JP2018003888A - ソフトアクチュエータ - Google Patents

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Taro Nakamura
太郎 中村
賢悟 田上
Kengo Tagami
賢悟 田上
祐人 風間
Yuto KAZAMA
祐人 風間
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Abstract

【課題】用途に応じて簡易に連結可能なソフトアクチュエータを提案する。【解決手段】互いに離間して配置された同一又は異なる機能を有する継手手段に接続可能なソフトアクチュエータ1であって、圧力の印加により伸縮する伸縮体と、伸縮体の伸縮方向端部に設けられ、同一又は異なる機能を有する継手手段に共通して接続可能なソケットとを備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、アクチュエータに関し、特に柔軟に変形可能なソフトアクチュエータに関する。
近年、特許文献1に示すようなソフトアクチュエータの一例としての人工筋肉が開示されている。当該人口筋肉は、空気圧等の圧力の印加によって伸縮動作するアクチュエータであり、伸縮動作前後において常に柔軟性を有する点で優れ、例えば人体に取り付ける装具としての転用や当該アクチュエータを複数連結したモジュール等、多様な用途の開発が望まれている。
特開2012−176124号公報
しかしながら、上記ソフトアクチュエータを汎用的に連結可能とし、多様な用途への転用を可能とする機構は未だ提案されていないのが現状である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、用途に応じて簡易に連結可能なソフトアクチュエータを提案する。
上記課題を解決するための構成として、互いに離間して配置された同一又は異なる機能を有する継手手段に接続可能なソフトアクチュエータであって、圧力の印加により伸縮する伸縮体と、伸縮体の伸縮方向端部に設けられ、同一又は異なる機能を有する継手手段に共通して接続可能なソケットとを備えた構成とした。
本構成によれば、伸縮体の伸縮方向端部に同一又は異なる機能を有する継手手段に共通して接続可能なソケットを備えたことにより、その用途に応じてソフトアクチュエータを継手手段間に簡易に連結することができる。
実施形態に係るソフトアクチュエータの概略図である。 実施形態に係るソケットの概略断面図である。 実施形態に係る継手部材の概略図である。 実施形態に係る継手部材の概略図である。 実施形態に係る中間継手部材の概略図である。 複数のソフトアクチュエータの構成例を示す概略図である。 複数のソフトアクチュエータを装具とした構成を示す概略図である。
以下、実施の形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、実施の形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、ソフトアクチュエータ1の概要を示す概略図である。同図に示すように、ソフトアクチュエータ1は、円筒状に形成された伸縮性や可撓性を有する柔軟な筒部10と、当該筒部10の軸方向(伸縮方向)の両端部に配設された金属製や樹脂製のソケット20A;20Bとを備える。図1(b)に示すように、筒部10は、例えば低アンモニア天然ラテックスゴムから成るゴム部材と、当該ゴム部材に介挿された繊維層12を有してなる。当該繊維層12は、径方向に沿って積層される複数の炭素繊維やガラス繊維、アラミド繊維などからなる高弾性繊維によって構成される。また、繊維層12を構成する高弾性繊維の延長方向は、筒部10の軸方向と一致している。よって、筒部10内に圧力媒体の一例としての空気が導入された場合、筒部10は、径方向外側に膨張すると共に、繊維層12によって軸方向への伸長が拘束される結果、その全体が軸方向に収縮し、空気が排出された場合、軸方向に伸長する。このように、ソフトアクチュエータ1は、ゴム部材により構成される筒部10を備えるため、伸縮前後を通じて柔軟性を有しており、軸方向と交差するあらゆる方向に容易に湾曲させることができ、その形状を変化させることが可能である。
なお、本実施形態係るソフトアクチュエータにあっては、繊維層によって軸方向への伸長を規制することによって、筒部10を径方向に膨張させると共に軸方向に収縮させる構成を採用したが、これに限られるものではなく、筒状のゴムをスリーブ状に編みこんだ繊維コードで覆うことによって軸方向への伸長を規制する所謂マッキベン型の構成を採用しても良い。
