JP2018005448A - データ生成方法及び計算機システム - Google Patents

データ生成方法及び計算機システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018005448A
JP2018005448A JP2016129753A JP2016129753A JP2018005448A JP 2018005448 A JP2018005448 A JP 2018005448A JP 2016129753 A JP2016129753 A JP 2016129753A JP 2016129753 A JP2016129753 A JP 2016129753A JP 2018005448 A JP2018005448 A JP 2018005448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
vertex
storage area
area corresponding
graph
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016129753A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6611679B2 (ja
Inventor
純一 宮越
Junichi Miyakoshi
純一 宮越
山岡 雅直
Masanao Yamaoka
雅直 山岡
高橋 宏昌
Hiromasa Takahashi
宏昌 高橋
希倫 何
Kirin Ka
希倫 何
健三 黒土
Kenzo Kurotsuchi
健三 黒土
真斗 永田
Masato Nagata
真斗 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2016129753A priority Critical patent/JP6611679B2/ja
Priority to US15/593,428 priority patent/US10783184B2/en
Publication of JP2018005448A publication Critical patent/JP2018005448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6611679B2 publication Critical patent/JP6611679B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/90Details of database functions independent of the retrieved data types
    • G06F16/901Indexing; Data structures therefor; Storage structures
    • G06F16/9024Graphs; Linked lists
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/23Updating
    • G06F16/2379Updates performed during online database operations; commit processing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/25Integrating or interfacing systems involving database management systems
    • G06F16/258Data format conversion from or to a database
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06NCOMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
    • G06N20/00Machine learning
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06NCOMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
    • G06N3/00Computing arrangements based on biological models
    • G06N3/02Neural networks
    • G06N3/04Architecture, e.g. interconnection topology
    • G06N3/045Combinations of networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】複数の時系列データから、高い精度で対象を識別できる特徴量を生成する。【解決手段】計算機は、データ生成部と、複数の頂点及び辺から構成されるグラフを管理するためのグラフ情報を保持する記憶部を有し、データ生成部が、複数のデータ及びグラフ情報を取得して、頂点の数だけ複数のデータを格納する記憶領域を確保するステップと、複数のデータの各々を入力値に変換し、少なくとも一つの頂点に対応する記憶領域に少なくとも一つの入力値を設定するステップと、第1頂点に対応する記憶領域に設定された値を、第1頂点に対応する記憶領域に設定された値及び第1頂点に直接接続される他の頂点に対応する記憶領域に設定された値を用いて更新する更新処理を実行するステップと、複数の頂点の各々に対応する記憶領域に設定された値の集合を特徴量として出力するステップと、を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、複数の時系列データを用いて、識別対象を所定のクラスに分類するためのデータ(特徴量)を生成する方法及びシステムに関する。
社会インフラ及び都市等を効率的な設計及び運用を目的として、実社会及びサイバー空間のデータから社会インフラ等の状態を解析若しくは予測し、又は、社会インフラ等を制御等する技術が注目されている。
前述した技術の中で、特に、入力データの識別技術は重要な役割を占める。入力データは、音声データ、化学物質、温度、及び湿度等のセンシングデータ、自動車等の機械及び計算機のログデータ、並びにメール及びSNS等のログデータから構成される。
入力データを用いた識別処理は、環境及び要素(人、モノ、情報等)がどのような状態にあるかを分類する処理である。具体的には、予め定義された複数のクラスのうち、入力データが属するクラスを求める処理である。例えば、「渋滞」及び「事故」等の交通状態を表すクラス、「爆発物」等の対象の物質を表すクラス等が考えられる。
時系列データを入力データとして用いる識別処理では、一般に、時系列データは、時間方向の平均、分散、又は周波数変換等の統計特徴量に変換され、統計特徴量を用いて入力データが属するクラスが特定される。
前述した方法では、時系列データが複雑な過渡応答を示す場合、異なる特徴を有する時系列データが複数存在する場合(統計特徴量を求める場合の時間方向の長さが異なる場合)、複数の時系列データの間の関係にノイズが載った場合、識別精度が著しく低下する問題がある。
例えば、複数の化学センシングデータを用いて物体の種別等を分類する識別処理の場合、化学物質は物体から空間を通して拡散し、センサに到達するため、計測環境によっては到達時間に大きなばらつきが発生する。複数の化学物質を計測する場合、それぞれの化学物質のセンシングデータ間の過渡応答にノイズが載った状態となる。
時系列データの特徴量を抽出する技術として、特許文献1に記載された技術が知られている。特許文献1には、「1次元時系列信号を非定常カオス解析に基づいて分析し、それによって生成される2次元画像から高次局所自己相関係数を計算して特徴を抽出する。この高次局所自己相関係数の計算は、前記1次元時系列信号の分析によって生成される2次元画像のヒストグラムを算出することによって得た閾値によって、2次元画像情報を2値の情報に変換することによって生成される2値画像情報に基づいて行われる。前記1次元時系列信号は音声信号或いは音響信号であり、前記非定常カオス解析はリカレンスプロット手法によって行われる。」ことが記載されている。
特開2008−116588号公報
一般的に、データの時間変化を識別する場合、多次元の各次元の入力データに対して二次特徴量を生成し、ニューラルネットワーク又はサポートベクターマシン等の識別器に入力して機械学習を行う。二次特徴量は、ヒストグラム、時間方向の平均値、及び分散値等、統計処理によって算出された特徴量、又は、FFT等を用いて算出された周波数若しくは位相等が考えられる。前述の学習方法の場合、学習時に用いた教師データへのフィッティングは高精度で行うことができるが、未知データに対する識別精度は低下する。
また、特許文献1の技術を多次元の入力データに拡張しても、次元間の関係性(入力データ間の影響)が考慮されていないため、高い識別精度を実現できない。
従来技術では、特徴量に問題があるため、複数の時系列データを対象とした識別処理の識別精度が低いと考えられる。本発明は、複数の時系列データを対象とした高い精度の識別処理を実現する特徴量を含むデータを生成する方法及びシステムを提供する。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、プロセッサ、前記プロセッサに接続されるメモリ、前記プロセッサに接続されるネットワークインタフェースを有する複数の計算機を備える計算機システムにおけるデータ生成方法であって、少なくとも一つの計算機は、複数のデータを取得し、前記複数のデータを用いて識別対象が属するクラスを識別するための特徴量であるパタンデータを生成するデータ生成部を有し、少なくとも一つの計算機は、複数の頂点、及び前記複数の頂点を接続する辺から構成されるグラフを管理するためのグラフ情報を保持する記憶部を有し、前記データ生成方法は、前記データ生成部が、前記複数のデータ及び前記グラフ情報を取得して、前記グラフに含まれる複数の頂点の数だけ前記複数のデータを格納する記憶領域を確保する第1のステップと、前記データ生成部が、前記複数のデータの各々を入力値に変換し、前記グラフに含まれる少なくとも一つの頂点に対応する記憶領域に、少なくとも一つの入力値を設定する第2のステップと、前記データ生成部が、第1頂点に対応する記憶領域に設定された値を、前記第1頂点に対応する記憶領域に設定された値及び前記第1頂点に直接接続される他の頂点に対応する記憶領域に設定された値を用いて更新する更新処理を実行する第3のステップと、前記データ生成部が、前記グラフに含まれる前記複数の頂点の各々に対応する記憶領域に設定された値の集合を前記パタンデータとして出力する第4のステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、データ間の影響及びデータの過渡応答を反映した特徴量であるパタンデータを生成できる。当該パタンデータを用いることによって識別処理の識別精度を向上できる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
