JP2018004353A - 電子時計および電子時計の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子時計が充電に適した環境にあるか否かを示す情報と、時刻とを同時に表示でき、かつ、指針の数が増えることを抑制できる電子時計および電子時計の制御方法を提供する。【解決手段】電子時計は、光を受光して発電する太陽電池と、太陽電池が発電した電力によって充電される二次電池と、太陽電池に照射される光の照度を検出する照度検出回路と、時刻を表示する時刻針と、副針24と、制御回路と、を備え、制御回路は、照度検出回路によって検出された照度が、予め設定された照度閾値以上か否かを判定し、検出された照度が照度閾値以上の場合、照度検出情報を、副針24を制御して表示させ、検出された照度が照度閾値未満の場合、予め設定された所定の情報を、副針24を制御して表示させる。【選択図】図3

Description

本発明は、太陽電池を備える電子時計および電子時計の制御方法に関する。
従来、光を受光して発電する太陽電池と、太陽電池が発電した電力によって充電される二次電池とを備えた電子時計において、太陽電池の発電量を表示可能な電子時計が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の時計は、時針、分針、秒針、機能指示針を備えており、発電状況の表示を指示する操作部の操作が行われた場合、時針、分針、秒針を移動させて、互いに重ね、かつ、太陽電池の発電量のレベルに応じた位置を指示させることで、当該発電量のレベルを表示する。これによれば、ユーザーは、操作部を操作して時計に発電量のレベルを表示させることで、時計が充電に適した環境にあるか否かを判断できる。
特開2015−175602号公報
しかしながら、特許文献1の時計は、時刻を表示する指針(時針、分針、秒針)を用いて、発電量のレベルを表示しているため、発電量のレベルを表示している間は、時刻を表示できないので、ユーザーは時刻を確認できないという問題があった。この問題を解決するため、時針、分針、秒針、機能指示針とは別の指針を新たに設けて、この指針で発電量のレベルを表示することも考えられるが、この場合は、時計が備える指針の数が多くなるという問題がある。
本発明の目的は、電子時計が充電に適した環境にあるか否かを示す情報と、時刻とを同時に表示でき、かつ、指針の数が増えることを抑制できる電子時計および電子時計の制御方法を提供することにある。
本発明の電子時計は、光を受光して発電する太陽電池と、前記太陽電池が発電した電力によって充電される二次電池と、前記太陽電池に照射される光の照度を検出する照度検出回路と、時刻を表示する時刻針と、副針と、制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記照度検出回路によって検出された照度が、予め設定された照度閾値以上か否かを判定し、前記検出された照度が前記照度閾値以上の場合、照度検出情報を、前記副針を制御して表示させ、前記検出された照度が前記照度閾値未満の場合、予め設定された所定の情報を、前記副針を制御して表示させることを特徴とする。
本発明によれば、検出された照度が照度閾値以上の場合、照度検出情報が副針によって表示される。このため、照度閾値を、例えば充電に適した照度の下限値に設定することで、ユーザーは、照度検出情報が表示されることで、電子時計が充電に適した環境にあることを確認できる。また、照度検出情報が表示されないことで、電子時計が充電に適した環境にないことを確認できる。
また、副針によって充電に適した環境にあるか否かが表示されている間、時刻針によって時刻を表示できるため、ユーザーは時刻を確認できる。副針とは、時分秒の時刻を表示する針ではない針をいう。
また、上記のように、照度検出情報が表示されないことで、ユーザーは、電子時計が充電に適した環境にないことを確認できる。このため、検出された照度が照度閾値未満の場合、副針によって所定の情報を表示させることで、ユーザーは、電子時計が充電に適した環境にないことと、所定の情報とを両方確認できる。所定の情報は、例えば、二次電池の電池残量や曜日などである。これによれば、充電に適した環境にあるか否かを表示する指針と、所定の情報を表示する指針とを別々に設ける場合と比べて、電子時計が備える指針の数を削減できる。
本発明の電子時計において、前記二次電池の電池残量を検出する電池残量検出回路を備え、前記所定の情報は、前記電池残量検出回路によって検出された電池残量であることが好ましい。
検出された照度が照度閾値未満の場合、太陽電池が充電に適した環境にないため、電池残量が徐々に減っている可能性がある。本発明によれば、このような場合に、副針によって電池残量を表示できるので、ユーザーに充電を促すことができる。このため、システムダウンが起きる可能性を低減できる。
なお、検出された照度が照度閾値以上の場合は、太陽電池により二次電池は充電されており、システムダウンが起きることはないため、ユーザーに充電を促す必要性は低い。このため、本発明では、検出された照度が照度閾値以上の場合に電池残量ではなく照度検出情報を表示させている。
本発明の電子時計において、文字板を備え、前記文字板の表面には、前記照度検出情報を示す照度検出指標、および、電池インジケーターが表記され、前記電池インジケーターは、前記電池残量が複数の段階のうち最も大きい第1の段階であることを示す第1の位置と前記電池残量が前記複数の段階のうち最も小さい第2の段階であることを示す第2の位置とを有し、前記照度検出指標は、前記副針が周回する周回方向において、前記第1の位置に対して前記第2の位置とは反対側であり、且つ、前記第2の位置との距離よりも前記第1の位置との距離が短くなる位置に配置されていることが好ましい。
本発明によれば、照度検出指標が、電池インジケーターに対して、電池残量が複数の段階のうち最も小さいことを示す第2の位置から、電池残量が複数の段階のうち最も大きいことを示す第1の位置に向かう方向側に位置しているため、照度検出指標が、充電に関する指標であることを、ユーザーが覚え易くできる。
本発明の電子時計において、文字板を備え、前記文字板の表面には、電池インジケーターが表記され、前記電池インジケーターは、前記電池残量が複数の段階のうち最も大きい第1の段階であることを示す第1の位置と前記電池残量が前記複数の段階のうち最も小さい第2の段階であることを示す第2の位置とを有し、前記第1の位置は、前記文字板の12時位置と6時位置とを結ぶ方向において、前記第2の位置よりも、前記12時位置に近い位置に配置されていることが好ましい。
ユーザーが電子時計を見たとき、12時位置が上方に位置し、6時位置が下方に位置する。
本発明によれば、ユーザーが電子時計を見たとき、電池残量が複数の段階のうち最も大きいことを示す第1の位置を、電池残量が複数の段階のうち最も小さいことを示す第2の位置よりも、上方に位置させることができる。一般的に、ある値を表示するためのインジケーターでは、上方に向かうに従って値が高くなるものが多い。このため、第1の位置を第2の位置よりも上方に位置させることで、例えば位置関係が反対の場合と比べて、電池残量をユーザーに対して直感的に分かり易く表示できる。
本発明の電子時計において、前記電池残量検出回路が電池残量を検出する時間間隔は、前記照度検出回路が照度を検出する時間間隔よりも長いことが好ましい。
太陽電池に照射される光の照度は、電子時計が移動した場合など、電子時計が配置された環境の遷移に応じて急激に変化する場合があるため、照度を検出する時間間隔は、例えば1秒などに設定されている。
