JP2018011530A - 分離装置、培養装置および分離方法 - Google Patents

分離装置、培養装置および分離方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ろ過フィルタの目詰まりを防止することができる分離装置、培養装置および分離方法を提供する。【解決手段】本発明に係る分離装置1は、培養槽4内に設けられ、培養液5を攪拌して攪拌流Aを生じさせる攪拌翼2と、前記培養槽4内においてろ過面31が前記攪拌流Aと平行に設けられており、当該ろ過面31から前記培養液5の液分を分離するろ過フィルタ3と、を有し、前記ろ過フィルタ3が、前記培養槽4内における前記攪拌流Aの最大流速から70%以内の領域71に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、生体細胞の培養液から細胞を分離する分離装置、培養装置および分離方法に関する。
生体細胞を培養する場合、培養環境、すなわち培養槽内を培養に最適な条件に維持することに加え、生体細胞が生存発育のために必要な栄養成分を無機化合物または有機化合物として培地から与える必要がある。このため、溶存酸素濃度、pH、温度、撹拌速度等の制御に加えて、生体細胞が要求する物質を培養の途中で補充することが行われている。培養の途中に生体細胞が要求する物質を溶解させた培地を補給する培養手法には、流加培養(Fed-Bach Culture)、連続培養(Continuous Culture)および灌流培養(Perfusion Culture)がある。流加培養は、培養中の培養槽に生体細胞が要求する物質を溶解させた液体を補給しながら培養する方法である。連続培養は、培養中の培養槽から培養液の一部を引き抜き、引き抜き量相当分の補給液を補給しながら培養する方法である。灌流培養は、培養中の培養槽から培養液の細胞を分離して液分のみを引き抜き、引き抜き量相当分の補給液を補給しながら培養する方法である。なお、培養液とは、液体培地で培養した培養細胞を含む液をいう。培養細胞とは、液体培地で培養された細胞をいう。
これらの培養手法の中で、灌流培養に適した、生体細胞の培養液から液分と生体細胞とを分離する分離装置を供えた培養装置が特許文献1、2に記載されている。
特許文献1には、平膜エレメントを培養槽の中ほどに配置する旨記載(図示)されている。
さらに、特許文献2には、液体回収空間に1以上の静止した垂直に配向したバッフルを配置して液体回収空間中の液体運動を衰えさせ、かくして細胞が内部に面したスピンフィルタ表面に集合するのを実質上防止する旨記載されている。また、この特許文献2には、タンパク質破片が外部に面したフィルタ表面に集合する傾向を最小にするために、スピンフィルタは、培養容器内容物を攪拌するインペラと反対の方向に回転させる旨記載されている。
特開2008−206430号公報 特表平03−505041号公報
しかしながら、コンピュータシミュレーションによる培養液の流れ解析によると、特許文献1に記載されている攪拌翼周辺に、同心円状に発生するとされる流れは、攪拌軸から放射状に発生するものであることが示唆された。従って、特許文献1に記載されている発明によると、培養液の流れは平膜エレメントの表面に垂直に当たるため、ろ過面の洗浄効果が得られない場合がある。従って、特許文献1に記載されている発明には、ろ過フィルタの目詰まりを防止できないおそれがある。
また、特許文献1に記載されているように、平膜エレメントを培養槽の中ほどに配置させると、平膜エレメントが障害となって培養液の攪拌が十分に行われず、ろ過面の洗浄効果が十分に得られない。従って、特許文献1に記載されている発明には、ろ過面の洗浄効果が十分に得られず、ろ過フィルタが目詰まりするおそれがある。
さらに、特許文献2に記載されている発明では、ろ過フィルタの設置位置については何ら考慮されていないので、ろ過面の洗浄効果が十分に得られない場合がある。従って、特許文献2に記載されている発明には、ろ過フィルタの目詰まりを十分に防止できないおそれがある。