実施例1の計算機システムの構成の一例を示す説明図である。 実施例1の時系列データの一例を示す説明図である。 実施例1のグラフの一例を示す説明図である。 実施例1のグラフの一例を示す説明図である。 実施例1のグラフデータの一例を示す説明図である。 実施例1のデータ処理部が実行するパタンデータ生成処理を説明するフローチャートである。 実施例1の時系列データの流入処理の概念を示す説明図である。 実施例1のパタンデータの一例を示す説明図である。 実施例1の識別器へのパタンデータの入力方法の一例を示す説明図である。 実施例1の変換器が頂点のデータを変換する場合に使用するリストの一例を示す説明図である。 実施例1の計算機の識別処理の識別精度を示す説明図である。 実施例1のデータ処理部が実行するパタンデータ生成処理の変形例を説明するフローチャートである。 実施例2のデータ処理部が実行するパタンデータ生成処理を説明するフローチャートである。 実施例2の時系列データの流入処理及び粒子の流出処理の概念を示す説明図である。 実施例2の時系列データの流入処理及び粒子の流出処理の概念を示す説明図である。 実施例2のパタンデータの一例を示す説明図である。 実施例2のパタンデータの一例を示す説明図である。 実施例3のグラフデータの構造データの一例を示す説明図である。 実施例3のグラフの一例を示す図である。 実施例3のパタンデータの生成時に入力される時系列データの一例を示す説明図である。 実施例3のパタンデータの一例を示す説明図である。 実施例4のシステムが実行する処理を説明するフローチャートである。
実施例1では、複数の時系列データを用いたパタンデータの生成方法及びパタンデータを用いた識別処理について説明する。
図1は、実施例1の計算機システム100の構成の一例を示す説明図である。
図1に示すように、実施例1の計算機システム100は、複数の計算機101、及びストレージシステム102から構成され、複数の計算機101及びストレージシステム102は、ネットワーク103を介して接続される。
本実施例の計算機システム100は、3つの計算機101−1、101−2、101−3を含む。なお、計算機101の数は、3つより小さくてもいし、また、3つより大きくてもよい。
ネットワーク103は、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、及びSAN(Storage Area Network)等が考えられる。なお、本実施例はネットワーク103の種別に限定されない。また、複数の計算機101の各々を接続するネットワーク、及び複数の計算機101の各々とストレージシステム102とを接続するネットワークは、異なるネットワークであってもよい。
計算機101は、パタンデータ生成処理、及び生成されたパタンデータを用いた識別処理等を実行する。計算機101は、プロセッサ110、メモリ111、ネットワークインタフェース112を備え、各構成はバス114を介して互いに接続される。
プロセッサ110は、演算処理を実行する1つ以上のCPU115を含む。CPU115は、メモリ111に格納されるプログラムを実行することによって、計算機101が有する機能を実現する。また、計算機101上で実行される処理は1つ以上のCPU115によって実行される。なお、1つのCPU115が複数の処理を実行してもよい。なお、CPU115は、FPGA及びGPU等の演算装置であってもよい。
以下の説明では、機能部(モジュール)を主語に処理を説明する場合、CPU115が、当該機能部を実現するプログラムを実行していることを示す。
メモリ111は、CPU115(プロセッサ110)が実行するプログラム及び当該プログラムによって使用される情報を格納する。メモリ111に格納されるプログラム及び情報については後述する。また、メモリ111は、CPU115が実行する処理に割り当てるメモリ空間を含む。
なお、当該メモリ空間は、複数のメモリ111のメモリ領域上に確保されてもよいし、また、1つのメモリ111のメモリ領域上に確保されてもよい。また、メモリ111は、複数の処理に割り当てられた1つのメモリ空間を含んでいてもよいし、複数の処理の各々に割り当てられた複数のメモリ空間を含んでいてもよい。
ネットワークインタフェース112は、ネットワーク103を介して外部装置と通信する。本実施例では、プロセッサ110は、ネットワークインタフェース112を介して、他の計算機101又はストレージシステム102にアクセスする。
ストレージシステム102は、計算機101が使用する各種データを格納する。ストレージシステム102は、プロセッサ130、メモリ131、ネットワークインタフェース132、ディスクインタフェース133、及び複数のHDD(Hard Disk Drive)134を備え、各構成はバス135を介して互いに接続される。
プロセッサ130、メモリ131、及びネットワークインタフェース132は、プロセッサ110、メモリ111、及びネットワークインタフェース112と同一のものである。ディスクインタフェース133は、複数のHDD134と接続するためのインタフェースである。HDD134は、各種データを格納する記憶装置である。なお、ストレージシステム102は、SSD(Solid State Drive)等のHDD以外の記憶装置を有してもよい。
ここで、計算機101のメモリ111に格納されるプログラム及び情報について説明する。メモリ111は、データ処理部120を実現するプログラムを格納する。また、メモリ111は、グラフデータ121、時系列データ122、及びパタンデータ123を格納する。
データ処理部120は、パタンデータ生成処理及び識別処理を実行する。なお、データ処理部120は、前述した処理以外の処理を実行してもよい。
パタンデータ生成処理では、データ処理部120(CPU115)は、パタンデータ123を生成するために用いるグラフに含まれる頂点に時系列データの値を入力し、各頂点に設定された時系列データの値を更新することによってパタンデータ123を生成する。ここで、グラフは、複数の頂点及び複数の頂点を接続する複数の辺から構成される。
識別処理では、データ処理部120(CPU115)は、識別対象のデータをパタンデータ123に変換し、パタンデータ123を識別器に入力することによって所定の識別を行う。本実施例では、コンボリューショナルニューラルネットワーク(CNN)又はニューラルネットワーク(NN)を識別器として用いるものとする。NNは、一般的なデータ認識に用いられ、CNNは画像認識等に用いられる。
なお、データ処理部120は、複数のプログラムモジュールから構成されてもよい。例えば、データ処理部120は、パタンデータ123を生成するデータ生成部、識別処理を実行する識別処理部を含んでもよい。また、それぞれのプログラムモジュールを別々の計算機101が備える構成であってもよい。
グラフデータ121は、複数の頂点及び複数の辺から構成されるグラフのデータである。グラフデータ121の詳細は、図3A、図3B、及び図4を用いて説明する。
時系列データ122は、識別対象のデータである。時系列データ122には、現在を含む所定の時間範囲に含まれる値、又は、現在の値を含む、所定のサンプル数の値を保持する。なお、メモリ111には、複数の時系列データ122が格納されてもよい。複数の時系列データ122は、同じ種類のデータでもよいし、異なる種類のデータでもよい。時系列データ122の一例については、図2を用いて説明する。
パタンデータ123は、複数の時系列データ122から生成された特徴量であり、グラフの頂点に設定された値の集合として与えられる。
本実施例では、グラフデータ121及び時系列データ122は、ストレージシステム102に格納される。したがって、CPU115は、ストレージシステム102からグラフデータ121及び時系列データ122を取得し、取得されたグラフデータ121及び時系列データ122をメモリ111にロードする。
図2は、実施例1の時系列データ122の一例を示す説明図である。
図2では、時系列データA、時系列データB、時系列データC、及び時系列データDの4つの時系列データ122を示す。図2に示す時系列データ122は、縦軸が強度、横軸が時間を示す。
本実施例では、現実世界の時間経過に伴って変化する時系列データ122をパタンデータ123に変換することを想定する。この場合、データ処理部120は、周期的に、各時系列データ122の現在の値(強度)を取得し、パタンデータ123を生成する。
なお、過去の履歴等を示す時系列データ122が入力された場合、データ処理部120は、シミュレーション時間を変数として設定し、各時系列データ122のシミュレーション時間の値を取得する。過去の履歴等を示す時系列データ122を用いたパタンデータ123の生成方法は実施例1の変形例として説明する。
図3A及び図3Bは、実施例1のグラフの一例を示す説明図である。図4は、実施例1のグラフデータ121の一例を示す説明図である。
グラフ300は、複数の頂点301及び複数の辺302から構成される。各頂点301は、辺302を介して、他の頂点301と接続される。各頂点301を接続する辺の矢印は、相互作用の向きを示す。
図3Aに示すグラフ300は、縦及び横が6個の頂点301から構成される格子状の有向グラフである。枠310の部分の拡大図に示すように、頂点I0(301)は、頂点I1(301)に対してデータを流出する頂点であり、かつ、頂点I1(301)からデータが流入される頂点である。
パタンデータ生成処理において、時系列データ122の値は、少なくとも1つの頂点301に設定される。頂点301に設定された値は、自頂点301に設定された値及び隣接する頂点301に設定された値を用いて更新される。グラフ300の各頂点に設定された値の集合がパタンデータ123として出力される。
なお、グラフ300は、図3Aに示すような格子状のグラフに限定されない。例えば、図3Bに示すようなグラフ300でもよい。図3Bに示すグラフ300は、図3Aに示すグラフ300より中心付近の辺302の数が多い。
グラフ300を管理するデータであるグラフデータ121は、構造データ400及び流入定義データ410を含む。
構造データ400は、グラフ300の構造、及び頂点301に設定される値を管理するデータである。構造データ400は、頂点ID401、流出頂点ID402、流入頂点ID403、頂点データ領域404から構成されるエントリを複数含む。
