JP2017536939A

JP2017536939A - 液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器

Info

Publication number: JP2017536939A
Application number: JP2017531215A
Authority: JP
Inventors: オクリー，ヤエ
Original assignee: ヨンウーカンパニー，リミテッド
Priority date: 2014-12-12
Filing date: 2015-10-13
Publication date: 2017-12-14
Also published as: KR101524475B1; EP3231319A1; US20170332764A1; EP3231319A4; WO2016093482A1; CN106998879A

Abstract

【課題】本発明は、液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器に関し、ユーザーに慣れた固形リップスティック製品と同一の使用性を提供し、塗布性を向上させること。【解決手段】回転体の回転によるピストンの上昇の時に、液状の内容物が含浸された多孔性材質の吸収部材を圧着して含浸された、液状の内容物を上部に引き上げて使用できるように構成すること。【選択図】図１

Description

本発明は、液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器に関し、より詳細には、回転体の回転によるピストンの上昇する時、液状の内容物が含浸された多孔性材質の吸収部材を圧着して含浸された液状の内容物を上部に引き上げ、使用できるように構成することで、ユーザーに慣れた固形リップスティック製品と同一の使用性を提供し、塗布性を向上させた液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器に関する。

一般的に、リップスティックのような製品群は、蓋を開放した後、容器の下部に具備した回転体を回転させ、固形のリップスティック（lipstick）を容器外部に昇降させることができるものである。例えば、リップスティックを使用するときは、まず容器の蓋を開放した後、回転体を回転させ、リップスティックを昇降させて外部に突出するようにし、使用後にはリップスティックを下降させ、容器内にリップスティックが受容される。

前記のような構成で成された「リップスティック容器」が登録実用新案第２０−０２４１６１４号（以下、登録実用新案という）の図1に開示されている。

前記登録実用新案は、リップスティック2が、リップスティックホルダー３に挟まれ、リップスティックホルダー３の固定突起４が回転管５の内部に形成された螺旋溝６に挟まれながら、リップスティックホルダー３と回転管５が結合される。案内管７は、リップスティックホルダー３と回転管５の間に挿入され、環突起９によって回転管５に嵌結合される。一方、リップスティックホルダー３の固定突起４は、案内管７の案内溝８内に位置し、同時に螺旋溝６に位置することが特徴である。

前記登録実用新案は、案内管７を手でつかんで、回転管５を回すと、螺旋溝６と案内溝８の間にかかった固定突起４が上昇するようになり、リップスティックホルダー３に挟まれたリップスティック２が一緒に上昇し、リップスティック２を介した、唇化粧ができるように構成され、このような固形スティックで形成されたリップスティックは、外部空気との接触によって、その成分が易しく変質する問題があった。

これにより、最近にはマニキュアのように、液状リップスティックをブラシにつけて使用したり、ピストンを具備した貯蔵容器に液状のリップスティックを貯蔵し、押出式で液状の内容物を吐出して使用する等、内容物の変質を最小化し、しっとりとした状態で内容物を塗布することができる、様々な種類のリップスティック容器開発が行われている。

本発明は、上述した問題点を解決するために考案されたもので、本発明の目的は、回転体の回転によるピストンの上昇の時に、液状の内容物が含浸された多孔性材質の吸収部材を圧着して含浸された液状の内容物を上部に引き上げて使用できるように構成することで、ユーザーに慣れた固形リップスティック製品と同一の使用性を提供しながら、塗布性を向上させた液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器を提供することである。

前記のような問題点を解決するために、本発明に係る液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器は、
外容器と、
前記外容器の下部を包んで回転可能に結合され、その内側下端から上方向へ延長される昇降ガイド部材を具備した回転体と、
前記外容器の内側から前記回転体の回転によって昇降される内容器と、
前記昇降ガイド部材に螺子結合され、前記回転体の回転によって昇降されるピストンロッドと、
前記ピストンロッドの上部に結合され、ピストンロッドの昇降によって一緒に移動し、前記内容器の内壁に密着し形成されるピストンと、
前記内容器の内部に嵌結合され、液状の内容物が含浸された多孔性材質の吸収部材と、
前記外容器の上部を包んで着脱可能に結合されるオーバーキャップと、を含み、
前記回転体を一方向へ回転する時、前記ピストンロッド及び、ピストンが上昇することによって、前記内容器が一緒に上昇し、前記吸収部材の上部が、前記外容器の外部に先に露出が行われ、前記吸収部材の上部が外部に露出された状態で、回転体をもっと回転するようになれば、前記内容器の上昇は制限された状態で、前記ピストンが、前記内容器の内壁に沿って上昇し、前記吸収部材を圧着して吸収部材に含浸された液状の内容物を、上部に引き上げて使用するように構成されることを特徴とする。

また、前記外容器の上部には、前記内容器が上昇の時に、内容器の上端を支持して内容器の上昇を制限する制限部が形成されることを特徴とする。

また、前記内容器の内側には、前記吸収部材が嵌結合されて固定されるように、中空が形成された固定部を具備し、前記固定部は、前記ピストンが上昇し、前記吸収部材を圧着する時、吸収部材が上部へ移動することを防止することを特徴とする。

また、前記オーバーキャップの内部上側には、前記吸収部材に含浸された液状の内容物が蒸発することを防止するように、外容器の開放された上部を密閉する密閉キャップが結合されることを特徴とする。

また、前記外容器の上部を包んで結合され、前記吸収部材に含浸された液状の内容物の色相または、前記ピストンの昇降を外部から識別できるように、透明窓が形成された装飾部をさらに含むことを特徴とする。

以上のように、本発明によれば、回転体の回転によるピストンの上昇の時に、液状の内容物が含浸された多孔性材質の吸収部材を圧着して含浸された液状の内容物を、上部に引き上げて使用できるように構成することにより、ユーザーに慣れた固形リップスティック製品と同一の使用性を提供しながら、塗布性を向上させた長所がある。

本発明の好ましい実施例に係る液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器の構成を示す分解斜視図である。本発明の好ましい実施例に係る液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器の構成を示す組立斜視図である。本発明の好ましい実施例に係る液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器の構成を示す組立断面図である。本発明の好ましい実施例に係る液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器の使用方法を示す説明図である。本発明の好ましい実施例に係る液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器の使用方法を示す説明図である。本発明の好ましい実施例に係る液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器の使用方法を示す説明図である。

以下、図面を参照し、本発明を詳細に説明する。各図面に提示された同一の参照符号は、同一の部材を示す。

図１は、本発明の好ましい実施例に係る液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器の構成を示す分解斜視図であり、図２は、本発明の好ましい実施例に係る液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器の構成を示す組立斜視図であり、図３は、本発明の好ましい実施例に係る液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器の構成を示す組立断面図である。

図１〜３を参照すると、本発明の好ましい実施例に係る液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器は、外容器１００、回転体２００、内容器３００、ピストンロッド４００、ピストン５００、吸収部材６００、オーバーキャップ７００を含む。

前記外容器１００は、内容器３００を収容するもので、その内部で内容器３００が昇降することができるように、所定長さの円筒形状で形成され、その外側下部には回転体２００が回転可能に結合されることができるように結合突起１１０が形成される。

本発明において、前記外容器１００の上部には、内容器３００の上昇を制限する制限部１２０が形成されることが特徴で、前記制限部１２０は回転体２００の回転により内容器３００が上昇する時、内容器３００の上端を支持し、内容器３００の上昇を制限することにより、回転体２００の持続的な回転の時に、ピストン５００が内容器３００の内壁に沿って上昇し吸収部材６００を圧着することができる。

一方、前記外容器１００の上部には、吸収部材６００に含浸された液状の内容物色相、またはピストン５００の昇降を外部から識別できるように透明窓９１０が形成された装飾部９００が結合されることができる。このとき、前記外容器１００は透明材質で構成されることが好ましい。

前記回転体２００は、前記外容器１００の下部を包んで回転可能に結合されるもので、本発明において、回転体２００の内側には、その下端から上方向へ延長される昇降ガイド部材２１０を具備することが特徴である。

前記昇降ガイド部材２１０は、その内周面に螺子山が形成され、後述するピストンロッド４００と螺子結合が行われる。これにより、回転体２００の回転方向に沿ってピストンロッド４００の昇降ができる。

