JP2018003256A - 局部洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】局部洗浄装置において、アース線を取り付ける位置の自由度を向上させること。【解決手段】局部洗浄装置1は、給水装置41とノズル装置45とを接続し、洗浄水が流れる洗浄水路と、内側に洗浄水が流れる筒状に形成され、洗浄水路の一部を構成する筒状部材61と、筒状部材61に、筒状部材61を流れる洗浄水と電気的に接続するように設けられ、導電性を有する導電部材62と、一端が導電部材62に電気的に接続され、他端が接地されたアース線63と、を備えている。【選択図】 図3A

Description

本発明は、局部洗浄装置に関する。
局部洗浄装置の一形態として、特許文献1および特許文献2に示されているものが知られている。特許文献1の局部洗浄装置は、特許文献1の図1に示すように、洗浄水の水回路の入口部分に設けられた電磁弁7の金属部分、および、洗浄水の水回路の出口部分に設けられた人体の局部を洗浄するノズル5の金属部分にアース線14a,14fが接続されている。
また、特許文献2の局部洗浄装置は、洗浄水を貯留する貯湯タンク21に設けられた高温検知手段80の金属ブラケット81(特許文献2の図11参照)、または、押さえ部材55を拘束する金属ブラケット230(特許文献2の図28参照)にアース線が接続されている。
特公平6−3034号公報 特許第3716201号公報
しかしながら、局部洗浄装置の水回路を構成する部材にアース線を接続する場合、アース線を接続する部材の形状を変更する必要が生じるとともに、アース線を接続する位置によっては、局部洗浄装置の製造時にアース線が接続しにくいことが考えられる。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、局部洗浄装置において、アース線を取り付ける位置の自由度を向上させることを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る局部洗浄装置は、給水源から給水装置を介して供給される洗浄水を洗浄ノズルから噴出することにより人体の局部を洗浄する局部洗浄装置であって、給水装置と洗浄ノズルとを接続し、洗浄水が流れる洗浄水路と、内側に洗浄水が流れる筒状に形成され、洗浄水路の一部を構成する筒状部材と、筒状部材に、筒状部材を流れる洗浄水と電気的に接続するように設けられ、導電性を有する導電部材と、一端が導電部材に電気的に接続され、他端が接地されたアース線と、を備えている。
これによれば、筒状部材を洗浄水路の途中に設けることができる。よって、筒状部材が設けられる位置の自由度は比較的高い。また、アース線が接続される導電部材は、筒状部材に設けられている。したがって、従来技術のようにアース線が給水装置や洗浄ノズル等に設けられている場合に比べて、アース線を接続する位置の自由度を向上することができる。
本発明の第一実施形態に係る局部洗浄装置を示す斜視図である。 図1に示す局部洗浄装置が備える洗浄機能部を示す模式図である。 図2に示す接地部材の部分断面図である。 図3Aに示す接地部材の側面図である。 本発明の第二実施形態に係る接地部材の平面図である。 図4Aに示す接地部材の側面図である。なお、本図においてアース線は省略されている。 本発明の第三実施形態に係る接地部材の平面図である。 図5Aに示すVB−VB線に沿った断面図である。なお、本図においてアース線は省略されている。 本発明の第四実施形態に係る接地部材の平面図である。 図6Aに示す接地部材の側面図である。なお、本図においてアース線は省略されている。 本発明の第一実施形態の変形例に係る局部洗浄装置を示す模式図である。 本発明の第一実施形態の変形例に係る接地部材を示す平面図である。 本発明の各実施形態の変形例に係る筒状部材を示す部分拡大断面図である。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態に係る局部洗浄装置について説明する。局部洗浄装置1は、水道配管3(本発明の給水源に相当(図2参照))から供給される洗浄水を噴出することにより人体の局部を洗浄するものである。局部洗浄装置1は、図1に示すように腰掛式便器2に取り付けられている。腰掛式便器2は、便鉢部2aを有している。
局部洗浄装置1は、洗浄装置本体部10、便座20および便座20を覆う便蓋30を備えている。洗浄装置本体部10は、本体ケーシング10a、洗浄機能部40(図2参照)および局部洗浄装置1を統括制御する制御装置50(図2参照)を備えている。
