JP2018008560A - 液体供給装置 - Google Patents

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Atsushi Otani
淳 大谷
石倉 聡
Satoshi Ishikura
聡 石倉
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Abstract

【課題】補充用のボトルをタンクに容易に装着できて、ボトルを安定的に支持することができ、その上で、零れずに液体をタンクに補充することのできる液体供給装置を提供する。【解決手段】ボトルが挿入可能な筒状のボトルホルダ部14aを上部に一体に有するタンク10と、ポンプ1と、を具備する。ボトルホルダ部の下端には、口部を下に向けた姿勢で上方から挿入されたボトルの口部が嵌合可能な嵌合筒部20と、ボトルの口部に設けられた封止シール36を突き破りボトル内のウォッシャ液を排出させる突部22とが設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、主に車両に搭載されるウォッシャ液供給装置などの液体供給装置に関するものである。
自動車等の車両には、ウインドシールドガラス(フロントガラスやリアガラス)の払拭を行うワイパ装置に付随して、必要時にウインドシールドガラスの払拭面に向けてウォッシャ液を噴射するウォッシャ液供給装置(液体供給装置)が設けられている。ウォッシャ液供給装置は、ウォッシャタンクに貯留したウォッシャ液をポンプで送り出してノズルから噴射する装置である。
このウォッシャ液供給装置のウォッシャタンク(以下、単に「タンク」という)には、適当量のウォッシャ液が貯留されるようになっている。ウォッシャ液の残量が少なくなった場合は、市販のボトルからウォッシャ液をタンクの充填孔に注ぎ込んで補充している。
ところが、ボトルからタンクの充填孔にウォッシャ液を注ぎ込む作業は、ボトルを手で支えながら徐々に傾けて行う必要がある。そのため、ウォッシャ液を注ぎ込む作業が煩わしく面倒である上、ウォッシャ液が外に零れやすいという問題がある。
そこで、それらの問題を解決するため、ボトルを倒立姿勢でタンクの充填孔に接続することにより、ボトル内のウォッシャ液をタンクに補充する装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2010−522114号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来技術では、倒立姿勢にしたボトルの支持が不安定になりがちで、ボトルの装着が容易にできない可能性があった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、補充用のボトルをタンクに容易に装着できて、ボトルを安定的に支持することができ、その上で、零れずに液体をタンクに補充することのできる液体供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る液体供給装置は、補充用の液体を保持したボトルを口部を下に向けた姿勢で上方から挿入可能であり挿入されたボトルを嵌合保持する筒状のボトルホルダ部を上部に一体に有し、少なくともその下部の空間を前記液体の貯留空間としたタンクと、前記タンクに装着され前記タンク内に格納された液体を供給先に向けて吐出するポンプと、を具備し、前記ボトルホルダ部の下端には、該ボトルホルダ部に口部を下に向けた姿勢で上方から挿入された前記ボトルの口部が嵌合可能な嵌合筒部と、前記ボトルの口部が前記嵌合筒部に適正に嵌合された際に前記ボトルの口部に設けられた封止部材を押し開くことで前記ボトル内に保持された液体を前記貯留空間に排出させる突部と、が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、ボトルを、口部を下に向けた姿勢で、タンクの上部のボトルホルダ部に挿入し、ボトルの口部をタンクの嵌合筒部に嵌合させるだけで、ボトルの口部の封止を解いて、内部に保持した液体をタンク内に補充することができる。従って、容易にボトルをタンクに装着することができ、零れることなく、ボトルからタンクに液体を補充することができる。また、ボトルは、ボトルホルダ部に挿入するだけで嵌合保持されるので、傾いたりせずに安定支持することができる。