頂点ID401は、グラフ300に含まれる頂点301を一意に識別するための識別子である。流出頂点ID402及び流入頂点ID403は、頂点ID401に対応する頂点301と辺302を介して直接接続される頂点301の識別子である。流出頂点ID402は、頂点ID401に対応する頂点301から他の頂点301の向きの辺302を介して接続される頂点301の識別子である。流入頂点ID403は、他の頂点301から頂点ID401に対応する頂点301の向きの辺302を介して接続される頂点301の識別子である。
流出頂点ID402及び流入頂点ID403に分けることによって、接続関係を管理することができる。なお、図3Aのように、全ての頂点301が双方向の辺302を介して接続される場合、流出頂点ID402及び流入頂点ID403には同じ頂点301の識別子が格納される。
頂点データ領域404は、頂点ID401に対応する頂点301に設定される各時系列データ122の値を格納する。1つのエントリの頂点データ領域404には、グラフ300に入力される時系列データ122の数だけ列が生成される。各列には時系列データ122の識別子が設定される。例えば、4つの時系列データ122がグラフ300に入力される場合、頂点データ領域404には4つの列が生成される。
なお、頂点データ領域404は、構造データ400とは別の情報として管理されてもよい。なお、複数の時系列データ122が1つの頂点データ領域404の列を共有してもよい。この場合、時系列データ122の数及び頂点データ領域404の列の数が一致しないため、時系列データ122に対する頂点データ領域404の列の対応関係を予め決定しておけばよい。
なお、識別子、長さ、及び接続する頂点301を管理する必要がある場合、構造データ400は、頂点301を管理するデータ及び辺302を管理するデータの2つに分けてもよい。
流入定義データ410は、時系列データ122の値を入力する頂点301の定義情報である。流入定義データ410は、データID411、頂点ID412、及び規格化定数413から構成されるエントリを複数含む。
データID411は、時系列データ122を識別するための識別子である。例えば、データID411には、時系列データ122の種別及び名称等が格納される。頂点ID412は、時系列データ122の値を入力する頂点301の識別子である。規格化定数413は、頂点301に入力する値を規格化するために使用する値である。
後述するように、データ処理部120は、流入定義データ410にしたがって、時系列データ122の値を規格化し、規格化された値をグラフ300に含まれる少なくとも一つの頂点301に入力する。例えば、時系列データAの値は、頂点ID412が「I14」である頂点301に入力される。
なお、構造データ400及び流入定義データ410を別々のデータとして管理されてもよい。
図5は、実施例1のデータ処理部120が実行するパタンデータ生成処理を説明するフローチャートである。図6は、実施例1の時系列データ122の流入処理の概念を示す説明図である。図7は、実施例1のパタンデータ123の一例を示す説明図である。
本実施例では、データ処理部120は、周期的に、以下で説明するパタンデータ生成処理を実行する。
まず、データ処理部120は、ストレージシステム102からグラフデータ121を取得し、メモリ111に取得したグラフデータ121を格納する(ステップS501)。また、データ処理部120は、ストレージシステム102から時系列データ122の現時刻の値(最新の値)を取得し、取得した値をメモリ111に格納する(ステップS502)。なお、すでに、メモリ111にグラフデータ121が格納されている場合、データ処理部120は、ステップS501の処理を省略できる。
次に、データ処理部120は、時系列データ122の流入処理を実行する(ステップS503)。具体的には、以下のような処理が実行される。
データ処理部120は、構造データ400の頂点データ領域404に時系列データ122の数だけ列を生成する。データ処理部120は、生成された列に初期値として「0」を設定する。データ処理としては、データ処理部120が、メモリ111に頂点301の数だけ値を格納する記憶領域を生成し、各記憶領域に「0」を設定する。なお、すでに頂点データ領域404に列が生成されている場合、当該処理は省略される。
データ処理部120は、取得された時系列データ122の値の中から、対象の値を選択する。データ処理部120は、流入定義データ410のデータID411を参照し、対象の値に対応する時系列データ122の識別子に一致するエントリを検索する。
データ処理部120は、検索されたエントリの規格化定数413に基づいて、対象の値を規格化する。例えば、時系列データAから取得された値が「30」である場合、データ処理部120は、値「30」を規格化定数「1」で除算することによって値を規格化する。
値を規格化するアルゴリズムは、データ処理部120にあらかじめ設定されているものとする。なお、複数の時系列データ122の各々に異なる規格化のアルゴリズムを設定することができる。
データ処理部120は、検索されたエントリの頂点ID412から頂点301の識別子を取得する。データ処理部120は、構造データ400の頂点ID401を参照し、取得された頂点301の識別子に一致するエントリを検索する。
データ処理部120は、検索されたエントリの頂点データ領域404を参照し、規格化された値を設定する列を特定する。データ処理部120は、規格化された値を用いて特定された列の値を更新する。例えば、データ処理部120は、特定された列に規格化された値を上書きし、又は、特定された列に格納されている値に規格化された値を加算する。
データ処理部120は、全ての時系列データ122の値について前述した処理を実行する。なお、本実施例では、規格化された値がグラフ300の頂点301に入力されているが、量子化された値であってもよい。
図6は、前述した時系列データ122の流入処理の概念を示す。例えば、時系列データAの値は、規格化又は量子化された後、頂点ID401が「I14」の頂点301に変換された値が入力される。以下の説明では、流入処理において頂点301に設定される時系列データ122の値を入力値とも記載する。以上がステップS503の処理の説明である。
次に、データ処理部120は、パタンデータ123を生成するためのループ処理を開始する(ステップS504)。データ処理部120は、ループ処理の開始時に、ループ処理の回数を示す変数に「1」を設定する。ループ処理は、予め設定された回数だけ繰り返し実行される。
データ処理部120は、更新値算出処理を実行する(ステップS505)。更新値算出処理では、データ処理部120は、対象の頂点301に設定された値及び他の頂点301に設定された値に基づいて対象の頂点301の更新値を算出する。具体的には、以下のような処理が実行される。
データ処理部120は、構造データ400を参照し、グラフ300に含まれる頂点301の中から対象の頂点301を1つ選択する。例えば、データ処理部120は、構造データ400の上のエントリから順に選択する。データ処理部120は、選択されたエントリの流入頂点ID403を取得し、頂点ID401が取得された頂点301の識別子に一致するエントリを検索する。以下の説明では、流入頂点ID403に対応する頂点301を流入頂点301とも記載する。
データ処理部120は、対象の頂点301に対応するエントリの頂点データ領域404の値、及び流入頂点301に対応するエントリの頂点データ領域404の値を取得する。データ処理部120は、各頂点301に設定された値を用いて、対象の頂点301に設定された値の更新値を算出する。頂点301に設定された値は、隣接する頂点301に設定された値との間の相互作用によって更新される。
例えば、対象の頂点301に対応するエントリの頂点データ領域404に時系列データA及び時系列データBの列が含まれる場合、対象の頂点301の時系列データAの更新値は式(1)に基づいて算出され、また、対象の頂点301の時系列データAの値は式(2)に基づいて更新される。
Figure 2018005448
Figure 2018005448
i,Aは、識別子が「i」である対象の頂点301に設定された更新前の時系列データAの値を表す。Di,Bは、識別子が「i」である対象の頂点301に設定された更新前の時系列データBの値を表す。f(Di,A)はDi,Aを変数とする関数を表す。g(Di,B)は、Di,Bを変数とする関数を表す。h(Dj,A)は、識別子が「j」である流入頂点301に設定された時系列データAの値を変数とする関数を表す。l(Dj,B)は、識別子が「j」である流入頂点301に設定された時系列データBの値を変数とする関数を表す。なお、具体的な関数は、予め与えてもよいし、実験結果等から求めてもよい。
式(1)の右辺の第1項は、対象の頂点301に設定された更新対象の時系列データ122の値から算出される値である。式(1)の右辺の第2項は、対象の頂点301に設定された他の時系列データ122の値から算出される値である。式(1)の右辺の第3項は、流入頂点301に設定された更新対象の時系列データ122の値から算出される値である。式(1)の右辺の第4項は、流入頂点301の他の時系列データ122の値から算出される値である。なお、式(1)の右辺の第3項及び第4項は、流入頂点301に設定される時系列データ122の値を変数とする関数の値の合計値を表す。
式(1)は、反応拡散方程式と呼ばれる微分方程式である。式(1)の右辺の第1項及び第2項は反応項と呼ばれ、式(1)の右辺の第3項及び第4項は拡散項と呼ばれる。
式(1)に示すように、同じデータの値は更新値を増やす方向に作用することから第1項及び第3項の符号はプラスとなり、また、異なるデータの値は更新値を減らす方向に作用することから第2項及び第4項の符号はマイナスとなる。
なお、4つの時系列データ122がグラフ300に入力される場合、対象の頂点301の時系列データAの更新値を求める式及び時系列データAの更新式は式(3)、(4)で与えられる。
Figure 2018005448
Figure 2018005448
式(1)と式(3)との違いは、関数g、lの変数が増えている点である。更新式の一般形は、グラフ300に入力される時系列データ122の数に依存しない。
ここで、図3Aの枠310の部分を用いて、ステップS505の処理を説明する。ここでは、更新値は式(5)で求められるものとする。頂点I0(301)の時系列データAの値が「0」、頂点I0(301)の時系列データBの値が「10」であるものとする。頂点I1(301)の時系列データAの値が「10」、頂点I0(301)の時系列データBの値が「20」であるものとする。また、頂点I6(301)の時系列データAの値が「20」、頂点I6(301)の時系列データBの値が「5」であるものとする。
