JP2018009510A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents
排気ガス浄化装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018009510A JP2018009510A JP2016139107A JP2016139107A JP2018009510A JP 2018009510 A JP2018009510 A JP 2018009510A JP 2016139107 A JP2016139107 A JP 2016139107A JP 2016139107 A JP2016139107 A JP 2016139107A JP 2018009510 A JP2018009510 A JP 2018009510A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- oxidation catalyst
- catalyst device
- partition wall
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
Abstract
【課題】酸化触媒装置の閉塞を抑制しつつ、フィルタの全域を有効に活用して、フィルタの強制再生の頻度を低下することができる排気ガス浄化装置を提供する。【解決手段】排気管1の中途位置に、酸化触媒装置11とフィルタ12とが流方向xに向かって順に配置されており、酸化触媒装置11が、複数の隔壁13と、これら隔壁13により区画された複数のセル14とを有しており、隔壁13の入口側の隅部のそれぞれに面取部18a、18bが形成されており、外周部11bの隔壁13の面取部18bによる面取量Cbが、中央部11aの隔壁13の面取部18aによる面取量Caよりも大きい構成にした。【選択図】図1
Description
本発明は、排気ガス浄化装置に関し、詳しくは、酸化触媒装置の閉塞を抑制する排気ガス浄化装置に関する。
酸化触媒装置の隔壁の入口側の隅部のそれぞれに面取部が形成された排気ガス浄化装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置においては、入口側の隔壁の隅部を尖鋭に又は丸くなど面取することにより、入口側の隔壁に衝突する排気ガスを円滑に酸化触媒装置の内部に導入している。
ところで、エンジンから排出された排気ガスは、排気ガス浄化装置に到達するまでの間に排気管の径方向の中央部よりも外周部の速度や流量が低下する傾向にある。つまり、酸化触媒装置に流入する排気ガスの速度や流量は、酸化触媒装置の径方向の中央部に対して外周部で低下する。
これにより、酸化触媒装置の下流側に配置された、PM(粒子状物質)を捕集するためのフィルタの内部では、外周部でのPMの堆積量が中央部に対して少なくなっている。また、これに伴って、フィルタの強制再生時に堆積量の多い中央部が堆積量の少ない外周部に対して堆積したPMの燃焼による発熱量が多いため高温になり熱膨張差が生じる。それ故、その熱膨張差によるフィルタの破損を回避するために、中央部のPMの堆積量を制限しなければならない。
つまり、外周部の堆積量が少ないことに加えて、中央部の堆積量を制限する必要があることから、フィルタの全域を有効に活用できていない。それ故、フィルタを強制再生する頻度が増加して、燃費が悪化するという問題がある。
本発明は、上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、酸化触媒装置の閉塞を抑制しつつ、フィルタの全域を有効に活用して、フィルタの強制再生の頻度を低下することができる排気ガス浄化装置を提供することにある。
上記の目的を達成する本発明の排気ガス浄化装置は、エンジンから排出された排気ガスが通過する排気管の中途位置に、排気ガスに含有された浄化対象成分を酸化する酸化触媒装置と排気ガスに含有された粒子状物質を捕集するフィルタとが排気ガスの流方向に向かって順に配置されており、前記酸化触媒装置が、この酸化触媒装置の入口から出口まで延在する複数の隔壁と、これら隔壁により区画されて入口から出口まで貫通して排気ガスの流路として形成された複数の通気孔とを有している排気ガス浄化装置において、前記隔壁の入口側の隅部のそれぞれに面取部が形成されており、この面取部による面取量が、前記入口の径方向の中央部の隔壁よりも外周部の隔壁の方が大きいことを特徴とする。
