JP2018006301A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】一方のコネクタが他方のコネクタにおける所定の位置からずれた状態で嵌合が開始された場合であっても、他方のコネクタにおける所定の位置に一方のコネクタをガイドすることができる電気コネクタを提供する。
【解決手段】電気コネクタは、一対の第1のホールドダウンを有する第1のコネクタと、一対の第2のホールドダウンを有する第2のコネクタと、を備える。また、第1のホールドダウンは、第2のコネクタにおける壁部に沿って立ち上がる起立部を有し、第2のホールドダウンは片持ち状に延出する弾性変位可能な嵌合ガイド部を有する。そして、嵌合ガイド部は、第2のコネクタの挿入方向に対して傾斜する斜面部を有し、第2のコネクタが挿入される際に、斜面部が起立部に摺接すると、弾性変位して第2のコネクタを第1のコネクタにおける所定の位置にガイドする。
【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、電気コネクタに関する。
従来、基板と基板とを電気的に接続するために、プラグコネクタとレセプタクルコネクタとを含む電気コネクタが用いられている。この種の電気コネクタでは、例えば、一方の基板上にレセプタクルコネクタが実装され、もう一方の基板上にプラグコネクタが実装されて、両方の基板で挟み込むようにして、プラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5751434号公報
しかしながら、上記従来の電気コネクタでは、基板が両コネクタの大部分を覆って作業者の視界を遮ってしまうことから、プラグコネクタとレセプタクルコネクタとを正確に位置合わせしてから嵌合を開始することが困難である。このため、プラグコネクタがレセプタクルコネクタの所定の位置からずれた状態で嵌合が開始され得るが、かかる所定の位置からずれた状態のままでプラグコネクタが嵌合されると、電気的な接続不良をまねく恐れがあった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、一方のコネクタが他方のコネクタにおける所定の位置からずれた状態で嵌合が開始された場合であっても、かかる所定の位置に一方のコネクタをガイドすることができる電気コネクタを提供することを目的とする。
実施形態に係る電気コネクタは、枠形状の絶縁性の壁部で内部領域を形成する第1のハウジングと、前記第1のハウジングに配列された導電性の部材である複数の第1のコンタクトと、前記第1のコンタクトの配列方向における前記第1のハウジングの両端にそれぞれ設けられた一対の第1のホールドダウンと、を有する第1のコネクタと、前記第1のハウジングの前記内部領域に少なくとも一部が挿入可能な絶縁性の挿入部を有する第2のハウジングと、前記第2のハウジングに配列された導電性の部材である複数の第2のコンタクトと、前記第2のコンタクトの配列方向における前記挿入部の両端にそれぞれ設けられた一対の第2のホールドダウンと、を有する第2のコネクタと、を備え、前記第1のハウジングの前記内部領域に前記第2のハウジングの前記挿入部を挿入して前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを嵌合させることで、複数の前記第1のコンタクトと複数の前記第2のコンタクトとがそれぞれ電気的に接続される。また、前記第1のホールドダウンは、前記第1のコンタクトの前記配列方向における前記第1のハウジングの両端の前記壁部に沿って立ち上がる起立部を有し、前記第2のホールドダウンは、前記第2のコンタクトの前記配列方向における前記第2のハウジングの前記挿入部の両端から片持ち状に延出する弾性変位可能な嵌合ガイド部を有する。そして、前記嵌合ガイド部は、前記挿入部の前記内部領域への挿入方向に対して傾斜する斜面部を有し、前記挿入部が前記内部領域に挿入される際に、前記斜面部が前記起立部に摺接すると、弾性変位して前記挿入部を前記内部領域の所定の位置にガイドする。
実施形態の一態様によれば、第2のコネクタが第1のコネクタにおける所定の位置からずれた状態で嵌合が開始された場合であっても、嵌合ガイド部は、第1のコネクタにおける所定の位置に第2のコネクタをガイドすることができる。
図1は、実施形態に係る電気コネクタにおけるプラグコネクタとレセプタクルコネクタとを示す図である。 図2は、図1に示すプラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合状態にある様子を示す図である。 図3は、図1に示すレセプタクルコネクタの外観斜視図(その1)である。 図4は、図1に示すレセプタクルコネクタの外観斜視図(その2)である。 図5は、図1に示すレセプタクルコネクタの平面図である。 図6は、図5に示すA−A線の矢視断面図である。 図7は、レセプタクルコネクタが有するホールドダウンの外観斜視図(その1)である。 図8は、レセプタクルコネクタが有するホールドダウンの外観斜視図(その2)である。 図9は、レセプタクルコネクタが有するホールドダウンの側面図である。 