JP2018008463A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ドキュメントファイルのサムネイル画像から他のドキュメントファイルが参照可能となることを防止することができる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】一部のドキュメントファイルに含まれる複数の図形文字をサムネイル画像として表示させる表示制御部302と、表示制御部302により表示される複数の図形文字と、指定パスワードの参照先情報が含まれる指示語の指定位置情報と、指示語を使用して指定パスワードを指定する規則情報と、に基づき、指定パスワードを指定する生成部304と、生成部304により指定される指定パスワードと、入力パスワードとが整合するか否かを判定する判定部305と、を備え、表示制御部302は、判定部305により指定パスワードと入力パスワードとが整合すると判定される場合、一部のドキュメントファイルを参照自在に表示させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
近年、画像形成装置は、ネットワークに接続されて使用されている。画像形成装置は、ネットワークを介して、複数のユーザーに共有されている。よって、一部のユーザーがネットワークに接続されているコンピューターにより画像形成装置にプリントデータを送る場合、画像形成装置はプリントデータに基づく画像を用紙に形成し、排紙トレイに排紙する。
一方、他の一部のユーザーは、排紙トレイからその用紙を手にすることができる。例えば、画像形成装置の操作パネルに表示されているユーザーボックスにある複数のドキュメントファイルの中から一部のドキュメントファイルが選択され、その選択されている一部のドキュメントファイルを含むサムネイル画像が印刷されることがある。
具体的には、サムネイル画像として表示されている図形文字の一部がパスワードに設定され、そのパスワードを入力することによりサムネイル画像として一部が表示されているドキュメントファイルの詳細が参照可能になるシステムがある。
このようなシステムにおいては、サムネイル画像の印刷物を手にし、且つそのパスワードを導く規則を見い出せれば、他のドキュメントも参照可能になる恐れがある。そこで、画像形成装置に転送されるプリントジョブに含まれるキーワードに基づき、パスワードを生成する画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の技術は、受信するプリントジョブと、そのプリントジョブに含まれる情報を用いて予め設定されている規則に従い生成されるパスワードとを関連付けて記憶することにより、プリントを指示するプリントジョブ送信元のみが復元可能なパスワードを自動的に設定することができる。
特開2007−307736号公報
しかし、特許文献1に記載のような従来技術は、プリントデータ内の文字を組み合わせることにより、ドキュメントファイルが参照可能となるパスワードを生成する。よって、そのパスワードを導く規則を見い出すことができれば、他のドキュメントファイルにその規則を適用し、パスワードを導き出すことにより、他のドキュメントファイルが参照可能となる恐れがある。
したがって、ドキュメントファイルのサムネイル画像から他のドキュメントファイルが参照可能となることを防止することができない恐れがある。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ドキュメントファイルのサムネイル画像から他のドキュメントファイルが参照可能となることを防止することができる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、複数のドキュメントファイルのうち、少なくとも一部のドキュメントファイルに参照制限をかける情報処理装置であって、前記一部のドキュメントファイルに含まれる複数の図形文字をサムネイル画像として表示させる表示制御部と、前記表示制御部により表示される前記複数の図形文字と、前記複数の図形文字を使用して指定パスワードの参照先情報が含まれる指示語の指定位置情報と、前記指示語を使用して前記複数の図形文字から前記指定パスワードを指定する規則情報と、に基づき、前記指定パスワードを指定する生成部と、前記生成部により指定される前記指定パスワードと、入力される入力パスワードとが整合するか否かを判定する整合判定部と、を備え、前記表示制御部は、前記整合判定部により前記指定パスワードと前記入力パスワードとが整合すると判定される場合、前記一部のドキュメントファイルを参照自在に表示させる、ものである。
この情報処理装置によれば、サムネイル画像に含まれる複数の図形文字と、複数の図形文字を使用して指定パスワードの参照先情報が含まれる指示語の指定位置情報と、指示語を使用して複数の図形文字から指定パスワードを指定する規則情報と、に基づき、指定パスワードが指定される。
よって、複数の図形文字からパスワードを導く過程を推測する困難性を増加させることができる。したがって、ドキュメントファイルのサムネイル画像から他のドキュメントファイルが参照可能となることを防止することができる。
また、本発明に係る情報処理装置において、前記生成部は、前記指定位置情報と、前記複数の図形文字とに基づき、前記指示語を求める第1演算部と、前記第1演算部により求められる前記指示語と、前記規則情報とに基づき、前記指定パスワードの位置を特定する演算位置情報を求める第2演算部と、前記第2演算部により求められる前記演算位置情報と、前記複数の図形文字とに基づき、前記指定パスワードを求める第3演算部と、を備え、前記指定位置情報は、前記複数の図形文字の中から前記指示語が存在する行数、列数、及び図形文字数を特定し、前記規則情報は、前記指示語に含まれる前記複数の図形文字の画数、数字、又は順番に基づき、前記演算位置情報として、前記複数の図形文字の中から前記指定パスワードが存在する行数、列数、及び図形文字数を特定する、ことが好ましい。
また、本発明に係る情報処理装置において、前記順番は、前記複数の図形文字で表現される文字体系の種類に応じて決定される、ことが好ましい。
また、本発明に係る情報処理装置において、前記複数のドキュメントファイルのそれぞれの前記指定位置情報及び前記規則情報の登録を受け付ける登録部と、前記登録部により受け付けられる前記指定位置情報及び前記規則情報を記憶する記憶部と、をさらに備え、前記生成部は、前記登録部により前記指定位置情報及び前記規則情報が新たに登録されない場合、前記記憶部に記憶されている前記指定位置情報及び前記規則情報に基づき、前記指定パスワードを指定する、ことが好ましい。
