JP2018012146A5 - - Google Patents

Claims (8)

1. ベルトの長手方向における両端部が接合部により互いに接合されて無端状になることで、連続した１本の溝が形成されるように複数の溝が設けられ、前記ベルトがローラに巻き掛けられる際に、前記ベルトの中立軸から前記ローラの中心までの距離と、前記溝に配置されるワイヤの中立軸から前記ローラの中心までの距離とが同一になるように形成された前記複数の溝を有する前記ベルトが、間隔をおいて平行に配置された複数の前記ローラに巻き掛けられる巻き掛け工程と、
   ワイヤ供給部から供給されるワイヤが前記ベルトの連続した１本の溝に配置される配置工程と、
   前記巻き掛け工程で巻き掛けられた前記ベルトが取り外され、前記ベルトの溝に配置された前記ワイヤが複数の前記ローラに張架される張架工程と、
   を含むワイヤ張架方法。
2. 前記張架工程では、
   前記ベルトが有する前記接合部が切り離されることで、前記ベルトが取り外される
   請求項１に記載のワイヤ張架方法。
3. 前記張架工程では
   前記巻き掛け工程で巻き掛けられた前記ベルトが取り外され、前記ベルトの溝に配置された前記ワイヤがガイドローラで支持される
   請求項１または２に記載のワイヤ張架方法。
4. 前記張架工程では、
   複数の前記ローラのうちいずれか一つの前記ローラが、前記ベルトの溝に配置された前記ワイヤの外側の方向に移動し、
   前記ベルトの溝に配置された前記ワイヤが前記ローラで支持される
   請求項１から３のいずれか一項に記載のワイヤ張架方法。
5. 前記張架工程では、
   複数の前記ローラのうちいずれか一つの前記ローラが、前記ワイヤの張力を変化させる突き出し部の突き出しによって外径が可変される変形ローラであって、前記巻き掛け工程で巻き掛けられた前記ベルトが取り外され、前記ベルトの溝に配置された前記ワイヤが前記変形ローラで支持される
   請求項１から４のいずれか一項に記載のワイヤ張架方法。
6. 前記張架工程では、
   複数の前記ローラのうちいずれか一つの前記ローラは、前記ローラの回転中心軸の両端側のうち少なくとも一端側に鍔が形成される
   請求項１から５のいずれか一項に記載のワイヤ張架方法。
7. 前記巻き掛け工程、前記配置工程または前記張架工程では、
   前記ベルトまたは前記ワイヤの位置を検出するための位置検出手段が用いられる、
   請求項１から６のいずれか一項に記載のワイヤ張架方法。
8. ベルトの長手方向における両端部が互いに接合されて無端状になることで、連続した１本の溝が形成されるように複数の溝が設けられ、前記ベルトがローラに巻き掛けられる際に、前記ベルトの中立軸から前記ローラの中心までの距離と、前記溝に配置されるワイヤの中立軸から前記ローラの中心までの距離とが同一になるように形成された前記複数の溝を有する前記ベルトと、
   前記ベルトが巻き掛けられる複数のローラ、前記ベルトの連続した１本の溝にワイヤを供給するワイヤ供給部、および前記ベルトの溝に配置された前記ワイヤの端部を巻き取る巻き取り部の駆動の動作を制御する制御手段とを含み、
   前記ローラの駆動により、前記複数のローラに巻き掛けた前記ベルトが走行し、
   前記ワイヤ供給部の駆動により、予めループ状に結線された前記ワイヤを前記複数の溝に配置し、
   前記巻き取り部の駆動により、前記ベルトの溝に配置された前記ワイヤの端部を巻き取るワイヤ張架装置。