JP2018008767A - シート搬送装置、画像読取装置、及びその制御方法 - Google Patents

シート搬送装置、画像読取装置、及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】先行するシートが下流に搬送され、シート分離機構に後続のシートのみが残ったとき、後続のシートが分離機構のリタードローラから搬送方向とは逆方向の力を受けて、後続のシートが上流側へ飛ばされてしまい正常な搬送ができない場合があった。
【解決手段】トレイから積載された複数のシートをローラによりピックアップして予め定められた搬送方向に搬送し、前記ローラによりピックアップされ搬送された複数のシートを一枚ずつ分離する分離手段を備えたシート搬送装置において、次の制御を行う。即ち、前記搬送方向に関し、前記ローラの下流側の傍らに設けられた第1のセンサによりシートの存在を検知し、前記搬送方向に関し、前記分離手段の下流側の傍らに設けられた第2のセンサにシートの存在を検知する。そして、第1のセンサによりシートの存在が検知された状態で、かつ第2のセンサによりシートが検知された状態から予め定められた時間が経過した場合、前記ローラを前記シートを押えるように移動させる。
【選択図】 図3

Description

本発明はシート搬送装置、画像読取装置、及びその制御方法に関し、特に、例えば、積載された複数のシートを1枚ずつ分離する分離部にリタードローラを備えたシート搬送装置、画像読取装置、及びその制御方法に関する。
従来のシート搬送装置は、シートの搬送方向に回転する分離ローラと、その搬送方向と逆回転するリタードローラとが対になって、複数のシートを一枚ずつ分離する分離機構を備えている。その分離機構では、先行するシートの搬送力が後続のシートへかかることによって発生する後続のシートの連送を防止するために、リタードローラによって搬送方向とは逆方向の力を加えている。
しかし、先行するシートが搬送され分離ローラとリタードローラとのニップを通過して、後続のシートのみが分離機構に残ったとき、先行するシートからの搬送方向への力が後続のシートにかからなくなる。このため、後続のシートはリタードローラから搬送方向とは逆方向の回転力のみを受けて、シートの搬送方向とは逆方向に戻されて飛ばされてしまう場合があった。さらに、そのシートが、シートをピックアップし分離機構まで給送するピックアップローラのピックアップ範囲外まで飛ばされてしまうと、もはやそのシートを分離機構まで給送できないことがあった。
これを防止するために、従来からの、トレイ上に積載されたシートを押さえ部材によって押さえ込むという技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−302283号公報
しかしながら上記従来例では、シートを押さえる為の部材をシート搬送装置に備える必要があり、装置の大型化や生産コストの上昇を招くという問題があった。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、専用の押さえ部材を備えなくとも、シートを押さえることが可能なシート搬送装置、画像読取装置、及びその制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明のシート搬送装置は次のような構成からなる。
即ち、複数のシートを積載する積載手段と、
前記シートを搬送が可能な搬送位置と前記シートから退避する退避位置とに移動が可能であって、前記積載手段に積載されたシートを搬送方向に搬送する第1のローラと、前記第1のローラにより搬送されるシートを一枚ずつ分離する分離手段と、前記第1のローラを、前記分離手段へシートを搬送した後、前記退避位置に移動させ、前記分離手段によって搬送されるシートの後端が前記分離手段を通過する前に、前記搬送位置へ移動させるよう制御する制御手段とを有することを特徴とする。
従って本発明によれば、専用の押さえ部材を備えずに、シートを押さえることができるという効果がある。
本発明の代表的な実施例である光学的にシートの画像を読取る画像読取装置の構成を示す側断面図である。 図1に示す画像読取装置の制御構成を示すブロック図である。 シート押さえ制御処理を示すフローチャートである。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。
なお、この明細書において、「シート」とは、一般的な画像読取装置で用いられる画像の原稿用紙や印画紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム(OHP)、金属板、木材、皮革等、搬送の可能な媒体を含むものである。
<画像読取装置の概要(図1〜図2)>
図1は本発明の代表的な実施例である光学的にシートの画像を読取る画像読取装置の概略構成を示す側断面図である。