本発明によれば、酸化触媒装置の通気孔の入口側の隔壁の隅部に面取部を形成することで、通気孔に流入する排気ガスの流れを円滑にできる。これにより、通気孔の周囲を囲う隔壁による排気ガスの流れの乱れに起因して生じる酸化触媒装置の入口端面への未燃燃料やPMの堆積の回避には有利になり、酸化触媒装置の入口端面の閉塞を抑制できる。これに伴って、酸化性能の低下によるフィルタの再生不足や排気抵抗の増加による燃費悪化を抑制できる。
さらに、面取部の面取量に関して、入口の径方向の中央部の隔壁よりも外周部の隔壁の方を大きくすることで、酸化触媒装置の外周部の通気孔の通路抵抗を中央部の通気孔よりも低減できる。これにより、中央部を通過後の排気ガスの速度や流量を、外周部を通過後の排気ガスの速度や流量に等しくするには有利になり、酸化触媒装置を通過後の排気ガスの速度や流量を均一化することができる。
したがって、通気孔の隔壁の入口側における面取量の調整によりフィルタに流入する排気ガスの速度や流量を均一化することにより、フィルタの径方向の外周部の堆積量を増加できる。また、フィルタの中央部と外周部との堆積量の差が小さくなり、PM燃焼時の熱膨張差を小さくできるので、フィルタの強制再生に至るまでのPMの堆積量を増加できる。つまり、本発明によれば、フィルタの全域を有効に活用して、フィルタの強制再生の頻度を低下することができる。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図中では、xを排気ガスの流方向(排気管1の管軸方向)とし、yを排気管1の径方向(流方向xに直交する方向)とする。
図1に例示するように、第一実施形態の排気ガス浄化装置10は、図示しないエンジンから排出された排気ガスが通過する排気管1の中途位置に配置されている。排気ガス浄化装置10は、酸化触媒装置11とフィルタ12とが排気ガスの流方向xに向かって上流側から順に配置されている。排気ガス浄化装置10は、酸化触媒装置11及びフィルタ12を収納する管状のケース20を備えている。
図2に例示するように、酸化触媒装置11は、径方向yの横断面が円になる円柱状に形成されたフルースルー型のハニカム基材で構成されている。フィルタ12は、径方向yの横断面が円になる円柱状に形成されたウォールフロー型のハニカム基材で構成されている。
酸化触媒装置11は、コーディエライトなどを原料としたセラミックスで構成された多孔質の隔壁13を有している。隔壁13は、流方向xに延在している。酸化触媒装置11は、この隔壁13により区画されて、排気ガスが流入する入口から流出する出口まで貫通して排気ガスの流路となる複数の通気孔(セル)14が形成されている。
隔壁13は、酸化触媒を担持している。この酸化触媒は、排気ガスに含有される浄化対象成分を酸化する触媒である。酸化触媒としては、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)などの貴金属が例示される。浄化対象成分としては、炭化水素、一酸化炭素、及び一酸化窒素が例示される。
フィルタ12は、シリコンカーバイドやコーディエライトなどを原料としたセラミックスで構成された多孔質の隔壁15と目封じ部材16とを有している。フィルタ12は、隔壁15により、排気ガスが流入する入口から流出する出口まで貫通して排気ガスの流路となる複数の通気孔(セル)17が形成されている。この通気孔17は、目封じ部材16により入口又は出口のどちらか一方が塞がれており、フィルタ12の流入側端面及び流出側端面では、隣り合う通気孔17が交互に塞がれている。
ケース20は、接続用拡径管21、触媒収納管22、フィルタ収納管23、及び接続用縮径管24を有している。接続用拡径管21、触媒収納管22、フィルタ収納管23、及び接続用縮径管24は、排気ガスの流方向xの上流側から下流側に向かって順に配置されて、互いに連結されている。接続用拡径管21、触媒収納管22、フィルタ収納管23、及び接続用縮径管24のそれぞれの管軸L1は流方向xに直線状に並んでいる。