筒部10の外周には、節用リング14が配設される。節用リング14は、筒部10の軸方向中央部に配置された円環体であって、筒部10の径方向外側への膨張を規制する部材である。図1(a)に示すように、節用リング14が軸方向中央部に配置された場合にあっては、筒部10の軸方向に沿って膨張範囲が複数の範囲(図示では2つ)に分割され、あたかも複数の瘤を有した状態で膨張する。なお、必ずしも節用リング14を設ける必要はなく、また、節用リング14の数は所望の分割数に応じて適宜設定可能である。
次に、図2を参照しつつ、ソケット20A;20Bについて説明する。図2は、筒部10の一端部側を示す概略断面図である。ソケット20A;20Bは同一構成であるため、ソケット20Aを例として説明する。ソケット20Aは、筒部10の中央側に位置する基体30と、筒部10の端部側に位置し、基体30と螺合することによって筒部10の端部を挟み込んだ状態で固定する接続体40とから構成される。
基体30は、内筒10の軸方向に延長する中空の筒状体であって、径方向断面が円環状に形成された円環部30Aと、当該円環部30Aよりも大径とされ、外周面が六角状に形成され、内周面にねじ部34が形成された螺合部30Bとを有する。同図に示すように、円環部30Aの内周面は、筒部10の端部から中央側に向けて内径方向に傾斜するテーパ面として形成されており、接続体40に形成された後述の挟持部48との間で、筒部10の端部を強固に挟持,固定する。また、螺合部30Bの内周面には、軸方向に沿ってねじ部(雄ねじ)34が形成されており、内周側に挿入される接続体40のねじ部(雌ねじ)46と螺合する。
接続体40は、基体30と同様に内筒10の軸方向に延長する中空の筒状体であって、内周側に後述の多様な継手部材100と螺合するねじ部(雌ねじ)42Aを有する接続端部42と、内径方向への段部を介して筒部10の中央方向へ延長する螺入部44と、当該螺入部44から内径方向への段部を介してさらに筒部10の中央方向へ延長する挟持部48とを有する。接続端部42は、後述の継手部材100を受け入れる受け部(凹部)として形成されると共に、当該継手部材100と螺合するねじ部42Aを有しており、当該接続端部42を介して、ソフトアクチュエータ1が他の部材と連結される。
螺入部44の外周面には、上述の螺合部30Bの内周面に形成されたねじ部34と螺合するねじ部46(雌ねじ)が形成されており、ねじ部34とねじ部46との螺合により基体30と接続体40とが強固に一体化される。挟持部48における筒部10の中央側に向かう先端部には、径方向外側に突出する挟持突部48Aが形成される。当該挟持突部48Aは、テーパ面として形成された円環部30Aの内周面との間で、筒部10の端部を強固に挟み込む部位である。基体30と接続体40との間で筒部10の端部を固定するには、基体30と接続体40との螺合を緩めた状態で、筒部10の端部を基体30の円環部30Aと接続体40の挟持部48との間に挿通する。そして、筒部10の端部を挿通した状態で外周面が六角状に形成された螺合部30Bと対応する工具等を用いて、ねじ部34;46同士を回転させる。同図に示すように、上記回転によって基体30と接続体40との距離が近づくと、テーパ面として形成された円環部30Aの内周面と挟持突部48Aとの径方向距離が縮まるため、筒部10の端部がより強固に挟持されることとなる。
このように、筒部10の両端部に取り付けられたソケット20A;20Bは、筒部10の端部に対して容易に着脱可能であり、繰り返しの伸縮動作によって筒部10の耐久性やソケット20A;20B自体の耐久性が低下した場合であっても、筒部10又はソケット20A;20Bのみを新たな部材に容易に交換することができる。
次に、図3乃至図5を参照しつつ、上記ソケット20A;20Bの接続体40に対して容易に接続可能な継手部材100の多様な形態について説明する。図3(a)は、複数のソフトアクチュエータ1A;1B同士を連結すると共に、各アクチュエータ1A;1B同士を相互に回転可能とする機能を有する回転継手100A;100Bを示す概要図である。
同図に示すようにソフトアクチュエータ1Aの一端部に設けられたソケット20Aには、雄型の回転継手100Aが接続され、ソフトアクチュエータ1Aと連結される他のソフトアクチュエータ1Bの一端部に設けられたソケット20Bには、雌型の回転継手100Bが接続される。当該回転継手100A;100Bは共に、外周面にソケット20A;20Bの接続体40が有する接続端部42の内周面に形成されたねじ部42Aと螺合可能なねじ部(雄ねじ)を有する軸部105を有し、各軸部105がソケット20A;20Bに対して螺合され、一体化される。各軸部105の周囲には、ソケット20A;20Bの中空部及び筒部10内と連通する圧力導入孔110が開設されており、当該圧力導入孔110を介してチューブCが接続されることにより、各ソフトアクチュエータ1A;1Bに空気を導入し、伸縮動作させることが可能である。