図1に示すように、画像読取装置1は、光学的にシートの画像を読み取る画像読取部(スキャナ部)2と、画像読取部2に原稿を自動搬送する原稿給送部(ADF部)3とを備えている。画像読取部2には、ADF部3から自動搬送されてくるシートDの画像を光学的に読取るイメージセンサユニット4と読取ガラス5とコンタクトガラス6とが備えられている。また、イメージセンサユニット4は読取ガラス5の下方に配置される。イメージセンサユニット4は、CCD等の受光センサ及びLED等の光源が、シートの搬送方向と交差する方向(紙面に直角方向:主走査方向)に構成されたライン型読取センサである。
なお、原稿給送部(ADF部)を単体の装置として構成する場合には、これをシート搬送装置と呼ぶ。このシート搬送装置は、ADF部を備えていない単機能のスキャナ装置などに取り付けて用いることも可能である。
さて、ADF部3を用いずにシートの画像を読取る場合には、コンタクトガラス6にシートを直接、載置する。この場合、イメージセンサユニット4は図1の紙面の左側から右側に移動しながら、コンタクトガラス6を通して光をシートに照射し、シートからの反射光を受光してシートの画像を読取る。
これに対して、ADF部3を用いてシートを自動搬送して、シートの画像を読取る場合は、イメージセンサユニット4は読取ガラス5の下方で固定され、読取ガラス5のイメージセンサユニット4とは反対側に搬送されるシートを原稿読取位置11で読取る。
ADF部3は、シートDを積載する原稿トレイ10と、そこに積載されたシートDを給送するピックアップローラ22と、給送されるシートDを1枚ずつ分離する分離ローラ21及びリタードローラ23を備える。ADF部3はさらに下流側に、シートDの先端を揃えて搬送するレジローラ対24と、レジローラ対24から原稿読取位置11にシートDを搬送するリードローラ群25と、画像読取が終了したシートDを装置外に排出する排出ローラ対26とを備える。
原稿トレイ10には、複数のシートからなるシート束を載置可能であり、積載されたシート束の幅を規定するサイドガイド(不図示)が備えられている。また、原稿トレイ10のシート搬送方向の下流側には原稿検知センサ14が設けられ、原稿検知センサ14によりシートが原稿トレイ10上に載置されているか否かが検出される。
分離ローラ21は、分離クラッチ(後述)を介して搬送モータ(後述)に接続可能であり、またアーム部材(不図示)を介してピックアップローラ22に駆動連結されている。さらに、そのアーム部材とピックアップローラ22は支持バネ(不図示)により支持されているが、ピックアップローラ下降ソレノイド(不図示)によって支持バネから解放されるよう構成されている。リタードローラ23はリタードモータ(不図示)に駆動連結されている。
ピックアップローラ22は、ユーザによるシートの載置作業を阻害しないように、図1に示す実線位置をホームポジションとしている。ピックアップローラ22は、シートDの分離・給送動作が開始されると、搬送モータと分離クラッチを動作させ、分離ローラ21を回転させる。さらに、分離ローラ21に駆動連結されたアーム部材によってピックアップローラ22も回転する。続いて、ピックアップローラ下降ソレノイドを動作させ、支持バネとアーム部材の連結を外し、ピックアップローラ22が搬送モータの回転力によってホームポジションから搬送位置(図1の破線位置)に下降し、シートDの上面に当接してシートDを給送する。さらに、リタードモータ(図2参照)を動作させることで、リタードローラ23がシートの搬送方向とは逆方向に回転する。
分離ローラ21とリタードローラ23のニップよりもシート搬送方向下流側には分離センサ15が設けられている。分離センサ15によりシート先端の通過が検出されると分離ローラ21にシートが到達したとしてピックアップローラ22はリタードローラ23によって連送原稿を上流側に戻す動作を阻害しないように搬送位置からホームポジション位置(退避位置)へ上昇する。ピックアップローラ22が搬送位置からホームポジション位置に上昇するときは、ピックアップローラ下降ソレノイドの動作を停止することによって、支持バネとアーム部材が連結されピックアップローラ22が上昇する。
レジローラ対24は、レジクラッチ(不図示)を介して搬送モータに接続可能である。レジローラ対24のシート搬送方向の上流側にはレジセンサ16が設けられており、レジセンサ16によりシートがレジローラ対24まで搬送されてきたか否かが検出される。レジセンサ16によりシートが検出されると、シートDの先端をレジローラ対24のニップ部に突き当て、シートDの先端を揃え、斜行を矯正する。レジローラ対24にシートDが到達すると、分離が完了したとして分離クラッチを停止し駆動連結を解除することで、分離ローラ21とホームポジションに待機しているピックアップローラ22の動作を停止する。
その後、レジクラッチを動作させると、レジローラ対24は回転してシートDをリードローラ群25に向かって搬送する。さらに、リードローラ群25は、シートDを原稿読取位置11へ搬送する。そして、リードローラ群25がシートDを原稿読取位置11へ搬送しながら、シートDの画像は、原稿読取位置11において、イメージセンサユニット4により読み取られる。