本発明は前記状況に鑑みてなされたものであり、ろ過フィルタの目詰まりを防止することができる分離装置、培養装置および分離方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決した本発明に係る分離装置は、培養槽内に設けられ、前記培養液を攪拌して攪拌流を生じさせる攪拌翼と、前記培養槽内においてろ過面が前記攪拌流と平行に設けられており、当該ろ過面から前記培養液の液分を分離するろ過フィルタと、を有し、前記ろ過フィルタが、前記培養槽内における前記攪拌流の最大流速から70%以内の領域に設けられている。
本発明に係る培養装置は、培養液を培養する培養槽と、前記培養槽内に設けられ、前記培養液を攪拌して攪拌流を生じさせる攪拌翼と、前記培養槽内においてろ過面が前記攪拌流と平行に設けられており、当該ろ過面から前記培養液の液分を分離するろ過フィルタと、前記ろ過フィルタと接続されており、前記分離した液分を回収する回収容器と、前記培養槽と接続されており、前記分離した液分と同量の補給液を前記培養槽内に添加する添加装置と、を有し、前記ろ過フィルタが、前記培養槽内における前記攪拌流の最大流速から70%以内の領域に設けられている。
本発明に係る分離方法は、培養槽内で培養液を攪拌して攪拌流を生じさせつつ、前記培養槽内における前記攪拌流の最大流速から70%以内の領域に設けられた、前記攪拌流に対してろ過面が平行となるろ過フィルタで前記培養液から液分を分離する。
本発明に係る分離装置、培養装置および分離方法は、ろ過フィルタの目詰まりを防止することができる。
本実施形態に係る分離装置の構成を説明する概略構成図である。 他の実施形態に係る分離装置の構成を説明する概略構成図である。 他の実施形態に係る分離装置の構成を説明する概略構成図である。 他の実施形態に係る分離装置の構成を説明する概略構成図である。 本実施形態に係る培養装置の構成を説明する概略構成図である。 実施例と比較例に係る培養日数と生細胞数の関係を示すグラフである。なお、同図中、横軸が培養日数(day)を示し、縦軸が生細胞数(10個/mL)を示す。
以下、適宜図面を参照して本発明に係る分離装置、培養装置および分離方法の一実施形態について詳細に説明する。
本実施形態に係る分離装置、培養装置および分離方法は、例えば、医薬品等の主原料となる物質を生産する細胞を培養する際に適用することができる。本実施形態において生産対象となる物質としては、例えば、抗体や酵素等のタンパク質、低分子化合物および高分子化合物等の生理活性物質が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、培養対象の細胞としては、例えば、動物細胞、植物細胞、昆虫細胞、細菌、酵母、真菌および藻類等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。特に、本実施形態に係る分離装置、培養装置および分離方法は、抗体や酵素等のタンパク質を生産する動物細胞を培養する場合に好適に適用できる。なお、培養液は、培養する細胞に応じて適宜調製したものや市販されているものを用いることができ、特定のものに限定されない。
はじめに、本実施形態に係る分離方法および分離装置について説明した後、培養装置について説明する。
(分離方法および分離装置)
本実施形態に係る分離方法は、培養槽内で培養液を攪拌して攪拌流を生じさせつつ、培養槽内における攪拌流の最大流速から70%以内の領域に設けられた、攪拌流に対してろ過面が平行となるろ過フィルタで培養液から液分を分離する、というものである。
この分離方法は、以下に説明する本実施形態に係る分離装置により好適に実施される。以下、本実施形態に係る分離装置を説明することにより本実施形態に係る分離方法の説明に代える。
図1は、本実施形態に係る分離装置の構成を説明する概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る分離装置1は、攪拌翼2と、ろ過フィルタ3と、を有している。
攪拌翼2は、培養槽4内に設けられており、培養液5を攪拌して攪拌流Aを生じさせ、培養槽4内の培養液5を均一に混合する。図1に示すように、攪拌翼2は攪拌軸6の一端に取り付けられており、攪拌軸6の他端は図示しない駆動用モータと接続されている。つまり、攪拌翼2は駆動用モータが駆動して回転し、攪拌軸6を介してその回転力を攪拌翼2に伝えることで培養液5を攪拌する。攪拌翼2は、攪拌して生じた攪拌流Aが垂直な方向に循環させることができるもの、具体的には、攪拌流Aが培養槽2の壁面に沿って上昇し、攪拌軸6に沿って下降させることができるものを好適に用いることができる。この攪拌流Aの流れは、膜表面に付着している付着物に対してせん断力を生じさせて付着物を除去し、目詰まりを防止できる。このような攪拌翼2としては、例えば、佐竹化学機械工業株式会社製スーパーミックスHS−600系攪拌翼などを用いることができる。
培養槽4は、後記するようにしてろ過フィルタ3を設けることのできるものであれば任意のものを使用することができる。
ろ過フィルタ3は、培養槽4内においてろ過面31が攪拌流Aと平行に設けられており、当該ろ過面31から培養液5の液分を分離する。ろ過面31から分離された液分には、細胞培養の過程で生じた細胞生育阻害物質である乳酸やアンモニアなどが含まれている。すなわち、ろ過フィルタ3は、培養液5からこれらの細胞生育阻害物質を除去するので、細胞の生育・増殖が阻害されるのを防止することができる。なお、ろ過フィルタ3は、図1に示すように、攪拌流Aに対して垂直な方向Bにろ過面31から培養液5の液分を分離するのが好ましい。このようにすると、ろ過フィルタ3の目詰まりを生じ難くすることができる。
ろ過フィルタ3は、例えば、一般的に用いられるろ布、メンブランフィルタなど、細胞の通過を阻止できるものであればどのようなものも好適に用いることができる。なお、培養液5中には死んだ細胞が崩壊して生じる微細な細胞断片が多数存在することから、健全な細胞の通過を阻止し、微細な細胞断片を通過させるろ過特性を有するフィルタを用いるのが特に好ましい。そのため、ろ過フィルタ3は、培養対象の細胞の平均径とほぼ同寸法以下の孔径を有するものを使用することが好ましい。一般的に、浮遊性の動物細胞は平均径が5〜30μmであるので、孔径をそれと同程度以下とする。本実施形態においては、ろ過フィルタ3として、例えば、孔径0.01μmから10μm程度の市販の精密ろ過膜を用いることができる。また、本実施形態においては、ろ過フィルタ3として、細胞の生産物である抗体を細胞とともに培養液5に残しつつ、細胞培養の過程で生じた細胞生育阻害物質である乳酸やアンモニアを除去する目的で、さらに孔径が微細な限外ろ過膜を用いることもできる。さらに、本実施形態においては、ろ過フィルタ3として、エリアを分けて精密ろ過膜と限外ろ過膜とを併用したものを用いることもできる。
そして、本実施形態においては、ろ過フィルタ3は、培養槽4内における攪拌流Aの最大流速から70%以内の領域71に設けられていることとする。このようにすると、攪拌流Aによるろ過面31の洗浄効果が得られ、ろ過フィルタ3の目詰まりを防止することができる。ろ過フィルタ3の目詰まりをより確実に防止する観点から、ろ過フィルタ3は、培養槽4内における攪拌流Aの最大流速となる領域72に設けるのが好ましい。培養液5の流速は、市販の流速計による測定や、ANSYS社製Fluentなどの市販の数値流体力学ソフトウェアを用いた解析により求めることができる。なお、攪拌流Aの最大流速から70%以内の領域71、および攪拌流Aの最大流速となる領域72については後述する。
ここで、本実施形態における分離装置1は、培養液5をろ過するろ過面31が培養液5の流速ベクトルと平行になるようにろ過フィルタ3を設置している。従って、培養液5の抜き出し方向は、ろ過面31に対して垂直、すなわち培養液5の流速ベクトルに対して垂直となる。一般的に、細胞や微生物の比重は水にきわめて近く、大きさも浮遊性の動物細胞で平均径が5〜30μm程度と小さいため、細胞や微生物の培養液5中での挙動は、ほぼ培養液5の平均的な流れに沿う。ここで、平均的な流れとは、攪拌翼2によって発生した培養液5の流速ベクトルと培養液5の抜き出し方向に向かう抜き出し速度ベクトルを合成した速度ベクトルを指す。
Figure 2018011530
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なお、攪拌翼2として前記したように、佐竹化学機械工業株式会社製スーパーミックスHS−600系攪拌翼を用いた場合、培養液5の流速ベクトルは、概ね図1の矢印に示す向き(攪拌流A)となる。この場合、攪拌流Aの最大流速から70%以内の領域71は、培養槽4の側壁部41において、槽の底から液面までの寸法で、20%から80%の部分、好ましくは30%から70%の部分が相当する。