図10は、図1に示すプラグコネクタの外観斜視図(その1)である。 図11は、図1に示すプラグコネクタの外観斜視図(その2)である。 図12は、図1に示すプラグコネクタの下面図である。 図13は、図12に示すB−B線の矢視断面図である。 図14は、図1に示すプラグコネクタの側面図である。 図15は、プラグコネクタが有するホールドダウンの外観斜視図(その1)である。 図16は、プラグコネクタが有するホールドダウンの外観斜視図(その2)である。 図17は、プラグコネクタが有するホールドダウンの側面図である。 図18は、図1に示すプラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合前の状態にある様子を示す平面図である。 図19は、図18に示すC−C線の矢視断面図である。 図20は、図1に示すプラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合を始めた状態にある様子を示した図18のC−C線に相当する矢視断面図である。 図21は、図1に示すプラグコネクタとレセプタクルコネクタとが半嵌合状態にある様子を示した図18のC−C線に相当する矢視断面図である。 図22は、図1に示すプラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合状態にある様子を示した図18のC−C線に相当する矢視断面図である。 図23は、実施形態に係る電気コネクタにおけるプラグコネクタの抜去方法を示した図22に対応する断面拡大図である。 図24は、実施形態に係る他のプラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合前の状態にある様子を示した図19に対応する断面拡大図である。 図25は、実施形態に係る他のプラグコネクタとレセプタクルコネクタとが半嵌合状態にある様子を示した図21に対応する断面拡大図である。 図26は、実施形態に係る他のプラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合状態にある様子を示した図22に対応する断面拡大図である。
以下、本願に係る電気コネクタの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<1.電気コネクタの概略>
まず、図1および図2を参照して実施形態に係る電気コネクタの概略を説明する。図1に示すように、実施形態に係る電気コネクタ1は、レセプタクルコネクタ10と、プラグコネクタ20と、を備え、図2に示すように、レセプタクルコネクタ10とプラグコネクタ20とは嵌合して連結される。なお、理解を容易にするため、図1においては、プラグコネクタ20および基板60を裏表逆の状態で示している。
なお、以下においては、説明の便宜上、レセプタクルコネクタ10に対してプラグコネクタ20を差し込む方向(Z軸負方向)を「下方向」とし、その逆方向(Z軸正方向)を「上方向」とする。また、レセプタクルコネクタ10およびプラグコネクタ20の長手方向(Y軸正負方向)を「コネクタ長手方向」「左右方向」とする。また、「上下方向」と「コネクタ長手方向」の双方に直交する方向(X軸正負方向)を「コネクタ幅方向」「前後方向」とする。
レセプタクルコネクタ10(第1のコネクタの一例)は、合成樹脂等の絶縁部材で形成され、枠形状の壁部11aで凹形状の内部領域11bを形成しているハウジング11(第1のハウジングの一例)を有する。また、レセプタクルコネクタ10は、ハウジング11に配列して配置された複数のコンタクト12(第1のコンタクトの一例)と、コンタクト12の配列方向(コネクタ長手方向)におけるハウジング11の両端にそれぞれ設けられたホールドダウン13(第1のホールドダウンの一例)とを備える。そして、レセプタクルコネクタ10は、基板50の上面側に実装される。
また、複数のコンタクト12はコネクタ長手方向に沿って内部領域11bに配置されているとともに、ハウジング11から下側に延出した基板接続部12aを有する。そして、基板接続部12aと基板50の主面上に設けられた配線端子(図示せず)とが電気的に接続される(例えば、半田付けされる)。また、ホールドダウン13は、コンタクト12の配列方向におけるハウジング11の両端の壁部11aに沿って立ち上がる起立部13aを有する。
プラグコネクタ20(第2のコネクタの一例)は、合成樹脂等の絶縁部材で形成され、レセプタクルコネクタ10の内部領域11bに挿入可能な凸形状の挿入部21aが形成されたハウジング21(第2のハウジングの一例)を有する。また、プラグコネクタ20は、ハウジング21に配列して配置された複数のコンタクト22(第2のコンタクトの一例)と、コンタクト22の配列方向(コネクタ長手方向)における挿入部21aの両端にそれぞれ設けられたホールドダウン23(第2のホールドダウンの一例)とを備える。そして、プラグコネクタ20は、基板60の下面側(図1では上面側)に実装される。