イメージセンサユニット4によって画像が読み取られたシートDは、シートの搬送方向下流側に設けられた排出ローラ対26へと搬送され、排出トレイ8に排出される。リードローラ群25の下流側に設けられた排出ローラ対26は、離間ソレノイド(不図示)によって接離可能である。排出ローラ対26は、シートDの表面と裏面を読取る両面読みの場合に、シートDをスイッチバックして反転路27を介して再度、レジローラ対24へと搬送し、裏面を原稿読取位置11で読み取った後、排出ローラ対26によって排出トレイ8に排出される。
続いて、シート押さえ制御に関連する構成について説明する。
ピックアップローラ22により、シート原稿を押さえる際は、ピックアップローラ下降ソレノイド(後述)を動作させ、支持バネによる連結を外し、自重によってピックアップローラ22をシートの搬送位置に下降させる。このとき、ピックアップローラ22は、自重で下降しシートを軽く押さえるようにすることで、リタードローラ23によって連送したシートを搬送方向の上流側に戻す動作を阻害しないようにしている。また、リタードローラ23は搬送モータと駆動連結されていない為、搬送方向に回転していないが、分離ローラ21によって下流側に搬送されるシートが接した時に連れ回る構成となっている。このため、シートに損傷を与えず、シート搬送の負荷とならないようになっている。
分離センサ15は、分離ローラ21とリタードローラ23の下流側のシート搬送路の傍に設けられている。そして、分離センサ15でシートが検出されていないときは、先行するシート(後端)と後続の連送されるシート(先端)の両方が分離ローラ21とリタードローラ23のニップ位置にない状態となる構成となっている。
図2は画像読取装置1の制御構成を示すブロック図である。
コントローラ200にはCPU201、RAM202、ROM203とが含まれる。CPU201は、RAM202を作業領域及びデータの一時記憶領域として用いながら、画像読取装置1を駆動するためのファームウェアプログラムや、ファームウェアプログラムを制御するためのブートプログラムをROM203から読み出して実行する。これによりCPU201は画像読取装置1の動作を統括的に制御する。なお、CPU201はタイマ201aを内蔵し、必要に応じて計時を行うことができる。
シートの画像を読取る際には、CPU201はイメージセンサユニット4を動作させ、シートDに光を照射し、シートDにより反射された反射光を各受光センサが受光して光電変換して得られた読取信号を画像処理する。その画像処理により得られた画像データを原稿の読取データとしてRAM202に格納する。
なお、画像読取装置1のコントローラ200にはユーザが装置を操作するための操作パネル204、画像読取により得られた画像データを外部に出力するための通信インタフェース(I/F)205が接続されている。
また、コントローラ200にはシートを給送、搬送するための駆動力を搬送ローラなどに与える搬送モータ50、搬送モータの駆動力を分離ローラ21へ伝える分離クラッチ51、前述したリタードモータ53が接続され、これらの動作が制御される。コントローラ200にはさらに、ピックアップローラ22の下降動作を制御するピックアップローラ下降ソレノイド52が接続され、その駆動が制御される。さらに、原稿検知センサ14、分離センサ15、レジセンサ16からのセンサ出力がコントローラ200に入力される。
次に、以上の構成の画像読取装置1において実行されるシートの押さえ制御について、フローチャートを参照して説明する。
図3はシート押さえ制御を説明するフローチャートである。
まず、CPU201は、操作パネル204を介してユーザから画像読取の指示があると、図3のフローチャートを開始する。ユーザによってADF部3の原稿トレイ10にシートが載置され、ステップS100では、原稿検知センサ14がシート有り(ON)を検出したかどうかを調べる。ここで、原稿検知センサ14がONしない場合(ステップS100のNo)は、原稿検知センサ14が原稿を検知するまで待機する。原稿検知センサ14がONした場合(ステップS100のYes)は、ステップS101へと進む。ステップS101ではCPU201は、搬送モータ50と分離クラッチ51を駆動する。これにより、分離ローラ21とピックアップローラ22をシートの搬送方向に、リタードローラ23をその搬送方向とは逆方向に回転させる。
続いて、ステップS102では、ピックアップローラ22の回転が安定したら、ピックアップローラ下降ソレノイド52をONし、図1に破線で示されるようにピックアップローラ22を下降し、シートDの搬送を開始する。その後、ステップS103では、分離センサ15がONになったかどうかを調べ、シートが分離され分離センサ15がシートの先端を検出する。ここで、分離センサ15がONとなった場合(ステップS103のYes)、処理はステップS104に進む。これに対して、分離センサがONしない場合(ステップS103のNo)、分離センサ15がONするまでピックアップローラ22による搬送を続ける。ステップS104では、分離ローラ21とリタードローラ23よりもシート搬送方向上流側のシート押さえ位置を先行シートの後端が通過したことを判断するためにタイマカウントを開始する。
