JP2018005147A - 撮像装置 - Google Patents

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Koji Inoue
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Abstract

【課題】暗所で移動する被写体に対してストロボ発光をしたとしても良好なピント撮影をすることを可能する。【解決手段】撮影者が焦点検出位置指定機能により焦点検出位置を指定し、サーボAFモードが選択された状態で、ストロボ発光制御が行われた場合、充電以外のエネルギーを下げるべくTFTの消灯を行い、ストロボ充電中は焦点検出位置追尾機能を用いた焦点検出動作のみを行い、ストロボ充電完了後は撮影者が指定した焦点検出位置に被写体を捉えたと判定したら焦点検出位置指定機能による焦点検出動作および焦点調節動作を行う。【選択図】図7

Description

本発明は、撮像装置、更に詳しくは、撮像素子から出力される信号に基づいた自動焦点調節機能を有する撮像装置に関する。
近年の自動化されたカメラでは、カメラに搭載されているCPU(中央演算装置)により露出量決定が自動的に行われるように構成されており、絞り値優先やシャッター速度優先や所定のプログラム線図(プログラム)等の撮影モードを容易に行うことができる。
また、撮像素子を測光センサや焦点検出に用いて、撮像素子に結像された画像に関し、画像の輝度信号や色信号や先鋭度といったデータ等を抽出し、これらを基に、自動露出(AE)、ホワイトバランス(AWB)、オートフォーカス(AF)、ストロボの調光といった制御が一般的に行われている。また、撮像素子に結像された画像を、撮像装置のTFTなどにライブ表示をしながら撮影する方式も一般的に行われている。
撮影者は、所望の絞り値AVやシャッター速度TVや感度SVのうち、少なくとも一つ以上の露出制御値を選択し、絞り値優先モードやシャッター速度優先モード等の露出制御モードを選択し、自動露出AEによる露出制御を行わせることができる。また、マニュアルモードといった全て撮影者の所望の露出制御値で露出制御を行わせることもできる。
さらに、ストロボを使用することにより、ストロボが発光していない状態及びプリ発光時に測光を行い、その差から被写体の反射率を算出して、本発光量を決めるといった、調光制御を行わせ暗所での撮影をすることも行われている。
このようなストロボを内蔵するカメラにおいては、ストロボを発光させるためのエネルギーを内蔵コンデンサに充電させておき、ストロボ発光撮影後には再度ストロボを発光させるためのエネルギーを充電する必要がある。
この充電の際には充電以外のエネルギーを下げて可能な充電電流を増やすことで、充電時間を短縮することが可能となり撮影機会の損失を減らすことができる。そのために、ストロボ充電中には消費電流の多いTFTといった外部表示を消灯させて充電電流を増やし充電時間を短縮し、撮影の機会損失を減らしているカメラがある。
また、特許文献1には、サーボAFにより動く被写体にピントを合せ続ける撮影方式において、暗い被写体であった場合に、ストロボ充電等によるタイムラグが発生し、撮影タイミングを逃したり、撮影時には既に被写体が移動している為にピントがあっていないボケた写真となってしまう等の問題を招くことが開示されている。
特許文献1においてはサーボAF時にはストロボ充電の発光レベルを低くすることで発光・充電の確率を下げることで撮影の機会損失を減らしている。
特開平6−258568号公報
しかしながら、上述の従来技術では、ストロボ充電中に消費電流の多いTFTといった外部表示を消灯してしまうと、焦点検出位置を指定されている撮影モードにおいては焦点検出位置が指定されているため被写体を追尾動作させることができず、撮影者が被写体と焦点検出位置を合わせる続けることができなくなってしまう。
そのため、充電完了後にTFT表示が再開した時に、被写体と焦点検出位置が合っていない為、別の被写体を焦点検出してしまったり背景に抜けてしまう問題があった。また、撮影者が被写体と焦点検出位置を合わせることができないため正しく予測制御ができず、被写体にピントが合わない問題があった。