これに対して、電池残量は、照度に比べて変化する速度が遅いため、本発明では、電池残量を検出する時間間隔を、照度を検出する時間間隔よりも長く設定している。これによれば、例えば電池残量を検出する時間間隔を、照度を検出する時間間隔に合わせた場合と比べて、電池残量の検出にかかる消費電力を低減できる。
本発明の電子時計において、前記副針は、曜日を表示可能に構成されていることが好ましい。
例えば、操作部の曜日表示操作が行われることで、副針は曜日を表示する。
本発明によれば、ユーザーは、副針によって曜日も確認できる。また、曜日を専用の指針で表示する場合と比べて、電子時計が備える指針の数を削減できる。
本発明の電子時計において、前記照度検出情報は、前記照度検出回路によって検出された照度のレベルである照度レベルを含み、文字板を備え、前記文字板には、前記照度レベルを示す照度インジケーターが表記され、前記制御回路は、前記検出された照度が前記照度閾値以上の場合、前記照度インジケーターにおける前記照度レベルに応じた位置を、前記副針を制御して指示させることで、前記照度レベルを表示させることが好ましい。
本発明によれば、例えば、ユーザーは、照度レベルが低い場合には、より照度が高い場所を探して電子時計を移動させることができ、電子時計をより充電に適した環境に配置させることができる。
本発明の電子時計において、前記照度インジケーターは、第1の照度レベルを示す第1の位置と前記第1の照度レベルより低い第2の照度レベルを示す第2の位置とを有し、前記照度インジケーターの第1の位置は、前記文字板の12時位置と6時位置とを結ぶ方向において、前記照度インジケーターの第2の位置よりも、前記12時位置に近い位置に配置されていることが好ましい。
ユーザーが電子時計を見たとき、第1の照度レベルを示す第1の位置を、第1の照度レベルより低い第2の照度レベルを示す第2の位置よりも、上方に位置させることができる。これによれば、例えば位置関係が反対の場合と比べて、照度レベルをユーザーに対して直感的に分かり易く表示できる。
本発明の電子時計において、前記二次電池の電池残量を検出する電池残量検出回路を備え、前記制御回路は、前記電池残量検出回路によって検出された電池残量が、予め設定された電池閾値未満か否かを判定し、前記電池残量が前記電池閾値未満の場合、前記時刻針の運針を停止させ、前記副針の移動は有効とすることが好ましい。
電池残量が低下した場合、時刻針が運針を継続していると、電池残量がさらに低下してシステムダウンが起きる可能性がある。
本発明によれば、電池残量が低下した場合、時刻針を停止できるため、消費電力を低減でき、電池残量の低下を防止できるため、電子時計がシステムダウンすることを抑制できる。
また、副針は、例えば、秒針、分針、時針などによって構成される時刻針と比べて、消費電力が低いため、副針の移動が有効とされていても、システムダウンが起きる可能性は低い。このため、本発明では、副針の移動を有効とすることで、照度検出情報を表示できるようにしている。
本発明の電子時計において、操作部を備え、前記制御回路は、前記操作部の表示モード切替操作に応じて、第1表示モードおよび第2表示モードを切り替えて設定し、前記第1表示モードが設定されている場合、前記照度検出情報と前記所定の情報とを前記検出された照度に応じて前記副針を制御して切り替えて表示させ、前記第2表示モードが設定されている場合、前記所定の情報を、前記副針を制御して表示させることが好ましい。
本発明によれば、ユーザーが、太陽電池により二次電池を充電させたいと考え、操作部の表示切替操作を行い、第1表示モードを設定させた場合にのみ、検出された照度が照度閾値以上か否かを副針によって表示させることができる。また、太陽電池により二次電池を充電させない場合などは、操作部の表示切替操作を行い、第2表示モードを設定させることで、常に所定の情報を副針によって表示させることができる。
本発明は、光を受光して発電する太陽電池と、前記太陽電池が発電した電力によって充電される二次電池と、時刻を表示する時刻針と、副針とを備える電子時計の制御方法であって、前記太陽電池に照射される光の照度を検出するステップと、検出した照度が、予め設定された照度閾値以上か否かを判定するステップと、前記検出した照度が前記照度閾値以上の場合、照度検出情報を、前記副針を制御して表示させるステップと、前記検出した照度が前記照度閾値未満の場合、予め設定された所定の情報を、前記副針を制御して表示させるステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーは、照度検出情報が表示されることで、電子時計が充電に適した環境にあることを確認できる。また、照度検出情報が表示されないことで、電子時計が充電に適した環境にないことを確認できる。
また、副針によって充電に適した環境にあるか否かが表示されている間、時刻針によって時刻を表示できるため、ユーザーは時刻を確認できる。
また、検出された照度が照度閾値未満の場合、副針によって所定の情報を表示させることで、ユーザーは、電子時計が充電に適した環境にないことと、所定の情報とを両方確認できる。これによれば、充電に適した環境にあるか否かを表示する指針と、所定の情報を表示する指針とを別々に設ける場合と比べて、電子時計が備える指針の数を削減できる。
本発明に係る第1実施形態の電子時計を示す正面図。 第1実施形態における電子時計の断面図。 図1の部分拡大図。 第1実施形態における電子時計の回路ブロック図。 第1実施形態における照度検出回路の回路図。 第1実施形態における照度検出処理を示すフローチャート。 第1実施形態における検出レベルと開放電圧と照度との関係を示す図。 第1実施形態における照度と充電時間との関係を示す図。 第1実施形態における電子時計が実行する処理の動作タイミングを説明する図。 第1実施形態における指針の動作を説明する図。 第1実施形態における電池電圧検出処理を示すフローチャート。 第1実施形態における表示条件と表示内容を説明する図。 本発明に係る第2実施形態の指針の回転領域の外周の表記を示す図。 第2実施形態における照度検出処理を示すフローチャート。 第2実施形態における表示条件と表示内容を説明する図。 本発明に係る他の実施形態の表示例を示す図。 他の実施形態における照度検出処理を示すフローチャート。 他の実施形態における表示例を示す図。 他の実施形態における表示例を示す図。 他の実施形態における表示例を示す図。 他の実施形態における電子時計を示す正面図。 他の実施形態における表示例を示す図。 他の実施形態における表示例を示す図。 他の実施形態における表示例を示す図。 他の実施形態における表示例を示す図。 他の実施形態における表示例を示す図。 他の実施形態における電子時計を示す正面図。 他の実施形態における表示例を示す図。 他の実施形態における電子時計を示す正面図。 他の実施形態における電子時計の回路ブロック図。 他の実施形態における照度検出回路の回路図。 他の実施形態における電子時計が実行する処理の動作タイミングを説明する図。
[第1実施形態]
[電子時計の概略構成]
図1は、電子時計1の正面図であり、図2は、電子時計1の概略を示す断面図である。
電子時計1は、図1、図2に示すように、外装ケース30と、カバーガラス33と、裏蓋34とを備えている。
外装ケース30は、円筒状であり、金属で形成されている。図2に示すように、外装ケース30の二つの開口のうち、表面側の開口は、カバーガラス33で塞がれており、裏面側の開口は金属で形成された裏蓋34で塞がれている。
外装ケース30の側面には、Aボタン41と、Bボタン42と、リューズ43とが設けられている。Aボタン41、Bボタン42、リューズ43は、操作部の一例である。
外装ケース30の内側には、ダイヤルリング35と、文字板11と、指針21,22,23,24と、カレンダー車25と、各指針21〜24およびカレンダー車25を駆動する駆動機構140などが備えられている。
