JP2018010951A - 光トランシーバおよび光トランシーバの光出力安定化方法 - Google Patents

光トランシーバおよび光トランシーバの光出力安定化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数チャネルを有する光トランシーバにおいて、各チャネルのLDに対して1つのMPDを用いつつ、各チャネルで個別にAPCを実施する。【解決手段】複数チャネルに係る各LDからの光出力の総和を一括して検出し、総モニタPD電流を出力するMPDと、総モニタPD電流を取得して、各チャネルのLDに対応した第1のモニタPD電流をそれぞれ取得してAPCに対して出力するMCUとを有し、MCUは、温度と各チャネルのLDのバイアス電流とに基づいて、各チャネル単独でLDの光出力を測定した場合にMPDから出力される第2のモニタPD電流をそれぞれ推測し、各チャネルの第2のモニタPD電流の合計値と総モニタPD電流との比を、各チャネルの第2のモニタPD電流にそれぞれ乗算したものを第1のモニタPD電流とする。【選択図】図1

Description

本発明は、光トランシーバの技術に関し、特に、複数チャネルを有する光トランシーバおよび光トランシーバの光出力安定化方法に適用して有効な技術に関するものである。
光通信では、電気信号を光に変換して伝送する光トランシーバが用いられる。光トランシーバでは、一般的に発光源としてレーザダイオード等のレーザ素子が用いられる。しかし、レーザダイオードは、発光特性が温度によって変動し易いことから、光通信における伝送エラー等を低減させるためには、レーザダイオードの光出力を安定化させる必要がある。
レーザダイオードの光出力を安定化させる手法としては、レーザダイオードの光出力をフォトダイオードにより検出し、光出力の目標値との差分に基づいてバイアス電流をフィードバック制御するのが一般的である。例えば、レーザダイオードの光出力を検出するモニタ用のフォトダイオードと、検出された光出力と目標値との差分を増幅する誤差増幅器を利用したAPC(Automatic Power Control)回路を用いた制御方式が用いられる。
これに関連する技術として、例えば、特開2007−317800号公報(特許文献1)には、複数のレーザダイオードの光出力を1個のフォトダイオードによりモニタし、レーザダイオードの特性に基づいて、各レーザダイオードの特性のバラツキおよび温度変化に応じて各レーザダイオードの光出力を個別に制御する旨が記載されている。
特開2007−317800号公報
近年では、QSFP+(Quad Small Form-Factor Pluggable Plus)やQSFP28(28-Gbps Quad Small Form-Factor Pluggable)などの規格に代表されるように、複数チャネルを有する光トランシーバが用いられてきている。そして、光伝送装置の大容量化を可能とするため、光トランシーバの小型化が求められている。そのためには、レーザダイオードや、フォトダイオード、APC回路を内蔵するレーザダイオードドライバ、複数チャネルの光信号を波長多重化(WDM)するための部品等により構成されるTOSA(Transmitter Optical Sub Assembly)についても小型化が求められている。
複数チャネルを有する光トランシーバでは、通常、フォトダイオードはレーザダイオードの数だけ必要となり、また、フォトダイオードからの信号をレーザダイオードドライバに伝えるための配線等もチャネル毎に必要となる。したがって、TOSA内部の実装面積が逼迫することになる。
これに対し、例えば、特許文献1に記載された技術では、複数のレーザダイオードの光出力を1個のフォトダイオードによりモニタする構成をとっており、フォトダイオードの数を減らすことにより実装面積の逼迫を解消し得るともいえる。しかしながら、当該技術は、各チャネルのバイアス電流等に対して試験電流を重畳させて、その光出力の総和をフォトダイオードにおいて検出して変動量を測定・増幅することでバイアス電流を制御するものである。ここでは、各レーザダイオードの光出力は、単に、フォトダイオードで検出された総和の光出力の1個あたりの平均として仮定されており、各レーザダイオードの実際の光出力のバラツキを考慮したものとはなっていないといえる。また、動作時に試験電流を重畳させて変動量を測定する必要があることから、動作への影響は皆無ではないと考えられる。