本発明に係る液体供給装置において、前記ボトルホルダ部の下部に、その下側の空間との間を仕切るための、中心に行くほど下方に向けて窄まった漏斗状の仕切壁が設けられており、その仕切壁の中心開口部に前記嵌合筒部が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、ボトルホルダ部とその下側の空間とが画成される。従って、ボトルホルダ部の下側の空間だけを液体の貯留空間とする場合、仕切壁によってその貯留空間を、上側のボトルホルダ部に対してシールすることができ、タンクからの液体の溢れを確実に防ぐことができる。また、ボトルの挿入時には、仕切壁によって口部が嵌合筒部へと案内されるため、挿入性が向上する。さらに、仕切壁がボトルの口部が設けられる面を支持することで、嵌合筒部と口部への過度な負荷を防ぐことができる。
本発明に係る液体供給装置において、前記嵌合筒部に、前記ボトルの口部の嵌合時に前記嵌合筒部の拡径方向への弾性変形を容易にするスリットが設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、ボトルの口部を、ボトルホルダ部の下端の嵌合筒部に容易に嵌合させることができる。即ち、ボトルの口部を嵌合筒部に押し込むと、嵌合筒部が外側に弾性的に撓むことで拡径し、嵌合筒部に対して口部を嵌合させやすくなる。例えば、ボトルの口部の外周に雄ネジを形成し、嵌合筒部の内周に雌ネジを形成している場合、嵌合筒部の雌ネジに対してボトルの口部の雄ネジを回転させながら、ねじ込んだり緩めたりする必要がある。その際、嵌合筒部が弾性的に拡径することによって、ボトルの口部に対して嵌合筒部が例えきつめに成形されている場合であっても、容易にねじ込んだり緩めたりすることができる。
また、例えば、雄ネジ及び雌ネジのネジ山の高さが小さい場合は、強めの力でボトルの口部を嵌合筒部に対して押し込んだり引き抜いたりすることにより、雄ネジのネジ山と雌ネジのネジ山を相互に乗り越えさせることも可能である。そのため、ボトルの口部を特にねじ込みのために回さないでも、雄ネジと雌ネジを係合させたり係合解除させたりすることができ、嵌合筒部に対する口部の挿抜が簡単にできる。なお、そのような挿抜を可能にする場合には、雄ネジと雌ネジの組み合わせに限らず、単なる係合凸部と係合凹部の組み合わせを選択してもよい。
本発明に係る液体供給装置において、前記ボトルの前記口部と反対側の底壁に、前記ボトルを取り扱うための取っ手が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、新しいボトルをタンクに挿入する場合や空のボトルをタンクから抜き取る場合に、取っ手を掴んで片手で、抜き差ししたり回したりすることができる。そのため、ボトルの取り扱い作業の容易化を図ることができる。
本発明に係る液体供給装置において、前記ボトルの前記口部と反対側の底壁の外面に、折り取ることで前記底壁に空気の取込孔を開けることのできる針状突起が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、ボトルの内部に上部から空気を取り込むことができ、ボトルの内部の液体を下を向いた口部から容易にタンク内に排出することができる。
因みに、ボトルの上部に空気の取込孔が無い場合は、下を向いた口部から空気が内部に入り込むことで、ボトル内の液体が排出されることになる。従って、ボトルの口部がタンク内の液体で塞がれている場合(つまり、ボトルの口部の開口がタンク内の貯留液体中に没している場合)は、空気がボトル内に取り込まれないので、ボトル内の液体は外に排出されない。そして、タンク内の液面レベルが下がり、ボトルの口部が液面から露出すると、口部から空気がボトル内に入り込み、ボトル内の液体が外に排出される。その後は、再びタンク内の液体で口部が塞がれることで、ボトル内の液体の排出が止まる。この繰り返しにより、タンク内の液体の液面レベルが、ボトルの口部の高さに一定に保たれる。