また、複数のコンタクト22は、挿入部21aに配置されているとともに、ハウジング21から上側(図1では下側)に延出した基板接続部22aを有する。そして、基板接続部22aと基板60の主面上に設けられた配線端子(図示せず)とが電気的に接続される(例えば、半田付けされる)。また、ホールドダウン23は、コンタクト22の配列方向におけるハウジング21の挿入部21aの両端から片持ち状に延出する弾性変位可能な嵌合ガイド部23aを有する。なお、嵌合ガイド部23aの具体的な形状については、図14等を用いて後述する。
また、レセプタクルコネクタ10とプラグコネクタ20とが嵌合状態にある場合(図2参照)、複数のコンタクト12がそれぞれ複数のコンタクト22に接触して接続される。これにより、基板50と基板60とが電気的に接続される。
ここで、電気コネクタ1において、プラグコネクタ20の嵌合ガイド部23aは、レセプタクルコネクタ10への挿入方向(図1では上方向)に対して傾斜する斜面部23bを有する。そして、プラグコネクタ20がレセプタクルコネクタ10に挿入される際に所定の位置から左右方向にずれていた場合、嵌合ガイド部23aの斜面部23bが、ホールドダウン13の起立部13aに摺接する。さらに、嵌合ガイド部23aが弾性変位することにより、かかる弾性変位で発生した反力を利用して、嵌合ガイド部23aがプラグコネクタ20をレセプタクルコネクタ10における所定の位置にガイドする。
したがって、嵌合ガイド部23aによりプラグコネクタ20が所定の位置にガイドされることから、プラグコネクタ20が左右方向にずれた状態でレセプタクルコネクタ10に嵌合される、いわゆる軸ズレ嵌合を抑制できる。以下、レセプタクルコネクタ10およびプラグコネクタ20の構成等をさらに詳細に説明する。
<2.レセプタクルコネクタ>
次に、図3〜図9を参照してレセプタクルコネクタ10の構成を説明する。上述したように、レセプタクルコネクタ10は、絶縁性のハウジング11と、複数のコンタクト12と、一対のホールドダウン13とを備える。
図3に示すように、ハウジング11は、左右方向が長手方向である略矩形形状を有する。ハウジング11は、枠形状の壁部11aと、壁部11aの枠内に隆起する芯部11eと、壁部11aの各角部近傍で上方向(Z軸正方向)に突出する凸部11fとを有する。また、ハウジング11には、芯部11eの短辺における上辺にそれぞれ傾斜部11iが設けられる。
また、ハウジング11には、左右両端に、壁部11aおよび芯部11eに囲まれるように一対の凹部11cが形成され、コネクタ長手方向に延びる壁部11aと芯部11eとの間に一対の溝部11dが形成される。そして、一対の凹部11cおよび一対の溝部11dで、プラグコネクタ20が嵌合可能となる平面視で略O字形状に窪んだ内部領域11bが形成される。
また、図4に示すように、ハウジング11は、床部11gと、底面部11hとを有する。床部11gは、壁部11aの左右両端における底をふさぐように配置される。底面部11hは、一対の床部11g同士を接続するように配置される。なお、図6に示すように、底面部11hは上側(Z軸正方向)で芯部11eと接続されている。さらに、ハウジング11には、底面部11hにある複数の隙間からそれぞれ内部領域11bに突出する複数のコンタクト圧入部11kが形成され、複数のコンタクト圧入部11kは、底面部11hを挟んだ状態でコネクタ長手方向に二列配置される。そして、それぞれのコンタクト圧入部11kに、コンタクト12が下面側から圧入されることで、複数のコンタクト12がハウジング11の内部領域11bにコネクタ長手方向に沿って二列に並んで配置される。
コンタクト12は、図6に示すように、自由端側とは反対の基端側に位置する基板接続部12aと、湾曲部12bと、延伸部12cと、折曲部12dとを有する。湾曲部12bは、断面視で略U字形状であり、基板接続部12aからハウジング11の内側に向かって上方に湾曲している。延伸部12cは、湾曲部12bからハウジング11の内側に向かってコネクタ幅方向に延びている。折曲部12dは、延伸部12cから上方に向かって延び、略J字形状に折れ曲がっている。そして、コンタクト12は、湾曲部12bが折曲部12dに向けて突出しており、折曲部12dが湾曲部12bに向けて突出している。これにより、コンタクト12は、レセプタクルコネクタ10とプラグコネクタ20との嵌合時に、内部領域11bに位置するプラグコネクタ20のコンタクト22と接触可能である。また、コンタクト12は、例えばベリリウム銅やリン青銅、チタン銅等の弾性を有する導電性の材料で構成されており、湾曲部12bと折曲部12dとでプラグコネクタ20のコンタクト22を挟み込むように弾性接触させることができる。
また、基板接続部12aは、図4に示すように、ハウジング11の下面から、外方に延びるように突出しており、ハウジング11の下面と略面一に配置されている。そして、レセプタクルコネクタ10が基板50(図1参照)に実装される際に、基板接続部12aが基板50の上面に設けられた配線端子と当接して(例えば、半田付けされて)、コンタクト12が配線端子と電気的に接続される。
ホールドダウン13は、図3に示すように、コンタクト12の配列方向(コネクタ長手方向)におけるハウジング11の両端にそれぞれ一対設けられており、壁部11aに沿うように配置されている。