回転継手100Aにおける軸部105と反端側には、円筒の中央部から軸方向へ突出する平板状の第一係合片112が形成される。第一係合部112の中央部にはピン等の中心軸となる部材を挿通可能な円孔112Aが設けられる。一方、回転継手100Bにおける軸部105と反端側には、円筒の外周縁から軸方向へ突出する一対の第二係合片114;114が形成される。各第二係合片114には、上記円孔112Aと同様な円孔114Aが設けられている。また、一対の第二係合片114同士の離間寸法は、第一係合片112の厚さ寸法と対応している。そして、このような回転継手100A;100B同士の連結は、第一係合片112を一対の第二係合片114間に挿入して円孔112A;114A同士が重なるように位置決めした後、ピン等を挿入して加締めることにより実現される。当該回転継手100A;100Bを介したソフトアクチュエータ1A;1B同士の連結によれば、ソフトアクチュエータ1A;1B同士を相互に回転可能とすることができる。
図3(b)は、複数のソフトアクチュエータ1A;1B;1Cを3方向に分岐した状態で相互に連結する機能を有するT字型継手100Cを示す概要図である。同図に示すようにT字型継手100Cは、平面視3方向に延長する上述と同様の複数の軸部105を有しており、各軸部105が、ソケット20A;20Bの接続体40が有する接続端部42の内周面に形成されたねじ部42Aと螺合することにより、ソフトアクチュエータ1A;1B;1Cの軸がそれぞれ互いに直交する3方向に向いた状態で相互に連結される。また、T字型継手100Cの内部は中空となっており、ソケット20A;20Bの中空部及び筒部10内と連通することによって、空気等を導入可能となっている。
図4(a)は、複数のソフトアクチュエータ1A;1Bを直線的に連結する機能を有するねじ型継手100Dを示す概要図である。同図に示すようにねじ型継手100Dは、円筒体の両端部がそれぞれ上述と同様の軸部105として形成されており、一方の軸部105をソフトアクチュエータ1Aのソケット20A;20Bいずれかのねじ部42Aと螺合し、他方の軸部105をソフトアクチュエータ1Bのソケット20A;20Bいずれかのねじ部42Aと螺合することにより、ソフトアクチュエータ1A;1Bの軸が直線的に延長する状態で連結される。また、ねじ型継手100Dの中間部には、図外の空気供給口が開設されており、当該空気供給口を介して、各ソフトアクチュエータ1A;1Bを伸縮動作させることが可能である。
図4(b)は、複数のソフトアクチュエータ1A;1Bをゴムチューブ等の軟質部材を介して連結する機能を有するチューブ継手100Eを示す概要図である。同図に示すようにチューブ継手100Eは、円筒体の一端部が上記同様の軸部105として形成される一方、その他端部にはゴムや樹脂等のチューブを挿入可能なチューブ挿入孔115が形成されている。ソフトアクチュエータ1A;1Bにそれぞれ取り付けられたチューブ継手100Eのチューブ挿入孔115には、チューブ継手100E内の中空部と連通するチューブCの端部が挿入され、ソフトアクチュエータ1A;1B同士が柔軟なチューブによって変位自在に連結されると共に、チューブCを介して相互間における空気等の導入が可能となる。
図4(c)は、複数のソフトアクチュエータ1A;1Bをワンタッチで簡易に連結する機能を有するワンタッチ継手100F;100Gを示す概要図である。同図に示すように、ワンタッチ継手100F;100Gは共に円筒体であって、その一端部には前述の軸部105を有している。ワンタッチ継手100Fの他端部には、雄型の外周形状を呈し、中央部から先端部にかけて複数の段部を有すると共に先細りとなる係合軸部116が形成される。一方、ワンタッチ継手100Gの他端部には、上記雄型に対応する雌型の外周形状を呈し、ワンタッチ継手100Fの他端部よりも大径に形成されると共に、複数の段部と相補する複数の段部を有する係合受部118が形成される。そして、上記構成からなるワンタッチ継手100F;100G同士を軸方向に押し込むことにより、ソフトアクチュエータ1A;1Bの軸が直線的に延長する状態で容易に連結される。なお、ワンタッチ継手100F;100Gが内部に中空部を有し、ソケット20A;20Bの中空部及び筒部10内と連通する点は上記各形態に係る継手部材と同様である。