本発明に係る液体供給装置において、前記ボトルを前記ボトルホルダ部に挿入した状態で前記ボトルホルダ部の上端開口を塞ぐ蓋体が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、タンク内部にゴミやホコリなどが入り込むのを防ぐことができる。なお、タンクホルダ部に対する蓋体の固定は、ネジや凹凸係合部を設けるなどして行うことができる。
本発明によれば、補充用のボトルをタンクに容易に装着できてボトルを安定的に支持することができ、その上で、ボトル内の液体を零れずにタンクに補充することができる。
本発明の第1実施形態におけるウォッシャ液供給装置の一部を断面とした構成図である。 本発明の第1実施形態におけるボトルを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態における要部構成図であり、(a)は仕切壁から嵌合筒部にかけてスリットが形成されていることを示す斜視図、(b)は(a)のA−A線で切断した場合の嵌合筒部の斜視図である。 本発明の第3実施形態におけるボトルの構成図で、(a)は全体断面図、(b)は(a)のB部の拡大図、(c)は(b)における針状突起を折り取った後にボトルの底壁に空気の取込孔が形成されることを示す図である。 本発明の第4実施形態におけるボトルの構成図で、(a)は内容液が多量にあるときの状態を示す断面図、(b)は内容液が少量になってボトルが縮んだ状態を示す断面図である。 本発明の第5実施形態における嵌合筒部とボトルの口部の関係を示す断面図である。 本発明の第6実施形態における嵌合筒部とボトルの口部の関係を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
以下に述べる各実施形態は、本発明の液体供給装置を車両用のウォッシャ液供給装置に適用したものであるが、本発明は、他の車両用液体の供給装置や車両以外の別の液体供給装置にも勿論適用できるものである。
<第1実施形態>
(ウォッシャ液供給装置)
図1は、第1実施形態におけるウォッシャ液供給装置100の一部を断面とした構成図、図2は、ボトル30を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態のウォッシャ液供給装置100は、ウォッシャ液(液体)を格納するタンク10と、タンク10の下部側面に装着されてタンク10内に格納されたウォッシャ液を供給先に送り出すポンプ1と、補充用のウォッシャ液を保持しタンク10に対して着脱されるボトル30と、タンク10の上端開口に装着される蓋体40と、を具備している。
タンク10は、下部側面の一部にポンプ装着用の凹み部11aを持つが、全体として円筒状に形成された周壁11と、下端開口を塞ぐ底壁12と、を備えている。ポンプ装着用の凹み部11aの壁には排出口17が形成されている。排出口17には、ポンプ1の吸込口2が接続されている。これにより、ポンプ1によってタンク10内に貯留したウォッシャ液を供給先に送り出せる。
タンク10は、ほぼ水平に配された内部の仕切壁13によって上半部と下半部に画成されている。仕切壁13の上側(上半部)は、補充用のボトル30が挿入されるボトルホルダ部14aとして構成されている。仕切壁13の下側(下半部)の空間は、液体の貯留部(貯留空間)14bとして構成されている。
ボトルホルダ部14aは、補充用のウォッシャ液を保持したボトル30を、その円筒状の口部34を下に向けた姿勢で、上方から挿入可能な部分である。タンク10の周壁11は、円筒状のボトル30の周壁31よりやや径の大きいもので、挿入されたボトル30を安定して嵌合保持することができる。
なお、ボトルホルダ部14aを含めてタンク10が構成されている関係で、仕切壁13の下側の貯留部14bだけでなく、仕切壁13の上側のボトルホルダ部14aにも、ウォッシャ液を貯留することができる。また、タンク10は、新品のボトル30をセットして全ウォッシャ液を補充後に直ぐにボトル30を外しても溢れないだけの容量を持っている。