ホールドダウン13は、図7〜図9に示すように、平面視で略Ω字形状を有し、例えば銅板等の金属板が折り曲げられて形成されている。ホールドダウン13は、起立部13aと、一対の第1接合部13cと、屈曲部13dと、一対の延伸部13fと、一対の折曲部13gと、4個の突出部13hと、一対の第2接合部13iと、第1ロック部13bと、スリット13eとを有する。略矩形形状の起立部13aは、略垂直に上方(Z軸正方向)に延びており、壁部11aの短辺の内壁に沿って上方に立ち上がるように配置される。第1接合部13cは、起立部13aの下辺から下側(Z軸負方向)に向かって突出する。屈曲部13dは、起立部13aの上辺から壁部11aの短辺の上面に沿うように折り曲げられる。延伸部13fは、起立部13aの側辺からそれぞれ壁部11aの長辺の内壁に沿って延びる。折曲部13gは、延伸部13fの上辺から壁部11aの長辺の上面を経由して下方に延びる。突出部13hは、折曲部13gの両方の側辺から左右方向に突出する。第2接合部13iは、折曲部13gの下辺から外に折れ曲がる。第1ロック部13bは、起立部13aの中央付近に設けられた貫通孔である(図8参照)。スリット13eは、屈曲部13dの開放端に設けられる。
また、ホールドダウン13は、ハウジング11の凹部11cに収容されるように上方から挿入され、折曲部13gおよび突出部13hが壁部11aの長辺の外壁に設けられる溝形状のホールドダウン圧入部11mに上方から圧入されて固定される(図3参照)。また、ホールドダウン13の第1接合部13cは、ハウジング11の床部11gに設けられる孔部11jに挿入され、床部11gの底面に露出する(図4参照)。
そして、ハウジング11の底面に露出する第1接合部13cおよび第2接合部13iと基板50とを、半田等の接合材で接合することにより、レセプタクルコネクタ10の基板50への固定を補強できる。
<3.プラグコネクタ>
次に、図10〜図17を参照してプラグコネクタ20の構成を説明する。上述したように、プラグコネクタ20は、絶縁性のハウジング21と、複数のコンタクト22と、一対のホールドダウン23とを備える。
ハウジング21は、図10および図11に示すように、左右方向が長手方向である略矩形形状を有する。ハウジング21は、板部21bと、一対の壁部21cと、一対の凸部21dとを有する。略矩形形状の板部21bは、ハウジング21の上部に配置されている。一対の壁部21cは、それぞれ板部21bの各長辺に沿って下方(上下逆に示した図11では上方)に突出している。一対の凸部21dは、板部21bの各短辺からそれぞれ下方(上下逆に示した図11では上方)に突出している。そして、一対の壁部21cおよび一対の凸部21dにより、レセプタクルコネクタ10の内部領域11bに少なくとも一部が挿入可能である、略O字形状に突出する挿入部21aが形成される(図11参照)。
また、ハウジング21には、図11に示すように、突出部21eと、傾斜部21fと、凹部21gとが設けられている。突出部21eは、壁部21cの外側の側面における左右方向の両端から外方に突出している。傾斜部21fは、凸部21dにおける内側の側面の下辺(上下逆に示した図11では上辺)に、プラグコネクタ20をレセプタクルコネクタ10に挿入する方向に対して傾斜して形成されている。凹部21gは、壁部21cの外側の側面において、隣接するコンタクト22の間に設けられている凹みである。
そして、ハウジング21の一対の壁部21cには、導電性の部材で構成される複数のコンタクト22が、コネクタ長手方向に所定間隔を空けて配列するように例えばインサート成形により一部が埋め込まれる。コンタクト22は、図13に示すように、基板接続部22aと、湾曲部22bとを有する。基板接続部22aは、ハウジング21の上面と略面一に配置され、基板60(図1参照)の上面に設けられた配線端子に例えば半田付けされる。湾曲部22bは、基板接続部22aから延びて下方(Z軸負方向)に向かって湾曲し、ハウジング21の壁部21cから露出するようにハウジング21に埋め込まれる。そして、挿入部21aの挿入時に、湾曲部22bとレセプタクルコネクタ10のコンタクト12が接触して、電気的に接続される。
ホールドダウン23は、図15〜図17に示すように、底面部23cと、斜面部23bと、直立部23dと、第2ロック部23eと、一対の側壁部23fと、内壁部23gと、基板接合部23hとを有する。略矩形形状の底面部23cは、ハウジング21における凸部21dの下面に沿って配置される(図11参照)。斜面部23bは、底面部23cの1辺から傾斜して上方(Z軸正方向)に延びている。直立部23dは、斜面部23bの上辺から略垂直に上方(Z軸正方向)に延びている。外方に突出する突起形状の第2ロック部23eは、直立部23dの中央部分に設けられている。側壁部23fは、底面部23cにおける斜面部23bが設けられた辺とは略垂直である2辺からそれぞれ凸部21dに沿って上方向(Z軸正方向)に延びている。内壁部23gは、底面部23cにおける斜面部23bが設けられた辺と向かい合う辺から上方向(Z軸正方向)に延びている。平面視で略Ω字形状の基板接合部23hは、内壁部23gの上辺から直立部23dに向かって略水平に延びている。そして、ハウジング21の上面に露出する基板接合部23h(図10参照)と、基板60(図1参照)とを半田等の接合材で接合することにより、プラグコネクタ20の基板60への固定を補強できる。
ホールドダウン23は、例えばベリリウム銅やリン青銅、チタン銅等の弾性を有する金属材料で構成されており、ハウジング21の凸部21dに例えばインサート成形により一部が埋め込まれている。ここで、ホールドダウン23は、図14に示すように、ハウジング21における短辺の外側の側壁である外側壁21hに対して隙間を空けた状態で、外側壁21hに沿うようにして基板60に向かって凸部21dから片持ち状に延出する、弾性変位可能な嵌合ガイド部23aを有する。嵌合ガイド部23aは、底面部23cの一部と、斜面部23bと、直立部23dと、第2ロック部23eとで構成される。
また、一対の嵌合ガイド部23aは、それぞれハウジング21における下面の短辺から外方に向けて延出している。そして、嵌合ガイド部23aの斜面部23bは、プラグコネクタ20のレセプタクルコネクタ10への挿入方向(下方向、Z軸負方向)に対して傾斜している。具体的には、一対の嵌合ガイド部23aは、図14に示すように、下方から上方に向かって挿入方向(Z軸負方向)から離れる形状(外方に向かう形状)を示す。
また、嵌合ガイド部23aには、底面部23cから斜面部23bにかけて、基端側の幅を開放端側の幅よりも狭くして、嵌合ガイド部23aの他の部位よりも変形しやすい変位部23iが設けられている(図16参照)。すなわち、変位部23iは、嵌合ガイド部23aの基端側での弾性変位を容易にするように構成された部位である。
<4.プラグコネクタのガイド機能>
次に、図18〜図22を参照して、電気コネクタ1において、レセプタクルコネクタ10にプラグコネクタ20を嵌合する際のガイド機能について説明する。
図18および図19においては、レセプタクルコネクタ10における所定の位置に対して、プラグコネクタ20の位置が左側(Y軸正方向)にずれた場合について示している。以下、左側にずれた状態でプラグコネクタ20の嵌合が開始された場合について説明する。
プラグコネクタ20の挿入が開始されると、図20および図21に示すように、プラグコネクタ20の両端の凸部21dが、レセプタクルコネクタ10の両端の凹部11cに収容され始める。しかし、プラグコネクタ20は所定の位置よりも左側(Y軸正方向)にずれていることから、右側(Y軸負方向)に位置する凸部21dは左側の側壁がレセプタクルコネクタ10の芯部11eに当接するとともに、左側に位置する凸部21dは嵌合ガイド部23aが凹部11cに設けられた起立部13aと当接する。
ここで、右側に位置する凸部21dについては、芯部11eに設けられた傾斜部11iに傾斜部21fが摺接することにより、凹部11cに収容可能な程度に右方向(Y軸負方向)にガイドされる。
そして、左側に位置する凸部21dについては、斜面部23bが起立部13aに摺接することにより、右方向にガイドされる。さらに、左側に位置する嵌合ガイド部23aは、斜面部23bが起立部13aに押圧されて、凸部21dの外側壁21hに近づくように弾性変位する。ここで、かかる嵌合ガイド部23aの弾性変位により発生した反力が、凸部21dを起立部13aから離すように凸部21dに働くことから、凸部21dはさらに右方向にガイドされる。
すなわち、プラグコネクタ20の左側においては、嵌合ガイド部23aの斜面部23bが起立部13aと摺接するとともに、嵌合ガイド部23aが弾性変位する。これにより、左側の嵌合ガイド部23aは、所定の位置から左側にずれていたプラグコネクタ20を右方向にガイドする。よって、嵌合ガイド部23aは、図22に示すようにレセプタクルコネクタ10における所定の位置でプラグコネクタ20を嵌合させることができる。したがって、電気コネクタ1によれば、プラグコネクタ20のいわゆる軸ズレ嵌合を抑制でき、レセプタクルコネクタ10とプラグコネクタ20との電気的な接続不良を抑制できる。
なお、嵌合ガイド部23aにガイドされたプラグコネクタ20が、嵌合中において、所定の位置よりも右側に行きすぎた場合には、右側に位置する凸部21dに設けられた嵌合ガイド部23aが外側壁21hに近づくように弾性変位する。そして、右側に位置する嵌合ガイド部23aの弾性変位により発生した反力が、右側に位置する起立部13aから離すように右側に位置する凸部21dに働くことにより、プラグコネクタ20の位置を左方向へ補正する。このように、電気コネクタ1によれば、プラグコネクタ20の嵌合時においては、両端に設けられた一対の嵌合ガイド部23aがお互いに弾性変位して、かかる弾性変位により発生した反力が左右方向の位置のバランスをとることにより、プラグコネクタ20を所定の位置にガイドすることができる。
また、プラグコネクタ20が嵌合開始時に所定の位置から右側にずれていた場合には、右側に位置する凸部21dに設けられた嵌合ガイド部23aが上述の機能を発揮して、プラグコネクタ20を左方向にガイドする。
さらに、実施形態において、嵌合ガイド部23aには基端側に変位部23iが設けられていることから(図16参照)、嵌合ガイド部23aの外側壁21h側への弾性変位が容易になり、プラグコネクタ20のガイド機能をより向上させることができる。
