JP2018003640A - 流体機械の制御方法および流体機械の制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を適宜省略する。
まず、図1〜図7を参照しながら、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る流体機械の制御方法が適用される流体機械100の上半分を示す縦断面図である。
なお、図1中の白抜き矢印は、流体の流れを示す(図2でも同様)。
本実施形態では、流体機械100は、例えば下水処理場の曝気設備などに使用される曝気用ブロワである。
図2は、流体機械100の制御装置20の構成を模式的に示すブロック図である。
図2に示すように、制御装置20は、流体機械100に吸い込まれる流体の流量である吸込流量を計測する流量計(流量検出部)21を備えている。また、制御装置20は、流体機械100に取り付けられている可変式の案内羽根2の開度を計測する開度計測器(開度検出部)24と、流体機械100における回転軸6の回転速度を計測する回転速度計(速度検出部)23とを備えている。
図3に示すように、まずステップS0として、制御器25は、流体機械100の現在の運転点を算出する。
図4は、流体機械100の吸込流量Qと吐出圧力Pdとの相関を、回転軸6の回転速度Nが変化したときの作動範囲マップの変化とともに示す図である。図5は、流体機械100の吸込流量Qと吐出圧力Pdとの相関を、吸気温度が変化したときの作動範囲マップの変化とともに示す図である。ここで、吸気温度とは、流体機械100に吸い込まれる流体の温度である。
ステップS5以降では、吸込流量Qと目標吸込流量Fとの関係を判定し、具体的にどの部位を動かして流量制御を実施するかを判定する。具体的には、可変式の案内羽根2の開度Iを制御するのか、回転軸6の回転速度Nを制御するのかを判定する。
したがって、従来のように多くのセンサ等の計測機器を流体機械100の内部または外部に設置する必要なしに流量制御が可能となる。
次に、図10〜図11を参照しながら、本発明の第2実施形態について、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を省略する。
図10は、流体機械100の吸込流量Qと効率ηとの相関を示す図である。図11は、本発明の第2実施形態に係る流体機械100の制御方法の内容を示すフローチャートである。
図11のステップS3において現在の吸込流量Qと目標吸込流量Fとが一致した際に(ステップS3でYes)、制御器25は、目標吸込流量Fを満たすように決定された性能曲線C3(図8、図9参照)上の動作点における効率ηが最大効率ηmaxと一致するか否かを判定する(ステップS21)。そして、η=ηmaxと判定された場合(ステップS21でYes)、図11に示す制御は終了となるが、差がある場合(ステップS21でNo)、ステップS22へ進む。
なお、ステップS21の判定において、厳密にη=ηmaxであるか否かではなく、効率ηと最大効率ηmaxとの差が或る程度の範囲内に収まるか否かが判定されてもよい。
また、前記した実施形態では、流体機械100の制御方法は、単段の流体機械に適用されているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、多段の流体機械であっても、回転速度Nが可変かつ可変式の案内羽根2を有する流体機械であれば、適用可能な技術である。
また、前記した実施形態では、案内羽根2の開度Iの制御が回転軸6の回転速度Nの制御に優先して実行されるように構成されているが、回転軸6の回転速度Nの制御が案内羽根2の開度Iの制御に優先して実行されるように構成されてもよい。
2 案内羽根
3 羽根車
4 ディフューザ
5 吐出スクロール
6 回転軸
7 ケーシング
8 吸込流路
9 吐出流路
20 流体機械の制御装置
21 流量計(流量検出部)
22 羽根車駆動機
23 回転速度計(速度検出部)
24 開度計測器(開度検出部)
25 制御器(制御部)
100 流体機械
C1 予想性能曲線
C2 実際の運転時における性能曲線
C3 流量変更後における性能曲線
E 最大効率曲線
F,Fa 目標吸込流量
I 案内羽根の開度
K 作動限界
Lk 作動限界線
N 回転軸の回転速度
Pd 吐出圧力
Q 吸込流量
R 抵抗曲線
η 流体機械の効率
ηmax 流体機械の最大効率
Claims (8)
- 流体機械に吸い込まれる流体の流量である吸込流量、前記流体機械に取り付けられている可変式の案内羽根の開度、および前記流体機械における駆動軸の回転速度に基づいて、前記流体機械の運転点を特定し、
前記運転点を移動させることによって前記吸込流量が予め設定された目標吸込流量となるように、前記案内羽根の開度と前記駆動軸の回転速度とを制御することを特徴とする、流体機械の制御方法。 - 前記運転点の特定は、前記流体機械の運転時における性能曲線、および該性能曲線上の動作点の特定であることを特徴とする、請求項1に記載の流体機械の制御方法。
- 前記案内羽根の開度の制御が前記駆動軸の回転速度の制御に優先して実行されることを特徴とする、請求項1に記載の流体機械の制御方法。
- 前記目標吸込流量が前記駆動軸の現在の回転速度における作動限界よりも低流量域に位置する場合、前記駆動軸の回転速度を上げるとともに前記案内羽根の開度を下げることを特徴とする、請求項1に記載の流体機械の制御方法。
- 前記吸込流量が前記目標吸込流量を満足するとともに、前記駆動軸の回転速度が最も低くなるように制御することを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の流体機械の制御方法。
- 前記吸込流量が前記目標吸込流量を満足するとともに、前記案内羽根の開度が最も大きくなるように制御することを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の流体機械の制御方法。
- 流体機械に吸い込まれる流体の流量である吸込流量を検出する流量検出部と、
前記流体機械に取り付けられている可変式の案内羽根の開度を検出する開度検出部と、
前記流体機械における駆動軸の回転速度を検出する速度検出部と、
前記流量検出部によって検出された前記吸込流量、前記開度検出部によって検出された前記案内羽根の開度、および前記速度検出部によって検出された前記駆動軸の回転速度に基づいて、前記流体機械の運転点を特定し、前記運転点を移動させることによって前記吸込流量が予め設定された目標吸込流量となるように、前記案内羽根の開度と前記駆動軸の回転速度とを制御する制御部と、
を備えることを特徴とする、流体機械の制御装置。 - 前記案内羽根は、前記流体機械における前記流体の流入部または流出部に設けられていることを特徴とする、請求項7に記載の流体機械の制御装置。
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JP2016128406A JP6715701B2 (ja) | 2016-06-29 | 2016-06-29 | 流体機械の制御方法および流体機械の制御装置 |
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