ボトルホルダ部14aの下端を画成する仕切壁13は、中心に行くほど下方に向けて窄まった漏斗状の隔壁として形成されている。その仕切壁13の中心開口部には、ボトル30の口部34が嵌合可能な嵌合筒部20が設けられている。具体的には、嵌合筒部20の周壁上端が、漏斗状の仕切壁13の中心開口部の周縁に連結されている。
嵌合筒部20の底面には円板状の底壁21が設けられている。底壁21の中央には、嵌合筒部20と同心状に、上向きに円筒状の突部22が設けられている。円筒状の突部22の上端面は斜めのカット面とされており、そのカット面の先鋭化した先端(上端)で、ボトル30の口部34に貼られた封止シール36(後述)を突き破ることができるようになっている。円筒状の突部22の中心部には、上下に貫通した充填孔23が開口している。これにより、突部22によって封止を破られた口部34から、ボトル30内のウォッシャ液が貯留部14bに排出される。
ここで、図1に加え図2を参照して、補充用のボトル30の構成について述べる。
図2に示すように、ボトル30は、円筒状の周壁31と、下面開口を塞ぐ底壁32と、上面開口を覆う円錐壁33と、円錐壁33の中心に設けられた円筒状の口部34と、を有する。口部34の下側には鍔部35が設けられている。このボトル30は、リサイクル性を考慮したPET等の樹脂のブロー成形体により構成されている。
口部34の先端開口は、ボトル内部に液体(ウォッシャ液)を充填した状態で、アルミシートや樹脂シート等の膜状の封止シール(封止部材)36で塞がれている。これにより、詰め替え時にボトル30を逆さにしても、内部のウォッシャ液が零れない。口部34の外周には雄ネジ34aが刻まれており、この雄ネジ部34aにキャップ38が螺合されることで、販売時や保管時などのタンク挿入時以外に、封止シール36が破れたりしないように保護されている。
また、ボトル30の口部34と反対側の底壁32には、図1に示すように、ボトル30を手で取り扱うための取っ手37が設けられている。この取っ手37は、ボトル30のブロー成形時に、両側の底壁32を凹ませることで、手で掴める梁状に形成されている。
図1に戻り、嵌合筒部20の内周には、ボトル30の口部34の外周の雄ネジ34aをねじ込むための雌ネジ20aが形成されている。また、嵌合筒部20の上端と漏斗状の仕切壁13の中心開口部の周縁との間には、ボトル30の口部34の下側に設けた鍔部35を受け止めるリング状の段部15が設けられている。
また、蓋体40は、ボトル30をボトルホルダ部14aに挿入した状態で、ボトルホルダ部14aの上端開口を塞ぐものであり、例えば、図示略のネジや他の係合手段により、タンク11の上端に固定される。
次に作用を説明する。
このウォッシャ液供給装置100のタンクにウォッシャ液を補充する場合は、新たなボトル30を、口部34を下に向けた姿勢で、タンク10の上部のボトルホルダ部14aに挿入する。そして、ボトル30の口部34をタンク10の嵌合筒部20にねじ込みながら嵌合させる。その際、取っ手37を片手で掴みながらボトル30を回すことで、嵌合筒部20にボトル30の口部34を容易にねじ込むことができる。また、ボトルホルダ部14aとボトル30がそれぞれ円筒状であるため、ボトルホルダ部14a内でボトル30を容易に回転させることができ、口部34を嵌合筒部20にねじ込むことができる。
嵌合筒部20にボトル30の口部34が嵌合されると、タンク10側の突部22が、ボトル30の口部34の封止シール36を突き破り、ボトル30の口部34の封止が解かれる。それにより、ボトル30の内部に保持されたウォッシャ液が、突部22を上下方向に貫通する充填孔23を通して、タンク10の貯留部14bに排出される。
このように、ボトル30を逆さにしてボトルホルダ部14aに挿入し、ボトル30の口部34を嵌合筒部20に嵌合させるだけで、ボトル30内のウォッシャ液をタンク10内に補充することができる。従って、容易にボトル30をタンク10に装着することができる上、零れることなく、ボトル30からタンク10にウォッシャ液を補充することができる。また、ボトル30は、ボトルホルダ部14aに挿入するだけで嵌合保持されるので、傾いたりせずに安定支持することができる。