Figure 2018005448
この場合、頂点I0(301)の更新された時系列データAの値は、式(6)に示すように「3」となる。
Figure 2018005448
したがって、頂点I0(301)に対応するエントリの頂点データ領域404の時系列データAの列の値は「0」から「3」に更新される。なお、データ処理部120は、この時点では、頂点I0(301)の時系列データ122の値を更新しない。データ処理部120は、頂点301の識別子及び時系列データ122の識別子を対応付けた更新値をメモリ111に格納する。以上が、ステップS505の処理の説明である。
次に、データ処理部120は、更新値算出処理の結果に基づいて、各頂点301の値を更新する(ステップS506)。具体的には、データ処理部120は、グラフ300に含まれる各頂点301に対応するエントリの頂点データ領域404に更新値を加算する。このとき、データ処理部120は、ループ処理の回数を示す変数に「1」を加算する。
次に、データ処理部120は、ループ処理の回数が所定の閾値より大きいか否かを判定する(ステップS507)。
ループ処理の回数が所定の閾値以下である場合、データ処理部120は、ステップS505に戻り、同様の処理を実行する。ループ処理の回数が所定の閾値より大きい場合、データ処理部120は、構造データ400をパタンデータ123としてメモリ111に格納する(ステップS508)。その後、データ処理部120は、パタンデータ生成処理を終了する。
なお、データ処理部120は、流出頂点ID402及び流入頂点ID403のカラムが削除された構造データ400をパタンデータ123として出力してもよい。
本実施例では、各頂点301の頂点データ領域404の値は初期化されない。値を残すことによって、前回の処理結果を反映した処理が可能となるためである。なお、データ処理部120は、パタンデータ123をメモリ111に格納した後、グラフデータ121の各頂点301の頂点データ領域404の値を初期化してもよい。
データ処理部120は、ループ処理を所定の回数、繰り返し実行することによって、ある頂点301に入力された時系列データ122の値がグラフ300の各頂点301に拡散する。式(3)に示すように各頂点301に設定された値は相互作用をしながら拡散するため、各頂点301に設定される時系列データ122の値は異なる。したがって、パタンデータ123は、各時系列データ122の値の分布を示すデータであり、値の違いを視覚化すると幾何学的な模様を形成する。
図7に示すように、時系列データ122が全く入力されていないグラフ300は模様を形成していない。一方、ある時点の時系列データ122の値がグラフ300に入力された結果、模様を形成したパタンデータ123が出力される。
パタンデータ123−1は、1回目のパタンデータ生成処理によって出力されたデータを表し、パタンデータ123−2は、2回目のパタンデータ生成処理によって出力されたデータを表し、パタンデータ123−2は、3回目のパタンデータ生成処理によって出力されたデータを表し、パタンデータ123−4は、4回目のパタンデータ生成処理によって出力されたデータを表す。本実施例では、パタンデータ生成処理が実行されるたびに1つのパタンデータ123が生成される。
一般に、頂点データ領域404に含まれる列は蛋白質、当該列に格納される時系列データ122の値は濃度に対応し、反応拡散方程式は動植物の模様等の形成に係わるものと考えられている。
このように、データ処理部120は、複数の時系列データ122から、データ間の影響を考慮した過渡応答を示すパタンデータ123を生成することができる。すなわち、データ処理部120は、複数の入力データから様々なパタンデータ123を生成することができる。
データ処理部120は、パタンデータ生成処理によって生成されたパタンデータ123を用いて識別処理を実行する。
図8は、実施例1の識別器へのパタンデータ123の入力方法の一例を示す説明図である。図9は、実施例1の変換器が頂点のデータを変換する場合に使用するリストの一例を示す説明図である。
まず、データ処理部120は、パタンデータ123の各頂点301に設定される値を変換器801に入力することによって、識別器が扱うことができるデータ形式のデータに変換する。
1つの頂点301には、グラフ300に入力された時系列データ122の数だけ値が設定される。識別器として用いるCNN802には、1つの頂点301に対して1次元のデータを入力する必要がある。そのため、変換器801は、1つの頂点301に設定される複数の値を1次元のデータに変換する。
例えば、変換器801は、図9に示すようなデータID及び変換値を対応付けたリスト900を使用した以下のような変換方法が考えられる。変換器801は、1つの頂点301に設定された複数の値を参照し、値が最も大きい時系列データ122の識別子を特定する。変換器801は、リストに基づいて、特定された時系列データ122の識別子に対応する変換値をCNN802に入力する。なお、変換値はメモリ111に格納される。
例えば、時系列データAの値が「10」、時系列データBの値が「20」、時系列データCの値が「0」、時系列データDの値が「5」である頂点301の場合、変換値「0.25」が当該頂点301の値としてCNN802に入力される。
学習時には、データ処理部120は、学習用の時系列データ122から生成されたパタンデータ123をCNN802に入力する。識別処理では、データ処理部120は、識別用の時系列データ122から生成されたパタンデータ123をCNN802に入力する。
CNN802からは分類するクラスに対応する値が出力される。例えば、第1クラスの値を示す出力値が「0.5」以上で、かつ、他のクラスの出力値が「0.5」より小さい場合、入力されたデータは第1クラスに分類される。
図10は、実施例1の計算機101の識別処理の識別精度を示す説明図である。
図10では、データを4つのクラスに分類する識別処理の識別精度を示す。
なお、識別精度の括弧は、各クラスの出力値が「0.5」以上である場合の識別精度を表す。例えば、第1クラスに入力するテストサンプルデータの数が1000個であり、第1クラスの出力値が「0.5」以上で、かつ、識別結果が第1クラスであるデータの数が250である場合を考える。当該250個のテストサンプルデータのうち、第1クラスの出力値が「0.5」より小さいテストサンプルデータの数が50個の場合、検出精度は、式(7)に示すように80%となる。
Figure 2018005448
図10に示すように、パタンデータ123を用いることによって識別処理の識別精度が向上することが示された。
本実施例では、NN又はCNNを識別器として使用していたが、変換器801の変換方法を適宜変更することによって、サポートベクターマシン等の他の識別アルゴリズムにも対応することができる。
(実施例1の変形例)
ここでは、シミュレーションに基づく、パタンデータ生成処理について説明する。図11は、実施例1のデータ処理部120が実行するパタンデータ生成処理の変形例を説明するフローチャートである。
データ処理部120は、グラフデータ121を取得した後、シミュレーション時間のループ処理を開始する(ステップS1101)。具体的には、データ処理部120は、シミュレーション時間を示す変数に時系列データ122の最も過去の時間を設定する。以下、データ処理部120は、シミュレーション時間が時系列データ122の最も未来の時間に一致するまで繰り返し処理を実行する。
データ処理部120は、ストレージシステム102から、シミュレーション時間における時系列データ122の値を取得し、取得した時系列データ122の値をメモリ111に格納する(ステップS1102)。
データ処理部120は、任意のシミュレーション時間における時系列データ122の値に基づいて生成されたパタンデータ123をメモリ111に格納した後(ステップS508)、シミュレーション時間が最も未来の時間に一致するか否かを判定する(ステップS1103)。
シミュレーション時間が最も未来の時間に一致しない場合、データ処理部120は、シミュレーション時間を更新し、ステップS1102に戻り、同様の処理を実行する。シミュレーション時間が最も未来の時間に一致する場合、データ処理部120は、パタンデータ生成処理を終了する。
実施例2では入力値が実施例1と異なる。実施例2では、データ処理部120は、時系列データ122の値を粒子の数に変換し、所定の数の粒子を入力値としてグラフ300に入力する。以下、実施例1との差異を中心に実施例2について説明する。
実施例2の計算機システム100の構成は、実施例1と同一の計算機システム100の構成であるため説明を省略する。実施例2の計算機101の構成及びストレージシステム102の構成は、実施例1の計算機101の構成及びストレージシステム102の構成と同一であるため説明を省略する。
また、実施例2のグラフデータ121の構造データ400は、実施例1のグラフデータ121の構造データ400と同一であるため説明を省略する。実施例2のグラフデータ121の流入定義データ410は、規格化定数413を含まない。実施例2の時系列データ122は、実施例1の時系列データ122と同一であるため説明を省略する。
図12は、実施例2のデータ処理部120が実行するパタンデータ生成処理を説明するフローチャートである。図13及び図14は、実施例2の時系列データ122の流入処理及び粒子の流出処理の概念を示す説明図である。
データ処理部120は、現時刻の各時系列データ122の値を取得した後(ステップS502)、時系列データ122の流入処理を実行する(ステップS1201)。具体的には、以下のような処理が実行される。
データ処理部120は、構造データ400の頂点データ領域404に時系列データ122の数だけ列を生成する。データ処理部120は、生成された列に初期値として「0」を設定する。なお、すでに頂点データ領域404に列が生成されている場合、当該処理は省略される。
データ処理部120は、取得された時系列データ122の値の中から、対象の値を選択する。データ処理部120は、対象の値を粒子数に変換する。
値を粒子数に変換する変換アルゴリズムは様々考えられる。例えば、値が小数を含む場合、切り上げ、切り捨て、又は四捨五入をすることによって整数に変換するアルゴリズムが考えられる。また、値をスケーリングすることによって粒子数に変換するアルゴリズムが考えられる。なお、時系列データ122の各々に異なる変換アルゴリズムを設定することができる。
データ処理部120は、流入定義データ410のデータID411を参照し、対象の値に対応する時系列データ122の識別子に一致するエントリを検索する。データ処理部120は、検索されたエントリの頂点ID412から頂点301の識別子を取得する。データ処理部120は、構造データ400の頂点ID401を参照し、取得された頂点301の識別子に一致するエントリを検索する。