なお、本実施形態においては、攪拌流Aの最大流速から70%以内の領域71において、ろ過フィルタ3を培養槽4の側壁部41に設けるのが好ましい。このようにすると、例えば、ろ過フィルタ3を培養槽4の側壁部41から離間させた位置に設けた場合と比較して培養液5の流れを妨げ難いので、ろ過フィルタ3の目詰まりをより確実に防止することができる。また、このようにろ過フィルタ3を培養槽4の側壁部41に設ける場合、ろ過面31と培養槽4の側壁部41とが面一となるようにするのがより好ましい。このようにすると、培養液の流れが妨げられることがないので、ろ過フィルタ3の目詰まりをさらに確実に防止することができる。
(他の実施形態)
ここで、他の実施形態に係る分離装置について説明する。
図2は、他の実施形態に係る分離装置の構成を説明する概略構成図である。なお、図2に示す分離装置1Aは、設けられている攪拌翼2の種類と、ろ過フィルタ3の取り付けられている箇所とが、図1に示す分離装置1と相違している。図2に示す分離装置1Aにおけるその他の構成は図1に示す分離装置1と同様である。従って、これらの間で同じ構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図2に示すように、この分離装置1Aに設けられている攪拌翼2も前記と同様、攪拌して生じた攪拌流Aを垂直な方向に循環させることができるもの、具体的には、攪拌流Aが攪拌軸6に沿って上昇し、培養槽4の側壁部41に沿って下降させることができるものを好適に用いることができる。そして、本実施形態では、ろ過フィルタ3は、攪拌翼2が取り付けられている攪拌軸6の周囲に設けるのが好ましい。より具体的には、ろ過フィルタ3は、培養槽4の上部から取付部材61により攪拌軸6に隣接して設けるのが好ましい。このようにすると、攪拌流Aの最大流速から70%以内の領域71にろ過フィルタ3を設けることができるので、図1に示す態様と同様に、ろ過フィルタ3の目詰まりを防止することができる。
なお、図1に示す態様とするか、図2に示す態様とするかは任意に選択することができる。また、図1に示す態様と図2に示す態様を併用することもできる。すなわち、ろ過フィルタ3を培養槽4の側壁部41および攪拌翼2が取り付けられている攪拌軸6の周囲のうちの少なくとも一方に設けることができる。この場合、いずれか一方のろ過フィルタ3を攪拌流Aの最大流速から70%以内の領域71に設けていれば、当該ろ過フィルタ3は目詰まりを防止できるので、長期間、灌流培養を行うことが可能であり、生細胞数を多く培養すること、すなわち、高密度培養を行うことができる。また、この場合、ろ過フィルタ3をもう一つ備えているので、培養液5から液分を分離する能力が高い分離装置を提供することができる。
さらに、本実施形態においては次のような態様とすることもできる。
図3および図4は、他の実施形態に係る分離装置の構成を説明する概略構成図である。
図3に示す分離装置1Bは、ろ過フィルタ3が、培養槽4の側壁部41に、周方向に回転可能に設けられている点と、ろ過フィルタ3が、支持部材8によって攪拌軸6と一体的に固定されている点が、図1に示す分離装置1と相違している。図3に示す分離装置1Bにおけるその他の構成は図1に示す分離装置1と同様である。従って、これらの間で同じ構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
このような構成としているので、図3に示す分離装置1Bは、攪拌軸6の回転によって、攪拌翼2とともにろ過フィルタ3が培養槽4の周方向に回転する。従って、図3に示す分離装置1Bは、ろ過フィルタ3が回転しているので、ろ過面31に培養細胞がより付着し難いものとなる。
また、図4に示す分離装置1Cは、ろ過フィルタ3が、培養槽4の側壁部41に、周方向に回転可能に設けられている点は図3に示す分離装置1Bと同様である。しかし、図4に示す分離装置1Cは、ろ過フィルタ3が、攪拌軸6とは別個に設けられた、ろ過フィルタ3を培養槽4の周方向に回転させることのできる回転部材である中空管軸62と支持部材(第1支持部材63および第2支持部材81)によって一体的に固定されている点で図3に示す分離装置1Bと相違している。なお、中空管軸62は、攪拌軸6を包むようにして設けられた中空管の軸部材である。中空管軸62は、攪拌軸6を回転させる駆動用モータ(図示せず)とは異なる回転モータ(図示せず)と接続されている。従って、図4に示す分離装置1Cは、攪拌軸6および攪拌翼2とは別個にろ過フィルタ3を培養槽4の周方向に回転させることができる。従って、図4に示す分離装置1Cは、攪拌軸6および攪拌翼2と、ろ過フィルタ3とを同じ方向に回転させることができるだけでなく、攪拌軸6および攪拌翼2と、ろ過フィルタ3とを逆の方向に回転させることもできる。なお、攪拌軸6および攪拌翼2と、ろ過フィルタ3とを同じ方向に回転させる場合は、同じ回転速度とすることもできるし、異なる回転速度とすることもできる。これらの態様は任意に選択できるが、いずれにしても図4に示す分離装置1Cは、ろ過フィルタ3が回転しているので、ろ過面31に培養細胞がより付着し難いものとなる。
以上に説明した本実施形態に係る分離方法および分離装置1によれば、培養槽4内においてろ過フィルタ3のろ過面31が攪拌流Aと平行に設けられており、また、ろ過フィルタ3が培養槽4内における攪拌流Aの最大流速から70%以内の領域71に設けられている。そのため、本実施形態に係る分離方法および分離装置1は、攪拌流Aによるろ過面の洗浄効果が得られ、ろ過フィルタ3の目詰まりを防止することができる。
(培養装置)
次に、本実施形態に係る培養装置について説明する。
図5は、本実施形態に係る培養装置の構成を説明する概略構成図である。
なお、図5に示す培養装置10は、図1に示す分離装置1を適用した例を図示しているが、分離装置1に替えて図2から図4に示す分離装置1A〜1Cを適用できることは言うまでもない。
図5に示す培養装置10において、図1に示す分離装置1と同じ構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図5に示すように、培養装置10は、培養槽4と、攪拌翼2と、ろ過フィルタ3と、回収容器11と、添加装置14と、を有している。そして、この培養装置10は、分離装置1と同様、ろ過フィルタ3が、培養槽4内における攪拌流Aの最大流速から70%以内の領域71、好ましくは攪拌流Aの最大流速となる領域72に設けられている。培養槽4、攪拌翼2、およびろ過フィルタ3については詳述しているので、その説明は省略する。
回収容器11は、ろ過フィルタ3と接続されており、ろ過フィルタ3で分離した液分を回収する。回収容器11は、培養液5の液分を収容しておくことのできるものであればどのようなものも用いることができる。
ろ過フィルタ3と回収容器11とは、例えば、フレキシブルチューブなどの配管12で接続されている。当該配管12の任意の箇所に吸引ポンプや蠕動式輸液装置などの輸液装置13が設けられており、輸液装置13を作動させて配管12内を負圧とすることでろ過フィルタ3による培養液5の液分のろ過を促進している。
添加装置14は、培養槽4と接続されており、ろ過フィルタ3で分離した培養液5の液分と同量の補給液を培養槽4内に添加する。補給液は、液体培地そのものであってもよいし、培養細胞による消費量の多い成分のみの水溶液、またはそのような成分を多く含有する組成液であってもよい。添加装置14は、例えば、図示しない計量手段で測定したろ過フィルタ3で分離した液分の液量に基づいて、これと同量の液量の補給液を培養槽4内に供給する。なお、添加装置14は、予めプログラムされた内容に従って、培養開始から所定時間経過後に所定量の補給液を供給するものであってもよい。補給液の供給量は、用いる培養液5、ろ過フィルタ3の孔径、および配管12内の負圧度などから実験的に求めることができる。
本実施形態に係る培養装置10は、これらの要素の他にも、空気、酸素、窒素、炭酸ガス等のガス供給設備15、温水冷水供給設備(図示せず)、蒸気供給設備(図示せず)および給排水設備(図示せず)などを具備している。なお、ガス供給設備15は、ガスの種類ごとに設け得るものであるが、図5では1つにまとめて示している。
また、本実施形態に係る培養装置10は、培養液5の性状を計測する計測手段16を具備しており、培養液の溶存酸素濃度、溶存炭酸ガス濃度、pH、温度、アンモニア濃度、乳酸濃度、グルタミン濃度等の計測値を得る。なお、計測手段16は、計測対象ごとに計測器を設け得るものであるが、図5では1つにまとめて示している。