この場合、仕切壁13によってボトルホルダ部14aとその下側の貯留部14bとを画成している。そのため、貯留部14bを、その上側のボトルホルダ部14aに対してシールすることができる。従って、タンク10からのウォッシャ液の溢れを確実に防ぐことができる。また、ボトル30の挿入時には、仕切壁13によって口部34が嵌合筒部20へと案内されるため挿入性が向上する。さらに、仕切壁13が円錐壁33を支持することで、嵌合筒部20と口部34への過度な負荷を防ぐことができる。
なお、ボトル30の底壁32に、後述するような空気の取込孔が無い場合は、下を向いた口部34から空気が内部に入り込むことで、ボトル30内のウォッシャ液が排出されることになる。従って、ボトル30の口部34がタンク10内のウォッシャ液で塞がれている場合(つまり、ボトル30の口部34の開口がタンク30内の貯留ウォッシャ液中に没している場合)は、空気がボトル30内に取り込まれない。そのため、ボトル30内のウォッシャ液は外に排出されない。
そして、ウォッシャ液の消費に応じてタンク30内の液面レベルが下がり、ボトル30の口部34が液面から露出すると、口部34から空気がボトル30内に入り込むため、ボトル30内のウォッシャ液が外に排出される。その後は、再びタンク30内のウォッシャ液で口部34が塞がれることで、ボトル30内のウォッシャ液の排出が止まる。この繰り返しにより、タンク30内のウォッシャ液の液面レベルがボトル30の口部34の高さにほぼ一定に保たれる。
ボトル30が空になったら、新しいボトル30と交換する。その際、嵌合筒部20に対してボトル30の口部34を、締め込み方向と反対方向に回すことで、ねじを緩めることができ、空のボトル30を抜くことができる。このように、新しいボトル30をタンク10に挿入する場合や空のボトル30をタンク10から抜き取る場合に、取っ手37を掴んで片手で、抜き差ししたり回したりすることができ、ボトル30の取り扱い作業の容易化を図ることができる。
なお、完全に空になる前の段階でボトル30を抜いても、ボトル30内のウォッシャ液はボトルホルダ部14a内に排出されるだけであるので、タンク10外に零れることはない。
また、ボトル30を付け替えるとき以外は蓋体40を被せておくことにより、タンク10の内部にゴミやホコリなどが入り込むのを防ぐことができる。
<第2実施形態>
次に、図3に基づいて、第2実施形態について説明する。
(ウォッシャ液供給装置)
図3は、本発明の第2実施形態における要部構成図であり、(a)は仕切壁から嵌合筒部にかけてスリットが形成されていることを示す斜視図、(b)は(a)のA−A線で切断した場合の嵌合筒部の斜視図である。なお、第1実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する(以下の実施形態についても同様)。
この第2実施形態のウォッシャ液供給装置200では、図2(a)及び(b)に示すように、タンク側の嵌合筒部20に、ボトル30の口部34(図1参照)の嵌合時に嵌合筒部20の拡径方向への弾性変形を容易にするスリット28が設けられている。この点、前述の第1実施形態と相違する点である。
スリット28は、嵌合筒部20の周壁の周方向複数箇所に、上端から下端に向けて適当な長さで設けられている。これらのスリット18の役目は、嵌合筒部20の拡径方向への弾性変形を容易にするためであるから、それを有効にするために嵌合筒部20の上端から仕切壁13の適当な位置までスリット18が連続して設けられている。
このようにスリット28,18を設けた場合は、ボトル30の口部34を、ボトルホルダ部14aの下端の嵌合筒部20に容易に嵌合させることができる。即ち、ボトル30の口部34を嵌合筒部20に押し込むと、嵌合筒部20が外側に弾性的に撓むことで拡径し、嵌合筒部20に対して口部34を嵌合させやすくなる。
例えば、第1実施形態のように、ボトル30の口部34の外周に雄ネジ34aが形成され、嵌合筒部20の内周に雌ネジ20aが形成されている場合、嵌合筒部20の雌ネジ20aに対してボトル30の口部34の雄ネジ34aを回転させながら、ねじ込んだり緩めたりする必要がある。その際、嵌合筒部20が弾性的に拡径することによって、ボトル30の口部34に対して嵌合筒部20が例えきつめに成形されている場合であっても、容易にねじ込んだり緩めたりすることができる。
また、特に雄ネジ34a及び雌ネジ20aのネジ山の高さが小さい場合は、強めの力でボトル30の口部34を嵌合筒部20に対して押し込んだり引き抜いたりすることにより、雄ネジ34aのネジ山と雌ネジ20aのネジ山を相互に乗り越えさせることも可能である。そのため、ボトル30の口部34を特にねじ込みのために回さないでも、雄ネジ34aと雌ネジ20aを係合させたり係合解除させたりすることができる。よって、嵌合筒部20に対する口部34の挿抜が簡単にできる。
なお、そのような挿抜を可能にする場合には、雄ネジと雌ネジの組み合わせに限らず、単なる係合凸部と係合凹部の組み合わせを選択してもよい。
<第3実施形態>
次に、図4に基づいて、第3実施形態について説明する。
(ウォッシャ液供給装置)
図4は、本発明の第3実施形態のウォッシャ液供給装置300におけるボトル30の構成図で、(a)は全体断面図、(b)は(a)のB部の拡大図、(c)は(b)における針状突起を折り取った後にボトルの底壁に空気の取込孔が形成されることを示す図である。
この第3実施形態のウォッシャ液供給装置300では、図4(a)〜(c)に示すように、ボトル30の口部34と反対側の底壁32の外面に、針状突起39が設けられている。この点、前述の第1実施形態と相違する点である。
針状突起39は、この針状突起39を矢印Pのように力を加えて折り取ることで、底壁32に空気の取込孔39bを開けることができる。針状突起39を折り取った際に空気の取込孔39bを確実に開けるには、図4(b)に示すように、針状突起39の内側に窪み39aを設けておくことが有効である。
このように空気の取込孔39bを開けることができる場合は、ボトル30の内部に、口部34からではなく、上部(底壁32側)から空気を取り込むことができる。そのため、ボトル30の内部のウォッシャ液を下を向いた口部34から容易にタンク10内に排出することができる。この場合、タンク10内の液面レベルに準じてボトル30内の液面レベルが変化することになる。なお、針状突起39を折り取って空気の取込孔39bを開口させるのは、ボトル30の口部34をタンク10側の嵌合筒部20に確実に嵌合させた後に行う。
<第4実施形態>
次に、図5に基づいて、第4実施形態について説明する。
(ウォッシャ液供給装置)
図5は、本発明の第4実施形態のウォッシャ液供給装置400におけるボトル130の構成図で、(a)は内容液が多量にあるときの状態を示す断面図、(b)は内容液が少量になってボトルが縮んだ状態を示す断面図である。
この第4実施形態のウォッシャ液供給装置400では、図5に示すように、ボトル130の周壁131を蛇腹状に成形して、ボトル130を上下方向に圧縮できるようにしている。この点、前述の第1実施形態と相違する点である。
このように構成することで、ボトル130内のウォッシャ液の減少に応じてボトル130の高さが縮小する。そのため、図4に示すように底壁に空気の取込孔を設けないでも、ウォッシャ液自身の自重でウォッシャ液がタンク10内に容易に排出される。
<第5実施形態>
次に、図6に基づいて、第5実施形態について説明する。
(ウォッシャ液供給装置)
図6は、本発明の第5実施形態のウォッシャ液供給装置500における嵌合筒部220とボトル230の口部234の関係を示す断面図である。
この第5実施形態のウォッシャ液供給装置500では、図6に示すように、内周に雌ネジ220aを有した嵌合筒部220の底壁221に、充填孔223と、上向きの棒状の突部222と、が設けられている。この点、前述の第1実施形態と相違する点である。
また、ボトル230側の雄ネジ234aを有した口部234には、端壁235と、貫通孔236aを有する筒部236と、が設けられている。そして、筒部236の内端に、弁体としての封止部材238が支点237により、貫通孔236aの内端236bを開閉自在とするように支持されている。ここで、封止部材238は、ボトル230を逆さにした際には、ウォッシャ液の自重(力N)により、貫通孔236aを閉止する位置に保持される。