データ処理部120は、検索されたエントリの頂点データ領域404を参照し、入力値(粒子数)を設定する列を特定する。データ処理部120は、入力値を用いて特定された列の値を更新する。例えば、データ処理部120は、特定された列に粒子数を上書きし、又は、特定された列に格納されている値に粒子数を加算する。
データ処理部120は、全ての時系列データ122の値について前述した処理を実行する。
例えば、時系列データ122の値が「10」である場合、粒子数「10」に変換され、所定の頂点301の頂点データ領域404の列に「10」が格納される。
時系列データ122の値を粒子数として扱われることによって、グラフ300に含まれる各時系列データ122の粒子数の総和は、原則、変わらない。
データ処理部120は、ステップS1201の処理の後、パタンデータ123を生成するためのループ処理を開始する(ステップS504)。データ処理部120は、ループ処理の開始時に、ループ処理の回数を示す変数に「1」を設定する。
データ処理部120は、値の更新処理を実行する(ステップS1202)。値の更新処理では、データ処理部120は、各頂点301に設定された所定の数の粒子を移動させることによって、各頂点301に設定された値を更新する。具体的には、以下のような処理が実行される。
データ処理部120は、構造データ400の頂点データ領域404を参照し、対象の粒子の種別を選択する。データ処理部120は、構造データ400の頂点データ領域404を参照し、対象の粒子の種別に対応する列の値が「0」より大きい値のエントリを検索する。すなわち、処理対象の粒子の種別に対応する粒子が設定された頂点301が検索される。データ処理部120は、検索されたエントリの中から対象の頂点301(エントリ)を1つ選択する。
データ処理部120は、選択されたエントリの流入頂点ID403を取得し、頂点ID401が取得された頂点301の識別子に一致するエントリを検索する。
データ処理部120は、対象の頂点301に設定された対象の粒子の種別の粒子数及び流入頂点301に設定された対象の粒子の種別の粒子数を取得する。
データ処理部120は、対象の粒子の種別に対応する粒子の中から、対象の粒子を1つ選択する。なお、同一の種別の粒子は区別されないため、いずれの粒子が選択されてもよい。
データ処理部120は、各頂点301に設定された粒子数に基づいて、選択された粒子の移動先となる頂点301を決定する。対象の粒子の移動先の頂点301は、自頂点301に設定された粒子数及び流入頂点301に設定された粒子数との間の相互作用によって決定される。
実施例2では、相互作用は粒子の移動に置き換えるため、粒子の移動判定式として相互作用の式が与えられる。
例えば、選択されたエントリの頂点データ領域404に時系列データA及び時系列データBの列が含まれる場合、処理対象の頂点301の時系列データAの粒子の移動判定式は式(8)で与えられる。
Figure 2018005448
i,Aは、識別子が「i」である対象の頂点301に設定された更新前の時系列データAの粒子数を表す。Ni,Bは、識別子が「i」である対象の頂点301に設定された更新前の時系列データBの粒子数を表す。f(Ni,A)はNi,Aを変数とする関数を表す。g(Ni,B)は、Ni,Bを変数とする関数を表す。h(Nj,A)は、識別子が「j」である流入頂点301に設定された時系列データAの粒子数を変数とする関数を表す。l(Nj,B)は、識別子が「j」である流入頂点301に設定された時系列データBの粒子数を変数とする関数を表す。
データ処理部120は、Pi,Aの値及び閾値を用いて、対象の頂点301に設定された時系列データAの1つの粒子を流入頂点301に移動させるか否かを判定する。例えば、Pi,Aが0以上の場合、データ処理部120は、1つの粒子を移動させると判定し、Pi,Aが0以下の場合、データ処理部120は、1つの粒子を移動させないと判定する。
なお、流入頂点301が複数存在する場合、データ処理部120は、複数の流入頂点301の中から移動先の流入頂点301を1つ選択する。
粒子を流出頂点301に移動させる場合、データ処理部120は、対象の頂点301のエントリの頂点データ領域404を参照して、対象の粒子の数を「1」減算する。また、データ処理部120は、流入頂点301のエントリの頂点データ領域404を参照して、対象の粒子の数を「1」加算する。
粒子を流入頂点301に移動させない場合、データ処理部120は、各エントリの頂点データ領域404の更新を行わない。
データ処理部120は、選択された種別の全ての粒子について前述の処理を実行する。また、データ処理部120は、対象の頂点301に設定された全ての種別の粒子について同一の処理を実行する。
なお、辺302に距離等の属性が付与されている場合、当該属性を考慮して粒子を移動させてもよい。例えば、辺302に距離として「5」が設定されている場合、ステップS504からステップS507のループ処理が5回実行された後に、粒子を移動させるようにしてもよい。
実施例2では、式(8)に基づいて決定された頂点301に粒子を移動させるため、実施例1のステップS506のような更新は行われない。例えば、時系列データBの粒子数が「2」であり、1つの粒子を流入頂点301に移動させた場合、時系列データBの他の粒子について式(8)を用いた判定処理の実行時の時系列データBの粒子数は「1」となる。以上が、ステップS1202の処理の説明である。
次に、データ処理部120は、粒子の流出処理を実行する(ステップS1203)。粒子の流出処理では、所定の条件に一致する粒子がグラフ300から出力(削除)される。具体的には、以下のような処理が実行される。
実施例2では、グラフ300に粒子が入力される。そのため、時系列データ122が入力されるたびに、グラフ300に格納される粒子数が増加する。そこで、データ処理部120は、所定の条件に一致する粒子をグラフ300から削除することによって、グラフ300に格納される粒子数を減少させる。グラフ300から粒子を削除する方法として図13又は図14に示すような方法が考えられる。
図13では、本実施例のデータ処理部120は、値の更新処理の実行後、格子状のグラフ300の外周の頂点301に移動した粒子をパス1300に出力する。粒子は、パス1300を介して流出口1301から排出される。すなわち、グラフ300から粒子が削除される。データ処理としては、頂点301に設定された各粒子の数が初期化される。なお、粒子を出力する頂点301は、外周の頂点301に限定されない。
粒子を出力する頂点301を設定する方法としては、構造データ400に、粒子を出力する頂点301を識別するためのカラムを設ける方法が考えられる。
具体的な処理としては、データ処理部120は、構造データ400を参照し、外周の頂点301に対応するエントリの頂点データ領域404の全ての列の値の合計値を、出力粒子数としてメモリ111に格納する。また、データ処理部120は、当該エントリの頂点データ領域404の全ての列の値を「0」に設定する。
グラフ300に格納される粒子数及び出力粒子数を合計することによって、入力された粒子の総数を把握できる。
図14では、メモリ111が、時系列データ122毎に粒子を格納する粒子貯蔵領域1400を含む。粒子貯蔵領域1400には、予め、所定の数の粒子が格納される。具体的には、粒子貯蔵領域1400には、粒子数を示す値が格納される。なお、粒子貯蔵領域1400は、パタンデータ生成処理の開始時に生成される。
時系列データ122の流入処理において、データ処理部120は、時系列データ122の値を粒子数に変換し、対応する粒子貯蔵領域1400から当該粒子数の粒子を取り出し、頂点301に粒子を入力する。このとき、データ処理部120は、粒子貯蔵領域1400の値を取り出された粒子の数だけ減算する。
粒子の流出処理において、データ処理部120は、パス1300及び流出口1301を介して、外周の頂点301に設定される粒子を粒子貯蔵領域1400に格納する。データ処理としては、データ処理部120は、粒子貯蔵領域1400の値を頂点データ領域404の値だけ加算する。
なお、時系列データ122の流入処理において、粒子貯蔵領域1400に、変換された粒子数分の粒子が格納されていない場合、データ処理部120は、取り出し可能な数だけ粒子をグラフ300に入力する。例えば、変換された粒子数が「10」、かつ、粒子貯蔵領域1400の粒子数が「3」である場合、データ処理部120は、3つの粒子をグラフ300に入力する。これによって強度の高い時系列データ122の影響が低くなる。これは、興奮した細胞がしばらく鈍感になるという性質を取り入れたものである。
図15A及び図15Bは、実施例2のパタンデータ123の一例を示す説明図である。
ここでは、位相が異なる2セットの時系列データ群が入力された場合のパタンデータ123を示す。1つの時系列データ群には、4つの時系列データ122が含まれる。また、グラフ300は、格子状のグラフ300を用いるものとする。また、図14に示す粒子の管理方法を採用するものとする。
図15A及び図15Bでは、粒子が入力されていない頂点301は白丸で表し、また、粒子数が最も大きい粒子の種別に応じて各頂点301を色分けしている。図15A及び図15Bに示すように、パタンデータ生成処理が実行されるたびに、1つのパタンデータ123が生成される。位相が異なる時系列データ122が入力された場合、模様が異なるパタンデータ123が出力される。このようなパタンデータ123を用いることによって識別処理の識別精度を向上させることができる。
実施例3では、時系列データ122ごとにグラフ300の領域が分けられる。また、実施例3では、時系列データ122の値が粒子の数に変換される。以下、実施例2との差異を中心に、実施例3について説明する。
実施例3の計算機システム100の構成は、実施例1と同一の計算機システム100の構成であるため説明を省略する。実施例2の計算機101の構成及びストレージシステム102の構成は、実施例1の計算機101の構成及びストレージシステム102の構成と同一であるため説明を省略する。
また、実施例3のグラフデータ121の流入定義データ410は、規格化定数413を含まない。実施例2の時系列データ122は、実施例1の時系列データ122と同一であるため説明を省略する。
実施例3では、グラフデータ121の構造データ400が異なる。図16は、実施例3のグラフデータ121の構造データ400の一例を示す説明図である。図17は、実施例3のグラフ300の一例を示す図である。
構造データ400は、頂点ID401、流出頂点ID402、流入頂点ID403、及び頂点データ領域404の他に、活性頂点ID1601及び抑制頂点ID1602を含む。