なお、実施形態においては、変位部23iの幅について、開放端側に比べて基端側を狭くするように構成しているが(図16参照)、変位部23iの構成はこれに限られない。例えば、変位部23iとして、嵌合ガイド部23aの基端側の厚さを嵌合ガイド部23aの他の部分よりも薄くしてもよいし、嵌合ガイド部23aの基端側にスリットや貫通孔等を設けてもよい。さらに、変位部23iとして、基端側の幅を狭くするとともにスリットを設けるなどして、上述の構成例を組み合わせて弾性変形が容易になるよう構成してもよい。
また、実施形態において、ホールドダウン13は、起立部13aの上辺が湾曲して屈曲部13dに接続されている(図9参照)。したがって、嵌合ガイド部23aの斜面部23bが嵌合時に起立部13aに当接した際に、かかる湾曲部分により斜面部23bをスムーズに摺動させることができる。
また、実施形態において、凹部11cの側壁には凹形状である第1ロック部13bが設けられると共に(図3参照)、嵌合ガイド部23aには第1ロック部13bに対応する位置に突起形状の第2ロック部23eが設けられている(図10参照)。そして、図22に示すように、プラグコネクタ20がレセプタクルコネクタ10における所定の位置に嵌合された際に、プラグコネクタ20の両端において第2ロック部23eが第1ロック部13bにそれぞれ係合される。これにより、レセプタクルコネクタ10とプラグコネクタ20との嵌合状態が意図しない外力によって解除されることを抑制できる。
また、実施形態においては、図21に示すように、プラグコネクタ20の嵌合が完了していない状態では、直立部23dが内側に傾いて、第2ロック部23eが上側から目視可能である。一方、図22に示すように、プラグコネクタ20の嵌合が完了した場合では、直立部23dが直立し、第2ロック部23eは第1ロック部13bに収容されて係合し、第2ロック部23eが上側から目視できない。したがって、電気コネクタ1によれば、直立部23dが直立であるか内側に傾いているかにより、プラグコネクタ20の嵌合が完了したか否かを作業者に判別させることができる。さらに、電気コネクタ1によれば、第2ロック部23eが上側から目視できないか目視できるかによっても、プラグコネクタ20の嵌合が完了したか否かを作業者に判別させることができる。
また、実施形態においては、図14に示すように、凸部21dの外側壁21hにおける下側の面が、挿入方向に対して傾斜している。具体的には、一対の外側壁21hにおける下側の面は、下方から上方に向かって挿入方向から離れる形状(外方に向かう形状)を示す。これにより、プラグコネクタ20が所定の位置から大きくずれて、嵌合ガイド部23aが外側壁21hに当接するように弾性変形した場合においても、斜面部23bは直立することなく、挿入方向に対して傾斜状態を維持できる。したがって、電気コネクタ1によれば、プラグコネクタ20が所定の位置から大きくずれた場合においても、傾斜状態を維持した斜面部23bが起立部13aに摺接できることから、嵌合ガイド部23aによる上述のガイド機能を十分に発揮できる。
<5.プラグコネクタの抜去方法>
次に、図23を参照して、電気コネクタ1においてレセプタクルコネクタ10からプラグコネクタ20を抜去する方法について説明する。
実施形態においては、プラグコネクタ20を抜去するために、尖った先端部を有する棒形状や板形状である抜去治具70を用いる。まず抜去治具70の先端部を起立部13aと直立部23dとの間に挿入し、直立部23dに応力を加えて嵌合ガイド部23aを外側壁21hに向かって変位させて、第1ロック部13bと第2ロック部23eとの係合を解除する。なお、図示しないが、かかる係合状態の解除は一対の嵌合ガイド部23aのいずれにおいても行われる。
そして、抜去治具70により第1ロック部13bと第2ロック部23eとの係合が解除された状態で、プラグコネクタ20全体を持ち上げて上方向(Z軸正方向)に抜去する。これにより、レセプタクルコネクタ10からプラグコネクタ20を抜去できる。
<6.電気コネクタの他の構成>
次に、電気コネクタ1の他の構成例を図24〜図26を参照して説明する。図24等に示す電気コネクタ1Aは、レセプタクルコネクタ10Aが第1補助ガイド部14を有するとともに、プラグコネクタ20Aが第2補助ガイド部24を有する。以下においては、電気コネクタ1と異なる構成を中心に電気コネクタ1Aの構成を説明し、電気コネクタ1と同様の構成については同様の符号を付して説明を省略する。また、図24等においては、上述と同様に、プラグコネクタ20Aが所定の位置から左側にずれた場合について示している。
レセプタクルコネクタ10Aは、プラグコネクタ20Aが挿入される際にプラグコネクタ20Aと向かい合う面に、第1補助ガイド部14を有する。第1補助ガイド部14は、例えば、芯部11eの上面に設けられた略直方体形状の凹形状であり、側壁が左右側に設けられ、かかる側壁が上方向(Z軸正方向)に立ち上がった立壁部14aを有する。