この構成では、嵌合筒部220にボトル230の口部234がねじ込み嵌合されると、タンク側の突部222が、筒部236の貫通孔236aに挿入されて、封止部材238を押し開く。それにより、ボトル230内のウォッシャ液がタンク内に排出される。
<第6実施形態>
次に、図7に基づいて、第6実施形態について説明する。
(ウォッシャ液供給装置)
図7は、本発明の第6実施形態のウォッシャ液供給装置600における嵌合筒部220とボトル230の口部234の関係を示す断面図である。
この第6実施形態のウォッシャ液供給装置では、図7に示すように、ボトル330の口部234の筒部236の内端に、図6の第5実施形態の封止部材238の代わりに、ゴム栓よりなる封止部材338が設けられている。この点、前述の第5実施形態と相違する点である。
封止部材338は、バネ339の力を受けるバネ受け部材337により、筒部236の内端に押し付けられることで、貫通孔236aの内端236bを閉止している。
この構成では、嵌合筒部220にボトル230の口部234がねじ込み嵌合されると、タンク側の突部222が、筒部236の貫通孔236aに挿入されて、封止部材338を押し開く。それにより、ボトル230内のウォッシャ液がタンク内に排出される。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
1…ポンプ
10…タンク
13…仕切壁
14a…ボトルホルダ部
14b…貯留部(貯留空間)
18,28…スリット
30,130,230,330…ボトル
32…底壁
34,234…口部
36,238,338…封止シール(封止部材)
37…取っ手
20,220…嵌合筒部
22,222…突部
39…針状突起
39a…空気の取込孔
40…蓋体
100,200,300,400,500,600…ウォッシャ液供給装置(液体供給装置)

Claims (6)

  1. 補充用の液体を保持したボトルを口部を下に向けた姿勢で上方から挿入可能であり挿入されたボトルを嵌合保持する筒状のボトルホルダ部を上部に一体に有し、少なくともその下部の空間を前記液体の貯留空間としたタンクと、
    前記タンクに装着され前記タンク内に格納された液体を供給先に向けて吐出するポンプと、を具備し、
    前記ボトルホルダ部の下端には、該ボトルホルダ部に口部を下に向けた姿勢で上方から挿入された前記ボトルの口部が嵌合可能な嵌合筒部と、前記ボトルの口部が前記嵌合筒部に適正に嵌合された際に前記ボトルの口部に設けられた封止部材を押し開くことで前記ボトル内に保持された液体を前記貯留空間に排出させる突部と、が設けられている
    ことを特徴とする液体供給装置。
  2. 前記ボトルホルダ部の下部に、その下側の空間との間を仕切るための、中心に行くほど下方に向けて窄まった漏斗状の仕切壁が設けられており、その仕切壁の中心開口部に前記嵌合筒部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 前記嵌合筒部に、前記ボトルの口部の嵌合時に前記嵌合筒部の拡径方向への弾性変形を容易にするスリットが設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体供給装置。
  4. 前記ボトルの前記口部と反対側の底壁に、前記ボトルを取り扱うための取っ手が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体供給装置。
  5. 前記ボトルの前記口部と反対側の底壁の外面に、折り取ることで前記底壁に空気の取込孔を開けることのできる針状突起が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体供給装置。
  6. 前記ボトルを前記ボトルホルダ部に挿入した状態で前記ボトルホルダ部の上端開口を塞ぐ蓋体が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体供給装置。
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