活性頂点ID1601は、頂点301に設定された粒子を滞留作用を与える頂点301の識別子である。抑制頂点ID1602は、頂点301に設定された粒子を移動作用を与える頂点301の識別子である。各頂点の作用の違いは、式(8)の極性の違いとして表される。滞留作用は、式(8)の第2項及び第4項に対応し、活性作用は、式(8)の第1項及び第3項に対応する。
実施例3では、頂点301間の粒子の流れは、流出頂点ID402及び流入頂点ID403で管理され、頂点301間の相互作用は、活性頂点ID1601及び抑制頂点ID1602で管理される。
図16に示す構造データ400に対応するグラフ300は、図17に示すグラフ300となる。グラフ300に入力される時系列データ122の数に合わせて予めグラフ300が複数の領域1700に分割される。また、各領域1700の相対的な位置が同一の頂点301間は、抑制作用を与える辺1701を介して接続される。
図17に示すグラフ300は、下の上の方向に粒子が移動する構造となっている。したがって、各時系列データ122の値は、最も下位の頂点301に入力される。また、最も上位の頂点301に移動した粒子は、パス1300及び流出口1301を介して、各粒子貯蔵領域1400に出力される。
このようなグラフ300を用いることによって時間方向の履歴を残すことができる。すなわち、下位の頂点301の周辺では新しい時系列データ122の値の影響が反映され、上位の頂点301の周辺では古い時系列データ122の値の影響が反映される。
なお、図17に示すグラフ300の構造は一例であって、これに限定されない。流出頂点ID402、流入頂点ID403、活性頂点ID1601、及び抑制頂点ID1602を変えることによって様々な構造のグラフ300を構成することができる。例えば、スケールフリーグラフ、ランダムグラフ、及びニューラルネットワーク等の多層の二部グラフを構成できる。
図18は、実施例3のパタンデータ123の生成時に入力される時系列データ122の一例を示す説明図である。図19は、実施例3のパタンデータ123の一例を示す説明図である。
図18に示すような2つの時系列データ122がグラフ300に入力されるものとする。グラフ300は、図17に示すような格子状のグラフであり、2つの領域1700−1、1700−2に分割される。各領域1700−1、1700−2の最下位の中央の頂点301に各時系列データ122の値が入力されるものとする。また、各領域1700−1、1700−2の最上位の頂点301から粒子が出力されるものとする。図17に示すように、抑制作用は領域1700−1及び領域1700−2の間で働くものとする。
図18では、頂点301に設定された粒子の数に応じて、頂点301の表示形式を変えている。
図18に示すように、グラフ300の下位の頂点301から上位の頂点301に向かって履歴が反映されたパタンデータ123が生成される。また、領域1700−1及び領域1700−2は、一方の領域1700の粒子数の影響を受けていることが分かる。例えば、領域1700−1において粒子数が多い頂点301から抑制作用を受ける領域1700−2の頂点301は、粒子数は少ない。
実施例4では、実施例1から実施例3で説明したパタンデータ生成処理を用いた、装置の制御システムについて説明する。ここでは、化学物質等を計測し、識別対象が属するクラスを識別し、識別結果に基づいて装置の制御を行うシステムを例に説明する。
システムは、2つの化学センサ、1つの温度センサ、及び1つの湿度センサを有する。なお、センサの種別に限定されず、圧電センサ、重力センサ、光センサ、赤外線センサ、振動センサ、加速度センサ、熱センサ、速度センサ、回転数センサ、フローセンサ、及び音センサ等の様々なセンサに対応できる。
システムは、周期的に、各センサによって計測された値を取得する。各センサから取得される値が時系列データ122の値に対応する。また、当該システムでは、センサから取得された値から生成されたパタンデータ123を用いて、識別対象が属するクラスを識別する。また、システムは、識別結果に基づいて装置の制御内容を決定するものとする。
例えば、車輪及びモータを搭載するロボットを制御するシステムであり、クラスが「餌」、「天敵」、「その他」の3つである場合、以下のような制御が行われる。識別結果が「餌」である場合、システムは任意の対象に接近するようにモータの回転速度及び車輪の向きを制御する。識別結果が「天敵」である場合、システムは任意の対象から遠ざかるようにモータの回転速度及び車輪の向きを制御する。また、識別結果が「その他」である場合、システムは前回の行動を維持するように制御内容を決定する。
システムのハードウェア構成及びソフトウェア構成は、実施例1の計算機101と同様の構成であるものとする。
図20は、実施例4のシステムが実行する処理を説明するフローチャートである。
CPU115は、システムの起動後、初期化処理を実行する(ステップS2001)。その後、ループ処理を開始する(ステップS2002)。当該ループ処理は、周期的に実行される。システムは、電源オフ等、明示的な処理の停止指示を受信するまでループ処理を永続的に実行する。
CPU115は、センシング処理を実行する(ステップS2003)。具体的には、CPU115は、各センサに計測を指示する。各センサは、識別対象に対する計測を行う。計測された結果は、メモリ111に格納される。
次に、CPU115は、パタンデータ生成処理を実行する(ステップS2004)。パタンデータ生成処理は、実施例1から実施例3で説明したパタンデータ生成処理のいずれを適用してもよい。パタンデータ生成処理によって生成されたパタンデータ123は、メモリ111に格納される。
次に、CPU115は、パタンデータ123を用いた識別処理を実行する(ステップS2005)。識別処理は、実施例1で説明した識別処理を適用する。識別結果は、メモリ111に格納される。
なお、CPU115は、必要に応じて、外部装置に識別結果を送信し、又は、ディスプレイ等の出力装置に識別結果を表示してもよい。なお、識別結果の表示方法としては、図、表、又は文字を用いて表示する方法が考えられる。また、クラスに対応するLED等を有するシステムの場合、識別結果に対応するLEDを点滅する方法等も考えられる。
次に、CPU115は、識別結果に基づいて、装置の制御内容を決定し(ステップS2006)、決定された制御内容を実行するための制御信号を装置に出力する(ステップS2007)。所定の条件を満たした場合、CPU115は、ループ処理を終了する(ステップS2008)。
例えば、システムが、予め、クラス毎に実行するプログラムをサブルーチン又はライブラリとして保持しておき、識別結果に基づいて対応するクラスのプログラムを実行する。
車輪及びモータを搭載するロボットを制御するシステムの場合、CPU115は、モータの回転速度及び車輪の向きを決定し、モータの回転数及び車輪の向きを変更するための制御信号をロボットに出力する。これによって、クラスに応じたロボットの制御が可能となる。
実施例5では、実施例1から実施例3で説明したパタンデータ生成処理を用いたデータ解析システムについて説明する。ここでは、ビッグデータ処理を例に説明する。
IoT(Internet of Things)では、ネットワークを介して接続される複数の装置からデータが取得される。大量のデータを解析することによって有用な知見を得ることができる。装置から取得されるデータとしては、購買、株価、為替、天候及びSNS等のログが考えられる。また、クラスとしては、需要拡大、需要縮小、及び現状維持等が考えられる。
また、データセンタでは、データセンタに含まれる装置の状態等を示すデータが取得される。大量のデータを解析することによってデータセンタの最適な運用が可能となる。
具体的な処理の流れは、実施例4と同一である。ただし、時系列データ122として取得されるデータは、ネットワークを介して接続される装置等から取得された値である。また、実施例5では、ステップS2006、ステップS2007の処理は実行されなくてもよい。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために構成を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施例の構成の一部について、他の構成に追加、削除、置換することが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、本発明は、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をコンピュータに提供し、そのコンピュータが備えるプロセッサが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、本実施例に記載の機能を実現するプログラムコードは、例えば、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Java(登録商標)等の広範囲のプログラム又はスクリプト言語で実装できる。
さらに、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することによって、それをコンピュータのハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD−RW、CD−R等の記憶媒体に格納し、コンピュータが備えるプロセッサが当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしてもよい。
上述の実施例において、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
100 計算機システム
101 計算機
102 ストレージシステム
103 ネットワーク
110、130 プロセッサ
111、131 メモリ
112 ネットワークインタフェース
114、135 バス
115 CPU
120 データ処理部
121 グラフデータ
122 時系列データ
123 パタンデータ
132 ネットワークインタフェース
133 ディスクインタフェース
134 HDD
300 グラフ
400 構造データ
410 流入定義データ
801 変換器
802 CNN

Claims (10)

  1. プロセッサ、前記プロセッサに接続されるメモリ、前記プロセッサに接続されるネットワークインタフェースを有する複数の計算機を備える計算機システムにおけるデータ生成方法であって、
    少なくとも一つの計算機は、複数のデータを取得し、前記複数のデータを用いて識別対象が属するクラスを識別するための特徴量であるパタンデータを生成するデータ生成部を有し、
    少なくとも一つの計算機は、複数の頂点、及び前記複数の頂点を接続する辺から構成されるグラフを管理するためのグラフ情報を保持する記憶部を有し、