さらに、本実施形態に係る培養装置10は、培養液5の液面と培養液5中に配置された散気手段(図示せず)を有しており、培養に必要な酸素は、散気手段を介して液中に供給される。
以上に説明した本実施形態に係る培養装置10によれば、培養槽4内においてろ過フィルタ3のろ過面31が攪拌流Aと平行に設けられており、また、ろ過フィルタ3が培養槽4内における攪拌流Aの最大流速から70%以内の領域71に設けられている。そのため、本実施形態に係る培養装置10は、攪拌流Aによるろ過面31の洗浄効果が得られ、ろ過フィルタ3の目詰まりを防止することができる。
次に、本発明の効果を確認した確認実験について説明する。
実施例として、図1に示す分離装置1を適用した図5に示す培養装置10を用いて細胞を培養し、所定の培養期間における生細胞数を測定した。また、比較例として、従来の培養装置、すなわちろ過フィルタを設けていない一般的な培養槽を用いて通常の回分培養を行い、同様に生細胞数を測定した。
具体的に、細胞としてはマウス−マウスハイブリドーマであるCRL−1606細胞(American Type Culture Collectionより購入)を用いた。この細胞は抗フィブロネクチン抗体を分泌する浮遊系の細胞である。
培養にはIscove’s Modified Dulbecco’s Medium(IMDM培地)に5%濃度になるようにFetal bovine serum(FBS)を添加した培地を用いた。
培養装置は内径150mm、培養容積5Lのガラス製円筒型培養槽を用いた。加温用ラバーヒータ、マグネット駆動式撹拌翼、温度測定電極、pH電極、DO電極およびこれらを計測して調節する制御装置が接続されている。
液中通気用に平均細孔径100μmの焼結金属製スパージャを組み込み、培養液に通気した。
培養液のpHは、培養槽気相部に供給する混合ガス(空気、窒素、酸素、炭酸ガス)中の炭酸ガス濃度を増減させて自動で調節した。
また、培養液の温度は37℃に調節した。培養液が酸性化した場合には濃度2%の水酸化ナトリウム溶液を注入して調節した。
溶存酸素濃度については、液面気相部および液中に供給するガスの酸素分圧を増減して調節した。
撹拌翼は、撹拌翼を取り付けた攪拌軸を直結した駆動用モータを用いて100rpm(回転/分)の回転速度で回転させた。
ろ過フィルムで分離した培養液の液分は回収容器に収容した。また、回収した液分と同量の前記培地を添加装置により添加した。
培養開始から1日に2〜3回の頻度で培養槽内の培養液を無菌的にサンプリングし、生細胞数を測定した。生細胞数の測定はBeckman Coulter社製の生細胞計数計BioProfile 100Plusを用い、トリパンブルーにより染色した死細胞と区別して画像処理により計数した。
その結果を図6に示す。図6は、実施例と比較例に係る培養日数(day)と生細胞数(10個/mL)の関係を示すグラフである。
図6に示すように、実施例に係る分離装置を適用した培養装置は、培養細胞の増殖において良好な培養結果を示した(図6中、実線)。
一方、比較例に係る培養装置は、培養液中に蓄積するアンモニアが生体細胞の増殖を阻害する濃度に達した時点で細胞の増殖が抑制された(図6中、破線)。
以上のように、実施例に係る培養装置(分離装置)は、アンモニア等の細胞生育増殖阻害物質を除去することで、長期間の連続培養を継続することが可能となり、生産性の向上を図ることができる。
培養終了後、ろ過フィルタの目詰まりの有無を確認したところ、実施例に係る培養装置(分離装置)のろ過フィルムは目詰まりしていなかった。
以上、本発明に係る分離装置、培養装置および分離方法について実施形態および実施例により詳細に説明したが、本発明は前記した実施形態および実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態および実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態や実施例の構成の一部を他の実施形態や実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態や実施例の構成に他の実施形態や実施例の構成を加えることも可能である。また、それぞれの実施形態や実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 分離装置