また、本発明に係る情報処理装置において、前記登録部は、前記規則情報として前記数字が新たに追加又は更新される場合、前記数字を前記規則情報に組み込ませる、ことが好ましい。
また、本発明に係る情報処理装置において、前記表示制御部は、前記複数の図形文字のそれぞれの表示サイズが下限値以下である場合、前記複数の図形文字の一部分を拡大表示させる、ことが好ましい。
また、本発明に係る情報処理装置において、前記複数の図形文字のそれぞれの表示サイズの下限値は、調整自在である、ことが好ましい。
また、本発明に係る情報処理装置において、前記サムネイル画像の領域内に、又は前記サムネイル画像の領域外に、前記複数の図形文字の行数及び列数を表示させる、ことが好ましい。
また、本発明に係る情報処理装置において、前記表示制御部による前記複数の図形文字の表示構成が画面設定情報に設定され、前記表示制御部は、前記サムネイル画像に前記指定パスワードを表示させていない場合、前記画面設定情報に基づき、前記サムネイル画像に前記指定パスワードを表示させるまで、前記複数の図形文字の表示を調整自在である、ことが好ましい。
また、本発明に係る情報処理装置において、前記表示制御部は、前記画面設定情報として、前記指定パスワードを含む頁に至るまで、前記頁ごとに、前記複数の図形文字の行数及び列数を、前記複数の図形文字の行頭及び列頭からカウントし直して表示させる、ことが好ましい。
また、本発明に係る情報処理装置において、前記表示制御部は、前記画面設定情報として、前記指定パスワードを含む頁に至るまで、前記頁ごとに、前記複数の図形文字の行数及び列数を、前記複数の図形文字の折り返し箇所から折り返し、カウントし直して表示させる、ことが好ましい。
また、本発明に係る情報処理装置において、前記表示制御部は、前記画面設定情報として、前記指定パスワードを含む頁に至るまで、前記頁ごとに、前記複数の図形文字の行数及び列数を、前記複数の図形文字の改行箇所から改行し、カウントし直して表示させる、ことが好ましい。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理方法は、複数のドキュメントファイルのうち、少なくとも一部のドキュメントファイルに参照制限をかける情報処理装置により実行される情報処理方法であって、前記一部のドキュメントファイルに含まれる複数の図形文字をサムネイル画像として表示させる表示制御ステップと、前記表示制御ステップにより表示される前記複数の図形文字と、前記複数の図形文字を使用して指定パスワードの参照先情報が含まれる指示語の指定位置情報と、前記指示語を使用して前記複数の図形文字から前記指定パスワードを指定する規則情報と、に基づき、前記指定パスワードを指定する生成ステップと、前記生成ステップにより指定される前記指定パスワードと、入力される入力パスワードとが整合するか否かを判定する整合判定ステップと、を含み、前記表示制御ステップは、前記整合判定ステップにより前記指定パスワードと前記入力パスワードとが整合すると判定される場合、前記一部のドキュメントファイルを参照自在に表示させる、ものである。
この情報処理方法によれば、情報処理装置の場合と同様に、ドキュメントファイルのサムネイル画像から他のドキュメントファイルが参照可能となることを防止することができる。
また、上記目的を達成するため、本発明に係るプログラムは、複数のドキュメントファイルのうち、少なくとも一部のドキュメントファイルに参照制限をかける情報処理装置を制御するコンピュータに、前記一部のドキュメントファイルに含まれる複数の図形文字をサムネイル画像として表示させる表示制御部と、前記表示制御部により表示される前記複数の図形文字と、前記複数の図形文字を使用して指定パスワードの参照先情報が含まれる指示語の指定位置情報と、前記指示語を使用して前記複数の図形文字から前記指定パスワードを指定する規則情報と、に基づき、前記指定パスワードを指定する生成部と、前記生成部により指定される前記指定パスワードと、入力される入力パスワードとが整合するか否かを判定する整合判定部と、を実現させるためのプログラムであって、前記表示制御部は、前記整合判定部により前記指定パスワードと前記入力パスワードとが整合すると判定される場合、前記一部のドキュメントファイルを参照自在に表示させる、ものである。
このプログラムによれば、情報処理装置の場合と同様に、ドキュメントファイルのサムネイル画像から他のドキュメントファイルが参照可能となることを防止することができる。
本発明によれば、ドキュメントファイルのサムネイル画像から他のドキュメントファイルが参照可能となることを防止することができる。
本発明の実施形態1における画像形成システム1の全体構成例を示す図である。 本発明の実施形態1における情報処理装置3の概略構成例を示す図である。 本発明の実施形態1における情報処理装置3のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施形態1における情報処理装置3のソフトウェア構成例を示す図である。 本発明の実施形態1における制御例を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態1における指定パスワード生成処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態1における表示処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態1におけるドキュメントファイルのパスワードの解読を試行する表示例を示す図である。 本発明の実施形態1におけるドキュメントファイルの指示語とパスワードとの組み合わせの表示例を示す図である。 本発明の実施形態1におけるドキュメントファイルのパスワードの解読の試行に伴い複数のパスワード候補が上がる表示例を示す図である。 本発明の実施形態2におけるリストに基づくドキュメントファイルの表示例を示す図である。 従来におけるドキュメントファイルのパスワードの表示例を示す図である。 従来におけるドキュメントファイルのパスワードから他のドキュメントファイルのパスワードを推測する一例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態に限られるものではない。
実施形態1.