そこで本発明の目的は、複数チャネルを有する光トランシーバにおいて、各チャネルのレーザダイオードに対して1つのフォトダイオードを用いつつ、各チャネルで個別にAPCを実施する光トランシーバおよび光トランシーバの光出力安定化方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本発明の代表的な実施の形態による光トランシーバは、レーザダイオードと、前記レーザダイオードにバイアス電流を供給する電流源と、前記レーザダイオードからの光出力が目標値に近付くように前記電流源の出力を制御する出力制御部と、からなるチャネルを複数有する光トランシーバである。
そして、光トランシーバは、さらに、複数チャネルに係る前記各レーザダイオードからの光出力の総和を一括して検出し、総モニタPD電流を出力するモニタフォトダイオードと、前記総モニタPD電流を取得して、各チャネルの前記レーザダイオードに対応した第1のモニタPD電流をそれぞれ取得して、対応するチャネルの前記出力制御部に対して出力する制御部と、を有する。
そして、前記制御部は、温度と、各チャネルの前記レーザダイオードの前記バイアス電流と、に基づいて、各チャネル単独で前記レーザダイオードの光出力を前記モニタフォトダイオードによって測定した場合に出力される第2のモニタPD電流をそれぞれ推測し、各チャネルの前記第2のモニタPD電流の合計値と前記総モニタPD電流との比を、各チャネルの前記第2のモニタPD電流にそれぞれ乗算したものを前記第1のモニタPD電流とするものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、本発明の代表的な実施の形態によれば、複数チャネルを有する光トランシーバにおいて、各チャネルのレーザダイオードに対して1つのフォトダイオードを用いつつ、各チャネルで個別にAPCを実施する。これにより、TOSAを小型化しつつ、各チャネルの光出力を安定化させることが可能となる。
本発明の一実施の形態である光トランシーバの構成例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における事前調整の処理例について概要を示したフローチャートである。 (a)、(b)は、本発明の一実施の形態におけるTとImpd、Iop等の関係の例について概要を示した図である。 (a)、(b)は、本発明の一実施の形態におけるTとImpd、Iop、Ith等の関係の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における動作時の制御処理の例について概要を示したフローチャートである。 従来技術における光トランシーバの構成例について概要を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。一方で、ある図において符号を付して説明した部位について、他の図の説明の際に再度の図示はしないが同一の符号を付して言及する場合がある。また、以下においては、本発明の特徴を分かり易くするために、従来の技術と比較して説明する。
<従来技術>
図6は、従来技術における光トランシーバの構成例について概要を示した図である。ここでは、光トランシーバの構成のうち、本実施の形態に関連するTOSAの一部の構成について抜粋して示している。
従来の複数チャネルの光トランシーバOTCVは、複数のレーザダイオードLD(図中の例ではLD1〜LDxのx個)を有しており、そのそれぞれに光出力を検出するモニタフォトダイオードMPD(図中の例ではMPD1〜MPDxのx個)を対として有している。そして、各レーザダイオードLDとモニタフォトダイオードMPDの対に対して、それぞれ、レーザダイオードLDにバイアス電流を提供するための電流源CS(図中の例ではCS1〜CSxのx個)、および出力制御部であるAPC回路APC(図中の例ではAPC1〜APCxのx個)を有している。図6の例では、各チャネルの電流源CS1〜CSx、およびAPC回路APC1〜APCxをまとめた複数チャネル対応のレーザダイオードドライバLDDRVの構成としているが、これに限られない。チャネル毎に単チャネル対応のレーザダイオードドライバをそれぞれ設ける構成であってもよい。