撮影者は複数の移動被写体を乗り換えながら撮影する場合被写体を追尾する撮影モードでは被写体を乗り換えることができないため、焦点検出位置を指定する撮影モードを選択して撮影者が焦点検出を指定する位置に被写体を合わせる撮影を行う場合が多い。
そこで、本発明の目的は、焦点検出位置を指定されている撮影モードにおいて、暗所で移動被写体を撮影する際に、ストロボ発光後のストロボ充電のためにTFTといった表示部分を消灯させたとしても、移動する被写体に対して良好なピント撮影をすることを可能にした撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、
結像光学系の第1の瞳部分領域を通過する光束を受光する第1の焦点検出用画素(201)と、
前記第1の瞳部分領域とは異なる前記結像光学系の第2の瞳部分領域を通過する光束を受光する第2の焦点検出用画素(202)と
前記結像光学系の前記第1の瞳部分領域と前記第2の瞳部分領域を合わせた瞳領域を通過する光束を受光する撮像用画素とを複数配列した撮像素子(122)と、
前記第1の焦点検出用画素から得られる第1の信号と、前記第2の焦点検出用画素から得られる第2の信号とに基づいて位相差方式の焦点検出を行う位相差方式焦点検出手段(129)と、
撮像素子から得られる画像を表示することができる表示部材(126)と、
撮影者が、前記位相差方式焦点検出手段の検出する位置を指定する焦点検出位置指定機能と被写体の移動に応じて位相差方式焦点検出手段の検出する位置を逐次更新する焦点検出位置追尾機能(125)と
被写体輝度を測定する測光手段(130)と、
前記測光手段にて得られた測光レベルと設定されるストロボ発光レベルとを比較する比較手段(125)と、
前記比較手段にて測光レベルの方が低い場合には、ストロボ発光・充電を促すストロボ制御手段(131)と
主被写体にピントが合うように焦点検出動作を行い、動く被写体に対して常にピントを合わせるべく機能するサーボAFモードを含む焦点検出手段(125)と、
を備えた撮像装置において、
撮影者が前記焦点検出位置指定機能により焦点検出位置を指定し、前記サーボAFモードが選択された状態で、ストロボ発光制御が行われた場合、ストロボ充電中は焦点検出位置追尾機能を用いた焦点検出動作を行い、
ストロボ充電完了後は撮影者が指定した焦点検出位置に被写体を捉えたと判定したら焦点検出位置指定機能による焦点検出動作を行うことを特徴とする。
本発明によれば、焦点検出位置を指定されている撮影モードにおいて、ストロボ充電時間を短縮するためにTFTといった表示部分を消灯させたとしても、移動する被写体に対して良好なピント撮影をすることを可能にした撮像装置を提供することができる。
実施形態1にかかわる交換レンズ式一眼レフカメラの構成を示すブロック図 画素配列の概略図 画素の概略平面図と概略断面図 画素と瞳分割の概略説明図 撮像素子と瞳分割の概略説明図 第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のデフォーカス量と像ずれ量の概略関係図 第1の実施形態におけるストロボ充電中の処理の流れを示すフローチャート
[実施例1]
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態1にかかわるデジタルカメラの一例である交換レンズ式一眼レフカメラの構成を示すブロック図である。
図1において、100は交換レンズユニットを構成するレンズ群であり、101は撮影レンズ群100の先端に配置された第1レンズ群で、光軸方向に進退可能に保持される。102は絞りで、その開口径を調節することで撮影時の光量調節を行う。103は第2レンズ群である。そして絞り102及び第2レンズ群103は一体となって光軸方向に進退し、第1レンズ群の進退動作との連動によりズーム機能を実現する。