2 攪拌翼
3 ろ過フィルタ
31 ろ過面
4 培養槽
41 側壁部
5 培養液
6 攪拌軸
71 攪拌流の最大流速から70%以内の領域
72 攪拌流の最大流速となる領域
A 攪拌流

Claims (13)

  1. 培養槽内に設けられ、培養液を攪拌して攪拌流を生じさせる攪拌翼と、
    前記培養槽内においてろ過面が前記攪拌流と平行に設けられており、当該ろ過面から前記培養液の液分を分離するろ過フィルタと、を有し、
    前記ろ過フィルタが、前記培養槽内における前記攪拌流の最大流速から70%以内の領域に設けられていることを特徴とする分離装置。
  2. 請求項1において、
    前記ろ過フィルタが、前記培養槽内における前記攪拌流の最大流速となる領域に設けられていることを特徴とする分離装置。
  3. 請求項1において、
    前記ろ過フィルタは、前記攪拌流に対して垂直な方向に、前記ろ過面から前記液分を分離することを特徴とする分離装置。
  4. 請求項1において、
    前記ろ過フィルタが、前記培養槽の側壁部および前記攪拌翼が取り付けられている攪拌軸の周囲のうちの少なくとも一方に設けられていることを特徴とする分離装置。
  5. 請求項1において、
    前記ろ過フィルタが、前記培養槽の側壁部の一部に、周方向に回転可能に設けられており、且つ
    前記ろ過フィルタが、前記攪拌翼が取り付けられている攪拌軸と支持部材によって一体的に固定されていることを特徴とする分離装置。
  6. 請求項1において、
    前記ろ過フィルタが、前記培養槽の側壁部の一部に、周方向に回転可能に設けられており、且つ
    前記ろ過フィルタが、前記攪拌翼が取り付けられている攪拌軸とは別個に設けられた、前記ろ過フィルタを前記培養槽の周方向に回転させることのできる回転部材と支持部材によって一体的に固定されていることを特徴とする分離装置。
  7. 培養液を培養する培養槽と、
    前記培養槽内に設けられ、前記培養液を攪拌して攪拌流を生じさせる攪拌翼と、
    前記培養槽内においてろ過面が前記攪拌流と平行に設けられており、当該ろ過面から前記培養液の液分を分離するろ過フィルタと、
    前記ろ過フィルタと接続されており、前記分離した液分を回収する回収容器と、
    前記培養槽と接続されており、前記分離した液分と同量の補給液を前記培養槽内に添加する添加装置と、
    を有し、
    前記ろ過フィルタが、前記培養槽内における前記攪拌流の最大流速から70%以内の領域に設けられていることを特徴とする培養装置。
  8. 請求項7において、
    前記ろ過フィルタが、前記培養槽内における前記攪拌流の最大流速となる領域に設けられていることを特徴とする培養装置。
  9. 請求項7において、
    前記ろ過フィルタは、前記攪拌流に対して垂直な方向に、前記ろ過面から前記液分を分離することを特徴とする培養装置。
  10. 請求項7において、
    前記ろ過フィルタが、前記培養槽の側壁部および前記攪拌翼が取り付けられている攪拌軸の周囲のうちの少なくとも一方に設けられていることを特徴とする培養装置。
  11. 請求項7において、
    前記ろ過フィルタが、前記培養槽の側壁部の一部に、周方向に回転可能に設けられており、且つ
    前記ろ過フィルタが、前記攪拌翼が取り付けられている攪拌軸と支持部材によって一体的に固定されていることを特徴とする培養装置。
  12. 請求項7において、
    前記ろ過フィルタが、前記培養槽の側壁部の一部に、周方向に回転可能に設けられており、且つ
    前記ろ過フィルタが、前記攪拌翼が取り付けられている攪拌軸とは別個に設けられた、前記ろ過フィルタを前記培養槽の周方向に回転させることのできる回転部材と支持部材によって一体的に固定されていることを特徴とする培養装置。
  13. 培養槽内で培養液を攪拌して攪拌流を生じさせつつ、前記培養槽内における前記攪拌流の最大流速から70%以内の領域に設けられた、前記攪拌流に対してろ過面が平行となるろ過フィルタで前記培養液から液分を分離することを特徴とする分離方法。
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