本体ケーシング10aは、例えば樹脂材料によって、中空の箱状に形成されている。本体ケーシング10aは、便座20および便蓋30を回動可能に保持する。本体ケーシング10aは、内側に洗浄機能部40および制御装置50を収容する。
洗浄機能部40は、洗浄水を噴出することにより人体の局部の洗浄を行うものである。洗浄機能部40は、図2に示すように、給水装置41、流量検出装置42、熱交換装置43、ポンプ44およびノズル装置45(本発明の洗浄ノズルに相当)を備えている。
また、洗浄機能部40は、洗浄水が流れる筒状部材61および5つの接続水路L1〜L5を備えている。筒状部材61の詳細は後述する。各接続水路L1〜L5は、例えばシリコンゴムによって形成された屈曲性を有する管状のホースである。
第一の接続水路L1は、給水装置41と流量検出装置42とを接続する。第二の接続水路L2は、流量検出装置42と筒状部材61の一端とを接続する。第三の接続水路L3は、筒状部材61の他端と熱交換装置43とを接続する。第四の接続水路L4は、熱交換装置43とポンプ44とを接続する。第五の接続水路L5は、ポンプ44とノズル装置45とを接続する。
洗浄水は、給水装置41、第一の接続水路L1、流量検出装置42、第二の接続水路L2、筒状部材61、第三の接続水路L3、熱交換装置43、第四の接続水路L4、ポンプ44、第五の接続水路L5およびノズル装置45の順に流れる。すなわち、給水装置41、第一の接続水路L1、流量検出装置42、第二の接続水路L2、筒状部材61、第三の接続水路L3、熱交換装置43、第四の接続水路L4、ポンプ44、第五の接続水路L5およびノズル装置45は、洗浄水が流れる洗浄水路を構成する。洗浄水路は、局部洗浄装置1における洗浄水が流れる流路である。
給水装置41は、水道配管3に取り付けられた分岐水栓3aに、洗浄水が流れる給水ホースHを介して接続されている。分岐水栓3aは、水道配管3を流れる上水を洗浄水として給水ホースHに導出する。
給水装置41は、水道配管3からの洗浄水を洗浄機能部40に導入するものである。給水装置41は、具体的には、給水ホースHからの洗浄水を第一の接続水路L1に導出する。給水装置41には、給水ホースHから第一の接続水路L1に向けて、ストレーナ41a、逆止弁41b、定流量弁41c、止水電磁弁41dおよびリリーフ弁41eがこの順に設けられている。
ストレーナ41aは、洗浄水に含まれるゴミ等を除去するものである。逆止弁41bは、給水ホースHから第一の接続水路L1への洗浄水の流れを許容するが、逆方向の流れを規制するものである。定流量弁41cは、洗浄水の流量(単位時間あたりの流量)をおよそ一定に調整するものである。
止水電磁弁41dは、開状態である場合に洗浄水の流れを許容し、閉状態である場合に洗浄水の流れを規制する電磁弁である。また、止水電磁弁41dは、通電されている場合に開状態となり、非通電である場合に閉状態となるノーマルクローズ型の電磁弁である。
リリーフ弁41eは、定流量弁41cによって流量が調整された洗浄水のうちポンプ44によって吸引されない洗浄水を洗浄機能部40から外部(便鉢部2a内)へ放出するものである。
流量検出装置42は、洗浄水の流量(単位時間あたりの流量)を検出するものである。流量検出装置42は、第一温度センサ42aおよび流量センサ42bが設けられている。
第一温度センサ42aは、流量検出装置42を流れる洗浄水の温度(特に第一温度センサ42aの設置場所の温度)を検出するものである。第一温度センサ42aによって検出された洗浄水の温度は、検出信号として制御装置50に送信される。
流量センサ42bは、洗浄水の流量(特に流量センサ42bの設置場所の流量(単位時間あたりの流量))を検出するものである。流量センサ42bは、例えば羽根車式の流量センサである。流量センサ42bによって検出された洗浄水の流量は、検出信号として制御装置50に送信される。
熱交換装置43は、洗浄水の温度を所定温度とするように洗浄水を加熱するものである。所定温度は、人体の局部を洗浄する洗浄水の温度(例えば39℃)である。熱交換装置43は、加熱ヒータ43aおよび第二温度センサ43bが設けられている。