さらに、前述したように、リタードローラ23によって連送した原稿をシート搬送方向の上流方向に戻す動作を阻害しないように、ステップS105ではピックアップローラ下降ソレノイドをOFFしてピックアップローラ22を上昇させる。さらにステップS106で、レジセンサ16がシートの存在を検出したかどうかを調べる。ここで、レジセンサ16がOFFであれば(ステップS106のNo)と、レジセンサ16がONとなるまで処理を待ち合わせる。これに対して、レジセンサ16がONであれば(ステップS106のYes)、処理はステップS107に進む。ステップS107では、分離が完了したとして分離ローラ21とピックアップローラ22の回転を停止させる。
ステップS108では、原稿検知センサ14がOFFになったかどうかを調べる。原稿トレイ10上のシートが全て搬送され、最後のシートの後端が原稿検知センサ14の検知位置を通過すると、原稿検知センサ14の出力はOFFになる。ここで、原稿検知センサ14の出力がOFFであることが確認されると、処理は終了する。これに対し、原稿トレイ10に載置されたシートがすべて給送され終わっていない場合、原稿検知センサ14がシートを検知し続けているので、その出力はONのままであり、処理はステップS109に進む。ステップS109では、ステップS104で開始したタイマ201aの計時により先行シートの後端が分離ローラ21とリタードローラ23のニップ位置よりもシート搬送方向上流側の位置(押さえ位置)を通過したと判断されるまで先行シートの搬送を継続する。このとき、ステップS109では、先行シートの搬送方向長さから算出される搬送時間によって、先行シートの後端が押さえ位置を通過するまでの時間をカウントする。タイマの計時による経過時間からシート後端が押さえ位置を通過したみなされる時間が経過したと判断される(ステップS109のYes)と、処理はステップS110に進む。
ステップS110では、ピックアップローラ下降ソレノイド52をONしてピックアップローラ22を下降させることで押さえ動作を開始する。次に、ステップS111では、分離センサ15によって先行シートの後端が分離ローラ21とリタードローラ23のニップ位置を通過したことを検知するまで、処理を待ち合わせる。ここで、分離センサ15の出力がOFFになると(ステップS111のYes)、先行シートの後端が分離ローラ21とリタードローラ23のニップ位置を通過したと判断し、処理はステップS112に進む。
この時点で、先行シートの後端が分離ローラ21とリタードローラ23のニップ位置を通過する際に、後続のシートはピックアップローラ22によって押えられている為後続のシートがリタードローラ23によって搬送方向と逆方向に飛ばされるのを防止できる。そして、後続の搬送方向と逆方向に飛ばされるのを防止した後に、ステップS112では、ピックアップローラ22を上昇させて原稿押さえ動作を完了する。
さらにステップS113では、レジセンサ16の出力がOFFになると、先行シートの後端がレジセンサ16の位置を抜けたと判定する。続くステップS114では、ピックアップローラ22と分離ローラ21を回転させ、ステップS115では次のシートのピックアップ動作のためピックアップローラ22を下降させる。その後、処理は次のシートを搬送するためにステップS103に戻り、ジョブが終了するまで上述した制御を繰り返す。
従って以上説明した実施例に従えば、ピックアップローラで後続するシートを押さえるので、専用の押さえ部材を設けなくとも、後続するシート紙を押さえることができる。これにより、装置のコストを低減しつつ、シートが飛ぶことが防止することができる。
なお、以上説明した実施例では、シートを押えるピックアップローラの制御をソレノイドで行い、自重で下降させる構成としたが、本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、モータ制御などピックアップローラの下降距離の制御が実現可能でシートを押えるピックアップローラの下降時のシートへの押圧力を、押さえているシートが上流に戻る動作を妨げないように調整できるような構成であれば、上述の制御動作を適用できる。
また、以上説明した実施例では、各シート給送時にシート押さえ制御を行うのを例に説明したが、本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、重送検出センサ等を用いて、後続するシートが分離ローラとリタードローラに到達したことを検出したときのみ、押さえ制御の為に、ピックアップローラを下降させてもよい。