接続用拡径管21は、排気管1と触媒収納管22とを接続しており、流方向xの下流側に向かって管径が拡径している。触媒収納管22は、内部に保持材25を介して酸化触媒装置11を収納しており、管径が一定の円管である。フィルタ収納管23は、内部に保持材26を介してフィルタ12を収納しており、管径が一定の円管である。接続用縮径管24は、フィルタ収納管23と排気管1とを接続しており、流方向xの下流側に向かって管径が縮径している。
保持材25、26は、筒状の無機繊維成形マットであり、酸化触媒装置11の柱面と触媒収納管22の内筒面との間に、フィルタ12の柱面とフィルタ収納管23の内筒面との間にそれぞれ介在している。保持材25、26としては、バーミキュライトなどの加熱膨張材やセラミックファイバなどの耐熱材をバインダによりマット状に形成したものが例示される。
このような排気ガス浄化装置10において、酸化触媒装置11には、セル14を構成する隔壁13の入口側の隅部のそれぞれに面取部18a、18bが形成されている。面取部18bの面取量Cbは、面取部18aの面取量Caよりも大きい。なお、ここでいう面取量Ca、Cbの「C」は、面取りされた量を示す符号であり、日本工業規格B0001に規定される面取り形状が直角二等辺三角形を示す「C」を必ずしも示すものではない。
酸化触媒装置11は、径方向yに関して中央部11aと外周部11bとに区分されている。中央部11aは、径方向yの中心に位置して、流方向xに延在する柱状の区分である。外周部11bは、中央部11aの外側に隣接して、流方向xに延在する環状の区分である。
中央部11aと外周部11bとは、酸化触媒装置11に流入する排気ガスの速度や流量に基づいて区画されている。中央部11aに流入する排気ガスの速度は、外周部11bに流入する排気ガスの速度よりも速く、中央部11aに流入する排気ガスの流量は、外周部11bに流入する排気ガスの流量よりも大きい。中央部11aと外周部11bとは、予め実験や試験により酸化触媒装置11における速度分布や流量分布を求めておき、それらの速度分布や流量分布に基づいて、中央部11aに比して速度、及び流量が低下した部分を外周部11bにするとよい。また、排気ガスを乱流と見做して、排気ガスの速度分布にお
ける極点を結んだ線を、中央部11aと外周部11bとの境界としてもよい。
ける極点を結んだ線を、中央部11aと外周部11bとの境界としてもよい。
酸化触媒装置11は、例えば、押出成形により形成されたハニカム基材を乾燥、焼成して製造されている。セル14の隔壁13の隅部は、上下方向に延在する隔壁13ではその左隅、右隅に位置し、左右方向に延在する隔壁13ではその上隅、下隅に位置する。この隅部の面取部18a、18bは、ハニカム基材の焼成後に、流体研磨やショットピーニングにより、面取り加工されて形成される。この面取部18a、18bは、図3に例示するように、製造時にハニカム基材の隅に形成される角を辺に切削(C面取りなど)、あるいは丸く切削(R面取りなど)して形成される。この実施形態で、面取部18a、18bは、面取り形状が三角形状になっている。
酸化触媒装置11の中央部11aの隔壁13の入口側の隅部に形成されている面取部18aは、面取り形状が底辺a、斜辺の角度αの直角三角形になっている。面取部18aが施された中央部11aの隔壁13は、面取量Caが小さく、入口側の端面として流方向xに直交する面が残存している。
一方、酸化触媒装置11の外周部11bの隔壁13の入口側の隅部に形成されている面取部18bは、面取り形状が底辺b、斜辺の角度βの直角三角形になっている。面取部18bが施された外周部11bの隔壁13は、面取量Cbが面取量Caよりも大きく、入口側の端面として流方向xに直交する面が無く、流方向xの縦断面において尖鋭になっている。
面取量Ca、Cbは、酸化触媒装置11を通過した排気ガスの速度又は流量を均一にする量に設定するとよい。上述したとおり、中央部11aに流入する排気ガスの速度は、外周部11bに流入する排気ガスの速度よりも速く、中央部11aに流入する排気ガスの流量は、外周部11bに流入する排気ガスの流量よりも大きい。面取量Ca、Cbは、面取部18a、18bを形成する前の酸化触媒装置11の通過後の速度分布を求めておき、その速度分布に基づいて、通過後の速度分布が酸化触媒装置11の全域で均一になるようにするとよい。つまり、中央部11aと外周部11bとの速度や流量の差が大きい場合は面取量Caと面取量Cbとの差を大きくし、速度や流量の差が小さい場合は面取量Caと面取量Cbとの差を小さくする。また、排気ガスを乱流と見做して、径方向yにおける排気ガスの速度分布の曲線(流方向xに凸の曲線)を直線にするように設定してもよい。