加熱ヒータ43aは、洗浄水路(熱交換装置43)に設けられ、制御装置50からの制御信号にしたがって、洗浄水を加熱するものである。加熱ヒータ43aは、本第一実施形態においてはセラミックヒータである。加熱ヒータ43aは、ヒータ本体部(図示なし)および通電されることにより発熱する発熱体(図示なし)を備えている。ヒータ本体部は、例えばアルミナ等のセラミックスによって円筒状に形成されている。発熱体は、例えばヒータ本体部とともに焼結されることによりヒータ本体部と一体に形成されている。発熱体は、ヒータ本体部の内部に外部から絶縁されて設けられている。
洗浄水が熱交換装置43を流れるときに、ヒータ本体部の外表面が洗浄水に直接接触する。このとき、加熱ヒータ43aは、洗浄水の温度を所定温度とするように洗浄水を加熱する。すなわち、本第一実施形態における熱交換装置43の洗浄水の加熱方式は、瞬間式である。
第二温度センサ43bは、洗浄水の温度(特に第二温度センサ43bの設置場所の温度)を検出するものである。第二温度センサ43bは、加熱ヒータ43aによって加熱された洗浄水の温度を検出する。第二温度センサ43bによって検出された洗浄水の温度は、検出信号として制御装置50に送信される。
ポンプ44は、制御装置50からの制御信号にしたがって、第五の接続水路L5に導出する洗浄水の流量を調整するものである。ポンプ44は、本第一実施形態において、プランジャポンプであり、モータ(図示なし)およびモータの回転駆動により往復運動するプランジャ(図示なし)を含んで構成されている。ポンプ44のモータの回転数が制御装置50によって調整されることにより、洗浄水の流量が調整される。また、プランジャの往復運動によって、ノズル装置45から噴出する洗浄水が脈動する。これにより、洗浄水の流量が比較的少ない場合においても、洗浄水が脈動しない場合に比べて、人体の局部を洗浄する水勢を強くすることができる。
ノズル装置45は、第五の接続水路L5からの洗浄水を人体の局部に向けて噴出するものである。ノズル装置45は、流路切替弁45a、第六の接続水路L6、第七の接続水路L7、排水路D、おしり洗浄ノズル45bおよびビデ洗浄ノズル45cを備えている。
各接続水路L6,L7および排水路Dは、例えばシリコンゴムによって形成された屈曲性を有する管状のホースである。第六の接続水路L6は、流路切替弁45aとおしり洗浄ノズル45bとを接続する。第七の接続水路L7は、流路切替弁45aとビデ洗浄ノズル45cとを接続する。排水路Dは、流路切替弁45aから便鉢部2a内に向けて洗浄水を排出する。
流路切替弁45aは、制御装置50からの制御信号にしたがって、第五の接続水路L5からの洗浄水を、第六の接続水路L6、第七の接続水路L7および排水路Dのうちの一つに選択的に切り替えて導出するものである。流路切替弁45aは、例えば四方弁である。
おしり洗浄ノズル45bは、おしり洗浄を行うものである。おしり洗浄ノズル45bは、第六の接続水路L6からの洗浄水を人体の局部に向けて噴出する。
ビデ洗浄ノズル45cは、ビデ洗浄を行うものである。ビデ洗浄ノズル45cは、第七の接続水路L7からの洗浄水を人体の局部に向けて噴出する。
また、局部洗浄装置1は、接地部材60をさらに備えている。接地部材60は、局部洗浄装置1を接地するものである。接地部材60は、具体的には、洗浄水を介して加熱ヒータ43aを間接的に接地する(詳細は後述する)。接地部材60は、図3Aおよび図3Bに示すように、筒状部材61、導電部材62およびアース線63を備えている。
筒状部材61は、内側に洗浄水が流れる筒状に形成されている。すなわち、筒状部材61は、洗浄水路の一部を構成する。筒状部材61は、具体的には、両端を開口する軸線を真直とするとともに、内径を一定とする筒状に形成されている。筒状部材61は、導電性材製である。筒状部材61は、具体的には、例えばステンレス鋼などの金属材製である。また、筒状部材61の両端部は、接続水路L2,L3に挿入されて接続されるとともに、例えばホースクリップCによって接続水路L2,L3の外れが規制されている。
導電部材62は、筒状部材61を流れる洗浄水と電気的に接続するように設けられ、導電性を有するものである。導電部材62は、板状に形成されている。導電部材62は、具体的には、筒状部材61と同じ金属材製である。導電部材62は、一方面が筒状部材61の外周面と接触して電気的に接続するように固定されている(図3B参照)。導電部材62は、具体的には、筒状部材61に溶接(例えばスポット溶接)されて固定されている。これにより、導電部材62と筒状部材61の内側に流れる洗浄水とが電気的に接続する。また、導電部材62は、アースねじSが嵌められる、ねじ穴62aが設けられている。