各APC回路APCには、それぞれ、モニタフォトダイオードMPDにより測定されたモニタPD電流Impd(図中の例ではImpd1〜Impdx)を入力として、基準REF(図中の例ではREF1〜REFx)との誤差を検出・増幅する誤差増幅器AMP(図中の例ではAMP1〜AMPx)を備えている。誤差増幅器AMPの出力に基づいて電流源CSの出力をフィードバック制御することで、各レーザダイオードLDの光出力を安定化させる。この場合、上述したように、モニタフォトダイオードMPDはレーザダイオードLDの数だけ必要となり、また、モニタフォトダイオードMPDからの信号をレーザダイオードドライバLDDRVに伝えるための配線等もチャネル毎に必要となる。したがって、TOSA内部の実装面積が逼迫することになる。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施の形態である光トランシーバの構成例について概要を示した図である。ここでは、QSFP+やQSFP28等の4チャネルを有する光トランシーバOTCVを例としている。図6に示した従来技術の例とは異なり、各レーザダイオードLD(図中の例ではLD1〜LD4)に対してそれぞれ対となるモニタフォトダイオードを有していない。これに代えて、全てのレーザダイオードLDから出力された光の総和を一括して検知する1個のモニタフォトダイオードMPDを有している。モニタフォトダイオードMPDから出力された総モニタPD電流Impd_tは、マイクロコントローラMCUに入力される。
マイクロコントローラMCUでは、総モニタPD電流Impd_tに基づいて、各チャネルのレーザダイオードLDのモニタPD電流Impd1〜Impd4(第1のモニタPD電流)を求めて出力する。その際、例えば、特許文献1に記載されているように、単にレーザダイオードLD1個あたりの平均値とするのではなく、後述する手法により、各レーザダイオードLDの動作状況に応じた値を個別に求めてそれぞれ出力する。これにより、各レーザダイオードLDの実際の光出力のバラツキを考慮した精度の高い制御を実現する。
なお、本実施の形態では、上記のような、総モニタPD電流Impd_tに基づいて各チャネルのモニタPD電流Impd1〜Impd4を求めて出力する制御部としての機能を、マイクロコントローラMCUにより実装しているが、特にこれに限られない。その全部もしくは一部の処理をマイクロプロセッサがソフトウェアプログラムを実行することで実現してもよい。
各チャネルがそれぞれ備えるAPC回路APC(図中の例ではAPC1〜APC4)は、マイクロコントローラMCUから出力されたモニタPD電流Impd(図中の例ではImpd1〜Impd4)をそれぞれ入力とする。そして、入力されたモニタPD電流Impdと基準REF(図中の例ではREF1〜REF4)との誤差を検出・増幅する誤差増幅器AMP(図中の例ではAMP1〜AMP4)を備えている。誤差増幅器AMPの出力に基づいて電流源CSの出力をフィードバック制御することで、各レーザダイオードLDの光出力を安定化させる点は、従来の制御と同様である。
<事前調整>
図2は、本実施の形態の光トランシーバにおける事前調整の処理例について概要を示したフローチャートである。本実施の形態では、事前調整として、光トランシーバOTCVの動作前に、予め各チャネルのレーザダイオードLDの特性に係る情報を計測等して、動作時に参照可能な情報としてマイクロコントローラMCUに格納しておく。
この事前調整処理では、まず、各チャネルについてそれぞれ処理を行うループ処理を開始する(S01)。ループ処理では、まず、対象のチャネル以外の他のチャネルの光出力を停止する(S02)。レーザダイオードドライバLDDRVは、一般的に、チャネル毎にレーザダイオードLDの光信号を遮断させる機能(TX disable機能)を有している。したがって、この機能を利用して、他のチャネルの光出力を停止し、対象のチャネルのレーザダイオードLDのみが光出力を行う状態とする。これにより、対象のチャネルのレーザダイオードLDの特性のみを個別に把握することができる。