さらに、上述した実施例では、単機能の画像読取装置(スキャナ装置)を例として説明したが本発明はこれによって限定されるものではない。本発明は、例えば、画像読取装置(スキャナ装置)と画像形成装置(LBP)とADF装置が一体化した複写機システムにも適用できるし、さらに複写機システムにファクシミリ機能を加えた複合システムとしても良い。
1 画像読取装置、2 画像読取部、3 ADF部、4 イメージセンサユニット、
6 コンタクトガラス、8 排紙トレイ、10 原稿トレイ、11 画像読取位置、
14 原稿検知センサ、15 分離センサ、16 レジセンサ、21 分離ローラ、
22 ピックアップローラ、23 リタードローラ、24 レジローラ対、
25 リードローラ群、26 排出ローラ対

Claims (9)

  1. 複数のシートを積載する積載手段と、
    前記シートを搬送が可能な搬送位置と前記シートから退避する退避位置とに移動が可能であって、前記積載手段に積載されたシートを搬送方向に搬送する第1のローラと、
    前記第1のローラにより搬送されるシートを一枚ずつ分離する分離手段と、
    前記第1のローラを、前記分離手段へシートを搬送した後、前記退避位置に移動させ、前記分離手段によって搬送されるシートの後端が前記分離手段を通過する前に、前記搬送位置へ移動させるよう制御する制御手段とを有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記シートの搬送方向に関し、前記第1のローラの下流側に設けられ、シートの存在を検知する第1の検知手段と、
    前記搬送方向に関し、前記分離手段の下流側に設けられ、シートの存在を検知する第2の検知手段とをさらに有し、
    前記制御手段は、
    前記第1の検知手段によりシートが検知された状態で、かつ前記第2の検知手段によりシートが検知された状態から予め定められた時間が経過した場合、前記シートを押えるように前記第1のローラを前記退避位置へ移動させることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記制御手段は、前記第2の検知手段によりシートが検知された状態からの経過時間を計時するタイマを含むことを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記分離手段は、
    前記搬送方向に回転する第2のローラと、
    前記搬送方向とは逆方向に回転する第3のローラとを含み、
    前記第2のローラと前記第3のローラとの回転により、前記第1のローラにより搬送された複数のシートを一枚ずつ分離することを特徴とする請求項2又は3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1のローラを前記積載手段の上のシートを押えるように前記搬送位置に移動させた後、前記第2の検知手段によりシートが検知されない状態になった場合には、前記第1のローラがシートを押えないように前記退避位置に移動させることを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 前記搬送方向に関し、前記第2のローラと前記第3のローラの下流側に、前記分離手段により分離されたシートの先端を揃える第4のローラと、
    前記搬送方向に関し、前記第4のローラの上流側の傍らにシートの存在を検知する第3の検知手段とをさらに有し、
    前記制御手段は、前記第3の検知手段によりシートの存在が検知された場合、前記第1のローラの回転と前記第2のローラの回転を停止させることを特徴とする請求項4又は5に記載のシート搬送装置。
  7. 前記第1のローラによりシートを押えるように前記第1のローラを前記搬送位置へ移動させる動作は前記第1のローラの自重による下降動作であり、
    前記第1のローラによりシートを押えないように前記第1のローラを前記退避位置へ移動させる動作は前記第1のローラを上昇させる動作であることを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置により搬送されたシートの画像を読取る読取手段とを有することを特徴とする画像読取装置。
  9. シートを搬送が可能な搬送位置と前記シートから退避する退避位置とに移動が可能であって、積載手段に積載されたシートを予め定められた搬送方向に搬送するローラを備えたシート搬送装置の制御方法であって、
    前記ローラにより搬送されるシートを一枚ずつ分離する分離工程と、
    前記分離工程における分離のためにシートを搬送した後、前記ローラを前記退避位置に移動させ、前記分離工程において分離されるシートの後端が前記分離工程における分離の位置を通過する前に、前記搬送位置へ移動させるよう制御する制御工程とを有することを特徴とする制御方法。
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