アース線63は、局部洗浄装置1を接地する電線である。アース線63は、複数の線状の導体が、絶縁性を有する絶縁被覆によって覆われたものである。アース線63は、具体的には、一端が導電部材62に電気的に接続され、他端が接地されている。
アース線63の一端部には、丸型端子63aが取り付けられている。具体的には、アース線63の一端部は、絶縁被覆が剥かれて導体が露出した状態にて、導体に丸型端子63aが圧着される。これにより、アース線63と丸型端子63aが電気的に接続される。また、丸型端子63aがアースねじSによって導電部材62に電気的に接続されて固定されている。これらにより、アース線63の一端部が導電部材62と電気的に接続される。また、上述したように導電部材62と筒状部材61とが電気的に接続されているため、アース線63の一端部と筒状部材61とが電気的に接続される。
アース線63の他端部は、洗浄装置本体部10の外部にて、家屋等に設けられた接地極(図示なし)に電気的に接続される。アース線63の他端部は、絶縁被覆が剥かれて導体が露出した状態にて、導体と接地極とが電気的に接続される。アース線63の他端部は、通常、局部洗浄装置1が腰掛式便器2に取り付けられるときに接地極に接続される。これにより、アース線63を介して、筒状部材61と接地極とが電気的に接続される。なお、アース線63の両端部以外の部位においては、絶縁被覆が剥かれておらず、導体が絶縁被覆に覆われている。
次に、上述した局部洗浄装置1の動作について説明する。局部洗浄装置1の待機状態(おしり洗浄およびビデ洗浄が行われていない状態)においては、制御装置50は、止水電磁弁41dを非通電状態とするため、止水電磁弁41dが閉状態である。また、局部洗浄装置1の待機状態において、制御装置50は、加熱ヒータ43aをオフするとともに、流路切替弁45aを第五の接続水路L5と排水路Dとを接続するように制御する。
局部洗浄装置1が待機状態である場合に、おしり洗浄を行うためのスイッチ(図示なし)がオンされたとき、制御装置50は、おしり洗浄を行う。制御装置50は、具体的には、止水電磁弁41dを開状態にするとともに、ポンプ44を駆動させる。
これにより、洗浄水が洗浄水路を給水装置41からノズル装置45に向けて流れる。このとき、流量センサ42bによって検出された洗浄水の流量が所定流量以上である場合、制御装置50は、各温度センサ42a,43bによって検出された洗浄水の温度に基づいて、第二温度センサ43bによって検出される温度が所定温度となるように、加熱ヒータ43aをオンする。所定流量は、熱交換装置43において、加熱ヒータ43aによる空焚きが発生しない流量に設定されている。洗浄水の温度が所定温度となるまで、洗浄水が便鉢部2a内に排水される。
そして、第二温度センサ43bによって検出された温度が所定温度となった場合、制御装置50は、第五の接続水路L5と第六の接続水路L6とを接続するように流路切替弁45aを制御する。これにより、洗浄水がおしり洗浄ノズル45bから噴出する。
上述したように、アース線63と筒状部材61とが電気的に接続されている。また、洗浄水が洗浄水路を流れている場合、接地部材60の筒状部材61の内周面と加熱ヒータ43aのヒータ本体部の外表面とが洗浄水を介して電気的に接続される。よって、この場合、アース線63と加熱ヒータ43aの外表面とが洗浄水を介して間接的に電気的に接続される。このように、接地部材60は、洗浄水を介して加熱ヒータ43aを間接的に接地する。したがって、加熱ヒータ43aのヒータ本体部の絶縁破壊が発生した場合、発熱体からの漏洩電流が洗浄水を介してアース線63を通って接地極(ひいては地中)に流れる。加熱ヒータ43aのヒータ本体部の絶縁破壊は、例えば加熱ヒータ43aの劣化によって発生する。
上述したおしり洗浄が行われている場合に、おしり洗浄を停止させるスイッチ(図示なし)がオンされた場合、制御装置50は、おしり洗浄を停止する。制御装置50は、具体的には、止水電磁弁41dを閉状態にするとともに、ポンプ44の駆動を停止させる。さらに、制御装置50は、加熱ヒータ43aをオフするとともに、流路切替弁45aを第五の接続水路L5と排水路Dとを接続するように制御する。これにより、局部洗浄装置1が待機状態に戻る。
本第一実施形態によれば、局部洗浄装置1は、水道配管3から給水装置41を介して供給される洗浄水をノズル装置45から噴出することにより人体の局部を洗浄する。局部洗浄装置1は、給水装置41とノズル装置45とを接続し、洗浄水が流れる洗浄水路と、内側に洗浄水が流れる筒状に形成され、洗浄水路の一部を構成する筒状部材61と、筒状部材61に、筒状部材61を流れる洗浄水と電気的に接続するように設けられ、導電性を有する導電部材62と、一端が導電部材62に電気的に接続され、他端が接地されたアース線63と、を備えている。
これによれば、筒状部材61を洗浄水路の途中に設けることができる。よって、筒状部材61が設けられる位置の自由度は比較的高い。また、アース線63が接続される導電部材62は、筒状部材61に設けられている。したがって、従来技術のようにアース線63が給水装置41やノズル等に設けられている場合に比べて、アース線63を接続する位置の自由度を向上することができる。
そして、アース線63を取り付ける位置の自由度が向上するため、洗浄装置本体部10内におけるレイアウトの自由度を向上させることができる。
また、筒状部材61は、両端に管状の接続水路L2,L3をそれぞれ接続することにより洗浄水路の途中に設置される。よって、筒状部材61を洗浄水路に比較的簡便に設けることができる。
また、洗浄水の加熱方式が上述した瞬間式ではなく、後述する貯湯式である場合においても、筒状部材61を介してアース線63を接続することができる。よって、洗浄水の加熱方式が異なる局部洗浄装置間においてもアース線63を接続する部材(筒状部材61および導電部材62)の共通化を図ることができる。
また、筒状部材61は、導電性材製である。
これによれば、導電部材62が洗浄水に直接接触しない場合においても、導電部材62と筒状部材61とが電気的に接続することにより、導電部材62と洗浄水とが電気的に接続する。よって、洗浄水と導電部材62との電気的接続を比較的簡便に行うことができる。
また、筒状部材61および導電部材62は、金属材製である。
これによれば、筒状部材61と導電部材62との電気的な接続を比較的簡便な工法にて行うことができる。
<第二実施形態>
次に、本発明による局部洗浄装置の第二実施形態について、主として上述した第一実施形態と異なる部分について説明する。本第二実施形態においては、上述した第一実施形態の接地部材60に代えて、接地部材160を備えている。接地部材160は、接地部材60の導電部材62に代えて、図4Aおよび図4Bに示すように、導電部材162を備えている。
導電部材162は、例えばステンレス鋼材などの金属材製である。本第二実施形態においては、導電部材162の材質と筒状部材61の材質が異なるようにしても良い。導電部材162は、断面U字状の板の両端部が重ねて圧着されることにより形成される。また、導電部材162が圧着されるとき、導電部材162の内側に筒状部材61が挟持される(図4B参照)。これにより、筒状部材61が導電部材162によって圧迫されて固定されるため、導電部材162と筒状部材61とが電気的に接続される。
<第三実施形態>
次に、本発明による局部洗浄装置の第三実施形態について、主として上述した第一実施形態と異なる部分について説明する。本第三実施形態においては、上述した第一実施形態の接地部材60に代えて、接地部材260を備えている。接地部材260は、接地部材60の筒状部材61および導電部材62に代えて、図5Aおよび図5Bに示すように、筒状部材261および導電部材262を備えている。
筒状部材261は、熱可塑性の樹脂材料(例えばポリプロピレン)によって形成されている。すなわち、筒状部材261は、絶縁材製である。また、筒状部材261は、例えばインサート成形によって導電部材262と一体に形成されている。
導電部材262は、筒状部材261を流れる洗浄水に直接接触可能に形成されている。具体的には、導電部材262の一端部が、筒状部材261の内周面と同一面上に配置される曲面262bを有している(図5B参照)。
<第四実施形態>
次に、本発明による局部洗浄装置の第四実施形態について、主として上述した第一実施形態と異なる部分について説明する。本第四実施形態においては、上述した第一実施形態の接地部材60に代えて、接地部材360を備えている。接地部材360は、接地部材60の筒状部材61および導電部材62に代えて、図6Aおよび図6Bに示すように、筒状部材361および導電部材362を備えている。
筒状部材361は、筒状に形成されるとともに、鍔部361aが形成されている。鍔部361aは、外周面から径方向外側に全周に亘って突出するように形成されている。鍔部361aは、例えばプレス加工によって形成される。
導電部材362は、円筒状の円筒部362cおよび板状の平板部362dを有している。円筒部362cと平板部362dとは一体的に形成されている。導電部材362は、金属粉末を成形して焼結することにより形成されている。金属粉末は、例えばステンレス鋼粉である。