    前記データ生成方法は、
    前記データ生成部が、前記複数のデータ及び前記グラフ情報を取得して、前記グラフに含まれる複数の頂点の数だけ前記複数のデータを格納する記憶領域を確保する第1のステップと、
    前記データ生成部が、前記複数のデータの各々を入力値に変換し、前記グラフに含まれる少なくとも一つの頂点に対応する記憶領域に、少なくとも一つの入力値を設定する第2のステップと、
    前記データ生成部が、第1頂点に対応する記憶領域に設定された値を、前記第1頂点に対応する記憶領域に設定された値及び前記第1頂点に直接接続される他の頂点に対応する記憶領域に設定された値を用いて更新する更新処理を実行する第3のステップと、
    前記データ生成部が、前記グラフに含まれる前記複数の頂点の各々に対応する記憶領域に設定された値の集合を前記パタンデータとして出力する第4のステップと、を含むことを特徴とするデータ生成方法。
  2. 請求項1に記載のデータ生成方法であって、
    前記記憶部は、前記複数の入力値の各々を設定する頂点の定義情報を保持し、
    前記第2のステップは、前記データ生成部が、前記定義情報に基づいて、前記複数の入力値の各々を設定する頂点を特定するステップを含み、
    前記第3のステップは、前記データ生成部が、前記第1頂点に対応する記憶領域に設定された値及び前記第1頂点に接続される他の頂点に対応する記憶領域に設定された値を用いた反応拡散方程式に基づいて前記第1頂点に対応する記憶領域に設定された値を更新するステップを含み、
    前記第4のステップは、前記データ生成部が、前記更新処理が複数回実行された後の前記グラフに含まれる複数の頂点の各々に対応する記憶領域に設定された値の集合を前記パタンデータとして出力するステップを含むことを特徴とするデータ生成方法。
  3. 請求項2に記載のデータ生成方法であって、
    前記頂点に対応する記憶領域には、前記複数のデータの各々に対応する粒子の数が格納され、
    前記第2のステップは、
    前記データ生成部が、前記複数のデータの各々を、前記複数のデータの各々に対応する粒子の数に変換するステップと、
    前記データ生成部が、前記複数のデータの各々に対応する粒子の数を、前記グラフに含まれる少なくとも一つの頂点に対応する記憶領域に設定するステップと、を含み、
    前記第3のステップは、
    前記データ生成部が、前記反応拡散方程式に基づいて前記第1頂点に設定された粒子を移動させるか否かを判定するステップと、
    前記データ生成部が、前記判定の結果に基づいて、前記第1頂点に設定された粒子の移動先の頂点を決定するステップと、
    前記データ生成部が、前記決定に基づいて、前記第1頂点に対応する記憶領域に設定された粒子の数を更新するステップと、を含むことを特徴とするデータ生成方法。
  4. 請求項3に記載のデータ生成方法であって、
    前記データ生成部は、前記複数のデータに対応する粒子の数を管理する複数の粒子貯蔵領域を管理し、
    前記グラフに含まれる複数の頂点は、前記更新処理が実行された後に当該頂点に対応する記憶領域に設定された粒子の数が初期化される削除頂点を含み、
    前記第2のステップは、前記データ生成部が、前記複数のデータの各々に対応する粒子の数を管理する前記粒子貯蔵領域の値を前記グラフの頂点に対応する記憶領域に設定した粒子の数だけ減算するステップを含み、
    前記データ生成方法は、
    前記データ生成部が、前記更新処理が実行された後、前記削除頂点に対応する記憶領域に設定された粒子の数を初期化するステップと、
    前記データ生成部が、前記削除頂点に対応する記憶領域に設定された粒子の数を管理する前記粒子貯蔵領域の値を、前記削除頂点に対応する記憶領域に設定された前記粒子の数だけ加算するステップと、を含むことを特徴とするデータ生成方法。
  5. 請求項4に記載のデータ生成方法であって、
    少なくとも一つの計算機は、前記パタンデータを用いて、前記識別対象が属するクラスを識別する識別処理部を有することを特徴とするデータ生成方法。
  6. プロセッサ、前記プロセッサに接続されるメモリ、前記プロセッサに接続されるネットワークインタフェースを有する複数の計算機を備える計算機システムであって、
    少なくとも一つの計算機は、複数のデータを取得し、前記複数のデータを用いて識別対象が属するクラスを識別するための特徴量であるパタンデータを生成するデータ生成部を有し、
    少なくとも一つの計算機は、複数の頂点、及び前記複数の頂点を接続する辺から構成されるグラフを管理するためのグラフ情報を保持する記憶部を有し、
    前記データ生成部は、
    前記複数のデータ及び前記グラフ情報を取得して、前記グラフに含まれる複数の頂点の数だけ前記複数のデータを格納する記憶領域を確保し、
    前記複数のデータの各々を入力値に変換し、前記グラフに含まれる少なくとも一つの頂点に対応する記憶領域に、少なくとも一つの入力値を設定し、
    第1頂点に対応する記憶領域に設定された値を、前記第1頂点に対応する記憶領域に設定された値及び前記第1頂点に直接接続される他の頂点に対応する記憶領域に設定された値を用いて更新する更新処理を実行し、
    前記グラフに含まれる前記複数の頂点の各々に対応する記憶領域に設定された値の集合を前記パタンデータとして出力することを特徴とする計算機システム。
  7. 請求項6に記載の計算機システムであって、
    前記記憶部は、前記複数の入力値の各々を設定する頂点の定義情報を保持し、
    前記データ生成部は、
    前記頂点に対応する記憶領域に前記入力値を設定する場合、前記定義情報に基づいて、前記複数の入力値の各々を設定する頂点を特定し、
    前記更新処理では、前記データ生成部が、前記第1頂点に対応する記憶領域に設定された値及び前記第1頂点に接続される他の頂点に対応する記憶領域に設定された値を用いた反応拡散方程式に基づいて前記第1頂点に対応する記憶領域に設定された値を更新し、
    前記更新処理が複数回実行された後の前記グラフに含まれる複数の頂点の各々に対応する記憶領域に設定された値の集合を前記パタンデータとして出力することを特徴とする計算機システム。
  8. 請求項7に記載の計算機システムであって、
    前記頂点に対応する記憶領域には、前記複数のデータの各々に対応する粒子の数が格納され、
    前記データ生成部は、
    前記頂点に対応する記憶領域に前記入力値を設定する場合、前記複数のデータの各々を、前記複数のデータの各々に対応する粒子の数に変換し、前記複数のデータの各々に対応する粒子の数を、前記グラフに含まれる少なくとも一つの頂点に対応する記憶領域に設定し、
    前記更新処理では、前記データ生成部は、前記反応拡散方程式に基づいて前記第1頂点に設定された粒子を移動させるか否かを判定し、前記判定の結果に基づいて前記第1頂点に設定された粒子の移動先の頂点を決定し、前記決定に基づいて前記第1頂点に対応する記憶領域に設定された粒子の数を更新することを特徴とする計算機システム。
  9. 請求項8に記載の計算機システムであって、
    前記データ生成部は、前記複数のデータに対応する粒子の数を管理する複数の粒子貯蔵領域を管理し、
    前記グラフに含まれる複数の頂点は、前記更新処理が実行された後に当該頂点に対応する記憶領域に設定された粒子の数が初期化される削除頂点を含み、
    前記データ生成部は、
    前記頂点に対応する記憶領域に前記入力値を設定する場合、前記複数のデータの各々に対応する粒子の数を管理する前記粒子貯蔵領域の値を前記グラフの頂点に対応する記憶領域に設定した粒子の数だけ減算し、
    前記更新処理が実行された後、前記削除頂点に対応する記憶領域に設定された粒子の数を初期化し、
    前記削除頂点に対応する記憶領域に設定された粒子の数を管理する前記粒子貯蔵領域の値を、前記削除頂点に対応する記憶領域に設定された前記粒子の数だけ加算することを特徴とする計算機システム。
  10. 請求項9に記載の計算機システムであって、
    少なくとも一つの計算機は、前記パタンデータを用いて、前記識別対象が属するクラスを識別する識別処理部を有することを特徴とする計算機システム。
JP2016129753A 2016-06-30 2016-06-30 データ生成方法及び計算機システム Expired - Fee Related JP6611679B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016129753A JP6611679B2 (ja) 2016-06-30 2016-06-30 データ生成方法及び計算機システム
US15/593,428 US10783184B2 (en) 2016-06-30 2017-05-12 Data generation method and computer system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016129753A JP6611679B2 (ja) 2016-06-30 2016-06-30 データ生成方法及び計算機システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018005448A true JP2018005448A (ja) 2018-01-11
JP6611679B2 JP6611679B2 (ja) 2019-11-27

Family

ID=60807722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016129753A Expired - Fee Related JP6611679B2 (ja) 2016-06-30 2016-06-30 データ生成方法及び計算機システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10783184B2 (ja)
JP (1) JP6611679B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019211870A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社日立ソリューションズ東日本 在庫管理装置および在庫管理方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11157692B2 (en) * 2019-03-29 2021-10-26 Western Digital Technologies, Inc. Neural networks using data processing units