前記内容器３００は、前記外容器１００の内側で、前記回転体２００の回転によって昇降されるもので、その内壁に密着し形成されるピストン５００の昇降によって一緒に移動し、上昇の時には前記制限部１２０によって支持されて上昇が制限され、下降の時には回転体２００の底面によって支持され、下降が制限されるように構成される。

本発明において、前記内容器３００の内側には、後述する吸収部材６００が嵌結合されて固定されるように、中空３１１が形成された固定部３１０を具備することが特徴で、前記固定部３１０はピストン５００が上昇し、吸収部材６００を圧着の時に、吸収部材６００が上部へ移動することを防止する

前記内容器３００は、その内側に位置する吸収部材６００に含浸された液状の内容物色相及び、ピストン５００の昇降を外部から識別できるように透明材質で構成されることが好ましい。

前記ピストンロッド４００は、前記昇降ガイド部材２１０に螺子結合され、前記回転体２００の回転によって昇降されるもので、前記昇降ガイド部材２１０と螺子結合されることができるように、その外周面に螺子山が形成される

前記ピストン５００は、前記ピストンロッド４００の上部に結合され、ピストンロッド４００の昇降によって一緒に移動するもので、前記内容器３００の内壁に密着し昇降するように構成される。これにより、上昇の時にその上部に位置する吸収部材６００を圧着することにより、吸収部材６００に含浸された液状の内容物が吸収部材６００の上部へ移動することができる。

また、前記ピストン５００は、前記内容器３００の内壁に密着し形成されることで、吸収部材６００を圧着の時に吸収部材６００に含浸された液状の内容物が内容器３００の内壁に沿って下部へ移動することを防止する。

前記吸収部材６００は、前記内容器３００の内部で、固定部３１０に嵌結合されるもので、本発明において、前記吸収部材６００は、液状の内容物が含浸された多孔性材質で形成されることが特徴である。

前記吸収部材６００は、ピストン５００の上昇による圧着によって収縮され、ピストン５００の下降の時に弛緩される弾性材質で構成され、前記吸収部材６００の上部には、ユーザーが液状の内容物を唇に塗ることが容易いように、その上部に行くほど細くなる形状で構成されることが好ましい。

前記オーバーキャップ７００は、前記外容器１００の上部を包み、装飾部９００に着脱可能に結合されるもので、その内部上側には、前記吸収部材６００に含浸された液状の内容物が蒸発することを防止するように外容器１００の開放された上部を密閉する密閉キャップ８００が結合される。前記オーバーキャップ７００は、装飾部９００が存在しない場合には、外容器１００に着脱可能に結合することができる。

以下では、図４〜６を参照し、本発明の好ましい実施例に係る液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器の使用方法を説明する。図４〜６は、本発明の好ましい実施例に係る液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器の使用方法を示す説明図である。

まず、図４を参照すると、オーバーキャップ７００を装飾部９００から脱離した状態で、装飾部９００を一手で把持し、また他の一手で回転体２００を一方向に回転させると、昇降ガイド部材２１０と螺子結合されたピストンロッド４００の上昇が行われ、ピストンロッド４００が上昇すると、その上部に結合されたピストン５００が上昇することになり、ピストン５００が上昇することによって、内容器３００が一緒に上昇する。

前記のように、内容器３００が上昇すると、内容器３００の固定部３１０に固定された吸収部材６００が一緒に上昇するようになる。これにより、前記吸収部材６００の上部が外容器１００の外部に引き出しされ、露出が行われる。

次に、前記吸収部材６００の上部が外部に露出された状態で、回転体２００をさらに回転するようになると、図5（c）に示すように、前記内容器３００の上部が外容器１００の制限部１２０によって支持され、内容器３００の上昇は、制限された状態で、前記ピストン５００が、前記内容器３００の内壁に沿って上昇し、前記吸収部材６００を圧着して吸収部材６００に含浸された液状の内容物を上部へ移動させる。これにより、吸収部材６００の上部へ移動した液状の内容物を唇に塗布することができる。

次に、図５（d）に示すように、回転体２００を他方向に回転するようになると、昇降ガイド部材２１０と螺子結合されたピストンロッド４００の下降が行われ、ピストンロッド４００が下降すると、その上部に結合されたピストン５００が下降するようになり、ピストン５００が下降することにより、内容器３００が一緒に下降する。

前記のように、内容器３００が下降すると、内容器３００の固定部３１０に固定された吸収部材６００が一緒に下降するようになる。これにより、前記吸収部材６００が外容器１００の内部に挿入される。

次に、前記吸収部材６００が外容器１００に挿入された状態で、回転体２００をさらに回転するようになると、図６（e）に示すように、前記内容器３００の下部が外容器１００の底面によって支持され、内容器３００の下降は、制限された状態で、前記ピストン５００が、前記内容器３００の内壁に沿って下降するようになる。これにより、吸収部材６００を加圧した加圧力が解除されることによって、収縮された吸収部材６００が弛緩され、復元が行われる。

前記のように、吸収部材６００が外容器１００に挿入された状態で復元されると、オーバーキャップ７００を結合し、その内側に具備した密閉キャップ８００を介して、外容器１００の開放された上部を密閉し、吸収部材６００に含浸された液状の内容物が蒸発することを防止する。

前述したように、本発明の吸収部材６００は、液状の内容物が含浸されているため、基本的に吸収部材６００の上部に含浸された液状の内容物を使用することが可能であり、吸収部材６００の上部に含浸された液状の内容物が不足な場合には、ピストン５００の上昇を介した吸収部材６００の圧着を介して含浸された液状の内容物を吸収部材６００の上部に引き上げ、常に潤った状態で内容物を塗布することが可能となるので、ユーザーに卓越な塗布性を提供することができることで、リップスティック、コンシーラーなど多様な製品群に適用ができる。

図面と明細書で最適の実施例を開示した。ここで特定の用語を用いたが、これは単に本発明を説明するための目的で用いたものであり、意味の限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために用いたものではない。従って、当該技術分野の通常の知識を有する者であれば、多様な変形および均等な他の実施例が可能であることを理解すべきである。また、本発明の真の技術的保護範囲は、添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定められる。

Claims

前記外容器の下部を包んで回転可能に結合され、その内側下端から上方向へ延長される昇降ガイド部材を具備した回転体と、
前記外容器の内側から前記回転体の回転によって昇降される内容器と、
前記昇降ガイド部材に螺合され、前記回転体の回転によって昇降されるピストンロッドと、
前記ピストンロッドの上部に結合され、前記ピストンロッドの昇降によって一緒に移動し、前記内容器の内壁に密着するピストンと、
前記内容器の内部に嵌結合され、液状の内容物が含浸された多孔性材質の吸収部材と、
前記外容器の上部を包んで着脱可能に結合されるオーバーキャップと、を含み、
前記回転体を一方向に回転の時に、前記ピストンロッド及び、ピストンが上昇することによって、前記内容器が一緒に上昇し、前記吸収部材の上部が、前記外容器の外部に先に露出が行われ、前記吸収部材の上部が外部に露出された状態で、前記回転体をさらに回転すると、前記内容器の上昇は制限された状態で、前記ピストンが、前記内容器の内壁に沿って上昇し、前記吸収部材を圧着して前記吸収部材に含浸された液状の内容物を上部に引き上げて使用するように構成されることを特徴とする、液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器。
前記外容器の上部には、前記内容器が上昇の時に、前記内容器の上端を支持し、前記内容器の上昇を制限する制限部が形成されることを特徴とする、請求項１に記載の液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器。
前記内容器の内側には、前記吸収部材が嵌結合されて固定するように、中空が形成された固定部を具備し、前記固定部は、前記ピストンが上昇し、前記吸収部材を圧着の時に、前記吸収部材が上部に移動することを防止することを特徴とする、請求項１に記載の液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器。
前記オーバーキャップの内部上側には、前記吸収部材に含浸された液状の内容物が蒸発することを防止するように、前記外容器の開放された上部を密閉する密閉キャップが結合されることを特徴とする、請求項１に記載の液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器。
前記外容器の上部を包んで結合され、前記吸収部材に含浸された液状の内容物色相または、前記ピストンの昇降を外部から識別できるように、透明窓が形成された装飾部をさらに含むことを特徴とする、請求項１に記載の液状の内容物が含浸された吸収部材を具備した化粧品容器。