円筒部362cの内側には、筒状部材361が圧入されている。また、円筒部362cは、筒状部材361が嵌る環状の凹部362eが形成されている。鍔部361aが凹部362eに嵌ることにより、筒状部材361が位置決めされる。
<変形例>
なお、上述した実施形態において、局部洗浄装置の一例を示したが、本発明はこれに限定されず、他の構成を採用することもできる。例えば、接地部材60は、流量検出装置42と熱交換装置43との間に配置されているが、これに代えて、接地部材60を熱交換装置43とポンプ44との間、またはポンプ44とノズル装置45との間に配置するようにしても良い。
また、上述した各実施形態において、接地部材60が一つ配置されているが、これに代えて、接地部材60を複数配置するようにしても良い。具体的には、図7に示すように、上述した第二の接続水路L2と第三の接続水路L3との間に接地部材60を配置するのに加え、接地部材60を熱交換装置43とポンプ44との間に設けるようにしても良い。この場合、熱交換装置43の上流側および下流側に接地部材60がそれぞれ設置される。なお、この場合、第四の接続水路L4が熱交換装置43と筒状部材61とを接続するとともに、第八の接続水路L8が筒状部材61とポンプ44とを接続する。
また、上述した実施形態において、熱交換装置43の加熱方式は、瞬間式であるが、これに代えて加熱方式を貯湯式にしても良い。加熱方式が貯湯式である場合、熱交換装置43は、洗浄水を貯留するタンク部(図示なし)を備えている。タンク部は、中空の箱状に形成され、内部に洗浄水を貯留する。加熱方式が貯湯式である場合、加熱ヒータ(例えばシーズヒータ;図示なし)は、タンク部に貯留された洗浄水を加熱する。
また、上述した各実施形態において導電部材62にはアースねじSが嵌められるねじ穴62aが形成されているが、図8に示す接地部材460の導電部材462のように、ねじ穴462aに加えて貫通穴462fを形成するようにしても良い。この貫通穴462fを用いて、洗浄装置本体部10内の被固定部(図示なし)に、導電部材62を螺子(図示なし)によって固定するようにしても良い。洗浄装置本体部10内の被固定部は、例えば、本体ケーシング10aの底面や制御装置50のケーシング(図示なし)である。
また、円筒部材561の両端部の外表面に、図9に示すように、凸部561bを複数形成するようにしても良い。凸部561bは、円筒部材561の外周面の周方向に沿った環状に、かつ、断面三角形状に形成されている。複数の凸部561bによって接続水路L2,L3の外れを抑制できるため、ホースクリップC(図3A参照)を不要とすることができる。
また、筒状部材61,161,261,361は、軸線を真直とするとともに、内径を一定とする筒状に形成されているが、これに代えて、筒状部材61を軸線が曲がっている筒状に形成しても良い。また、軸線方向に沿って筒状部材61,161,261,361の内径が変化する筒状に形成するようにしても良い。
また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、筒状部材61および導電部材62の形状や材質を変更しても良い。
1…局部洗浄装置、3…水道配管(給水源)、40…洗浄機能部、41…給水装置、42…流量検出装置、43…熱交換装置、44…ポンプ、45…ノズル装置、50…制御装置、60…接地部材、61…筒状部材、62…導電部材、63…アース線。

Claims (3)

  1. 給水源から給水装置を介して供給される洗浄水を洗浄ノズルから噴出することにより人体の局部を洗浄する局部洗浄装置であって、
    前記給水装置と前記洗浄ノズルとを接続し、前記洗浄水が流れる洗浄水路と、
    内側に前記洗浄水が流れる筒状に形成され、前記洗浄水路の一部を構成する筒状部材と、
    前記筒状部材に、前記筒状部材を流れる洗浄水と電気的に接続するように設けられ、導電性を有する導電部材と、
    一端が前記導電部材に電気的に接続され、他端が接地されたアース線と、を備えている局部洗浄装置。
  2. 前記筒状部材は、導電性材製である請求項1に記載の局部洗浄装置。
  3. 前記筒状部材および前記導電部材は、金属材製である請求項1または請求項2に記載の局部洗浄装置。
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