104はフォーカスレンズ群で、光軸方向の進退により焦点調節を行う。111はズームアクチュエータで、第1レンズ群101、第3レンズ群103を光軸方向に進退駆動し、ズーム操作を行なう。112は絞りアクチュエータで、ステッピングモーターなどで構成する。113はフォーカスアクチュエータで、第3レンズ群104を光軸方向に進退駆動して焦点調節を行なう。114はズーム駆動回路で、撮影者のズーム操作に応じてズームアクチュエータ111を駆動する。115は絞り駆動回路で、絞りアクチュエータ112を駆動制御して絞り102の開口を制御する。
116はフォーカス駆動回路で、焦点検出結果に基づいてフォーカスアクチュエータ113を駆動制御し、第3レンズ群104を光軸方向に進退駆動して焦点調節を行なう。117は撮影レンズに係る全ての演算、制御を行うレンズマイコンであり、ズーム駆動回路114、絞り駆動回路115、フォーカス駆動回路116、レンズメモリ118を制御する。また、現在のレンズ位置を検出し、カメラマイコン125からの要求に対してレンズ位置情報を通知する。レンズメモリ118には自動焦点調節に必要な光学情報を記憶する。101〜118によって交換レンズは構成される。
撮影レンズは図中央の点線で示されるマウントを介して、カメラ本体120と接続される。121は光学的ローパスフィルタで、撮影画像の偽色やモアレを軽減するための光学素子である。122はC−MOSセンサとその周辺回路で構成された撮像素子である。結像光学系の結像面に配置される。123は撮像素子駆動回路で、撮像素子122の撮像動作を制御するとともに、取得した画像信号をA/D変換してカメラマイコン125に送信する。またカメラマイコン125の要求に応じて撮像素子122の駆動フレームレートを切り替える。
124は画像処理回路で、撮像素子122が取得した画像のγ変換、カラー補間、JPEG圧縮などの処理を行う。126はTFTなどの表示器で、カメラの撮影モードに関する情報、撮影前のプレビュー画像と撮影後の確認用画像、焦点検出時の合焦状態表示画像などを表示する。127は操作スイッチ群で電源スイッチ、レリーズ(撮影トリガ)スイッチ、ズーム操作スイッチ、撮影モード選択スイッチ等で構成される。128は着脱可能なフラッシュメモリで、撮影済み画像を記録する。
129は撮像素子122に埋め込まれた焦点検出用画素の像信号により位相差AF方式での焦点検出処理を行う撮像面位相差焦点検出部である。130は撮像素子122から得られる画像から測光結果を算出する測光手段である。131はストロボ回路で、ストロボ発光及び充電の処理を行う。132はコンデンサであり、131のストロボ回路の発光に必要なエネルギーを充電する。125はカメラ本体に係る全ての演算、制御を行うカメラマイコンであり、撮像素子駆動回路123、画像処理回路124、表示器126、操作SW127、メモリ128、撮像面位相差焦点検出部129、測光手段130を制御する。
また、カメラマイコン125はマウントの信号線を介してレンズマイコン117と接続し、レンズマイコン117に対してレンズ位置の取得や所定の駆動量でのレンズ駆動要求を発行すること、および交換レンズごとに固有の光学情報の取得などを行うことができる。そして、このカメラマイコン125内にはカメラ動作を制御するプログラムを格納したROM、変数を記憶するためのRAM、諸パラメータを記憶するためのEEPROM(電気的消去、書き込み可能メモリ)が内蔵されている。また、ROMに格納したプログラムにより後述の焦点検出処理を実行する。
本発明の実施例ではC-MOSセンサ内に焦点検出用の画素を埋め込み、撮像光学系の1対の瞳領域を通過する光束により該焦点検出用画素に形成される1対の像の像ずれ量に基づいて焦点検出(撮像面位相差AF)を行う。
(撮像素子)
次に、本実施形態における撮像素子122の撮像画素と焦点検出画素の配列の概略を図2に示す。
図2は本実施形態の2次元CMOSセンサー(撮像素子)の画素(撮像画素)配列を4列×4行の範囲で、焦点検出画素配列を8列×4行の範囲で示したものである。
画素群200は2行×2列の画素からなり、R(赤)の分光感度を有する画素200Rが左上に、G(緑)の分光感度を有する画素200Gが右上と左下に、B(青)の分光感度を有する画素200Bが右下に配置されている。さらに、各画素は2列×1行に配列された第1焦点検出画素201と第2焦点検出画素202により構成されている。第1焦点検出画素201は請求項1における第1焦点検出画素に相当し、第2焦点検出画素202は請求項1における第2焦点検出画素に相当する。
図2に示した4列×4行の画素(8列×4行の焦点検出画素)を面上に多数配置し、撮像画像(焦点検出信号)の取得を可能としている。本実施形態では、画素の周期Pが4μm、画素数Nが横5575列×縦3725行=約2075万画素、焦点検出画素の列方向周期PAFが2μm、焦点検出画素数NAFが横11150列×縦3725行=約4150万画素の撮像素子として説明を行う。請求項1における撮像素子122に相当する。
図2に示した撮像素子122の1つの画素200Gを、撮像素子122の受光面側(+z側)から見た平面図を図3(a)に示し、図3(a)のa−a断面を−y側から見た断面図を図3(b)に示す。図3に示すように、本実施形態の画素200Gでは、各画素の受光側に入射光を集光するためのマイクロレンズ305が形成され、x方向にN分割(2分割)、y方向にN分割(1分割)された光電変換部301と光電変換部302が形成される。
光電変換部301及び302が、それぞれ、第1焦点検出画素201と第2焦点検出画素202に対応する。光電変換部301及び302は、p型層とn型層の間にイントリンシック層を挟んだpin構造フォトダイオードとしても良いし、必要に応じて、イントリンシック層を省略し、pn接合フォトダイオードとしても良い。
各画素には、マイクロレンズ305と、光電変換部301及び302との間に、カラーフィルタ306が形成される。また、必要に応じて、各焦点検出画素毎にカラーフィルタの分光透過率を変えても良いし、カラーフィルタを省略しても良い。図3に示した画素200Gに入射した光は、マイクロレンズ305により集光され、カラーフィルタ306で分光されたのち、光電変換部301及び302で受光される。
光電変換部301及び302では、受光量に応じて電子とホールが対生成し、空乏層で分離された後、負電荷の電子はn型層(不図示)に蓄積され、一方、ホールは定電圧源(不図示)に接続されたp型層を通じて撮像素子107の外部へ排出される。光電変換部301及び302のn型層(不図示)に蓄積された電子は、転送ゲートを介して、静電容量部(FD)に転送され、電圧信号に変換されて出力される。
図3に示した本実施形態の画素構造と瞳分割との対応関係を図4を参照して説明する。
図4は図3(a)に示した本実施形態の画素構造のa−a断面を+y側から見た断面図と結像光学系の射出瞳面を示す図である。なお、図4では、射出瞳面の座標軸と対応を取るために、断面図のx軸とy軸を図3に対して反転させている。
第1焦点検出画素201の第1瞳部分領域501は、重心が−x方向に偏心している光電変換部301の受光面と、マイクロレンズ305によって概ね共役関係になっており、第1焦点検出画素201で受光可能な瞳領域を表している。第1焦点検出画素201の第1瞳部分領域501は、瞳面上で+X側に重心が偏心している。
また、第2焦点検出画素202の第2瞳部分領域502は、重心が+x方向に偏心している光電変換部302の受光面と、マイクロレンズ305によって概ね共役関係になっており、第2焦点検出画素202で受光可能な瞳領域を表している。第2焦点検出画素202の第2瞳部分領域502は、瞳面上で−X側に重心が偏心している。また、瞳領域500は、光電変換部301及び302(第1焦点検出画素201と第2焦点検出画素202)を全て合わせた際の画素200G全体で受光可能な瞳領域である。
図5は本実施形態の撮像素子122と瞳分割との対応関係を示した概略図である。
第1瞳部分領域501と第2瞳部分領域502をそれぞれ通過した一対の光束は、撮像素子107の各画素にそれぞれ異なる角度で入射し、2×1に分割された第1焦点検出画素201と第2焦点検出画素202で受光される。
本実施形態は、瞳領域が水平方向に2つに瞳分割されている例である。必要に応じて、垂直方向に瞳分割を行っても良い。なお、上述した例では第1焦点検出画素と第2焦点検出画素から構成された撮像画素が複数配列されているが、本発明はこれに限られるものではない。必要に応じて、撮像画素と、第1焦点検出画素、第2焦点検出画素を個別の画素構成とし、撮像画素配列の一部に、第1焦点検出画素と第2焦点検出画素を部分的に配置する構成としても良い。
本実施形態では、撮像素子122の各画素の第1焦点検出画素201の受光信号を集めて第1焦点検出信号を生成し、各画素の第2焦点検出画素202の受光信号を集めて第2焦点検出信号を生成して焦点検出を行う。また、撮像素子122の各画素毎に、第1焦点検出画素201と第2焦点検出画素202の信号を加算することで、有効画素数Nの解像度の撮像信号(撮像画像)を生成する。
(デフォーカス量と像ずれ量の関係)
以下、本実施形態の撮像素子122により取得される第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のデフォーカス量と、像ずれ量との関係について説明する。
図6は第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のデフォーカス量と第1焦点検出信号と第2焦点検出信号間の像ずれ量の概略関係図である。
撮像面800に本実施形態の撮像素子122が配置され、図4、図5を参照して説明したように、結像光学系の射出瞳が、第1瞳部分領域501と第2瞳部分領域502に2分割される。
デフォーカス量dは、被写体の結像位置から撮像面までの距離を大きさ|d|とし、被写体の結像位置が撮像面より被写体側にある前ピン状態を負符号(d<0)、被写体の結像位置が撮像面より被写体の反対側にある後ピン状態を正符号(d>0)として定義される。
被写体の結像位置が撮像面(合焦位置)にある合焦状態はd=0である。図6で、被写体801は合焦状態(d=0)の例を示しており、被写体802は前ピン状態(d<0)の例を示している。前ピン状態(d<0)と後ピン状態(d>0)を合わせて、デフォーカス状態(|d|>0)とする。
前ピン状態(d<0)では、被写体802からの光束のうち、第1瞳部分領域501(第2瞳部分領域502)を通過した光束は、一度、集光した後、光束の重心位置GT1(GT2)を中心として幅Γ1(Γ2)に広がり、撮像面800でボケた像となる。ボケた像は、撮像素子107に配列された各画素を構成する第1焦点検出画素201(第2焦点検出画素202)により受光され、第1焦点検出信号(第2焦点検出信号)が生成される。よって、第1焦点検出信号(第2焦点検出信号)は、撮像面800上の重心位置GT1(GT2)に、被写体802が幅Γ1(Γ2)にボケた被写体像として記録される。
被写体像のボケ幅Γ1(Γ2)は、デフォーカス量dの大きさ|d|が増加するのに伴い、概ね、比例して増加していく。同様に、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号間の被写体像の像ずれ量p(=光束の重心位置の差GT1−GT2)の大きさ|p|も、デフォーカス量dの大きさ|d|が増加するのに伴い、概ね、比例して増加していく。
後ピン状態(d>0)でも、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号間の被写体像の像ずれ方向が前ピン状態と反対となるが、同様である。このように、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号、もしくは、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を加算した撮像信号のデフォーカス量の大きさが増加するのに伴い、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号間の像ずれ量の大きさが増加する。
(焦点検出)
本実施形態では、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のデフォーカス量と像ずれ量の関係性を用いてた位相差方式の焦点検出制御を行う。
(焦点検出領域)
まず、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を取得する撮像素子122上の領域である焦点検出領域について説明する。焦点検出用画素を、撮像素子122の全領域に渡って分布させることで、撮像領域全域で焦点検出を可能とさせている。例えば、撮影者の指定した領域を中心に、所定の範囲を焦点検出領域として設定された
位置における結果を得ることができる。
本実施例ではストロボ撮影された際の充電中に関わる所であり、その他の部分は割愛する。
次に、撮影者が撮影を開始した際の本実施例のカメラマイコン125の動作を図7のフローチャートを用いて説明する。
ステップ701では、測光手段130から測光結果を取得してステップ702に進む。
ステップ702では、ステップ701で取得した測光結果とストロボの発光レベルを比較し、測光結果が低ければストロボを使用した撮影であるステップ703に進み、そうでなければストロボを使用しない撮影であるステップ718に進む。
ステップ703では、ストロボを使用した撮影が行われ、ステップ704に進む。
ステップ704では、ストロボ充電に先だって充電以外のエネルギーを下げるべくTFTの消灯を行いステップ705に進む。これにより充電電流を増やし充電時間を短縮できる。
ステップ705では、追尾機能を開始してステップ706に進む。これによりステップ704でTFTの消灯を行われることで、撮影者が被写体を指定検出位置で捉えることができなくても焦点検出動作を継続することができる。
ステップ706では、タイマーの計測を開始してステップ707に進む。
ステップ707では、ステップ705で開始した追尾機能を用いた焦点検出位置で焦点検出動作を行いステップ708に進む。ストロボ充電中であるため、充電以外のエネルギーを下げるためレンズ駆動を伴う焦点調節動作は行わない。
ステップ708では、ストロボの充電が完了したかの判定を行う。ストロボの充電が完了していればステップ709に進み、ストロボの充電が完了していなければステップ707に進み、ストロボの充電が完了するまで追尾機能を用いた焦点検出位置で焦点検出動作を継続する。
ステップ709では、ステップ708でストロボ充電完了の判定がなされたのでステップ704で消灯したTFT表示を点灯させて710に進む。撮影者はここから指定検出位置を被写体に合わせることが可能となる。
ステップ710では、追尾機能を用いた焦点検出位置で焦点検出動作を行いステップ711に進む。
ステップ711では、指定機能を用いた焦点検出位置で焦点検出動作を行いステップ712に進む。
ステップ712では、ステップ710で得られた追尾機能を用いた焦点検出位置での焦点検出結果とステップ711で得られた指定機能を用いた焦点検出位置での焦点検出結果のデフォーカス量差が所定範囲であるかどうかの判定を行い、所定範囲であればステップ713に進み、そうでなければステップ714に進む。
ここでは、追尾機能を用いた焦点検出位置での焦点検出結果と指定機能を用いた焦点検出位置での焦点検出結果が所定範囲であれば撮影者が指定検出位置に被写体に合わせ直したと判断している。
ステップ713では、所定時間が経過したかどうかの判定を行う。所定時間内であればステップ712でステップ710で得られた追尾機能を用いた焦点検出位置での焦点検出結果とステップ711で得られた指定機能を用いた焦点検出位置での焦点検出結果のデフォーカス量差が所定範囲にないと判定されため、所定時間が経過するまでステップ710に戻る。所定時間が過ぎていれば、撮影者が別の被写体を選択したと判断してステップ714に進む。
ステップ714では、ステップ713で得られた追尾機能を用いた焦点検出結果を用いて焦点検出動作を行いステップ710に戻る。焦点検出動作は、レンズマイコン117に対して焦点調節に必要なレンズ駆動量やレンズ駆動方向などの制御パラメータを送信し、レンズマイコン117フォーカス駆動回路116を制御パラメータに従ってフォーカスアクチュエータを駆動することで焦点調節動作を行う。
ステップ715では、追尾機能の停止を行いステップ716に進む。撮影者が指定検出位置に被写体を合わせ直したかまたは別の被写体を選択したと判断している。
ステップ716では、指定機能を用いた焦点検出位置で焦点検出動作を行いステップ717に進む。
ステップ717では、ステップ716で得られた追尾機能を用いた焦点検出結果を用いて焦点検出動作を行い本フローチャートを終了する。焦点検出動作は、レンズマイコン117に対して焦点調節に必要なレンズ駆動量やレンズ駆動方向などの制御パラメータを送信し、レンズマイコン117フォーカス駆動回路116を制御パラメータに従ってフォーカスアクチュエータを駆動することで焦点調節動作を行う。
ステップ718では、ステップ702でストロボが発光しない測光結果と判断されたのでストロボが発光しない撮影処理が行われてステップ716に進む。ストロボが発光しない撮影処理は本実施例と無関係であるので割愛する。
図2のフローチャートによれば、焦点検出位置が指定されている撮影モードにおいて、ストロボ充電時間を短縮するためにTFTといった表示部分を消灯させたとしても、移動する被写体に対して良好なピント撮影をすることを可能にした撮像装置を提供することが可能となる。また、ストロボ充電中に表示部分が消灯することで撮影者が被写体と測距枠を合わせることができなくても追尾機能を用いて被写体を追尾することで被写体の焦点検出動作が可能であり、正しく予測制御ができ、移動する被写体に良好なピント撮影をすることを可能にした撮像装置を提供することが可能となる。
本実施例によれば、撮影者は複数の移動被写体を乗り換えながら撮影する場合被写体を追尾する撮影モードでは被写体を乗り換えることができないため、焦点検出位置を指定する撮影モードを選択して撮影者が焦点検出を指定する位置に被写体を合わせる撮影を行う際にストロボ発光による撮影が行われたとしても、充電時間を可能な限り短縮することで撮影機会の損失を減らすだけでなく、表示部材が消灯し撮影者が被写体を指定の焦点検出位置で捉えられなくなったとしても移動する被写体に対して良好なピント撮影をすることできる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 レンズ群、101 第1レンズ群、102 絞り、103 第2レンズ群

Claims (1)

  1. 結像光学系の第1の瞳部分領域を通過する光束を受光する第1の焦点検出用画素(201)と、
    前記第1の瞳部分領域とは異なる前記結像光学系の第2の瞳部分領域を通過する光束を受光する第2の焦点検出用画素(202)と
    前記結像光学系の前記第1の瞳部分領域と前記第2の瞳部分領域を合わせた瞳領域を通過する光束を受光する撮像用画素とを複数配列した撮像素子(122)と、
    前記第1の焦点検出用画素から得られる第1の信号と、前記第2の焦点検出用画素から得られる第2の信号とに基づいて位相差方式の焦点検出を行う位相差方式焦点検出手段(129)と、
    撮像素子から得られる画像を表示することができる表示部材(126)と、
    撮影者が、前記位相差方式焦点検出手段の検出する位置を指定する焦点検出位置指定機能と被写体の移動に応じて位相差方式焦点検出手段の検出する位置を逐次更新する焦点検出位置追尾機能(125)と
    被写体輝度を測定する測光手段(130)と、
    前記測光手段にて得られた測光レベルと設定されるストロボ発光レベルとを比較する比較手段(125)と、
    前記比較手段にて測光レベルの方が低い場合には、ストロボ発光・充電を促すストロボ制御手段(131)と
    主被写体にピントが合うように焦点検出動作を行い、動く被写体に対して常にピントを合わせるべく機能するサーボAFモードを含む焦点検出手段(125)と、
    を備えた撮像装置において、
    撮影者が前記焦点検出位置指定機能により焦点検出位置を指定し、前記サーボAFモードが選択された状態で、ストロボ発光制御が行われた場合、ストロボ充電中は焦点検出位置追尾機能を用いた焦点検出動作を行い、
    ストロボ充電完了後は撮影者が指定した焦点検出位置に被写体を捉えたと判定したら焦点検出位置指定機能による焦点検出動作とすることを特徴とする撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019142735A1 (ja) 2018-01-16 2019-07-25 三菱ケミカル株式会社 プリプレグおよび繊維強化複合材料

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