ダイヤルリング35は、リング状に形成されている。
文字板11は、外装ケース30の内側で時刻を表示する円形の板材であり、カバーガラス33との間に各指針21〜24を備え、ダイヤルリング35の内側に配置されている。
文字板11と、地板125との間には、太陽電池131が備えられている。太陽電池131は、光エネルギーを電気エネルギーに変換する光発電を行う光発電素子である。太陽電池131は、カバーガラス33および文字板11を透過した光を受光して発電することができる。
文字板11、太陽電池131、地板125には、指針21,22,23の指針軸29と、指針24の図示しない指針軸とが貫通する穴が形成されている。また、文字板11および太陽電池131には、カレンダー小窓15の開口部が形成されている。
駆動機構140は、地板125に取り付けられ、回路基板120で裏蓋側から覆われている。駆動機構140は、ステップモーターと歯車などの輪列とを有し、当該ステップモーターが当該輪列を介して指針軸を回転させることにより各指針21〜24およびカレンダー車25を駆動する。
駆動機構140は、具体的には、第1〜第4駆動機構を備える。第1駆動機構は指針22および指針23を駆動し、第2駆動機構は指針21を駆動し、第3駆動機構は指針24を駆動し、第4駆動機構はカレンダー車25を駆動する。
回路基板120は、表面側に制御装置150を備えている。回路基板120の裏蓋側には、回路基板120を覆うための回路押さえ122が設けられている。また、二次電池132が、地板125と裏蓋34との間に設けられている。二次電池132は、電子時計1の電源であり、太陽電池131が発電した電力によって充電される。二次電池132としては、リチウムイオン電池などを例示できる。
[電子時計の表示機構]
指針21,22,23は、文字板11の平面中心に、文字板11の表裏方向に沿って設けられた指針軸29に取り付けられている。なお、指針軸29は、各指針21,22,23が取り付けられる3つの指針軸で構成されている。
文字板11の外周部を囲むダイヤルリング35の内周側には、図1に示すように、内周を60分割にする目盛が表記されている。この目盛を用いて、指針21は時刻の「秒」を表示し、指針22は時刻の「分」を表示し、指針23は時刻の「時」を表示する。すなわち、指針21は秒針であり、指針22は分針であり,指針23は時針である。つまり、指針21〜23は、時刻を表示する時刻針を構成する。
副針としての指針24は、文字板11の平面中心から8時方向の位置に設けられている指針軸に取り付けられている。
以下、指針24の回転領域の外周の表記について説明するが、「n時方向」(nは任意の自然数)とあるのは、指針24の指針軸から回転領域の外周を見たときの方向である。
図3に示すように、指針24の回転領域の6時方向から7時方向の範囲の外周には、「DST」の英字と「○」の記号が表記されている。DST(daylight saving time)は夏時間を意味する。指針24は、これらの英字と記号を指示することで、夏時間(DST:夏時間ON、○:夏時間OFF)の設定を表示する。
指針24の回転領域の8時方向から9時方向までの範囲の外周には、当該外周の円弧に沿った形状であり、9時方向の基端711(第1の位置)が太く、8時方向の先端712(第2の位置)が細い三日月鎌状の記号である電池インジケーター71が表記されている。ここで、基端711は、文字板11の12時位置と6時位置とを結ぶ方向において、先端712よりも、12時位置に近い位置に配置されている。この電池インジケーター71における電池残量に応じた位置を指針24が指示することで電池残量が表示される。
具体的には、指針24は、電池残量を予め設定された3段階で表示する。指針24は、基端711(「F」の位置)を指示することで、電池残量が3段階のうち最大の段階(第1の段階)であることを表示し、先端712(「L」の位置)を指示することで、電池残量が3段階のうち最小の段階(第2の段階)であることを表示し、基端711と先端712の中間部713(「M」の位置)を指示することで、電池残量が3段階のうち中間の段階であることを表示する。なお、上記「F」、「M」、「L」は、Full,Middle,Lowを意図する。また、電池残量の段階は、3段階に限定されず、適宜設定できる。また、電池残量が最大の段階であることを示す「F」の位置は、基端711に対して先端712側にずれていてもよく、電池残量が最小の段階であることを示す「L」の位置は、先端712に対して基端711側にずれていてもよい。
指針24の回転領域の外周には、電池インジケーター71の基端711の10時方向側、すなわち、基端711に対して、指針24が先端712を指示する位置から基端711を指示する位置に向かう方向(時計回りの方向)側に、照度検出指標72が表記されている。照度検出指標72は、本実施形態では、太陽を表す記号である。
指針24は、照度検出指標72を指示することで、太陽電池131に照射される光の照度が、予め設定された照度閾値以上であることを示す照度検出情報を表示する。
ここで、照度検出指標72は、指針24が基端711(「F」の位置)を指示する場合の角度と、指針24が照度検出指標72を指示する場合の角度との差が、所定の角度内にある位置に表記されている。
所定の角度は、例えば、90度、好ましくは60度など、「F」の位置と照度検出指標とが関係しているとユーザーが認識できる角度である。
換言すると、照度検出指標72は、指針24が周回する周回方向において、電池インジケーター71の基端711に対して先端712とは反対側であり、且つ、先端712との距離よりも基端711との距離が短くなる位置に配置されている。
図1に示すように、カレンダー小窓15は、文字板11の平面中心から3時方向に位置し、文字板11を矩形状に開口した開口部に設けられており、開口部からカレンダー車25に印刷された数字が視認可能となっている。カレンダー車25は、開口部から数字を視認させることで、年月日の「日」を表示する。
ダイヤルリング35には、内周側の目盛に沿って、協定世界時(UTC)との時差を表す数字や数字以外の記号37が表記されている。
また、ダイヤルリング35の周囲に設けられている外装ケース30には、ダイヤルリング35に表記されている数字や数字以外の記号37に対応した標準時を使用している代表都市名を表す都市情報36が、数字や数字以外の記号37に併記されている。
指針21は、数字や数字以外の記号37や都市情報36を指示することで、現在設定されている時差情報や選択中の時差情報を表示する。
[電子時計の操作方法]
電子時計1は、リューズ43が0段位置から1段引かれると、指針21によって現在設定されている時差情報を表示し、指針24によって現在設定されている夏時間の設定を表示する。また、リューズ43が1段引かれた状態で、リューズ43が回転操作されると、回転方向に応じて、指針21を進めたり戻したりして時差情報を選択する。そして、指針21が示した時差情報が設定される。また、リューズ43が1段引かれた状態で、Aボタン41が押されると、指針24が移動する事で、夏時間の設定のON,OFFを切り替える。そして、指針24が示したON、OFFのいずれかが設定される。
電子時計1は、リューズ43が0段位置から2段引かれた状態で、リューズ43が回転操作されると、時分または日を変更する。変更対象の切り替えは、Aボタン41が押されることで行われる。なお、このとき、指針24は電池残量を表示する。
[電子時計の回路構成]