CN114268385B (zh) * 2021-11-24 2023-06-27 金陵科技学院 一种基于顶点最大度特征的微弱信号检测方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006201665A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
US20080297513A1 (en) * 2004-10-15 2008-12-04 Ipom Pty Ltd Method of Analyzing Data

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3012297B2 (ja) * 1990-09-03 2000-02-21 株式会社日立製作所 異常事象同定方法及び装置
JPH0730896A (ja) * 1993-06-25 1995-01-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動きベクトル符号化及び復号化方法
JP3012297U (ja) * 1994-12-09 1995-06-13 株式会社川衛製作所 O脚矯正補助具
AU2001240144A1 (en) * 2000-03-27 2001-10-08 Ramot University Authority For Applied Research And Industrial Development Ltd. Method and system for clustering data
JP4639784B2 (ja) * 2004-12-06 2011-02-23 ソニー株式会社 学習装置および学習方法、並びにプログラム
JP2007299366A (ja) * 2006-01-31 2007-11-15 Sony Corp 学習装置および学習方法、認識装置および認識方法、生成装置および生成方法、認識生成装置および認識生成方法、並びにプログラム
US20070204169A1 (en) * 2006-02-28 2007-08-30 International Business Machines Corporation Enabling automatic business processes using state transfer diagram and abstraction
JP5051746B2 (ja) 2006-11-01 2012-10-17 独立行政法人産業技術総合研究所 特徴抽出装置及び方法並びにプログラム
JP2009205269A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Osaka Univ 頻出変化パターン抽出装置
WO2009138123A1 (en) * 2008-05-15 2009-11-19 Simeon Falk Sheye A method for automatic testing of software
JP5605571B2 (ja) * 2008-10-07 2014-10-15 国立大学法人お茶の水女子大学 部分グラフ検出装置、部分グラフ検出方法、プログラム、データのデータ構造、及び情報記憶媒体
US20110060750A1 (en) * 2009-09-08 2011-03-10 Palo Alto Research Center Incorporated Max-value-first search for target value problems
US20120137367A1 (en) * 2009-11-06 2012-05-31 Cataphora, Inc. Continuous anomaly detection based on behavior modeling and heterogeneous information analysis
WO2013145001A1 (ja) * 2012-03-28 2013-10-03 株式会社日立製作所 情報処理システムおよびグラフ処理方法
JP5931595B2 (ja) * 2012-06-08 2016-06-08 株式会社日立製作所 情報処理装置
US20140136553A1 (en) * 2012-11-13 2014-05-15 International Business Machines Corporation Appliance for accelerating graph database management and analytics systems
JP6253962B2 (ja) * 2013-11-28 2017-12-27 富士通株式会社 情報処理装置及び方法
JP6178506B2 (ja) * 2014-05-12 2017-08-09 株式会社日立製作所 情報処理システムおよび情報処理方法
US9705815B2 (en) * 2014-06-27 2017-07-11 Juniper Networks, Inc. Graph database for services planning and configuration in network services domain
US9778926B2 (en) * 2014-10-30 2017-10-03 Google Inc. Minimizing image copying during partition updates
US10387496B2 (en) * 2015-05-21 2019-08-20 International Business Machines Corporation Storing graph data in a relational database
US10706063B2 (en) * 2015-10-28 2020-07-07 Qomplx, Inc. Automated scalable contextual data collection and extraction system
JP6736933B2 (ja) * 2016-03-24 2020-08-05 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080297513A1 (en) * 2004-10-15 2008-12-04 Ipom Pty Ltd Method of Analyzing Data
JP2006201665A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019211870A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社日立ソリューションズ東日本 在庫管理装置および在庫管理方法
JP7096708B2 (ja) 2018-05-31 2022-07-06 株式会社日立ソリューションズ東日本 在庫管理装置および在庫管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20180004860A1 (en) 2018-01-04
US10783184B2 (en) 2020-09-22
JP6611679B2 (ja) 2019-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111563521B (zh) 特定于场所的异常检测
EP4123515A1 (en) Data processing method and data processing device
Arietta et al. City forensics: Using visual elements to predict non-visual city attributes
US10614324B2 (en) Method and apparatus for identifying static obstacle
CN111723786B (zh) 一种基于单模型预测的安全帽佩戴检测方法及装置
CN111860872A (zh) 用于异常检测的系统和方法
EP2973427B1 (en) Continuous interaction learning and detection in real-time
JP6611679B2 (ja) データ生成方法及び計算機システム
CN111931002A (zh) 一种匹配方法以及相关设备
KR20200076845A (ko) 악성코드 분석 시스템 및 그 시스템의 동작 방법
JP6004015B2 (ja) 学習方法、情報処理装置および学習プログラム
CN115082740B (zh) 目标检测模型训练方法、目标检测方法、装置、电子设备
JP2016194914A (ja) 混合モデル選択の方法及び装置
CN113158030B (zh) 异地兴趣点的推荐方法、装置、电子设备及存储介质
Saravanan et al. Prediction of Insufficient Accuracy for Human Activity Recognition using Convolutional Neural Network in Compared with Support Vector Machine
CN113496260A (zh) 基于改进YOLOv3算法的粮库人员不规范作业检测法
KR20200073822A (ko) 악성코드 분류 방법 및 그 장치
CN113065634A (zh) 一种图像处理方法、神经网络的训练方法以及相关设备
JP7070665B2 (ja) 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
JP2020091756A (ja) 学習方法、学習プログラムおよび学習装置
WO2022037452A1 (zh) 信息生成方法、装置、电子设备和计算机可读介质
CN111782898B (zh) 数据源搜索方法、装置和电子设备
CN114925938A (zh) 一种基于自适应svm模型的电能表运行状态预测方法、装置
JP5824429B2 (ja) スパムアカウントスコア算出装置、スパムアカウントスコア算出方法、及びプログラム
JP2011221873A (ja) データ分類方法及び装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191029

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6611679

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees