他端側は、前記傾斜面よりも幅方向寸法が小さく形成され、所定の引っ張り応力にて破断する請求項3に記載のクリップ。
  5. 前記凹部の前記内面は、
    延在方向他端側へ向かって幅方向寸法が小さくなる寸法変化部と、
    前記寸法変化部の延在方向他端及び前記車体パネル受け面の内側方向端部と連続的に形成され、幅方向寸法が前記凹部の中で最も小さく、前記所定の引っ張り応力にて破断する脆弱部と、を有する請求項4に記載のクリップ。
  6. 前記クリップ本体の前記保持部の接続部分から、前記車載部材の所定部分まで延びる紐状のテザー部を備え、
    前記保持部の前記接続部分は、前記平面視にて前記仮想基準線で分割された領域のうち、前記凹部と同じ領域に配置される請求項5に記載のクリップ。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のクリップと、
    前記クリップの前記保持部により保持される車載部材と、
    前記クリップの前記被取付部が取り付けられる車体パネルと、を備えた自動車車両。
  8. 前記車載部材は内装材であり、
    前記車載部材と前記車体パネルの間に配置されたエアバッグ装置を備えた請求項7に記載の自動車車両。
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