図1は、本発明の実施形態1における画像形成システム1の全体構成例を示す図である。図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置として機能する情報処理装置3と、情報端末5とを含み、それぞれが通信媒体7に接続されている。
情報端末5は、情報処理装置3を制御するための各種ドライバープログラムがインストールされている。例えば、情報端末5は、情報処理装置3に印刷ジョブを送信することにより、情報処理装置3に印刷ジョブに基づく各種処理を実行させる。
情報処理装置3は、原稿を読み取るための原稿読取機能、画像データに基づき用紙等の記録媒体に画像を形成するための画像形成機能、及びファクシミリデータを送受信するファクシミリ送受信機能等が実現される。
通信媒体7は、例えば、ローカルエリアネットワークを構成し、接続形態は有線及び無線の何れであってもよい。通信媒体7は、インターネット等のワイドエリアネットワークに接続されている。なお、通信媒体7は、ローカルエリアネットワークに限定されず、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Networks)を構成してもよい。
図2は、本発明の実施形態1における情報処理装置3の概略構成例を示す図である。図3は、本発明の実施形態1における情報処理装置3のハードウェア構成例を示す図である。図2,3に示すように、情報処理装置3は、電源部13と、メイン回路15と、自動原稿搬送装置18と、原稿読取部17と、画像形成部11と、画像処理部12と、給紙部25と、操作パネル21と、認証部27と、を含む。
自動原稿搬送装置18は、原稿を原稿読取部17に搬送する。原稿読取部17は、自動原稿搬送装置18により搬送される原稿を読み取る。具体的には、原稿読取部17は、光学情報を読み取り、電気信号に変換する光電センサーを備える。原稿読取部17は、原稿を読み取り時の光学情報を電気信号に変換することにより、電気信号を画像処理部12に供給する。
画像処理部12は、CPU150等のような演算装置又はASIC等のような集積回路を備える。画像処理部12は、原稿読取部17から送られる電気信号、記憶部154に記憶されている電子データ、又は本体側インターフェース部151から供給される印刷ジョブ等に基づく各種指令に応じて、画像形成部11に画像データを出力する。各種指令は、例えば、情報端末5から送信される。
画像形成部11は、原稿読取部17により読み取られ、画像処理部12により出力される原稿の画像データに基づき、電子写真方式で電子写真を形成し、記録媒体に印刷する。給紙部25は、画像形成部11に用紙等の記録媒体を供給する。
操作パネル21は、情報処理装置3の上面側に設けられ、表示部211及び操作部212を含む。表示部211は、表示装置であり、例えば、液晶ディスプレイから構成される。表示部211は、ユーザーに操作の提案を行う各種メニュー等を表示する。表示部211は、原稿読取部17により読み取られる原稿の画像データに関する情報等を表示する。表示部211は、ユーザーに直感的な視覚情報を与えるために、複数色のLEDを備えてもよい。
操作部212は、ユーザーの操作による指示を受け付ける。操作部212は、ハードキー部212bを含む。ハードキー部212bは、複数のキーからなる。複数のキーのそれぞれは、各種の指示、文字、及び数字等のデータの入力を受け付ける。操作部212は、タッチパネル212aを含む。タッチパネル212aは、表示部211上に設けられ、表示部211の表示画面が触れられる箇所に対応する座標を検出する。
認証部27は、非接触式カードリーダー等のような非接触読取装置を備える。認証部27は、事前に登録されている登録ユーザーのログインを受け付け、登録ユーザーごとに各種情報を関連付けさせることができる。
メイン回路15は、CPU150と、本体側インターフェース部151と、ROM152と、RAM153と、記憶部154と、ファクシミリ部155と、外部記憶装置156とを含む。CPU150は、自動原稿搬送装置18、原稿読取部17、画像形成部11、給紙部25、操作パネル21、及び認証部27と接続され、情報処理装置3全体を制御する。
本体側インターフェース部151は、情報処理装置3を通信媒体7に接続するインターフェースである。よって、CPU150は、本体側インターフェース部151を介して、情報端末5と通信することにより、各種データを送受信する。本体側インターフェース部151は、通信媒体7を介してインターネットに接続される各種機器とも通信が可能である。
ROM152は、CPU150が実行するプログラム又はそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM153は、CPU150がプログラムを実行するときの作業領域として用いられる。RAM153は、原稿読取部17から連続的に送られる原稿の画像データを一時的に記憶する。
ファクシミリ部155は、公衆交換電話網(PSTN)に接続される。ファクシミリ部155は、公衆交換電話網にファクシミリデータを送信する。ファクシミリ部155は、公衆交換電話網からファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部155は、受信するファクシミリデータを記憶部154に記憶する、又は画像形成部11に出力する。
よって、画像形成部11は、ファクシミリ部155により受信されるファクシミリデータを用紙に印字することができる。ファクシミリ部155は、記憶部154に記憶されるデータをファクシミリデータに変換し、公衆交換電話網に接続される不図示のファクシミリ装置に送信する。なお、記憶部154は、大容量記憶装置として機能し、例えば、ハードディスクドライブからなる。
外部記憶装置156は、CD−ROM157がマウントされる。よって、CPU150は、外部記憶装置156を介してCD−ROM157にアクセス可能である。CPU150は、外部記憶装置156にマウントされるCD−ROM157に記憶されているプログラムをRAM153にロードして実行する。
なお、画像形成システム1において、情報処理装置3と、情報端末5との間で、データが送受信されるときのプロトコルは、受信側の装置において送信元を特定することができれば、任意のプロトコルでよい。プロトコルとしては、例えば、HTTP(HyperText Transfer Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)、SMPT(Simple Mail Transfer Protocol)、及びPOP(Post Office Protocol)等が用いられる。