以上のとおり、本実施形態に係るソフトアクチュエータ1は、圧力の印加により伸縮する伸縮体としての筒部10と、当該筒部10の伸縮方向の両端部に設けられたソケット20A;20Bとを備え、当該ソケット20A;20Bは、伸縮方向に互いに離間して配置された同一の機能、或いは、異なる機能を有する継手手段としての上記各継手部材100に対して共通して接続可能な接続端部42を有した構成であるため、複数のソフトアクチュエータ1を連結する場合における汎用性、及び、その連結構成の自由度を向上させることができる。以下、複数の例を用いて複数のソフトアクチュエータ1を連結する場合の具体的構成について説明する。
図5は、複数のソフトアクチュエータ1をより多様な連結構成とするための中間継手200の概要を示す図である。同図に示す各中間継手は、前述図4(a)に示すねじ型継手100Dの軸部105と螺合可能な中空の筒状体であり、当該ねじ型継手100Dが取り付けられた複数のソフトアクチュエータ1同士をより多様な形態で連結させる機能を有する。
図5(a)は、複数のソフトアクチュエータ1同士を平面視十字方向に相互に連結可能とするクロス型中間継手200Aの概要図である。同図に示すように、クロス型中間継手200Aは、四方に向けて開口する複数の接続口202が開設された中空筒であって、接続口202の内周面側には、ソケット20A;20Bの接続端部42の内周面に形成されたねじ部42と同様のねじ部204が形成されている。そして、当該ねじ部204とねじ型継手100Dの一方の軸部105を螺合することにより、複数のソフトアクチュエータ1A乃至1Dを平面視十字方向に延長した状態で相互に連結することが可能となる。
図5(b)は、複数のソフトアクチュエータ1同士を4方向に相互に連結可能とする4方向型中間継手200Bの概要図である。同図に示すように4方向型中間継手200Bは、平面視T字方向に向けて3方に開口する接続口206と、中間部において鉛直方向に開口する接続口208が開設された中空筒であって、各接続口206;208には上述のねじ部204が形成されている。そして、各ねじ部204とねじ型継手100Dの一方の軸部105を螺合することにより、複数のソフトアクチュエータ1A乃至1Dを平面視で3方向、正面視で1方向の計4方向に立体的に延長した状態で連結することが可能となる。
図5(c)は、複数のソフトアクチュエータ1同士を立体的に3方向に相互に連結可能とする3方向型中間継手200Cの概要図である。同図に示すように3方向型中間継手200Cは、平面視で互いに直交する2方向に開口する接続口210と、中間部において鉛直方向に開口する接続口212が開設された中空筒であって、各接続口210;212には上述のねじ部204が形成されている。そして、各ねじ部204とねじ型継手100Dの一方の軸部105を螺合することにより、複数のソフトアクチュエータ1A乃至1Cを平面視で2方向、正面視で1方向の計3方向に立体的に延長した状態で連結することが可能となる。
図5(d)は、複数のソフトアクチュエータ1同士を例えば45°の角度を有して相互に連結可能とするエルボ型中間継手200Dの概要図である。同図に示すようにエルボ型中間継手200Dは、平面視で互いに45°の角度を有して湾曲し、2方向に開口する接続口214が開設された中空筒であって、各接続口214には、上述のねじ部204が形成されている。そして、各ねじ部204とねじ型継手100Dの一方の軸部105を螺合することにより、複数のソフトアクチュエータ1A;1B同士を互いに45°を角度を有して相互に連結することが可能となる。
次に、図6を参照しつつ、ソケット20(20A;20B)を備えた複数のソフトアクチュエータ1同士を多様な中間継手200に用いて立体的に連結した例を示す。図6(a)は、複数のソフトアクチュエータ1A乃至1Dをクロス型中間継手200A及びチューブ継手100Eを介して4方向に連結した例を示す。同図に示すように、クロス型中間継手200Aの各ねじ部204には、ソケット20に対して螺合可能なチューブ継手100Eが螺合されており、当該チューブ継手100Eからは、ソフトアクチュエータ1A乃至1Dの一端部に設けられたソケット20に向けてチューブCが延長、接続されている。また、ソフトアクチュエータ1A乃至1Dの他端部に設けられたソケット20には、回転継手100Aが接続されており、回転継手100Bとの組み合わせにより更なる構成を付加することが可能である。