電子時計1の制御装置150は、図4に示すように、CPU(中央処理装置:Central Processing Unit)で構成される制御回路151、ダイオード152、充電制御用スイッチ153、照度検出回路154、電池電圧検出回路155、駆動回路156、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などで構成された記憶装置157を備えている。充電制御用スイッチ153、照度検出回路154、電池電圧検出回路155、駆動回路156、記憶装置157は、制御回路151に接続されている。
[ダイオード]
ダイオード152は、太陽電池131と二次電池132とを電気的に接続する経路に設けられ、太陽電池131から二次電池132への電流(順方向電流)を遮断せずに、二次電池132から太陽電池131への電流(逆方向電流)を遮断する。なお、順方向電流が流れるのは、二次電池132の電圧よりも太陽電池131の電圧が高い場合、すなわち充電時に限られる。ダイオード152は、太陽電池131の電圧が二次電池132よりも低くなった場合は、二次電池132から太陽電池131に電流が流れることを防止する。すなわち、ダイオード152は、逆流防止用ダイオードである。また、ダイオード152に代えて電界効果トランジスター(FET:Field effect transistor)を採用してもよい。
[充電制御用スイッチ]
充電制御用スイッチ153は、太陽電池131から二次電池132への電流の経路を接続および切断するものであり、太陽電池131と二次電池132とを電気的に接続する経路に設けられたスイッチング素子を備えている。スイッチング素子がオフ状態からオン状態に遷移すると接続し、スイッチング素子がオン状態からオフ状態へ遷移すると切断する。
[照度検出回路]
照度検出回路154は、制御回路151から出力される電圧の検出タイミングを指定する制御信号に基づいて作動し、太陽電池131の端子電圧PVINを検出する。ここで、照度検出回路154が端子電圧PVINを検出している期間、制御回路151から出力される制御信号に基づいて、充電制御用スイッチ153はオフ状態とされている。このため、照度検出回路154は、太陽電池131の開放電圧を検出する。
太陽電池131の開放電圧は、太陽電池131に照射される光の照度が高いほど高くなり、当該照度と相関関係がある。このため、照度検出回路154は、太陽電池131の開放電圧を予め設定された電圧閾値と比較することで、太陽電池131に照射される光の照度を検出できる。
照度検出回路154は、比較結果を制御回路151に出力する。
具体的に、照度検出回路154は、図5に示すように、分圧抵抗器154H、基準電圧源としてのレギュレーター154I、コンパレーター154Jを備えて構成されている。
照度検出回路154は、太陽電池131の開放電圧と比較する電圧閾値に応じて分圧抵抗器154Hの分圧抵抗値比を変える。そして、分圧抵抗器154Hで分圧された電圧と、レギュレーター154Iの基準電圧とをコンパレーター154Jで比較し、その比較結果を出力OUTから制御回路151に出力する。
そして、制御回路151からのオン/オフ信号によって、照度検出回路154の作動、具体的にはコンパレーター154Jの作動が制御される。
[電池電圧検出回路]
電池電圧検出回路155は、制御回路151から出力される電池電圧の検出タイミングを指定する制御信号に基づいて作動し、二次電池132の電池電圧を検出し、検出値を制御回路151に出力する。
ここで、二次電池132の電池電圧は、二次電池132の電池残量と相関関係がある。このため、電池電圧検出回路155は、二次電池132の電池電圧を検出することで、二次電池132の電池残量を検出できる。すなわち、電池電圧検出回路155は、電池残量検出回路に相当する。
電池電圧の検出結果は、制御回路151によって記憶装置157に記憶される。
[駆動回路]
駆動回路156は、制御回路151から出力される制御信号に基づいて駆動し、駆動機構140が備えるステップモーターの端子にパルスを出力して駆動機構140を駆動させ、各指針21〜24およびカレンダー車25を駆動させる。
[制御回路]
次に、制御回路151の動作について説明する。制御回路151は、以下に示す照度検出処理および電池電圧検出処理などを実行する。
[照度検出処理]
制御回路151が実行する照度検出処理について、図6のフローチャートに基づき説明する。
制御回路151は、一定周期で照度検出処理を実行する。本実施形態では、制御回路151は、1秒間隔で照度検出処理を実行している。
制御回路151は、照度検出処理を実行すると、照度検出情報を表示させるための条件である照度閾値を設定する。照度閾値は、太陽電池131に照射される光の照度に対して図7に示す関係にある検出レベルを用いて設定する(S11)。
ここで、図7における照度は、各検出レベルにおける下限値を表したものである。例えば、検出レベルが「4」とは、照度が3000ルクス以上であることを意図する。
ここで、電子時計1において、太陽電池131に照射される光の照度と、電池残量が0の状態からフル充電されるまでの充電時間、および、電子時計1を1日駆動させる分の電力が充電されるまでの充電時間との関係は、図8に示す通りである。
例えば、照度が3000ルクスの場合、フル充電には110時間かかり、電子時計1を1日駆動させる分の電力を充電するには、33分かかる。
3000ルクスの光は、屋外だけではなく、屋内における窓際などでも観測でき、また、電子時計1を1日駆動させる分の電力を30分程度で充電できるため、太陽電池131に照射される光の照度が3000ルクス以上であれば、電子時計1が充電に適した環境にあると判断できる。このため、本実施形態では、太陽電池131に照射される光の照度が3000ルクス以上の場合に照度検出情報が表示されるように、照度閾値を3000ルクスに対応した検出レベル「4」に設定している。
なお、図8に示す関係は、通常、電子時計1の取扱説明書などに記載されているため、ユーザーは、太陽電池131に照射されている光の照度を確認できれば、おおよその充電時間を推定できる。
次に、制御回路151は、照度検出回路154を作動させる。すなわち、本実施形態では、図9に示すように、制御回路151は、1秒間隔の制御信号を出力し、照度検出回路154を作動させている。この際、充電制御用スイッチ153は、制御回路151によってオフ状態に切り替えられる。すなわち、照度検出回路154が作動している際、充電制御用スイッチ153はオフ状態に制御されるので、太陽電池131および照度検出回路154は、二次電池132とは切り離される。このため、照度検出回路154は、二次電池132の充電電圧の影響を受けることなく、太陽電池131に照射される光の照度に対応する開放電圧を検出できる。また、電池電圧検出回路155による電池残量を検出する時間間隔は、6秒間隔で、照度を検出する時間間隔1秒よりも長い。
また、制御回路151は、照度検出回路154の電圧閾値を、照度閾値として設定した検出レベルに対応した値に設定する。太陽電池131に照射される光の照度と開放電圧とは、図7に示すように相関関係がある。制御回路151は、照度閾値として設定した検出レベルに対応した開放電圧の値を図7に基づき判定し、判定した値を電圧閾値に設定する(S11)。
ここで、図7は、各検出レベルにおける太陽電池開放電圧を表したものである。例えば、検出レベルが「4」とは、開放電圧2.40V以上であることを意図する。なお、検出レベルと開放電圧と照度との関係は、図7に示す関係に限定されず、適宜設定することができる。また、検出レベルは、「0」〜「10」の11段階に分けられているが、より多い段階に分けたり、反対に、より少ない段階に分けたりしてもよい。
そして、照度検出回路154は、太陽電池131の開放電圧を電圧閾値と比較し、太陽電池131の開放電圧が電圧閾値以上の場合、例えばハイレベル(Hレベル)信号を照度検出結果として制御回路151に出力する。
すなわち、このような構成によれば、太陽電池131に照射される光の照度が照度閾値として設定された検出レベル以上の場合に、照度検出回路154から制御回路151に例えばハイレベル信号が出力される。
そして、制御回路151は、照度検出回路154から出力される照度検出結果に基づき、太陽電池131に照射される光の照度が照度閾値として設定した検出レベル(「4」)以上か否かを判定する(S12)。
S12でYESと判定された場合、制御回路151は、記憶装置157内の照度検出結果フラグをオンにする。そして、制御回路151は、駆動回路156を制御して、図10に示すように、指針24に照度検出指標72を指示させ、太陽電池131に照射された光の照度が照度閾値以上であることを示す照度検出情報を表示させる(S13)。その後、制御回路151は、照度検出処理を終了する。
一方、S12でNOと判定された場合、制御回路151は、記憶装置157内の照度検出結果フラグをオフにして、駆動回路156を制御して、指針24に電池インジケーター71における電池残量に応じた位置を指示させて、所定の情報として電池残量を表示させる(S14)。そして、制御回路151は、照度検出処理を終了する。
以上の処理により、図9に示すように、太陽電池131に照射された光の照度が照度閾値(検出レベル「4」:3000ルクス)以上であると判定されてから、当該照度が照度閾値未満であると判定されるまでの期間、指針24によって照度検出情報が表示される。また、それ以外の期間は、指針24によって電池残量が表示される。
[電池電圧検出処理]
次に、制御回路151が実行する電池電圧検出処理について、図11のフローチャートに基づき説明する。
制御回路151は、一定周期で電池電圧検出処理を実行する。本実施形態では、制御回路151は、6秒間隔で電池電圧検出処理を実行している。
制御回路151は、電池電圧検出処理を実行すると、電池電圧検出回路155を作動させる。電池電圧検出回路155は、作動すると二次電池132の電池電圧を検出し(S21)、検出値を制御回路151に出力する。
次に、制御回路151は、電池電圧検出回路155が検出した検出値が、1.4V以上か否かを判定する(S22)。S22でYESと判定された場合、制御回路151は、秒針である指針21の運針間隔を1秒に設定する(S23)。そして、制御回路151は、電池電圧の検出結果を記憶装置157に記憶させ(S24)、電池電圧検出処理を終了する。
S22でNOと判定された場合、制御回路151は、電池電圧検出回路155が検出した検出値が、1.2V以上1.4V未満か否かを判定する(S25)。S25でYESと判定された場合、制御回路151は、指針21の運針間隔を1秒に設定する(S26)。そして、制御回路151は、S24で電池電圧の検出結果を記憶装置157に記憶させ、電池電圧検出処理を終了する。
S25でNOと判定された場合、制御回路151は、電池電圧検出回路155が検出した検出値が、1.1V以上1.2V未満か否かを判定する(S27)。S27でYESと判定された場合、電池残量が低下していることを表示するため、制御回路151は、指針21の運針間隔を2秒に設定する(S28)。そして、制御回路151は、S24で電池電圧の検出結果を記憶装置157に記憶させ、電池電圧検出処理を終了する。
S27でNOと判定された場合、制御回路151は、電池電圧検出回路155が検出した検出値が、1.1V未満か否かを判定する(S29)。S29でNOと判定された場合、制御回路151はそのまま電池電圧検出処理を終了する。一方、S29でYESと判定された場合、電池残量がさらに低下してシステムダウンが起こることを回避するため、制御回路151は、時刻針(指針21,22,23)を停止させ(S30)、消費電力を低減する。すなわち、制御回路151は、電池残量が予め設定された電池閾値(1.1V)未満の場合、時刻針の運針を停止させる。そして、S24で電池電圧の検出結果を記憶装置157に記憶させ、電池電圧検出処理を終了する。なお、この際、制御回路151は、指針24の移動は有効とする。すなわち、照度検出回路154や電池電圧検出回路155の検出結果に基づいて、照度検出指標72や電池インジケーター71における電池残量に応じた位置を指示させる。
このような電子時計1によれば、図12に示すように、照度が3000ルクス未満の場合、すなわち、記憶装置157内の照度検出結果フラグがオフの場合は、太陽電池131に照射される光の量が不足しており、充電に適した環境にないため、照度検出情報は表示せず、指針24に電池残量を表示させる。
具体的には、電子時計1は、記憶装置157に記憶された照度検出結果フラグと電池電圧の検出結果との情報に基づいて、照度検出指標72や電池インジケーター71における電池残量に応じた位置を指示させる。例えば、照度検出結果フラグがオフであり、且つ、電池電圧検出回路155が検出した電圧が、1.20V未満であることが記憶されている場合、電池残量が少量である(充電が必要である)ため、指針24に電池インジケーター71の「L」の位置を指示させる。また、検出した電圧が、1.20V以上1.40V未満であることが記憶されている場合、電池残量が中量であるため、指針24に電池インジケーター71の「M」の位置を指示させる。また、検出した電圧が、1.40V以上であることが記憶されている場合、電池残量が多量であるため、指針24に電池インジケーターの「F」の位置を指示させる。
また、電子時計1は、照度が3000ルクス以上の場合、すなわち、記憶装置157内の照度検出結果フラグがオンの場合は、電池電圧検出回路155が検出した電圧がいずれの値であっても、太陽電池131に照射される光の量が適度で充電に適した環境にあるため、指針24に照度検出指標72を指示させ、照度検出情報を表示させる。
[第1実施形態の作用効果]
ユーザーは、照度検出情報が表示されることで、電子時計1が充電に適した環境にあることを確認できる。また、照度検出情報が表示されないことで、電子時計1が充電に適した環境にないことを確認できる。
また、指針24によって充電に適した環境にあるか否かが表示されている間、時刻針によって時刻を表示できるため、ユーザーは時刻を確認できる。
また、検出された照度が照度閾値未満の場合、指針24によって電池残量を表示させることで、ユーザーは、電子時計1が充電に適した環境にないことと、電池残量とを両方確認できる。これによれば、充電に適した環境にあるか否かを表示する指針と、電池残量を表示する指針とを別々に設ける場合と比べて、電子時計1が備える指針の数を削減できる。
ここで、検出された照度が照度閾値未満の場合、太陽電池131が充電に適した環境にないため、電池残量が徐々に減っている可能性がある。電子時計1によれば、このような場合に、指針24によって電池残量を表示できるので、ユーザーに充電を促すことができる。このため、システムダウンが起きる可能性を低減できる。なお、検出された照度が照度閾値以上の場合は、太陽電池131により二次電池132は充電されており、システムダウンが起きることはないため、ユーザーに充電を促す必要性は低い。このため、電子時計1では、検出された照度が照度閾値以上の場合に電池残量ではなく照度検出情報を表示させている。
照度検出指標72が、電池インジケーター71に対して、「L」の位置から「F」の位置に向かう方向側に位置しているため、照度検出指標72が、充電に関する指標であることを、ユーザーが覚え易くできる。
ユーザーが電子時計1を見たとき、電池インジケーター71における「F」の位置を「L」の位置よりも上方に位置させることができる。一般的に、ある値を表示するためのインジケーターでは、上方に向かうに従って値が高くなるものが多い。このため、「F」の位置を「L」の位置よりも上方に位置させることで、例えば位置関係が反対の場合と比べて、電池残量をユーザーに対して直感的に分かり易く表示できる。
太陽電池131に照射される光の照度は、ユーザーが電子時計1を携帯して移動した場合など、電子時計1が配置された環境の遷移に応じて急激に変化する場合があるため、電子時計1では、照度を検出する時間間隔は、1秒に設定されている。
これに対して、電池残量は、照度に比べて変化する速度が遅いため、電子時計1では、電池残量を検出する時間間隔を、照度を検出する時間間隔よりも長い時間(6秒)に設定している。これによれば、例えば電池残量を検出する時間間隔を、照度を検出する時間間隔に合わせた場合と比べて、電池残量の検出にかかる消費電力を低減できる。
電池残量が低下した場合、時刻針が運針を継続していると、電池残量がさらに低下してシステムダウンが起きる可能性がある。
電子時計1によれば、電池残量が低下した場合、時刻針を停止できるため、消費電力を低減でき、電池残量の低下を防止できるため、電子時計1がシステムダウンすることを抑制できる。
また、指針24は、秒針、分針、時針によって構成される時刻針と比べて、消費電力が低いため、指針24の移動が有効とされていても、システムダウンが起きる可能性は低い。このため、電子時計1では、指針24の移動を有効とすることで、照度検出情報を表示できるようにしている。
[第2実施形態]
第2実施形態の電子時計は、太陽電池131に照射される光の照度が照度閾値以上の場合、照度検出情報として、検出された照度のレベル(照度レベル)を表示する。以下に第2実施形態の電子時計の構成について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付け説明は省略する。
第2実施形態の電子時計では、図13に示すように、指針24の回転領域の外周に、「DST」と「○」と電池インジケーター71に加えて、当該回転領域の10時方向から11時方向までの範囲の外周に、当該外周の円弧に沿った形状であり、11時方向の基端731(第1の位置)が太く、10時方向の先端732(第2の位置)が細い三日月鎌状の記号である照度インジケーター73が、照度検出指標として表記されている。ここで、基端731は、文字板11の12時位置と6時位置とを結ぶ方向において、先端732よりも、12時位置に近い位置に配置されている。この照度インジケーター73における照度レベルに応じた位置を指針24が指示することで、照度検出情報として照度レベルが表示される。
具体的には、指針24は、照度レベルを予め設定された3段階で表示する。指針24は、基端731(「F」の位置)を指示することで、照度レベルが3段階のうちの最大レベル(第1の照度レベル)であることを表示し、先端732(「L」の位置)を指示することで、照度レベルが3段階のうちの最小レベル(第2の照度レベル)であることを表示し、基端731と先端732の中間部733(「M」の位置)を指示することで、照度レベルが3段階のうちの中間レベルであることを表示する。なお、照度レベルの段階は、3段階に限定されず、適宜設定できる。また、照度レベルが最大レベルであることを示す「F」の位置は、基端731に対して先端732側にずれていてもよく、照度レベルが最小レベルであることを示す「L」の位置は、先端732に対して基端731側にずれていてもよい。
ここで、照度インジケーター73は、指針24が電池インジケーター71の基端711(「F」の位置)を指示する場合の角度と、指針24が照度インジケーター73の先端732(「L」の位置)を指示する場合の角度との差が、所定の角度内にある位置に表記されている。
所定の角度は、例えば、90度、好ましくは60度など、電池インジケーター71の「F」の位置と、照度インジケーター73とが関係しているとユーザーが認識できる角度である。
次に、第2実施形態における制御回路が実行する照度検出処理について、図14のフローチャートに基づき説明する。
制御回路は、S11,S12,S14,S41〜S47の処理を実行する。ここで、S11,S12,S14の処理は、第1実施形態におけるS11,S12,S14の処理と同じため、説明を省略する。
S12で、太陽電池131に照射された光の照度が照度閾値(検出レベル「4」)以上であると判定された場合(S12でYESと判定)、制御回路は、記憶装置157内の照度検出結果フラグをオンにする。そして、制御回路は、照度閾値を所定レベル高くする(S41)。本実施形態では、照度閾値を、検出レベル「4」から検出レベル「7」に変更する。
そして、制御回路は、太陽電池131に照射される光の照度が、変更された照度閾値(検出レベル「7」)以上か否かを判定する(S42)。
S42でNOと判定された場合、すなわち、照度が検出レベル「4」以上「7」未満の場合、制御回路は、駆動回路156を制御して、指針24に照度インジケーター73の「L」の位置を指示させ(S43)、照度検出処理を終了する。
一方、S42でYESと判定された場合、制御回路は、照度閾値を所定レベル高くする(S44)。本実施形態では、照度閾値を、検出レベル「7」から検出レベル「9」に変更する。
そして、制御回路は、太陽電池131に照射される光の照度が、変更された照度閾値(検出レベル「9」)以上か否かを判定する(S45)。
S45でNOと判定された場合、すなわち、照度が検出レベル「7」以上「9」未満の場合、制御回路は、駆動回路156を制御して、指針24に照度インジケーター73の「M」の位置を指示させ(S46)、照度検出処理を終了する。
一方、S45でYESと判定された場合、すなわち、照度が検出レベル「9」以上の場合、制御回路は、駆動回路156を制御して、指針24に照度インジケーター73の「F」の位置を指示させ(S47)、照度検出処理を終了する。
このような本実施形態の電子時計は、図15に示すように、照度が3000ルクス以上10000ルクス未満の場合、太陽電池131に照射される光の量が良好であるため、指針24に照度インジケーター73における「L」の位置を指示させる。また、照度が10000ルクス以上50000ルクス未満の場合、前記光の量がより良い状態(中良)であるため、指針24に照度インジケーター73における「M」の位置を指示させる。また、照度が50000ルクス以上の場合、前記光の量が最良であるため、指針24に照度インジケーター73における「F」の位置を指示させる。
なお、本実施形態の電子時計のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
[第2実施形態の作用効果]
本実施形態においても、第1実施形態と同様の構成により、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。さらに、次の作用効果を得ることができる。
図8で示される通り、フル充電までの時間は照度によって変わるが、照度インジケーター73が複数段階になる事で、照度インジケーター73が「L」の場合は、フル充電までの充電時間が110時間、「M」の場合は、フル充電までの充電時間が30時間、「L」の場合は、フル充電までの充電時間が15時間である事が判る。よって、より詳細に充電時間が判る様になる。ユーザーがより短時間で充電したい場合は、照度インジケーター73を確認してより照度の高い環境で二次電池132を充電する事が可能となる。例えば、ユーザーは、照度レベルが低い場合には、より照度が高い場所を探して電子時計を移動させることができ、電子時計をより充電に適した環境に配置させることができる。
ユーザーが電子時計を見たとき、照度インジケーター73における「F」の位置を「L」の位置よりも上方(12時位置に近い方)に位置させることができる。これによれば、例えば位置関係が反対の場合と比べて、照度レベルをユーザーに対して直感的に分かり易く表示できる。
[他の実施形態]
なお、本発明は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記第1実施形態の電子時計1において、指針24が曜日も表示できるように構成してもよい。
この場合、例えば、図16に示すように、指針24の回転領域の1時方向から4時方向までの範囲の外周に、七曜を示す英単語の頭文字である「S(Sunday)」、「M(Monday)」、「T(Tuesday)」、「W(Wednesday)」、「T(Thursday)」、「F(Friday)」、「S(Saturday)」の文字が表記される。指針24は、これらの文字のいずれかを指示することで曜日を表示する。
この場合、指針24は、太陽電池131に照射される光の照度が照度閾値未満の場合、電池残量または曜日を表示する。電池残量を表示させるか曜日を表示させるかは、例えばリューズ43が0段位置の状態で、Aボタン41を押すことで選択できる。
曜日が選択されている場合、制御回路151は、照度検出処理において、図17のフローチャートに示すように、S12で検出された照度が照度閾値未満であると判定された場合(S12でNOと判定)、駆動回路156を制御して、指針24に曜日を表示させる(S51)。
なお、夏時間の設定の記号、電池インジケーター71、照度検出指標72と、七曜の文字は、図18に示すように、指針24の回転領域における12時位置と6時位置とを結ぶ仮想の直線を境界として、左右が入れ替わって配置されていてもよい。
また、上記第2実施形態の電子時計において、同様に、図19に示すように、指針24が曜日も表示できるように構成してもよい。この場合も、夏時間の設定、電池インジケーター71、照度インジケーター73と、七曜の文字とは、図20に示すように、前記仮想の直線を境界として、左右が入れ替わって配置されていてもよい。
上記各実施形態および他の実施形態では、指針24は、文字板11の平面中心から8時方向の位置に設けられている指針軸に取り付けられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、指針24は、図21に示すように、前記平面中心から6時方向の位置に設けられた指針軸に取り付けられていてもよい。
この場合の表示例を、図22〜図26にそれぞれ示す。
図22では、指針24の回転領域の6時方向から8時方向の範囲の外周に、電池インジケーター71が表記され、当該回転領域の4時方向から6時方向の範囲の外周に、照度インジケーター73が表記されている。
図23は、図22の表示例を、前記仮想の直線を境界として、左右を入れ替えたものである。
図24は、図22の表示例に対して、指針24の回転領域の8時方向から9時方向の範囲の外周に、夏時間の設定の記号を表記したものである。
図25では、指針24の回転領域の6時方向から9時方向の範囲の外周に、電池インジケーター71が表記され、電池インジケーター71の10時方向側に照度検出指標72が表記されている。また、当該回転領域の2時方向から6時方向の範囲の外周に、七曜の文字が表記されている。
図26は、図25の表示例を、前記仮想の直線を境界として、左右を入れ替えたものである。
また、指針24は、図27に示すように、文字板11の平面中心に設けられている指針軸に取り付けられていてもよい。
図27では、1周を60分割する目盛の内側に、夏時間の設定の記号、電池インジケーター71、照度インジケーター73、七曜の文字が表記されている。これらの記号や文字は、指針24によって指示される。
このように、指針24によって曜日を表示できることで、専用の指針によって曜日を表示する場合と比べて、電子時計が備える指針の数を削減できる。
なお、指針24を照度検出情報および曜日のみ表示可能な構成とし、太陽電池131に照射される光の照度が照度閾値未満の場合、指針24によって所定の情報として曜日を表示させるようにしてもよい。
上記他の実施形態では、指針24によって曜日が表示されているが、図28に示すように、指針24とは別の指針26によって曜日を表示してもよい。
図28は、図16に対応した表示例である。この場合、指針24は、夏時間の設定の記号、電池インジケーター71、照度検出指標72を指示し、指針26は、七曜の文字を指示する。
また、指針24は、照度検出情報および電池残量と、曜日ではない他の情報を表示してもよい。他の情報としては、年、月、日、閏年、温度、湿度、方位、高度、脈拍数、活動量、標準電波などの受信局、時差、クロノグラフの時、クロノグラフの分、機能(モード)の表示などを例示できる。
図29は、アラーム機能、ワールドタイム機能、クロノグラフ機能を備えた電子時計の表示例を示す。ワールドタイム機能は、現在地の時刻(ローカルタイム)に加えて、現在地とは異なる地域の時刻(ホームタイム)を表示できる機能である。
図29では、指針24は、文字板11の平面中心から12時方向に設けられた指針軸に取り付けられている。指針24の回転領域の外周には、電池インジケーター71、照度検出指標72に加えて、アラーム機能を表す「AL」の文字、ワールドタイム機能を表す「WT」の文字、クロノグラフ機能を表す「CHR」の文字が表記されている。指針24は、これらの文字を指示することで、実行中の機能(モード)を表示する。
その他、ローカルタイムを表示する時分針である指針23,22は、前記平面中心に設けられた指針軸に取り付けられ、ローカルタイムを表示する秒針である指針21は、前記平面中心から9時方向に設けられた指針軸に取り付けられている。
前記平面中心に設けられた指針軸には指針23,22に加えて、クロノグラフの1/5秒を表示する指針27が取り付けられている。指針27は、時差情報やアラームのON,OFFも表示する。
指針28H,28Iは、前記平面中心から6時方向に設けられた指針軸に取り付けられ、クロノグラフの時分およびホームタイムの時分を表示する。
カレンダー小窓15は、前記平面中心から4時方向に位置している。
上記各実施形態および他の実施形態では、照度検出回路154は、太陽電池131の端子電圧PVINと基準電圧とを比較することで、照度を検出しているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、図30に示すように、太陽電池131とダイオード152との間に抵抗158を接続し、端子電圧PVINと、ダイオード152および抵抗158間のノードAとの電位差を、電位差閾値と比較することで、照度を検出してもよい。この場合、照度の検出は、充電制御用スイッチ153がオン状態とされて行われる。
この場合、照度検出回路154Aは、例えば、図31に示すように、コンパレーター154Kを備えて構成される。コンパレーター154Kは、端子電圧PVINと、ノードAの電圧との電位差を、電位差閾値と比較し、その比較結果を出力OUTから制御回路151に出力する。電位差閾値は、照度閾値として設定された検出レベルに基づいて制御回路151によって設定される。
そして、制御回路151からのオン/オフ信号によって、照度検出回路154Aの作動、具体的にはコンパレーター154Kの作動が制御される。
また、照度検出回路を、ADコンバーターなどを用いて構成し、太陽電池131の開放電圧の値をデータ化して制御回路151に出力する構成としてもよい。
前記各実施形態において、指針24が照度検出情報を表示している場合に、操作部の表示切替操作が行われた場合、例えば、図32に示すように、次の照度検出のタイミングまで、指針24に電池残量を表示させてもよい。また、次の照度検出のタイミングではなく、1秒などの予め設定された時間や、操作部の操作が行われるまでの間、指針24に電池残量を表示させてもよい。