図4は、本発明の実施形態1における情報処理装置3のソフトウェア構成例を示す図である。CPU150が、ROM152、記憶部154、又はCD−ROM157に記憶されている各種プログラムを実行することにより、図4に示すような、参照制限判定部301、表示制御部302、登録部303、生成部304、及び整合判定部305を含む各種機能が実現される。
情報処理装置3は、ユーザーごと、又は複数のユーザーをまとめたグループごとに、記憶部154に記憶領域を割り当てることができる。このような記憶領域は、ユーザーボックスと称される。ユーザーボックスに記憶されるドキュメントファイルは、セキュリティを確保するために、アクセス時に入力パスワードを要求する。つまり、情報処理装置3は、複数のドキュメントファイルのうち、少なくとも一部のドキュメントファイルに参照制限をかけることができる。
参照制限判定部301は、ユーザーが参照を要求するドキュメントファイルに参照制限がかけられているか否かを判定する。表示制御部302は、表示部211を制御することにより、複数のドキュメントファイルのうち、少なくとも一部のドキュメントファイルに含まれる複数の図形文字をサムネイル画像として表示部211に表示させる。
図形文字は、文字コード規格で定められた符号化文字のうち、言語学等で一般的に使われる意味での文字を含む。よって、図形文字は、ラテン文字、ギリシャ文字、キリル文字、平仮名、片仮名、漢字、又はアラビア文字等を含む。また、図形文字は、数字、数学記号、又は可視的に表現される記号類も含む。
表示制御部302は、参照制限判定部301がドキュメントファイルに参照制限がかけられていると判定しない場合、ユーザーのアクセス要求に応じてドキュメントファイルを参照可能に表示制御し、サムネイル画像で表示される頁だけでなく他の頁を表示部211に表示させる。表示制御部302は、参照制限判定部301がドキュメントファイルに参照制限がかけられていると判定する場合、ユーザーのアクセス要求時に入力パスワードを求める旨を表示部211に表示させる。
生成部304は、表示制御部302により表示される複数の図形文字と、複数の図形文字を使用して指定パスワードの参照先情報が含まれる指示語の指定位置情報と、指示語を使用して複数の図形文字から指定パスワードを指定する規則情報と、に基づき、指定パスワードを指定する。
指定位置情報は、複数の図形文字の中から指示語が存在する行数、列数、及び図形文字数を特定する。例えば、ドキュメントファイルの特定の頁がサムネイル画像として表示され、且つその特定の頁の3行目及び3列目から2文字に指定語が存在する場合、指定位置情報は、3行目、3列目、及び2文字となる。
規則情報は、指示語に含まれる複数の図形文字の画数、数字、又は順番に基づき、指定パスワードの位置を特定する演算位置情報として、複数の図形文字の中から指定パスワードが存在する行数、列数、及び図形文字数を特定する。
順番は、複数の図形文字で表現される文字体系の種類に応じて決定される。例えば、文字体系が、日本語であれば、順番は、五十音順である。また、例えば、文字体系が、英語であれば、順番は、アルファベット順である。
生成部304は、第1演算部304a、第2演算部304b、及び第3演算部304cを含む。第1演算部304aは、指定パスワードの参照先情報が含まれる指示語の指定位置情報と、複数の図形文字とに基づき、指示語を求める。第2演算部304bは、第1演算部304aにより求められる指示語と、複数の図形文字から指定パスワードを指定する規則情報とに基づき、指定パスワードの位置を特定する演算位置情報を求める。第3演算部304cは、第2演算部304bにより求められる演算位置情報と、複数の図形文字とに基づき、指定パスワードを求める。
整合判定部305は、生成部304により指定される指定パスワードと、入力される入力パスワードとが整合するか否かを判定する。表示制御部302は、整合判定部305により指定パスワードと入力パスワードとが整合すると判定される場合、一部のドキュメントファイルを参照自在に表示させる。
表示制御部302は、ユーザーがサムネイル画像を参照して入力パスワードを入力する場合、サムネイル画像の視認性を向上させることができる。例えば、表示制御部302は、複数の図形文字のそれぞれの表示サイズが下限値以下である場合、複数の図形文字の一部分を拡大表示させる。なお、複数の図形文字のそれぞれの表示サイズの下限値は、調整自在である。
表示制御部302は、サムネイル画像の領域内に、又はサムネイル画像の領域外に、複数の図形文字の行数及び列数を表示させる。例えば、表示制御部302は、図形文字が横に並べて構成される行に沿って行数を示す補助メモリを表示させる。同様に、表示制御部302は、図形文字が縦に並べて構成される列に沿って列数を示す補助メモリを表示させる。
表示制御部302による複数の図形文字の表示構成は画面設定情報に設定されている。画面設定情報は、ユーザーごと、又はシステム管理者により設定自在な表示制御に関する情報である。例えば、サムネイル画像として表示させるドキュメントファイルの1頁当たりの行数、列数、改行箇所、又は折り返し箇所等が設定される。
具体的には、表示制御部302は、サムネイル画像に指定パスワードを表示させていない場合、画面設定情報に基づき、サムネイル画像に指定パスワードを表示させるまで、複数の図形文字の表示を調整自在である。
より具体的には、表示制御部302は、画面設定情報として、指定パスワードを含む頁に至るまで、頁ごとに、複数の図形文字の行数及び列数を、複数の図形文字の行頭及び列頭からカウントし直して表示させる。
また、表示制御部302は、画面設定情報として、指定パスワードを含む頁に至るまで、頁ごとに、複数の図形文字の行数及び列数を、複数の図形文字の折り返し箇所から折り返し、カウントし直して表示させる。
また、表示制御部302は、画面設定情報として、指定パスワードを含む頁に至るまで、頁ごとに、複数の図形文字の行数及び列数を、複数の図形文字の改行箇所から改行し、カウントし直して表示させる。
登録部303は、複数のドキュメントファイルのそれぞれの指定位置情報及び規則情報の登録を受け付ける。例えば、登録部303は、操作部212により入力される指定位置情報及び規則情報を登録する。記憶部154は、登録部303により受け付けられる指定位置情報及び規則情報を記憶する。
なお、記憶部154は、指定位置情報及び規則情報に対応する指定パスワードと、指定パスワードに対応するドキュメントに参照権限が付与されているユーザー情報と、が関連付けて記憶されている。
登録部303は、規則情報として数字が新たに追加又は更新される場合、数字を規則情報に組み込ませる。