その後、複数の温度Tについてそれぞれ処理を行うループ処理を開始する(S03)。上述したように、レーザダイオードLDの発光特性は温度によって変動し易いことから、温度特性を把握するために複数の温度Tについて事前調整処理を行う。複数の温度を設定する手法は特に限定されない。例えば、レーザダイオードLDやモニタフォトダイオードMPDの使用温度、耐用温度の範囲で、環境の温度を適宜加熱・冷却し、処理時の温度を図示しないセンサ等により測定して設定する。
ループ処理では、まず、対象の温度Tにおいて、対象チャネルのレーザダイオードLDのバイアス電流Iopを調整し、実際に測定された任意の複数の光出力Pfにおける各バイアス電流Iopをそれぞれ測定もしくは取得する。また、このときのモニタフォトダイオードMPDにおけるモニタPD電流Impdについても測定する(S04)。そして、有効範囲(線形領域)における少なくとも2点の異なるバイアス電流Iopでの光出力Pfとの関係から、対象のレーザダイオードLDが光出力を行う最小の閾値となるバイアス電流Ithを算出する(S05)。具体的には、異なる2点以上のバイアス電流Iopに対する光出力Pfをグラフ上でプロットし、直線近似した上で、バイアス電流Iopの軸との交点(光出力Pfがゼロ)の値を求めてIthとする。
その後、必要に応じて他の温度Tについてループ処理を継続する(S06、S03)。各温度Tに対するループ処理を終了すると、次に、当該ループ処理での測定結果、すなわち、各温度Tに対するバイアス電流Iop、閾値となるバイアス電流Ith、およびモニタPD電流Impdのそれぞれの関係から、各温度Tに対するImpd/(Iop−Ith)の関係を取得する(S07)。この値は、ステップS04で測定した光出力Pfの値によらず一定となる。すなわち、各温度Tにおいて、
mpd/(Iop−Ith)=(Iop−Ith)ηα/(Iop−Ith)=ηα
で表される。ここで、ηはある温度TにおけるレーザダイオードLDの発光効率、αはモニタフォトダイオードMPDの光電変換効率である。
図3、図4は、ある光出力における、温度Tと、モニタPD電流Impd、バイアス電流Iop、閾値となるバイアス電流Ith等との関係の例について概要を示した図である。図3(a)の例に示すように、ある光出力Pf(図3、図4の例ではPf=9.5dBm)において、モニタPD電流Impdは温度Tに依存せずほぼ一定となる。一方で図3(b)および図4(a)の例に示すように、バイアス電流Iopおよび閾値となるバイアス電流Ithは、温度Tに依存する特性を有する。そして、図4(b)の例に示すように、Impd/(Iop−Ith)の関係式の値も、温度Tに依存する特性を有する。この特性は、光出力Pfの値に依存しない。
なお、仮に上記のImpd/(Iop−Ith)の関係式において、Ithのオフセットを考慮せずにImpd/Iopとした場合、値が光出力Pfに依存することになってしまう。したがって、本実施の形態では、光出力Pfがゼロより大きい領域のみ考慮するためにIthのオフセットを考慮している。
その後、他のチャネルについて上記の一連のループ処理を継続する(S08、S01)。各チャネルに対するループ処理を終了すると、各チャネルについてステップS07で取得した各温度TとImpd/(Iop−Ith)との関係、および各温度TとIthとの関係を、マイクロコントローラMCUに格納して(S09)、事前調整処理を終了する。なお、上記の一連の処理は、その全部をマイクロコントローラMCUの制御により自動的に行なってもよいし、少なくとも一部を手動で行ってもよい。
<動作時制御>
図5は、本実施の形態の光トランシーバにおける動作時の制御処理の例について概要を示したフローチャートである。光トランシーバOTCVの動作時には、マイクロコントローラMCUの制御により、まず、全てのチャネルが動作してレーザダイオードLDが光出力を行っている状態でのモニタフォトダイオードMPDにおける総モニタPD電流Impd_tを測定する(S21)。
その後、各チャネルについてそれぞれ処理を行うループ処理を開始する(S22)。ループ処理では、まず、対象のチャネルについての現在のバイアス電流Iopおよび温度Tを測定する(S23)。一般的に、レーザダイオードドライバLDDRVは、各チャネルのレーザダイオードLDに流れているバイアス電流をモニタする機能を有している。そして、このバイアス電流モニタは、温度Tについても測定することができる。温度Tを測定するための図示しないセンサを別途有していてもよい。
その後、測定した温度Tおよびバイアス電流Iopと、マイクロコントローラMCUに格納されている温度TとImpd/(Iop−Ith)との関係、および温度TとIthとの関係に基づいて、対象のチャネルのモニタPD電流Impdの推定値を抽出する(S24)。
その後、他のチャネルについて上記のループ処理を継続する(S25、S22)。各チャネルに対するループ処理を終了すると、各チャネルについてステップS24でそれぞれ取得したImpdの値の合計値を算出し、ステップS21で測定した総モニタPD電流Impd_tとの比を算出する(S26)。そして、ステップS24で取得した各チャネルのImpdの値にステップS26で算出した比の値を乗算することで、各チャネルのImpdの値を補正する(S27)。
そして、ステップS27で取得した補正後の各チャネルのImpd(第2のモニタPD電流)の値をそれぞれチャネルの誤差増幅器AMPにフィードバックし(S28)、それぞれのチャネルの基準REFを用いてフィードバック制御を行う。したがって、ステップS26で算出した比の値が1である場合、すなわち、ステップS24でそれぞれ取得したImpdの値の合計値が、ステップS21で測定した総モニタPD電流Impd_tの値と同じである場合は、ステップS24でそれぞれ取得したImpdの値がそのまま誤差増幅器AMPにフィードバックされることになる。
以上の一連の処理で制御処理は終了するが、この制御処理は、例えば、光トランシーバOTCVの動作中は、マイクロコントローラMCUが所定の間隔で継続的に繰り返し実行する。
以上の制御処理により、各チャネルのAPC回路APCに対して、総モニタPD電流Impd_tに基づいて、各チャネルのレーザダイオードLDの動作状況に応じたモニタPD電流Impdをフィードバックすることができる。これにより、各レーザダイオードLDの実際の光出力のバラツキを考慮した精度の高い制御を実現することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記の実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
本発明は、複数チャネルを有する光トランシーバおよび光トランシーバの光出力安定化方法に利用可能である。
OTCV…光トランシーバ、
LD…レーザダイオード、
MPD…モニタフォトダイオード、
CS…電流源、
LDDRV…レーザダイオードドライバ、
APC…APC回路、
AMP…誤差増幅器、
REF…基準、
MCU…マイクロコントローラ

Claims (6)

  1. レーザダイオードと、前記レーザダイオードにバイアス電流を供給する電流源と、前記レーザダイオードからの光出力が目標値に近付くように前記電流源の出力を制御する出力制御部と、からなるチャネルを複数有する光トランシーバであって、
    さらに、複数チャネルに係る前記各レーザダイオードからの光出力の総和を一括して検出し、総モニタPD電流を出力するモニタフォトダイオードと、
    前記総モニタPD電流を取得して、各チャネルの前記レーザダイオードに対応した第1のモニタPD電流をそれぞれ取得して、対応するチャネルの前記出力制御部に対して出力する制御部と、を有し、
    前記制御部は、温度と、各チャネルの前記レーザダイオードの前記バイアス電流と、に基づいて、各チャネル単独で前記レーザダイオードの光出力を前記モニタフォトダイオードによって測定した場合に出力される第2のモニタPD電流をそれぞれ推測し、各チャネルの前記第2のモニタPD電流の合計値と前記総モニタPD電流との比を、各チャネルの前記第2のモニタPD電流にそれぞれ乗算したものを前記第1のモニタPD電流とする、
    光トランシーバ。
  2. 請求項1に記載の光トランシーバにおいて、
    前記制御部は、各チャネルについて、予め、対応する前記レーザダイオードの任意の光出力における前記バイアス電流と前記第2のモニタPD電流、および前記レーザダイオードが光出力を行う最小の閾値バイアス電流についての所定の関係式と、温度との関係を保持し、
    前記所定の関係式は、前記第2のモニタPD電流を、前記バイアス電流から前記閾値バイアス電流を減算した値で除算したものである、
    光トランシーバ。
  3. 請求項2に記載の光トランシーバにおいて、
    前記制御部は、各チャネルについて、予め、
    他のチャネルの光出力を停止した状態で、各温度について、対象のチャネルに係る前記レーザダイオードについて測定された任意の光出力における前記バイアス電流、および前記第2のモニタPD電流を取得し、
    異なる2つ以上の前記バイアス電流における光出力の値から、前記閾値バイアス電流を算出し、
    各温度について取得した、前記バイアス電流と前記第2のモニタPD電流、および算出した前記閾値バイアス電流に基づいて、前記所定の関係式を取得し、
    各チャネルに係る前記所定の関係式をそれぞれ格納しておく、
    光トランシーバ。
  4. レーザダイオードと、前記レーザダイオードにバイアス電流を供給する電流源と、前記レーザダイオードからの光出力が目標値に近付くように前記電流源の出力を制御する出力制御部と、からなるチャネルを複数有する光トランシーバの光出力安定化方法であって、
    前記光トランシーバが、
    温度を測定する工程と、
    複数チャネルに係る前記各レーザダイオードからの光出力の総和を、モニタフォトダイオードにより一括して検出し、総モニタPD電流を測定する工程と、
    各チャネルについて、前記レーザダイオードの前記バイアス電流を測定し、温度と、前記バイアス電流と、に基づいて、各チャネル単独で前記レーザダイオードの光出力を前記モニタフォトダイオードによって測定した場合に出力される第2のモニタPD電流をそれぞれ推測する工程と、
    各チャネルの前記第2のモニタPD電流の合計値と前記総モニタPD電流との比を、各チャネルの前記第2のモニタPD電流にそれぞれ乗算したものを、各チャネルの第1のモニタPD電流として、各チャネルの前記出力制御部に出力する工程と、を有する、
    光トランシーバの光出力安定化方法。
  5. 請求項4に記載の光トランシーバの光出力安定化方法において、
    さらに、前記光トランシーバが、
    各チャネルについて、予め、対応する前記レーザダイオードの任意の光出力における前記バイアス電流と前記第2のモニタPD電流、および前記レーザダイオードが光出力を行う最小の閾値バイアス電流についての所定の関係式と、温度との関係を保持する工程を有し、
    前記所定の関係式は、前記第2のモニタPD電流を、前記バイアス電流から前記閾値バイアス電流を減算した値で除算したものである、
    光トランシーバの光出力安定化方法。
  6. 請求項5に記載の光トランシーバの光出力安定化方法において、
    さらに、前記光トランシーバが、
    各チャネルについて、予め、他のチャネルの光出力を停止した状態で、各温度について、対象のチャネルに係る前記レーザダイオードについて測定された任意の光出力における前記バイアス電流、および前記第2のモニタPD電流を取得する工程と、
    異なる2つ以上の前記バイアス電流における光出力の値から、前記閾値バイアス電流を算出する工程と、
    各温度について取得した、前記バイアス電流と前記第2のモニタPD電流、および算出した前記閾値バイアス電流に基づいて、前記所定の関係式を取得する工程と、
    各チャネルに係る前記所定の関係式をそれぞれ格納しておく工程と、を有する、
    光トランシーバの光出力安定化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110783815A (zh) * 2018-07-30 2020-02-11 罗伯特·博世有限公司 估计条件参数的方法、监测操作的装置和粒子传感器装置

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