図6(b)は、両端にねじ型継手100Dが螺合された複数のソフトアクチュエータ1A乃至1Lを4方向型中間継手200B及び複数の3方向型中間継手200Cを介して立体的に連結した例を示す。同図に示すように、複数のソフトアクチュエータ1A乃至1Lは、あたかも6面体を構成するように立体的に連結されており、1の角に位置する4方向型中間継手200の一部のねじ部204には、チューブ継手100Eが螺合されている。当該チューブ継手100Eには図外のチューブが接続され、当該チューブを介して空気等が供給されることによって、ソフトアクチュエータ1A乃至1Lが同期して収縮動作することとなる。
図6(c)は、両端にねじ型継手100Dが螺合された複数のソフトアクチュエータ1A乃至1Hを複数のエルボ型中間継手200Dを介して八角形の環状に連結した例を示す。同図に示すように1のねじ型継手100Dに開設された上述の空気供給口には、空気供給バルブBが挿入されており、当該バルブを介して空気が供給されることにより、ソフトアクチュエータ1A乃至1Lを同期して収縮動作させることが可能である。なお、他の空気供給口については図外の封止部材によって閉塞されていることは言うまでもない。
次に、図7を参照しつつ、ソケット20(20A;20B)を備えた複数のソフトアクチュエータ1を人体に装着可能な装具として採用した例を示す。図7に示す装具300は、例えば人体の肘関節の動作をアシストする装具であって、人体の上腕周りに装着される固定板310Aと、人体の前腕周りに装着される固定板310Bとを備える。各固定板310A;310Bは、腕周りに沿うように幅方向に沿って湾曲する板体であって、幅方向両端部に上下方向沿って延長するベルト通し孔312を有する。同図に示すように、上腕回りに装着される固定板310A及び前腕周りに装着される固定板310Bはそれぞれ、ベルト330を介して装着される。
各固定板310A;310Bの板面には、前述の回転継手100Aと接続可能な一対の係合片320が設けられる。係合片320は、前方に突出する一対の板体であって、ソフトアクチュエータ1のソケット20A;20Bを介して接続された上述の回転継手100Aに形成された円孔112Aと同径な円孔322を有する。そして、各固定板310A;310Bの係合片320には、それぞれ、円孔112A及び円孔322間に挿通されるピンを介して回転継手100Aが設けられている。
上記構成からなり、互いに離間する固定板310A;310Bをソフトアクチュエータ1によって接続するには、固定板310A;310Bにそれぞれ設けられた回転継手100Aの軸部105をソフトアクチュエータ1の両端部に設けられたソケット20A;20Bと螺合して接続すればよく、固定板310A;310Bがソフトアクチュエータ1によって互いに接続され、空気等の供給によって伸縮動作することにより、肘関節の曲げ伸ばし動作をアシストすることが可能となる。なお、本例においては肘関節の動作をアシストする装具300を示したが、これに限られるものではなく、固定板310A;310Bの位置や数を変更することにより、股関節、膝関節、手首の動作をアシストする装具とすることや、その柔軟性を生かして複数のソフトアクチュエータ1を背中周りに巻きつけることにより、背骨の矯正等を行う装具を構成することも可能である。
以上複数の実施形態を通じて説明したとおり、本実施形態に係るソフトアクチュエータ1によれば、互いに離間して配置された同一又は異なる機能を有する継手部材100に対して共通して接続可能なソケット20A;20Bを備えた構成であると共に、ソフトアクチュエータ1自体が伸縮前後において柔軟性を有するため、複数のソフトアクチュエータ1同士をその用途に応じて多様な配置、長さ、或いは組み合わせによって連結することが可能となり、図6に示すような立体的な動力モジュールへの転用や、人体の部位に応じた装具への転用等を容易かつ汎用的に行うことが可能となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
1 ソフトアクチュエータ、10 筒体、20(20A;20B) ソケット、
30 基体、40 接続体、42 接続端部、
100(100A〜100G) 継手部材、
200(200A〜200D) 中間継手、300 装具。

Claims (1)

  1. 互いに離間して配置された同一又は異なる機能を有する継手手段に接続可能なソフトアクチュエータであって、
    圧力の印加により伸縮する伸縮体と、伸縮体の伸縮方向端部に設けられ、同一又は異なる機能を有する継手手段に共通して接続可能なソケットとを備えたことを特徴とするソフトアクチュエータ。
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