生成部304は、登録部303により指定位置情報及び規則情報が新たに登録されない場合、記憶部154に記憶されている指定位置情報及び規則情報に基づき、指定パスワードを指定する。
図5は、本発明の実施形態1における制御例を説明するフローチャートである。ステップS11において、規則情報の登録が受け付けられる。ステップS12において、指定位置情報の登録が受け付けられる。なお、ステップS11,S12の処理はなくてもよい。この場合には、上記で説明したように、記憶部154に記憶されている規則情報及び指定位置情報が以降の処理で使用される。
ステップS13において、ドキュメントファイルの参照制限があるか否かが判定される。参照制限の判定対象となるドキュメントファイルは、ユーザーにより参照要求がされているサムネイル画像に対応するドキュメントファイルである。ドキュメントファイルの参照制限があると判定される場合、ステップS14に進む。一方、ドキュメントファイルの参照制限があると判定されない場合、処理は終了する。
ステップS14において、指定パスワード生成処理が実行される。なお、指定パスワード生成処理の詳細については後述する。ステップS15において、表示処理が実行される。なお、表示処理の詳細については後述する。
ステップS16において、パスワードが入力されるか否かが判定される。パスワードは、ユーザーにより入力される入力パスワードである。パスワードが入力されると判定される場合、ステップS17に進む。一方、パスワードが入力されると判定されない場合、ステップS16のままとなる。
ステップS17において、パスワードが整合されるか否かが判定される。整合対象のパスワードは、生成部304により指定される指定パスワードと、ユーザーにより入力される入力パスワードとになる。パスワードが整合されると判定される場合、ステップS18に進む。一方、パスワードが整合されると判定されない場合、ステップS16に戻る。
ステップS18において、ドキュメントファイルの参照制限が解除される。よって、参照要求されているドキュメントファイルは、参照自在に表示される。
図6は、本発明の実施形態1における指定パスワード生成処理を説明するフローチャートである。ステップS31において、指定位置情報と、サムネイル画像に含まれる複数の図形文字とに基づき、指示語が求められる。ステップS32において、指示語と、規則情報とに基づき、演算位置情報が求められる。ステップS33において、演算位置情報と、サムネイル画像に含まれる複数の図形文字とに基づき、指定パスワードが求められる。
図7は、本発明の実施形態1における表示処理を説明するフローチャートである。なお,ステップS46〜S48のそれぞれの処理は、逐次実行及び並列実行の何れであってもよい。ステップS46〜S48のそれぞれの処理のうち、何れか1つの処理だけが実行されてもよい。
ステップS41において、図形文字の表示サイズが下限値以下であるか否かが判定される。図形文字の表示サイズが下限値以下であると判定される場合、ステップS42に進む。一方、図形文字の表示サイズが下限値以下であると判定されない場合、ステップS43に進む。
ステップS42において、図形文字が拡大表示される。ステップS43において、図形文字の行数及び列数を表示させていないか否かが判定される。図形文字の行数及び列数を表示させていないと判定される場合、ステップS44に進む。一方、図形文字の行数及び列数を表示させていないと判定されない場合、ステップS45に進む。
ステップS44において、サムネイル画像の領域内に、又はサムネイル画像の領域外に、図形文字の行数及び列数が表示される。
ステップS45において、サムネイル画像に指定パスワードを表示させていないか否かが判定される。サムネイル画像に指定パスワードを表示させていないと判定される場合、ステップS46に進む。一方、サムネイル画像に指定パスワードを表示させていないと判定されない場合、処理は終了する。
ステップS46において、指定パスワードを含む頁に至るまで、頁ごとに、図形文字の行数及び列数を、図形文字の行頭及び列頭からカウントし直して表示させる。ステップS47において、指定パスワードを含む頁に至るまで、頁ごとに、図形文字の行数及び列数を、図形文字の折り返し箇所から折り返し、カウントし直して表示させる。ステップS48において、指定パスワードを含む頁に至るまで、頁ごとに、図形文字の行数及び列数を、図形文字の改行箇所から改行し、カウントし直して表示させる。このようなステップS46〜S48の処理が実行され、処理は終了する。
図8は、本発明の実施形態1におけるドキュメントファイルのパスワードの解読を試行する表示例を示す図である。指定位置情報は、図8に示すように、行数を2とし、列数を4とし、文字数を3として指定される図形文字を指示語とすることが規定されている。よって、ドキュメントファイルAの指示語は、2行目且つ4列目から3文字の“かっか”である。なお、ドキュメントファイルA〜Dは、全て参照制限がかけられていると想定する。以降の説明においても同様とする。
規則情報は、図8に示すように、指示語の1文字目の画数を行数とし、指示語の2文字目の画数をが列数とし、指示語の3文字目の画数を文字数として指定される図形文字を指定パスワードとすることが規定されている。よって、ドキュメントファイルAの指定パスワードは、3行目且つ1列目から3文字の“まん中”である。
ここで、指定位置情報がわかっていないが、“まん中”という指定パスワードがわかったと仮定する。この仮定の場合、“まん中”という図形文字列から、他のパスワードも3行目且つ1列目から3文字であるとユーザーが推測したとする。この推測の場合、ドキュメントファイルBの指定パスワードは“愉快た”であると推定される。同様に、ドキュメントファイルCの指定パスワードは、“扉も専”であると推定される。同様に、ドキュメントファイルDの指定パスワードは、“野ねず”であると推定される。しかし、ドキュメントファイルB〜Dの指定パスワードの推定は、全て誤りとなる。
つまり、指定パスワードから規則情報が推定できたとしても、指定位置情報がわからないため、他のドキュメントファイルに規則情報を適用したとしても、正しい指定パスワードを導き出すことはできない。
図9は、本発明の実施形態1におけるドキュメントファイルの指示語とパスワードとの組み合わせの表示例を示す図である。図8の一例では、指示位置情報がわかっていないため、指定パスワードの推定が全て誤りとなった。指定位置情報を正しく適用する場合、ドキュメントファイルB〜Dの指定パスワードは、図9に示す結果となる。
ドキュメントファイルBに指定位置情報を適用すると、指示語は、2行目且つ4列目から3文字であるため、“るとお”である。よって、1文字目の“る”が3画であり、2文字面の“と”が2画であり、3文字目の“お”が4画であるため、ドキュメントファイルBの指定パスワードは、3行目且つ2列目から4文字の“快たちの”である。
ドキュメントファイルCに指定位置情報を適用すると、指示語は、2行目且つ4列目から3文字であるため、“かえて”である。よって、1文字目の“か”が3画であり、2文字面の“え”が3画であり、3文字目の“て”が2画であるため、ドキュメントファイルBの指定パスワードは、3行目且つ3列目から2文字の“専門”である。
ドキュメントファイルDに指定位置情報を適用すると、指示語は、2行目且つ4列目から3文字であるため、“シュを”である。よって、1文字目の“シ”が3画であり、2文字面の“ュ”が2画であり、3文字目の“を”が4画であるため、ドキュメントファイルBの指定パスワードは、3行目且つ2列目から4文字の“ねずみ、”である。
つまり、指定位置情報及び規則情報の両方がわかった前提で、指定位置情報及び規則情報を他のドキュメントファイルに適用すれば、正しい指定パスワードを導き出すことができる。
図10は、本発明の実施形態1におけるドキュメントファイルのパスワードの解読の試行に伴い複数のパスワード候補が上がる表示例を示す図である。指定パスワードの位置がわかっている場合、指定パスワードから規則情報は推測される。例えば、図10に示すように、指定パスワードによる指示語候補は、1文字目が5画の文字であり、2文字目が3画の文字であり、文字数が3文字である。サムネイル画像として表示される頁の中に、このような条件を満たす語は、例えば、“ほさく”が当てはまる。しかし、このような条件を満たす語は、例えば、“なあん”も当てはまる。
つまり、指示語の指定位置情報がわからないままであるため、指示語候補が複数存在する場合、何れであるかを特定することはできない。
以上の説明から、本実施形態の作用効果について従来例と比較しつつ説明する。図12は、従来におけるドキュメントファイルのパスワードの表示例を示す図である。図12に示すように、指定パスワードは、規則により指定される。図13は、従来におけるドキュメントファイルのパスワードから他のドキュメントファイルのパスワードを推測する一例を示す図である。図13に示すように、複数のドキュメントファイルのうち、一部のドキュメントファイルの指定パスワードがわかる場合、指定パスワードから規則を推定できる。よって、その推定した規則を他のドキュメントファイルに適用すれば、他のドキュメントファイルの指定パスワードを特定することができる。
一方、本実施形態においては、サムネイル画像に含まれる複数の図形文字と、複数の図形文字を使用して指定パスワードの参照先情報が含まれる指示語の指定位置情報と、指示語を使用して複数の図形文字から指定パスワードを指定する規則情報と、に基づき、指定パスワードが指定される。
よって、複数の図形文字からパスワードを導く過程を推測する困難性を増加させることができる。したがって、ドキュメントファイルのサムネイル画像から他のドキュメントファイルが参照可能となることを防止することができる。
また、本実施形態においては、指定位置情報は、指示語が存在する行数、列数、及び図形文字数を特定する。規則情報は、指示語に含まれるそれぞれの図形文字の画数、数字、又は順番に基づき、複数の図形文字の中からパスワードが存在する行数、列数、及び図形文字数を特定する。
よって、パスワードだけでなく、パスワードを指示する指示語も把握しなければ、パスワードを導く規則を他のドキュメントファイルに適用できない。したがって、パスワードだけでは、その指示語を一意に探し出すことができないため、ドキュメントファイルを参照可能とするための暗号強度を高めることができる。
また、本実施形態においては、順番は、複数の図形文字で表現される文字体系の種類に応じて決定される。よって、各種文字体系に対応できる。したがって、指示語で表現できる組み合わせが増加するため、ドキュメントファイルを参照可能とするための暗号強度をさらに高めることができる。
また、本実施形態においては、ドキュメントファイルごとに指定位置情報及び規則情報が登録される。また、指定位置情報及び規則情報が新たに登録されない場合、既に記憶されている指定位置情報及び規則情報に基づき指定パスワードが指定される。
よって、ドキュメントファイルごとに異なるロックをかけることができる。また、既に記憶されている指定位置情報及び規則情報を利用できるので、ドキュメントファイルの操作を短縮することができる。したがって、ドキュメントファイルの操作性を向上させることができる。
また、本実施形態においては、規則情報として数字が新たに追加又は更新される場合、数字を規則情報に組み込ませる。よって、規則情報による表現可能範囲を広げることができる。したがって、指示語で表現できる組み合わせが増加するため、ドキュメントファイルを参照可能とするための暗号強度をさらに顕著に高めることができる。
また、本実施形態においては、複数の図形文字のそれぞれの表示サイズが下限値以下である場合、複数の図形文字の一部が拡大表示される。よって、図形文字の表示サイズが小さかったとしても、拡大表示可能となる。したがって、図形文字の表示サイズをサムネイル画像で認識可能な大きさに調整することができる。
また、本実施形態においては、図形文字の表示サイズの下限値は、調整自在である。よって、ユーザーの好みに応じて図形文字の表示サイズを変更することができる。したがって、ユニバーサルデザインに準拠したサムネイル画像を提供することができる。
また、本実施形態においては、サムネイル画像の領域内に、又はサムネイル画像の領域外に、複数の図形文字の行数及び列数が表示される。よって、サムネイル画像で表示されている複数の図形文字の位置を容易に把握させることができる。したがって、サムネイル画像を参照しつつ、指定パスワードを探し出す作業効率を上昇させることができる。
また、本実施形態においては、サムネイル画像に指定パスワードが表示されていない場合、複数の図形文字の表示構成が設定される画面設定情報に基づき、サムネイル画像に指定パスワードを表示させるまで、複数の図形文字の表示が調整自在である。よって、画面設定情報を使用して、サムネイル画像に指定パスワードを表示させた状態に設定することができる。したがって、サムネイル画像を参照しつつ、指示語から指定パスワードを探し出すことができる。
また、本実施形態においては、サムネイル画像に指定パスワードが表示されていない場合、指定パスワードを含む頁に至るまで、頁ごとに、複数の図形文字の行数及び列数が、複数の図形文字の行頭及び列頭からカウントし直して表示される。よって、ドキュメントファイルに複数頁が含まれる場合であっても、サムネイル画像を参照して指示語から指定パスワードを探し出す作業を行うことができる。したがって、ドキュメントファイルが長文から構成されるファイルであっても、サムネイル画像を介して作業することができる。
また、本実施形態においては、サムネイル画像に指定パスワードが表示されていない場合、指定パスワードを含む頁に至るまで、頁ごとに、複数の図形文字の行数及び列数が、複数の図形文字の折り返し箇所から折り返し、カウントし直して表示される。よって、折り返しごとに行数び列数をカウントすることができる。したがって、折り返しごとに複数の図形文字の行及び列のカウント数を表示するインターフェースを提供することができる。
また、本実施形態においては、サムネイル画像に指定パスワードが表示されていない場合、指定パスワードを含む頁に至るまで、頁ごとに、複数の図形文字の行数及び列数が、複数の図形文字の改行箇所から折り返し、カウントし直して表示される。よって、改行ごとに行数及び列数をカウントすることができる。したがって、改行ごとに複数の図形文字の行及び列のカウント数を表示するインターフェースを提供することができる。
実施形態2.
実施形態2において、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付記し、その説明については省略する。実施形態2においては、ドキュメントファイルごとにサムネイル画像が表示されるのではなく、ファイルリストから選択されたドキュメントファイルが表示される。
図11は、本発明の実施形態2におけるリストに基づくドキュメントファイルの表示例を示す図である。図11に示すように、ドキュメントファイルAが選択される場合、ドキュメントファイルAが参照制限をかけられている状態で表示される。同様に、ドキュメントファイルBが選択される場合、ドキュメントファイルBが参照制限をかけられている状態で表示される。
ドキュメントファイルA、Bの何れにおいても、参照制限をかけられている状態では、指定パスワードが表示される頁のみが表示され、指定パスワードと、入力パスワードとの整合がとれる場合、指定パスワードが表示される頁以外も参照可能となる。
このように、サムネイル画像でなくても、図形文字と、指定パスワードの参照先情報が含まれる指示語の指定位置情報と、指定パスワードを指定する規則情報と、に基づき生成される指定パスワードと、入力される入力パスワードとが整合するか否かを判定する処理を行うことができる。
以上、本発明に係る画像形成システム1を実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、本実施形態においては、表示部211が液晶ディスプレイから構成される一例について説明したが、特にこれに限定されない。例えば、表示部211は、有機ELディスプレイから構成されてもよい。
また、例えば、本実施形態においては、メイン回路15に記憶部154が設けられている一例について説明したが、特にこれに限定されない。例えば、メイン回路15にフラッシュメモリ等のような不揮発性メモリが設けられていてもよい。
また、例えば、本実施形態においては、メイン回路15に本体側インターフェース部151が設けられる一例について説明したが、特にこれに限定されない。例えば、本体側インターフェース部151は、FlashAir(登録商標)のように、無線LAN機能が搭載されているメモリカードを利用して通信媒体7との通信を実現させてもよい。
また、例えば、本実施形態においては、認証部27が非接触読取装置を備える一例について説明したが、特にこれに限定されない。例えば、認証部27は、生体情報読取装置により、登録ユーザーのログインを受け付けてもよい。また、例えば、認証部27は、ログインIDと、パスワードとを受け付ける機能を実現するものであってもよい。つまり、認証部27は、登録ユーザーと、非登録ユーザーとを識別できる構成であればよい。
また、例えば、本実施形態においては、図形文字の1文字目が行数、図形文字の2文字目が列数、及び図形文字の3文字目が文字数である一例について説明したが、特にこれに限定されない。例えば、図形文字の1文字目が文字数、図形文字の2文字目が列数、図形文字の3文字目が行数であってもよい。すなわち、図形文字の中から指示語が指定でき、指定語により指定パスワードが指定できればよい。
また、例えば、本実施形態においては、全てのドキュメントファイルに参照制限がかけられている一例について説明したが、特にこれに限定されない。例えば、2つ以上のドキュメントファイルに参照制限がかけられていてもよい。具体的には、ドキュメントファイルA〜Cに参照制限がかけられ、ドキュメントファイルDに参照制限がかけられていない場合であってもよい。つまり、本実施形態に係る情報処理装置3は、複数のドキュメントファイルのうち、少なくとも一部のドキュメントファイルに参照制限がかけられているものに適用可能である。
1 画像形成システム
3 情報処理装置
5 情報端末
7 通信媒体
11 画像形成部
12 画像処理部
13 電源部
15 メイン回路
17 原稿読取部
18 自動原稿搬送装置
21 操作パネル
25 給紙部
27 認証部
150 CPU
151 本体側I/F部
152 ROM
153 RAM
154 記憶部
155 ファクシミリ部
156 外部記憶装置
157 CD−ROM
211 表示部
212 操作部
212a タッチパネル
212b ハードキー部
301 参照制限判定部
302 表示制御部
303 登録部
304 生成部
304a 第1演算部
304b 第2演算部
304c 第3演算部
305 整合判定部

Claims (14)

  1. 複数のドキュメントファイルのうち、少なくとも一部のドキュメントファイルに参照制限をかける情報処理装置であって、
    前記一部のドキュメントファイルに含まれる複数の図形文字をサムネイル画像として表示させる表示制御部と、
    前記表示制御部により表示される前記複数の図形文字と、前記複数の図形文字を使用して指定パスワードの参照先情報が含まれる指示語の指定位置情報と、前記指示語を使用して前記複数の図形文字から前記指定パスワードを指定する規則情報と、に基づき、前記指定パスワードを指定する生成部と、
    前記生成部により指定される前記指定パスワードと、入力される入力パスワードとが整合するか否かを判定する整合判定部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、
    前記整合判定部により前記指定パスワードと前記入力パスワードとが整合すると判定される場合、前記一部のドキュメントファイルを参照自在に表示させる、
    情報処理装置。
  2. 前記生成部は、
    前記指定位置情報と、前記複数の図形文字とに基づき、前記指示語を求める第1演算部と、
    前記第1演算部により求められる前記指示語と、前記規則情報とに基づき、前記指定パスワードの位置を特定する演算位置情報を求める第2演算部と、
    前記第2演算部により求められる前記演算位置情報と、前記複数の図形文字とに基づき、前記指定パスワードを求める第3演算部と、
    を備え、
    前記指定位置情報は、
    前記複数の図形文字の中から前記指示語が存在する行数、列数、及び図形文字数を特定し、
    前記規則情報は、
    前記指示語に含まれる前記複数の図形文字の画数、数字、又は順番に基づき、前記演算位置情報として、前記複数の図形文字の中から前記指定パスワードが存在する行数、列数、及び図形文字数を特定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記順番は、
    前記複数の図形文字で表現される文字体系の種類に応じて決定される、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記複数のドキュメントファイルのそれぞれの前記指定位置情報及び前記規則情報の登録を受け付ける登録部と、
    前記登録部により受け付けられる前記指定位置情報及び前記規則情報を記憶する記憶部と、
    をさらに備え、
    前記生成部は、
    前記登録部により前記指定位置情報及び前記規則情報が新たに登録されない場合、前記記憶部に記憶されている前記指定位置情報及び前記規則情報に基づき、前記指定パスワードを指定する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記登録部は、
    前記規則情報として前記数字が新たに追加又は更新される場合、前記数字を前記規則情報に組み込ませる、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示制御部は、
    前記複数の図形文字のそれぞれの表示サイズが下限値以下である場合、前記複数の図形文字の一部分を拡大表示させる、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記複数の図形文字のそれぞれの表示サイズの下限値は、調整自在である、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記表示制御部は、
    前記サムネイル画像の領域内に、又は前記サムネイル画像の領域外に、前記複数の図形文字の行数及び列数を表示させる、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記表示制御部による前記複数の図形文字の表示構成が画面設定情報に設定され、
    前記表示制御部は、
    前記サムネイル画像に前記指定パスワードを表示させていない場合、前記画面設定情報に基づき、前記サムネイル画像に前記指定パスワードを表示させるまで、前記複数の図形文字の表示を調整自在である、
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記表示制御部は、
    前記画面設定情報として、
    前記指定パスワードを含む頁に至るまで、前記頁ごとに、前記複数の図形文字の行数及び列数を、前記複数の図形文字の行頭及び列頭からカウントし直して表示させる、
    請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記表示制御部は、
    前記画面設定情報として、
    前記指定パスワードを含む頁に至るまで、前記頁ごとに、前記複数の図形文字の行数及び列数を、前記複数の図形文字の折り返し箇所から折り返し、カウントし直して表示させる、
    請求項9に記載の情報処理装置。
  12. 前記表示制御部は、
    前記画面設定情報として、
    前記指定パスワードを含む頁に至るまで、前記頁ごとに、前記複数の図形文字の行数及び列数を、前記複数の図形文字の改行箇所から改行し、カウントし直して表示させる、
    請求項9に記載の情報処理装置。
  13. 複数のドキュメントファイルのうち、少なくとも一部のドキュメントファイルに参照制限をかける情報処理装置により実行される情報処理方法であって、
    前記一部のドキュメントファイルに含まれる複数の図形文字をサムネイル画像として表示させる表示制御ステップと、
    前記表示制御ステップにより表示される前記複数の図形文字と、前記複数の図形文字を使用して指定パスワードの参照先情報が含まれる指示語の指定位置情報と、前記指示語を使用して前記複数の図形文字から前記指定パスワードを指定する規則情報と、に基づき、前記指定パスワードを指定する生成ステップと、
    前記生成ステップにより指定される前記指定パスワードと、入力される入力パスワードとが整合するか否かを判定する整合判定ステップと、
    を含み、
    前記表示制御ステップは、
    前記整合判定ステップにより前記指定パスワードと前記入力パスワードとが整合すると判定される場合、前記一部のドキュメントファイルを参照自在に表示させる、
    情報処理方法。
  14. 複数のドキュメントファイルのうち、少なくとも一部のドキュメントファイルに参照制限をかける情報処理装置を制御するコンピュータに、
    前記一部のドキュメントファイルに含まれる複数の図形文字をサムネイル画像として表示させる表示制御部と、
    前記表示制御部により表示される前記複数の図形文字と、前記複数の図形文字を使用して指定パスワードの参照先情報が含まれる指示語の指定位置情報と、前記指示語を使用して前記複数の図形文字から前記指定パスワードを指定する規則情報と、に基づき、前記指定パスワードを指定する生成部と、
    前記生成部により指定される前記指定パスワードと、入力される入力パスワードとが整合するか否かを判定する整合判定部と、
    を実現させるためのプログラムであって、
    前記表示制御部は、
    前記整合判定部により前記指定パスワードと前記入力パスワードとが整合すると判定される場合、前記一部のドキュメントファイルを参照自在に表示させる、
    プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018052025A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 コニカミノルタ株式会社 画像出力装置

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