JP2018004120A - リターン式ノズルバーナー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】着火消火を繰り返す際の消火時の燃料の後だれをなくし、雰囲気温度上昇時における燃料の漏洩を改善したリターン式ノズルパーナー装置を提供する。【解決手段】石油燃料を噴霧すると共に燃料の一部を戻り管路(4) に戻すことで噴霧量を調整するリターン式ノズル(2) と、このリターン式ノズル(2) に燃料を供給する為の供給管路(3) と、この供給管路(3) に装備された燃料を圧送する為の電磁ポンプ(5) とを備えたリターン式ノズルバーナー装置(1) において、電磁ポンプ(5) は、電磁コイル(10)と、この電磁コイル(10)内に配置された磁気ロッド(11)と、この磁気ロッド(11)の一方側に配設され電磁コイル(10)に印加されるパルス電流により往復動作を行う電磁プランジャ(12)と、磁気ロッド(11)の他方側に配設された電磁弁(13)とを備え、磁気ロッド(11)の流体通路(41)内には、一方側から他方側への流れを許容し且つ他方側から一方側への流れを遮断する逆止弁(14)を配設した。【選択図】図1

Description

本発明は、リターン式ノズルバーナー装置に関し、特に着火消火を繰り返す際の消火時の燃料の後だれが生じないようにしたものに関する。
石油給湯器のリターン式ノズルバーナー装置には、石油燃料を噴霧すると共に燃料の一部を戻り管路に戻すことで噴霧量を調整するリターン式ノズルと、このリターン式ノズルに燃料を供給する為の供給管路と、この供給管路に装備された燃料を圧送する為の電磁ポンプと、戻り管路に装備された流量調整弁等が設けられている。
一般的な電磁ポンプは、電磁コイルと、この電磁コイル内に配置された磁気ロッドと、この磁気ロッドの一方側に配設され電磁コイルに印加されるパルス電流により往復動作を行う電磁プランジャと、磁気ロッドの他方側に配設された電磁弁及び逆止弁とを備えている。
例えば、特許文献1の電磁ポンプにおいては、その上端側部分に筒状の吐出継手が固定されており、磁気ロッドの下流側近傍に電磁弁が配置され、この電磁弁の下流側に逆止弁が配置されている。電磁弁は、吐出継手内に配置され且つ電磁コイルで昇降駆動される環状の可動鉄片と、この可動鉄片の上端部に取り付けた弁体と、この弁体の上面に当接するバルブシート部の環状弁座とで構成されている。
前記逆止弁は、吐出継手内のバルブシート部の上側に配置された弁体と、この弁体の下面に当接するバルブシート部の環状弁座と、弁体を閉弁方向へ付勢するバネ部材とを備えている。
特許文献2の電磁ポンプにおいては、磁気ロッドの下流側近傍に電磁弁が配置され、この電磁弁の下流側に逆止弁が配置されている。電磁ポンプの上端側部分には電磁弁ケース兼吐出継手が設けられ、この吐出継手の上端側にニップルが取り付けられている。電磁弁は、吐出継手内に配置され且つ電磁コイルで昇降駆動される電磁可動片と、この電磁可動片に取り付けられた弁体と、吐出継手内に配置された筒体状の弁座とで構成されている。前記逆止弁は、ニップル内に配設されている。
また、電磁弁の下方近傍において、磁気ロッド内には、燃料流路を絞るオリフィスが設けられ、このオリフィスの下面側にはフィルターが配置されている。
特許第3265443号公報 特開2011−241784号公報
特許文献1の電磁ポンプにおいては、電磁ポンプの上端側の吐出継手の先端近傍部(電磁弁よりも下流側部位)に逆止弁が配設され、この逆止弁は燃料タンクから電磁ポンプまでの燃料ヘッド圧で開弁しない程度の弱い閉弁バネで閉弁側へ付勢されているだけであるので、着火消火を繰り返す際の消火時に閉止機能が低下することがあり、消火時の燃料の後だれにより燃焼排気のHC濃度が高くなることがある。
また、電磁ポンプ内の電磁弁よりも下流側に逆止弁が配設されていて電磁弁よりも下流側の燃料通路の容積が大きいため、運転停止中に雰囲気温度の上昇による燃料の膨張により、逆止弁から燃料が漏洩することがある。以上のことは、特許文献2の電磁ポンプにおいても同様である。
本発明の目的は、着火消火を繰り返す際の消火時の燃料の後だれをなくし、雰囲気温度上昇時における燃料の漏洩を改善したリターン式ノズルパーナー装置を提供することである。
請求項1のリターン式ノズルバーナー装置は、石油燃料を噴霧すると共に燃料の一部を戻り管路に戻すことで噴霧量を調整するリターン式ノズルと、このリターン式ノズルに燃料を供給する為の供給管路と、この供給管路に装備された燃料を圧送する為の電磁ポンプとを備えたリターン式ノズルバーナー装置において、前記電磁ポンプは、電磁コイルと、この電磁コイル内に配置された磁気ロッドと、この磁気ロッドの一方側に配設され前記電磁コイルに印加されるパルス電流により往復動作を行う電磁プランジャと、前記磁気ロッドの他方側に配設された電磁弁とを備え、前記磁気ロッドの流体通路内には、前記一方側から他方側への流れを許容し且つ前記他方側から一方側への流れを遮断する逆止弁を配設したことを特徴としている。
請求項2のリターン式ノズルバーナー装置は、請求項1の発明において、前記磁気ロッドの流体通路内における前記逆止弁の上流側にはオリフィスおよびフィルターが設けられていることを特徴としている。
請求項3のリターン式ノズルバーナー装置は、請求項1又は2の発明において、前記戻り管路には開閉手段が設けられ、この開閉手段は前記電磁弁が開放状態のときは開放されると共に前記電磁弁が閉止された際には前記電磁弁の閉止後に閉止されることを特徴としている。
請求項4のリターン式ノズルバーナー装置は、請求項3の発明において、前記開閉手段はリターン式ノズルから戻り管路へ戻る方向への燃料の流れを許容する逆止弁であることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、電磁ポンプの磁気ロッドの一方側に電磁プランジャが配設され、磁気ロッドの他方側に電磁弁が配設され、磁気ロッドの流体通路内には前記他方側から一方側への流れを遮断する逆止弁が配設され、逆止弁よりも下流側に電磁弁が配設されている。そのため、着火消火を繰り返す際の消火時には電磁弁が確実に閉弁状態となるから、消火時の燃料の後だれが生じなくなる。
また、従来、電磁弁よりも下流側に配設されていた逆止弁を、本発明では電磁弁よりも上流側の磁気ロッドの流体通路内に配設するため、電磁ポンプよりも下流側の流体通路の容積を少なくして、運転停止中における雰囲気温度の上昇による燃料の膨張量を少なくできるためノズル側へ燃料が漏洩しにくくなる。また、逆止弁から漏洩した燃料も下流側の電磁弁でもって確実に遮断することができる。
請求項2の発明によれば、前記磁気ロッドの流体通路内における前記逆止弁の上流側にはオリフィスおよびフィルターが設けられているため、前記磁気ロッド内のスペースを活用してオリフィスおよびフィルターを組み込むことができる。
請求項3の発明によれば、前記戻り管路に設けた開閉手段は、前記電磁弁が開放状態のときは開放される共に前記電磁弁が閉止された際には前記電磁弁の閉止後に閉止されるため、戻り管路内に燃料が渋滞することなく、円滑に戻される。
請求項4の発明によれば、前記開閉手段はリターン式ノズルから戻り管路へ戻る方向への燃料の流れを許容する逆止弁であるため、簡単な構成の開閉手段とすることができる。
本発明の実施例に係るリターン式ノズルバーナー装置の縦断面図である。 図1の電磁ポンプの要部の横断面図である。 図1の電磁ポンプの磁気ロッドと逆止弁等の縦断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、このリターン式ノズルバーナー装置1は、石油燃料を噴霧すると共に燃料の一部を戻り管路4に戻すことで噴霧量を調整するリターン式ノズル2と、このリターン式ノズル2に燃料を供給する為の供給管路3と、この供給管路3に装備された燃料圧送用の電磁ポンプ5と、戻り管路4に介装された流量調整弁6とを備えている。
尚、電磁ポンプ5と流量調整弁6は図示外の制御部に電気的に接続され、制御部により制御される。
前記電磁ポンプ5は、電磁コイル10と、磁気ロッド11と、電磁プランジャ12と、電磁弁13と、逆止弁14と、吐出継手15と、アキュムレータ16,45と、ポンプ本体17と、吸入継手19と、吸入弁20と、吐出弁21と、圧力調整弁22などを備えている。
前記電磁コイル10は、合成樹脂製のボビン25と、このボビン25に巻き付けたコイル本体26と、ボビン25の上下両面に当接した上板27及び下板28と、ボビン25の上端部分に挿入された吐出継手15の筒部15aと、ボビン25内に装着されたガイド筒29と、ケース部材18とを備えている。上板27と下板28と吐出継手15の筒部15aとガイド筒29とケース部材18は磁性体で構成され、これらの部材と前記磁気ロッド11により磁路が形成される。
磁気ロッド11は、筒部15aとガイド筒29の内部に配置され、筒部15aとガイド筒29で上下方向に位置規制されているため静止状態を保持する。電磁プランジャ12は、磁気ロッド11の下方側に配設され電磁コイル10に印加されるパルス電流で発生する磁力により上下に往復動作を行う。
この電磁プランジャ12は、ガイド筒29内に昇降自在に装着されて電磁コイル10で昇降駆動される磁性体製の駆動プランジャ30と、この駆動プランジャ30の下部に固定されて下方へ延びる小径のプランジャ本体31と、上部圧縮スプリング32及び下部圧縮スプリング33とを有する。上部圧縮スプリング32の下端は駆動プランジャ30の下部の受部で受け止められ且つその上端は磁気ロッド11の下端部に固定されたスプリング受け34で受け止められている。下部圧縮スプリング33の上端は駆動プランジャ30の下端で受け止められ且つその下端は筒体35の鍔部35aで受け止められている。
電磁コイル10にパルス電流が印加されると、駆動プランジャ30が磁気ロッド11からの磁力により往復昇降駆動され、プランジャ本体31も筒体35内のポンプ孔36内で昇降駆動される。ポンプ本体17にはポンプ孔36に連通したポンプ吸入孔37とポンプ吐出孔38とこのポンプ吐出孔38に連通した連通路38a,38bが形成され、このポンプ吐出孔38は駆動プランジャ30内の燃料通路30aに連通されている。ポンプ本体17にはアキュムレーター45が設けられ、このアキュムレーター45には連通路38bの燃料が導入される。
図2に示すように、ポンプ本体17には吸入孔19aを形成した吸入継手19が螺合にて接続されている。ポンプ本体17には、吸入弁20と吐出弁21と圧力調整弁22とが組み込まれている。吸入弁20は、環状弁座20aと吸入弁体20bと圧縮スプリング20cとを有する逆止弁である。吸入弁20は、プランジャ本体31が上昇してポンプ孔36とポンプ吸入孔37内の燃料圧力が低下したとき開弁し、吸入ポート19bの燃料が通路19cを介してポンプ吸入孔37へ吸入される。
吐出弁21は、環状弁座21aと吐出弁体21bと圧縮スプリング21cとを有する逆止弁である。吐出弁21はプランジャ本体31が下降してポンプ吸入孔37内の燃料圧力が上昇したとき開弁して、ポンプ吸入孔37内の燃料を連通路38aに吐出し、連通路38a内の燃料がポンプ吐出孔38へ吐出される。
圧力調整弁22は、可変絞り弁39と圧力調整部40とを有する。
可変絞り弁39は、連通路38aに連通した弁室39aと、弁体39bと、この弁体39bを付勢する圧縮スプリング39cと、ロッド39dと、弁体39bの外周側の絞り通路39eとを有し、連通路38aと弁室39a内の燃料圧力が圧力調整部22により設定された設定圧以上になると、絞り通路39eとロッド39dの外周側通路とを介して弁室39a内の燃料の一部を圧力調整部22側へリリーフさせることで、弁室39aと連通路38aとポンプ吐出孔38内の燃料の圧力を設定圧に維持する。圧力調整部22側へリリーフされた燃料は通路19dから吸入ポート19bへ還流する。
圧力調整部22は、ロッド39dを押圧するピストン40aと、ポンプ本体17に螺合された圧力設定具40bと、ピストン40aと圧力設定具40b間に介装された圧縮スプリング40cとを有し、圧力設定具40bを回動操作して圧縮スプリング40cの押圧力を調整することで、前記設定圧を調整するように構成されている。
図3に示すように、磁気ロッド11内には、燃料通路41と、この燃料通路41内に介装された逆止弁14と、オリフィス部材42と、フィルター43とが設けられている。逆止弁14は、逆止弁体14aと、この逆止弁体14aの下側の弁座形成体14bと、逆止弁体14aを下方へ付勢する圧縮スプリング14cとを有する。弁座形成体14bの上端の環状弁座14dに逆止弁体14aが当接している。
この逆止弁14は、下方側から上方側への燃料の流れを許容し且つ上方側から下方側への燃料の流れを遮断するものである。圧縮スプリング14cの付勢力は、図示外の燃料タンクから電磁ポンプ5までの燃料ヘッド圧では開弁しない程度の弱い付勢力に設定されている。
磁気ロッド11の燃料通路41内において、逆止弁14の上流側にはオリフィス42a及びフィルター43が設けられている。オリフィス部材42は、磁気ロッド11の下端近傍部に装着され、オリフィス部材42の中心部には燃料が通過するオリフィス42aが形成され、このオリフィス部材42とスプリング受け34の間にはフィルター43が装着されている。尚、スプリング受け34には燃料通路34aが形成されている。
図1に示すように、電磁弁13は、磁気ロッド11の上側で吐出継手15の筒部15aに形成した弁孔15bの内部に配設されている。この電磁弁13は、弁孔15b内に昇降可能に装着された筒状可動鉄片13aと、この筒状可動鉄片13aの上端部に装着された弁体13bと、この弁体13bの上端に対向状に弁孔15bの上端壁部に形成された環状弁座13cと、筒状可動鉄片13aと磁気ロッド11間に介装されて筒状可動鉄片13a及び弁体13bを上方へ付勢する圧縮スプリング13dとを有する。
前記弁体13bは合成樹脂製のものであり、筒状可動鉄片13aの中心部には磁気ロッド11内の燃料通路41に連通する燃料通路44が形成され、弁体13bが環状弁座13cに当接すると電磁弁13が閉弁状態となり、弁体13bが環状弁座13cから離隔すると開弁状態となる。電磁コイル10が駆動されているときは、筒状可動鉄片13aが磁気ロッド11に吸着されるため、電磁弁13は開弁状態を保ち、電磁コイル10の駆動が停止されると電磁弁13は閉弁状態となる。
吐出継手15の中心部には吐出孔15cが形成され、この吐出孔15cは、オリフィス15dを介して環状弁座13cの中心を通って弁孔15bに連通している。吐出継手15にはアキュムレータ16が装着され、弁孔15bの上端からアキュムレータ16に連通孔16aが形成されている。
次に、流量調整弁6について説明する。
この流量調整弁6は、戻り管路4に介装され、リターン式ノズル2からの戻り燃料の流量を調整することで、ノズル2から噴霧される燃料の流量を調整するものである。
この流量調整弁6は、ハウジング50と、開閉手段としての逆止弁51と、流量調整部52などを有する。ハウジング50は、吸入ポート50aと、中間ポート50bと、戻り管路接続部53とを有する。中間ポート50bには電磁ポンプ5の吸入継手19が接続され、吸入ポート50aは連通通路50cを介して中間ポート50bに連通している。尚、吸入ポート50aは図示外の燃料供給管により燃料タンクに接続される。
前記電磁ポンプ5の吐出継手15の上端部に供給管路3の一端が接続され、この供給管路3の他端はリターン式ノズル2に接続され、リターン式ノズル2の戻りポートに接続された戻り管路4はハウジング50の戻り管路接続部53に接続されている。戻り管路接続部53には、戻り管路4に連通する戻り燃料通路53aが形成され、この戻り燃料通路53aは、逆止弁51の燃料通路と流量調整部52の燃料通路とスプリング受け66の燃料通路55aを介して吸入ポート50a及び中間ポート50bに連通されている。
前記逆止弁51は、リターン式ノズル2から戻り管路4へ戻る方向への燃料の流れを許容する逆止弁であり、この逆止弁51は、戻り管路接続部53の内部のスリーブ54に固定された弁座形成部材51aと、この弁座形成部材51aの環状弁座51bに下方から当接する逆止弁体51cと、この逆止弁体51cを上方へ付勢する圧縮スプリング51dとを有する。圧縮スプリング51dの下端はスプリング受け板55で受け止められている。
電磁弁13が開放状態のときはリターン式ノズル2から戻り燃料が戻って来るため、逆止弁51は開放状態を保ち、電磁弁13が閉止された際には、時間遅れを伴って戻り燃料の供給が停止するため電磁弁13の閉止後に閉止される。
流量調整部52は、図示外の操作部や操作リモコンから指令された流量の燃料がリターン式ノズル2から噴射されるように、電磁的機構を介して戻り管路4を流れる燃料の流量を調整するものである。
次に、上記のリターン式ノズルバーナー装置1の作用、効果について説明する。
電磁コイル10にパルス電流を印加すると、電磁プランジャ12が高速で昇降駆動され、プランジャ本体31のポンプ作用により燃料の吸入と吐出が行われ、ポンプ吐出孔38に加圧燃料が導入され、その加圧燃料は、燃料通路30a,34aとオリフィス42aを通って逆止弁14に到達し、逆止弁14を開弁して燃料通路41,44を通って電磁弁13へ流れ、開弁状態の電磁弁13を通過して吐出孔15cへ流れ、吐出孔15cから供給管路3によりリターン式ノズル2に供給され、燃料の一部はノズル2から噴霧され、燃料の残りの一部は戻り管路4を通って流量調整弁6へ流れ、逆止弁51を通って流量調整部52において流量調整された燃料が中間ポート50bへ戻る。
ここで、電磁ポンプ5においては、磁気ロッド11内に逆止弁14を設け、この逆止弁14の下流側に電磁弁13を組み込んだため、着火消火を繰り返す際の消火時には、電磁弁13が確実に閉止状態になるため、消火時の燃料の後だれが生じなくなり、燃料排気中のHCの濃度を下げることができる。
しかも、従来では電磁弁よりも下流側に配設されていた逆止弁14が、本発明では電磁弁13よりも上流側の磁気ロッド11内に組み込まれ、この電磁弁13の下流側の燃料通路容積が小さくなるため、運転停止中における雰囲気温度の上昇による燃料の膨張量も少なくなるからノズル2側へ漏洩しにくくなる。また、逆止弁14から漏洩する漏洩燃料は電磁弁13で確実に遮断されるため、ノズル2側へ漏洩することもない。
磁気ロッド11の流体通路41内における逆止弁14の上流側にはオリフィス42aおよびフィルター43が設けられているため、磁気ロッド11内のスペースを活用してオリフィス42aおよびフィルター43を組み込むことができる。
戻り管路4に設けた開閉手段としての逆止弁51は、電磁弁13が開放状態のときは開放される共に電磁弁13が閉止された際には電磁弁13の閉止後に閉止されるため、戻り管路4内に燃料が渋滞することなく、円滑に戻される。
前記逆止弁51は、リターン式ノズル2から戻り管路4へ戻る方向への燃料の流れを許容する逆止弁であるため、簡単な構成の開閉手段を構成することができる。
その他、当業者ならば、本発明の趣旨を逸脱することなく前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
1 リターン式ノズルバーナー装置
2 リターン式ノズル
3 供給管路
4 戻り管路
5 電磁ポンプ
10 電磁コイル
11 磁気ロッド
12 電磁プランジャ
13 電磁弁
14 逆止弁
41 燃料通路
42a オリフィス
43 フィルター
51 逆止弁(開閉手段)

Claims (4)

  1. 石油燃料を噴霧すると共に燃料の一部を戻り管路に戻すことで噴霧量を調整するリターン式ノズルと、このリターン式ノズルに燃料を供給する為の供給管路と、この供給管路に装備された燃料を圧送する為の電磁ポンプとを備えたリターン式ノズルバーナー装置において、
    前記電磁ポンプは、
    電磁コイルと、この電磁コイル内に配置された磁気ロッドと、この磁気ロッドの一方側に配設され前記電磁コイルに印加されるパルス電流により往復動作を行う電磁プランジャと、前記磁気ロッドの他方側に配設された電磁弁とを備え、
    前記磁気ロッドの流体通路内には、前記一方側から他方側への流れを許容し且つ前記他方側から一方側への流れを遮断する逆止弁を配設したことを特徴とするリターン式ノズルバーナー装置。
  2. 前記磁気ロッドの流体通路内における前記逆止弁の上流側にはオリフィスおよびフィルターが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリターン式ノズルバーナー装置。
  3. 前記戻り管路には開閉手段が設けられ、この開閉手段は前記電磁弁が開放状態のときは開放されると共に前記電磁弁が閉止された際には前記電磁弁の閉止後に閉止されることを特徴とする請求項1又は2に記載のリターン式ノズルバーナー装置。
  4. 前記開閉手段はリターン式ノズルから戻り管路へ戻る方向への燃料の流れを許容する逆止弁であることを特徴とする請求項3に記載のリターン式ノズルバーナー装置。
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