前記各実施形態において、制御回路は、操作部の表示モード切替操作に応じて、照度が照度閾値以上か否かを表示する第1表示モード、および、照度が照度閾値以上か否かを表示せずに電池残量等の他の情報のみを表示する第2表示モードを切り替えて設定してもよい。
この場合、制御回路は、第1表示モードが設定され、かつ、太陽電池131に照射される光の照度が照度閾値以上の場合、照度検出情報を、指針24を制御して表示させ、第1表示モードが設定され、かつ、照度が照度閾値未満の場合、電池残量を、指針24を制御して表示させる。そして、第2表示モードが設定されている場合、太陽電池131に照射される光の照度が照度閾値以上の場合であっても、電池残量を指針24を制御して表示させる。
これによれば、ユーザーが、太陽電池131により二次電池132を充電させたいと考え、操作部の表示切替操作を行い、第1表示モードを設定させた場合にのみ、照度が照度閾値以上か否かを指針24によって表示させることができる。また、太陽電池131により二次電池132を充電させない場合などは、操作部の表示切替操作を行い、第2表示モードを設定させることで、常に電池残量を指針24によって表示させることができる。
1…電子時計、11…文字板、21〜23…指針(時刻針)、24…指針(副針)、41…Aボタン(操作部)、42…Bボタン(操作部)、43…リューズ(操作部)、71…電池インジケーター、72…照度検出指標、73…照度インジケーター、131…太陽電池、132…二次電池、151…制御回路、154,154A…照度検出回路、155…電池電圧検出回路(電池残量検出回路)、711,731…基端(第1の位置)、712,732…先端(第2の位置)、713,733…中間部。

Claims (11)

  1. 光を受光して発電する太陽電池と、
    前記太陽電池が発電した電力によって充電される二次電池と、
    前記太陽電池に照射される光の照度を検出する照度検出回路と、
    時刻を表示する時刻針と、
    副針と、
    制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、
    前記照度検出回路によって検出された照度が、予め設定された照度閾値以上か否かを判定し、
    前記検出された照度が前記照度閾値以上の場合、照度検出情報を、前記副針を制御して表示させ、
    前記検出された照度が前記照度閾値未満の場合、予め設定された所定の情報を、前記副針を制御して表示させる
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 請求項1に記載の電子時計において、
    前記二次電池の電池残量を検出する電池残量検出回路を備え、
    前記所定の情報は、前記電池残量検出回路によって検出された電池残量である
    ことを特徴とする電子時計。
  3. 請求項2に記載の電子時計において、
    文字板を備え、
    前記文字板の表面には、前記照度検出情報を示す照度検出指標、および、電池インジケーターが表記され、
    前記電池インジケーターは、前記電池残量が複数の段階のうち最も大きい第1の段階であることを示す第1の位置と前記電池残量が前記複数の段階のうち最も小さい第2の段階であることを示す第2の位置とを有し、
    前記照度検出指標は、前記副針が周回する周回方向において、前記第1の位置に対して前記第2の位置とは反対側であり、且つ、前記第2の位置との距離よりも前記第1の位置との距離が短くなる位置に配置されている
    ことを特徴とする電子時計。
  4. 請求項2または請求項3に記載の電子時計において、
    文字板を備え、
    前記文字板の表面には、電池インジケーターが表記され、
    前記電池インジケーターは、前記電池残量が複数の段階のうち最も大きい第1の段階であることを示す第1の位置と前記電池残量が前記複数の段階のうち最も小さい第2の段階であることを示す第2の位置とを有し、
    前記第1の位置は、前記文字板の12時位置と6時位置とを結ぶ方向において、前記第2の位置よりも、前記12時位置に近い位置に配置されている
    ことを特徴とする電子時計。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の電子時計において、
    前記電池残量検出回路が電池残量を検出する時間間隔は、前記照度検出回路が照度を検出する時間間隔よりも長い
    ことを特徴とする電子時計。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電子時計において、
    前記副針は、曜日を表示可能に構成されている
    ことを特徴とする電子時計。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電子時計において、
    前記照度検出情報は、前記照度検出回路によって検出された照度のレベルである照度レベルを含み、
    文字板を備え、
    前記文字板には、前記照度レベルを示す照度インジケーターが表記され、
    前記制御回路は、前記検出された照度が前記照度閾値以上の場合、前記照度インジケーターにおける前記照度レベルに応じた位置を、前記副針を制御して指示させることで、前記照度レベルを表示させる
    ことを特徴とする電子時計。
  8. 請求項7に記載の電子時計において、
    前記照度インジケーターは、第1の照度レベルを示す第1の位置と前記第1の照度レベルより低い第2の照度レベルを示す第2の位置とを有し、
    前記照度インジケーターの第1の位置は、前記文字板の12時位置と6時位置とを結ぶ方向において、前記照度インジケーターの第2の位置よりも、前記12時位置に近い位置に配置されている
    ことを特徴とする電子時計。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電子時計において、
    前記二次電池の電池残量を検出する電池残量検出回路を備え、
    前記制御回路は、
    前記電池残量検出回路によって検出された電池残量が、予め設定された電池閾値未満か否かを判定し、
    前記電池残量が前記電池閾値未満の場合、前記時刻針の運針を停止させ、前記副針の移動は有効とする
    ことを特徴とする電子時計。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の電子時計において、
    操作部を備え、
    前記制御回路は、
    前記操作部の表示モード切替操作に応じて、第1表示モードおよび第2表示モードを切り替えて設定し、
    前記第1表示モードが設定されている場合、前記照度検出情報と前記所定の情報とを前記検出された照度に応じて前記副針を制御して切り替えて表示させ、
    前記第2表示モードが設定されている場合、前記所定の情報を、前記副針を制御して表示させる
    ことを特徴とする電子時計。
  11. 光を受光して発電する太陽電池と、前記太陽電池が発電した電力によって充電される二次電池と、時刻を表示する時刻針と、副針とを備える電子時計の制御方法であって、
    前記太陽電池に照射される光の照度を検出するステップと、
    検出した照度が、予め設定された照度閾値以上か否かを判定するステップと、
    前記検出した照度が前記照度閾値以上の場合、照度検出情報を、前記副針を制御して表示させるステップと、
    前記検出した照度が前記照度閾値未満の場合、予め設定された所定の情報を、前記副針を制御して表示させるステップと、を備える
    ことを特徴とする電子時計の制御方法。
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