プラグコネクタ20Aは、レセプタクルコネクタ10Aに挿入される際にレセプタクルコネクタ10Aと向かい合う面に、第2補助ガイド部24を有する。第2補助ガイド部24は、例えば、芯部11eと向かい合う板部21bの下面に設けられた山型形状の突起であり、左右両側に挿入方向に対して傾斜する山型部24aを有する。また、第2補助ガイド部24の左右方向の長さは、第1補助ガイド部14の左右方向の長さと略均等であり、第2補助ガイド部24の前後方向および上下方向の長さは、第1補助ガイド部14のそれぞれの長さと略等しいか、それらよりも短い。
そして、図24に示すプラグコネクタ20Aの嵌合前の状態から、プラグコネクタ20Aの嵌合が開始されると、プラグコネクタ20Aは嵌合ガイド部23aにより右方向(Y軸負方向)にガイドされる。一方で、嵌合が完了する直前においても、図25に示すように、プラグコネクタ20Aは所定の位置からわずかに左側(Y軸正方向)にずれていた場合、第1補助ガイド部14の立壁部14aの左角と、第2補助ガイド部24の山型部24aの左面とが当接する。
ここで、山型部24aの左面が立壁部14aの左角に摺接することにより、プラグコネクタ20Aは右方向にガイドされる。そして、プラグコネクタ20Aをさらに挿入することにより、図26に示すように第2補助ガイド部24は第1補助ガイド部14に収容され、プラグコネクタ20Aの嵌合が完了する。
このように、プラグコネクタ20Aがレセプタクルコネクタ10Aにおける所定の位置となった場合、第2補助ガイド部24が第1補助ガイド部14に収容されるので第1補助ガイド部14および第2補助ガイド部24は、レセプタクルコネクタ10Aとプラグコネクタ20Aとの嵌合に何ら支障を与えることなく、プラグコネクタ20Aをより精度よく所定の位置にガイドすることができる。
なお、プラグコネクタ20Aが嵌合開始時に所定の位置から右側にずれていた場合には、第1補助ガイド部14の立壁部14aの右角と、第2補助ガイド部24の山型部24aの右面とが摺接することにより、プラグコネクタ20Aを左方向にガイドすることができる。
また、実施形態においては、レセプタクルコネクタ10Aに凹形状の第1補助ガイド部14を設け、プラグコネクタ20Aに山型形状の第2補助ガイド部24を設けているが、形状の組み合わせは上記に限られない。例えば、レセプタクルコネクタ10Aに山型形状の第1補助ガイド部14を設け、プラグコネクタ20Aに凹形状の第2補助ガイド部24を設けてもよい。
また、実施形態においては、電気コネクタ1Aに第1補助ガイド部14および第2補助ガイド部24を一組設けているが、第1補助ガイド部14および第2補助ガイド部24を複数組設けてもよい。また、実施形態においては、芯部11eに第1補助ガイド部14を設け、板部21bに第2補助ガイド部24を設けているが、ハウジング11もしくはハウジング21の別の箇所に第1補助ガイド部14もしくは第2補助ガイド部24を設けてもよい。プラグコネクタ20Aの挿入時に向かい合う面同士であれば、どこの箇所に設けられていてもよい。
さらに、ハウジング11またはハウジング21以外の箇所に第1補助ガイド部14または第2補助ガイド部24を設けてもよい。例えば、ハウジング11の床部11gに第1補助ガイド部14を設け、床部11gと向かい合うホールドダウン23の底面部23cに第2補助ガイド部24を設けてもよい。ただし、ハウジング形成時の樹脂成形においては、凹凸形状である第1補助ガイド部14および第2補助ガイド部24を容易に形成可能である。したがって、ハウジング11およびハウジング21にそれぞれ第1補助ガイド部14および第2補助ガイド部24を設ける方が、その成形が容易である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上述の実施形態においては、第1ロック部13bおよび第2ロック部23eを設けていたが、第1ロック部13bおよび第2ロック部23eを設けなくともよい。第1ロック部13bおよび第2ロック部23eが設けられていない場合においても、嵌合時に嵌合ガイド部23aの直立部23dがホールドダウン13の起立部13aに面接触する。これにより、かかる面接触による摩擦力によって、プラグコネクタ20とレセプタクルコネクタ10との嵌合状態が意図しない外力によって解除されることを抑制できる。また、第1ロック部13bおよび第2ロック部23eを設けないことにより、抜去治具70を用いなくてもプラグコネクタ20の抜去が可能となる。
以上のように、実施形態に係る電気コネクタ1(1A)は、レセプタクルコネクタ10(10A)とプラグコネクタ20(20A)とを備える。また、レセプタクルコネクタ10(10A)のホールドダウン13は、コンタクト12の配列方向におけるハウジング11の両端に沿って立ち上がる起立部13aを有し、プラグコネクタ20(20A)のホールドダウン23は、コンタクト22の配列方向における挿入部21aの両端から片持ち状に延出する弾性変位可能な嵌合ガイド部23aを有する。そして、嵌合ガイド部23aは、挿入部21aの内部領域11bへの挿入方向に対して傾斜する斜面部23bを有し、挿入部21aが内部領域11bに挿入される際に、斜面部23bが起立部13aに摺接すると、弾性変位して挿入部21aを内部領域11bの所定の位置にガイドする。これにより、プラグコネクタ20(20A)がレセプタクルコネクタ10(10A)における所定の位置からずれた状態で嵌合が開始された場合であっても、電気コネクタ1(1A)は、レセプタクルコネクタ10(10A)における所定の位置でプラグコネクタ20(20A)を嵌合させることができる。
また、嵌合ガイド部23aは、開放端側よりも挿入部21aの端に近い基端側に嵌合ガイド部23aの他の部位よりも変形しやすい変位部23iを有する。これにより、嵌合ガイド部23aの弾性変位が容易になり、プラグコネクタ20(20A)のガイド機能をより向上させることができる。
また、実施形態に係る電気コネクタ1Aは、レセプタクルコネクタ10Aとプラグコネクタ20Aとを備える。また、レセプタクルコネクタ10Aは、挿入部21aが内部領域11bに挿入される際にプラグコネクタ20Aと向かい合う面に設けられる第1補助ガイド部14をさらに有する。そして、プラグコネクタ20Aは、挿入部21aが内部領域11bに挿入される際にレセプタクルコネクタ10Aと向かい合う面に設けられ、第1補助ガイド部14と摺接することにより、挿入部21aを内部領域11bの所定の位置にガイドする第2補助ガイド部24をさらに有する。これにより、電気コネクタ1Aは、プラグコネクタ20Aをより精度よくレセプタクルコネクタ10Aの所定の位置にガイドすることができる。
また、第1補助ガイド部14および第2補助ガイド部24は、それぞれ樹脂で成形されたハウジング11,21に設けられている。よって、第1補助ガイド部14および第2補助ガイド部24は、その成形が容易である。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1、1A 電気コネクタ
10、10A レセプタクルコネクタ
11 ハウジング
11a 壁部
11b 内部領域
12 コンタクト
13 ホールドダウン
13a 起立部
14 第1補助ガイド部
14a 立壁部
20、20A プラグコネクタ
21 ハウジング
21a 挿入部
22 コンタクト
23 ホールドダウン
23a 嵌合ガイド部
23b 斜面部
24 第2補助ガイド部
24a 山型部
50、60 基板
70 抜去治具

Claims (4)

  1. 枠形状の絶縁性の壁部で内部領域を形成する第1のハウジングと、前記第1のハウジングに配列された導電性の部材である複数の第1のコンタクトと、前記第1のコンタクトの配列方向における前記第1のハウジングの両端にそれぞれ設けられた一対の第1のホールドダウンと、を有する第1のコネクタと、
    前記第1のハウジングの前記内部領域に少なくとも一部が挿入可能な絶縁性の挿入部を有する第2のハウジングと、前記第2のハウジングに配列された導電性の部材である複数の第2のコンタクトと、前記第2のコンタクトの配列方向における前記挿入部の両端にそれぞれ設けられた一対の第2のホールドダウンと、を有する第2のコネクタと、を備え、
    前記第1のハウジングの前記内部領域に前記第2のハウジングの前記挿入部を挿入して前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを嵌合させることで、複数の前記第1のコンタクトと複数の前記第2のコンタクトとがそれぞれ電気的に接続される電気コネクタであって、
    前記第1のホールドダウンは、前記第1のコンタクトの前記配列方向における前記第1のハウジングの両端の前記壁部に沿って立ち上がる起立部を有し、
    前記第2のホールドダウンは、前記第2のコンタクトの前記配列方向における前記第2のハウジングの前記挿入部の両端から片持ち状に延出する弾性変位可能な嵌合ガイド部を有し、
    前記嵌合ガイド部は、前記挿入部の前記内部領域への挿入方向に対して傾斜する斜面部を有し、前記挿入部が前記内部領域に挿入される際に、前記斜面部が前記起立部に摺接すると、弾性変位して前記挿入部を前記内部領域の所定の位置にガイドすること
    を特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記嵌合ガイド部は、
    開放端側よりも前記挿入部の端に近い基端側に他の部分よりも変位しやすい変位部を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記第1のコネクタは、前記挿入部が前記内部領域に挿入される際に前記第2のコネクタと向かい合う面に設けられる第1補助ガイド部をさらに有し、
    前記第2のコネクタは、前記挿入部が前記内部領域に挿入される際に前記第1のコネクタと向かい合う面に設けられ、前記第1補助ガイド部と摺接することにより、前記挿入部を前記内部領域の所定の位置にガイドする第2補助ガイド部をさらに有すること
    を特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  4. 前記第1補助ガイド部は前記第1のハウジングに設けられ、
    前記第2補助ガイド部は前記第2のハウジングに設けられること
    を特徴とする請求項3に記載の電気コネクタ。
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