排気ガス浄化装置10においては、排気ガスが酸化触媒装置11、フィルタ12の順に通過する。酸化触媒装置11では、担持された酸化触媒により、流入した排気ガスに含有された炭化水素を水蒸気と二酸化炭素に、一酸化炭素を二酸化炭素に、一酸化窒素を二酸化窒素にそれぞれ酸化する。フィルタ12では、目封じ部材16により、流入した排気ガスが多孔質の隔壁15を通過するときに、この隔壁15で排気ガスに含有されるPM(粒子状物質)を濾し取り、捕集する。
図示しないエンジンから排出された排気ガスは、排気管1の内部を流れて、排気ガス浄化装置10に到達する。排気ガス浄化装置10に到達するまでの間に、排気ガスの速度や流量は、排気管1の内筒面との摩擦などにより、排気管1の径方向yの中央部よりも外周部で低下する。
ここで、排気ガス浄化装置10のフィルタ12に流入する排気ガスの速度や流量について、図4を参照しながら説明する。図4では、それぞれの矢印の長さが、排気ガスの速度や流量の大きさを表している。
排気ガス浄化装置10においては、酸化触媒装置11の隔壁13の入口側の隅部のそれ
ぞれに面取部18a、18bが形成されている。つまり、面取部18a、18bにより、酸化触媒装置11の入口端面における隔壁13の総面積が小さくなる。合わせて、面取部18a、18bにより、酸化触媒装置10の各通気孔14の入口は、漏斗状になる。これにより、排気ガスが各通気孔14に流入する際の損失が低減するので、酸化触媒装置11の入口側の排気ガスの流れが円滑になる。
ぞれに面取部18a、18bが形成されている。つまり、面取部18a、18bにより、酸化触媒装置11の入口端面における隔壁13の総面積が小さくなる。合わせて、面取部18a、18bにより、酸化触媒装置10の各通気孔14の入口は、漏斗状になる。これにより、排気ガスが各通気孔14に流入する際の損失が低減するので、酸化触媒装置11の入口側の排気ガスの流れが円滑になる。
また、外周部11bの隔壁14の入口側に施された面取部18bの面取量Cbが、中央部11aの隔壁14の入口側に施された面取部18aの面取量Caよりも大きい。つまり、面取量Ca、Cbの差により、外周部11bにおける排気ガスの通過抵抗が、中央部11aにおける通過抵抗よりも小さくなる。これにより、中央部11aを通過する排気ガスの速度や流量を、外周部11bを通過する排気ガスの速度や流量が等しくなり易くなるので、フィルタ12に流入する排気ガスの速度や流量は均一化することになる。
以上のように、排気ガス浄化装置10は、隔壁13の入口側の隅部に面取部18a、18bを形成することで、酸化触媒装置11の入口側の排気ガスの流れを円滑にできる。これにより、酸化触媒装置11の入口端面への未燃燃料やPMの堆積の回避には有利になり、酸化触媒装置11の入口端面の閉塞を抑制できる。これに伴って、酸化性能の低下によるフィルタ12の再生不足や排気抵抗の増加によるエンジンの燃費悪化を抑制できる。
特に、酸化触媒装置11に流入する際に速度や流量が低下する外周部11bの面取部18bの面取量Cbを大きくして、入口側に流方向xに直交する面を無くすことが好ましい。この実施形態のようり、外周部11bの隔壁13の入口側の流方向xの縦断面形状を尖鋭形状にすることで、未燃燃料やPMの堆積を抑制できるので外周部11bの入口端面の閉塞回避には有利になる。
さらに、外周部11bに施された面取部18bの面取量Cbを、中央部11aに施された面取部18aの面取量Caよりも大きくすることで、酸化触媒装置11の外周部11bの通路抵抗を中央部11aよりも低減できる。これにより、中央部11aを通過後の排気ガスの速度や流量を、外周部11bを通過後の排気ガスの速度や流量に等しくするには有利になり、フィルタ12に流入する排気ガスの速度や流量を均一化することができる。
したがって、フィルタ12の径方向yの外周部の堆積量を従来に比して増加できる。また、フィルタ12の中央部と外周部とのPMの堆積量の差が小さくなるので、PM燃焼時の熱膨張差を小さくでき、フィルタ12の強制再生に至るまでのPMの堆積量を増加できる。つまり、上記の排気ガス浄化装置10によれば、フィルタ12の全域を有効に活用して、フィルタ12が従来に比してフィルタ12を強制再生させるまでに捕集できるPMが増加するので、フィルタ12の強制再生の頻度を低下することができる。
図5に例示するように、第二実施形態の排気ガス浄化装置10は、面取部18a、18bの面取り形状が第一実施形態とは異なる。この実施形態の面取部18aは隅部の面取り後の形状が円弧になっている。
中央部11aの隔壁13に施された面取部18aは、隅部の面取り後の形状が半径aの円弧になっていて、面取量Caが小さく、入口側の端面として流方向xに直交する面が残存している。
一方、外周部11bの隔壁13に施された面取部18bは、隅部の面取り後の形状が半径bの円弧になっている。この実施形態で、半径bは、隔壁13の厚さの半分の値に設定されている。また、面取量Cbが面取量Caよりも大きく、入口側の端面が球面になっており、流方向xの縦断面形状が半円形状になっている。なお、円弧でなくて楕円形状であ
ってもよい。この場合には、流方向xの縦断面形状が半楕円形状となる。
ってもよい。この場合には、流方向xの縦断面形状が半楕円形状となる。
この実施形態においても、上述したとおり、酸化性能の低下によるフィルタ12の再生不足や排気抵抗の増加によるエンジンの燃費悪化を抑制でき、且つフィルタ12に流入する排気ガスの速度や流量の均一化によりフィルタ12の強制再生の頻度を低下することができる。
特に、面取部18a、18bを隅部の面取り後の形状が円弧になるようにして、入口側の端面を球面状に近づける、あるいは球面状にすると、排気ガスが各通気孔14に流入する際の損失をより効果的に低減するには有利になる。また、酸化触媒装置10の入口端面の閉塞回避にも有利になる。
既述した実施形態では、酸化触媒装置11を径方向yの中心に位置する中央部11aとその外側に位置する外周部11bとに区分して、その区分に応じてセル14を構成する隔壁12の入口側にそれぞれに異なる面取部18a、18bを形成したこの面取部18bに代えて、面取量を酸化触媒装置11の径方向yの中心から外周に向かって徐々に大きくした面取部を形成してもよい。この場合に、面取量の大きさは、酸化触媒装置11に流入する排気ガスの流速や流量に基づいて設定するとよい。
既述した実施形態では、排気ガス浄化装置10は、酸化触媒装置11の下流側にフィルタ12が配置されていることが望ましいので、酸化触媒装置11の下流側にフィルタ12を配置した例を説明したが、フィルタ12を備えていなくてもよい。
既述した実施形態では、酸化触媒装置11をセラミックスで構成したが、金属の隔壁で構成されたフルースルー型のハニカム基材としてもよい。また、フィルタ12をウォールフロー型のハニカム基材で構成したが、金属メッシュ型のフィルタを用いてもよい。また、フィルタ12の下流側に、排気ガスに含有される窒素酸化物を還元除去する選択的還元触媒装置を備えてもよい。
1 排気管
10 排気ガス浄化装置
11 酸化触媒装置
11a 中央部
11b 外周部
18a、18b 面取部
Ca、Cb 面取量
10 排気ガス浄化装置
11 酸化触媒装置
11a 中央部
11b 外周部
18a、18b 面取部
Ca、Cb 面取量
Claims (4)
- エンジンから排出された排気ガスが通過する排気管の中途位置に、排気ガスに含有された浄化対象成分を酸化する酸化触媒装置と排気ガスに含有された粒子状物質を捕集するフィルタとが排気ガスの流方向に向かって順に配置されており、前記酸化触媒装置が、この酸化触媒装置の入口から出口まで延在する複数の隔壁と、これら隔壁により区画されて入口から出口まで貫通して排気ガスの流路として形成された複数の通気孔とを有している排気ガス浄化装置において、
前記隔壁の入口側の隅部のそれぞれに面取部が形成されており、
この面取部による面取量が、前記入口の径方向の中央部の隔壁よりも外周部の隔壁の方が大きいことを特徴とする排気ガス浄化装置。 - 前記面取量が、前記酸化触媒装置を通過した排気ガスの速度又は流量を均一にする量に設定されている請求項1に記載の排気ガス浄化装置。
- 前記面取量が、前記中央部から前記外周部に向かって徐々に大きくなる請求項1又は2に記載の排気ガス浄化装置。
- 前記外周部の前記隔壁の前記入口側の前記流方向における縦断面形状が、尖鋭形状又は半円形状又は半楕円形状に形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の排気ガス浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016139107A JP2018009510A (ja) | 2016-07-14 | 2016-07-14 | 排気ガス浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016139107A JP2018009510A (ja) | 2016-07-14 | 2016-07-14 | 排気ガス浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018009510A true JP2018009510A (ja) | 2018-01-18 |
Family
ID=60994293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016139107A Pending JP2018009510A (ja) | 2016-07-14 | 2016-07-14 | 排気ガス浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018009510A (ja) |
-
2016
- 2016-07-14 JP JP2016139107A patent/JP2018009510A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7806956B2 (en) | Tuning particulate filter performance through selective plugging and use of multiple particulate filters to reduce emissions and improve thermal robustness | |
US7935163B2 (en) | Filtering device for diesel engine exhaust gas | |
JP5292534B2 (ja) | 排気浄化装置 | |
JP5902634B2 (ja) | ガス処理装置 | |
JP4580598B2 (ja) | 内燃機関の排気ガス浄化装置 | |
EP1974791A1 (en) | Honeycomb structure and production method thereof | |
EP2106837B1 (en) | Particulate filter | |
JP4868713B2 (ja) | 排ガス浄化フィルタ装置 | |
JP2018009510A (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
JP5856641B2 (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
KR20120056602A (ko) | 배기가스 여과장치 | |
WO2018012382A1 (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
JP4533802B2 (ja) | ディーゼルエンジン用の排ガス浄化マフラー | |
JP4353745B2 (ja) | 内燃機関の排気ガス浄化装置 | |
JP6168304B2 (ja) | エンジンの排気ガス浄化装置 | |
JP2018009508A (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
WO2018043350A1 (ja) | 排ガス浄化フィルタ | |
JP6247165B2 (ja) | 排気浄化装置 | |
JP2008208749A (ja) | ディーゼルエンジン用黒煙浄化装置 | |
JP2005083220A (ja) | 排気浄化装置 | |
JP6790728B2 (ja) | 内燃機関の排気ガス浄化システム | |
JP2018009509A (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
JP6635757B2 (ja) | ハニカムフィルタ | |
JP2014134122A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP2017089536A (ja) | 内燃機関の排ガス浄化装置 |